トカゲ・ヤモリ・イモリの違い 爬虫類に興味のない方にには トカゲ・ヤモリ・イモリは、全部一緒に見えるかもしれないですね(笑) でもソレゾレ特徴があって違うんですよ。 ではどんな特徴があるのか解説しますね。 トカゲの特徴 トカゲは私が住んでる日本にも ニホントカゲ、ニホンカナヘビが生息しています。 また トカゲは 陸上にすむ爬虫類なので身近な原っぱや自然があるところで見ることや捕まえることがが出来ますね。 私が小学生の時に毎日 ニホントカゲ・ニホンカナヘビを捕まえて来て、庭に放してたら家じゅうがトカゲだらけになって母親に怒られた思い出があります(笑) そんな身近な トカゲの特徴は、昼間に見かけられるので 昼行性の爬虫類です。 体は ウロコがあって、まぶたがあります。 パチパチと瞬きをするので可愛いですよ。 そして トカゲの体型は頭から尻尾まで、まっすぐな体をしています。 それに比べてヤモリの体型は首と尻尾の付け根にくびれがありますから、体型からも違いがみれます。 トカゲ・ヤモリ・イモリの前肢(まえあし)の指の数は違いがあって、トカゲは前肢の指の数は5本です。 その 指先には爪が生えています。 爬虫類なので卵を産みますが、 トカゲの卵には殻(から)があります。 ヤモリの特徴 日本に生息している ヤモリは ニホンヤモリがいます。 体の色は灰色で地味ですが、ヤモリの目はクリクリしている所ので可愛らしいです。 どうしてヤモリの目がクリクリしているのかは、 ヤモリにはまぶたがないからなんですね。 だから ヤモリとトカゲを見分けるのに1番簡単な方法はまぶたを見たらわかりやすいですよ。 でも中には例外があって、ペットとして人気の高い ヒョウモントカゲモドキはヤモリの仲間ですが、まぶたがあります。 ヤモリは夜に見られるので、 夜行性の陸上にすむ爬虫類です。 体にはトカゲと同じくウロコがありますが、ザラザラ、ブツブツとしたウロコですね。 ヤモリは家の壁とかに張り付いてたりしています。 それは ヤモリの手に吸盤があるからなんですね。 でも爪はないんですよ。 その ヤモリの前肢の指の数はトカゲと同じで5本です。 また ヤモリも卵を産みますが、 ヤモリの卵にも殻があります。 イモリの特徴 日本にも イモリは生息しています。 日本に生息している イモリは、 アマミシリケンイモリ、オキナワシリケンイモリ、イボイモリそして馴染みのある アカハライモリです。 イモリは、トカゲとヤモリと違って 水中や水辺にすむ夜行性の両生類なんですよ。 しかも護岸された場所などでは生きていけないんです! だから数が減ってきて 準絶滅危惧種になっています。 イモリの一番の見た目の特徴はトカゲとヤモリとは違い、前肢の指の数は4本で水かきがあります。 また ウロコはなくて粘膜に覆われていて、乾燥に弱いのでいつも湿った状態ですよ。 乾燥に弱いから まぶたがあります。 私が イモリの一番好きな所は、トカゲとヤモリよりも 凄い再生能力があるところです。 トカゲとヤモリも尾が切れたら再生します。 その再生した尾は再生尾といって形が少し違うんですよね。 何故かと言うと骨は再生しないんです。 しかし イモリは骨まで再生するんですよ! しかも 手足・目・心臓・脳までも、一部が傷ついても再生が可能なんです。 凄い再生能力でしょう。 また アカハライモリにはフグと同じ テトロドトキシンという成分の毒を持っています。 トカゲ・ヤモリ・イモリの特徴 トカゲ ヤモリ イモリ 前肢の指の数 5本 5本 趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる器官があります。 4本 水かきがある うろこ ウロコがある ウロコがある ウロコはなくて粘膜に覆われている まぶた まぶたがある まぶたがない ヤモリの仲間のヒョウモントカゲモドキには、まぶたがある 乾燥に弱いのでまぶたがある 爪 爪がある 爪はない ヤモリの仲間のヒョウモントカゲモドキには、爪がある 爪はない 生息地 陸上 陸上 水田や川などの淡水域 トカゲ・ヤモリ・イモリのエサの種類 トカゲ・ヤモリ・イモリを飼育するのなら、どんなエサを食べるのか知っていないとダメですよね。 例外的なエサもありますから解説します。 トカゲのエサ トカゲは肉食性で動物質のエサを好みます。 エサは 昆虫が多く、クモ、バッタ、アリ、コオロギなどの小型の昆虫を捕食します。 海外の 大型のトカゲなどは虫以外に、 マウス、ウズラ、ドッグフードを食べたりします。 ドッグフードは栄養がしっかりしていますからね(笑) また例外があってペットで人気のある フトアゴヒゲトカゲや グリーンイグアナなどの 植物質を好むトカゲがいます。 そのトカゲには 小松菜、チンゲン菜、バナナやリンゴ、サツマイモ、ニンジンなどを与えたりしますよ。 豆腐が好きな グリーンイグアナもいたりしますから面白いですね。 ヤモリのエサ ヤモリの基本は昆虫食で、小さい昆虫が主食です。 夜に民家の光につられて集まってくる昆虫を食べていますよ。 ペットして飼われているヤモリは、虫や人工飼料・人工餌も慣れたら食べるようになりますね。 イモリのエサ イモリのエサはオタマジャクシや水中に生息する小型の昆虫、イトミミズなどを食べる肉食性です。 ペットのアカハライモリは赤虫などをピンセットで口元に持ってい行くとよく食べてくれますね。 トカゲ ヤモリ イモリ トカゲ・ヤモリ・イモリのエサ 昆虫が多く、クモ、バッタ、アリ、コオロギなどの小型の昆虫 フトアゴヒゲトカゲやグリーンイグアナなどの植物質を好むトカゲは小松菜、チンゲン菜、バナナやリンゴ、サツマイモ、ニンジンなど、 昆虫食で、小さい昆虫が主食 オタマジャクシや水中に生息する小型の昆虫、イトミミズなど トカゲ・ヤモリ・イモリは懐くのか よく爬虫類は懐くのかと質問されますね。 私は、懐く種類がいると思いますね。 トカゲ・ヤモリ・イモリの中では、懐く確率が高いのはトカゲだと思いますよ。 懐く種類もいるかもしれないですが、私が経験した ヤモリ・イモリは懐かなかったですね。 懐くレベルで言うと ヤモリ・イモリは金魚と同じくらいだと思います(笑) 私は今現在ヤモリの仲間の ヒョウモントカゲモドキを飼育しています。 ハンドリングも出来ますし、ケージを除くとたまに寄っても来ます。 でも懐いているかと言えば懐いていないと思いますよ(笑) 中型・大型のトカゲは懐く確率がある 小さなトカゲなどは、懐くことはないですね。 何故かと言うと、最初の方にも書きましたが私は毎日 トカゲを捕まえましたが懐いた トカゲは一匹もいませんでしたからね(笑) でも 中型・大型のトカゲは懐くと思います。 私が飼っている フトアゴヒゲトカゲは現に懐いています。 寄っても来ますし、なでてあげると気持ち良さそうにして穏やかな表情を見せますよ。 毎日世話をしていると表情の変化を分かるようになりますね。 グリーンイグアナも懐いている話もありますからね。 私の知っているヘビのブリーダーさんがいるのですが「ヘビは懐くのか」と聞いたことがあります。 そうしたら「300匹に1匹くらいの割合で懐く子がいる」と言ってました。 だから トカゲ・ヤモリ・イモリでも何100匹に1匹は懐く子もいる可能性はあるのかもしれないですね。 私はまだ見たことはないですが(笑) まとめ 【トカゲ・ヤモリ・イモリの特徴】 トカゲ・ヤモリ・イモリの特徴 トカゲ ヤモリ イモリ 前肢の指の数 5本 5本 4本 水かきがある うろこ ウロコがある ウロコがある ウロコはなくて粘膜に覆われている まぶた まぶたがある まぶたがない ヤモリの仲間のヒョウモントカゲモドキには、まぶたがある 乾燥に弱いのでまぶたがある 爪 爪がある 爪はない ヤモリの仲間のヒョウモントカゲモドキには、爪がある 爪はない 生息地 陸上 陸上 水田や川などの淡水域 【トカゲ・ヤモリ・イモリのエサ】 トカゲ ヤモリ イモリ トカゲ・ヤモリ・イモリのエサ 昆虫が多く、クモ、バッタ、アリ、コオロギなどの小型の昆虫 フトアゴヒゲトカゲやグリーンイグアナなどの植物質を好むトカゲは小松菜、チンゲン菜、バナナやリンゴ、サツマイモ、ニンジンなど、 昆虫食で、小さい昆虫が主食 オタマジャクシや水中に生息する小型の昆虫、イトミミズなど トカゲ・ヤモリ・イモリの中では、懐く確率が高いのはトカゲ。 そのトカゲでも中型・大型のトカゲは懐く確率が高い。 今回はトカゲ・ヤモリ・イモリの違いを解説しました。 違いや特徴を知ってると飼育する時にかなり役に立ちます。 ぜひ爬虫類に興味を持ってもらえたらなと思っています。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!.
次の尻尾が青いトカゲは幼体だけ トカゲの尻尾が青くなるのは幼体だけと言われております。 トカゲが小さい頃は青色の尻尾をしていていても、成長するにつれてだんだんと茶色のように胴体と同じような色に変化していきます。 青色の尻尾のトカゲを見たときはトカゲのサイズも小さかったのではないでしょうか。 それはまだトカゲの子供である可能性がとても高いですので、無闇に捕まえたり遊んだりせずに、そっとしておいてあげましょう。 トカゲの幼体の尻尾が青い理由 それではなぜトカゲの幼体の尻尾は青くなるのでしょうか。 これには定かな理由は明らかになっておりませんが、外敵の注意を尻尾に惹くためだという考え方が最も一般的です。 トカゲはいざとなったら自身の尻尾を切り落として逃げることでも有名ですよね。 トカゲの一番の外敵といえば鳥類です。 そして鳥類は青色をはっきりと認識すると言われております。 そこで万が一鳥類に襲われても、鳥の意識をしっぽに引き寄せて、いざとなったら尻尾を切り落として命だけは助かろうという意図があるのではないでしょうか。 そしてトカゲが成長して大きくなると鳥類から襲われる可能性も低くなりますよね。 そのためトカゲの尻尾が青いのは幼体の時期だけになるのではないでしょうか。 また、トカゲが切り落とした尻尾が再生する仕組みはで詳しくご紹介しておりますので、興味のある方は是非こちらも併せてご確認してくださいね。 尻尾が青いトカゲの種類 全てのトカゲの幼体の尻尾が青いというわけではございません。 尻尾が青いことで有名なトカゲはニホントカゲです。 基本的にニホントカゲは九州から本州にかけて広く生息しております。 東日本に棲息しているニホントカゲをヒガシニホントカゲと表現することもあります。 また伊豆半島や伊豆諸島に掛けて棲息しているトカゲをオカダトカゲと呼ぶこともあります。 この三種類のトカゲは見た目も似ていて外見上はほとんど区別することができませんが、分子系統解析によって分類されるようになりました。 見分け方は確かに難しいですが、棲息地域が異なりますので、発見場所に応じて種類を予測されてみてはいかがでしょうか。 また国内のトカゲの種類に関しては、でも取り上げておりますので、是非こちらもご確認してくださいね。 尻尾が青いトカゲに毒はあるの? 尻尾が青いトカゲに毒はあるのでしょうか。 南米やジャングルに生息しているカラフルの生物は毒があると言われておりますよね。 自分の体を鮮やかなカラフル色にすることで、俺は毒を持っているから食べないほうがいいよ!と相手を警戒していると言われております。 この知識を持っている方なら、青い色の尻尾を持ったトカゲを見てしまうとドクが有るのではないかと警戒してしまうかもしれません。 でもご安心してください。 日本に生息しているトカゲには基本的に毒は一切持っていないです。 そもそもトカゲに関しては毒を持っている種類は世界的に見てもほとんど種類がいません。 しかし毒がないからといってトカゲの尻尾を捕まえてしまうと尻尾を切り落としてしまう可能性がありますので、ニホントカゲに触れる時は気をつけてくださいね。 尻尾の青いトカゲは飼育できるのか 尻尾の青いトカゲに毒が無いと分かったら、そのトカゲを捕まえて飼育したいという方もいらっしゃるかと思います。 特に好奇心旺盛の子供にせびられたら、なかなか断れない親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。 結論から申しますと、尻尾が青い野生のトカゲを飼育することは可能です。 ニホントカゲを捕まえてしまっても法律を犯してしまうことは一切ありません。 ニホントカゲの飼育方法はでご紹介しておりますので、まだご確認していない方は是非こちらもでご確認してくださいね。 またトカゲを捕獲する際は尻尾が切れてしまわないようにくれぐれも気をつけてくださいね。 尻尾の青いトカゲを見つけてみよう! いかがでしたか。 尻尾の青いトカゲの種類やその理由はご確認いただけましたでしょうか。 尻尾の青いトカゲは日本の広い地域で生息しておりますので、野山や公園などで比較的簡単に見つけることができます。 とても綺麗な青色をしておりますので、ぜひ探してみてくださいね! またお子さんと一緒にお散歩中に尻尾の青いトカゲを見かけたら、ぜひしっぽが青い理由を子供に教えてあげてくださいね。 またトカゲの性別を見分ける方法はご存知でしょうか。 で詳しくご紹介しておりますので、興味のある方は是非こちらもご確認してくださいね。
次のもくじ• ヤモリも節足動物やトカゲと同様、外敵から襲われると足や尾を自分で切って捨て、自分の身を守る行動を取ります。 これを 「自切 じせつ 」といいます。 ヤモリの尻尾は、再生されるのに、 だいたい1ヶ月から数ヶ月の期間がかかるようです。 数ヶ月で再生はされるのですが、尻尾の骨まで完全に再生することができないため、尻尾が切り離される前の完全な状態に戻ることはありません。 また、見た目も少し違ってきます。 再形成された尻尾は 色が薄くて形も短く、太い尻尾になります。 再生された尻尾が切れたときも再形成されますが、再形成には必要な栄養もあるため、場合によっては再形成できずに尻尾が切れたままになっているヤモリもいます。 注意してほしいのが、尻尾の再生を実現させようと、無理矢理 ハサミなどでヤモリの尻尾を切ってしまった場合は再生しないことがあります。 生物の身体は不思議がいっぱいですね。 外敵に襲われて自分の体に危険を感じると、意識的ではなく無意識的、反射的に尻尾を切ってしまいます。 なぜここまで簡単に尻尾が切れるのかというと、脊椎に自切面という節目があり、切れやすい構造になっているんです。 さらに、 切れた尻尾は大体10分間、最大で30分くらい、ジタバタといろんな動きをすると言われています。 切れた尻尾は同じようなリズムで動いていたと思ったら、突然ジャンプしたり、とんぼ返りまでしたりと予測が難しい動きをするので、外敵がその尻尾に気を取られている間にヤモリはその場から逃げる事ができます。 このように、ヤモリの尻尾は色んな動きをするので、もし自分の体より遠い位置まで切れた尻尾が動いていくと、外敵はそっちに集中して自分の体から離れていくので、外敵からヤモリが逃げ切れる可能性が高くなります。 つまり、 尻尾をおとりにして、自らの身を守るために尻尾を切っていることになります。 自らが生きるために考えられた習性なんでしょうね。 不思議ですね。 もしかしたら、子供のころにヤモリの尻尾を掴んで持ち上げたら、そんなに力を入れていないのに尻尾が切れてヤモリの体が下に落ちて、ヤモリが逃げちゃったという経験をした人もいるかもしれません。 ヤモリは尻尾をおとりにすることにより、外敵から無事に逃げ切ったあと、尻尾を切った場所にもう一度戻って、その 切った尻尾を食べることがあります。 これは、 尻尾に多く含まれている貴重な脂肪分を摂るためだと考えられています。 尻尾を再生するためにも、それなりの栄養分が必要なのでしょう。 livedoor. html? というのも、切れる前の尻尾には尾骨と言う骨がきちんと出来ていているのですが、尻尾が切れてしまうということは、この尾骨も折れてしまうことになります。 この尾骨が再形成されれば元の状態まで戻るのでしょうが、さすがにそこまで完璧に骨が戻すことは出来ず、 再形成は軟骨で尻尾が作られます。 そのため、 元の尻尾より太くて短い、いびつな形になってしまいます。 しっかりとした尾骨がベースにあって尻尾ができていないので、短い尻尾になってしまうんですね。 軟骨でできているので、長い尻尾だとぶらぶらな状態になってしっかり支えることが出来ないので、短い尻尾になってしまいます。 blog129. fc2. html 全く血がでないことはなく、 ほんの少しジワッとにじむくらいに血が出ることがあるようです。 切り口部分の筋肉が収縮し、さらに自分で尻尾を切った場合は切れた部分の血管の内側の壁が弁の働きをして血管をふさぐため、大量にドバッと血が出ることはないようです。 blog134. fc2. トカゲは 「トカゲの尻尾切り」という表現があるくらいですから、ヤモリと同じように自分で尻尾を切るのですが、実はトカゲの全てが尻尾を切るわけではありません。 種類によって、尻尾切りをしないトカゲもいますし、さらに、中には切れた尻尾を再生しないトカゲも存在します。 トカゲの尻尾が再生するイメージが強いのは、ニホントカゲという日本でよく見かけるトカゲは尻尾切りを行うからですね。 ニホントカゲのような尻尾が再生するトカゲについては、再生の仕方もヤモリと同じで、尾骨は再形成されずに軟骨で形成されることになるため、完全には元通りになりません。 また、イモリはヤモリやトカゲと違って両生類に分類され、自ら尻尾を切ることはしないのですが、 尻尾を失っても完全に骨まで再生します。 この再生は尻尾だけでなく、体の半分くらいしかない場合でも再形成されますし、網膜、脊髄、脳の一部さえも再生できるようです。
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