帝国関係 アドラステア帝国の関係者たち。 アランデル公 エーデルガルトの伯父。 大修道院へ長らく寄進を続けていたが、ある時期を境にピタリと止まっている。 ラディスラヴァ 帝国軍人。 エーデルガルトに才を見出され、ガルグ=マク決戦から将軍として起用されるようになった。 彼女への忠誠心はかなり高い。 敵将として登場するシナリオでは、ミルディン大橋戦で戦死する。 (紅花の章で離脱したときは割と悲しかった) ランドルフ 帝国軍人。 ラディスラヴァと同じく、ガルグ=マク決戦から将軍として登場。 フルネームは ランドルフ=フォン=ベルグリーズ。 妹・フレーチェと母親のことをとても大切にしている。 紅花ルートをプレイした後だと、倒すのが心苦しく感じる……。 フレーチェ ランドルフの妹。 紅花の章では、兄とともに大修道院に登場。 兄が死んだ後も大修道院に留まり、戦争の結果を見届ける。 蒼月の章では割と重要キャラだったりする。 王国関係 ファーガス神聖王国の関係者たち。 ロドリグ フラウダリウス公爵で、フェリクスの父親。 ディミトリを昔から知る人物のひとり。 とても気さくな性格で、出会ったばかりの兵士たちと早速酒を飲み交わしていたほど。 コルネリア 王国お抱えの魔道士。 疫病に苦しんでいた王都を救った経歴を持つ。 「闇に蠢く者」との繋がりがあり、王国の瓦解を望んでいた模様。 同盟関係 レスター諸侯同盟に関係する者たち。 クロードを昔から可愛がっており、「坊や」呼びしている。 アケロン ミルディン地方の北側を治める貴族。 ローレンツの外伝で敵将として登場するほか、「ミルディン大橋の戦い」でも参戦。 ナデル フォドラの東に位置する国・パルミラの豪傑。 「百戦無敗」を誇りとしている。 クロードの要請に応じて、同盟軍に加勢する。
次のデータ クラス グレモリィ CV 概要 ファーガス神聖王国に仕える魔導士。 学者として活動していた過去があり、水道の整備を進言して王都フェルディアの流行り病を食い止めた実績を持つ。 それから20年経った1部の時点でも当時の美貌を保っている。 また、本作屈指の豊満な肢体の持ち主。 だが、ある日を境に性格や嗜好など何から何まで別人のように変貌し、かつて聖女と讃えられた人柄とは反する悪辣な振る舞いが多くなってきているという。 余談 担当声優の岡村明美氏はでとを演じていた経験があり、実に7年ぶりの担当になる。 代表としてと連想する者が多い。 またの中の人である井上喜久子氏が演じていたの代役の経験もある 関連タグ …帝国で学者をしていたとき、同じ学院で学んでいた人。 彼曰く学者時代の頃は素晴らしい優秀な人だったらしく、なぜこのようなことをしたのかわからないそうだ ネタバレ 帝国ルートでは、コルネリアが帝国に寝返る手筈であったことを知らずに奇襲するかたちで、王国攻略の要所である城塞都市「白銀の乙女」アリアンロッドで戦うことになる。 ただし、はコルネリアの正体を知っており、いずれ来たる「闇に蠢く者」との戦いのために彼女を討ち、戦力を削ることこそがアリアンロッド奇襲の本当の目的であった。 これにアランデル公が激怒し、報復としてアリアンロッドに光の杭を撃ち込んだ。 青獅子ルートでは、伯父殺しの罪でを処刑したと発表して帝国に寝返る。 そして王子が不在となった王国をファーガス公国とし、実権を握った。 その後、フェルディアを奪還しに来たディミトリたちと激突することとなる。 金鹿ルートでは、たちが旧王国領を通過することなく帝都アンヴァルに向かってしまったため、戦う機会はない(教会ルートも同様)。 後に、帝都が陥落した途端に姿を消したことがわかる。 アランデル公が「帝国に寝返る予定だった」と語ったことや、フェルディアで彼女が用いた古代兵器、さらに個人スキル「アガルタの術」を持っていることなどから、明言されてはいないもののその正体は「」 アガルタ のメンバーで、上記の豹変ぶりからトマシュやモニカと同様に本来のコルネリアは始末されて「闇に蠢く者の誰か」に成り代わられていることが示唆されている。 更に、前王のランベールと前女王のパトリシアを会わせないようにして、思い違いを起こさせ「ダスカーの悲劇」を起こさせるように促したとディミトリは推測する。 の台詞から、彼女を連れ去り、人体実験でティモテの紋章の効果を過剰に強化させた模様。 関連記事 親記事.
次の概要 の17作目で、完全新作としては2015年発売の「」以来4年ぶりである。 開発は過去のシリーズ作品すべてを手掛けてきた「」と「」の共同開発。 2017年1月19日に配信された「ファイアーエムブレム Direct 2017. 19」で本作が開発中であることが初めて発表され 、2018年6月13日に配信された「: E3 2018」でタイトルとPVが初公開され 、2019年2月14日に配信された「Nintendo Direct 2019. 14」で発売日が発表された。 本作のストーリーは二部構成となっており、前半の士官学校編で選んだ3学級によって、後半の戦争編のストーリーが変化する。 本作は登場人物の一部がドイツ風の名前であったり、王侯貴族の中にといった形で、ドイツをモチーフとした内容となっており、さらにロシアやアラビア、インドの要素も加わっている。 システム 戦闘 天刻の拍動 『』の「ミラの歯車」のような戦闘での時間を巻き戻せるシステムで、使用すると1手単位で時間を巻き戻し、指示を出し直すことができる。 ただし使用回数には制限がある。 騎士団 物語が進むと利用できるようになる騎士団ギルドで雇うことができ、ユニットそれぞれに配備できる。 騎士団を配備するとユニットのステータスが変化し、上昇だけでなく減少するステータスもある。 「指揮」の技能レベルを高めると、より強力な騎士団を配備でき、計略に役立つスキルも覚えられる。 騎士団を率いているユニットが戦闘でダメージを受けると、騎士団の体力にあたる「戦力」が減少し、戦力がなくなると騎士団の付加効果が消え、計略が使えなくなる。 減った戦力は、ギルドで補充可能できる。 騎士団もユニットと同様、戦闘を重ねることでレベルと能力が上昇する。 計略 騎士団を雇っているユニットが使用できる。 敵を攻撃するものだけでなく、味方をサポートするものなど多彩な計略がある。 敵を攻撃する計略には反撃を受けないという特徴と複数の敵を同時に攻撃できるという特徴があり、戦場ごとの使用回数に限りがあるが、アイテムなどは消費しない。 連携 敵を攻撃する際に、同じ敵を攻撃できる位置に味方がいると、「連携攻撃」が発生する。 攻撃を仕掛けるユニットの命中と回避が上昇し、特定のユニット同士が連携攻撃を行うと、攻撃の威力も上昇する。 計略にも、同様に連携が発生し、「連携計略」が発生した場合、参加するユニットの数や支援レベルに応じて威力と命中が上昇する。 副官 主人公の指導レベルのパラメータが一定に達すると、各ユニットに「副官」をひとりだけ設定できるようになる。 主人公の指導レベルによって最大3人まで設定できる。 副官がいる場合、ユニットの戦闘時に副官との連携が発生する上、様々なサポートが発動するようになる。 設定によるデメリットはなく、敵との戦闘を行うと、副官も経験値を獲得できる。 戦技 技能レベルを上げることで習得できる強力な攻撃。 追撃が発生せず、武器耐久値の減りが多いが、強力な一撃をくり出すことができる。 難易度とゲームモード 難易度は「ノーマル」と「ハード」、およびアップデートで追加された「ルナティック」の3種類で、ゲームモードは味方が倒れても戦闘後に復帰する「カジュアル」と、倒れた仲間が二度と戦闘に参加できなくなる「クラシック」のふたつが存在する。 士官学校 前半の士官学校編の舞台で、3Dで描かれた修道院内を移動しキャラクターと交流することができる。 学校では生徒を指導し技能レベルを伸ばしたり、会話を通じて絆を深めることができる。 平日は生徒を指導し、週末の自由行動日は出撃や資格試験を行うことができる。 1節が物語上の1章となり、平日と週末の行動をくり返し、節末の課題出撃をクリアすると次の節へ移行する。 各節の最後に起こる事件はどの学級を選んでも同じだが、選んだ学級によってその前後のイベントが異なる。 時にはほかの学級ではわからなかった視点で物語が描かれる場合もある。 生徒の素養である「技能」は、教育によって高められる。 教育はオートでも行えるが、生徒の特徴ややる気に合わせて細かく対応すれば、自分好みの生徒に育てることができる。 1週で生徒を教育できる人数を示す「教育行動力」のほか、散策での行動力、出撃での行動力がそれぞれ存在する。 主人公の「指導レベル」が上がると、それぞれの行動回数が増加し、1週間により多く行動できるようになる。 指導レベルは、教育や交流、散策などを行うことで上昇する。 生徒にはそれぞれ「やる気」があり、やる気が高いと個別指導できる回数が増える。 やる気は主人公と交流することで上がるほか、戦闘での活躍でも上昇する。 アイテムの中には、キャラクターへの贈り物として使えるものがあり、気に入ってもらえれば主人公との支援値が上がるほか、自学級の生徒ならやる気も上昇する。 個別指導では、生徒ひとりに対して指定した技能の教育が行える。 教育の結果は4種類が存在し、獲得経験値の倍率が変化する。 結果によって叱咤激励を行うと、生徒のやる気が変わる。 個別指導に加え、「目標設定」で選んだ最大ふたつの技能は、自習によって週ごとに能力がアップする。 グループ課題は、毎週、ふたりひと組みの生徒に与えられる。 設定すると課題に応じた技能が成長するほか、その生徒同士の支援値が上昇する。 課題の成功度合いによって、報酬が獲得できる。 生徒の相性や、その課題の得手不得手によって結果が変動する。 また生徒が得意でない技能には、三ツ星のマークが表示されているものがある。 各生徒の当該技能に対して星ごとに4回、計12回の個別指導を行うと、生徒の才能が開花し、その技能が得意になるほか、新たなスキルや技などを習得できる。 講習 他の教員や騎士団員などに得意とする技能の講習を開いてもらい、受講者はその技能を成長させられる。 受講者は最大6人までで主人公も講習を受けられる。 受講者は、やる気の高い生徒やその技能を高めることを目標にしている生徒が自動的に決定される。 主人公も講師になれるが、講師にならない場合は主人公も受講者になる。 第2部では生徒も技能の講習をすることができる。 スカウト 指導する生徒は選んだ学級に所属する生徒だが、条件を満たせば他学級の生徒をスカウトできるようになる。 スカウトを成功させるには、主人公の技能レベルとパラメータがその生徒が求める水準を超えている必要があるが、支援レベルが上がると要求水準が緩和される。 ただし、級長や一部の生徒はスカウトできない。 士官学校編で自学級に迎えた生徒は第2部でも仲間になる。 出撃 行動力を消費して戦闘に出撃できる。 難易度ノーマルのみ、行動力を消費しない戦闘が発生する。 仲間キャラクターの外伝やクエストの戦闘もここに含まれる。 散策 自由行動日では修道院内を散策でき、一部の施設は、主人公の散策行動力を消費して利用可能になる。 また、物語が進むと、利用できる場所が増えていく。 修道院内には仲間だけでなく、悩みを抱えている人がおり、悩みを解決しクエストをクリアすると報酬を貰える。 釣り池では魚釣りができ、釣った魚を食堂で食べる素材にしたり、売却して資金稼ぎにすることができる。 食堂では、仲間と食事会を開き支援度を上げたり、任意のひとりと調理し、仲間全員のステータスを一時的に上げることができる。 温室では、複数の種を組み合わせて、作物や花を育てられる。 作物は料理の素材として、花はプレゼントとして利用できる。 週末の散策時かそのキャラクターの誕生日になると、お茶会に誘える。 途中で出現する選択肢の中から、相手が気に入りそうな話題を選んで、会話を盛り上げることができ、成功するとより互いの絆が深まる。 大聖堂 大聖堂では以下の3つを行うことができる。 聖人像は、クエストやバトルなどによって獲得できる「名声」を捧げることで、キャラクターの成長を促すボーナス効果が得られるようになる。 合唱練習は、散策行動力を1消費し、1日1回だけ利用可能で、キャラクターをふたり誘って、主人公とともに合唱の練習を行う。 3人の支援値が上がるほか、参加したキャラクターは「信仰」の技能経験値が得られる。 中には歌が得意なキャラクターもおり、その場合は獲得経験値が増える。 信仰の技能レベルが上がると、白魔法や、それに関するスキルが習得できる。 お悩み相談は、大聖堂に寄せられたお悩み相談の投書に3択で回答する。 投書主が納得できる答えを選択できれば、主人公とそのキャラクターとの支援値が上昇する。 投書主は匿名だが、回答時に誰のお悩み相談かが判明する。 市場 武器や回復アイテム、騎士団を雇えるギルドや鍛冶屋などもある。 旅の商人からは、各地から集まった様々なアイテムが購入可能で、通常の道具屋には扱っていない商品が売られている。 クエストをクリアすることで新たに開かれる店もある。 データ引継ぎ クリアしたセーブデータがあるとクリアした状態を引き継いでゲームを始めることができる。 引き継げる項目は名声値、雇用中の騎士団、聖人像の強化段階、ショップのレベル。 また自室メニューで名声値を使うことで、クリアデータで達した段階まで解放できる。 解放できる項目は指導レベル、支援レベル、技能レベル、兵種マスター時の獲得スキルや戦技。 スキル スキル スキルは3種類あり、ユニット毎に最初から設定され、付け替えはできず、オンリーワンの性能を持つ「 個人スキル」、兵種ごとに設定されており、その兵種時のみ付与され、別の兵種になると外れる「 兵種スキル」、技能レベルに応じて覚えることができ、兵種スキルとは異なり、一度習得すればどの兵種の際もセットできる(最大5つ) 技能スキルが存在する。 技能レベル 戦闘でさまざまな武器や技を使いこなすと上昇し、強力なスキルを習得したり、性能の高い武器を扱えるようになる。 生徒にはそれぞれ得手不得手がある。 技能の種類は武器、魔法、乗馬などがある。 魔法は、白魔法・黒魔法・闇魔法といった分類で分けられている。 籠手 本作初登場の新武器。 技能スキルは「格闘術」。 自身から攻撃する場合のみ1度の攻撃で2回ダメージを与える。 追撃判定は別に発生し、追撃も2回ダメージになる。 ただし、馬やペガサスなどに乗って戦う騎乗兵種は装備できない。 兵種 主人公と生徒の初期兵種は、それぞれの出自によって貴族または平民となっており、技能レベルを上げると挑戦できる「資格試験」に合格するとクラスチェンジすることができる。 試験を受けるには兵種のランクに応じた試験パスを消費し、その兵種に必要な技能レベルが高いほど、試験に受かる確率も高くなる。 従来作と違い、クラスチェンジ後はレベルは1に戻らず、使用できる武器が変化することもない。 一度試験に受かれば、何度でもクラスチェンジできる。 魔法は使える兵種であれば武器装備なしでも使用できる。 兵種のランクは従来に比べて細かくなっているうえ、特定のユニットの専用兵種や男性専用兵種、女性専用兵種もある。 初級職 基礎的な技能を扱う。 レベル5以上で資格試験を受験できる。 魔法が使える。 中級職 ロード、ソシアルナイトなど従来のシリーズにおける下級職が集まる。 レベル10以上で資格試験を受験できる。 人の上に立つ者の称号。 剣と指揮に優れる。 力と速さに優れる。 速さと技に優れ、鍵を持っていなくても鍵を開けられる。 戦闘後、再び移動できる。 女性専用。 地形を無視して移動でき、魔法に強い。 戦闘後、再び移動できる。 高い守備を持つ。 技と幸運に優れる。 素早い攻撃が得意。 男性専用。 魔法が使える兵種。 魔法が使える兵種。 男性専用。 攻撃と回復の両方を扱える。 魔法が使える兵種。 上級職 特定の技能を高度に扱う。 レベル20以上で資格試験を受験できる。 力と速さに優れる。 男性専用。 速さに優れる。 技と速さに優れる。 移動可能な地形で足を取られずに動ける。 バランスのとれた攻撃・耐久性能を持つ。 戦闘後、再び移動できる。 力と体力に優れる。 地形を無視して動けるが、魔法に弱い。 戦闘後、再び移動できる。 過去作のジェネラルにあたる。 速さや移動力は低いが、高い物理耐久を誇る。 技に優れる。 男性専用。 体力と速さに優れる。 魔力に優れる。 魔法が使える兵種。 男性専用。 ダークメイジの資格を持っていないと受験できない。 魔法が使える兵種。 魔防に優れ、攻撃・回復の両方をこなす。 魔法が使える兵種。 特級職 DLC「エキスパンション・パス」で追加される特殊な職。 「煤闇の章」EP. 1をクリアすると本編に解禁される。 レベル20以上で資格試験を受験でき、受験には「地下試験パス」を使用する。 受験には盗賊の資格が必要。 魔法が少し使える兵種。 魔法が少し使える兵種。 女性専用。 地形を無視して移動できる。 行動後、再び移動できる。 魔法が使える兵種。 女性専用。 戦闘後、再び移動できる。 魔法が使える兵種。 最上級職 複数の高度な技能を扱い、戦場の主力となる最高位の兵種。 レベル30以上で資格試験を受験できる。 魔法が使える兵種。 女性専用。 地形を無視して移動できる。 戦闘後、再び移動できる。 重装の耐久力と騎馬の機動力を兼ね備える。 戦闘後、再び移動できる。 男性専用。 敵の急所を突く戦いを得意とする。 地形を無視して移動できる。 戦闘後、再び移動できる。 遠くからの狙撃を得意とする。 戦闘後、再び移動できる。 戦闘後、再び移動できる。 魔法が使える兵種。 戦闘後、再び移動できる。 魔法が使える兵種。 女性専用。 魔法が使える兵種。 特殊職 主人公や級長の専用兵種など、試験パスによる兵種体系から外れる特殊な兵種。 魔法も使えるが、際立った特徴は無い 貴族・平民に差異は無い。 魔法が使える兵種。 女神の力を継承した聖者。 全体的に高い能力を持つ。 魔法が使える兵種。 重装備で盾を持ち、将兵を指揮する者。 斧の扱いに長け、指揮に優れる。 帝国に伝わる魔装"双頭鷲の重鎧"を身にまとい、人々を導く皇帝。 アーマーロードよりもさらに優れた能力を持つ。 各地の将兵や領主の上に立ち率いる者。 槍の扱いに長け、指揮能力に優れる。 "獅子王の戦衣"を纏い、王の中の王の器を持ち、人々を導く王。 ハイロードよりさらに優れた能力を持つ。 ドラゴンに乗って飛び回り、将兵を指揮する者。 弓の扱いに長け、指揮能力に優れる。 戦闘後、再び移動できる。 東方の大国に伝わる竜騎士。 "金紗の竜鎧"を身に纏い、ドラゴンに乗って弓を扱う。 ドラゴンロードよりもさらに優れた能力を持つ。 戦闘後、再び移動できる。 戦闘後、再び移動できる。 炎帝 Flame Emperor 炎帝専用職。 重装タイプで斧を得意としている。 どれだけ距離が離れていても反撃できる「応撃」や計略のダメージを減らす「大将星」を持つほか、主人公しか持ちえないはずの「炎の紋章」を所有している。 魔獣 フォドラに棲まう異形の存在。 「 魔物」とも呼ばれる。 高い攻撃力と若干長い射程を持つが、 障壁や 猛撃といった特殊能力、並外れたHPが大きな脅威となる。 しかし、なまじ強大な力を持つためか、障壁の破壊で行動不能に陥る、猛撃発動前は1ターン行動を停止するなど弱点も多い。 狼、巨鳥、爬虫類などバリエーション豊富で、中には倍以上の巨体を持つものもいる。 障壁 魔獣の全身を覆う黄色いパネルで示されるもの。 主な効果はダメージ半減や必殺発動の無効化だが、魔法攻撃そのものを無効化するものも存在する。 1~2度の攻撃で破壊可能だが、範囲攻撃可能な「計略」や魔物特効効果のある武器・戦技を使えば、より効率的に破壊出来る。 1つ破壊すると、1度だけ反撃不能になる状態異常「 混乱」に陥り、その部分に限り必殺が通るようになり、防御力も大幅に低下する。 全て破壊した場合は、1ターンの間反撃不能になる状態異常「 アーマーブレイク」に陥る。 また「ダークメタル」など、アーマーブレイクでしか手に入らない練成用の貴重な素材が入手出来る。 猛撃 計略に似ているが、範囲攻撃系が殆どで、発動の際はチャージのため1ターンその場に留まる。 攻撃範囲から離れたり、「アーマーブレイク」にすることで阻止することも可能。 また、計略を行使することで猛撃の矛先を変えてHPの低い味方を守る戦法も通用する。 ただし、「混乱」では阻止は出来ず、アーマーブレイク前に発動を許した場合は、破壊した障壁が復元してしまう。 チャージ無しで発動可能な魔獣もいる。 HPストック 魔獣のアイコンに付随する赤い三角錐。 1~3個所持しており、それぞれ固有のHPを持つ。 完全に撃破するには、これらを全て破壊する必要があるが、破壊するごとに「力の覚醒」や「鬼神の一撃」など厄介なスキルを顕現させるものもいる。 ゴーレム 古代のオーバーテクノロジーで造られた巨大人型兵器。 射程が3~4と長く必殺率の高い槍(魔法武器)を使い、魔法そのものを無効化する障壁を持つ。 それ以外の特徴は魔獣と変わらず、魔物に分類されているため魔物特効武器に弱い。 同系種に「 タイタニス」がいる。 魔法を無効化する障壁は持たず、武器も物理系で射程も長くないが「聖盾」「大盾」のスキルを有するため、耐久力で勝る。 名前は自由に変更が可能で、デフォルトネームは男が ベレト、女が ベレス。 父ジェラルトが率いる傭兵団に身を置いている。 母は主人公を産んですぐに他界。 男女ともに一人称が「自分」であり、ジェラルトを始め周囲からも情動に乏しい人物と見られている。 また、父親の教育方針によってか、セイロス教団についての知識に疎く、自分の年齢を正確に把握していない。 主人公の母親のシトリーは、レアがソティス復活のために造った、体内に神祖の紋章石を埋め込まれた12番目の女性。 彼女は過去に造られた者と同様に失敗でソティスの意識を宿さなかったが、ジェラルトと恋に落ち主人公を身ごもる。 しかし母子ともに出産に耐えられず、母の懇願により彼女の中にあった神祖の紋章石を移されたことで息を吹き返した。 これにより主人公には「 炎の紋章」が宿っている。 だが、泣くことも笑うこともなく、脈はあるが心音が聞こえないという普通ではない状態にジェラルトは疑念を感じ、21年前に起こった大修道院の大火による混乱の中、ジェラルトに連れ出された。 以降はセイロス教団と全く関わらず育てられた。 ソティスの意識による影響により、感情が乏しく傭兵時代は「 灰色の悪魔」と呼ばれ恐れられていたという。 ある日、ルミール村近くで盗賊に襲われていた若者たちを救ったことからその能力を評価され、ガルグ=マク大修道院の士官学校に教師として招かれる。 3つの学級からどれか1つを選択し、生徒たちを指導していくことになる。 大司教レアから与えられた課題をこなしていく中、西方教会が聖廟を襲撃した騒動で、英雄の遺産である「天帝の剣」を手にし、これを扱えたことから管理を任される。 生徒達との交流で徐々に感情を持つようになり、ジェラルトを感心させる。 だが、ジェラルトは「闇に蠢く者」のクロニエによって殺害されてしまう。 封じられし森でクロニエを追い詰めるも、ソロンの「ザラスの闇」に飲み込まれてしまう。 この際、ソティスと融合し女神の力を継承することで闇から脱出する。 これにより髪と眼の色が明るい緑色に変化する。 帝国が教団に宣戦布告した後、大修道院での戦いで崖崩れに巻き込まれて行方をくらませる。 5年弱に渡り眠っていたが、ソティスの呼びかけで目を覚ます。 5年前に生徒達と交わした約束を果たすため、大修道院に向かう。 生徒達と再会すると、戦渦に身を投じることになる。 戦後はフォドラ統一を果たした皇帝の右腕、新たなセイロス聖教会の大司教、統一王国の初代王座とルートによって立場が大きく変化する。 名前や性別、誕生日を自由に設定できるため、といったシリーズ中の一部の作品に登場するに通じる部分があるが、同時にとの主人公と同じく「平民出身の主人公」であり、かつ物語当初の自身の立場も、アイクが父グレイルの率いるの一員であるという点も共通している。 『』のDLC「ファイターパス」の追加キャラクターとして参戦。 ソティス 声 - 主人公の頭の中に不意に現れる謎の少女。 一人称は「わし」で老婆のような口調で話すが、見た目に相応しく、些細なことで感情的になることも多い。 普段は姿を現さず、主人公の頭の中に直接語り掛けてくるため、主人公しか彼女の存在に気づいていない。 時を巻き戻す力を持つが、ソティス自身は自分が何者かの記憶を失っている。 また、見た目は少女然としているが、耳の上端部が尖っているという、普通の人間とは異なる特徴を持つ。 正体はセイロス教が信仰する女神ソティスその人であり、「 はじまりのもの」「 神祖」とも呼ばれる。 古の時代、遥か遠いところからフォドラの大地に降り立ち、自らの姿を人に似せたものへと作り替え、自らの血をもって眷属を生み出し、眷属と共に地上の人々に知識や技術を伝えて発展を促した。 しかし、人々は後に女神の教えに背き、無益な争いを始めたばかりか己を神と称し、女神に戦いを挑んだ。 この戦争によって地上は焦土と化し、人々の大半は死滅した。 その後、荒れ果てた大地を再生させるため気の遠くなる程の時を要したが、大地は穏やかを取り戻し、使命を終えたことで聖墓で永い眠りについた。 聖墓はザナドに暮らす眷属達に守られていたが、ネメシスに暴かれ亡骸を盗まれる。 そして、「闇に蠢く者」によって心臓から炎の紋章、骨と遺骸から天帝の剣が生み出された。 ソティスの最後の娘であるレアは母であるソティスとの再会を強く望み、ソティスを復活させるため紋章石を使った人体実験を繰り返した。 やがて主人公の中にソティスの意識が宿るが、一度永い眠りについたことから記憶を失いレアの母ながらも大人の姿をした彼女とは逆に少女の姿となる。 それでも、同じ時を過ごすうちに徐々に自分の記憶を取り戻していき、主人公がソロンの罠にはまり闇に閉じ込められると、自らの力を主人公に渡すため融合し、その代償としてソティスの意識は主人公から消えてしまう。 しかし、完全には消えておらず、大修道院での戦いで5年の眠りについた主人公を呼び起こしている。 また、最終決戦の後、ペアエンドの相手にソティスを選ぶと主人公の前に現れ、これからも共にあり続けることを誓う。 なお、誕生日は必ず主人公と同じになる。 また、セイロス教の信仰の対象の女神としてのソティスは、女神として広く信仰されてはいるが、「ソティス」という名前自体は一般には知られておらず、レアが主人公の前で初めてその名前を出した際には「これは女神の真名で、めったに口にすべきものではない」と語っている。 黒鷲の学級(アドラークラッセ) アドラステア帝国出身者の学級。 貴族出の生徒を中心に、武器よりも魔道を使った戦闘を得意とする者が多い が、斧を得意とする者も多い。 個人主義的な風潮の学級。 学級旗は縦長の四角形で下辺のみ下方向への凸が三つあるジグザグ構造になっており(この形状は青獅子の学級と金鹿の学級も同じ)、上端は金の横線が数本走り、真ん中にも小さな金の紋章がある赤地で、その下の大半は斜めに二等分されて色分けされ左上側が薄い赤、右下側が白、下端は上端よりも濃い赤地で、真ん中に翼を広げて頭を右に向けた黒い鷲が大きく描かれている。 「黒鷲の学級」の級長。 凛とした高貴な雰囲気と威厳を漂わせる才媛。 冷静に周囲の状況や他者を見定めて行動する。 主人公には盗賊頭コスタスの不意打ちから助けられた一件以降、一目置いている模様。 元々は10人兄弟姉妹の第8子だったが、怪しげな実験を受けた結果、彼らは死亡するなどして、唯一成功した彼女が唯一の皇位継承者となってしまった。 その影響で生まれ持ったセイロスの紋章に加え「炎の紋章」をも宿したが、髪色が白くなってしまった。 こうした経験から、紋章の有無を重んじる風潮には否定的で、なおかつ貴族としての特権を振るいかざして好き放題に振舞うような腐敗貴族も嫌っており、自身が皇女としての権限を振るいかざせるようになってからはバルテルス家の人々を虐殺したエミールを、その罪を抹消した上でフリュム家のイエリッツァや死神騎士として重用し、ランドルフやラディスラヴァの様な者も将軍に任じるといった、家柄や紋章の有無に関係の無い実力重視の人材登用を行い、帝国市民や将兵からはこの方針について一定の支持を得られている。 1部終盤で皇位を継承し、セイロス聖教会および教会に味方する諸侯に宣戦布告する。 戦争編ではサークレットをつけて髪をまとめている。 帝国ルートでは自分を守り教会と決別することを決めた主人公を慕ってついてきた生徒たちとともに黒鷲遊撃軍を組織し、フォドラ統一に乗り出す。 ちなみに彼女と共に道を歩むことになる帝国ルートにおいて、レア撃破後に主人公は心臓から紋章の力が消えたことでエーデルガルトの目指す人の世を象徴するかのようにソティスと一つになる前の人間の姿へと戻る描写が挿入される。 敵対する3ルートでは、同盟・王国ルートではグロンダーズの会戦に登場し、ここで敗れた後帝都アンヴァルで主人公の軍を迎え撃つ。 覇骸エーデルガルト 闇に蠢く者の術により異形の魔物と化したエーデルガルト。 自身が宿す紋章の力が最大限に発揮されている。 青獅子の学級ルートに登場、同ルートのラストボス。 兵種は専用職の覇骸皇帝。 ベストラ家の嫡子で、エーデルガルトの従者。 エーデルガルト個人に強く忠誠を誓っているため、他学級へはスカウトできない。 眼光鋭く含みのある口調と笑い方から油断ならない雰囲気だが、平時は彼なりに級友たちを気遣っている場面も多い。 エーデルガルト曰く「冷徹だが筋の通った人物」。 幼少期から彼女に仕え、彼女への障害を排除するためなら手段は問わない。 実家は宮内卿で、エーデルガルトが即位する際に宮内卿だった父を粛清して自身が家督と宮内卿の地位を継いでいる。 戦争編でのデフォルトの衣装はダークビショップ。 敵対するルートではグロンダーズ会戦で登場した後、アンヴァル市街戦で守将として登場し戦死する。 このほか、ベルナデッタとペトラの外伝でブリギットに派遣されたり、王国ルートのディミトリ外伝でアリアンロッドへの援軍を率いて登場する。 帝国の宰相を世襲している名家、エーギル公爵家の嫡子。 大貴族である自らの家柄に強い誇りを持つ。 自信家で負けず嫌い。 皇女であるエーデルガルトの優秀さに対し、対抗心を燃やしている。 戦争編では髪が長くなっている。 デフォルトの衣装はパラディン。 スカウトしていなかった場合はラディスラヴァとともにミルディン大橋の守将として登場し、主人公の軍と交戦して戦死する。 ヘヴリング伯爵家の嫡子。 父親は内務卿で、カスパルとは親友関係。 頭脳明晰だが、極度の面倒くさがりでいつも眠そうにしている。 紋章学には強い興味を示し、寝食を忘れるほど研究に没頭する。 カスパルとは幼馴染で、趣味も性格も似ないが仲はいい。 戦争編では髪が長くなっている。 デフォルトの衣装はビショップ。 スカウトしていなかった場合、メリセウス要塞の副将として登場する。 ベルグリーズ伯爵家の次男。 父親は軍務卿で、素手で熊と渡り合えるという噂もある。 そのせいか、父親のことを恐れている。 裏表がない素直な性格で、正義感が強いがやや喧嘩っ早い。 家督の継承権を持たないため、武芸で身を立てるため訓練に励んでいる。 士官学校編ではまだあどけなさの残る顔立ちだが、戦争編では垢ぬけて精悍な顔つきになっている。 戦争編のデフォルトの衣装はウォーリアーで、王国ルートで敵対時の兵種はウォーマスター。 他学級でスカウトしていない場合、メリセウス要塞の副将として登場する。 ヴァーリ伯爵家の嫡子。 かつて父から優秀な人間になるよう過酷な教育をされ、本人なりに努力はしたが全く認めてもらえず、次第にそれに心が耐えられなくなってを患う。 このため人見知りが激しく、母の意向で士官学校に入れられてからも寮の自室を唯一の安住の地と言って憚らない。 自室から出ることはほとんどなく、講義の際以外は自室にこもって趣味に没頭している。 戦争編では士官学校編に比べ整った身なりになっている。 デフォルトの衣装はスナイパー。 スカウトしていなかった場合、グロンダーズ会戦で弓砲台を守る形で登場する。 かつて帝都のミッテルフランク歌劇団に所属していた歌姫。 歌劇団の先輩であるマヌエラを慕っている。 「黒鷲の学級」では唯一の平民で窮屈さを感じることもあるが、誰に対しても対等に接している。 貴族が侍女に手を出して生まれた私生児であり、捨てられて孤児となっていたところをマヌエラに拾われて歌劇団に入った。 もともと孤児だったため何も持っていないことを気にしている。 戦争編のデフォルトの衣装はウォーロックおよび踊り子(同一のもの。 敵対時はウォーロック)。 スカウトしていなかった場合、王国ルートではアンヴァル市街戦で魔道砲台を守る形で登場し、同盟ルートでは宮城で鍵を守っている。 フォドラ西方にあるブリギット諸島を治める王の孫娘。 故郷は帝国に従属しており、その忠誠の証として送り出され、士官学校に留学している。 そのためか、学級での立場は「平民」とされている。 フォドラの言葉に慣れていないが、勉強熱心で 謙虚であり、級友たちからの評価も高い。 狩りが得意。 このためフォドラとブリギットの関係改善を目指しており、外務卿ゲルズ公の協力で士官学校に入学することになった。 戦争編では話し方がやや流暢になっている。 デフォルトの衣装はアサシン。 スカウトしていなかった場合、グロンダーズ会戦に登場した後、王国ルートではアンヴァル市街戦、同盟ルートでは宮城戦で登場する。 青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ) ファーガス神聖王国出身者の学級。 騎士の国ゆえか、槍の扱いに長けた生徒が多い。 全体的に真面目な生徒が多く、加えて幼馴染みや友人同士などが多い。 「青獅子の学級」の級長。 礼儀正しく、騎士道を体現したような爽やかな好青年。 真面目な優等生だが、どこか影を抱えている。 戦争編では髪が無造作に伸びたうえ、眼帯をつけて隻眼になるなどかつての面影のない姿になっており、ダスカーの悲劇を引き起こした(と彼が思っている)エーデルガルトや帝国への復讐心に囚われて心を閉ざしている。 デフォルトの衣装はハイロード。 グロンダーズ会戦後、王国軍に入り込んでいたフレーチェにロドリグが殺されたのを契機に復讐心を断ち切り、王都フェルディアを奪還する。 同盟ルートではグロンダーズ会戦に現れたが激戦の末に敗れ、エーデルガルトを追おうとして返り討ちにあい戦死する。 教会ルートではグロンダーズ会戦で戦死したことが報告された後、悔恨に囚われた亡霊となり主人公の前に現れる。 帝国ルートではコルネリアによる政変は起こっておらず、目に傷を負って眼帯をすることはなく、性格面での差異は少なく憎悪の対象もエーデルガルト個人に止まっている(それでも帝国側に寝返った王国出身者に対しては憤りを露わにするが)。 即位後、フェルディアにセイロス教団を迎え入れて共闘態勢を敷き、タルティーン平原の戦いで黒鷲遊撃軍を迎え撃つ。 順当に国王へと即位し、加えてレアやセイロス教団並びにセイロス騎士団という政治的にも軍事的にも強力な同盟相手を得たことにより、一見すると父のランベールを上回る盤石な基盤を得た王となり、ドゥドゥーやブレーダッド家直属の騎士を引き連れて戦場へ出るや凄まじい活躍をして、遂には「 嵐の王」と呼ばれるまでの存在となるが、その一方で王国側の犠牲を最小限に抑えるためならば表面上は友好関係を結んでいるレアやセイロス騎士団さえも盾や捨て駒として使い潰すこともやってのけるようになり、「正々堂々という言葉が似合わない男」とも評されている(が、教団指導者のレアの方も王国軍を利用しているのでお互い様ではある)。 声変わりする前の少年時代は今よりも髪を伸ばした、中性的な髪型や顔立ちをしており、そのためカトリーヌことカサンドラからはフェルディアで初めて出会った時に女の子と間違えられていた。 一方でこの当時より自身が宿すブレーダッドの紋章や、ギルベルトことギュスタヴの指導もあって怪力の持ち主であり、9歳の時に力任せに剣を振り回したところ、剣の方が耐えられずに折れてしまった一件があり、フェリクスによるとこの逸話はフラルダリウス家において語り草になったという。 王国の北西ダスカー地方出身の平民で、ディミトリの従者。 強面で寡黙であり、ダスカー人への偏見から、他者とは距離を置いている(相手がダスカー人と親しいと非難されないようにとの配慮)。 本質は困っている級友を気遣う温和で気の良い青年。 かつてのダスカーの悲劇の直後に行われた王国軍による「国王殺しの大罪人に対する報復」という名目での虐殺の際に自分を救ってくれたディミトリに深い恩義を抱いており、彼を己の身に代えても守り抜くと決意している。 平民の生まれであるため、ディミトリに対しては「殿下」と呼んで常に敬語で話す。 ディミトリ個人に強く忠誠を誓っているため、他学級へスカウトすることができない。 通常はその際に犠牲となるが、王国ルートで彼の外伝をクリアしていると、ディミトリ救出後に外伝で逃がしたダスカー人に助けられて生存する。 傷を癒やした後は主君を探してついに居場所を突き止め、ミルディン大橋に現れ合流する。 同盟ルートではグロンダーズの会戦で登場した後、帝都アンヴァルに単身で現れて宮城に乗り込む。 教会ルートでも同盟ルート同様にアンヴァルに現れる。 帝国ルートではディミトリとともにタルティーン平原の戦いに登場し、進軍の仕方によっては隠し持っていた紋章石で魔獣化する。 戦争編では顔の傷が増えている。 デフォルトの衣装はフォートレス。 王国貴族の筆頭格であるフラルダリウス公爵家の次男。 兄のグレンは「ダスカーの悲劇」でディミトリを守って亡くなっており、現在は嫡子の立場に在る。 皮肉屋な一匹狼で、幼馴染のディミトリを「猪」と呼び、棘のある態度をとる。 また、自身とディミトリの関係について、お互いの父親が親友同士の間柄から「生まれる前からの腐れ縁」と称している。 剣術の腕を磨くことに余念がなく、強者との手合わせを望んでいる。 自他ともに厳しく辛辣であり、兄の婚約者だったイングリットからも問題児扱いされているが、実際は貴族嫡男かつ大紋章持ちでありながら紋章や貴族の立場に驕ることを嫌っており、先生である主人公も同じ剣士として見ている。 スカウトしていなかった場合、同盟ルートではグロンダーズでディミトリに率いられて、帝国ルートではアリアンロッドで父ロドリグとともに登場する。 教会ルートでは登場しない。 戦争編でのデフォルトの衣装はソードマスター。 ゴーティエ辺境伯の嫡子。 仲間想いで、学級の頼れる兄貴分だが、無類の女好き。 女性を口説くことが趣味で、トラブルが絶えない。 次男であるが、兄のマイクランは紋章を持たなかったため3年前に廃嫡されている。 女好きはシステム面にも影響しており、主人公が女性の場合、無条件でスカウト可能。 また、彼が仲間にいる場合、1部中盤の課題出撃でマイクラン討伐後、彼が実家から盗み出した英雄の遺産「破裂の槍」を入手する事が出来る。 スカウトしていなかった場合、同盟ルートではグロンダーズの会戦で、帝国ルートではタルティーン平原の戦いでいずれもディミトリに率いられて登場する。 教会ルートでは登場しない。 戦争編でのデフォルトの衣装はパラディン。 帝国ルートで敵として登場するときはグレートナイト。 ガスパール領の城主・ロナート卿の養子。 元々は平民の出で、両親を亡くして以降は貧しさから苦労するあまり盗みに手を出していたが、ある時盗みに入ったガスパール城にて見つかるも、そこで事情を知った上で城で暮らすことを許し、我が子のように育てた上に士官学校に入学させてくれたロナート卿を心から尊敬している。 彼を目指し勉学と鍛錬に励んでいる。 家族は義父のロナート卿や義兄のクリストフの他に、ロナート卿と出会う前に病死した両親とガスパール城に暮らす実の弟や妹たちがいる。 戦争編ではガスパール領主のローベ家に仕えている関係で、教会・同盟ルートではスカウトしていた場合でも一時離脱しグェンダル配下の将として登場する(帝国ルートではスカウトしていれば離脱しない)。 帝国ルートではスカウトしていない場合、フェルディアの戦いに出陣する。 デフォルトの衣装はスナイパー。 元帝国貴族。 マルトリッツ家がとり潰されたため、母はバルテルス男爵と再婚して異父弟のエミールが生まれる(メルセデスと同じくラミーヌの紋章持ちの為、二人の母が十傑・ラミーヌの血筋だと推測される)。 その後、母とともに出奔して王国の教会に身を寄せ、現在は王都フェルディアの商家の養女となっている。 バルテルス家を去った際にエミールとは生き別れになった。 周囲に細やかに目を配り、困っている人を放っておけない優しい女性だが、反面、自分のことは疎かになりがちである。 青獅子の学級に入学する以前は王都フェルディアの魔道学院に在籍していた。 生徒の中では最年長で、主人公よりも年上。 語尾に「~」を付けた話し方をする。 戦争編では髪を切っている。 デフォルトの衣装はビショップ。 帝国ルートで彼女をスカウトすると弟と支援、共闘することが可能である。 スカウトしていない場合はタルティーン平原の戦いでゴーティエからの援兵を率いて登場する。 同盟ルートではグロンダーズの会戦で登場。 教会ルートでは登場しない。 ドミニク男爵の姪。 王都の魔道学院を優秀な成績で卒業している。 性格は明るく努力家だが散漫なところがあり、空回りして大失敗することも。 メルセデスとは魔道学院時代からの親友で、彼女からは「アン」と呼ばれている。 かつて王家のブレーダッド家に騎士として仕えるも、ダスカーの悲劇でランベールらが死亡してから1年後に家族に何も言わずに失踪した父のギュスタヴを探しており、魔道学院を優秀な成績で卒業すると同時にそこでの推薦によって士官学校に入学したのも、父がセイロス教の敬虔な信徒であったことから、「父ならきっと聖教会に入っているはず」という推測に基づく捜索が目的。 実際、その推測通りに「セイロス騎士団のギルベルト」と名乗っていた父をついに見つけるに至る。 戦争編では髪をほどいている。 スカウトしていなかった場合、帝国ルートでは父とともにフェルディアの戦いに登場するが、同盟・教会ルートでは登場しない。 デフォルトの衣装はウォーロック。 ガラテア伯爵家の息女。 兄弟もいるが、彼らには紋章が出なかった為、イングリットが嫡子である。 ディミトリ、フェリクス、シルヴァン、グレンとは幼馴染。 高潔な騎士を目指している。 生真面目な性格の為、しばしば口さがない言動を行うフェリクスとシルヴァンには気苦労が絶えない。 故郷が王国内でも特に貧しい土地のため、美味しいものの前では我を忘れる食いしん坊な面もあり 、フェリクスからは「お前は本当に食べることばかり」と茶化されている。 彼女の実家であるガラテア伯爵家は、元々は同盟貴族となったダフネル家から分かれて誕生したもの。 ダフネル家の双子の兄弟間で家督を巡る争いが起こった末、家そのものが真っ二つに割れてしまい、小紋章持ちの弟は同盟に残り、大紋章持ちの兄が英雄の遺産・ルーンを持って王国に戻ってガラテア伯爵家を興した。 そのためダフネル家との関係は良好ではなく、彼女自身ダフネル家の現当主であるジュディットとは面識がない(ただし互いに悪感情はないらしく、特にイングリットは同盟ルートでスカウトしていると、出会ったばかりのジュディットに敬意のような好感を持った発言をしている)。 戦争編では髪を切っている。 スカウトしていなかった場合、同盟ルートではグロンダーズの会戦に登場し、帝国ルートではアリアンロッドで登場する。 教会ルートでは登場しない。 デフォルトの衣装はペガサスナイトで、帝国ルートで敵対時はファルコンナイト。 金鹿の学級(ヒルシュクラッセ) レスター諸侯同盟出身者の学級。 同盟のお国柄を反映して弓の扱いに優れた者が多く、他の学級よりも平民出身者が多い。 「金鹿の学級」の級長。 人懐こい笑顔が似合う青年。 深く物事を考えなさそうな性格に見えるが、鋭い洞察力を持っており、自身を「猜疑心の塊」と評しており 、掴みどころが無い。 戦争編ではリーガン公爵位を継ぎ、同盟の盟主となっている。 知謀術数に長け、同盟内の対立を利用して帝国の介入を防いでおり、その手腕から「卓上の鬼神」の異名をとるまでになっている。 を蓄えた見た目になっている。 デフォルトの衣装はドラゴンロード。 同盟や修道院では「リーガン公の孫で、リーガン家の嫡子」として通っているが、実はリーガン家を飛び出したリーガン公の娘とパルミラの国王の息子で、パルミラの王子。 しかし、跡継ぎとなる身内が次々と亡くなったリーガン公の意向によって同盟へと赴くこととなったが、混乱を避けるためパルミラの王子であることは伏せられた(父親が誰なのかも非公開である)。 また、母方の実家であるリーガン公爵家は元を正せばブレーダッド家の分家であり、ディミトリとは遠縁の関係とも言える。 他学級の場合、帝国ルートではデアドラの戦いでパルミラ軍と協力し帝国軍を迎え撃つ。 彼を倒した後は生死を選択肢で決めることになる。 王国ルートではグロンダーズ会戦で同盟軍を率いて登場するが、王国軍に敗れて敗走。 その後デアドラをアランデル公率いる帝国軍に攻められたため、ディミトリに救援要請して王国軍に帝国軍を挟撃させ、ディミトリとの会談で同盟を解散しフェイルノートを託す。 教会ルートではグロンダーズ会戦に参戦した結果、同盟軍が壊滅して生死不明のまま消息を絶ったことが語られる。 また、本編ではカットされ、煤闇の章で臭わせる発言があるくらいであるが、クロードというのは偽名であり、本名はカリードという設定になっている。 シナリオチームの中では、の小説『』の、同じく田中の小説『』のの2人をかけあわせたイメージとなっている。 グロスタール家の嫡男。 キザな言動が目立つが根は真面目で、名門貴族としての誇りと責任を自覚している。 修道院内の多くの女性にアプローチしているが、成果はよくなく 、逆に主人公経由で苦情が舞い込んでしまっている。 一時期フェルディアの魔道学院に在籍していたことがあり、メルセデスとは旧知の仲。 戦争編では髪が長くなっている。 帝国ルートではスカウトしない場合は未登場となる。 デフォルトの衣装はパラディン。 レスターの商家の息子。 大柄で筋肉隆々で、特に胸板ははちきれんばかりに厚い。 一人称は「オデ」。 両親を不慮の事故で亡くしているが、本人は楽天的で、目下の関心事は、食堂のメニューや体を鍛え立派な騎士になること。 反面、座学への興味は薄い。 家族は先述の故人である両親の他に、祖父と妹がおり、妹を養うのが騎士になる目的。 実家同士が同業者であるイグナーツとは旧知の仲。 戦争編でのデフォルトの衣装はグラップラー。 スカウトしていなかった場合、帝国ルート及び教会ルートには登場しないが、王国ルートではクロードに率いられてグロンダーズ会戦に登場する。 レスターの商家の次男。 眼鏡をかけている。 美しい自然や美術品を愛する、優しい心根の持ち主。 家業は兄が継ぐことになったため、親の意向で士官学校に入学し騎士を目指しているが、内心では別にやりたいことがある様子。 絵を描くことが趣味。 ラファエルとは旧知の仲だが、ある一件で負い目を感じている。 戦争編ではやや精悍な顔つきになっている。 デフォルトの衣装はスナイパー。 スカウトしなかった場合、帝国ルートではミルディン大橋の戦い、王国ルートではグロンダーズ会戦に登場する。 教会ルートでは登場しない。 ゴネリル家の令嬢。 お洒落や華やかなものを好む少女。 父や兄に甘やかされて育ったためか、怠け癖があり甘え上手。 気楽で軽い言動が目立つ、典型的な「貴族のお嬢様」。 面倒事は他人に押し付けがちだが、頼んだ方が苦労しているときは自分が率先してやるなど面倒見の良い面も兼ね備えている。 士官学校編ではツインテールだが、戦争編では後ろでまとめた髪形になっている。 デフォルトの衣装はウォーリアー。 スカウトは青獅子の学級では5月から可能だが黒鷲の場合、教会ルートに進んだ場合のみ3月に可能で、帝国ルートではスカウトできない。 スカウトしていなかった場合、帝国ルートではデアドラの戦いに参戦して帝国軍と交戦し戦死する。 王国ルートではグロンダーズの会戦でクロードに率いられて登場するも負傷し敗走、その後デアドラ救援戦で友軍として登場する。 教会ルートでは登場しない。 コーデリア公爵家の長女。 本年入学の生徒では最年少。 エーデルガルトと同じく白髪に近い色の髪をしている。 魔道に長けた、早熟な天才肌だが、その才能に驕らず努力を惜しまない。 子供扱いされることを嫌うが、お化けが苦手といった子供らしい一面もある。 生真面目で物事をはっきり言う性格だが、甘いものが好き。 実家がフリュムの乱に加勢した際、鎮圧後に帝国の介入を受け、家中の者が「闇に蠢く者」によって怪しい実験の実験台にされ、その結果、生まれ持ったカロンの小紋章に加えてグロスタールの大紋章も宿ったが、その副作用で髪色が白くなってしまったうえ、寿命が縮んでしまった。 このため早く大人になって両親の役に立ちたいと思っている。 戦争編では髪を先端部分でまとめている。 デフォルトの衣装はウォーロック。 敵対時はグレモリィ。 スカウトしていなかった場合は帝国ルートではデアドラの戦い、王国ルートではグロンダーズ会戦に登場する。 なお、帝国ルートではスカウトしていなかった場合でも撃破時に説得可能。 教会ルートでは登場しない。 エドマンド辺境伯の養女。 元はエドマンド家の遠戚にあたる領主の娘。 口数が少なくあまり他者と関わろうとしないが、鳥や動物には心を開いており、よく話しかけている。 信心深く、日々女神への祈りを欠かさない。 自身のない性格で、何らかの紋章を宿しているが、本人は紋章に関して詮索されたくない様子である。 戦争編では後ろにほどいた髪型になって目のくまが消え、大人しくも芯の強い性格になっている。 デフォルトの衣装はビショップ。 他学級ではスカウトしていなければ全ルートで敵としても登場しなくなる。 実は彼女の紋章は、魔獣化したことで歴史から抹消された英雄モーリスが宿していた紋章であり、「獣の紋章」として忌み嫌われるものだったため周囲の詮索、および周囲に不幸をもたらすものとして周囲との接触を避けていたことが外伝で判明する。 同盟領サウィン村の、猟師の娘。 傭兵になるため、村から借金して士官学校に入学した。 その経緯から吝嗇な傾向があり、クロードからもそのことを揶揄されている。 傭兵を目指すきっかけとなったジェラルトを尊敬しており、彼の一番弟子を自称している。 ジェラルト自身にとっても唯一の弟子である。 なお、主人公とレオニーの支援会話によると、ジェラルトとの縁が出来たきっかけはサウィン村を脅かしていた山賊同然の密猟者退治のために彼がやって来たことであり、村人では手も足も出なかった密猟者を簡単に捕まえた彼に憧れたのが始まり。 ただ、この時点では主人公は村に来ておらず、主人公とは士官学校にて初対面を果たした。 戦争編でのデフォルトの衣装はパラディン。 スカウトしなかった場合、帝国ルートではミルディン大橋でジュディットへの援軍を率いて登場し、王国ルートではグロンダーズの会戦でクロードに率いられて登場する。 教会ルートでは未登場。 セイロス聖教会 中央教会・士官学校関係者 レア(Rhea) 声 - セイロス聖教会の最高指導者である大司教。 人々と穏やかに接するが、教会に刃向かう者には容赦しない厳格な一面も併せ持つ。 ジェラルトが騎士団に属していた頃から現在の地位に就いている。 主人公の資質を評価し、士官学校に招く。 正体は神祖ソティスが最後に産んだ「女神の眷属」にしてセイロス聖教会の開祖である「 聖者セイロス」。 ソティスを「お母様」と呼んで溺愛している。 実年齢は1000歳を超える。 同胞のセテスやフレンと違い竜化の力がまだ残っており、真の姿は「白きもの」という白い竜である。 かつてネメシスが引き起こしたザナドの惨劇から生き残った後、各地に散っていた同胞を集め、セイロスと名乗り自らの血をヴィルヘルム1世に与えてアドラステア帝国を建国させ、神祖を奪ったネメシスに対抗した。 タルティーン平原でネメシスを討ち取り、天帝の剣を取り戻す。 しかし、同胞の仇を討っても心は癒えず、禁忌を犯してでも母との再会を望むようになる。 母さえ復活すれば自分の失ったものを取り戻せると考え、人の体を造りその体内に神祖の紋章石を埋め込むことで母を蘇らせるため実験を繰り返した。 この過程で誕生した主人公を特別視しており、自分の後継者にしようとしている。 しかし、主人公の出自は周囲には一切明かさず(自身の側近であるセテスにすら隠していた )、不審に感じたジェラルトに赤子だった主人公は連れ出された。 士官学校編では、主人公を士官学校の教師に任命し、各地で起きる事件の解決を任せる。 帝国との大修道院の戦いでは「白きもの」となって帝国軍を襲うも大修道院は陥落する。 帝国ルート以外では、帝国軍に捕まりアンヴァルに軟禁される。 王国ルートでは救出された後、大司教の座を辞し故郷のザナドに隠遁する。 同盟・教会ルートでは救出された後、シャンバラ攻略戦に同行し、タレスが光の杭を落とそうとすると「白きもの」となり直撃を防ぐも重傷を負い、同盟ルートでは戦後この傷により死亡する。 教会ルートでは、主人公に出自を明かした直後、紋章が暴走し自我を失い暴れ回る。 帝国ルートでは、主人公が教会と決別したことで主人公を失敗作とみなし、処分しようとする。 大修道院での戦い後はフェルディアに教会ごと逃れる。 タルティーン平原での戦いでは自ら兵を率いて参戦するもディミトリが戦死したことで撤退。 目的のためなら手段を問わない狂気の人物としての面が強くなっており、フェルディアでの最終決戦では市街に火を放ったうえで「白きもの」と化して襲いかかるも、主人公とエーデルガルトに討たれる。 主人公とのみ支援会話があり、教会ルートのみペアエンドの相手に選択も可能。 この場合は最終決戦の後一命を取り留める。 秩序と規律を重んじる人物。 妹のフレンを溺愛し、常に気にかけているが、やや過保護気味。 他者の目がある際はレアを「大司教」と呼び、丁寧に接しているが、二人きりの時は「レア」と呼び捨てにし、言葉遣いも砕けたものになる。 なお、この傾向は自身が激高したり、心を許した相手との会話に関してはこの限りではない。 主人公に対しては、レアの判断を尊重しつつも警戒し、しばしば辛辣に接する。 フレンを助けてもらった一件から態度が軟化し、やがて自分と同じく女神の力を持つ同志としてだけでなく、一人の仲間として信頼を置くようになる。 生真面目で厳格ではあるが面倒見はよく、生徒に応じて的確な助言をする。 紋章を極端に重視する現在の社会の在り方をあまり快く思っていない。 レアと同じく人間ではなく「女神の眷属」であり、セイロス教の四聖人の一人「 聖キッホル」本人。 レアと違い、竜化の力は失われている。 レアことセイロスの同胞にあたり、ネメシスとの戦争では妻や娘のフレンと共に参戦。 ネメシスを討ち取ることには成功したが、妻を喪い幼いフレンにも負担をかけすぎてしまった。 以来、残りの生の全てを体を弱くしてしまったフレンに捧げることを誓った。 教会ルートでは、級長に代わり準主人公的な立場で主人公を支える。 レアを捜索中、大修道院に戻ってきた主人公と再会すると、旧「黒鷲の学級」の生徒やセイロス騎士団と共に主人公の炎の紋章を旗印とした「新生軍」を結成。 帝国や「闇に蠢く者」を倒しレアを救出すると、主人公にフォドラの新たな統治者となってほしいとフォドラの未来を託す。 帝国ルートでは、フレンと共に大修道院での戦いに参戦するも帝国軍に敗れる。 修道院に暮らす少女。 穏やかで誰にでも屈託なく接する。 しかし、主人公やセテスと同じく実年齢が不明で、その身に何らかの重大な秘密が隠されている謎の人物。 好奇心旺盛で突飛な行動をとるため、セテスを困らせている。 修道院で生活しているが生徒ではない。 教会内ではセテスの妹とされているが、実際はセテスの娘。 常に命を狙われる身であったため身分をごまかしていたのが真相である。 彼女もまた父同様女神の眷属であり、セイロス教四聖人の一人「 聖セスリーン」本人。 セテスと同じく竜化の力は失っている。 英雄戦争で幼い身でありながら必要以上に力を使ってしまったため、たびたび休眠期間が必要な体になってしまった。 他の四聖人(マクイル、インデッハ)を「おじさま」と呼ぶ。 幼少期は帝都アンヴァルで暮らしていた。 休眠している間は外部との接触が全くなかったため、世間の常識に疎い。 体が弱い自分を気遣ってくれるセテスには感謝しているが、度を越した過保護には少々うんざりしている。 「闇に蠢く者」から自身の血を狙われており、士官学校編中盤で死神騎士にさらわれるも主人公の学級に救出され、身辺の保護を兼ねて主人公の担当する学級の生徒となる。 敵対する帝国ルートでは、セテスと共に大修道院での戦いに参戦するも帝国軍に敗れる。 かつて帝都のミッテルフランク歌劇団で頂点を極めた歌姫。 運命の男性との出会いを望んでおり、それを嘆く姿がよく目撃されている。 少々がさつで感情的だが面倒見はよく、生徒からは慕われており、新人教師である主人公に対しても気さくに接する。 料理は得意だが、部屋の片づけが苦手。 あらゆる点で正反対なハンネマンとは口喧嘩が絶えない。 酒癖が悪く、意中の男性に振られると部屋に籠り酒浸りになるため、頻繁に二日酔いを起こしている。 歌劇団時代はその歌声で多くの観客を魅了し、エーデルガルトやフェルディナントなどにも強い印象を与えている。 自分の歌声は主からの授かりもので、年齢と共に衰えいつか失われると考えている。 舞台に立ち続けるため、過酷な稽古や望まない貴族への接待など煌びやかな場所の裏で多くの苦労を経験した。 そのため、主に歌声を返しても自分の力で生きる術を得ようと考え、あえて全盛期に引退を表明した。 その後、帝国を離れ士官学校の教師となった。 主を心の支えとしているが、体を支えているのはあくまで自分自身であるとしている。 戦争編ではスカウトしていない場合、王国ルートの外伝でのみ敵(帝国軍の一員)として再登場する。 普段は冷静だが、紋章のこととなると我を忘れ没頭する。 特に主人公が持つ紋章に興味を持っている。 理論的に物事を考える気質から、同僚のマヌエラとは馬が合わない。 頻繁に口喧嘩して和解の繰り返しが日常茶飯事。 掃除が得意だが、料理が苦手とマヌエラとはあらゆる点で正反対。 ヒューベルトの父ベストラ侯とは過去に親交があった。 元は帝国貴族の出身で、紋章が生まれやすい家系に生まれ、自身も紋章を持っていることから紋章学者となった。 だが、紋章を継がなかった妹が没落しかかかっていた貴族に嫁ぎ、紋章を宿す子を産めなかったことで周囲に迫害され、若くして病死した。 妹の死に自分の研究の無意味さを痛感し、妹のような犠牲者を増やす貴族に嫌気がさしたことで、爵位を返上し帝都を去った。 妹の死の元凶は紋章だと考えており、紋章の有無で左右される社会を嫌っている。 そのため、紋章の謎を解き望む者誰もが紋章を宿せる世界を作り、力の有無に苦しむ者をなくすことを目指している。 戦争編ではスカウトしていない場合、マヌエラ同様に王国ルートの外伝で敵として登場する。 異国のパルミラ出身。 戦災孤児で苦境から救ってくれたレアに深い恩義を感じている。 修道院に来る以前はゴネリル家に使用人として仕えていた。 褐色肌で、少々巻き舌気味の口調で話す。 仕事ぶりは真面目で、素っ気ない印象すら与えるほど。 シャミアから弓の手ほどきを受けている。 フォドラの人々がパルミラに対し偏見を抱いていることを好ましく思っていないが、同時にパルミラ人の粗暴さを疎ましく思っている。 パルミラでは貧しい生活を送っていたため、いい思い出はなく現状に満足しているため故郷に帰る気はない。 レアに対する恩義にやや執着しすぎていることから、セテスからは恩を返すだけでなく、別の目標も見つけた方がいいのではと指摘されている。 レアを尊敬しているが、セイロス教に関してはあまり関心がない。 ただし、レアが大事にしているものは自分も守りたいと考えている。 フォドラの教育を受けていないため字の読み書きが苦手。 戦争編では精悍な顔つきになっている。 デフォルトの衣装はドラゴンナイト。 敵対する帝国ルートでは、フェルディアの戦いに参戦する。 剣術師範として、主に鍛錬を担当をしている。 他人と関わることを嫌い、何気なく話しかけてきた相手に躊躇なく拒絶の言葉を口にするが、物語が進むと主人公に「死合い(剣の手合わせ)」を申し出て来る。 帝国貴族フリュム家の出身だが、実は養子でそれ以前の経歴が不明であるなど謎が多いが、剣の腕は確かとの評判である。 本名は「 エミール」。 メルセデスの異父弟であり、メルセデスと母がバルテルス家から逃亡してからは一度も会っていなかった。 バルテルス家では紋章を持たない異母兄達から不当な扱いを受け、後に父がメルセデス母子の居場所を知り連れ戻そうとしていることを知り、一家を虐殺する(父がメルセデスに子を産ませようと発言したこともきっかけになった)。 その後、エーデルガルトに見出され臣下となり、バルテルス家虐殺の罪を抹消され没落しかけたフリュム家の嫡子に据えられた。 それ以降はアランデル公の推薦で士官学校の教師となった。 死神騎士はバルテルス家で家族を虐殺した時に生まれた二重人格のような存在で、本人は「私の中に棲む魔物、私であって私ではない」と話している。 ひたすら血と殺戮を好み、度々異常な殺戮衝動に駆られる。 ただし、メルセデスを想う心は変わっていない。 Ver. 0以降のデータで、帝国ルートでのみ味方になる。 トマシュ 声 - ガルグ=マク大修道院の書庫番を40年以上にわたり、務めてきた初老男性。 同盟貴族コーデリア家の推薦で大修道院に入り、8年前に職を辞し、コーデリア家に戻っていたが、昨年に復帰したという。 書庫に収蔵されている書物だけでなく、大修道院内の事情についても詳しい。 セイロス教の敬虔な信徒でもある。 彼がルミール村を襲い、ソロンへと姿を変えた件で当初セテスは「このようなことをするとは思えない」と困惑していたが、モニカことクロニエの件を経たことで、セテスからは「どちらも一度姿を消してから、再び現れたことから、本物を殺して成り代わっていた」と推測をされた。 また、リシテアは入学するまで面識が無く、記録の上ではコーデリア家に戻っていたという期間においても屋敷で見た覚えは無いとのこと。 モニカ=フォン=オックス 1年前、士官学校の卒業を目前に失踪した女生徒。 帝国貴族出身。 フレンの誘拐騒動で共に発見され、主人公らに救出される。 その後、自身の希望により改めて「黒鷲の学級」に復学する。 彼女がジェラルトを刺殺した件で、セテスは失踪前と比べて人が変わったという報告から、救出されたモニカはモニカその人ではなく、クロニエが殺して成り代わっていたと推測している。 特定のクエストをクリアすると、大修道院内の市場にて珍しいアイテムを取り扱った秘密のお店を開いてくれる。 Ver. 0以降のデータで、序盤からスカウトし味方にすることが可能になった。 他のキャラクターとの支援会話は無い。 ドルテ 大修道院の厩舎で飼われている馬。 マリアンヌにとっては人間以上に付き合いやすく、親しみを覚えている存在であり、何を考えているのかもわかるほど。 マリアンヌを仲間にしておいて第一部中に戦闘でロストさせた場合、マリアンヌは第一部後にドルテを伴っていずこかへと消えて消息不明となる。 シトリー ジェラルトの妻にして、主人公の母親。 大修道院で生まれ育ち、長じてからは修道女となるものの、その体は病弱であり、大修道院から外に出ることもままならなかった。 そのため、自分よりも年上で、仕事で外の世界へ出る事もあるジェラルトの語る話を聞くのが大好きで、普段は感情を表に出すことの無いのが嘘のように、ジェラルトに対しては笑顔を浮かべて楽しそうに接しており、遂にはお互いに惹かれあって結婚した。 しかし、ジェラルトの子を宿すも、母子ともに出産に耐え切れずに死の危機が迫る中、居合わせたレアに自分の命よりも赤子の命を救うよう頼み、出産と引き換えに絶命した。 彼女の死は、居合わせたレアに衝撃を与えると同時に、ジェラルトやアルファルドにも多大な影響を与えることとなった。 名称は煤闇の章が追加された際に明らかになった。 それまでは墓石の碑銘も読み取れない状態であった。 セイロス騎士団 ジェラルト=アイスナー(Jeralt Eisner) 声 - 主人公の父親。 元セイロス騎士団団長。 兵種はパラディン。 かつて「 壊刃」と呼ばれ、セイロス騎士団の歴代最強の騎士と謳われた伝説的存在。 普段は豪放磊落だが、主人公に自分の過去やセイロス教団について一切話さないなど、秘密主義的なところもある。 大司教のレアに対しては過去の恩から敬ってはいるものの、後述の理由から警戒している。 かつては王国軍の傭兵隊に属する一兵士であったが、ある戦場で重傷を負いレアに助けられたことでセイロス騎士団に仕えるようになった。 この時にレアの血を体内に入れたことでセイロスの紋章を宿すようになった。 紋章により普通の人間よりもはるかに長寿となっており、外見では40代から50代ほどに見えるが、実年齢はすでに100歳を超えており本人も自分の年齢を正確に把握していない。 少なくともアロイスと出会った30年ほど前と全く変わっていないとのこと。 やがてセイロス教の修道女のシトリーと恋に落ち、彼女との間に子を儲けるも妻は出産と同時に他界した。 生まれた赤子の奇妙な様子やそれを問題視しないレアの態度に不審を抱き、21年前の修道院の大火で赤子が死亡したと偽り、赤子を連れ騎士団を離れた。 それ以降、傭兵団を率い旅をしながら主人公の成長を見守り続けていた。 なお、レアへの警戒心から主人公にはセイロス教に関することは何も教えず、さらには万が一レアと再会した際に主人公が死亡したと偽った赤子その人でないことを隠すべく、あえて主人公の年齢(作中時点では21歳だが、それをそのまま言う事はかつて死を偽った赤子であるとバラすのと同じ)も正確には教えておらず、レアとの再会時には「修道院を離れてから数年後に生まれた子で、母親はもう死んでしまった」と虚偽を述べている。 盗賊から士官学校の生徒を救ったことが転機となり、修道院へ招かれた主人公とともに、再び騎士団に身を置く。 士官学校の教師となった主人公が生徒との交流を通じて感情を持つようになったことを実感してゆき、かつて修道院を離れた己の決断が間違っていたとすら思うようになった。 ルミール村で起きた「闇に蠢く者」のソロンによる騒動では、友軍として戦闘に参加する。 その後、修道院内で起きた生徒が魔獣化する事件の解決にあたっていたが、モニカに成りすましていたクロニエに殺害された。 かつてジェラルトが騎士団長を務めていた頃の部下。 陽気で気さくな性格。 冗談を好むがウケは悪い。 ジェラルトを敬愛しており、生徒を盗賊から助けた主人公を教師としてレアに推薦する。 部下想いで持ち前の明るさで味方を鼓舞する。 ベルナデッタが慕っていた叔父と似ているらしく、人付き合いが苦手な彼女が気兼ねなく話しかけられる数少ない人物。 騎士らしく真面目な性格だが、人が良すぎるため悪徳商法に簡単に引っかかってしまうことがある。 幽霊が苦手で、自分が手にかけた者が化けて出るのではないかと恐れている。 妻子持ちで、妻や娘の誕生日には必ず贈り物をしている。 かつては孤児で、両親を亡くしてからは王国の修道院にいた。 30年ほど前、ジェラルトと出会い彼の従者となりセイロス騎士団に仕えるようになった。 ジェラルトがアロイスを従者とした理由は、流行り病で亡くなったジェラルトが以前連れていた従者とアロイスの容姿が似ていたからという単純なもの。 長らくセイロス騎士団に属する身ではあるが、ジェラルトと主人公の父子に対する思い入れも強いため、セイロス騎士団と敵対する帝国ルートでも味方にすることができる。 この場合は、大修道院で再開した際に行方不明となった主人公を探すために騎士団を抜けた身であると語っている。 味方にしなかった場合は、帝国ルートのみ戦争編の大修道院での戦いで敵として再登場する。 信心深く、真面目で礼儀正しい人物。 あまり表情を変えず、自らについて多くを語ろうとしないが、釣りと料理、木彫りを趣味としている。 本名は「 ギュスタヴ=エディ=ドミニク」。 王国貴族ドミニク家の出身で、アネットの父親。 ドミニク家は王国貴族の中では一介の小領主に過ぎず、彼自身も嫡子ではなかったために一兵士という立場に過ぎなかった。 しかし、時の国王に認められて騎士へと引き立てられてからは王国や王家のブレーダッド家への忠義を貫き、40年に渡って仕える中で国王ランベールやその子ディミトリに剣や兵法、学問を教えてきた。 しかし、「ダスカーの悲劇」に際してはランベールやディミトリに同行しなかったことが災いし、一報を受けて現地に到着するも時すでに遅く、ランベールや多くの兵たちが死亡。 ディミトリも瀕死の重傷を負っていたことに強い衝撃を受け、主君を守れなかった罪悪感を抱え、それから1年後に膨張を続けた罪悪感に耐えかねて地位や家族、そして名前も捨て王国から出奔しセイロス騎士団に仕えるようになった。 ただし、ディミトリ自身は同行していた場合は他と同様に殺害されていただろうし、ギュスタヴの到着が遅れた場合にはディミトリ自身も死亡していたと考えている。 士官学校編では、マイクランの騒動で友軍として戦闘に参加する。 帝国が戦争を起こすと王国に戻る。 王国ルートでのみ仲間になり、戦争編冒頭で離脱したドゥドゥーとの入れ替わりで参戦する。 帝国ルートでは、フェルディアでの戦いに参戦する。 同盟ルートでは、グロンダーズの会戦で戦死したディミトリの遺体を守って何処かへ去って行ったことが語られる。 教会ルートでは、グロンダーズの会戦でディミトリと共に戦死したという。 士官学校の卒業生。 英雄の遺産「雷霆」を使いこなす凄腕の剣士で、騎士団内での序列は聖騎士。 騎士として大司教レアに忠誠を誓っている。 本名は「 カサンドラ」。 王国貴族カロン家の出身で、士官学校時代は「青獅子の学級」に在籍していた。 剣の腕は王国内でも広く知られ「 雷獄のカサンドラ」の異名で呼ばれていた。 ダスカーの悲劇であらぬ濡れ衣を着せられてしまい、祖国と地位を捨てセイロス騎士団に仕えるようになった。 レアには士官学校時代に命を助けられたことから恩義を感じている。 祖国に戻る気はなく、自分の剣はレアのためにあると絶対の忠誠を誓っている。 やや感情的になりやすく細かい作業が苦手などシャミアとはあらゆる点で対照的だが、相棒として信頼し合っている。 士官学校時代の同級生だったクリストフが、西方教会によるレア暗殺計画に加担したことを知ると、彼をセイロス教会に突き出した。 このため、クリストフの父であるロナート卿からは息子の仇として恨まれている。 クリストフの義弟であるアッシュとはロナート卿を討伐したこともあり、当初はやや複雑な感情を抱かれていたが、後に和解する。 士官学校編では、ロナート卿の反乱で友軍として戦闘に参加する。 敵対する帝国ルートでは、フェルディアの戦いに参戦する。 異国のダグザ出身。 かつては傭兵で、過去にレアから受けた恩に報いるため、彼女に仕えるようになった。 セイロス教徒ではなく、あくまでレア個人に忠誠を誓っている。 非社交的ではないが寡黙で、感情を排した実利主義的な発言も少なくない。 ただ、無茶な訓練をしたりする者に助言するなど面倒見がいい一面もある。 カトリーヌとは出自も性格も違うが相棒関係にある。 ツィリルの弓の師匠。 セイロス騎士団では主に諜報任務を担当している。 ダグザ・ブリギット戦役ではダグザ側の傭兵として参戦するも、帝国に敗れフォドラに取り残される。 持ち前の隠密行動で生き延びていたところをレアに助けられ、セイロス騎士団に仕えるようになった。 レアに対し恩義は感じているものの、セイロス教の教えを信奉していないため、カトリーヌなどと違い「レア様」ではなく「レアさん」と呼んでいる。 そのためレアを敬うカトリーヌからはこの呼び方を咎められているが、改める気はない。 レアとはあくまでも傭兵と雇い主の関係と考えているため、恩義を返せばセイロス騎士団から離れ、カトリーヌと敵対することになったとしても仕方ないと割り切っている。 セイロス騎士団と敵対する帝国ルートでも味方にすることができる。 味方にしなかった場合は、大修道院での戦いに参戦する。 門番(双子の兄) 声 - 大修道院の玄関ホール前で門番を務める兵士。 教師となった主人公を気に掛けており、話しかけると世話を焼いてくれる。 実は双子の弟がおり、帝国ルートの戦争編でその弟が登場するが、彼によると元は帝国の出身であったが、彼とは違い信心深いあまりに帝国を飛び出すも、騎士団の一員ながらかなり下っ端とのこと。 アビス 灰狼の学級(ヴォルフクラッセ) DLC「煤闇の章」に登場する第4の学級。 かつて地上の士官学校の生徒だった者たちがそれぞれの事情でアビスに移り住んだ後に集まって組織した集団で、遡ること15年前に結成された。 地上からの侵略者からアビスの町と民を守るため、民たちを率いて戦う自警団のようなものである。 学級旗は狼が描かれた灰色の旗。 なお、結成を決めたのはアルファルドであるが、学級の名前自体はレアが命名したもの。 「煤闇の章」Ep. 1をクリアすれば「灰狼の学級」の4名が本編第一部にも登場するようになる。 また、「煤闇の章」の進行状況により、「スカウト」で自学級に招き入れることも可能。 自学級に加わると、関連する新たな外伝や、主人公を含む一部のキャラクターたちとの支援会話も発生する。 スカウトしなかった場合は、いずれも戦争編では登場しない。 王国貴族ローベ伯爵家の元養子。 フォドラ西部の貧民街の生まれ。 士官学校(青獅子の学級)の生徒だったが、とある事情により除籍処分となり、ローベ家との縁も切れてアビスに移り住んだという。 言葉遣いや物腰は粗野で、不遜ですらあるが、その裏にはアビスに暮らす人々を守りたいという確かな信念を宿している。 なお、王国南部の領主貴族の養子という素性から、同様の素性であるアッシュとは面識があったが、ロナート卿を尊敬する彼とは対照的にユーリス自身はローベ家について「あんな家には帰りたくねえ」と語っている。 ユーリスは「王国風の偽名」であり、別の「帝国風の偽名」を名乗ってヴァーリ家の下働きとして潜伏していたこともある。 本名は主人公との支援会話Sで明かしたことが示唆されているが、明らかにはされていない。 煤闇の章での初期兵種および戦争編の拠点用衣装適用職はトリックスター。 同盟貴族アダルブレヒト男爵家の前当主。 自称「レスターの格闘王」。 生徒キャラでは最年長。 豪快かつ無頓着な性格が災いして賞金稼ぎに追われる身となり、グロスタール家からも借金していたため、アビスに雲隠れしている。 自分を匿ってくれたアビスの人々を守りたいという思いを抱いており、闘争本能の赴くままに、侵入者を排除する。 なお、追われる身となる前はホルストの友人であり、その妹のヒルダからは「バル兄」の愛称で呼ばれる仲であった。 士官学校の卒業生で、卒業後に実家を継承するも、士官学校入学時にシュヴァリエの紋章を持つことが判明していたうえ、生母が異民族クパーラの出身ということもあって、家督はすぐに異母弟に譲っている。 異母弟への家督譲渡はバルタザール自身も望んでのことであるが、継母(弟の実母)はそうは思っておらずバルタザールに刺客を送り込んでくることもしばしばある。 煤闇の章での初期兵種および戦争編の拠点用衣装適用職はバトルモンク。 帝国貴族ヌーヴェル子爵家の息女。 ヌーヴェル子爵家は帝国七貴族に数えられる家系であったが、ダグザ=ブリギット戦役で没落。 偉業を成して世に認められことでヌーヴェル家再興を目指している。 言葉遣いは丁寧だが、高飛車な性格は隠せていない。 実はどのような形であれ太陽の下では消極的な性格へと変化する二重人格者であり、アビスの様な太陽の光が指さぬ場所では高飛車な性格であるが、逆に地上においては第二の人格へと人が変わる(日中でも室内や霧の濃い戦場では人格変更しない)。 なお、この人格について高飛車な方の彼女は「もう一人の私」と捉えている。 このため、ユーリスからは「日陰女」と揶揄されている。 メルセデス、エミール(イエリッツァ)、フェルディナントとは幼少時に交流がある。 一時期フェルディアの魔道学院で学んでおり、この時に二重人格が発症した模様。 メルセデスの入学と入れ替わるように卒業しているため、学院での面識はない。 煤闇の章での初期兵種および戦争編の拠点用衣装適用職はダークペガサス。 使徒ティモテの隠れ里出身の女性。 無気力さを隠さない脱力系女子。 何に対してもどこか他人事であるかのような醒めた態度をとる。 また、生粋のフォドラ人と比較して、肌の色が黒々としている。 他人の名を呼ぶ際は、ユーリスは「ユリー」、バルタザールは「バルト」、コンスタンツェは「コニー」、エーデルガルトは「ガーティ」、ディミトリは「ディミ」、クロードは「クロ」というように、(愛称)を付ける。 9歳の頃にコルネリアらに連れ去られて幽閉され、魔道の実験を受けた結果、ため息をつくと魔物を呼び寄せてしまう特異体質になってしまった。 この体質については、ティモテの紋章の力を過剰に出力された状態ではないかとリンハルトは推測している。 解放後は王国の教会に身を寄せていたが、中央教会に見つかり保護されるが、魔物を呼び寄せる危険人物として魔物が現れても表立った被害にはならないアビスへと追い立てられることになった。 そのため、教団についても好感情は抱いていない。 煤闇の章での初期兵種はヴァルキュリア。 アビス関係者 アルファルド 声 - アビスの管理者。 「灰狼の学級」の設立を提案した人物。 なお、彼自身は中央教会に属する高位の修道士であり、アビスの住民と違って地上に居場所を有しているが、教会内ではゴタゴタを抱えており、アビスに危機が迫っているのが明らかであってもセイロス騎士団を動かすことが出来ずにいる。 生前のシトリーに想いを寄せており、そのため彼女やジェラルトについても詳しく、主人公に対しても当時の思い出話や2人の性格や言動について懐かしそうに語っている。 教会内での地位は枢機卿であり、自身もセイロスの小紋章を宿している。 10年前にアビスの隠し通路でシトリーの遺体を偶然発見したことを契機に彼女の復活に執着するようになり、四使徒の紋章を継ぐ者たちを灰狼の学級に入れて自身の監視下に置き、「始原の宝杯」の封印を解かせた上で「宝杯の儀」を完全な形で再現し、シトリーを復活させることを目論む。 しかし、かつてユーリスが濡れ衣を着せられた一件が彼の仕組んだものであったことがユーリスだけでなくレアにも露見していたためユーリスにレアと結託され、レアが騎士団の一部を人質の救出に回したことと、ユーリスが秘密裏に取り付けた約束に従って主人公が地上の生徒たちとともに聖廟で行われていた宝杯の儀に介入したことで計画は失敗。 現れたレアのことも相手にせず大聖堂へ逃走して儀式の続行を図るも、シトリーの遺体ともども聖杯に取り込まれて異形の竜「赤き獣」へと変化、主人公らと交戦した末に死亡した。 煤闇の章以外では、本編の追加クエストに登場する。 番人 アビスの入り口前で番人を務める兵士。 デアドラの出身。 教師となった主人公を気に掛け、話しかけると大修道院にいる門番と同じように世話を焼いてくれる。 セテスの指示でアビスへ見張りとして派遣されたセイロス騎士と仲良くなり、戦争編では消息不明となったその騎士の行方を捜していた。 謎の女 異教の祭壇の側に佇む女性。 フォドラ外の出身らしく、片言で話す。 昔は戦士だったらしい。 自身の信仰する神はフォドラの神と違うが、他に祈る場所が無いからと祭壇の側にいる。 像が語りかけてきたと不思議なことを述べる時もある。 最後はアビスを追い出されるも、正体は明かされなかった。 アドラステア帝国 イオニアス9世 声 - エーデルガルトの父親であり、現アドラステア帝国皇帝。 中央集権化を目指すも皇帝に権力が集中することを危惧した貴族達に反発され、権力闘争に敗れた結果多くの権限を失った。 10人の子に恵まれたが、七貴族の変以降子供達は「闇に蠢く者」の人体実験に利用されたことで次々に命を落とし、現在はエーデルガルトのみが残っている。 近年ではやつれ果て余命僅かと言われている。 士官学校編でエーデルガルトに皇位を譲る。 かつては現在のエーデルガルトと同じくガルグ=マクの士官学校に在籍しており、卒業から数年後に皇帝に即位した。 それから何年もの時が経ち、懐かしい思い出のある士官学校を訪れた際、女神の塔で当時士官学校に在籍していたパトリシアと出会ったのが、彼女を側室に迎えるきっかけである。 アランデル公 声 - 帝国のにしてエーデルガルトの母方の伯父。 本名は「 フォルクハルト=フォン=アランデル」。 兵種はダークナイト。 元は帝国の小貴族だったが、妹のパトリシアがイオニアス9世に嫁いだことで急伸した。 敬虔なセイロス信者でもあるが、七貴族の変以降、教団への寄進を打ち切っている謎の多い人物。 七貴族の変の主犯格と目されており、ディミトリからはダスカーの悲劇とも関りがあると疑われている。 内政や用兵のいずれにおいても非凡な実力を有することから、ディミトリたちからは「 辣腕摂政」の異名で呼ばれている。 帝国ルートでは、エーデルガルトが同盟を制圧するとデアドラに入り同盟内の英雄の遺産を回収する。 エーデルガルトが帝国側につくはずだったコルネリアを討ち取ると、その報復としてアリアンロッドを帝国兵ごと壊滅させる。 その後は、王都フェルディアでエーデルガルトとレアの戦いを見届ける。 王国ルートでは、グロンダーズの会戦で負傷したエーデルガルトに代わり軍の指揮を執りデアドラに侵攻。 だが、救援に駆けつけた王国軍に敗れ戦死した。 死の間際、ディミトリからダスカーの悲劇について問われるも拒否し、「エーデルガルトと姉弟で殺し合え」と告げて息絶えた。 パトリシア アランデル公の妹にしてエーデルガルトの母。 本名は「 アンゼルマ」。 パトリシアは王国での名。 イオニアス9世と同じガルグ=マクの士官学校出身で、女神の塔で彼と出会って恋に落ちたが、既に彼には政略結婚によって嫁いできた正室がいたことからになった(他にも側室はいた模様)。 エーデルガルト出産後、時期は明記されていないが王国に亡命し、ランベールの後妻となる。 ただし、このことは王国でもごく一部の者しか知らない。 実の母親を亡くしている幼いディミトリからはよく慕われていた。 ダスカーの悲劇に巻き込まれ消息を絶ったといわれている。 なお、エーデルガルトが王国に亡命してきた際に一目も会えなかったのはランベールに邪魔されたからだとコルネリアに騙されていた、娘に会えるなら何を犠牲にしてもいいと願ってダスカーの悲劇に繋がった、ランベールとは夫婦でありながら二人きりで会ったことはないなど、様々に矛盾する会話が散見されるが、詳細は明らかにされていない。 ベストラ侯 帝国の宮内卿にして、ヒューベルトの父親。 エーギル公らと共に七貴族の変を起こすが、エーデルガルトの皇帝即位後、エーギル公に続いて更迭され、実子であるヒューベルトの手で処刑された。 ハンネマン曰く理性的で、権勢を欲したりしない無欲な男で、どことなくヒューベルトに似ていたという。 彼の性格上皇帝を裏切るとは考えづらく、何か事情があったのではないかとハンネマンは推測している。 エーギル公 声 - 帝国宰相にして、フェルディナントの父親。 本名は「 ルートヴィヒ=フォン=エーギル」。 欲深い一面があるが、フェルディナントからは尊敬されている。 七貴族の変以降、帝国の実質的な権限を握り、またフリュムの乱で領主が不在となったフリュム領を統治していた。 だが、領民に重い税金を課すなど民の生活を苦しめた。 エーデルガルトが皇帝を継ぐと更迭され、領地の統治権も実質的に剥奪された上で帝都に軟禁される。 フリュム領の統治はアランデル公が引き継いだが、エーギル公以上に厳しい政策を敷き、それをエーギル公の名の下に行ったため領民の不満はさらに増した。 フェルディナントとリシテアの外伝では、帝都から逃亡していたが自身を恨むフリュム領の領民に殺された。 ディルク=フォン=エーギル 帝国建国から数百年後当時の帝国宰相で、フェルディナントとエーギル公の先祖。 時の皇帝にその玉座を掛けて決闘を挑み、敗れて玉座を得られずに終わりはしたものの、彼自身は有能な宰相にして軍人であり「 戦う宰相」の異名を有していたほどの人物。 ヘヴリング伯 帝国の内務卿にして、リンハルトの父親。 息子からは「自尊心の高い人物」と評されている。 エーギル伯らと共に七貴族の変に加担し、エーデルガルトの皇帝即位後に更迭されたが、後にエーデルガルトの味方に付く。 ベルグリーズ伯 帝国の軍務卿にして、カスパルの父親。 ダグザ・ブリギット戦役では、帝国軍を率い勝利に導いた。 カスパルからは親父とだけは戦いたくないと恐れられている。 ヘヴリング伯とは犬猿の仲。 七貴族の変に加担した当事者ながら、エーデルガルトの皇帝即位後の腐敗貴族の一掃においては、戦争開戦という情勢と有能な軍人であったことから唯一更迭されずに現職に留められた。 後にヘヴリング伯とゲルズ公と共にエーデルガルトの味方に付く。 帝国以外のルートでは、エーデルガルトの戦死後、部下の命を守るため自らの首を差し出したという。 ヴァーリ伯 帝国の宮内卿にして、ベルナデッタの父親。 娘に対し一応の愛情は持っていたようだが、虐待に近い教育をしたあげく期待に応えられないと見るや見放したことからベルナデッタからは露骨に嫌われている。 ただし、ベルナデッタとユーリスの支援会話からは違う見解も提示されている。 エーデルガルトの皇帝即位後は更迭され蟄居となった。 ヴァーリ伯夫人 ベルナデッタの母親にして、ヴァーリ伯の妻。 娘に対して厳しく接した挙句見放した夫とは異なり、まだ何か思うところがあったようで、ある日使用人に命じて娘を袋詰めにさせて、そのまま強引にガルグ=マク大修道院へと運ばせて、士官学校へと入学させた。 エーデルガルトの皇帝即位後に夫が更迭されると、エーデルガルトへの支持を表明する。 ゲルズ公 帝国の外務卿。 七貴族の変に加担し、エーデルガルトの皇帝即位後に更迭されたが、後にエーデルガルトの味方に付く。 兵種はメイジ。 このため、ユーリスとコンスタンツェの外伝ではそのことを知ったセイロス教団が返還を要請したことで、コンスタンツェが教団側の渉外役として面会することとなった。 オックス男爵 帝国の小貴族で、モニカの父親。 兵種はトリックスター。 バルタザールとハピの外伝に登場。 何者かから「英雄の遺産を手に入れれば代わりに娘を助けてやる」との取引を持ちかけられ、闇市で「ヴァジュラ」を入手してモニカを助け出そうとしていた。 しかし、盗まれた遺産が闇市に出るとの噂を聞きつけたバルタザールが率いてきた主人公軍と交戦。 紋章を持っていなかったため、ヴァジュラに取り込まれ魔物化し、倒され死亡した。 ランドルフ=フォン=ベルグリーズ 声 - 帝国の将軍。 ベルグリーズ家の出身。 カスパルにとっては叔父に当たる。 兵種はウォーリアー。 元はカスパルの祖父の後妻の連れ子であり、カスパルとの直接の血縁関係はない。 義父からは気に入られており、家督を譲り受ける話もあったが、それを知ったカスパルの父(正式な嫡男)が先代を隠居させ跡を継いだため、この話はなくなった。 このため、ベルグリーズ家の一員ながらも「分家の者」として立場が低く、武功を上げ母や妹のため分家を興そうとしている。 士官学校編では大修道院襲撃戦でエーデルガルト率いる部隊の将軍として参戦。 帝国ルートでは、大修道院でのセイロス騎士団との戦いで戦死する。 帝国以外のルートでは、大修道院にいる主人公達を襲撃するも返り討ちにあい戦死する。 フレーチェ=フォン=ベルグリーズ 声 - ランドルフの妹。 先代ベルグリーズ伯の子かどうかは不明。 帝国ルートでは、戦死した兄の仕事を引き継ぐ。 王国ルートでは、ディミトリに罵倒される兄を目撃したことで彼に恨みを抱く(ランドルフに止めを刺したのは主人公)。 その後は身分を偽って王国軍に潜入し、グロンダーズの会戦後、ディミトリに襲い掛かり彼を庇ったロドリグに致命傷を負わせたが、直後に主人公に斬り殺された。 同盟及び教会ルートでは登場しない。 ラディスラヴァ 声 - エーデルガルトの近衛兵長で、戦争編では帝国の女将軍。 戦争編では帝国市民からは「赤き戦乙女」と呼ばれ、人気も高いことが語られている。 兵種はドラゴンナイト。 士官学校編では大修道院襲撃戦でエーデルガルト率いる部隊の士官として参戦。 帝国ルートでは、大修道院でのセイロス騎士団との戦いで戦死する。 帝国以外のルートでは、ミルディン大橋の防衛を任されていたが、主人公達に敗れ戦死する。 メトジェイ 声 - 炎帝の部下。 残忍で下劣な性格をしている。 兵種はアサシン。 炎帝軍の一隊を率いて大修道院の聖墓を襲撃する。 倒されると命乞いと炎帝への責任転嫁を行う情けない姿を晒して絶命する。 煤闇の章では炎帝に雇われる前の賊としての姿が描かれ、アルファルドを誘拐するものの、主人公らの活躍で失敗する。 門番(双子の弟) 声 - 松本忍 帝国ルートの戦争編にて、大修道院の玄関ホール前で門番を務める兵士。 かつて門番を務めていた兵士の双子の弟で、彼とは容姿・物腰・声色が酷似しているが、大切に思う対象がセイロス教や聖教会ではなく、祖国たる帝国という一点で異なっている。 ファーガス神聖王国 ランベール 声 - ディミトリの父親であり、ファーガス神聖王国国王。 多くの民に慕われていた名君であった一方、急進的な政治姿勢により王国貴族の多くから反感を買っていた。 4年前のダスカーの悲劇で謀殺された。 ダスカーへ向かう直前、親友のロドリグにもし自分がいなくなり、ディミトリが道を踏み外した時のことを託していた。 かつてはギルベルトことギュスタヴの指導もあって、優れた槍の腕の持ち主であり、スレン北征においてはロドリグと共に戦場に立っては自らブレーダッド家に伝わる英雄の遺産「アラドヴァル」を振るうという、「騎士の国の王」と呼ぶに相応しい人物であった。 一方でダスカーの悲劇で落命するきっかけとなったダスカーとの会談のために現地へ自ら赴くという行為は、元々国王であるランベールが必ずしも出席する必要は無く、出席するという予定も立てられていなかったのを、ダスカーとの長年の友好関係もあって重要な場と判断して出席するのを決意し、その事を打ち明けたロドリグからの反対を跳ね除けて強行したものであり、この「自分が正しいと思ったことは、親しい者に反対されても強行する」という面が結果として、「騎士の国の王」として慕われる一方で一部の貴族から「国を危うくする王」と見なされるという、両極端なレッテルを貼られることになった。 リュファス 王国の摂政。 イーハ大公。 ランベールの兄であり、ディミトリの父方の伯父。 元は時の国王の長子として生を受けるが、紋章が発現しなかったために王位継承権を得られなかった経緯を持つ。 現在では摂政という身でありながら女に現を抜かし国政を疎かにしているばかりか、ダスカーの悲劇に関与したという噂まで立てられている悪評の高い人物。 両親を亡くしているディミトリにとっては唯一の肉親だが、関係は良くないという。 戦争編ではコルネリアに暗殺され、その死をディミトリの追い落としに利用されることになる。 一方で帝国ルートではこのような事態には至らず、加えてタルティーン平原へ向けて出撃すると決意したディミトリとレアの会話の中で彼が「たとえ自分に何かあっても、ブレーダッドの血は残る」と発言していることから健在である模様。 ランベールの王妃 ランベールの最初の妻で、ディミトリの実母。 夫との間にディミトリを授かるも、当時のフェルディアを含めた王国内で蔓延していた疫病に罹り、命を落とした。 この時のディミトリはまだ幼かったため、実母に関する記憶はほとんどないが、彼とメルセデスの支援会話によると、かつてランベールから裁縫の類があまり得意ではなかったと聞いたことがあるとのこと。 先代国王 ランベールの先代のファーガス神聖王国国王であり、彼とリュファスの父で、ディミトリの父方の祖父。 長子のリュファスに紋章が発現しなかったため、その弟のランベールに次期国王の座を譲った経緯の持ち主で、これだけを見ると「紋章至上主義」に否定的なエーデルガルトとは正反対の人物であるが、その一方で王国貴族の中では小領主であるドミニク家の、それも嫡子でなく加えて紋章も発現していなかったギルベルトことギュスタヴを一兵士から騎士へと引き立て、さらには息子のランベールの指導を任せるという、実力を重視するエーデルガルトに似た部分も併せ持つ人物であった。 なお、ギルベルトは彼に剣を授けられて騎士になったことが、自分の騎士としての原点であるとカトリーヌとの支援会話で語っており、かつて王国を去ったのは守るべき対象が国や家族と増えていく内に原点である「私が王の騎士となったあの日」を見失っていたのが原因であったとも語っている。 ルーグ=フォン=ブレーダッド1世 ファーガス神聖王国の建国者にして、ディミトリらブレーダッド家の面々の先祖。 約400年前に帝国からの分離独立を試み、タルティーン平原の戦いで時の皇帝を討ち取るという大勝利を遂げた。 この武勇をセイロス聖教会から認められて王冠とファーガス地方の自治権を与えられ、これが王国建国の礎となった。 また自身もセイロス教を国教に定めて王国内での布教活動を公式に認め、聖教会との蜜月関係を築いた。 その武勇故に「 勇者」や「 獅子王(もしくは 青き獅子王)」の異名を有する。 また、彼を主人公とする冒険物の本にして騎士道物語である『 ルーグと風の乙女』が王国では人気のある本として存在する。 ロドリグ=アシル=フラルダリウス 声 - フラルダリウス公爵。 フェリクスの父親。 兵種はホーリーナイト。 王国貴族の筆頭格で、「 ファーガスの盾」と呼ばれる名将。 平時は飄々とした態度だが、騎士道を重んじ王家ブレーダット家への強い忠義心を持つ。 ランベールとは旧知の仲で、彼の死後は何かとディミトリを気にかけている。 ディミトリからは本当の家族みたいと称されるほど、強い信頼を寄せられている。 ダスカーの悲劇で長男のグレンを喪っている。 この時グレンの死を「それでこそ騎士の最期だ」と評したことで、フェリクスとは確執が生じている。 フェリクスの言い分が間違っていないことは理解しているが、信念の違いから歩み寄れずにいる。 士官学校編ではマイクラン率いる盗賊団の騒動で、士官学校を訪れる。 フェリクスの外伝では、領内を荒らす賊の対処のためフェリクスを呼び寄せる。 戦争編では、帝国側についたコルネリアに徹底抗戦する。 王国ルートでは、主人公やディミトリに合流し、帝都ではなく先に王都奪還をディミトリに進言するも却下される。 その後も、帝国への進軍に同行し、グロンダーズの会戦後、ディミトリを殺そうとしたフレーチェから致命傷を負わされ死亡した。 それでも、死の間際に「自分はあなたのせいではなく自分の信念のために死ぬ。 殿下も自分の信念のために生きてほしい」とディミトリに語りかけたロドリグの想いは、ダスカーの悲劇以降復讐に囚われていたディミトリが立ち直るきっかけとなった。 帝国ルートでは、アリアンロッドでの戦いで戦死する。 同盟ルートでは旧王国勢力として帝国と戦っていることが作中で語られ、教会ルートではグロンダーズの会戦に従軍して戦死したことが語られる。 グレン フラルダリウス家の長男でフェリクスの兄だが、紋章の有無は不明。 イングリットが生まれてすぐに婚約している。 4年前のダスカーの悲劇で命を落とした。 弟と同じく毒舌だったと言われているが、フェリクスからは兄として、ディミトリからは友として信頼され、イングリットからも親同士の取り決めとはいえ好かれており、人望ある人物だった模様。 また、ロドリグによるととても出来のいい息子で、15歳にしてランベールから騎士に叙任されたとのこと。 ロナート卿 声 - ガスパール地方の領主で、アッシュの養父。 兵種はパラディン。 もとは敬虔なセイロス教信徒で、アッシュをはじめ領民からの信頼も篤かったが、息子クリストフが教会に処刑されたことで恨みを抱き、士官学校編で教会に対して反乱を起こす。 息子を教会に引き渡したカトリーヌを強く憎んでいる。 セイロス騎士団のとある騎士によると、若い頃はリュファスに仕えていたらしい。 反乱を起こした時点においても領民からはとても慕われており、一報を受けたセイロス聖教会側は当初「小領主の反乱だから、軍勢は小規模」と判断したが、実際にはロナート卿に仕える兵だけでなく多くの領民が民兵として加勢しており、本来ならば主な戦闘が終わってから事後処理を行うはずのカトリーヌの隊までもが奇襲を受ける程になった。 マグドレド街道に濃い霧を発生させ、主人公達を奇襲するも失敗し討ち取られた。 クリストフ=アルド=ガスパール ロナート卿の嫡男。 アッシュの義兄。 カトリーヌとは士官学校時代の友人。 義弟のアッシュからは慕われていた。 ジェラルトも傭兵時代、依頼の件で会ったことがあるらしい。 ダスカーの悲劇に連座したとされ、カトリーヌによってセイロス聖教会に突き出され処刑された。 カトリーヌ曰く「良い奴すぎる、人を疑うことを知らない」人物だったらしく、西方教会の口車に乗せられ、レアの暗殺計画に加担したことが処刑の真相である。 ゴーティエ辺境伯 シルヴァンとマイクランの父にして、ゴーティエ家の現当主で王国北東部のゴーティエ家領の領主。 紋章の有無を重んずる王国貴族の中でも一際その傾向が強いゴーティエ家の仕来りを厳格に貫き、紋章が発現しなかったマイクランを廃嫡した。 が、正式な廃嫡は、紋章主義に懐疑的だったランベールの死後であり、彼なりに配慮はしていた模様。 しかし、王国への愛国心や王家のブレーダッド家に対する忠誠心は紛れもない本物であり、戦争編ではロドリグと共に旧王国派としてコルネリアに対抗している。 ディミトリがコルネリアを討ち帝国に進軍した際は、王国の統治を任される。 マイクラン 声 - 遠藤大輔 ゴーティエ家の長男。 シルヴァンの兄。 兵種はアーマーナイト。 貴族として無能ではなかったようだが、紋章が発現しなかったという理由で家督を継げず(王国はフォドラの中でも特に紋章偏重の嫌いはあるが、ゴーティエ辺境伯家は北方のスレン民族への対抗のため、英雄の遺産を使えることが必須条件という事情もある)、弟であるシルヴァンを病的なまでに恨んでおり、シルヴァンの言によると「貴様さえいなけりゃ」と口癖のように言っていたという。 やがて廃嫡されて盗賊団の親玉となり、ゴーティエ家の英雄の遺産「破裂の槍」を奪うという暴挙に出る。 コナン塔に立て籠もり、最後は紋章を持たない身でありながら「破裂の槍」を持ちすぎたことで魔獣化し、主人公らに討たれて死亡する。 ドミニク男爵 ドミニク家の現当主で、アネットの父方の伯父。 兵種はパラディンで、顔グラフィックは汎用のパラディンの流用。 ドミニク家はフォドラ十傑の1人である「ドミニク」の末裔という歴史ある家柄であるが、現在の王国内では小領主に過ぎず、その力は小さい。
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