5cm 胸囲 : 171. 5cm 管囲 : 19. キューティゴールドの17(セントオブゴールド)の配合分析 キューティゴールドの17(セントオブゴールド)は、父がディープインパクト、母が秋華賞とジャパンカップを勝ち 2015年度 JRA賞最優秀4歳以上牝馬のショウナンパンドラを産んだキューティゴールド、母父がフレンチデピュティという血統です。 母キューティゴールドの産駒成績• ショウナンバッカス(09 牡 フジキセキ)9戦1勝• ショウナンパンドラ(11 牝 ディープインパクト)18戦5勝 ジャパンC G1 、秋華賞 G1 、産経賞オールカマー G2 、紫苑S OP 2着、エルフィンS OP 2着• イルミリオーネ(12 牡 マンハッタンカフェ)5戦1勝• スピアザゴールド(13 セ ネオユニヴァース)14戦1勝 現役• ブルビネラ(14 牝 ヴィクトワールピサ)2戦1勝• ブルヴェルソン(15 牡 ダイワメジャー)2戦1勝 現役• ボニーゴールド(16 牝 ディープインパクト)未出走 母系は 代々、G1馬を輩出しています。 本馬の3代母ダイナサッシュは、ディクタスとの間に サッカーボーイ(マイルチャンピオンS、阪神3歳S)を、2代母ゴールデンサッシュは、サンデーサイレンスとの間に ステイゴールド(香港ヴァーズ)を産んでいます。 そして上記のように、母キューティゴールドはディープインパクトとの間に、本馬の 全姉ショウナンパンドラを出しています。 とても優秀で魅力的な母系です。 しかし懸念点が、2つあります。 ひとつは、G1馬は各母の若いときの産駒であるということです。 サッカーボーイもステイゴールドも母 6歳時産、ショウナンパンドラは 7歳時産です。 3代母のダイナサッシュまでさかのぼっても、G1馬以外の直系産駒で重賞ウイナーとなったのはレクレドール(母ダイナサッシュ)のみで、1頭はG1馬を輩出するが、それ以外の産駒は芳しくありません。 もうひとつは、本馬の 兄姉に故障が多いということです。 イルミリオーネ屈腱炎(引退)、ブルビネラ右前浅屈腱炎(引退)、ブルヴェルソン左前膝橈骨遠位端の骨折(現役)という不運が続いています。 上記の例をふまえるなら、端的に言うと、本馬はもしかしたら重賞勝ちする確率が低く、また故障発生のリスクをそれなりに抱えているということになります。 ただ、屈腱炎になった 2頭はいずれもデビュー時 500kg 超の大型馬であり、骨折後復帰をめざしているブルヴェルソンは 2戦目出走時で 500kg 程度です。 それを考えると現状 407kg と、さほど重くない本馬は、上記の兄姉たちと同様の故障リスクがあるかどうかはわかりませんし、父も違うことから出来やレース戦績も 当然変わってくるはずです。 ひとつ上の全姉ボニーゴールドは、いまのところ頓挫なく順調に育成が進んでいるようですし、牝馬ということもあるかもしれませんが、やや軽めの馬体重であるように感じます。 こういう予測はどうかと思いますが、金額の点からも、本馬の出来については相応の期待をして良いのではないでしょうか。 ディープとフレンチデピュティという組合せ ディープインパクト産駒の活躍についてはあえて語る必要もないかもしれませんが、多数の G1馬を輩出しており、種牡馬の成績を表す指標の 1つである EI(アーニングインデックス)は 2. 62 という高値です。 1 が平均値であり、当然、高いほどいいです。 またフレンチデピュティの母父(BMS)としての EI は 1. 20 とこちらも高いです。 もちろん、フレンチデピュティ牝馬にディープがたくさん付けられていることが、フレンチデピュティの BMS としての EI を底上げしていると捉える見方もあります。 しかし、ディープ産駒全体の勝率 12. 6%に対して、母父フレンチデピュティ産駒 13. 6%という数字が出ていますので、素直に考えて 良い組合せなのではないでしょうか。 血統上は魅力ある 1頭だと思います。 肢が長く歩様は標準的 シルクのカタログ「 キューティゴールドの17」より、以下引用します。 緻密で張りがある肩やトモの筋肉、節々の骨量が豊かで素直に伸びた四肢、首つきには柔と剛が調和して眼差しは透き通り、天衣無縫の馬体です。 身のこなしも優雅で軽快さが傑出しており、勝負の局面で一気に弾ける敏捷性が卓越した強みとなるでしょう。 反応が鋭く勇気ある気性も血筋の通りで、大舞台で輝くことが宿命づけられた優駿です。 いまのところ体長より体高が大きく、 肢が長く映ります。 しかし寸詰まりというわけではなく、むしろ成長するとバランスの良い馬体になりそうです。 トモについてはディープ産駒を見るたび思いますが、横から見たときも後ろから見たときもそれほど厚みは感じません。 しかしディープ産駒なので、それがマイナス材料ではないと思います。 個人的に後肢の脛と管のバランスはもう少し脛が短いほうが好みです。 脛がやや長めで、そこについては若干頼りない印象を受けます。 管ももう少し太いほうが健康的で良いですが、馬体重もそれほど重くならないなら及第点という感じ(なぜか上から)。 肩はやや立ちぎみですが、全体を見ると普通に芝向きでしょう。 歩様はとても標準的に見えます。 微妙に硬そうな雰囲気もありますが、気のせいかなという程度。 前後から見て、前脚のさばきも後ろ脚の送りも違和感はありません。 カタログに 天衣無縫 優雅 などの装飾が多く、スピードなどに関する表記が 敏捷性が卓越した強みとなる くらいしかないのが気になりますが、実際どう成長するかは神のみぞ知る、です。 やはり個人的に手の出せない価格で、ディープ産駒でクラシックを狙う会員の方がうらやましいです。 この記事の作成日は 2018年07月19日 です。
次の経歴 [ ] 2歳時(2014年) [ ] にの未勝利戦でデビューし4着に敗れたが、3戦目の未勝利戦で初勝利となった。 次走のオータムステークス G3 が重賞初挑戦となったが5着に敗れ、続くリステッドレースも2着に敗れた。 3歳時(2015年) [ ] 3歳になると長距離戦に出走するようになった。 初戦のカラカップ G3 は2着に敗れるも、次々走のアイリッシュセントレジャートライアルステークス G3 では2着に7馬身半差をつけて勝利し、重賞初制覇となった。 トライアルを勝利して挑んだ G1 では、直線入り口で先頭に立つとそのまま後続を突き放し、11馬身差をつけて圧勝した。 その後は G1 を予定していたが、堅い馬場は合わないという調教師の判断により回避となった。 4歳時(2016年) [ ] 4歳初戦のリステッドレースを勝利した後、 G1 に出走。 1番人気の支持に応え、直線外から差し切って勝利した。 続くアイリッシュセントレジャートライアルステークス G3 を連覇し、アイリッシュセントレジャー G1 の連覇も目指して出走したが、ウィックローブレイヴ Wicklow Brave を交わせず2着に敗れた。 次走の G1 は、14ハロン戦を中心に活躍していたことや前走の敗戦が影響して低評価であったが、スタート直後に馬群から一旦離れて先頭集団に加わるという積極策により3着となった。 その後、 G2 に出走するも4着に敗れた。 また、この年の活躍によりに選出されている。 5歳時(2017年) [ ] 5歳初戦のヴィンテージクロップステークス G3 で2着、続くリステッドレースで1着となったオーダーオブセントジョージは、連覇を目指してゴールドカップ G1 に出走。 直線では外から追い込んで先頭のビッグオレンジ Big Orange に並ぶも、競り負けて短頭差2着に敗れた。 次走のアイリッシュセントレジャーステークス G3 を勝利して同レース3連覇を達成すると、アイリッシュセントレジャー G1 に出走し、直線手前で逃げ馬を交わした後も後続との差を広げ、2着馬に9馬身差をつけて圧勝した。 続くブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップ G2 を勝利し、この年を終えている。 この年のカルティエ賞最優秀ステイヤーに選出され、2年連続での受賞となった。 6歳時(2018年) [ ] 前年同様にヴィンテージクロップステークス G3 から始動し、5馬身半差で勝利した。 続くリステッドレースを勝利して挑んだゴールドカップ G1 は、イギリスのストラディバリウス Stradivarius やフランスのヴァジラバッド Vazirabad などが出走したが、直線で不利を受けて4着に敗れた。 その後、アイリッシュセントレジャー3連覇を目指していたが状態が整わず、現役引退となった。 引退後はアイルランドのにて用種牡馬となる。 競走成績 [ ] 出走日 競馬場 競走名 格 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬. 24 未勝利 芝8 4着 J. ヘファーナン 3馬身 Hall of Fame 2014. 14 レパーズタウン 未勝利 芝8f 1着 J. 11 オータムS G3 芝8f 5着 J. オブライエン 5馬身 Commemorative 2014. 26 レパーズタウン エアフィールドS 準重 芝9f 2着 J. 28 カラC G3 芝14f 2着 短頭 Bondi Beach 2015. 24 ダウンロイヤル ハーマジェスティズプレート 準重 芝13f 1着 J. 23 カラ 愛セントレジャートライアルS G3 芝14f 1着 J. 13 カラ G1 芝14f 1着 J. オブライエン 11馬身 Agent Murphy. 16 G1 芝20f 1着 R. ムーア 3馬身 Mizzou 2016. 20 カラ 愛セントレジャートライアルS G3 芝14f 1着 D. 11 カラ G1 芝14f 2着 R. 15 アスコット G2 芝16f 4着 R. 23 ナヴァン ヴィンテージクロップS G3 芝14f 2着 J. 26 レパーズタウン サヴァルベグS 準重 芝14f 1着 R. 22 アスコット G1 芝20f 2着 R. ムーア 短頭 Big Orange 2017. 19 カラ 愛セントレジャートライアルS G3 芝14f 1着 R. 10 カラ G1 芝14f 1着 R. ムーア 9馬身 Torcedor 2017. 21 アスコット G2 芝16f 1着 R. 22 ナヴァン ヴィンテージクロップS G3 芝14f 1着 R. 25 レパーズタウン サヴァルベグS 準重 芝14f 1着 R. 21 アスコット G1 芝20f 4着 R.
次の19日、日曜中山ではコントレイルが無敗で皐月賞(G1)を制して盛り上がった。 だが、前日の土曜中山9R山藤賞(1勝クラス)を単勝1. 9倍の1番人気に支持された セントオブゴールド(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が勝利したことも注目したい。 期待の素質馬が2着馬に5馬身差をつける大楽勝でダービーに向けて楽しみな走りを見せた。 セントオブゴールドの血統は父ディープインパクト、母キューティゴールド、母母ゴールデンサッシュ。 全姉に14年の秋華賞(G1)、15年のジャパンC(G1)を制したショウナンパンドラ、叔父にステイゴールドを持つ良血馬だ。 セントオブゴールドは昨年8月に新潟でデビュー。 逃げ馬が残る前残りの流れを3着に敗れたが、次の東京の未勝利戦ではしっかりと勝ち上がった。 次走セントポーリア賞(1勝クラス)ではまたしても前残りの展開で3着に敗れ、あと一歩で勝ち切れないレースが続いていた。 そして4戦目に迎えたのが山藤賞だった。 この日の中山は降り続く雨の影響により、午前中から芝は不良馬場での開催。 時計も掛かり、力のいる馬場状態となっていた。 ここまでの3戦ですべて上がり3Fを33秒台の末脚を繰り出していたように、切れを武器としているセントオブゴールドには不利な条件に映った。 スタートこそ後方に控えたが、流れが遅いと見るや外からスーッと加速し、向こう正面では早くも逃げ馬に並びかけた。 楽な手応えで外目を追走し、逃げ馬が早々に脱落すると4コーナー手前から先頭に立ち、ただ1頭次元の違う脚でゴールを駆け抜けた。 これまで後方待機から前を捉え切れずに惜敗していた馬とは、別馬と思えるようなワンサイド勝ちだったといえるだろう。 この圧勝劇に、セントオブゴールドの手綱を取った C. ルメール騎手は「ずっと物見をしていて息が入ってどんどん加速していった。 良馬場ならもっとはじける。 上のクラスまで行ける馬」と期待の良血馬の今後の活躍を期待するコメントを残した。 「ここまでの3戦はディープインパクト産駒らしい末脚を見せていた馬ですが、今回の勝ちっぷりは、いい意味でディープインパクトらしくないレースぶりでした。 不良馬場を苦にしない走りは、道悪が得意だった母父フレンチデピュティの血かもしれません。 かといって良馬場で切れる脚もあるわけですから、軽い馬場も力のいる馬場も両方をこなせたということは、これから大きな武器となるのではないでしょうか」(競馬記者) 惜敗していた馬が、一度の勝利をきっかけに見違える強さを見せることは珍しくはない。 今回の勝利をきっかけにさらに上のクラスまで上がれる可能性は十分にあるだろう。 全姉のショウナンパンドラはクラシックには間に合わず、秋華賞を勝利したように本格化はまだ先かもしれない。 とはいえ、ダービーに間に合うようなら注目しておきたい1頭ではないだろうか。
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