そこで終わりの鉢を奪ったのはオロバスであることが判明。 ナフラはオロバスがアブノーマルクラスを狙っている事実を入間たちに打ち明けるのでした。 その実態は闇に包まれ存在を証明する記録もありませんが、噂はまことしやかにささやかれていました。 そんな2番信仰の家系に生まれたと噂されていたのがオロバスでした。 生徒たちはあらゆる試験で2位を総ナメにするオロバスを2番信仰だと決めつけて、気持ち悪いとヒソヒソ話していました。 しかしオロバス自身、2番を愛する2番信仰の悪魔・・・というわけでは全然ありません。 オロバスは2位を狙っているわけではなく、本当は1位を獲りたいと感じていました。 そんな噂を耳にするたび、オロバスは心の中で必死に否定していました。 実際のオロバス家は常に真っすぐで質実剛健たる家系なのです。 そんな中、アブノーマルクラスは実技1位と座学1位が所属しており、常に話題の中心のクラス。 最も目立っている特待生の入間を筆頭にその評価はうなぎ上りです。 正直オロバスはアブノーマルクラスを、うらやましい!!と感じました。 それでも自分はまだまだ実力不足だと感じたオロバスは、もっと自己研磨して今年の若王になるため収穫祭で優勝しようと決意したのです。 オロバスの能力にかかれば木々のざわめきも小石の一つさえ、心を蝕む幻覚となります。 強いショックを与えたり強い意志で拒まなければ、延々と苦しみを味わう恐ろしい精神系の魔術です。 収穫祭ではこの力に頼らず正々堂々1位になろう!! そうすればきっとみんなの脅えも誤解も解けるはず!! そう考えていたはずのオロバス。 しかし気づけば、なぜ自分はアブノーマルクラスに魔術をかけているのかと疑問に感じました。 そんなオロバスの背後で「大丈夫ですよぉ、それでいいのです。 あなたは間違っていない」と不敵な笑みを浮かべながら、ささやくオチョ。 これでいいんだなと確認するオロバスに、オチョはもちろんです!と返します。 そこへ探検中のクララが一人でやってきました。 オチョはクララを指さしながら、あなたの若王への覇道を阻む新しい敵が一人やってきた、アブノーマルはみんな排除だとオロバスを誘導します。 そしてオロバスはクララにトラウマの能力をかけました。 すると突然カクッとコケて、膝をつくクララ。 そんなクララの背後から入間が現れました。 入間の登場にクララは大喜びです。 入間が行方不明と聞いていたけど、ちゃんと信じて待っていたと笑顔で言うクララ。 本当はすごく会いに行きたかったけど、勝負中だから我慢したと言います。 しかしそんなクララの言葉を遮って、ジュースちょうだいと手を伸ばす入間。 「僕喉かわいちゃって。 遊んであげるからさ、ジュース出せるでしょ?」という入間に、クララはそういうのいらないって言ったよと戸惑いの表情を浮かべます。 すると入間は、やっぱりクララと一緒にいるのは、すごく大変で疲れる、不公平だなと思うと言い始めました。 きっとアズくんもみんな思ってるよ。 迷惑だなぁって。 クララの能力はさ、便利なんだからお互いに利用していこうよ。 また一人は嫌でしょ? そんな入間の言葉に困惑の表情を浮かべ、涙目で座り込んでしまうクララ。 「だって見返りがなかったら誰もクララとなんて・・・遊ば」と入間が言いかけたとき、突然黒い矢が飛んできて幻影を消し去りました。 その瞬間、目の前に現れた魔獣は真っ二つになり、クララは驚きます。 クララが矢が飛んできた方向をみると、そこには本物の入間の姿が。 「間に・・・合った!!」とほっとする入間。 入間が「クララ!!」と叫ぶと、クララは安心したように涙を流すのでした。 魔入りました!入間くん【第132話】ざわつく心の感想 クララの窮地を救った入間。 今回はとてもかっこよく見えました。 それにしてもオロバスはオチョに操られているのでしょうか? オチョがどんな能力を持っているのか気になりますね。 次回の魔入りました!入間くん【第133話】が掲載される週刊少年チャンピオン51号は11月21日に発売されます。
次の「入間ちゲット~ヘヘヘヘ。 久しぶりの入間ちだ~よしよし。 」 クララは入間を抱きしめ、頭を撫でます。 「あんな~私特訓して色々習ったよ・・・だからね入間ちに・・・みせてあげる。 」 そう言ってクララに顔を近づけられ、「えっちょっ・・・。 」と動揺する入間。 そして入間のおでこにクララがコツンとおでこをつけると、着ぐるみの中に突然おもちゃ箱のような可愛い空間が広がり、入間は子供の姿になってしまいました。 クララの衣服の中に引きずり込むのが条件です。 「さらに入った人をいっぱい楽しますため、子供にする!!」 「へぇええ。 」 「ってことで遊ぼうイルマち!!色々あるよ!トゲトゲボール改!ガブリンチョ絵本!血みどろ嫁姑戦争ままごとセット!」 「でもっ今は・・・。 入間にも遊んでいる場合ではないと分かってはいましたが、面白いが詰まったこの空間。 どうしても遊びたくて仕方がなくなってしまったのです。 楽しく遊び始めた入間を見つめながら、クララはここまでは師匠の作戦通りだと、ひそかにほくそ笑んでいました。 ぶっ倒れるまで遊ばせるおもちゃ箱」でした。 そして「今こそ入間をメロメロに」と考えていたクララ。 しかしクララも入間と一緒に倒れてしまいました。 エリザベッタやライムと特訓したときは、ちゃんと体力配分できたのに、と訳が分からず動揺するクララ。 その時クララはハッと何かを思い出し、入間のことを心配します。 すると小さな入間は、きゃっきゃと楽しそうに笑い始めました。 「すごーいたおれたー!!あそんでたおれたのはじめて!やっぱりクララはすごいなー!すごいー!!」 「おっあっ・・・うん?」 「えっとねえ、ぼくはねぇ、あそぶのヘタだけどねぇ、クララとあそぶとすごくたのしくて、あったかくて、うれしくてねぇ・・・ぼく・・・クララとあそぶのだぁいすきだよ。 」 無邪気な笑顔でそう言う入間を、クララは思わずぎゅっと抱きしめます。 その時、クララは入間がちゃんと自分にメロメロになっていることに気づきました。 それと同時に自分も倒れているということは、自分も入間にメロメロになってしまっているのだと理解します。 (ひきわけじゃん・・・!) ムッとふくれっ面になりながらも、入間のことを抱きしめながら、 「私もね、イルマちと遊ぶのすっっっごい楽しくて面白くて・・・一番大好きだよ。 」 と伝えるクララ。 「やっと目が覚めたわね2人とも!」とエリザベッタに言われ、入間は外が真っ暗になっていることに気づきます。 「そっそんなに時間が経ってたなんて・・・。 」 あのまま遊び続けていたらと青ざめ、ゴクッと唾をのむ入間。 「仕方ないな~今回はこのくらいにしといてやるぜ!」 クララは笑いながら決め台詞を言い残すと、エリザベッタと共に立ち去っていきました。 「女子悪魔って・・・おそろしい・・・!」 呆然としながら座り込む入間とリード。 結果、野生児チーム0ポイント、魅惑チーム+5400ポイントとなりました。 魔入りました!入間くん【第109話】クララのおもちゃ箱の感想 子供の入間が可愛かったですね。 誘惑だけでポイントを奪っていってしまった女子悪魔は、恐ろしかったです。 次回の魔入りました!入間くん【第110話】が掲載される週刊少年チャンピオン27号の発売日は6月6日になります。
次の【魔入りました!入間くん】主人公・鈴木入間とはいったいどんなキャラ? 鈴木入間は、この物語の主人公。 14歳の少年です。 一人称は「僕」で、使い魔は ナベリウス=カルエゴ。 魔具研究師団に所属しています。 外見はどんな感じ? アホ毛がトレードマークですよね。 さらに14歳ということで結構小柄な体格です。 また細身でもあり中性的なため、女装すると女性と勘違いされるほどの仕上がりにもなります。 見た目としてはどこにでもいる、普通の男の子という感じですよね。 どんな性格なの? 性格は、とにかく「超」がつくほどのお人好しです。 人間界では、身勝手な両親のせいで、普通の平穏な日々を送ることは出来ませんでした。 いつも事件が身の回りで起こりすぎていて、危険危機回避能力、合気道・大食い・機械修理といったスキルを持っています。 そのため、どのような窮地でも平静さを保つ、鋼のようなメンタルを保つ超人なのです。 しかしその一方、先制攻撃能力は低いです。 また、両親に振り回された結果、どんな人の頼みも断ることができないスーパーお人好しになってしまいました。 お願いされると弱いです。 かなり不幸な境遇 そんな身勝手な両親が、お金を使い込んでしまいます。 そして息子を売ってくれたらお金を渡すと言われ、悪魔とさらっと契約してしまうんです。 そこから、入間の魔界での生活がはじまります。 なんてめちゃくちゃな!と思いますよね。 しかし入間は持ち前のスキル(?)で、すんなり受け入れてしまうところが面白いです。 また「今度両親に会ったら、コラ!って言います!」などとも。 怒り慣れてないんですよね。 悪食の指輪をはめている 入間は、指に魔力を吸収・蓄積・解放出来る「悪食の指輪」を装着しています。 周囲からはこの指輪によるま力も含めて実力と認識されているようですね。 本人はこの魔力に頼るのはずるいと考えているようで、よほど魔法詠唱が必要な時以外は使用しません。 ちなみに位階がギメル 3 に昇進したとき、この悪食の指輪んい自我が生まれました。 そのときを「アリさん」と名付けて、相棒のような関係を持っています。 【魔入りました!入間くん】はじめは戸惑っていた鈴木入間 当たり前の話ですが、さすがの入間でもはじめは魔界でかなり戸惑っていました。 魔界では恐ろしい悪魔「サリバン」に出会うのですが、「サリバン」はずっと孫が欲しかったということで、入間は孫になることになります。 なんだかんだ、なんでも受け入れる入間はすぐに魔界に馴染んでしまい、サリバンのことも「おじいちゃん」と呼ぶようになりました。 人間とバレたら大ピンチ!? もちろん入間くんは人間です。 しかしこの世界、人間とバレたら大事になります。 食べられてしまうんです。 そのため人間ということがばれないように、目立たず平和に暮らそうとしていました。 しかし問題回避や解決のための数々の行動の結果に、入間くんの悪名が高まってしまい、有名人になりました。 またはじめは人間界に戻りたがっていましたが、彼の控えめで無欲な性格から「現在の生活・居場所を守りたい」という気持ちに切り替わっていきます。 さすがですよね。 女装したことも!? そんななか、入間くんは最初に望んでいた平和とは程遠い生活を送ることに。 さらに、「アクドルくろむ」のライブ時のトラブルによって、前座として女装をすることにもなってしまいます。 入間くんは、謎の美少女アクドル三人組の1人「イルミ」として(他2人はアリスとクララ)活躍することに……しかも女装がとっても似合いっていて、結果大ブレイクしてしまうんです。 更に秘密を抱えてしまいますね。 ちなみにアクドルとは、悪魔のアイドルのことです。 生徒会にまで入部 入間くんはその女装姿を、アメリに見られてしまいます。 さらに魔具研究師団休止によって、一時期生徒会に入団することにまでなってしまいました。 しかし、そこでも問題が発生します。 慌ただしいですよね。 結果として入間くんは、「皆のことをよく知らない」自分に気づくんです。 ここから悪周期や悪魔について考えるようになりますが、その悩みをアリに勝手に解釈されてしまい、彼のせいで学校を揺るがす大騒動を起こしてしまいました。 入間くんの周りはつねにばたばたしていて、何かしらの事件が起こってしまうんです。 【魔入りました!入間くん】鈴木入間の成績が気になる! 悪魔学校に通っている入間くん。 成績が気になりますよね! クラス最低 なんとクラス最低!です。 素が人間であるため、悪魔の知識や常識が理解出来ないんですよね。 そのため赤点補習の危機がおとずれますが、周囲の協力と、入間くんの勉強への情熱がクラス全体に伝染します。 その結果、クラス全員が補習なしという成果を出しました!そのため終末日は自由時間となったのです。 ここでいう終末日とは夏の長期休暇、夏休みのことを指します。 ウォルターパークへ遊びに行くも… 自由時間になにしよう?ということで、アリスとクララの提案により、クラスメイトとウォルターパークへ遊びに行きました。 そして、シチロウチームに同行します。 しかしここでまたもや事件が!キリヲが計画した脱獄兼テロ計画に巻き込まれてしまうんです。 なんとかアリと一緒に、崩壊を阻止することはできました。 しかし、騒動の後にサリバンの記者会見によって、入間が崩壊阻止の英雄として魔界中に名が知れ渡ってしまうんです。 【魔入りました!入間くん】鈴木入間についてもっと詳しく! 位階って? これは、悪魔間におけるランクのことです。 上下関係がしっかりしていて、魔界の秩序は保たれています。 悪魔学校の生徒は、学内でおこなわれる試験や活動を通して、この位階を上げることを目的としているんです。 ちなみに10段階あり、「アレフ 1 」、「べト 2 」、「ギメル 3 」、「ダレス 4 」、「へー 5 」、「ヴァウ 6 」、「ザイン 7 」、「ケト 8 」、「ヘド 9 」、「ヨド 10 」です。 つまり現在、入間は3ですね。 アクドルって? 語源は「悪を取る」。 魔界のアイドルですね。 悪周期になった衝動を、アクドルの歌、踊り、姿を見て興奮することで昇華、発散させるという仕組みになっています。 意外と深い意味があるんです。 そういうことで、アクドルの活動は重要視されています。 【魔入りました!入間くん】もうひとつの人格?入魔とは 実は入間くんには、もう1つの人格があるんです。 気になりますよね!その名も「入魔」です。 いったいどんな性格? これは、自我を得た悪食の指輪「アリ」の使う「性格改変魔法」により生まれた、入間くんのもう一つの人格です。 一人称も変わって「俺」。 顔つきも異なり、目付きが鋭く口調は荒いです。 さらに性格もすっかり正反対で、強気で暴力もふるいます。。 しかし他人の頼みを断れないお人好しであるという点は一緒ですね。 ちなみに周りから、この人格は周囲には彼の悪周期と勘違いされているんです。 問題児クラスの待遇への不満により、クラス総員でカルエゴの難題を突破しました。 そこで学校の聖域"王の教室"を手に入れます。 いろいろありましたが、この騒動が入間と問題児クラスとの絆を深める切っ掛けとなるのです。 【魔入りました!入間くん】鈴木入間まとめ! 以上が、主人公鈴木入間についてのまとめでした!極度のお人好しもここまでいくと困ったものですが、彼はなんだかんだで楽しくやっているようにも見えてきませんか?今後の展開にも注目ですね!.
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