とりむね。 鶏胸肉をふわっとやわらかく、美味しく焼き上げるための科学

鶏胸肉をふわっとやわらかく、美味しく焼き上げるための科学

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おうちでしっとりサラダチキンを作ろう! 家で調理する場合、どうしても、「ゆでるとパサついて食べづらい・・・」という声が上がる鶏ムネ肉。 しかし、近頃では、コンビニで「サラダチキン」という商品名で店頭に置かれ、「うまい・ヘルシー!ダイエットにいい!」とネット上で口コミが広がるほどのブームとなっています。 お家でも「しっとりやわらかサラダチキン」を作りたい!ということで、どうしたら柔らかく茹でられるか実際に検証してみました! いろいろ、試してみた結果。。。 (1)ゆでる前に砂糖をお肉に揉みこむ (2)沸騰したお湯でサッと茹で、最後は余熱で火を通す が、しっとりと仕上げるコツです。 具体的には、ムネ肉300gに対して、砂糖大さじ1を揉み込み、 沸騰したお湯で一分茹でた後、火を止めて余熱で火を通してください。 なぜ砂糖を揉み込むの? 水によく溶ける砂糖には、水の分子を抱え込む「親水性」と、一度抱え込んだ水分をなかなか離さない「保水性」があるため、やわらかくなったのではないかと思われました。 また、お肉の成分であるたんぱく質とくっつきやすく、そのため、お肉から出ようとする水分を引き止めてくれます。 なぜ沸騰したお湯から? 沸騰したお湯からだと、肉の表面の身が締まるため、肉の内部の水分を逃さないためと考えられます。 水からゆでると浸透圧の関係で旨みや肉汁が流れ出てしまいます。 ただし、ゆですぎは硬くなるので、表面にある程度熱を加えたら、後は余熱で済ませることで、肉が固くなるのを抑えます。 実際にお肉の水分量を計測し、実食をして確かめてみたところ。。。 5g、エネルギーとなる炭水化物 糖質 はなんと0gで、カロリーはわずか108kcal。 低カロリー(脂質や糖質を抑え)て、高たんぱく(筋肉を作るたんぱく質を多く摂取できる)な、まさにダイエットにぴったりの食材です。 鶏肉はプリッとジューシーなモモ肉に需要が集まりがちですが、ムネ肉にも上記のような良さもありますので、ぜひ美味しさでもお楽しみください。

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業務スーパー『上州高原どり 若どりむね肉』のおすすめ度は? 気になるサイズや食べ方をチェック

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しっとりやわらかくて、美味しい鶏ハム! 安価な鶏胸肉がごちそうに大変身すると、話題沸騰中の料理です。 でもいざ作ってみると、なんだかパサパサ。 全然しっとりじゃない! ということで本日は、パサパサしない美味しい「鶏ハム」の作り方を科学的にご紹介したいと思います。 鶏胸肉で簡単にできる! しっとり美味しい「鶏ハム」を作るための科学 《材料 1人分》• 鶏むね肉 2枚(400 g )• 塩 4 g• 砂糖 4 g 科学1: 塩分濃度は1%!? そして砂糖を使用する 理由とは 人間の体内の塩分濃度は 0. 8~ 0. 9%に保たれているそうです。 つまりここで塩の量は1%というのは、 人間が本能的に美味しいと感じる塩分濃度の目安としているからです。 そして、 砂糖を使用することで、保水効果につながり旨味を逃がさない役割を果たしてくれるのです。 《作り方》 1. 鶏むね肉の皮は剥ぐ。 後で巻きやすいように長さを揃えて切り、観音開きにしてフォークで数ヶ所穴を空ける。 ボールなどに入れ、塩と砂糖を手でもみ込んで馴染ませたら、密封袋へ。 空気を完全に抜き、密封した状態で24時間冷蔵庫で寝かせる。 科学2:熟成時間は 24時間 調味料を揉み込んだ鶏胸肉を、24時間ほどを目安として冷蔵庫で寝かせることで、中まで熟成が進み、しっとりと柔らかくなります。 24時間目安の熟成の過程で、肉のたんぱく質の変化により水分や臭味が抜け、旨みやしっとり感、保存効果が増します。 をラップでキャンディー状に巻き付けて両端を輪ゴムでしばり、お湯の中に入れて30分間茹でたら取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫で完全に冷めるまで(約2時間)冷やし固める。 温度計を持っていない方は沸騰したお湯の中に入れ蓋をしてお湯が冷めるまで茹でてあげると近い効果が生まれます。 冷えて固まった2. を食べたい分だけ切り分ける。 科学まとめ• 塩分濃度は1%• 熟成時間は24時間を目安に• 明治11年創業の老舗ホテル、富士屋ホテルでの修行を積み退社後、ドラマ、映画、舞台などで俳優活動をしながら調理師免許、 フードコーディネーター認定書を取得。 様々な媒体、 フードイベントで活動しているwebコラムでも話題の次世代料理男子。

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【試してみた】鶏むね肉の切り方を変えたら、明らかに食感が柔らかくなった!

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鶏胸肉って本当に便利ですよね。 スーパーに並ぶお肉のなかでも安価で、しかもヘルシー。 常に家計と食卓の味方となってくれるお肉として重宝している人も多いはず。 でも、ひとつ難点を挙げるとすれば、どうしてパサパサとした食感になってしまいがちなこと。 なかなか鶏胸肉を美味しく調理するのって難しいです。 そこで今回は「鶏胸肉をふわっとやわらかく、美味しく焼き上げるための科学」と題して、鶏胸肉をに焼くためのコツを御紹介します。 このコツさえつかんでしまえば、さらに鶏胸肉が身近になるはず。 ぜひ試してみてください。 鶏むね肉(200g)・・1枚• 塩・・2g• 砂糖 ・・2g• 水・・20cc• 油・・小さじ2 以下、付け合わせなのでなくても大丈夫です。 ・・2本• プチトマト・・3個 鶏肉をおいしく焼く科学 その1:保水効果でに仕上げる! ぱさぱさになりがちな鶏胸肉をに仕上げるのに必要なもの、 それは、塩、砂糖、水です! 「塩」はお肉のタンパク質が溶けてのり状になり、「砂糖」は水を抱えて離さない性質があるそう。 砂糖と塩を使用することでダブルの保水効果でなむね肉に仕上がりますよ! ここで美味しい黄金比をご紹介!• 水 お肉の重さの10%• 塩 お肉の重さの1%• 砂糖 お肉の重さの1% 例えば、200gのお肉の場合、水20cc:塩2g:砂糖2gとなります。 鶏肉をおいしく焼く科学 その2:じっくり低温で焼く さて、冷たいままのフライに油をひいたら、鶏肉を焼いていきましょう! 今回は、鶏むね肉を使っていますが、これから説明するやり方で焼けばしっとりに焼く事ができます。 ズバリッ、弱火で、じっくり焼くことです!! 肉のタンパク質は、温度が65度のあたりから凝固作用が始まり、その反動で肉汁が流れ出ていきます。 ですので、温度を65度にキープしながら焼いていく事で、中に火が通りつつも、しっとりと焼きあがります。 そして、焼く際には、皮の方から焼いていきます。 パリッとした皮の食感を出すためです。 鶏肉をおいしく焼く科学 その3:出てきた水分を、しっかりふき取る。 じっくり焼いている途中に、鶏肉から水分がでてきます。 基本的には低温で焼いている最中にでてくる、この水分は、細胞外水分とよばれるもので、アクや臭みが多いとされていますので、キッチンペーパーで拭き取ってあげます。 このひと手間を、きちんとする事で、味も香りも、スッキリとした印象になります。 手順のおさらいとしては、冷たいままのフライに、油をひいた後、塩で味付けした鶏肉を皮の方から弱火で焼いていきます。 目安は、7~10分程です。 皮の焼き具合を見て、キツネ色にこんがり焼かれていれば、ひっくり返して、さらに7~10分ほど焼いていきます。 出てくる水分は、キッチンペーパーで、こまめに拭いていきます。 最後に、鶏肉の一番厚い箇所に、串などを刺して、透明な肉汁が浮き出てくれば、火が通っているという証拠ですので、完成です。 もし、そうでないなら、さらに両面をじっくりと焼いてください。 鶏肉をおいしく焼く科学 その4:肉の美味しいそうな香り。 その化学反応とは? できましたーー!! 今回の付け合せ野菜は、プチトマトとレンジに1分ほどかけたです! そして、鶏肉が焼かれた香りってたまらないですね~。 ちなみに、この香りは、肉に焦げ目がつく褐変反応、メイラード反応によって出てくるんです。 ですので、肉を焼くときは適度に焦げ目をつける事で美味しく仕上がるんですね。 鶏肉だけでなく、鮭やぶりなどの魚にも応用できます。 では、今回の「鶏肉をおいしく焼く科学」のまとめです!• 保水効果でに仕上げる!• 弱火(65度の低温)で、じっくり皮目から焼く!• 焼き途中の水分を、しっかり拭く!• 焦げ目をつける事で、美味しい香りがでる! これで、いつでも、しっとりと柔らかい鶏肉を焼くことができますね。 ぜひ参考にしてみてください! 料理家164(ヒロシ) 「女子ごはん研究家」の肩書きで、料理が不得手な男性でも作れる、女性が喜ぶ手料理レシピを提案! 現在は、彼女(奥様)に美味しい手料理を作りたいという男性の手助けとなるべく、自宅訪問型マンツーマン料理レッスン【PASTA FOR YOU】を開始!! また、企業へのレシピ提案、コラム執筆も行う。 アメーバブログ:【女子が思わず笑顔の手料理 ~もう一度、いや、さらに愛してもらえます~】.

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