2月下旬。 長崎市内の男性は、同市小江町の岩場でイカ釣りをしている最中に突然、イノシシに襲われ、〝返り討ち〟にした。 「命を守るために無我夢中。 アウェー同士の闘いだった」。 体に負った傷が癒えてきた男性に再び現場を訪ねてもらい、約10分間の死闘を振り返ってもらった。 「自分も足場が悪いアウェー(本拠地ではない意味)で、イノシシも舞台が海ということでアウェー。 つまりアウェー同士の闘いだった。 自分は何度か釣りに来ていた場所だった分、足場にも慣れていてこちらに勝機があったと思う。 同市内で個人タクシーを営む下田直樹さん(52)は仕事前、自宅から程近い防波堤に釣りに来ていた。 釣り歴は40年を超す。 頻度は週1、2回。 この日は防波堤がファミリー客で混雑しており、干潮時に出現する対岸の岩場をスポットに決めた。 エギング仕掛けをセットし、さあこれから第1投というとき。 「グググー」。 背後から聞き慣れない鳴き声が聞こえた。 「何だろう」と振り返ると、5メートルほど先に焦げ茶色で丸々と太った獣がこちらを向いていた。 「えっ、イノシシ!」 そう思った瞬間、突進された。 衝撃で体は海側へ飛ばされた。 「猪突猛進という言葉があるけれど、まさにその言葉通り。 迷うことなく突っ込んできた」 下田さんは持っていた愛用の釣りざおで数回かたたいて応戦したが、脚などをかまれた。 脚をかまれたまま数回か殴ったり蹴ったりし、さらに目つぶしで反撃したが、びくともしない。 ズボンがかみちぎられて一瞬離れた。 その瞬間を見逃さず、上から羽交い締めにしようとしたところ、もみ合いになり一緒に潮だまりに転倒した。 ちょうど上にかぶさるような格好になり、すかさず左足でイノシシの頭を踏んで海中に沈め、両手で相手の背中を必死に押さえ込んだ。 それからどれくらい時間が経過したのか。 イノシシがいつ窒息死したのかも記憶がない。 しばらくして周囲の人から「もう離しても大丈夫ですよ」と言われ、われに返った。 目撃者が警察などに通報しており、救急車に乗せられて初めて「助かった」と安堵した。 左膝をかまれて出血していた。 ただ痛みは搬送された病院に着いてから感じた。 感染症の懸念もあったことから、2週間ほど入院した。 体には生々しい傷が残る。 かみつかれた左膝の傷はあと数センチ深ければ動脈に達して致命傷だったと医師から言われた。 左膝付近を8針縫った。 かまれた傷か牙がかすめた傷かはわからない。 岩場で切ったとみられる手は3針縫った。 現在は地元自治会チームの主戦投手で、シーズン中は週1回の試合で豪腕を発揮する。 自治会とは別のチームでもエースを張り、個人タクシー連合会が主催する九州大会で9連覇中だ。 チームメートの男性(58)は「投げる球はめちゃくちゃ速い。 同年代の中でも彼は足腰が格段に強い」と明かす。 長崎県警によると、襲ってきたイノシシは体長約1メートル、体重80キロ。 海を泳いで岩場に上がってきており、通報時間などから計算して格闘は約10分間だったとみられる。 市農林振興課有害鳥獣相談センターの担当者は「素手で撃退した話なんて聞いたことがない。 イノシシは通常は臆病な性格だが、何らかの原因で興奮状態にあったのだろう」と驚きを口にする。 「イノシシは人間社会に慣れて、昼間も行動するようになった。 もしイノシシと遭遇しても決して立ち向かおうと考えず、逃げることを最優先に考えてほしい」と呼び掛ける。 死闘から2カ月。 やっと通院が終わった。 「これだけ重傷を負いながら傷害保険も適用されない。 でも一生に一度しかない体験だろうし、傷は残ったけど本当に助かって良かった」と下田さんはふり返る。 大好きな釣りは、退院してから一度も行っていない。 「また釣りに行くのか」と尋ねると、笑ってこう答えた。 「家族からは1人で行くなと心配されているけれど、自分は行くよ。 もうそろそろ再開しようかな。 これからがイカ釣りのシーズン本番。 もちろん、これからはイノシシが近くにいないか十分に用心しないとね」.
次の50代の男性vsイノシシ 長崎市にある、穏やかな海と山に囲まれた街で事件は起きた。 「男性がイノシシと格闘して押さえ込んでいる。 」 驚きの通報が警察に寄せられたのは、24日午後4時半ごろのこと。 目撃者: 声がして、パッて見たらもう襲われていた。 俺が上に登ってきて見たときには頭を水に。 イノシシと戦っていたのは市内に住む50代の男性。 警察が現場に駆けつけると、体長およそ1メートル、体重およそ80キロのイノシシはすでに息絶えていた。 一体何が起きたのか? 釣りの最中にイノシシに襲われる ディレクター: こちらの堤防の下で釣りをしていた男性。 釣りの最中に突然イノシシに襲われました。 三連休の最終日。 岩場で釣りを楽しんでいた男性に怪しい影が接近。 これは当時の様子を写した写真。 画面中央の少し右に海を泳ぐイノシシの姿が。 この直後、海から上がったイノシシは目の前の男性に向かって突進し噛みついた。 しかし… 取っ組み合いの末イノシシを押さえ込む 男性はなんと取っ組み合いの末イノシシを押さえ込み、頭を海につけて窒息死させたという。 目撃者: 頭と体をつかんで足も。 (男性は)ガタイ良かったですね。 イノシシを返り討ちにした男性は、太ももを切るなどの大ケガで入院。 取材に対し 「命があってよかった」と話している。 (「Live News it! 」2月25日放送分より).
次のContents• 長崎市50代男性がイノシシに襲われるも返り討ちに 海からイノシシ、窒息死させて返り討ち 長崎の50代男性に警察官もビックリ — 毎日新聞ニュース mainichijpnews 24日午後、長崎市小江町の岩場で釣りをしていた50代男性が、海から上がってきたイノシシに襲われた。 男性は取っ組み合いの末にイノシシを押さえ込み、顔を海につけて窒息死させた。 男性は左脚などにけがをして救急搬送されたが、命に別条はないという。 引用:毎日新聞 報道によると、この50代の男性は岩場で釣りをしていた際に、海からイノシシが上がってきて襲われたそうです。 まず海からイノシシが上がってくる状況が良くわかりませんが、男性も男性でイノシシを窒息死させたといった事実もまた衝撃です。 現場を目撃した通行人から「男性がイノシシと格闘して押さえ込んでいる」と110番したようで、駆け付けた署員がイノシシを組み伏せる男性を発見したようですね。 近くにいた人によると、男性は足をかまれて左の太ももなどを切る大けがをしたようですが、男性は命に別状はなく、市内の病院に搬送され手当てを受けているとのことです。 これを見る限りかなり危険な動物であるとわかりますが、窒息死させるほどの力があった50代男性の方がある意味やばいですね…。 わかった。
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