須磨 水族館 ラッコ。 ラッコがいる水族館

ラッコリスト(ラッコのいる水族館)

須磨 水族館 ラッコ

屋外施設• イルカライブ館 プールは水深3. 5m、水量690t。 観客席は1700名収容です。 イルカライブ以外の時間もイルカ達がゆったりと泳ぐ様子をご覧いただけます。 ペンギン館 新エリアは、お客様がペンギンの生息エリアに入り込むようなつくりになっており、観覧導線やレイアウトを工夫することで、飼育スペースを拡充しています。 有料体験「ペンギンの餌やり体験」も大好評!• ラッコ館 水深3. 5mの水槽では毛づくろいや眠っているラッコの可愛い仕草を見ることができます。 1日3回ある餌やりの実演では、解説を聞きながら餌を食べる様子がご覧いただけます。 また、地階では水中のラッコの様子を観察できたり、ラッコの毛や餌の解説などがしてあります。

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ラッコと会える水族館|WEB水族館

須磨 水族館 ラッコ

ラッコは海獣と呼ばれる動物(鯨類、海牛類、鰭脚類、ラッコ)の中では、最も遅れて海の生活を始めた海の哺乳動物だ。 そのために、他の海獣のように脂肪をまとった流線型の体ではなく毛がとても多い。 また泳ぎもあまり得意ではないので、沿岸にのみ生息して、カニやエビや貝など動きの遅い生き物をエサにしている。 そもそもラッコには他の海獣たちのようにいくつもの種類がいるわけではなく、イタチ科の仲間のうちラッコ1種(3亜種)だけが海獣なのだ。 英名では、カワウソがotter、ラッコがsea otterだから、直訳すればラッコは海カワウソあるいはウミウソである。 ただし日本語でウミウソとはアシカのことを指す言葉としてあり、アイヌ語が語源とされる「ラッコ」が和名となった。 ウミウソよりもラッコの方がいいように思うのは筆者だけではないだろう。 とにかく、川の暮らしに適応したイタチがカワウソ、海の暮らしに適応したイタチがラッコと考えておけばいい。 ラッコの生息域は、千島列島からアリューシャン、アラスカなど、冷たく寒い北太平洋の沿岸だ。 海獣としては脂肪が少ないラッコは、その厳しい寒さから身を守るために保温効果の高い毛によって防寒をしている。 1本の毛穴から1本の体を守る硬い毛「ガードヘアー」と、70本もの綿毛「アンダーファー」が生えていて、アンダーファーの毛と毛の間に空気を溜めることで、空気を断熱層と防水層にしているのだ。 ラッコが常に体をかいているのは、その大切な毛を清潔に保ち、空気を含ませるためのグルーミング(毛繕い)なのである。 広々とした奥行きのあるプール。 伊豆三津シーパラダイスで初公開され、83年には鳥羽水族館で公開してから大ブレイクした。 そのブレイクぶりは、現在の旭山動物園のアザラシ、ホッキョクグマ、ペンギンの展示を合わせた人気を凌駕するもので、当時年間80万人ほどの入館者数だった小さな水族館に、年間200万人もの来館者が押し寄せた。 この人気によって、その後10年ほどはラッコの飼育が水族館入館者の決め手とばかりに、続々と飼育が始められ、最盛期には全国で28館の水族館におよそ100頭のラッコがいた。 日本の水族館で飼育されているラッコの数が、世界で飼育されるラッコの数の9割ほどを占めていたのではないかと思われる。 ヌイグルミのような顔、ふさふさの毛、ヒトのような仕草に、知恵のありそうな行動、両手をヒトのように使い、赤ちゃんをお腹の上で育てる…そのいずれもが、日本人の「愛らしい」のツボにぴったり当てはまったのだ。 日本人を熱狂させたラッコのこのパワーは、80年代に始まった第三次水族館建設ブームをも引き起こすことになる。 バブルまっさかりでリゾート開発が盛んだったころ、文化的で集客力のある水族館に集客の中核施設としてもてはやされたのだ。 デベロッパーは当時の水族館の集客力がラッコだけのおかげだとは思ってもいなかったのに違いない。 さらにラッコブームは動物ブームにまでエスカレートし、水族館のスターどころか動物界のスターになった。 テレビでは動物番組がいくつもできて、いずれも高視聴率を稼ぎ、ラッコやコアラをはじめとする様々な動物たちがCMに登場した。 エリマキトカゲやウーパールーパー(アホロートル)が登場したのもその頃である。 しかし日本人のラッコへのこの熱狂ぶりは、これが初めてのことではない。 実はラッコが水族館にやってきた1980年の当時、ラッコという言葉は死語となっていて、誰もそれが動物のことだとは知らなかった。 水族館のスタッフでさえ知らなかったし、もちろん筆者も知らなかった。 ところが、高齢者の中にはラッコを知っている人がいたのだ。 「ああ、ラッコの襟ね」「高級な毛皮ね」と…。 ラッコはその良質な毛のせいで、最高級の毛皮として19世紀後半を代表する世界的な商品だったのだ。 日本でも古くからアイヌ民族が千島列島のラッコを捕らえ、交易の品としていたのだが、欧米が大船団を組んで、ラッコやオットセイを捕獲していることを知った日本政府は、19世紀の末期、ラッコ・オットセイ猟免許規則を公布してラッコとオットセイの捕獲を奨励した。 毛皮によるラッコブームである。 その後、乱獲に対する反省がなされ、ラッコは世界的に保護対象動物となった。 しかしそれ以前に、北海道にもいたラッコの絶滅はもちろんのこと、千島列島のラッコも減少し、ラッコ猟はすでに困難なほどになっていた。 毛皮によるラッコブームは日本近海のラッコを絶滅させてしまったのだ。 そして、ラッコの毛皮という商品が流通しなくなると同時に、人々の記憶からもラッコという動物は絶滅していった。 そもそも猟師以外の人々は、ラッコを毛皮以外の姿で見たこともなかったから、記憶から消えるのも早かったのだ。 現在水族館のラッコは、2世代3世代目の繁殖が難しいのと輸入が困難になっていているため、飼育する水族館数も、飼育頭数もどんどん減少している。 また最近では、かつてのラッコブームの面影も無くなって、ラッコが水族館の脇役のようになってしまった感がある。 しかし、毛皮動物でしかなかったラッコを、愛らしく興味深い動物として、再び日本人の記憶に思い出させたのは、水族館での展示があったからのことだった。 これからも日本の水族館で、生きているラッコに会うことができればと願っている。 このサイトは、水族館プロデューサー中村元の著作による全国水族館ガイド、 WEB水族館の中の[ 水族館 動物写真図鑑]です。 全国の水族館の世界をさらに広げたいとの思いで増築しました。 水族館の動物を通して地球や命に興味を持っていただくのが本意なため、基本的に水族館で会うことのできる生き物のみを対象にしています。 また、自然科学系の解説ではなく中村元流の解説を付けてあります。 さらに、分類にもこだわらず、水族館の一般的な展示に合わせて写真展示をしていること、体長や体重なども国内の水族館で見られる標準的な大きさを表記していることなど、いわゆる図鑑としては役に立たないことをご理解下さい。 尚、全ての写真および文章は、中村元の著作に帰属し、無断での転載・二次使用などを許可していません。

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屋外施設• イルカライブ館 プールは水深3. 5m、水量690t。 観客席は1700名収容です。 イルカライブ以外の時間もイルカ達がゆったりと泳ぐ様子をご覧いただけます。 ペンギン館 新エリアは、お客様がペンギンの生息エリアに入り込むようなつくりになっており、観覧導線やレイアウトを工夫することで、飼育スペースを拡充しています。 有料体験「ペンギンの餌やり体験」も大好評!• ラッコ館 水深3. 5mの水槽では毛づくろいや眠っているラッコの可愛い仕草を見ることができます。 1日3回ある餌やりの実演では、解説を聞きながら餌を食べる様子がご覧いただけます。 また、地階では水中のラッコの様子を観察できたり、ラッコの毛や餌の解説などがしてあります。

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