MINIが、ワゴンモデル「MINIクラブマン」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。 改良によりスタイルと性能を伸ばした新型MINIクラブマンについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。 BMW・MINIは現行モデルが3代目となっており、「MINIクラブマン」はブランドのワゴンモデルとしてラインナップされ、その高い使い勝手が人気になっています。 マイナーチェンジした新型MINIクラブマンは、新しいデザインや、大幅にスペックアップしたエンジンを搭載し、走行性能をアップしています。 最新の外装デザインを採用し、より特徴あるスタイルに仕上げ• 「クラブマンジョンクーパーワークス」に、70馬力アップし306馬力を出力する2Lターボエンジンを搭載• トランスミッションを改良し、7速DCTを採用• 安全装備に、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを標準装備。 オプションでリアビューカメラ、パーキングアシスト、PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)を設定• オプションプログラム「MINI YOURS STYLE」を新設定。 ヘッドライトには、丸形を強調するLEDデイライトランニングライトを標準装備。 グリル内の水平のラインはこれまでの上部のほか、下部にまで拡大。 リアコンビネーションランプには、ユニオンジャックのデザインが採り入れられています。 新型MINIクラブマンではホイールのデザインも大幅に変更され、質感をアップ。 その他、新型MINIクラブマンでは、新たにオプションプログラムとして「MINI YOURS STYLE」も設定され、特別色「エニグマティックブラックメタリック」やユニオンジャックをモチーフとした「レザーラウンジ カーボンブラック」「18インチ アロイホイール ブリティッシュスポーク2トーン」「インテリアスタイル」「専用フロアマット」などを選択できるようになっています。 前モデルでは親しみやすさを重視したスタンダードなスタイルとされていましたが、新型MINIクラブマンではクラシックMINIからくるカスタム要素を取り入れたユニークなデザインになっています。 改良された新型MINIクラブマンJCWは、エンジンをこれまでと同じ2Lターボとしながら、BMWの最新コンパクトSUVクーペの上位モデル「X2 M35i」に採用された最新型に変更することで、70psものアップになる306psを出力。 駆動システムは8速ATに4WDをあわせ、従来モデルから25mm拡大された360mmフロントブレーキローター、新たに機械式のディファレンシャルロックを採用することなどによりチューニング。 エキゾーストは新デザインのデュアルタイプとされています。 インテリアにはJCWモデル独自のスポーツシートなどを採用し、走りを楽しむことができるように仕上げられています。 ホイールベース:2670mm• BMW新型MINIクラブマンの内装(インテリア)デザイン BMW新型MINIクラブマンの内装は、MINIのブランドデザインを活かし質感が高められています。 インパネ中央には、大きな丸形のトリム内にインフォテインメントディスプレイを搭載。 室内空間は5ドアから延長された車体により拡大され、最大の魅力となるラゲッジスペースは標準時で360L、後席を収納することで最大1250Lを利用することができるようになっています。 【MINIクラブマン】 乗員:5人乗り ラゲッジ容量:360L(最大1250L)• 【MINI3ドア】 乗員:4人乗り ラゲッジ容量:211L• 【MINI5ドア】 乗員:5人乗り ラゲッジ容量:278L• 【ONE】 直列3気筒1. 4kgm• 【クーパー】 直列3気筒1. 4kgm• 7kgm• 6kgm• 8kgm• トランスミッション:7速DCT or 8速AT• 駆動方式:FF or 4WD BMW新型MINIクラブマンには、1. 5Lから2Lのガソリンとディーゼルのターボエンジンが用意され、多彩なスペックから選択することができるようになっています。 改良ではトランスミッションが変更され、以前6速ATだったモデルに素早い手動変速にも対応する7速DCTを採用。 8速ATのモデルも含め、全車でショートストロークの電子制御式シフトセレクターが採用されています。 9kgmにまで大幅にアップ。 4秒も短縮されています。 BMW新型MINIクラブマンを試乗動画でチェック! 新型MINIクラブマンは試乗動画が公開されています。 MINI独自のスタイルやデザインが高い評価を受けています。 5Lガソリン:16. 2Lディーゼル:16. 5Lガソリンモデルで16. 大トルクを発揮する2Lディーゼルも同等の16. BMW新型MINIクラブマンの安全装備は? BMW新型MINIクラブマンの安全装備には、ストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールと前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキが標準装備されました。 また、リアビューカメラ、パーキングアシスト、パークディスタンスコントロールもオプション設定され、安全性を高めることができるようになっています。 MINI ONEクラブマン:330万円• MINIクラブマン バッキンガム:350万円• MINIクーパー クラブマン:391万円• MINIクーパーDクラブマン:411万円• MINIクーパーSクラブマン:432万円• MINIクーパーSDクラブマン:454万円• MINIクーパーSクラブマンALL4:455万円• MINIジョンクーパーワークス クラブマン:568万円 BMW新型MINIクラブマンの価格は、消費増税やパワートレインのアップデートにより前モデルからアップしています。 前モデルはエントリーグレードの「ONE」が322万円、量販グレードの「クーパー」が378万円からとされていましたが、新型MINIクラブマンでは330万円からとなっています。 BMW新型MINIクラブマンの発売日は? マイナーチェンジしたBMW新型MINIクラブマンは、2019年10月2日に日本で発売されました。 MINIは、5ドアハッチバックに匹敵する人気モデルになっているクラブマンを改良することで、MINIの魅力をユーザーにアピールしていく予定です。 BMW・MINIを「おさらい」 BMW・MINIは、初代が2001年に登場したプレミアムコンパクトブランドです。 1994年に、BMWが「MINI」の権利を持つ英国「ローバー」を傘下に収めたことで開発が始まりました。 当初はローバーが中心となって開発が進行されましたが、ローバーの経営が悪化したことからほぼ開発が終わった状態でドイツに拠点を移し、インチを使用するヤード・ポンド法から、ミリを用いるメートル法で再設計し市販されました。 ファンの間では、ボディサイズが小さい旧型を「クラシックMINI」、BMWが開発した新世代モデルを「BMW MINI」「ニューMINI」などとし呼び分けられています。 FR車を中心としたプレミアムカーを販売するBMWグループで、以前はFF車の高効率な室内空間を持つプレミアムコンパクトカーとして独自の位置づけでしたが、近年はBMWもMINIとパワートレインを共有するFF車「2シリーズアクティブツアラー」などを販売し人気になっています。 現行モデルの3代目BMW・MINIは2013年に登場し、型式はF54がクラブマン、F55が5ドア、 F56が3ドア、F57がコンバーチブルになっています。 ユーザーの要望にこたえ前モデルからボディサイズを拡大し、プレミアムコンパクトとして利便性をさらに向上したことで人気になっています。 BMW新型MINIクラブマンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに! carislife.
次のその日本で、改良新型クラブマンが披露された。 ここでは、発表会場に展示されたクーパー(黒)、クーパーS(赤)の写真をご紹介したい。 発表会に登壇した、ミニ部門でマーケティング・マネージャーを務めるアイリーン・ニッケインは、「(クラブマンは)ジェントルマン向けのクルマ。 日本のジェントルマンというのは、人生において上質なものを楽しむヒト。 職人の技、細部へのこだわり、品質にこだわるヒト。 またクラブマンのお客様が、ディテールにこだわっているということを聞いて本当に嬉しい」と新しいクラブマンを紹介。 「(デザインを率いる)オリバー・ヘイルマンは、ミニ・クラブマンは抑えられた美を体現している、と話しています。 これは明らかな明白な美ではなく、繊細にディテールにこだわってデザインされています。 真のプレミアム・クオリティ、すなわち品質、上質を現しています。 まさに、日本の紳士の方々に適した言葉ではないでしょうか」と日本における人気ぶりを分析した。
次の2000年代に入ってから登場した新世代ミニも、現行モデルで3代目となる。 デビュー直後は3ドアのハッチバックだけだったが、コンバーチブルを加えた。 2代目になり、ステーションワゴンのクラブマンやクーペ、SUVのクロスオーバーなどが登場した。 3代目になってクラブマンとクロスオーバーはボディサイズが大きくなり、上級モデルとして歩みはじめた。 いっぽうミニといえばクーパーというスポーティ仕様がある。 英国のF1マシン技術者(ミドシップのF1マシンを初めて実用化した偉大なエンジニアだ)、ジョン・クーパーの名を冠せたチューニングモデルだ。 このクーパーをベースにさらにスポーツ化したのがジョンクーパーワークス(JCW)で、2代目から設定されている。 今回、ニューミニはこのJCWをもっと過激にし、スペシャル化したのだ。 特徴的なカラーリング(もちろん普通のボディカラーもあります)が目立つ、ジョンクーパーワークス。 トルクも100Nmアップし450Nmとした。 もちろん駆動は4輪。 8速ATを組み合わせている。 さらにトルセンLSDを前輪に、センターにはエレクトロ二カルLSDも装着した。 ブレーキも18インチの大径が装着されている。 これまでのミニシリーズ最速モデルに仕上げられている。 クラブマン自体は2014年から現行型だ。 今回のマイナーチェンジではテールランプのデザインがユニオンジャックをイメージしたものになったことが話題になるぐらい外観の変更点は少ない。 ミニクラブマンはリアハッチが観音開き。 今回試乗したのは欧州仕様だが、エンジンスペックや足回りは日本仕様もほぼ同じ予定。 ましてクラブマンは、リアに観音開きのドアを持つ4WDステーションワゴンなのだ。 フロントシートはいかにもホールドのよさそうなセミバケットシート。 リアシートやラゲッジスペースはノーマルのクラブマンと変わらない。 つまり実用性は十分ということだ。 センターパネルにあるスタータースイッチを押し、エンジンスタート。 アイドリング時のエキゾースト音や振動は少なく、どう猛な印象はまったくない。 ミニらしい、スタイリッシュなインパネやスイッチ類が特徴。 シートはホールド性が高く、長距離ドライブでも疲れづらい しかしアウトバーンでの速さはハンパなかった。 8速ATは6500回転でシフトアップする。 そのまま加速を続けていくと、スピードメーターの針はスケール限界の260km/hにせまる240km/hを表示。 このときでも乗り心地、音、振動はまったく普通。 恐怖心もない。 でも、本領を発揮するのはワインディングだ。 306ps、450Nm、4WD、メカニカルLSD、大径ブレーキ。 どのパーツを取り上げても走りの要素は十分すぎる。 コーナーを立ち上がり、次のコーナーまでの加速。 コーナーギリギリでも安定した減速。 ハンドルを切りこんでいくと、メカニカルLSDが働き、コーナーのイン側をトレースしていく。 やや重めの操舵力と戦いながらの走りは、ニューミニが初期からキャッチフレーズにしていた「ゴーカートフィーリング」以上。 車速も迫力もフォーミュラマシンに近い。 このスタイルから予想される走り(はっきり言うと、あんまり速そうに見えない)を大きく裏切り、めちゃくちゃパワフルでめちゃくちゃしなやかな足回りを持つ。 まさに現代版「羊の皮をかぶった狼」なのだった こうしたワインディング走行で気になったのは、マニュアルモードでのシフトフィール。 シフトダウンのときに若干のタイムラグが感じられたこと。 むしろDレンジ+スポーツモードのほうが、素早いシフトで走行できた。 コーナーでもいきなり強烈な横Gがかかるのではなく、適度なロールを伴う。 おそらく日本の道でも乗り心地は悪くはないだろう。 日常使いも十分にできるスーパーワゴンだ。 日本でのデビューは今秋。 現行のJCWクラブマンは538万円からだが、若干の値上がりはあるかもしれない。 ライバルは2Lターボ、290ps+クワトロのアウディS3スポーツバック(612万円)ぐらいしか見当たらない。 国産車ならスバルXVにSTIバージョンがあれば、ライバルになるかも。 (編集部注/かつての名車、インプレッサスポーツワゴンWRX STIバージョンが今も健在であれば……(悲)) ワゴンなので荷室は広く、キャンプ道具やゴルフバッグなども楽々積める。 リアシートは3分割の可倒式で長尺物も積めるのがうれしい 超高性能を感じさせない外観が、ジェントルドライバーにはうれしい。 秘かに自分だけの高性能を楽しむステーションワゴンだ。 (編集部注/日本仕様の現行型ミニクラブマンジョンクーパーワークスが538万円なので、改良型は550万円前後だと予想。
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