スポンサードリンク 卵アレルギーは体にどんな反応が出る? 卵アレルギーとは鶏卵または鶏卵を含む食品が体内に入ることで起こるアレルギーです。 主な症状は、 皮膚のかゆみやじんましん、喉のイガイガ感、下痢や嘔吐、ひどい場合は呼吸困難や意識障害という 命の危険に関わる症状が起こる場合もあります。 症状例:蕁麻疹と咳 うちの息子も卵アレルギーを持っているのですが、うちの子の場合は今のところ、 かゆみ・蕁麻疹といった皮膚の反応が主な症状となっています。 具体的には、まず卵を食べて数分すると口のまわりを掻き始めます。 徐々に口のまわりが赤くなり、ポツポツとじんましんが出てきて首の方に広がっていきます。 また、ケホケホと喉の異物感を取ろうとするような咳をしたこともありました。 まだ言葉で自分の体の状況をすべて伝えられる年齢ではなかったのですが、舌をベーッと出して 「いやー」と訴えていました。 恐らく口や喉がイガイガして気持ち悪かったのでしょうね。 ちなみに私の姪っ子も卵アレルギーなのですが、姪っ子も息子と同じく口のまわりと首あたりに蕁麻疹が出る症状を持っているそうです。 症状の出方は人それぞれで、蕁麻疹などの皮膚症状だけが出る子もいれば、逆にじんましんなどの皮膚症状はまったく出ずに、突然嘔吐や下痢をする子もいます。 ひとえに卵アレルギーといっても様々な症状があるので、注意が必要ですね。 また、 料理に甘みを出し、きれいな色付けをしてくれたり、柔らかさを出してふっくら仕上げてくれるから様々な料理や食品に使われているんです。 卵アレルギーの子供を持つママにとって、これを除去するのはとっても大変。 だけど卵アレルギーを持つママ・パパは ある意味でラッキーなんじゃないかと私は思っています(ラッキーという言い方はもしかしたら適切じゃないかもしれませんが・・・)。 一番多い食物アレルギーということは、逆に言えば、それだけ情報がたくさんあるということ。 また、全国的に見ても多くのお子さんが抱えているアレルギーなので、小児科やアレルギー科の先生も知識をたくさん持っておられます。 」 と不安に思う日もありました。 特に重度のアレルギーの場合は完全除去が必要なので、本当に気を抜けません。 でも、プラスの面に目を向けるとママパパも卵アレルギーを持っているお子さん自体もすこし楽になると思います。 私の知人に、重度の卵アレルギーを持つママがいるのですが、彼女は子供のアレルギーを機に自分でアレルギーについて勉強し、7大アレルゲンを除いたお菓子(ケーキ)を作れるようになりました。 そして今では、自分のお店を持つまでになり、同じ悩みを持つ親御さんに対して講演や勉強会を行うなど精力的に活動をされています。 もしあなたが、子供(自分)が『アレルギーだから不幸』だなんて思っているのであれば、これをチャンスだと捉えてこれからアレルギーについて勉強してみてはいかがでしょうか? 関連記事.
次のスポンサードリンク 卵アレルギーの症状と注意するべきことは? 卵アレルギーの症状には、 蕁麻疹や咳が挙げられます。 食べてから数分で症状が出る場合や数時間後に症状が現れる場合もあります。 口周りから赤いポツポツとした凹凸が見られ首・首下へと広がっていき、同時に痒みも発症。 痒みから掻きむしると思いますが、傷ができないように注意を払うことが大切です。 また、咳が出る場合がありますが、症状が重いと呼吸困難に陥る場合もあるため、様子を観察する必要があります。 嘔吐や下痢、腹痛を引き起こし目が赤くはれるなどの症状もあり、体が熱を持ち、 体温が高くなることもあります。 私の息子の場合、口周りから首にかけて蕁麻疹の症状が出始めました。 本人は元気そうでしたが、体は少し熱を持ち、目を腫らせて皮膚をかきむしってしまいました。 咳は出ていなかったので、症状にも個人差があるようですね。 特に喘息持ちの赤ちゃんなどはアナフィラキシーショックという症状を引き起こす恐れがあります。 心拍数の増加や顔面蒼白、発汗などの症状が見られるため、早めに医療機関に受診された方がいいですね。 息子が卵アレルギーの症状で病院を受診した際、先生から、 「 口の中まで蕁麻疹が出た場合はすぐに受診してください。 顔や首などの蕁麻疹は毒素を体外へ出すために赤く凹凸になるので心配は要りません。 」 と言われました。 症状を見極める際には、口の中のチェックも必要とのことです。 スポンサードリンク 卵アレルギーの原因は? アレルギーとは体が異物と判断した時に症状を引き起こします。 乳児は判断する機能が未熟なため、アレルギーを引き起こしやすいそうです。 卵アレルギーは、 卵白に含まれているオボアルブミンが主で、オボトランスフェリン・オボクコイド・リゾチームが原因のアレルゲンとされています。 息子の場合は卵白が原因で2回ほどアレルギー症状が出ました。 原因としては半熟である部分があったからのようです。 加熱することで生卵よりもアレルゲンによる反応が起きにくくなります。 当たり前のことのようで出来ていなかったために一時的な卵アレルギーになってしまいました>< 「十分な加熱をすることが必要」という知識は、母親だけでなく乳幼児に食事を与える全ての人に注意が必要だと思いました。 アレルギーを起こす原因を作らないように気を付けたいですね。 さて、卵そのものだけでなく卵を使った食品は複数あり、子供がよく口にするパンもそのひとつです。 間接的に摂取した場合でも反応が出るのでしょうか。 間接的に摂取した場合は?ワクチンにも入っている! アレルギー反応の数値は個人差があるため、ごく少量でも症状が現れる子や加工食品は食べられる子とそれぞれです。 また、母乳やワクチンによるアレルギー反応が出るかを知っておくことも必要ですね。 鶏肉や卵を使った食品でも反応は出る? 卵アレルギーの発症には、2つのケースがあります。 鶏肉や卵を使った食品を食べてアレルギー反応が出なかったのにも関わらず、卵を摂取したら反応が出るケース。 卵を与える前から、鶏肉と卵の食品を摂取したことで反応が出るケース。 実際、息子は離乳食開始とともに食パンを食べ始めましたが問題なく、卵ボーロでも反応はありませんでした。 そのため先生からは、今まで与えて反応が出なかったものについては今後も食べさせて良いと言われました。 卵アレルギーと判断された場合は、与えても良いか医師と十分相談された上で対応が必要ですね。 母乳からも反応は出る? 早い子では離乳食前から母乳を通じて、卵アレルギーを引き起こす場合もあります。 またアトピー性皮膚炎との関係が別と考えられていますが、早期のアトピー性皮膚炎の赤ちゃんはアレルギーを引き起こしやすいようです。 検査結果で食物の特異性IGEが強い陽性の場合などは影響が考えられるため、母乳育児の場合はお母さんも食物除去が必要になってきます。 予防接種のワクチンにも卵の成分が入っている?! 間接的に卵を摂取する場合で、予防接種のワクチンも該当します。 インフルエンザのワクチンを作る過程で卵の成分が少し入っているそうです。 そのため、アレルギー反応の心配がされています。 インフルエンザの予防接種を受けられない場合は少ないそうですが、アナフィラキシーなどの心配がある場合、皮膚の浅いところでテストし様子を見ます。 また、心配するほどのアレルギーでない方も絶対に症状が出ない保障はないため、お医者さんと相談された方がいいですね。 インフルエンザワクチン以外に 麻疹 MR混合 のワクチンにも卵の成分が含まれています。 インフルエンザのワクチン同様に、アレルギーが心配される方は皮膚にテスト用パッチを貼り、様子を見てから接種します。 息子の場合、アレルギー反応が出てから5ヵ月後にMRの予防接種を受けました。 アレルギーテストの結果、問題無かったためすぐに接種して30分病院で様子を見ました。 息子の卵アレルギーは、卵を避けた食生活と1歳を過ぎていたことで良くなったのかもね!とのことでした。 アレルギー検査には血液検査がありますが、頻繁に行うものではありません。 予防接種時に現在の状態をパッチテストで知ることができるので、良い機会だと思いました。 また卵を完全除去している場合は、予防接種の前後に抗アレルギー剤を服用するなどの対策があるためほとんどの人が受けられるそうです。 乳幼児期は予防接種が多く、インフルエンザワクチンは大きくなっても毎年のように接種する場合もあると思います。 重度な卵アレルギーの方は大きな病院でワクチン接種を行っていることもあるようです。 卵アレルギーは治る?治療法は? アレルギー反応を起こす食品は年齢とともに変化していき、卵の場合は年齢とともにパーセンテージが低くなり、0歳よりも1歳、1歳よりも2歳方が発症する可能性が低いようです。 卵アレルギーは乳幼児だけでなく大きくなっても反応がでてしまうことがあります。 しかしその時の体調が悪くたまたま反応が出ただけなどの場合もあり、火をしっかり通すことで反応は出にくいことも。 一生治らないものではなく、元々卵アレルギーではなくてもたまたま反応が出てしまう可能性もあるそうです。 卵アレルギーが治る?時期は? 卵アレルギーは 個人差もありますが、2~3歳頃に治ることが多いです。 3歳ころになると体の機能が丈夫になるためです。 医師によると小学生のうちには治るとされていますので、卵アレルギーになったから一生治らないとは限りません。 小児科の先生から1歳を過ぎたら血液検査をしましょう!とのことで検査した結果アレルギーが治ったケースも多いそうです。 息子の場合はもともと数値は高いと言われており、一生、卵を避けた食生活を送らなければいけないかと思い自分を責めていました。 が、幸いにも、パンや母乳からは反応がなく1歳過ぎに治ってくれました。 卵アレルギーを持つご家族の掲示板を見ると、数値が絶対!というご意見も見られますが、私自身の体験談からしても「絶対」はあり得ないな、と思いました。 数値ばかり気にするのではなく、将来アレルギーを治すことに目を向けたいですね。 では卵アレルギーの治療法にはどのような方法があるのでしょうか? 一般的な治療法と経口免疫療法 アレルギーの出る食品を食べないことが一般的な方法 食物除去 です。 他に、よく行われているのが 経口免疫療法。 経口免疫療法とは、一定の期間は卵や卵を含む食品を一切与えず、消化機能の成長を待ちます。 体の機能が成熟してきたらアレルギーが出ない程度の量を少量から食べ始めていきます。 そして少しずつ量を増やしていき、最終的には食べられるように免疫をつける方法です。 再び蕁麻疹などの症状が現れる危険性もあり、慎重に行わなければなりません。 一般的な食物除去は卵を避けた食生活をし、アレルギー反応が治まるのを待つ、という方法です。 一方で、経口免疫療法は卵アレルギー克服に積極的に取り組みますので、克服する可能性へと大きく前進していきます。 例として1歳半の息子の友達は、卵ボーロを1つずつ様子見しながら与える方法でした。 その日の機嫌や体調によって与えないことも。 日を増すごとに数が増えていくことから、免疫がついて反応が出ていないようでした。 アナフィラキシーのような重い症状が出ない場合は、チャレンジしてみる価値がありそうですね。 まとめ 卵アレルギーの症状として蕁麻疹や咳などが現れます。 蕁麻疹は痒みも伴うため、掻きむしって傷ができないよう注意が必要です。 卵のアレルゲンは主に、白身に含まれるオボアルブミンによるものです。 乳児は機能が未熟なため体が異物としてアレルギー反応を起こしてしまいます。 卵そのものを直接摂取する以外にも、お母さんの母乳から摂取することや卵を使った食品など間接的に摂取した場合でも反応する人もいるでしょう。 そのため、お母さんも必要に応じて食物除去をする必要があります。 またワクチンにも含まれているため、接種する場合は病院に相談をしてテストを受けることが大切ですね。 重度なアレルギーでも大きな病院で接種することが可能なため、相談してみましょう! 卵アレルギーは経口免疫療法による治療法で克服できるため、お医者さんの指導のもとで行うことができます。 マイナスに考えるのではなく、治療に向けて前向きに考えてお子さんと一緒に取り組んでいけると良いですね!病院によっては卵アレルギーの対処法が違うため、ご自身の考えと違う方向性や不安な場合は複数の病院を受診することでお子さんに合った方法が見つかるかもしれません。
次の食品の特徴と除去の考え方• 鶏卵アレルギーは卵白のアレルゲンが主原因であり、卵黄から除去解除されることが多い。 鶏卵は加熱により、アレルゲン性が低下する。 アレルゲン性は、加熱温度や、加熱時間、調理方法によって異なる。 このため加熱卵が摂取可能でも、生卵や半熟卵などの摂取には注意する。 鶏肉や魚卵は、鶏卵とアレルゲンが異なるため、基本的に除去する必要はない。 加工食品の原材料である卵殻カルシウム(焼成・未焼成製品)は、摂取することができる。 うずらの卵は、食品表示法において特定原材料「卵」の範囲に含まれる。 栄養食事指導のポイント• 鶏卵は安価で質のよいたんぱく質源である。 これを代替するには、肉や魚、大豆・大豆製品などを用いるとよい。 鶏卵不使用の魚・肉加工品(ちくわやウインナーなど)、マヨネーズ風の調味料が市販されている。 また、小麦や牛乳のアレルギーでなければ、食パンやコーンフレークは鶏卵不使用の製品が多く利用できる。 加工食品を適切に選択して、献立の幅を広げることを指導する。 鶏卵を含まないクッキーやビスケット、ゼリーなどの菓子類は、給食のおやつや外出時の携帯品として利用できる。 また、鶏卵を含まないプレミックス粉の利用で、家庭で手軽に菓子を作ることができる。 鶏卵を材料として使用する天ぷらの衣やハンバーグのつなぎなどは、いも類やでんぷんで代替可能である。 家族全員で同じ料理が食べられるよう、食事準備の負担軽減を考慮する。 鶏卵を少量ずつ摂取する指示が医師から出ても、鶏卵独特の臭い、色や味になじめず、実際の食生活に導入しにくい場合がある。 カレーやケチャップ、マヨネーズ風調味料など、マスキング効果の高い食品を用いて、目標をもって開始すると、抵抗感の軽減につながることがある。 揚げものの衣 水と小麦粉や片栗粉などのでんぷんをといて衣として使う。 洋菓子の材料• プリンなどはゼラチンや寒天で固める。 ケーキなどは重曹やベーキングパウダーで膨らませる。 料理の彩り カボチャやトウモロコシ、パプリカ、ターメリックなどの黄色の食材を使う。 したがって、原材料表示欄に鶏卵に関する表記がなければ摂取できる。 鶏卵の代替表記:たまご、鶏卵、あひる卵、うずら卵、タマゴ、玉子、エッグ• 鶏卵の特定加工食品については、P32 を参照• 「卵殻カルシウム」は摂取することが出来る 2 容器包装されていない料理や加工食品(飲食店、惣菜など) 容器包装されていない料理や加工食品には、どのような原材料であっても表示の義務はない。 特に微量で発症したり、重篤な症状を起こしたりする可能性がある場合は販売者に直接確認して利用する。 加工食品に含まれる鶏卵の量は一様ではないため、医師は、より安全性を配慮した範囲で摂取を許可する。 さらに、その摂取を数回繰り返して問題がみられなければ、医師の指示のもとで以下の表を参考に他の加工品を試すことができる。 鶏卵のタンパク質(アレルゲン)は加熱による変性が大きく、加熱時間、加熱温度、材料の鶏卵の量によって症状の出やすさが大きく異なるため、食べられる範囲を広げていく際には十分な注意を要する。 その摂取量を数回繰り返して問題がみられなければ、医師の指示のもとで鶏卵を含む加工食品の摂取が可能となる。 ただし、非加熱の鶏卵、加熱の甘い鶏卵を含む食品(温泉卵、プリン、茶わん蒸し、オムレツ、かきたま汁など)の摂取の可否は医師の指示に従う。 さらに、摂取後の運動なども考慮して日常生活に支障がない量まで摂取できることを確認し、自宅以外(集団給食や外食など)でも除去の対応は不要となる。
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