炭治郎らが赴いた鬼殺隊士のに同じくして立ち向かい、たった五人生き残った精鋭隊士の一人である。 「」という言葉では片付けられない 『獣』であり、常時上半身を露出して、頭には猪から剥いだ頭皮を被った二刀流の剣士。 他の生き物との力比べを生き甲斐として育ってきたため、他者を『相手にするまでもない 弱者』か『より強くなるための踏み台とするに値する 強者』としてしか認識しなかった。 自分より強いと認識した相手には状況構わず勝負を請うが、戦う力を持ちながらも戦意を持たない相手に対しては 「弱味噌」と怒鳴りつけることもある。 戦う相手が居ない場でもその闘争心が収まらないらしく、大声を張り上げたり意味も無く木の幹に体当たりしたりしている。 まさに獣。 山育ちのために人としての常識が通用せず、 を足蹴にする、屍の埋葬の意図を理解できない、手づかみで物を食べる、清めの切り火を威嚇と思って激怒する、等々。 このように一般常識に欠ける反面、古風な小難しい言い回しや語彙が意外に豊富。 その理由については後述。 一応、言葉によるコミュニケーションが取れる、下半身を衣服で覆う、自らの名を持ちそれを名乗る、無益な殺生は行わないなど、 瀬戸際のレベルで『人間』ではある。 物凄く染まりやすい性格であり、ノリが頻繁に変わる。 名乗ることはできるが、上述の通り読み書き自体ができないため、当然ながら自分では書けない。 山に捨てられた後の彼は、子供を失ったばかりの母猪に育てられた。 そんな彼が言葉をしゃべれるようになったのは、たかはるという青年…の祖父からの影響である。 昔、棲んでいた山の麓にある民家に迷い込んだ幼少期の伊之助は、留守番中のややボケかけて来たたかはる祖父から餌をもらい、家に寄りつく様になる。 そのころから猪の皮を頭にかぶっていた為、たかはるから煙たがれ口汚く罵しられながら追い払われるも、性懲りもなくもう一度たかはる家に来訪。 そこで祖父からを読み聞かせられて言葉を覚え、この時に着用していた褌から自分自身の名前を知る。 意外に小難しいボキャブラリーが豊富なのはこのたかはる祖父の影響と思われる。 そして同時にたかはる青年の乱暴な口調を自らのものとし、その家を自分の縄張りにして時折おかきなどを差し出させた。 鬼殺隊に入隊してからは、とある任務で出会い行動を共にする事となった炭治郎やなど様々な人間の優しさに触れ合う中で、その意識には徐々に変化が訪れており、特に己より遥かに強かったの生き様に立ち会った事で、 『真の強さ』の何たるかを心に描き始めた。 それ以降は、鬼殺隊の隊員たちやの面々、特に同期の二人、炭治郎と善逸との付き合いを通して『人間』として強く成長していくようになる。 蝶屋敷の主人であり度々三人の治療を行っていたには母性を感じることもあったらしく、後にの最期を聞かされた時には、記憶の奥底にわずかに残っていた母親の面影としのぶを重ねていた心境を自覚した。 最終決戦において、によって仲間であった鬼殺隊の隊員たちが大量に殺されていった際には、「同じ飯を食った仲間」として、その仇を討つために無惨に対して「 百万回死んで償え!!」と泣きながら刀を振るった。 そして、との戦いでは、炭治郎と善逸に関しては兄弟のように思っている心境を、悲痛な思いで心中で吐露している。 元より心身頑健な炭治郎が血の滲むような鍛錬を二年間経て習得したものと同等の戦闘能力を独力で身に着けていることから、一面では天賦の才を有していると捉えられる。 なおこの最終選別の際、隊士説明会に参加せずすぐに立ち去ったため、最後に通過した炭治郎は後の任務で出会うまで同期隊士であるとは知らなかった。 鬼殺隊士に勝った基礎身体能力のみならず、野生で生きてきたからこその勘の良さ(殺気に対する反応速度)、二刀流による攻撃力、更には広域探知の技を有していることから、その戦闘能力は高い次元でバランスが取れており、最終選別を誰よりも早く通過したという実績は伊達ではない。 半面、思考能力には難があり、直線的・直情的な行動しかとれないため、搦め手を用いたりとゴリ押しが効きにくい鬼には相性が悪い。 容姿 筋骨隆々な体躯と乱暴な口調に反してその顔立ちは整っており、瞳は深い翡翠色に輝く 「紅顔の美少年」と呼ぶに相応しい容姿をしている。 美しい人間しか食べないのから、「美しい」と評価されて獲物として狙われた事もある。 炭治郎が嗅覚に優れ、善逸は聴覚に優れる一方、伊之助は並外れた鋭い触覚を持つ。 上半身を常に晒しているのは、肌面積を増やすことでパッシブ・センサーとしての能力を最大限に有効化させるためでもある。 身体能力 山の中で獣同然に鍛え上げた身体能力は、地獄のような修練によって『人間』としては極限まで鍛え抜かれているはずの鬼殺隊士を、さらに上回る。 更に伊之助の肉体は高度な柔軟性をも有しており、雑技団のような複雑な体勢も無理なく取る事が可能なため、不安定な足場や空中からでも、通常の剣士では考えられないイレギュラーな体勢から強力な斬撃を放つことが可能。 また、肋骨が4本折れている状態でも意に介さず全力で戦闘行動がとれるなど、苦痛に対する耐性も極めて高い。 薬物耐性も高く、毒物の類が効きづらく致死毒を使う相手との戦闘に於いては、(多少の)不利を打ち消せる。 ただし反面、治療薬も効き辛いためメリット/デメリットが如実に表れている。 但し、炭治郎の場合も適性がない水の呼吸を十分に使いこなしている辺り、適性がないからといって他の呼吸が使いこなせないわけではない。 装備 本来の鬼殺隊士には、個々に専用の日輪刀(玉鋼の時点から本人に選ばせる)と隊士服を支給されるが、伊之助はこれらの支給・説明会に立ち会わずに最終選別の場を去ったため、腕試しで打ち負かした隊士の装備を奪って使用している。 また、伝令及びお目付として担当の鎹鴉(かすがいがらす)をあてがわれている、のだが……。 詳細は。 特別な繊維でできており、通気性はよいが濡れ難く、燃え難い。 更には雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂く事すらできないほど頑丈。 上述の通り伊之助は触覚の感度が極めて高く、衣服の接触に対して不快を覚えるため、長袴(ズボン)のみを着用する。 かすがいがらす。 人語を解し、話すカラス。 各鬼殺隊士にあてがわれており、どこからともなく現れ、隊士に任務地やその地で起きている怪異を伝える。 伊之助のカラスは、炭治郎との合流時までに 十八回ほど食われかけた事から、合流後は完全に姿を隠している。 一応、合流前も伊之助は鬼狩りの任務をこなしていたようなので、ギリギリでコミュニケーションはとれていた模様。 尚、炭治郎の鴉も食おうと言った事がある。 余談ではあるが、食用に適しているのはのほうである。 カラスも食べれない訳ではないが、かなり硬くて臭いので結構手間な下処理が必要である(成分としてはクジラ肉に近い)。 つまり、にすれば旨い。 猪の頭皮 猪から剥いだ頭皮。 伊之助は、自身の可憐な顔立ちを気に入っていないようで、ほとんど常に(眠る時ですら)この猪の頭皮を被っている。 これは彼を育てた母猪の形見であり、「山の主」と称している。 このため選別以来久々に彼に出会った善逸や突然彼を見た一般人などは、猪頭の化け物かと誤解した。 その他、腰には鹿の毛皮を、脚には熊の毛皮を巻いている。 ネタバレA 無限城内部での対「」戦。 ネタバレB 鬼の首魁「鬼舞辻無惨」との最終決戦及び「」。 ネタバレC。 ネタバレA 襲来した無惨の手で突如として無限城へと落とされるが、むしろ伊之助は稽古で得た力の成果を試すいい機会だとして、現れる雑魚鬼を嬉々として斬り伏せていった。 しかしその先で、彼は思いもしなかった展開に直面する事となる。 以降の詳細については、 を参照。 当然ながら ネタバレ注意。 ネタバレB 上記の戦いに辛くも勝利した後はカナヲと行動を共にし、途中で善逸、と合流を果たす(ちなみにその際、敵と勘違いして攻撃してしまい、カナヲに叱られていた)。 無限城崩壊後は善逸、カナヲと共に無惨戦に加勢。 の札を使い姿を消した上で無惨に攻撃を仕掛けるが、無惨の全方位攻撃によって一時戦闘不能となってしまう。 死の淵から復活した炭治郎が参戦したのに続き、自身も満身創痍の中立ち上がり、大勢の仲間を奪った無惨に怒りと悲しみをぶつける。 更にそれ以降の詳細は を参照。 ネタバレ注意。 ネタバレC を参照。 ネタバレ注意。
次の上半身が裸で、猪の被り物を着用している。 被り物をとった素顔は非常に整っており、善逸からは「気持ち悪いやつだな…。 むきむきしてるのに女の子みたいな顔が乗っかってる…。 」と気味悪がられていた。 刃の欠けた日輪刀を2本使って戦闘を行う。 使う呼吸は『獣の呼吸』。 伊之助は『育手(鬼殺隊の隊士を育成する人)』による訓練を受けていない為、『獣の呼吸』は自分で考えた。 山で育った為に触覚が並外れて鋭く、自身に向けられる感情も感じ取ることができる。 特に殺意に対しては敏感で、敵の攻撃を察知することができる。 また、身体が異常に柔らかい上に、関節を自在に外すことができる。 その為、通常では通れないほどの狭い道でも通ることができる。 上弦の弐である童磨との戦いでは、攻撃の最中に関節を外してリーチを伸ばすという芸当も見せた。 赤子の時に母親から山に捨てられ、猪に育てられた。 その為、女の子を足蹴にする、埋葬の意味を知らない、手掴みでものを食べる、などの行動をとる。 話はできるが、文字を読むことができない。 力比べが生き甲斐であり、人の事を「強い」「弱い」で判断する。 同期の鬼殺隊の隊員である不死川玄弥が呼吸を使えないのを知った時には「お前呼吸使えねぇのか!雑魚が!」と面と向かって嘲笑い、喧嘩になった。 強者には状況問わずに戦いを挑もうとする。 名前と誕生日は、捨てられた時に伊之助を包んでいた布に書いてあった。 現在はその布をふんどしにして着用している。 人の名前を覚えようとせず、その時々によって呼び名が変わる。 付き合いが長くなっても関係がなく、炭治郎の事を『かまぼこ権八郎』『豚太郎』『紋次郎』『健太郎』『三太郎』『惣一郎』『炭八郎』、善逸の事を『紋逸』『寝ぼけ丸』『紋壱』と呼んでいた。 まともに名前を呼ばれているのは蟲柱である胡蝶しのぶくらいである(炭治郎は一度だけ間違う事なく名前を呼んだが、その後また間違えている)。 『猪突猛進』が口癖。 炭治郎たちと出会い、徐々に人間の暖かさを知っていく。 嘴平伊之助の来歴・活躍 赤ん坊の頃に山に捨てられた。 その後、子供を亡くした母猪によって育てられた。 伊之助は自身が縄張りにしていた山にあった人家に立ち寄るようになり、そこに住んでいた老人に餌を与えられたり、本を読み聞かされた。 それにより人の言葉を喋れるようになった。 その家に住む青年・たかはるは、奇妙な生物(猪の被り物をつけた伊之助)に優しくする祖父を批難し、伊之助を追い払った。 しかし伊之助は「シッシシッシうるせぇんだよ!こんのタコ助が!」と言ってたかはるを蹴りつけ、その家に我が物顔で出入りするようになった。 その後、自身の縄張りの山に一人の鬼殺隊の隊員が訪れ、伊之助は力比べの末に日輪刀を奪い取った。 そして『鬼殺隊』『鬼』の存在を知り、強者と戦う為に鬼殺隊の最終選別試験へと参加した。 そして最終選別試験を無事に通過し鬼殺隊となった。 伊之助は合格後すぐに下山しており、炭治郎とは顔を合わせていなかった。 伊之助の初登場 伊之助は元下弦の鬼である響凱のいる屋敷に乗り込む。 そこで炭治郎と善逸と遭遇する。 伊之助は響凱と戦う中で、屋敷に入り込んでいた女の子を踏みつけにする。 それを見た炭治郎は伊之助を投げて「こんな小さい子を踏むなんてどういうつもりだ!」と叱りつけた。 すると伊之助は「アハハハハ!いいねいいね!いい投げ技だ!人間に投げ飛ばされたのは初めてだぜ!」と言い、炭治郎に斬りかかった。 伊之助は、響凱と炭治郎を相手取るが、血鬼術により別の部屋に飛ばされる。 伊之助は響凱を求めて屋敷を走り回り、その途中で出会った鬼を一瞬で仕留めた。 その後、響凱は炭治郎が倒した。 屋敷から出た伊之助は禰󠄀豆子が入った箱を見つけ、中から鬼の気配がする事に気づく。 伊之助は禰󠄀豆子を殺害しようとするが、善逸がそれを阻止する為に立ちふさがった。 伊之助は箱を守ろうとする善逸を容赦なく殴りつけた。 そしてその光景を見て激怒した炭治郎に肋を折られる。 しかし、それでも伊之助は止まらず、炭治郎と戦闘を続ける。 伊之助は人並み外れた柔軟性を生かして戦い炭治郎を圧倒するが、炭治郎の頭突きにより失神する。 その後、しばらくして気が付いた伊之助はすぐさま「勝負勝負ゥ!」と騒ぎ出す。 その時、炭治郎たちは亡くなった人達を埋葬しており、伊之助はそれを手伝うように言われる。 しかし伊之助は「生き物の死骸なんて埋めて何の意味がある!そんなことより俺と戦え!」と言って拒否した。 それを聞いた善逸は「うわ…ホントにおかしいんだこいつ…。 何の意味があるって…。 」と引いていた。 その後、炭治郎の「傷が痛むからできないんだな?」という言葉に反感を抱き「俺が誰よりも埋めてやるわ!」と言って埋葬を手伝った。 その後、負傷した伊之助は炭治郎たちと共に療養する。 その時にお婆さんに優しくされた事でホワホワとした温かい気持ちになる。 その後、伊之助は炭治郎、善逸と行動をともにするようになる。 那田蜘蛛山での戦い 伊之助と『父』の鬼 伊之助は炭治郎たちと共に下弦の伍である累が住処にしている那田蜘蛛山へと向かう。 累は家族の絆に飢えた鬼であり、鬼たちと擬似的な家族関係を築いていた。 炭治郎と伊之助が山に入ると、『母』の鬼により鬼殺隊の隊員が糸で操られていた。 伊之助は並み外れた触覚を活かし、空気の揺らぎから人間を操っている『母』の鬼の居場所を突き止めた。 『母』の鬼の元へ向かう途中、巨大な鬼の死骸が差し向けられる(『母』の鬼が糸で操っている)。 伊之助は糸で動きを封じられて死を覚悟するが、炭治郎によって助けられる。 伊之助は「てめぇぇこれ以上俺をホワホワさすんじゃねぇぇ!」と怒る。 そして炭治郎と協力して巨大な鬼を倒した。 伊之助は自身を助けた炭治郎と張り合い、炭治郎を『母』の鬼のもとへ放り投げた。 それにより『母』の鬼は倒された。 その後、山を進む炭治郎と伊之助は『父』の鬼と遭遇する。 『父』の鬼は強靭な皮膚と腕力を持っており、炭治郎と伊之助は苦戦する。 そして炭治郎が『父』の鬼に吹き飛ばされ、伊之助は一人で戦うことになる。 伊之助の攻撃では皮膚で刀が止まり、『父』の鬼にダメージを与えることができなかった。 伊之助は炭治郎が戻るまで時間稼ぎをしようかと一瞬考えるが、「なんじゃあその考え方ァ!ふざけんじゃねーぞォ!」と思い直し、『父』の鬼に立ち向かっていった。 そして伊之助は2本の日輪刀を打ち付けることで、『父』の鬼の腕を両断した。 すると『父』の鬼は逃走し、木の上で脱皮した。 『父』の鬼の皮膚はさらに強靭になっており、伊之助の日輪刀は折れてしまう。 伊之助は『父』の鬼に首を締め上げられ絶体絶命となる。 その時、伊之助は走馬灯を見る。 その走馬灯では、血塗れの女性が涙を流しながら「ごめんね。 ごめんね伊之助。 」と謝り、赤子の伊之助を崖から落としていた。 伊之助にはそれが誰なのかわからなかった。 そこへ水柱の冨岡義勇が現れ、あっさりと『父』の鬼を倒した。 伊之助は、自身が倒すことができなかった鬼を難なく倒した義勇の強さに驚嘆する。 そして伊之助は義勇に戦いを挑むが、義勇は「修行し直せ戯け者!」と言って一瞬のうちに伊之助を縄で縛り上げた。 その後、累は炭治郎と義勇が倒し、伊之助は応援部隊に回収された。 しのぶに煽られる伊之助 伊之助は那田蜘蛛山の戦いで『蝶屋敷(蟲柱の胡蝶しのぶが所有する医療施設)』へと運ばれる。 伊之助は先の戦闘での不甲斐なさからすっかり自信をなくし、「ゴメンネ。 弱クッテ。 」と口にしていた。 しかし炭治郎と善逸に「がんばれ伊之助がんばれ!」「お前は頑張ったって!」と毎日励まされることで立ち直った。 それからリハビリである『機能回復訓練』を行うが、同期の鬼殺隊の剣士である栗花落カナヲに全く敵わず、ふて腐れて徐々に訓練を休むようになる。 その中で炭治郎だけが諦めず、『全集中の呼吸・常中(全集中の呼吸を常に行う)』を体得して機能回復訓練をパスする。 伊之助はそれに焦り、しのぶに「まぁできて当然ですけれども。 仕方ないです。 できないなら。 しょうがないしょうがない。 」と煽られたことが決定打となり、訓練を再開する。 そして伊之助も『全集中の呼吸・常中』を体得し、機能回復訓練を終えた。 下弦の壱・魘夢との戦い、上弦の参・猗窩座の襲来 その後、伊之助は炭治郎たちと共に下弦の壱である魘夢が潜む『無限列車』へと乗り込む。 無限列車には炎柱・煉獄杏寿郎がいた。 魘夢は『眠り鬼』という異名を持ち、対象を眠らせ、自在に夢を見せる力を持っていた。 伊之助たちは魘夢の血鬼術により眠らされ、夢を見せられていた。 魘夢は人間に幸せな夢を見させることを条件に、伊之助たちの精神世界に潜り込ませ、そこに存在する『精神の核』を破壊させて廃人にしようとしていた。 伊之助は炭治郎、善逸、禰󠄀豆子を子分にして洞窟を探検する夢を見ていた。 その夢の中へ『精神の核』を壊そうと人間が入ってくる。 『精神の核』は夢の外の『無意識の領域』にあり、そこには人は存在しないはずだった。 しかし、伊之助の『無意識の領域』には、化物のような伊之助が存在しており、入ってきた人間を追い払った(自我が強いものは『無意識の領域』に人が存在する)。 魘夢は無限列車そのものと同化し、乗客全てを喰おうとしていた。 禰󠄀豆子の血鬼術により眠りから覚めた伊之助と炭治郎は、煉獄、善逸、禰󠄀豆子に乗客を任せ、一緒に魘夢を倒しに向かった。 伊之助と炭治郎は、気配と臭いから先頭車両に魘夢がいると思い、前方へ向かった。 魘夢は列車と融合していた為、魘夢の眼がそこら中にあった。 魘夢は自身の眼を見た者を眠らせる血鬼術を持っていた。 炭治郎はその力によって眠らせられるが、伊之助は猪の被り物を付けている為に眠らなかった。 伊之助は炭治郎と力を合わせ、魘夢の頸の骨を絶った。 煉獄と猗窩座の戦いに手を出すことができなかった伊之助 魘夢を倒し、一同が一息ついている時に上弦の参である猗窩座が襲来する。 煉獄が猗窩座と戦い始めるが、無限の体力で、傷を即座に癒す猗窩座に徐々に押され始める。 伊之助は二人の戦いを見て「隙がねぇ。 入れねぇ。 動きの速さについていけねぇ。 あの二人の周囲は異次元だ。 間合いに入れば"死"しか無いのを肌で感じる。 助太刀に入ったところで足手まといでしかないとわかるから動けねぇ。 」と感じていた。 そして煉獄は猗窩座に胸を突き刺される。 しかし煉獄はその状態で猗窩座の頸に日輪刀を振るった。 猗窩座は咄嗟に逃げようとするが、煉獄は筋肉を引き締め、猗窩座を逃さなかった。 それに応じて炭治郎と伊之助が動く。 しかし、猗窩座は自ら腕を切り離して逃亡した。 煉獄の死に涙を流す伊之助 自身の死を悟った煉獄は「竈門少年、俺は君の妹を信じる。 鬼殺隊の一員として認める。 汽車の中であの少女が血を流しながら人間を守るのを見た。 命をかけて鬼と戦い人を守る者は、誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ。 胸を張って生きろ。 己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ。 歯を食いしばって前を向け。 君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない。 共に寄り添って悲しんではくれない。 俺がここで死ぬことは気にするな。 柱ならば後輩の盾となるのは当然だ。 柱ならば誰であっても同じことをする。 若い芽は摘ませない。 竈門少年、猪頭少年(伊之助のこと)、黄色い少年(善逸のこと)、もっともっと成長しろ。 そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。 俺は信じる。 君たちを信じる。 」と炭治郎と伊之助に話した。 そして笑顔で命を落とした。 炭治郎は「悔しいなぁ。 何か一つできるようになっても、またすぐ目の前に分厚い壁があるんだ。 すごい人はもっとずっと先のところで戦っているのに、俺はまだそこにいけない。 こんなところでつまずいてるような俺は…俺は…煉獄さんみたいになれるのかなぁ…。 」と悔いた。 それを聞いた伊之助は「弱気なこと言ってんじゃねぇ!なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねぇ!信じると言われたなら、それに応えること以外考えんじゃねぇ!死んだ生き物は土に還るだけなんだよ!べそべそしたって戻ってきやしねぇんだよ!悔しくても泣くんじゃねえ!どんなに惨めでも、恥ずかしくても、生きてかなきゃならねえんだぞ!」と叫んだ。 伊之助の被り物からは涙が溢れ出ていた。
次のコンテンツ• 鬼滅の刃伊之助がかわいいシーン5選! 『素顔』 本日WJ40号発売! 『鬼滅の刃』第124話掲載中です。 どうぞよろしくお願いします! 今週は、暑さも和らぐ!? 容姿に関しては、お母さんの血が濃いようです。 初めて顔を明かした時は、 美少年で驚きました。 イノシシの頭を被っているくらいです。 もっと男らしい顔立ちをしている、とだれもが感じるはず。 善逸は、顔だけ浮いていて気持ち悪いと話しました。 男子で美人なのが、受け入れられないのでしょう。 さすがに、そこまでは言わなくても良いと感じますが。 黙っていれば、 品のいい美少年でした。 鬼滅の刃伊之助がかわいいシーン5選! 『ほわほわしている』 イノシシの頭を被った状態でしか、 ほわほわしたことはありません。 しかし、それがまたかわいいのです。 何を考えているのか読めない表情で、棒立ちしていました。 「なんだこの気持ちは?」 そう、一生懸命に考えている姿にひかれます。 伊之助は 心が温かかくなると、ほわほわするようです。 気持ちが 和んだり、 あたたかい気持ちになったりなど。 具体的には感謝されたり、優しくされたりなどです。 詳しくはこちらで説明しています。 義勇が一瞬で鬼を倒してしまったのを見て、思い知らされます。 大きなけがを負っていました。 それにもかからわず、戦いに戻ろうとする伊之助です。 義勇は、動けないように木の枝につるし上げました。 その動きも素早く、一瞬です。 置いてけぼりを食らった伊之助は、そこから ずっと落ち込んでいたのでした。 いつもは元気な人が落ち込んでいると、周りは心配します。 善逸はバカにしました。 一方で 炭治郎は、精一杯はげまします。 療養を続けた結果、伊之助の声は元通りになりました。 こうして、いつもの元気な彼に戻ったのです。 鬼滅の刃伊之助がかわいいシーン5選! 『みんなもかわいい赤子のとき』 目は赤子のときと、ほとんど変わらないようです。 クリっとした かわいらしい、大きな瞳でした。 母親が 童磨に追われ、絶体絶命のピンチに陥ります。 涙を流す彼女を、 伊之助は あ然とした表情で見つめていました。 母が悲しむ姿を 幼いながらに、感じたのでしょう。 これから何か 嫌なことが、起きようとしていると。 自分に親はいないと、散々話していた伊之助です。 しかし童磨の話から、 母に優しくされた記憶を思い出しました。 自分を 可愛がり、愛してくれていたのです。 仇を討ったあとは、平然としていました。 しかし体は、疲れ切っています。 床に、ひざから崩れました。 そして、優しかった母を想うと 涙が止まらなくなったのです。 スポンサーリンク 鬼滅の刃伊之助がかわいいシーン5選! 『考察』 伊之助をかわいいと感じるのは、 普段とは違う表情を見せたときです。 イノシシの被り物を外したとき。 いつもは威張っているにも関わらず、 落ち込んでいるシーン。 家族のために、 涙したシーン。 どれもそれらに、当てはまりますよね。 ある意味ギャップ萌えの部類に入るでしょう。 人は、いつもとは違う異性の姿にひかれたりします。 お祭りのときに浴衣を着る。 メガネをかけるもしくは、外す。 髪を束ねたときの女子の変化。 身近であろう例を挙げてみました。 好みにもよりますが、思い当たるシーンがあるのではないでしょうか。 それらと同じに感じるのが、この変化した伊之助の姿でした。 鬼滅の刃を無料で視聴する方法を紹介! 視聴されていた方は多いでしょう。 そんな中で、何話か見逃していませんか? または、最初から見たいなと感じていませんか? そこでおすすめなのが、 「U-NEXT31日間無料トライアル」です。 31日間、 無料でお試しできる動画配信サービスです。 UーNEXTにはレンタル作品と見放題作品があります。 レンタル作品は、別途お金がかかります。 しかし鬼滅の刃は、全話見放題作品なので、 追加料金はかかりません。 また、期間内に解約すれば無料です。 実際に試してみましたが、本当に期間内は無料でした。 解約方法も実に3分ほどで終わります。 鬼滅の刃伊之助がかわいいシーン5選! 『まとめ』.
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