カード ゲーム ラブレター。 ボードゲーム『ラブレター』の紹介。各カードの詳しい考察付き!

ボードゲーム『ラブレター(Love Letter)』で勝率が上がる戦略・戦術論

カード ゲーム ラブレター

デザイン:カナイ セイジ イラスト:杉浦 のぼる ストーリー ここではない場所、今とは違う時代、とある小さな王国に、美しい姫がいました。 その姫は気立てが良く、誰とも分け隔てなく接したため、国の皆から好かれていました。 そんな姫に心から惚れ込んだ若者たちは、姫の心を射止めるべく、恋文をしたためることにしました。 城に仕える様々な者たちに協力を仰ぎ、自らの想いを姫に伝えようとする若者たち。 彼らは一癖も二癖もある協力者達の力を使い、見事姫に恋文を届けることができるでしょうか? ゲームの概要 プレイヤーは姫に恋する若者となり、彼女の元まで恋文を届けようと試みます。 恋文を運んでくれるのは城に仕える様々な身分の協力者達(手札)。 彼らは恋文を預かるだけでなく、協力者としてあなたや他のプレイヤーに対して影響を及ぼす効果を発生させます。 ただし、他のプレイヤーに、自分の協力者が誰であるかを推測されるような行動は避けなくてはいけません。 なぜなら、他のプレイヤーは自分の協力者にあなたの協力者から恋文を奪い取らせ、ゲームから脱落させようと狙っているからです。 プレイヤーが保持できるのは、わずか1枚のカードのみ。 それらを上手に選択し、見事姫、もしくは姫に最も近い者に恋文を託すことのできたプレイヤーが勝者となります。 追加カード6枚収録! 「王」「王子」「姫(ショート)」「姫(メガネ)」「伯爵夫人」「女公爵」といった、『ラブレター』(カナイ製作所版)には含まれていなかった追加カード6枚を収録しています。 これらのカードをゲームカードと入れ替えて遊ぶことで、バリエーションが広がります。 テキストレスカード22枚収録! もう何回も遊んで、カードルールを覚えてしまった方や、雰囲気をより重視する方のために、カードにテキストが含まれない「テキストレスカード」も収録しています。 このテキストレスカードは、全てのゲームカードに対応して16枚分あるほか、追加カードに対応する6枚もありますので、いかなるカードの組み合わせの場合も、テキストレスカードだけを使用して遊ぶことが可能です。 カードテキストの一覧を記した一覧カードもありますので、テキストを覚えていない方でも、カード一覧を参照しながら「絵の大きな」テキストレスカードで楽しむことも可能です。 そして、もうお気づきかもしれませんが、こうしたコンポーネントのため、実は、製品1個で同時に2組が遊ぶことができるのです。 一部を除き、製品の価格は本体価格です。

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ボードゲーム『ラブレター(Love Letter)』で勝率が上がる戦略・戦術論

カード ゲーム ラブレター

ラブレターはどんなゲーム? ラブレターは一見ほのぼのとしたタイトルとは裏腹に、場の状況を正確に把握したり、相手の手の内を読んだりと、常に考えながらプレイが進行していく、緊張感のあるゲームとなっています。 日本のゲームデザイナー、カナイ セイジさんが生み出したことで知られるカードゲームです。 ドイツゲーム大賞2014にて4位に入賞しており、日本人としては初めての受賞とのことです。 ラブレターの遊び方・ルール プレイ人数は2~4人、プレイ時間は5~10分ほどです。 使用するカードは8種類あり、それぞれに個別の能力を持っています。 1ゲームに使用するカードは最大で16枚のみですが、枚数が少ないからこそゲームとして成立するという、非常に癖のあるゲームでもあります。 最初にプレイヤーは手札を1枚所持し、自分の番になったら山札から1枚引きます。 そして、2枚の内どちらかのカードを場に出し、能力を使用後ターンを終了、次のプレイヤーの番になります。 この流れを山札がなくなるまで繰り返し、最後に持っているカードの数字が一番強い人が勝利です。 また、ゲームの途中でプレイヤーが1人になった場合、その時点で生き残ったプレイヤーの勝利が確定します。 言ってしまえば、《2枚のカードのどちらかを選ぶ》、たったこれだけのルールです。 しかし、シンプルなルールだからこそ勝ちを掴むことが難しく、運だけでなく戦略性も必要な奥深いゲームとなっています。 心理戦を深く追求するなら2人のみ、運も含めて楽しむなら3~4人、といった人数で遊ぶのが妥当です。 ラブレター最大の特長、カードの能力について カードの能力について簡潔に説明していきます。 【兵士】(5枚) 相手プレイヤー1人のカードを予想し指定する。 (ただし兵士は指定できない) 当てられたプレイヤーはゲームから脱落、外れてもペナルティは無し。 【道化】(2枚) 相手プレイヤー1人のカードを見ることができる。 【騎士】(2枚) 相手プレイヤー1人と決闘できる。 【僧侶】(2枚) 次の自分の番まで能力の効果を受けない。 【魔術師】(2枚) 相手プレイヤー1人のカードを、強制的に捨てさせ山札から1枚引かせる。 この時、姫以外の効果は発動しない。 【将軍】(1枚) 相手プレイヤー1人とカードを交換する。 【大臣】(1枚) 手札の強さの合計が12を越えた時、ゲームから脱落となる。 (大臣の強さは7なので、5以上のカードを引いた瞬間脱落)。 【姫】(1枚) 手札から捨てた瞬間脱落となる。 (魔術師の効果を受けた場合も同様)。 決闘と大臣の能力の際に必要となる【強さ】は、兵士が最小の【1】、姫が最大の【8】となっており、先程の並べた順に1ずつ強くなっています。 つまり、決闘に必要な騎士の強さは3となりますね。 能力について理解してしまえば、ラブレターのルールは9割を覚えたも同然です。 基本的に所要時間も短く、慣れている者同士での対戦ならば5分も掛からないことでしょう。 プレイする上での注意点 運要素も大きく関わるゲームであり、出来る事が限られている部分もある為、戦略を立てるのは難しいです。 ゲームを進める上で厄介なのは、やはり大臣と姫の能力です。 例えば、最初の手札が魔術師(強さ5)の時に、自分の番で山札から大臣(強さ7)を引いてしまったら、残念ながら即脱落となります。 また、姫の場合は手札から捨てることができず、山札から引くカードしか使えなくなりますので、実質手札1枚で戦うことになってしまいます。 それと、魔術師の効果を使われたらそれまでですし、道化の効果で手札を見られた後、次の相手の番で兵士を使用されたり、手札から動かないことを見抜かれ、兵士で指定されてもアウトです。 当然ながら、大臣を引いても負けとなります。 あえて良い点を挙げるならば、運良く将軍が手札に入ればどのカードにも必ず勝てます。 姫を手放しつつプレイヤーを1人減らせますので、将軍を引くか相手プレイヤーから決闘を申しこまれれば、勝利へ向けて大変に有効なカードとなります。 ラブレターを楽しむために 2017年現在では、カードが追加された新バージョンも発売されていますが、まずは基本の16枚でプレイすることを推奨します。 運が悪いと何もできず脱落することもありますし、3~4人でプレイするならば、3ゲーム先取であったり、5勝で勝ち抜き、10ゲーム中の勝利数、といった、勝利を確定するルールを作ってから、じっくり楽しむのが良いと思います。 初めてプレイする時はどんなゲームであっても、必要以上に難しく考えてしまうものですけど、カードには能力についてきちんと書かれていますし、手札も枚数も所要時間も少ないため、実は比較的すぐに覚えられるボードゲームです。 2人でプレイする時と3~4人でプレイする時では、同じルールのゲームのはずなのに、別の側面が見えてくるような不思議な感覚に陥ります。 ここから先のラブレターの戦略や魅力については、是非とも自身で体験して頂きたく思います。

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『ラブレター』ボードゲームのルール&レビュー:恋文を託して姫に届けよう!

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基本カード 16枚• 追加カード 6枚• テキストレスカード 22枚• 一覧カード 4枚• トークン• 羽ペンタイル ラブレターを遊ぶときの「基本カード」がこの16枚です。 「兵士・道化・騎士・僧侶・魔術師・将軍・大臣・姫」の8種類があります。 カードには、カードの「強さ」と「効果」が載っています。 カードの強さは「1~8」まで また、テキストなしの「テキストレスカード」も入っています。 全面にイラストが載っている 全員がカード効果を覚えたら、デザイン重視でこちらで遊ぶのもいいでしょう。 さらに、全てのカードの内容が分かる「一覧カード」もあります。 初めて遊ぶ人はこの一覧カードを手元に置いておくとすぐに確認できるので安心です。 ラブレターの『ゲーム準備』 1枚だけ裏向きで置いておく まずは16枚のカードをシャッフルして、山札を作ります。 山札から1枚引いて、裏向きのまま山札の隣に置いておきます。 この1枚のカードはプレイ中に決して見ることはできません。 全員カードを1枚引く 全員、山札からカードを1枚引いて「手札」とします。 スタートプレイヤーを決める 羽ペンスタイルを上から落として、ペン先の方向にいる人が最初のプレイヤーとなります。 ラブレターの『ルール』 ここからは、ボードゲーム『ラブレター』のルール・遊び方を紹介します。 手札が2枚になります。 例えば、兵士なら 「対象のプレイヤーに兵士以外のカード名1つを宣言し、手札と一致したら脱落させる」という効果。 誰か1人に対して、相手が持っていそうなカード名(役職)を宣言します。 上のように簡単には当たりません。 当たっていれば即脱落ですが、当たらなければそれで終わりです。 また、道化なら 「対象のプレイヤーの手札を見る」という効果。 このように、カードによって効果は様々です。 その他のカード効果については記事後半でまとめています。 脱落したら… カードの効果で脱落してしまった人は、そこで終了です。 手札を公開して、捨て札にします。 出した順番が分かるように、重ねて置くようにしましょう。 脱落していないプレイヤー全員が手札を公開して、カードの強さが最も高い人の勝利となります。 上の場合なら、最も大きい数字「8」の姫を出した人の勝利です。 トークンは1個=1点です。 先に3点獲得した人の勝利となります。 効果:このカードが捨て札に置かれた時、あなたは脱落する 最も数字の大きいカードですが、捨てたら即脱落となります。 道化の効果で手札を見られても捨てることができないので、その後兵士で脱落させられることや、魔術師の効果で強制的に捨てさせられて脱落することもあります。 追加カードが6種類ある ラブレターには基本カードと差し替えられる「追加カード」があり、これらを加えることでまた新鮮なゲームを楽しむことができます。 左から 『王・王子・姫(ショート)・女侯爵・伯爵夫人・姫(メガネ)』という役職です。 ラブレターにぴったりの『スリーブ』 ラブレターのカードに傷がつくとそれがマークとなって、カードの内容がバレてしまいます。 そうなると遊べなくなってしまうので、スリーブを付けるのがおすすめです。 ゲームに使うカード枚数はテキストレスカードを含めて「44枚」なので、このスリーブ(50枚入り)が1個あればOKです。 オリラジ中田版ラブレター『XENO』 『XENO(ゼノ)』はオリエンタルラジオの中田敦彦さんがルールをアレンジしたラブレターです。 2019年10月に発売。 遊んでみると「脱落しにくくなったラブレター」という印象で、「序盤に脱落させられてゲームに参加できない」という事態になりづらいので良い調整が施されたゲームだと思います。 もう少し遊ぶと、相手のカードの出し方を見て「ここであのカードを出したということは…」と推理できるようになります。 この 「深い読み合いに短時間で到達できる」のがラブレターの良さだと思います。 ボードゲーム初心者にうってつけ! ラブレターは「カードは全部で16枚」「手札から1枚出すだけ」と超簡単。 このシンプルさがあるおかげで、自分がボードゲームを始めたての頃は何度も遊んでいましたし、今だに初めてボードゲームをやる人と遊ぶときによく出しています。 「相手を指定して攻撃する」「途中脱落あり」という初心者向きでない要素はありますが、数分でゲームが終わるので他のボードゲームほど気になりません。 まとめ:後半戦が面白い! 初めて遊んだ人は「これ運ゲー…」となることが多く、1回だけではゲームの面白さが分かりづらいのがネックですが、ゲームが5分で終わるので、気軽に2回、3回と遊べて、じわじわと読み合いが回って面白くなっていくゲームです。 情報のない序盤は運頼りですが、中盤からは熱い心理戦に変わります!この後半にかけての読み合いが大好きなカードゲームです。 ラブレターの総合評価.

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