『アナと雪の女王2』はネタバレあらすじ以外にもエルサの力の秘密についての考察も盛り上がっています。 11月22日に日米同時公開され、公開からの10日間で興行収入40億円を突破するなど、さすがアナ雪2というべきロケットスタートを見せた本作。 アナ雪2は前作を踏まえつつ「エルサの力の秘密」という大きな謎で結末まで引っ張っていくものとなっておりますが、前作のあらすじを押さえた上で、ネタバレありで、エルサの力の源泉を考察&解説して参ります! 劇場に観にいく時間はないけれど、『アナと雪の女王2』のあらすじは押さえておきたいという方も、まだ未見でネタバレや考察は知りたくないという方も、ネタバレアラートは出しますのでご安心くださいね。 A post shared by disneystudios on Nov 29, 2019 at 11:00am PST 素手で触ったもの全てを凍らせてしまう力を持つアレンデールの女王エルサは、戴冠式の日に隠していた力があらわになってしまう。 王国を凍らせ、雪山に氷の城を作り上げて閉じこもるエルサだったが、王国と自分への愛を胸に命がけでエルサを助けた妹アナのおかげで自分の力を受け入れて力をコントロールできるようになり、またアナは姉を助ける過程で真に自分を愛するクリストフと出会う。 王国に温かな笑顔と陽の光が戻り、再び城門が開いた時から3年がたった。 力のせいでアナを遠ざけていたエルサは、失われた日々を取り戻すように王国を治めながら、旅で出会った雪だるまのオラフやアナのボーイフレンドのクリストフやトナカイのスヴェンなどと穏やかで平和な日を過ごしていた。 大事な人たちとの幸せがあるものの、歌声に導かれて仲間たちと試練の旅に出たアナとエルサ。 エルサにだけ与えられた力の謎とは、そして姉妹の過去の謎とは、新たな冒険が始まる。 前作では隠すべき能力とされたエルサのパワーですが、今回は謎が明かされるとのこと、秘密が明かされるワクワクが止まりませんね! スポンサーリンク アナと雪の女王2 アナ雪2 のネタバレ ここからアナと雪の女王2のストーリーをネタバレしていきます。 大事な人たちとの平和な日々 物語は子供時代の思い出から始まる。 エルサの能力をアナも受け入れていた幼い頃、魔法で遊んで寝ない二人に父王のアグナルが寝物語として一度だけ訪れた「魔法の森」の話を語り聞かせ、子供達は母である王妃のイドゥナの子守唄で眠りにつく、愛情にあふれた日々がそこにあった。 アレンデール王国が女王エルサの戴冠式で危機に見舞われてから3年後、 女王エルサは妹のアナと助け合い国を治め、笑顔に満ちた平和な王国となっていた。 エルサは心を閉ざしていた頃と違い、妹のアナやアナの恋人のクリストフとクリストフの相棒のトナカイのスヴェン、また雪だるまのオラフなど大事な人たちとのふれあいを大事に思い、また離れていた姉妹の絆はより強固なものとなっていた。 不思議な声の導き そんな中、 エルサにだけ聴こえる不思議な声が届き始める。 今の生活を壊したくないと無視を決め込むエルサだったが、どんどんと声が大きくなっていくことに不安を隠せなくなり、アナも異変を察知したが、心配をかけたくないエルサは何でもないと言ってしまう。 アレンデールに再び危機が 自分を呼んでいる声だと気づいたエルサが外に出ると、王国の街灯が一斉に消え、強風が吹き荒れ、地面が揺れ、水が枯れるという天変地異が起こり、王国の民は崖の上に避難し辛くも命は助かる。 そこへトロールの長であるパピーが現れ、 エルサに対して「古代の魔法が目覚めた」と告げ、またエルサは自分にだけ聴こえる不思議な声があることを告げる。 アレンデールは過去にエルサたちの祖父のルナード国王が自然の精霊の加護を受ける魔法の森の人々ノーサルドラと友好関係を結ぼうとしていたが、友好の証のダムの竣工式の際に行き違いから戦争状態となり、怒った精霊たちにより森から出られなくなっており、その森にたどり着くことによりアレンデールの過去や今回の件の糸口がつかめるということで、エルサ、アナ、クリストフ、スヴェン、オラフの一行で冒険へ向かうこととなる。 魔法の森での出会い 声に導かれて向かっていくと、霧で覆われた魔法の森が現れる。 入ろうとすると霧により追い出されてしまうが、 エルサが手を入れるとその部分の霧が晴れ、エルサたち一行を森へと招き入れるのであった。 自然の精霊たちが住む森の中で、オラフに風の精霊・ゲイルが竜巻となって襲ってくる。 エルサが自分のパワーで対抗すると、風に巻き上げられた雪が彫刻となり、少年時代の父王アグナルが少女の腕に抱かれている姿になった。 そこへ魔法の森に閉じ込められてからずっと戦い続けているノーサルドラの人々と、アレンデールの兵士たちが姿を現すが、兵士のうちの一人がアグナルの護衛だったマティアス中尉であることに気づく。 火の玉攻撃を仕掛けてくる火の精霊サラマンダーもエルサのパワーで手なづけ、双方から話を聞くうちにどうして森が魔法で閉ざされてしまったのかが明らかになってくる。 両親の船出の理由 精霊たちの怒りの理由を森を調べることで探っていくエルサたち一行。 その過程で、森の中で諍いが起こった時に 少年時代のアグナルを助けたのがノーサルドラの少女であった母イドゥナであったことが判明する。 また両親の難破船を発見し、エルサの力により「水の記憶」を辿り過去を明らかにすると、エルサの魔法の力を解き明かすために「アートハラン」という伝説の河にいく過程で荒れ狂うダークシーで船が難破したこと、また両親が向かっていた場所の地図も発見する。 当然ながらエルサと一緒に行こうとするアナとオラフだったが、非常に危険な場所であるためエルサは氷の船を作り二人を遠ざけ、単独ダークシーへと向かうのであった。 A post shared by disneystudios on Nov 21, 2019 at 7:01am PST 真実にたどり着いたエルサ ダークシーでは、元々の荒波、さらには水の精霊ノックによるエルサへの攻撃に阻まれ、なかなか進むことができない。 何度も冷たい荒波にのまれ、チャレンジするエルサはとうとう水の精霊ノックを飼いならし、ノックに乗ってアートハランへたどり着く。 不思議な声の主と邂逅したエルサは、記憶を持った水の結晶である氷の彫刻により真実を知る。 実は友好の印としてダムを送ったと言われていたが、 エルサの祖父であるルナード国王はノーサルドラを信用しておらず、ダムは自然の力を弱めるため、また祝典の最中にノーサルドラの長を後ろから斬りつけるという 非道な行為を行なったため、精霊たちの逆鱗に触れたのだった。 全てを知ったエルサはアートハランの冷たさに力が奪われ凍りついていくが、最後の気力を振り絞ってアナへと真実を伝えるのであった。 アナの勇気ある行動 祖父の非道な行為を知ったアナは魔法の力がないため溶けゆくオラフを助けられないことを嘆くが、知恵を振り絞り、ダムを壊せば精霊の怒りは解けると考えつく。 そこで 危険を顧みずに地の精霊アース・ジャイアントを挑発し、ダムまでたどり着くと自分を標的とさせて ダムを壊させることに成功する。 ダムが決壊し、大量の水が一気にアレンデール王国へと流れ出ると復活したエルサが水の精霊ノックに乗り一気にアレンデール王国まで戻り氷の壁で大量の水から王国を守り、 王国に平和が戻ったのであった。 二人の新女王 アレンデール王国では、アナが新女王に就任。 エルサは人と魔法の架け橋となる第5の精霊たる存在であったため、自然の精霊たちと共にあるノーサルドラの女王となったのだ。 姉妹の絆が、諍いあっていた二つの国をつなぐ架け橋となり、離れていても心は常に寄り添っているのであった。 A post shared by idinamenzel on Aug 24, 2019 at 3:09pm PDT エルサの力は理由は、両親たちの出会いが鍵となっていました。 自然と共生し、精霊たちの加護にある魔法の森の住人であるノーサルドラの少女だったイドゥナは、祖国に卑劣な罠を仕掛けてきたアレンドール王国のルナード国王の息子である王子アグナルを、戦いの最中に助け、恋に落ちます。 二人はアレンデールへ命からがら逃げ延び、結婚し、エルサを授かります。 そんな経緯の二人から生まれたエルサは精霊の加護を得ており、 エルサは自然界の火、水、土、風の4つの精霊に続き、人間と魔法の世界を繋ぐ第5の精霊としての役割を生まれながらに担うこととなり、また魔法の森の中で繰り広げられている両国の争いをおさめる役割も運命的に持っていました。 魔法を使える存在であるエルサは、自然の精霊と共にあるノーサルドラの人々と魔法の森で暮らすことが本来の姿ということとなり、ノーサルドラの女王として新たな使命を全うすることとなります。 何と言っても前作ではエルサの魔法は「コントロールできない困った力」として描かれていましたが、アナ雪2では魔法を受け入れて、パワーアップ&バージョンアップしていくエルサの堂々たる姿が印象に残ります! A post shared by disneystudiojp on Jan 1, 2019 at 5:05pm PST 前作『アナと雪の女王』ではディズニー映画初のWヒロインの採用に始まり、ヒロインの一人であるエルサは王子様と結ばれてハッピーエンドという恋愛を解決手段とせず自分の力を受け入れることにより周囲と調和する自立したヒロインだったこと、またもう一人のヒロインであるアナを惑わす悪い男が王子のハンスであり、市井の人であるクリストフが真にアナを愛する男だったなど異例づくめで評判となりました。 続編の『アナと雪の女王2』では一歩進んで、アレンデール王国を出て真に自分の力と向き合うエルサとエルサの一番近くで支えるアナの物語となりますが、 監督のクリス・バックとジェニファー・リーは「1作目と2作目を合わせて『アナと雪の女王』の物語は完成する」と発言しています。 その観点でいくと、前作ではあっさりと死んでしまったエルサとアナの両親のアグナル王とイディナ王妃の物語が背景にあった本作は、やはり人間性の成長の物語でした。 第5の精霊であったことがわかり 自分の真の使命を自覚するエルサは当然のこと、前作では愛情はあるものの若干行き当たりばったり感のあった アナの成長が著しいです。 前作ではエルサの力でアレンデールが危機に陥ったので、エルサに頼めば解決してくれるとばかりに頼むだけだったのが、今作ではエルサの渾身のメッセージを受け取った後、オラフも失い、泣き言がでるところを力強く立ち直り、自分の危険も承知で身を呈して囮となってダムを壊させるところに、王女としての覚悟を感じさせます。 また何と言っても、エルサがパワー全開でフルで戦ったり精霊に立ち向かう姿は前作では閉じこもるために氷のお城を作り上げた時とは打って変わって、 完全にバトルアクションものとなっています。 そういう意味で北国の森の美しさ、また水の美しさと怖さ、立ち向かう戦うヒロインとエンターテインメント性がさらにアップしていることも見逃せません。 当然、ミュージカル要素やオラフによるギャグ要素も前作よりさらにアップ。 クリストフのミュージックビデオ風のソロ曲や、オラフのアナ雪、またエンディング後のお楽しみのアナ雪2の一人芝居などサービスたっぷりなところも、流石としか言いようがありませんね。
次のアニメーション史上最高の世界興収を記録した 『 』が、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニーデラックス」にて、2020年4月22日(水)より期間限定でレンタル配信される。 音声・字幕は日本語・英語の両方で登場だ。 またディズニーデラックスでは、前作『 』(2013)や短編アニメーション、ドキュメンタリーまでを見放題で楽しむことができる。 C 2020 Disney. 雪と氷に覆われたアレンデールは温かな陽光を取り戻し、エルサは再び城門を閉じることはないと約束したのだ。 3年後、深い絆で結ばれたアナとエルサは、王国を治めながら、失われた少女時代を取り戻すかのように、気の置けない仲間たちと平穏で幸せな日々を送っていた。 その歌声に導かれ、仲間のクリストフやオラフと共に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ力の秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かう。 なぜ、なぜ力はエルサだけに与えられたのか。 姉妹の知られざる過去とは。 旅の終わりに待ち受ける、すべての答えとは……。 その続編となる本作も、2019年11月22日(金)の封切りから現在までに興行収入133億円を突破した。 また、先日開催された第92回アカデミー賞では、松たか子を含む世界9カ国のエルサ役が結集し、主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」を披露して話題を呼んだ。 C 2020 Disney ディズニーデラックスでは、前作『アナと雪の女王』はもちろん、その「みんなで歌おう」版、短編アニメーション映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』(2015)『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017)、LEGO版のオリジナル短編アニメーションシリーズ「LEGO アナと雪の女王 オー ロラの輝き」(2016)、さらには作品の誕生をキャスト&スタッフのインタビューや製作秘話から紐解くドキュメンタリー『アナと雪の女王のすべて』『アナと雪の女王のすべて~新しい冒険~』、そして「アナ雪」楽曲をメインにした『ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2016』を見放題で楽しむことができる。 音声言語 日本語/英語 字幕言語 日本語/英語.
次のまず、「アナ雪2」を鑑賞した感想をネタバレなしで紹介します。 「アナ雪2」は、前作の愛すべきキャラクターたちにまた会える、という点でファンとしては胸熱な作品。 また、なぜエルサだけが魔法の力を持っているのか、なぜエルサたちの両親はふたりを置いて旅に出たのかなど、前作でひっかかりを覚えた人もいたであろう点がしっかりと明かされ、納得のいくストーリーになっています。 もちろん、すばらしい歌も満載。 メインテーマである「イントゥ・ジ・アンノウン」をはじめ、前作にはなかったクリストフのソロ曲「恋の迷子」や、オラフの「おとなになったら」、エルサ と母イドゥナ が歌う「みせて、あなたを」、そしてアナの「わたしにできること」などは物語にも大きな意味を持ち、聴き応えがあります。 監督のジェニファー・リーやクリス・バックが語っていたとおり、本作は前作と合わせて1つの作品として楽しめます。 ネタバレを見る そこで彼らが出会ったのはノーサルドラと呼ばれる先住民の人々。 さらに、アレンデールの兵士たちもそこに住んでいましたが、ノーサルドラの人々とはまだ和解していないようす。 その後、エルサが火の精霊・サラマンダーと仲良くなったのをきっかけに、彼女は「水には記憶がある」ということに気が付きます。 そして、むかし森の中で争いが起きたとき、父アグナルを助けたのはノーサルドラの少女だったこと、そして彼女が母イドゥナだったことがわかりました。 自分の敵だったアレンデールの王子を愛したイドゥナは、広い心を持ったごほうびに魔法の力を持つエルサを授かったのです。 また、このときエルサはハニーマレンから人間と精霊たちをつなぐ第5の精霊がいるという話を聞きます。 ネタバレを見る 実は、彼らがふたりを置いて目的地も告げずに旅立ったのは、エルサのためでした。 力を持っているせいで閉じこもって暮らさざるをえない娘のため、彼女の力がどこからきたのか探りに行ったのです。 不思議の森へ入ったあと、アナとエルサはさらに謎の歌声を追いかけて、北の果てのノース・シーに着きます。 そこで彼女たちが発見したのは、なんと両親が乗っていた船。 ふたりはその船はサウス・シーに沈んだと聞かされていました。 しかし、そこへたどり着くためにはダーク・シーという荒れ狂う海を超えなければならず、その途中で彼らの船は沈んでしまったのです。 エルサは両親が死んだのは自分のせいだと責めますが、アナはアートハランを目指したのは両親の決断だった、と彼女をなぐさめました。 ネタバレを見る 両親が目指していた伝説の河・アートハランに行けば、真実がわかると考えたエルサ。 一緒に行くというアナとオラフを魔法で遠ざけ、ダーク・シーを渡ろうとしますが、荒れ狂う波や馬の姿をした水の精霊に何度も沈められてしまいます。 しかし最終的には精霊を手懐け、彼に乗ってアートハランにたどり着きました。 そこで氷に閉じ込められた記憶を見たエルサは、彼女の祖父である当時のアレンデール国王がノーサルドラの長を裏切ったことを知ります。 また、彼がダムを建てた本当の目的は、精霊の力を弱めるためでした。 アートハランの氷に囲まれたエルサの体はだんだんと凍っていきます。 彼女は最後の力を振り絞って、アナに自分たちの祖父の真実を伝えました。 一方アナは、エルサの力が弱まったことで、体の雪の結晶がバラバラになって消えてしまったオラフを思って泣いていました。 しかし、エルサからのメッセージを受け取り自分にできることをしよう、と行動を起こします。 アナは、ダムを壊せば精霊の力が蘇ると考えました。 そこで、眠っているアースジャイアントを起こし、彼らをダムの方へとおびき寄せます。 危機一髪のところでクリストフに救われたアナの作戦通り、アースジャイアントがダムを破壊しました。 決壊したダムからあふれ出た水は、アレンデールの方に押し寄せていきます。 そこに水の精霊に乗ったエルサが現れ、氷の壁で王国を守りました。 アナの前に現れたエルサは、外見にも変化が。 自然の精霊たちと人間の架け橋となる第5の精霊は、エルサだったのです。
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