ーどんな敵も6秒以内に殺す。 「ファブル」は天才的な殺しの才能を持っていた。 裏社会のあいだでは空想だと言われるほど伝説的な存在。 そんな中、ファブルを育て上げたボス(組織)から「普通の人と同じ生活を1年しろ」という命令を受ける。 もちろん殺しは禁止。 もしもだれかを殺せば組織からファブルは殺されてしまう。 佐藤アキラという偽名を与えられ、相棒の佐藤ヨウコと一緒に兄妹のフリをしながら大阪での生活が始まる。 ファブルは殺し屋のプロとして「普通の人間と同じ生活をする」という命令を守れるのか…。 といった内容になっています。 殺し屋としてめちゃくちゃ強いのに、チンピラに絡まれたらごく普通の人間だから殴られて華麗にやられます。 出演者一覧• 岡田准一 ファブル/佐藤アキラ• 木村文乃 佐藤ヨウコ• 山本美月 清水ミサキ• 福士蒼汰 フード• 柳楽優弥 小島• 向井理 砂川• 木村了 コード• 井之脇海 黒塩(クロ)• 藤森慎吾 河合ユウキ• 宮川大輔 ジャッカル富岡• 佐藤二朗 田高田• 光石研 浜田• 安田顕 海老原• 佐藤浩市 ボス• 南出凌嘉 幼少期のファブル• 六角精児 バー「バッファロー」マスター• 粟島瑞丸 松沢• モロ師岡 鉄板焼き屋「ちっち」店長• 好井まさお 貝沼• 倉本美津 留古着屋店主• 藤原光博 工場長 主演の岡田准一さんは言うことなしですが、人気若手俳優の「福士蒼汰」や「向井理」まで揃っています。 さらに僕の好きな柳楽優弥さんまで…!最高かよ。 映画『ザ・ファブル』の見どころを3つ紹介! 映画「ザ・ファブル」をまだ見てない人のために映画の見どころを3つだけ紹介します。 ザ・ファブルは原作を見なくても楽しめます。 「殺し屋なのに殺せない」というわかりやすい設定なので、難しい話が苦手な人にもおすすめです。 原作を見ていた側からすると、むしろ漫画を見てしまうといろんな意味で楽しめなくなる可能性もあります。 「映画化最高!」って部分と「なんでこの演出…?」って部分が出ます。 個人の感想ですが僕はありました。 とは言っても、原作を見ていても見ていなくも楽しめる作品となっています。 そういう点を考えると、• 原作を見ないで映画を見る• 原作を最新巻(18巻)まで見る• 映画をもう一度見る といった見方が一番楽しめるのではないでしょうか。 特に「6秒」を意識したグラフィックとかクール。 なので、映画館で見るときは遅れずに行くことをおすすめします。 岡田准一さんのアクションは文句なしでかっこいいです。 特に主人公である岡田准一さんの演技や演出はかなり再現度が高くて原作を見ている側としては最高でした。 岡田純一さんの他にも、 映画『ザ・ファブル』を勝手に評価 岡田准一のかっこよさ 出演者の配役 演出 登場人物の再現度 終盤のもったいなさ 総合評価 キャスト陣と原作との再現率がかなり高かったので最高でした。 ただ、原作と若干違うストーリー性はしょうがないにしても、後半のアクションはもったいなさすぎる…。 ネタバレ感想で詳細は語りますが、ほんとにもったいない。 後半からは完全に別物の映画に変わりつつあって、殺し屋という設定とかいろいろどこかに吹っ飛んでる感じがしました。 物語も難しくないので、サクッと見たい人にもおすすめです。 藤森慎吾さん• 宮川大輔さん• 佐藤二朗さん 個人的にこの3人のキャラがマッチしてて好きでした。 ぜひ原作と見比べてほしい。 再現度高いです。 映画を見てから気づいたんですが、佐藤二朗さんが演じるバイト先の社長役のビジュアルは全然違いました。 原作は強面でした。 でも、佐藤次郎さんがマッチしすぎて違和感ゼロ。 終盤の戦闘シーンは正直「もったいない」という感想 何度も言っているのでわかると思いますが、「ファブル」って殺し屋なんですよね。 で、「どんな相手でも6秒以内に殺す」。 といったフレーズがあるように殺し屋ってサッと殺すんですよ、イメージとしては暗殺みたいな。 ドラマや映画にありがちな「ヒーロー参上!」とかやりません。 原作もそうです。 原作のマンガでは、みさきちゃん(山本美月)と小島(柳楽優弥)を助ける部分は一緒ですが、相手の人数が、• 後半への盛り上がりを見せるため• 「男として小島を助けてほしい」というお願いを愚直に守ろうとするファブルの人間性を見せる といった目的だったとしても、あくまで殺し屋同士の個人戦でよかった気もする。 100人も用意する必要はなかったなあ…と。 柳楽優弥さんはサイコパスな役のはずなのに… 柳楽優弥さんの役は、刑務所から出てきた相当サイコパスでヤバいやつ。 刑務所から出てすぐに同じ組の人間を殺して快感を味わうシーンまでは最高です。 それがファブルに救出される途中…大人数に追われるシーンがビビりすぎではないでしょうか。 完全に足手まとい役みたいにするのはもったいない気がする…。 もっとサイコパスでやばいやつな部分は出してよかったと思います。 ファブルを助ける演出もあったほうがいい気も。 結局殺されるところは映画だと無しにして完全ハッピーにするのかと思ったら、そこは原作通りに殺す。 この演出から考えると、柳楽優弥さん演じる小島という人物に愛嬌を持たせておいて、最後は殺してしまう…という落差をつくる意図があったのかもしれません。 最後の山本美月の落ちるシーンだけ… クライマックスでヒロイン役の山本美月さんが「工場の隅」で落ちそうになるシーン、これも映画オリジナルです。 小島(柳楽優弥)を助けるときは、工場のど真ん中で、落ちたら死ぬレベルの演出。 それに対し、みさきちゃん(山本美月)は工場の隅っこ…。 なんというか、しょぼいです。 見ていた側としては中途半端すぎて、「落ちても死なない位置だし、落ちそうなときにもコメディ要素入ってるから落ちないだろうなあ…」と全然ドキドキしませんでした。 そこは映画なんだから屋上とか落ちたら死ぬのが一瞬でわかる位置で演出したほうが臨場感も出てた気がします。 小島(柳楽優弥)の部分よりもみさきちゃん(山本美月)を助けるシーンを盛り上がるシーンにしたほうが、見る側も感情移入もしやすかったのではないでしょうか。
次の殺し屋が普通の日常生活に溶け込もうとするドタバタと 時折やって来る刺客との紛争を描いた王道ハードボイルド漫画。 どこか淡白ながら質感表現、人物の描き分けなどが丁寧に施された年季を感じさせる絵柄と 大阪の街、映画のような独特のパース表現などがとてもマッチしている。 主人公たちが住んでいる家や行きつけのバー、職場など。 いい漫画というのは、まず「舞台」を描いてくれる。 どれくらいの間取りでどんなものが置いてあるか、誰がどの辺りに居るか。 物語はここから始まるんだと読者に提示し、その期待感を煽るのが上手い。 ネームのギチギチに詰まった感じもなく、しっかりと世界観に浸りながら読むことが出来る。 終始安心して読ませてくれる王道漫画だった。 漫画家としても、人間としてもベテランな 作者の味が出まくってる作品です。 面白い、ワクワクする。 笑える、ドキドキする! 強いて近いジャンルを個人的に挙げるならば マッド. ディモンの 『ジェイソン・ボーン』 のシリーズではないでしょうか。 『ボーン・アイデンティティ』 『ボーン・スプレマシー』 『ボーン・アルティメイタム』 の三部作に痺れた御仁ならば、 この漫画にも間違いなく痺れると 思います。 あれに、ジャン・レノの 『レオン』を合わせて、 日本の大阪風味を足した感じ。 伝わるかなぁ。 でも、この大阪要素がとても重要。 人情と薄情が紙一重のような 東京の下町にも通ずる、 なんとも粋で温かく、 冷酷なくらい厳しい スーパーマンのように、 強さを隠して日常を生きようとする、 生まれついての殺しの天才。 ナチュラル・ボーン・ヒットマン まだ、六巻くらいまでしか読んでないですが 現時点では 本名があるのかないのかも解らない 物心ついた時から プロの殺し屋。 が、大阪で〝普通の人〟を目指して 生活する物語。 連載中の現行マンガタイトルで 一番好きかもです。 読み始めたら、止まらない。 この宣伝文句、 何度も聞きましたが、 これは本物でした。
次の単行本1巻から8巻の途中までをバランスよくまとめた、原作のエッセンスを抽出した内容になっている。 佐藤二朗、 宮川大輔、 藤森慎吾のお笑い担当まで、注目の役者が脇を固めています。 江口カン監督いわく 「頭を空っぽにして楽しんで貰いたい」 というエンターテイメント作品。 ファブルとはどんな男? 原作のシュールな魅力ともに解説 殺し屋ファブル: C 2019「ザ・ファブル」製作委員会 漫画『ザ・ファブル』は、 シュールな笑いが満載。 その魅力にハマると癖になる人が多いです。 ファブルは、どんな相手も6秒以内で倒すという殺し屋だが、結構魅力的なキャラを持っています。 殺し屋としての強さと銃の正確さ、危険を察知するカンの鋭さは並外れているけれど、日常が明らかに変。 ファブルという人物の特徴は下記の5点です。 このように、ファブルという主人公のすべてがシュール。 映画 『ザ・ファブル』 2019 では、そのシュールな部分を見事に再現しています。 【ネタバレあり】 『ザ・ファブル』 2019 の感想 ファブルと美女: C 2019「ザ・ファブル」製作委員会 『ザ・ファブル』 2019 最大の魅力は何と言っても 岡田准一。 近年、日本映画界において彼の活躍は確かに凄いです。 海賊とよばれた男 2016 監督:山崎貴 追憶 2017 監督:降旗康男 関ヶ原 2017 監督:原田眞人 散り椿 2018 監督:木村大作 来る 2018 監督:中島哲也 そうそうたる監督と立て続けにタッグを組んで、演技派として成長してきています。 しかし、今回は一転してコメディへ。 それも得意のアクションを思う存分発揮した、俳優岡田准一の 魅力が詰まった作品です。 しかも 『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』 2006 以来の 変顔と肉体美?が拝めるという、女性ファンには嬉しい特典もついています。 岡田准一のキレキレのアクションに注目! 岡田准一といえばアクション。 カリ、ジークンドー、USA修斗のインストラクターの資格を持つ程の 格闘技オタクです。 カリは、 棒やナイフといった武器術を持つフィリピンの武術。 ジークンドーは、ブルース・リーが極めた武道。 USA修斗は総合格闘技のテクニック。 もともとは映画のために始めた格闘技。 『SP 野望篇』 2010 『SP 革命篇』 2011 『図書館戦争』 2013 『図書館戦争-THE LAST MISSION-』 2015 などで見事なアクションを見せていました。 『ボーン・アイデンティティー』 2002 、 『96時間』 2008)シリーズ、 『 LUCY/ルーシー』 2014 に携わった世界的なアクション監督。 スタントをあまり使わず、ほとんどのシーンを岡田准一自身が演じた激しいアクション。 たとえば前半、暴力団の組長と若頭を撃ち殺すシーン。 素手の岡田が相手の懐から拳銃を奪って、すばやく撃つ場面、観ている側は何が起こったのか、 ついていけないほど早いです。 黒澤明監督作品に出た三船敏郎が、あまりに速くて刀がフィルムに映ってないというように、 岡田准一の動きは素早いことが特徴。 また後半、敵のアジトへ潜入する場面で、壁をスルスルと登っていく姿は、あまりにも自然でワイヤー付けて撮影しているのか分からないほどです。 岡田准一の高い身体能力が、『ザ・ファブル』 2019 を支えています。 文句無しに面白いコメディ ジャッカル富岡のマネをするファブル: C 2019「ザ・ファブル」製作委員会 マンガの主人公は「極度の猫舌」「食事の普通が分からない」「笑いのツボが変」とコメディの要素が十分あるキャラ。 岡田准一は、原作にあるギャグを忠実に再現。 マンガを読んでいる人も、読んでない人も 脳天気に笑えます。 極度の猫舌で熱いものを口にすると「アッヂ~!」と大げさに顔をしかめ。 不良に絡まれて、弱く見せなきゃいけない時の泣き顔など。 岡田准一のコメディ感覚はさすがジャニーズ、TVなどで鍛えられているだけあって、 すべっても面白いです。 そして『ザ・ファブル』 2019 は、 コメディとアクションが岡田准一によって融合したことで、 かつてないエンターテイメント映画になっていました。 魅力溢れる豪華な脇役俳優陣を紹介! 『ザ・ファブル』 2019 で岡田准一を支える脇の豪華俳優陣が、いい味を出しています。 柳楽優弥/小島 敵対するヤクザ: C 2019「ザ・ファブル」製作委員会 江口カン監督について説明 『ザ・ファブル』 2019 の監督は、 江口カン。 CMで数々のヒット作を作り、カンヌ国際広告祭 「クリオ賞」を3年連続受賞。 特にCGを使った映像表現に定評があり、福岡で活躍するCMディレクターです。 北九州市小倉を舞台に、競輪選手として再起を図る元プロ野球選手を描いた 『ガチ星』 2018。 博多を舞台に、辛子明太子を考案した川原俊夫をモデルにした 『映画めんたいぴりり』 2019 など、福岡への愛が詰まった作品を手掛けています。 長編3作目、はじめての大型企画映画の監督です。 今回は原作を忠実に実写化することに力を注いでいて、漫画へのリスペクトを感じます。 『ザ・ファブル』 2019 から感じる映画愛 江口カン監督は、映画好きらしく、 『ザ・ファブル』 2019 の中には映画のシーンを再現したカットが多くあります。 映画冒頭、料亭の襲撃は 『ゴースト・イン・ザ・シェル』 2017 、廊下を歩く着物姿の女中はまさにそれでした。 障子に影が映る姿は、 『ザ・ヤクザ』 1974 『 キル・ビル』 2003 、もしかすると 『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』 1966 銃を解体してバレルを海に捨てるタイトルバックは、 『007 スカイフォール』 2012 接近戦の銃撃は、 『ボーン・アイデンティティー』 2002 というより、 『ジョン・ウィック』 2014 空中で放り投げ、ガラスを割って人質を間一髪で助け出すのは、 『ダイ・ハード』 1988 人質を助けながら銃撃をかいくぐるのは、 『ミッション:インポッシブル2』 2000 ひと仕事終わった最後は、チャーリー・コーセイの歌声が流れTV版 『ルパン3世』 1971 まだまだ気が付かない映画へのリスペクトがあるようです。 何度も観て確認する面白さがあります。 『ザ・ファブル』 2019 のまとめ.
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