台湾Unication製のAlpha Elegant Dual Pager(POCSAG方式) 無線呼び出し(むせんよびだし)とは、特定の手順によって、で小型(通信機器)に合図を送るシステムである。 主に連絡を取りたい相手の通信機器に情報を知らせるために用いる。 では ポケットベル、または略して ポケベルと呼ばれる。 最盛期を迎えた()の流行期には個人需要が高く、若者ユーザーからは更に省略され、 ベルの愛称で呼ばれた。 によると度のポケベルの総契約数のおよその内訳は、個人が70%法人が30%であり、新規契約数のおよその内訳は、個人が95%法人が5%だったとの事である。 では pager(ページャー)または beeper(ビーパー)という。 では BBCALLという。 による(公衆呼出し。 日本ではNTTドコモグループ 及び各社 が提供していた)と、特定の工場やビル内などを対象に設置されたもの(構内呼出し)がある。 やのも広義の無線呼出しである。 こちらは無線電話の音声を受信でき、全対象者に命令の一斉伝達が、また聴いているであろう特定の相手を名指しすることで簡単な伝言が出来る。 4月6日以降、日本では電気通信事業者による無線呼出しサービスを、2008年10月にから会社分割した「2代目」が既存の顧客へのみ提供していたが、一般向けのサービスを2019年9月に廃止。 これ以降は、自治体向けの「280MHzデジタル同報無線システム」のみで利用されている。 概説 [ ] にで世界初のサービス「ベルボーイ」が開始された。 当時は、に呼出番号を伝えるものだった。 やがて、特定のに電話をすることで呼び出すものとなり、で電話番号やメッセージを送信できるように多機能化が行われた。 9月にアメリカでReFLEX方式による簡易双方向通信サービスが開始されている。 また、後半より、や事業者のウェブサイトからの呼出しに対応したものも登場している。 アメリカでは契約者が2002年末の1410万から2005年末には830万まで減少している。 でもサービスの停止が発表されている。 無線呼出しサービスは世界的に、消滅への流れを進めている。 技術 [ ] 単方向通信であるので受信の確認に別の手段が必要である。 また、などの双方向通信と比較して加入者の位置追跡が困難である。 そのため、他のサービス地域で呼出しを受信するためには、利用者自身が位置登録を行う必要がある。 帯域あたりの加入者収容能力は非常に大きい。 しかし時は呼出しまでの時間遅れが大きくなる。 また、小容量ので長時間の使用ができるように、受信機をグループ別に分け、通信時間を限定する間欠通信方式となっている。 高出力の複数の送信局から同期した信号を送信し、広いサービスエリアを確保しており、同報通信に威力を発揮する。 また、高速化に伴い送信局間のより精密な同期が必要となっている。 制御装置から送信局への情報の伝送は、狭い範囲の場合や地上固定が用いられ、広域のものは回線が用いられることがある。 また、への伝送手段としてに重畳する FM放送ページャーが一部の国で用いられている(日本でも制度上は実施可能 )ほか、通信衛星からの電波を直接受信し全世界で利用可能な 衛星ページャーも提供されている。 使用周波数帯• 需要の少ない地域で用いられている。 250MHz帯 世界的に広く使用されている。 日本のPOCSAG:最大250W• 450MHz帯 一部地域で用いられている。 のPOCSAG• 内への浸透性が悪いためが必要になる場合がある。 欧州のERMES、のReFLEX:最大空中線電力1kW 無線呼出規格の比較 略称 規格名 搬送波 備考 間隔 通信速度 k POCSAG Post Office Code Standardi-zation Advisory Group 12. 5 25 2. 4 1. 2 0. 512 2値 NRZ FSK (31 21) 主要局への従属同期 旧郵電公社を中心に開発、国際的に使用されている ERMES European Radio Message System 6. 25 4値 NRZ FSK 短縮巡回(30 18) インタリーブ の標準規格 NTT 1. 2 0. 4 0. 2 2値 NRZ FSK BCH(31 16) が開発, RCR STD-41 FLEX 6. 4 3. 2 1. 6 4値 2値 NRZ FSK BCH(31 21) パリティインタリーブ が開発 ReFLEX 簡易双方向通信機能あり FLEX-TD FLEX-Time Diversity BCH(31 21) パリティインタリーブ 同一でサービスエリアを確保するため最大4回呼出信号を送出し誤りを補正 日本の無線呼出事業 [ ] 日本電信電話公社・NTT・NTTドコモの、初期のポケットベル 課金方式 [ ] 課金方式としては、次のものがある。 契約者が月額定額料を支払い、呼び出す人が呼出しに要した通話料を支払う。 最も一般的だった料金体系。 発信者番号は通知されない。 契約者が月額定額料と呼出回数に応じた料金とを支払い、呼び出す人が呼出しに要した通話料を支払う。 発信者番号は通知されない。 月間呼出回数が一定回数を超えた場合、契約者に追加料金が発生する形が多い。 機能が高度化され、女子高生が話題の中心となりポケベルがブーム化した1990年代の全盛期に登場した料金体系。 020発信者課金 - 契約者には料金が発生せず、呼び出す人が呼出しに要した通話料に上乗せして呼出料を支払う。 日本ではポケットベル衰退期の1999年に登場した課金方式。 契約者には基本料が発生しないのが最大の特徴。 呼出し側に通話料以外の余計な料金が課金されてしまうことや、電子メールからのメッセージ送信ができない、一定期間呼出しがないと自動的に解約されてしまうため、契約者は少ない(NTTドコモ:02DO(ゼロニード)、東京テレメッセージ(2代目):ゼロプラン、沖縄テレメッセージ:020ポケットベル など)。 ドコモの02DOは機能を利用可能で発信者の電話番号が確認できたが、呼び出しはNTT回線の一般電話と公衆電話・ドコモ回線の携帯電話からに限られた。 契約者が月額定額料金を支払い、電話から呼び出す人も通話料に上乗せして呼出料を支払う。 電子メールからは、付加料金課金なしで呼出し可能。 東京テレメッセージ(2代目):まるとくプラン など。 一般的には、完全な定額制である1の契約形態が多い。 これがポケベル会社の経営を圧迫した一因ともされる。 1968年 - 1985年頃まで (黎明期) [ ] ポケットベル B型 RC11。 日本初のポケットベル。 1968年製。 未来技術遺産()第00087号。 公衆サービスはに、東京23区でにより150帯の多周波信号方式で開始された。 開始当初の契約は4,751加入で、1969年3月末では11,708件の加入申し込みがあった。 1971年3月末では、申込数39,090件、契約数13,672加入。 申込みに契約が追いつかなかった、当時の人気のほどが伺える。 ちなみに、公衆サービス開始前のに放送されたの番組『』では、10月23日がであることから、番組内でポケットベルの試作機が紹介された。 この『スタジオ102』は現在、で視聴可能である。 令上は、 信号報知業務と呼ばれ、「信号受信設備(を移動中又はその特定しない地点に停止中に使用するであつて、もっぱらその携帯者に対する単なる合図としての信号を行なうためのものをいう。 )と信号報知局との間の無線通信業務」とされ、単に音響を発する為の信号を送出するだけのものだった。 送信局は信号報知局と呼ばれた。 初期の利用者の多くは、業務上で外出の多い・・であり、電子音による呼出音が鳴るだけのため、呼び出されたら出先のからへ確認の電話を入れるという使用法だった。 1978年にはがサービス開始されたが、料金が非常に高額で、ポケットベルが唯一の個人向けのだった。 1985年頃 - 1991年頃まで(発展) [ ] 通信自由化 [ ] のにより、電波法令上では、 と改称され、「携帯受信設備(陸上(河川、湖沼その他これらに準ずる水域を含む。 )を移動中又はその特定しない地点に停止中に使用する無線設備であつて、専らその携帯者に対する単なる呼出し又はこれに付随する信号を受けるためのものをいう。 )と信号報知局との間の無線通信業務」とされ、音響のみならず文字その他の情報も送出できるものとなった。 信号報知局はと改称された。 高速化と低料金化 [ ] には150MHz帯の割当ては全廃され、250MHz帯のみとなった。 1987年以降は、各地域に設立された地場資本中心の新規参入事業者がPOCSAG方式で事業を開始して競争が激しくなった。 そのため、ポケベルの利用料金は安くなり、販売ルートもや、のなどに広がった。 個人での契約も出現し、子供に持たせる親も現れるようになり、親子関係の希薄化・問題との関連が指摘され始めている。 また、電電公社のポケットベル事業は1985年成立のを経て1991年にグループに移管された。 一方、から1989年にかけては、や(いずれも現在のの事業)の自動車電話やへの新規参入があった。 しかし、まだその料金は一般の市民には高額であり、依然として業務でポケットベルを携帯させられていたも多かった。 1992年頃 - 1996年前半まで(隆盛) [ ] 数字送信の開始によるポケベルブーム [ ] 1987年にはプッシュ信号()により数桁の数字を送れる機種のサービスが開始され、受信者が表示された電話番号(ナンバーディスプレイ機能を利用できた訳ではなく、メッセージ送信者が電話番号を数字メッセージとして打ち込む事により、受信者がその打ち込まれた電話番号のメッセージを受け取ったの意味)に電話をかけることが出来るようになり、業務での効率的な利用が可能となった。 伸び悩んでいた個人契約数が一気に伸び始めたのはこの頃からである。 数字の暗号や語呂合わせはキャリア・地域・世代・グループ間で差があり、ある程度は共通の使い方はされたものの、全く知らない同士が複雑なコミュニケーションを取るのは不可能だった。 ポストバブル期の社会風俗の象徴 [ ] 社会に与えた影響も大きく、に製作されたテレビドラマ『』や、がヒットし、さらには最盛期にかけて特定時間帯の輻輳によるメッセージ配信の遅延、発信用公衆電話の酷使による故障が相次ぎ、事業者は対応に追われるようになった。 ブーム期の頃はやなどでも、女子高生を象徴するアイテムとして頻繁に登場した。 その理由は、1993年に女子高生ブームが到来し1992年頃から東京の一部女子高生の間でブームになっていたポケベルとそれをメッセージコミュニケーションツールとして使う彼女達の姿をマスメディアが頻繁に取り上げたためである。 その影響を受けてブームが全国的に波及し、女子高生ばかりでなく男子高生や大学生や若い社会人まで個人の利用者層を伸ばした。 まではサラリーマンのビジネスツールでしかなかったポケベルは、若者の出先でも気軽に連絡を取れるツールやコミュニケーションツールとして活躍するようになり、1996年の最盛期には個人契約が加入数の大多数を占めた。 その背景には個人の自由に使える連絡手段を求める当時の若者からの需要があり、携帯電話の所有コストは高かったため、コストの低いポケベルへ流れたのが一つの大きな理由と考えられる。 また、メッセージが直ぐに届く即時性、個人間の秘匿性の高いやりとり、多くの人と繋がる事のできるネットワークの広さ、時間帯を気にせず使える気軽さ、返したい時に返信すれば良い負担の軽さ、要件をストレートに伝える短い文もポケベル人気を支えた。 には無線呼出業務の定義が「携帯受信設備(陸上移動受信設備であつて、その携帯者に対する呼出し(これに付随する通報を含む。 (中略))を受けるためのものをいう。 )の携帯者に対する呼出しを行う無線通信業務」となった。 1996年(最盛期):文字送信も可能へ [ ] 数字だけでなく、ややのフリーメッセージが画面に表示できてに標準対応したタイプをテレメッセージ各社はから、NTTドコモグループは1995年に投入。 なお、ドコモは1991年より一部機種が有料オプションでカタカナ等のフリーメッセージに対応していたが利用者は少なかった。 誰でも読めるカタカナのフリーメッセージに対応した事でメッセージでの会話の幅が大きく広がり、ポケベル人気は更に上昇した。 センティーA・センティーB(ドコモ)やモーラ・テルソナ・アーキス(テレメッセージ)等、カナのフリーメッセージに対応した機種の中には品切れになる程の物もあった。 定型文のみの対応ながら、まで画面に表示できるタイプもドコモ・テレメッセージ共に1995年に登場し、1996年には事業者によるが標準機能として30桁の数字(カナで14文字)をメッセージとして受信できる機種が発売された。 また、加入者の増大に対応するためFLEX-TD方式の導入が開始された。 最盛期の1996年6月末には、約1077万件の加入者があった。 カナのフリーメッセージ入力には「」というコード入力が必要で、一種の特技として電話機ので高速にこれができる人はユーザーから崇められ、テレビ等のメディアで驚きを持って紹介される事もあった。 この頃ポケベル・・手帳は女子高生のと呼ばれる事もあり、女子高生のマストアイテムとしての地位を確固たるものとしていた。 しかし、地方に目を向けるとポケベルは、自分自身が使った事が無いので得体が知れない、自分もポケベルはおろか携帯電話も持っていないのに子供にはまだ早い、非行に走るかもしれない等の理由から親世代からの評判は総じて良くなく、親から許しが出ないので持ちたくても持てず、あるいは周りで所有者が少なかったため実際にブームを感じる事無く非所有に終わる者も多かった。 また、地方の山間部等のエリアは無線呼出局が未整備である場合も多く、ポケベル自体が使い物にならないという場合もよくあった。 ポケベルにメッセージを送るために公衆電話に行列ができたり、メッセージを送り合う会った事もない友達、若しくは日常生活で面識が薄くともポケベルでは頻繁にコミュニケーションを取る友達を表したベル友という言葉が流行した。 また上記のベル友のように、当時の女子高生達()を中心に様々なポケベルに関する略語が生み出され、下記のベル番やベルナン等、一般ユーザーにも広く利用される略語もあった。 ベル番(ポケベルの)• ベルナン(当てずっぽうのポケベルの番号にメッセージを送りする、又はされる)• シカベル(ポケベルにメッセージが入ってもする、又はされる)• 空ベル(ポケベルは鳴ったがメッセージが何も入っていない)• イタベル(目的でポケベルにメッセージを送る、又はメッセージが入る)• ウザベル(うざったい相手からポケベルにメッセージが入る)• 鬼ベル・ガンベル(頻繁にポケベルにメッセージを送る、又はメッセージが入る)• ベルフレ(ポケベルフレンド。 ベル友と同義語)• 自分の名前やニックネーム等を初期のポケベルのような数字の語呂合わせにして入力した。 主に東海で利用された略語) 1992年のブーム初期から1996年の最盛期にかけて数字のメッセージまたはカナのメッセージでポケベルをコミュニケーションツールとして利用し、個人ユーザーの中核をなした1970年代半ば辺りから1980年生まれぐらいまでの世代を指してポケベル世代という場合がある。 ブーム期にドコモのポケベルのCMのイメージキャラクターを務めたは1975年生まれで、は1980年生まれである。 1996年後半 - 1998年(衰退) [ ] 1994年に携帯電話の買切り制導入、同じく1994年に携帯電話の新規参入第二弾のデジタルホン(現)と(現KDDI)両グループの事業開始、さらに1995年10月に各事業者の事業開始となった1996年以降は携帯電話事業者同士、そして携帯電話事業者とPHS事業者のシェア争いが本格化した。 安価だったPHSに対抗するため携帯電話の本体代や料金プランが急速に低下。 これに伴い特に若い社会人の間でも携帯電話の普及が本格的に始まると、1996年6月にピークを迎えていたポケベルの加入者数は緩やかに減少し始める。 ただ、この時点では携帯電話、PHSがつながりにくく、通話可能でも電波が弱い、通話が不可能なエリアも多かったという弱点もあり、ポケベルと、携帯電話あるいはPHSの2台持ちという兼用の仕方も見られた。 ポケベルと携帯電話やPHSの一体型も発売されている。 1996年にドコモが新人だった広末をCMに起用。 広末人気が爆発的に上がったものの、ヘビーユーザーであればあるほど所有コストがかさむFLEX-TD方式対応の新シリーズのポケベルの販売は期待された程ではなかった。 さらにポケベルの顔とも言うべき存在になった広末が大学に進学するに、そのまま携帯電話のCMに起用する皮肉な結果になる。 この頃ドコモはFLEX-TD方式対応のインフォネクストポケベルを発売しており、カナで49文字までのメッセージを受信できる機種もあった。 しかしビジネスユーザー向けである事と、短文に慣れていた若者の個人契約者にはそこまでの文字数は必要ではなく支持を集められなかった。 買切り制が導入された1994年からは法人契約のポケベルの解約が増加。 1992年のブーム初期から最盛期の1996年にかけての爆発的な個人契約増加の裏では、医療機関を除き一般企業のポケベル離れが年々進んでいた。 は首都圏の女子高生や女子大生間、地方の学生間を中心にブームは継続中で、この頃には一部の中学生までブームは波及していた。 6月のドコモを皮切りに各携帯電話事業者が機能が内蔵された携帯電話を1997年末にかけて次々と発売。 メインユーザーの内の高校生層を除く10代後半から20代前半の若者が急速にポケベル離れを起こし始め、最後の流行期となった(同時に中高生を除いてPHS離れが始まり1997年10月以降はPHSの加入者数は減少する)。 当初は全国的に見ると、高校生層を除く10代後半から20代前半の若者の主たるコミュニケーションツールとして、ポケベルは携帯電話と拮抗していたものの、加速度的なポケベル離れは止まらず、携帯電話はその利便性の高さからポケベルを敬遠していた層にも受け入れられた。 一方で現役中高生に関しては1998年中もポケベルはまだ主要な地位を占めており、在学中に親から携帯電話を買い与えられたり、ポケベルから携帯電話へ乗り替えたりする例はそれほど多くはなくPHSの普及も進んだものの、この年(1998年3月)に高校を卒業した者は進学や就職を機に携帯電話へ乗り替えたり携帯電話の新規購入をするのが一般的になっていた。 このように1996年後半から1998年のポケベル衰退の原因は法人契約が携帯電話端末の買切り制導入と低価格化により携帯電話へ移行し減少した事と、個人契約は1996年後半から1997年前半は携帯電話の低価格化によりメッセージコミュニケーションに重点を置かなかった主に若い社会人層や一部大学生層が携帯電話(一部はPHS)へ移行し、1997年後半から1998年内はメッセージコミュニケーションを必要とした主に大学生層や若い社会人層が携帯電話へ、一部高校生層がPHSや携帯電話へ移行したためである。 わずか2年半程で大多数の若い社会人と大学生の個人ユーザーを携帯電話に奪われ、ブームを牽引した高校生の個人ユーザーもPHSや携帯電話に食われ始めたため、更なるユーザー数の増加を見込んで設備投資を行っていたポケベル事業者の経営は圧迫された。 加入者数は1996年12月末に1045万、1997年12月末に825万、1998年12月末に452万と推移している。 1999年 - 2019年(消滅から防災向けへ) [ ] ポケベル波を利用した防災ラジオ TTR11A(URO電子工業製 280MHz同報無線システム) 携帯電話は1999年2月にドコモのサービス、4月に現auのの全国サービスが開始。 携帯電話事業者のwebサービス開始に伴うサービスやショートメッセージサービス機能が内蔵された携帯電話が普及し多機能化していくと一般ユーザーにとってのポケベルの存在意義が薄くなり、1999年12月末には加入者数が241万件まで激減した。 にauがサービスを開始。 他携帯電話事業者もこの頃には激安プランを提供している場合もあり、高校生への携帯電話の普及が進み始めポケベルの契約数を支えた学生にとってもポケベルの魅力は全く無くなってしまった。 1999年5月、新規参入事業者で最大手だった(初代)がシステムの高度化の設備投資の資金を回収できずの適用を申請してした。 東京テレメッセージは、この後、主体で「東京ウェブリンク」に改称して再建した後、2001年に株式会社鷹山(現 YOZAN)が買収して「マジックメール」に再改称し、最終的に2002年に鷹山に吸収合併された。 また、その他の各地に設立された新規参入事業者はNTTドコモに加入者を移管し、までに首都圏1都3県および沖縄本島を除き事業を停止した。 この頃から、や・車内にを設置し、配信された速報や緊急情報、等を電光表示板で表示するという使われ方も行われるようになった。 そのため、では、それまでのサービス名「ポケットベル」を、2001年に、クイック(Quick)とから作った造語である「クイックキャスト」に変更した。 しかし、日本全国単位としては唯一ポケットベル事業を手がけるNTTドコモも、に新規契約の受付を終了、2006年10月に解約金を無料にし、そしてでサービスを終了した。 500箇所までの同報用途の代替サービスとして、メールを利用した「グループキャスト」 を提案している。 NTTドコモグループの営業最終日である2007年3月末時点では、無線呼出しの契約数は163,227契約となった。 前年同期比63. は、2008年10月1日に会社分割を行い、ポケットベル事業を行う新会社「」を設立した。 その後、東京テレメッセージは2011年に無線呼出事業の将来性に目をつけたMTSキャピタルのとなり280MHz同報無線システム事業に本格的に取り組むことになった。 東京テレメッセージは同報系を代替する安価なシステム「280MHzデジタル同報無線システム」をと共同開発し、から稼働した。 仕組みはポケットベルを応用したもので、放送内容を文字情報として送信し、受信機に内蔵された音声合成装置で文字情報を音声に変換して放送するものである。 以後、などに採用され、2019年4月時点で全国で32の自治体が導入している。 なお東京テレメッセージの従来のサービスエリアは関東地方のみであったが、「280MHzデジタル同報無線システム」の展開を機に、から、、、岐阜県などで開局。 サービスエリアを全国に拡大しており、新たな用途として活路を見出している。 4月5日、は、沖縄県内のサービスを終了 した。 以降は東京テレメッセージが1都3県をサービスエリアとして、既存の顧客へのみ提供している。 12月3日、東京テレメッセージは、個人向け呼び出しサービスを2019年9月30日に終了すると発表 した。 端末の製造終了から20年を経過して利用者も1500人を割り、向け情報通信サービスに経営資源を集中するために個人向けサービスを廃止するということ である。 利用者は主に医療関係者とされる。 個人向けサービス終了後の地方自治体向け情報配信サービスでは「文字通信」を強みに「防災無線」に注力するという。 今後 [ ] も次のように無線呼出しにかかる周波数帯を見直すとしている。 10月 - 周波数再編アクションプラン(平成24年10月改定版) で「280MHz帯電気通信事業用ページャーの帯域幅見直しとセンサーネットワーク用周波数として5MHz幅程度の確保を検討する」と周波数帯の見直しを検討することを明らかにした。 (ポケットベルの周波数帯域縮小の検討)• 2013年10月 - 周波数再編アクションプラン(平成25年10月改定版) で前年公表の帯域幅見直しとセンサーネットワーク用周波数の確保について「平成25年度内に結論を得る」とした。 (センサーネットワーク用の通信規格の違いによる、必要な帯域幅の調査)• 2015年10月 - 周波数再編アクションプラン(平成27年10月改定版) で「FM多重方式を用いる電気通信事業用ページャーについて、既存の無線局がなく、今後も開設される見込みがないことから、周波数割当てを見直す」とした。 (ポケットベルの廃止の検討)• 11月 - 周波数再編アクションプラン(平成28年11月改定版) で「今後のサービス需要動向を注視し、サービス需要に応じて周波数の割当てを見直す」とした。 (「280MHzデジタル同報無線システム」サービスの拡大に伴い、現状維持に転換)• 2017年11月 - 周波数再編アクションプラン(平成29年11月改定版) で「今後のサービス需要動向を注視し、サービス需要に応じて周波数の割当てを見直す」とした。 (現状維持)• 2018年11月 - 周波数再編アクションプラン(平成30年11月改定版) で「今後のサービス需要に応じて周波数割当てを見直す」とした。 (現状維持)• 2019年9月 - 周波数再編アクションプラン(令和元年度改定版)」 で「今後のサービス需要に応じて周波数割当てを見直す」とした。 (現状維持) 大口利用の事例 [ ]• NEC製作の「IDS(Information Display System)」を導入。 駅改札に設置された電光掲示板や、電車内の表示器にお知らせや運行情報を配信する。 タクシーチャンネル。 クイックキャスト受信機を内蔵した小型LED表示器をタクシー車内に設置し、FM文字多重放送を利用して最新のニュースや広告を流す。 280MHzデジタル同報無線システム 文字で伝送された防災情報を合成音声と受信機の内蔵音で伝達する、(同報系)の代替システム。 通信自由化後の新規参入事業者 [ ]• を参照。 構内呼出し [ ] 者、サービス事業などの事業者内での呼出用として26MHz帯に専用波4波がある。 また、、およびでは他業務との兼用波とされ、150MHz帯および400MHz帯で免許されたものがある。 工場内、ビル内など狭い範囲については、1986年にが制度化された際に構内ページング用があった。 また、1989年に制度化されたにもがある。 構内無線局構内ページング用は、2000年に廃止され、特定小電力無線局に統一された。 周波数は429. 75〜429. 8 MHz、12. 5kHz間隔の5チャネルである。 台湾の無線呼出事業 [ ] この節のが望まれています。 ポケベルが登場する作品一覧 [ ] テレビドラマ [ ]• (1996年) - 主人公の恋を繋ぐ「魔法のベル」としてポケベルが登場。 第3作(1997年) 「金融業者殺しの無実を立証できるポケベル援助交際の女子高生を探せ」• 第8話(1997年) 「裏切ったベル友」• (1998年) 「ポケットベル」 テレビ特番 [ ]• スペシャル「ベル友〜12文字の青春〜」(1996年) - ポケベルを駆使して、ベル友・恋人を作ろうと奔走する高校生の男子に密着したドキュメンタリー。 漫画・アニメ [ ]• 「金田一少年の殺人」 真犯人を欺くために金田一がポケベル文字を使って連絡を取り、自分を撃たせたように見せるシーンがある。 後に製作された・でも再現されている。 (作:) 物語第2話で、主人公が恋人との連絡を取り合うために購入。 「伝言花火」 ポケベルの流行を見て、がに「ポケベルが欲しい」と頼むシーンがある。 「お天気お姉さん誘拐事件」 誘拐された女子アナからのポケベルに送られてくる暗号メッセージを解読して、監禁場所を探し当てる。 Beep・Peak(作:) 3巻に収録。 拾ったポケベルにまつわるミステリー。 映画 [ ]• (1997年) 音楽 [ ]• 1977年生まれの僕らは()• 移動通信システムガイド'97 -陸上移動通信のすべて- p. YOMIURI ONLINE 2007年3月22日• 平成8年版通信白書 第2章第4節3. (3) ア. (総務省情報通信統計データベース)• 緊急特集「さらばポケベル」:第2回(IT media)• INTERNET Watch 1999年5月25日. 2012年9月6日閲覧。 docomo Business Online• (2011年12月6日アーカイブ) - Web Archiving Project• 「」『東京テレメッセージ株式会社』• - (2018年1月23日アーカイブ分)• - (2018年12月4日アーカイブ分)• 東京テレメッセージ• - 2018年12月3日• (2012年10月15日アーカイブ) - Web Archiving Project• (2013年11月1日アーカイブ) - Web Archiving Project• (2015年11月2日アーカイブ) - Web Archiving Project• (2016年12月7日アーカイブ) - Web Archiving Project• (2017年12月1日アーカイブ) - Web Archiving Project• (2018年12月4日アーカイブ) - Web Archiving Project• 10「周波数再編アクションプラン」(令和元年度改定版)の公表(総務省 報道資料 令和元年9月9日) 別紙1 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 - テレビドラマ、およびその主題歌• - 各社との間でポケベルとPHSの一体型の端末でサービスを行っていた。 (IDO) - 東京テレメッセージとポケベルと携帯電話の一体型の端末でサービスを行っていた。 - ポケベルのCMで一躍有名になった。 - キーボードを搭載した双方向無線呼び出し端末「Inter ctive」から派生した。 外部リンク [ ]• 情報通信法令wiki()• NTTドコモレポートNo. 55 2007. ドコモ通信Vol. 33 2007年6月夏号• 個人サイト.
次のつまり、打つ時間が長引くと、電話料金が高くなるということか・・・。 基本料金は2000円程。 それでも、休み時間や放課後になると、学生は公衆電話に長蛇の列を作ってまでメッセージを送っていました。 ・一部の高校では、公衆電話に休み時間のたびに行列ができて授業が始まっても教室に戻らないことが多かったので、わざと#ボタンを接着剤で止めてしまったところがありました。 普通の電話は使えるのですが、ポケットベルへの通信には使えなくしたのです。 NTTは、大変困ったそうです。 今の携帯のように、ポケベル本体からメッセージを送ることができません。 スマホの便利さを知っている私が今、ポケベル持ったらイライラしそう・・・。 笑 ・・・基本料金も通話料もかかるのなら、普通に電話したらいいじゃん・・・・。 面倒くさいじゃん・・・・って思いましたが、 自分専用に届くメッセージって嬉しいですよね。 それまでは、家電しかなかったのであればポケベルが流行るのもわかる気がします。 どこの馬の骨じゃーーーーー!!!っていうやりとりがなくなったのかもしれません。 1% 30代:30. 0% 40代:28. 5% 50代:25. 4% 60代:14. 0% 引用: わかりにくいので、図にしてみよう。 図、できた。 ごめんね。 適当で。 というわけで、30代以上の多くの年代の人がポケベルを使っていたようである。 3人に一人くらいですか。 ポケベルは現在も日本で2000台稼働している! 既にポケベルは無くなった・・・と思っていましたが、まだポケベルを活用している所があるようです。 なんと、日本には まだポケベルのサービスを提供する会社が2つ存在していました! その1つ、 東京テレメッセージ株式会社の 代表取締役社長・清野英俊さんにお話を伺うことに成功。 どんな方が使われているのでしょうか? 清野:利用者の多くは、 企業や自治体、病院関係者の方ですね。 緊急時などの連絡用として組織で持つケースが多く、個人で使われている方は少ないです。 「新たに契約したい」というお話があることも…? 清野:2012年にあるホテルから「40台ほしい」という依頼がありましたが、それは5年ぶりの新規契約でしたね。 外国人のVIPクラスが利用する超高級ホテルで、顧客が東京の安全性に不安を抱いていていたことが背景だったようです。 清野:大災害時での 宿泊客の避難誘導のためです。 こういったケースでは、支配人からフロアごとにいる顧客サービス係に指示が出されますが、携帯やPHSがつながらなくなれば指示は伝わりません。 かといって、係が持ち場を離れて支配人の元に行くのも危険です。 そこで日本のスタッフが調べると、まだ日本にあったというわけで、弊社に連絡をいただいたのです。 引用: 記事によると、 ポケベルで使われている280MHzの電波という電波は、電波の届く範囲がとても広く、建物の中にも到達しやすいという特徴があり、大災害時に使えなくなってしまう携帯電話やPHS 大災害時には、携帯電話やPHSは使えなくなる代わりに、防災情報を伝える電波として、280MHzの有効性が注目され始めているとのこと。 まぁ・・・あんまり身近に感じることはこれからもなさそうではありますが。 追記:2019年9月末でポケベル終了へ 2018年12月3日・・・。 こんなニュースが・・・。 「ポケットベル」と呼ばれた無線呼び出しサービスを全国で唯一展開していた 東京テレメッセージ(東京)は3日、来年9月末でサービスを停止すると発表した。 携帯電話の普及に伴う契約者数の減少が理由。 数字の語呂合わせのメッセージ送信などで若者などに人気を集めた ポケベルは、登場から約50年で役目を終えて姿を消す。 引用: テレメッセージさぁああああん!!!涙 今までお疲れ様でした。 「スマホ」って何?という時代がくるのかも。 1987年生まれの私が中学生のころは、ポケベルではなく携帯電話の時代でした。 しかし、白黒。 周りの友達は携帯を持っている人が多かったのですが、うちの家は厳しかった(貧乏?笑)ので、持たせてもらえませんでした。 それでもあきらめきれずに中学校での携帯電話所持率を調べて母に提示したこともあります(笑)。 それでも無理だったので、家にあるものをリサイクルショップに売却して、やっとプリペイドケータイを手に入れました。 笑 そんな懐かしい記憶ですが、「え、携帯って白黒だったの?」と言う世代がいてもおかしくないような今です。 これからAI(人工知能)もどんどん広まってく中で、スマホの次は一体なにが登場するのでしょうか・・・・。 「スマホなんて使ってた時代があったよね、あれ、超不便だったよね。 」 なんて言う日がくるのかもしれないですね。 以上!オクユイカ( でした!.
次の広末涼子さん、ドコモポケベルCM ポケベル暗号クイズ ポケベルのサービス打ち切りで、僕らの世代では少し感慨深い思いが沸き起こってきます。 当時はなんせ数字でしかメッセージを伝えることができません。 挨拶、仕事、恋愛、用事、、様々な状況でメッセージを相手に伝えるのに、番号・数字の手段しかなかったということです。 数字の語呂合わせなんですが、個人的には数字の記憶に役立つので、よく覚えていました。 今でも数字を瞬間で覚えるのによく使ってますよ。 そして、ポケベルメッセージは、恋愛のツールでもあったんですよね。 ということで、恋愛にからめたポケベル暗号クイズをどうぞ。 こちらも平成最後の風物詩 ポケベル暗号クイズ 数字でメッセージはどこまで伝わるのか! みなさん、数字の語呂合わせ、ポケベル暗号クイズ、どれだけ分かりますか? スポンサーリンク ポケベル、携帯、スマホ、そしてPayPay PayPay大キャンペーンはたったの10日間で終わりました。 PayPayは第二弾があると予想してます。 PayPayがキャッシュレス社会の起爆剤になると予想する僕にとって、ポケベルは今からすればシンプルでした。 しかし当時としては、ポケベルは凄まじい革命的な人気ツールでした。 そして、ポケベルから携帯へと移り変わります。 ストラップをガチャガチャと携帯(フューチャーフォン)へと付けてましたね。 今でもそういう人見かけます。 そして、携帯(フューチャーフォン)からスマホ(スマートフォン)へと、スマホは一人一台は当たり前になり、いよいよキャッシュレスの時代へ。 世の中の急速な変化に情報弱者は取り残されるのではないかと戦々恐々としています。
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