お仏壇について まず煤払い(お掃除)をしてください。 けっして濡れた布などを使わず、毛払いでほこりを落としたり、柔らかい布で乾拭きするなどして、お仏壇が傷まないようにしてください。 つぎにお飾りですが、次のURLをご覧ください。 まず、内敷をかけます。 内敷は三角形の布で、前卓といわれる台の前にかけます。 前卓の上に五具足を置きます。 五具足は中央に香炉、その左右に燭台、さらにその左右(つまり両端)に花瓶を置きます。 花瓶に生けるお花ですが、若松を真にしてお正月にふさわしい南天や寒菊などを生けます。 通常は、ご飯をあげていると思いますが、お正月には鏡餅を置きます。 もっともお仏壇の大きさなどによってできないこともあるかと思います。 そのときは「適宜」ということでよいと思います。 (例えば前卓に五具足が乗らない場合には、向かって左から花瓶、香炉、燭台の三具足にしたりします。 ) 神棚については、よくわかりません。 そもそも浄土真宗では祀らないことになっていますが。
次のご本尊 釈迦牟尼仏 お脇掛• 般若心経 はんにゃしんきょう• 観音経 かんのんきょう• 修証義 しゅうしょうぎ• 法華経 ほけきょう 歴史 曹洞宗の宗祖は、承陽大師道元(1200〜1253)と常済大師瑩山(1268〜1325)です。 道元は、内大臣久我通親の子として、13歳で比叡山に登り、18歳の時、建仁寺に入り禅修行しました。 貞応2年(1223)、宗に渡り、中国曹洞宗の如浄を師として曹洞禅を学び、帰国後、宇治の興聖寺を経て、越前の国(現在の福井県)に永平寺を建て、正しい仏法の提唱と弟子の育成につとめました。 一方、第4代の瑩山は曹洞宗を発展させ、総持寺を建てました。 教え 曹洞宗では「ひたすら、坐禅に生き、只管打坐、この坐禅の姿が仏である、と信じること即心是仏」を宗旨としています。 坐禅行の他に日常生活における宗教実践を道としています。 一行一行が目的のための手段ではなく、「生かされて生きている」ことに感謝し、そのための行を積み重ねることを説き、そのことに生命のすべてをかけることが大切という教えです。 お仏壇選びはもちろん、ご購入後のお仏事に関してもサポートいたします。
次の何をお供えすればいいの? お正月はまず、米の収穫を祝うための先祖供養のお祭りだったことを考えましょう。 その名残で、お餅を供えるようになりました。 仏壇へのお供えは「五供(ごくう)」と呼ばれていて、• 灯燭(とうしょく)、灯明(とうみょう)• 飲食(おんじき) を捧げるのが基本です。 香は線香や抹香、灯燭(灯明)はろうそくのあかり、浄水は綺麗な水(水道水で構いません)、飲食はご飯(できれば炊きたて、自分たちがいつも食べるもの)となっています。 飲食はご飯だけでもいいのですが、できればお正月はお膳を作ってお供えしたいですね。 仏教は「三厭(さんえん)」と呼ばれる、鶏肉、魚肉、獣肉と、「五薫(ごくん)」と呼ばれる、ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、ハジカミを抜いたものを用いてお膳を作ります。 基本的には煮物、ご飯、汁物になります。 焼き物を供えるお宅もあるようです。 それにお正月なので、鏡餅、若水(朝一番に汲んだ水、古くは井戸水を使用した)、野菜、乾物、菓子、海藻などを取り入れて膳を作ってお供えします。 お花は普段のものでもいいのですが、若松や若竹、梅などを使用しても華やかで良いとされています。 宗派で違うの? 宗派によっては、仏壇へのお供え物が変わってきます。 宗派別に紹介していきますね。 浄土宗 花、季節の野菜、くだもの、お菓子などのお盛りものをお供えします。 曹洞宗 お線香、お霊膳、くだもの、お菓子、嗜好品(タバコやコーヒーやお酒など)、お花、灯燭(灯明)、お水をお供えします。 日蓮宗 お茶、ご飯、好きなお供え物(お菓子、果物、野菜などのお盛り物)、水の子、お花をお供えします。 真言宗 季節の食べ物(お雑煮やおしるこなど)、野菜の煮物、くだもの、お菓子、お茶などをお供えします。 お箸も一緒にお供えします。 臨済宗 お花、くだもの、季節の食べ物(お雑煮やおしるこなど)、お菓子などをお供えします。 浄土真宗 浄土真宗は何をお供えするかは決まっていません。 好きなように、先祖に食べてもらいたいものをお供えしましょう。 飾り方を教えて さてお正月の仏壇の飾りは、少々込み入っています。 ひとつずつ説明していきますので、是非とも参考にしてくださいね。 浄土真宗では三角形、その他の宗派では四角形のものを使用します。 浄土真宗は三角形の内敷を五具足(あるいは三具足)の下に敷きます。 五具足(三具足)とは仏具の、香炉一つと燭台一対、花立一対でひと組になるもののことをそう呼びます。 浄土真宗以外の宗派は、四角形の打敷を膳引き(可動式の台)の上に敷いて、その上に仏膳を乗せます。 仏壇の前面に打敷が垂れる形になります。 これに「三厭」と「五薫」を除いた精進料理を乗せます。 お正月なので、おせち料理などがご先祖に喜ばれるかと思います。 浄土真宗では報恩講という親鸞聖人を讃える、一年で一番大切な法要の時もお餅をお供えします。 鏡餅は三重になったものが一番良いとされていますが、厳密に「この大きさ!」という決まりはありません。 仏壇が小さい場合などもありますので、可能な範囲内の大きさのものを飾りましょう。 仏事用の白いろうそくもいいですが、新年の初めにふさわしく、蒔絵を描いた絵ろうそくや朱ろうそくなども良いでしょう。 小さなお子様がいる家庭では、電気でろうそくの形を模したライトなどもいいでしょう。 宗派によってあげ方が変わってくるので、以下に作法を書いておきます。 ろうそくと同じく、小さなお子様がいる家庭や、香りが気になる集団住宅などに住んでいる場合は、ライトが点灯するタイプのものが売っていますので、それを使用するのが良いでしょう。 その2本に同時に点火し、まとめて香炉の真ん中に立てます。 その線香の束を、火がついている端が左側にくるようにして香炉に横に寝かせて置きます。 2つに折るか3つに折るかは、香炉からはみ出ない大きさにするように決めてください。 この3本は、上から見て三角形になるように立てます。 自分側にひとつの頂点が、仏壇側にふたつの頂点が来るように立てます。 お正月飾りは12月28日に飾るのがよいとされています。 29日以降はあまり良いとされていません。 松の内を過ぎたら飾りは取り払いましょう。 お金をお供えするときの熨斗(のし)と表書きは? お供え物につける熨斗は 「お年賀」と書くのがよいでしょう。 水引が紅白の蝶結び(花結び)のものを使用します。 表書きには薄墨ではなく、濃い色の墨で、必ずフルネームを書き入れるようにします。 また、黄白のし紙を使用する家もあります。 お正月ご実家に挨拶に行く、などの時は、リサーチして行くと良いですね。 紅白でも失礼ではありませんので、心配な場合は紅白のものを使用しましょう。 喪中の家にお年賀を持って行く際には、黄白が良いと思います。 お正月の三が日(1日~3日)の間に持って行くのが良いとされていて、7日を過ぎたらお年賀と書いたのしを持って行くのはやめましょう。 「お年賀」ではなく「お年始」と書く家庭もありますので、そこの部分は確認した方が良いでしょう。 喪中の場合はどうすればいいの? 喪中の場合、四十九日までは慶事を控えることになります。 そのため四十九日内の場合お正月なども行わないことになります。 それ以降は個人的な判断になります。 お正月をしてはダメだというわけではないので、四十九日以降の場合は、お正月飾りをするかどうかはご家族と相談するなどするといいですね。 喪中のお宅にお供え物をおくったりお金を包みたい時は、松の内を外して「寒中」に訪問するのがマナーとされています。 この場合、表書きはお年賀としないで「寒中見舞い」とします。 寒中とは寒の入りである小寒の初め(1月5、6日)から大寒の終わり(2月3、4日)までを言います。 お正月は一年の始まりだけあり、ご先祖にも綺麗な仏壇で過ごして欲しいですよね。 仏壇の掃除は12月内に終わらせて、爽やかな気持ちで新年を迎えましょう。
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