血が出ていても、これだけはやっちゃダメ! 止血の仕方をお話する前に、 「これだけはやっちゃダメ!」 ってことを伝えておきますね。 その1:休薬しない 一つ目は、 今飲んでる薬を勝手に止めない です。 人によっては、「コレを止めれば血も止まるんじゃないか?」と飲むのを止めてしまったりしますが、 絶対にやめて下さい。 元々、血をサラサラにする薬は意味もなく出されるものではありません。 脳梗塞や心筋梗塞など、大事な 血管に血栓が詰まってしまうリスクが ある方に対して処方されるものです。 血をサラサラにすることで血栓を予防しているわけです。 なので、口の中の血が止まらないのを 理由に勝手な判断で 薬を飲むのを止めると命の危険があります。 なので最悪、血が出たままでも大丈夫ですから勝手な自己判断はとても危険です! とにかく、医科の先生から出されている薬を 勝手に止めるのは絶対にNGです。 口の中の血が止まらないくらいで 死ぬことはありません から 安心して下さいね。 口の中の血が止まらないって理由で 救急車を呼んでしまうと、 救急隊員の方も、「こんなことで呼ぶなよ・・・。 」となる可能性大です。 タクシー代わりに救急車を呼ぶのも、もっての他です。 救急外来へは自分の足で 行くようにして下さいね。 血を止める方法はコレだ! 血を止める前に確認してもらいたいことをお話しておきます。 お口の中は唾液で常に湿っているので、 実際に血は止まっていても、吐き出した唾に血が滲んでいると、「あれ!?まだ止まっていないんじゃないか?」という錯覚に陥りやすいってことです。 止血できていても、多少血の味はしますからね。 「真っ赤な血がドバドバ出て止まらない」という状態なら、今回の記事を参考にアクションを起こしてみて下さい。 ではでは、 注意点が確認出来たところで本題の止血方法のお話です。 一番効果的な方法:圧迫止血 真っ先に出来る止血方法は、 「ティッシュを30 分以上 噛み続ける。 」 です。 基本的にはこれが あなたに出来る一番効果的な 止血方法 です。 格好良く言えば、「圧迫止血」というものです。 よく映画とかで、 銃で撃たれた兵士の腕に 包帯をグルグル巻くシーンが ありますよね?あれが「圧迫止血」。 包帯で傷口を押さえることで血を止めようとしているんです。 それを同じことをお口の中で、ティッシュを使ってやるだけ。 指で押さえて圧迫してもいいんですが、噛んだ方が楽ですからね。 一応手順を確認すると、 1、ティッシュを30分間しっかり噛む 2、ティッシュをそーっと取って見て血が止まっているか確認してみる 3、血が止まっていても念のためもう30分噛んでおく 1、2、をやってみても止血出来ないようなら、もう30分 ティッシュを噛んでから 再度チェックしてみて下さい。 ティッシュでダメなら・・・ 抜歯をした箇所の状態、 あるいは体の状態 心筋梗塞・脳梗塞の既往がある方や糖尿病の方 によっては 「圧迫止血」では止まらないことも 十分有り得ます。 そんな時の対応もお話しておきますね。 基本的に圧迫止血以外にあなた自身で出来ることは ありません から以下の対処法を 参考にしてみて下さい。 対処法その1:かかりつけの歯医者へ電話 先ずは、 抜歯をしてもらった歯医者に 電話で今の状況を説明してみる 、です。 診療時間内であれば、対応してもらえるはずです。 抜歯をした先生が 一番状態を把握しているはずなので 迅速に止血をすることができます。 「血が止まらないような 抜歯をした歯医者は信用できない!」なんて勝手に考えて、 抜歯をした歯医者とは別のところへ 行く方もたまにいますが、絶対に止めて下さい。 初めてあなたのお口の中を見る先生が診査・診断を一からやると時間がかかります。 それに、無駄に初診料とかもかかるのでお財布の負担にもなりますから。 それは、 歯科口腔外科のある、大学病院の救急外来を受診する ってことです。 かかりつけの先生がいる中で、大きな病院にいきなり行くのは罪悪感が伴うかも知れません。 しかし、圧迫止血をしても「血がダラダラ出て止まらない」という場合は、何かしらの処置が必要だと考えられます。 そのまま放置して状態が悪くなるよりも、一度歯医者に診てもらった方が安心です。 なぜなら歯科口腔外科は外科処置 抜歯とか歯茎を切ったりとか が専門だから。 止血をするのは日常茶飯事です。 実際、僕は以前に 口腔外科にいたのでよく分かります。 後は看護師さんが待機になっている口腔外科の先生を呼んでくれるはずですからティッシュを噛みながら待っていて下さい。 もし家の近くに大学病院がないって場合は 深夜・夜間診療を行っている開業医を 探して受診してみて下さいね。 原因が分かれば、 自分の状態も分かるはずですから。 血が止まらなくなる原因は、 大きく分けて3つです。 1、歯医者の問題 2、あなたの体の問題 3、抜歯後の行動の問題 です。 では、それぞれの原因を見ていきま しょう。 出血の原因1:歯医者の問題 これは抜歯した後に、血が止まっていない状態で患者さんを帰してしまったことが原因です。 患者さんの全身状態や、 歯茎の炎症状態によっては 血が止まりづらくなります。 本来であれば、血が止まったことを確認した上で帰ってもらうのですが、診療中はどこの歯医者も忙しいので、ちゃんと確認できていない場合もたまにあるわけです。 そんな時に、患者さんが 「家に帰ってから、また血が出てきた」 なんて事態になるんですね。 膿 うみ の袋が歯の根っこの先端に残っていると抜歯後の出血原因になるんですね。 この場合は、もう一度抜いた歯の先端部分に残っている、炎症を起こした組織を取り除く必要があります。 麻酔をして行うので、痛みはありませんから大丈夫ですよ。 出血の原因2:あなたの体の問題 最初の注意点にも書きましたが、元々あなたが血をサラサラにする薬を飲んでいた場合、血が止まらなくなることがあるんですね。 特に心臓系の病気や脳血管系の病気になった経験があると血栓予防のために飲んでもらう場合が多いです。 一旦血が止まったように見えた傷でも 後からジワッと血が出てくる ことが ありますから。 この場合は特殊な材料を使って 血を止めるか、麻酔をして電気メスで 止める形になることが多いです。 どちらも痛くないので大丈夫です。 ただし、この記事の最初にお話したことの繰り返しになりますが、 薬を勝手に止めるのは絶対にダメですからね。 これだけはちゃんと守って下さいね。 薬をやめなくても、ちゃんと血は止めれますから大丈夫です。 出血の原因3:抜歯後の行動の問題 抜歯した後に、 血の味が気になってしまって 何度もうがい してしまう方が たまにいます。 これをやってしまうと、せっかくできかけた 血のカサブタが取れてしまうんですね。 すると当然、また血が出てしまうというわけ。 もう一つは、 抜歯した場所を ベロで触ってしまうこと。 これもカサブタが剥がれる原因になってしまいます。 また唾液に混じって傷口に細菌がたくさん入ってしまうので、 感染の原因にもなります。 それと、 抜歯した後の飲酒や 激しい運動、長風呂なんかも 出血の原因になります。 血圧が上がるので、 血が出やすくなるからです。 歯を抜いた後で説明を受けたと 思いますが、ここも注意して下さい。 まとめ いかがでしたか?今回の内容は知識として持っておくといつか役立つと思いますよ。 今回の内容をまとめておくと、• 血が止まらない時に やってはいけないこと2つ• 血を止めるために あなたがやれること1つ• それでも血が止まらない時に、 打つべき次の1手 2パターン• 血が止まらない3つの原因 こんな感じです。 是非、何度か読み返して内容を確認してみて下さい。 ではでは、今回以上です。 これは医師の都合を優先していませんか?患者の立場を無視しているように思われます。 押さえ続けても出血が続くの我慢しなければならないのがあたりまえ?不安で当日見てもらいにいった時の医師の対応が冷たくこれが初診時と同じ医師かと驚きました。 まあ一か所の治療が終わった時点で行くのはやめようと思いましたが。 ここの記事を読みましたら、止血をするので安心です。 と書かれていましたが医師によるのですね。 事前の説明もこちらが聞いて初めて今の治療はリクシアナなどの中止は行いません。 とだけでした。 後になってから薬のせいで普通よりは出血が続きますとは言われました。 説明文通り我慢すれば不愉快な思いをせずに済んだ。 馬鹿な患者ですが。 高校:一宮高校 部活:ラグビー部 大学:北海道大学 部活:アイスホッケー部 生まれも育ちも愛知県一宮市の歯科医師。 歯周病治療をベースに、一本の歯を残すことにこだわった臨床を行っている。 モットーは「治療を受けないのが最高の治療」。 すべての患者さんに対し、「自分の歯を自分の手で守る大切さ」を伝えながら、歯ブラシを片手に日々奮闘している。 趣味でもこだわり出すと、自分が納得できるまで徹底してやる性格。 「完璧」を追求するあまり、ブログの記事を書くのも時間がかかってしまう。 私生活では小学校、高校ともに家から10秒の距離にあったため、生活圏が狭く、地元なのに土地勘がない。 出先でもよく道に迷うのが悩み。 このブログの記事はすべて前岡遼馬、本人が書いており、「プロにしか伝えられない想い」を大切にするよう心掛けている。
次の抜歯後、出血が止まらない時の対処法 抜歯をしてガーゼを噛んでから30分以上経過しても血が止まらない場合や、一度血が止まった後に再び出血する場合に、考えられる要因や、対処法、十分に止血できなかった場合に起こることについてご紹介します。 出血が止まらない場合に考えられる要因• ガーゼをしっかり噛んでいなかった• 過激な運動や、熱い湯船につかる、飲酒などをして、血圧が上昇し傷口が再び開いた• 傷口に問題がある• 全身的な問題が関与している• 血餅は、外界からの刺激を遮断して、止血や傷口の治りに重要な役割を果たします。 その後、出血量が減れば、問題ないでしょう。 この時、傷口を見たり、ガーゼを取り換えたりすることは止めましょう。 速やかに治療を受けた歯科医院に連絡し、症状を伝えましょう。 もし、治療を受けた歯科医院がお休みの場合は、休日や夜間に歯科診療を行っているところを探して連絡しましょう。 (各市町村の歯科医師会か役所のホームページ、または各市町村が発行している新聞や冊子などに、その連絡先が掲載されていることがあります。 ) 抜歯した当日〜2日後は、唾液に血が混じったり、血の味がしたりすることはありますが、異常がなければ出血や痛みも徐々に軽減するでしょう。 十分に止血できなかった場合どうなるの? 抜歯をすると、その部分の顎の骨が露出します。 通常は、その部分が血餅で覆われることで、外来刺激や感染から守られて傷口が治っていきますが、血餅が十分に形成されなかったり、剥がれ落ちたりすると、露出した骨面が炎症を起こしてしまいます。 これをといい、抜歯した2〜3日後から次第に痛みが強くなります。 ドライソケットになった場合の治療は、傷口の洗浄や消毒をして抗生物質を入れたり、傷口内部を掻き出して(掻爬して)再出血させて血餅を形成させたりします。 場合によっては、痛みが治まるまで2〜4週間かかってしまうこともあります。 歯を抜いた後は、その部分を触らないようにして、安静に過ごしましょう。 また、感染などのトラブルを避けるため、処方されたお薬を指示通りに服用するように注意しましょう。
次のA ベストアンサー 私も下の親知らずを抜いて縫合したときは数日血がでてました。 ずーーっとでてるので貧血にでもなるんじゃないかと先生に相談しました。 抜歯した翌日に消毒しにいきますよね? 質問者さんは行きましたか?いわれてないですか? それで出血ですが唾液にまじってるのでいかにも大量にでてるようだけど、実際は少しずつでてるだけでそんなに心配するほどではないと言われました。 ただ、もう口の横からどんどん流れでるようなほどの出血だとほんとに出血多量であぶないのですぐにみてもらうべきですが、それ以外は大丈夫です。 一旦とまってもごはんたべるとまたでたり、歯を磨こうと口をあけたらまた少し出血と抜糸するまでの間でもけっこう出血しましたよ。 上の歯は比較的すぐに止まりますけど下の歯は根が深いし大きいので穴も大きいから出血が止まりにくいのもしかたないかもですね。 Q 約20時間前に、2本目の親知らずを抜きました。 一本目は、比較的スムースに全てが進んだ記憶がありますが、今回のは抜歯後に、ガーゼを取ってすぐに、巨大な血餅ができてしまいました。 ちょうど10時間くらい前から、つばを吐くたびに血餅の一部が出てきます(これも巨大なのですが)。 血餅が出てくると言っても、完全に取れてしまうわけではありません、巨大な血餅の約半分ほどが出てくるだけです。 少しづつ吐き出す血餅は小さくなっているようなので、このような要領で直るんだと思っているのですが、ちょっと心配なことがあります。 吐き出したおかげで小さくなったとはいえ、血餅がこのまま固まって、吸収されて歯茎になってしまったら、とんでもなくでかい歯茎になってしまいます。 隣の歯を半分以上は覆ってしまうか、ぶらぶらとぶらさがった状態の歯茎になりそうです。 ここで質問なのですが、このような巨大な血餅は、自然と小さくなるか、或いは取れるものなのでしょうか。 このでかい血餅が、そのまま歯茎になるのは勘弁願いたいです。 ちなみに、血を吐き出し過ぎたせいか、寝不足と貧血気味です・・・ Q 今日の昼に下顎左の親知らずを抜歯しました。 まっすぐに生えていた歯で、虫歯でした。 口腔外科でなく歯科で抜きましたが、すんなり抜けました。 病院からは抗生剤3日分とロキソニン4回分のみ貰いました。 抜歯後の注意点 入浴や飲酒は控える等 の説明がなく、消毒に来るよう言われたりしませんでした。 心配だったのでこちらから消毒に行きたい旨を話し、明後日に消毒の予約を取りました。 明日は休診日なので 患部ですが血餅が出来て、痛みもそこまでひどくなく ロキソニンがいらない程度です 、特に問題はなさそうです。 ただ、数分前から患部付近の熱感がでてきました。 なんとなく腫れている感じもします。 質問です。 ・親知らず抜歯後の消毒は毎日必須ですか? ・ 親知らずを抜いた事のある方 歯磨きは患部に当たらないよう注意してなさった事と思いますが、歯磨き後のうがいはどのように行いましたか?あまりブクブクしない、頭を傾けてやった、等具体的にお聞きしたいです。 A ベストアンサー その後お痛みは続いているのでしょうか? 歯を抜いた痛みより歯茎を切ることで痛みがかなり出る場合もあります。 それから親知らずですと骨にしっかり埋まっているものを抜き出すことも多いのでそれなりに痛みはあります。 あとは、親知らずを抜いたため親知らずが埋まっていたところの骨が凹んでいるというか、そういう状態になっていますし、骨が平らになるまでにはかなりの期間がかかります。 歯茎もまだ穴が開いているような状態ではないでしょうか? そのため、親知らずの生えていた位置にもよりますが、一つ手前の歯の後ろの部分(親知らずと隣り合っていた部分)が歯茎が少し足りなくなっていて、しみやすい部分が露出して痛みが出ている可能性もありますので、しみるような神経に障るような痛みが続く場合などはその旨を歯科医院にて伝えたほうがよいかと思います。 日常生活に支障が出る状態が続くのはつらいですものね。 お大事になさってください。 Q 親知らずの抜歯後、歯茎は何日くらいで食べ物がつまらない程度にまで回復しますか? 先生は、「年齢・体質にもよるが1~2ヶ月くらいは抜いたあとの穴に食べ物がつまる」といっていましたが、抜歯された皆様、何日くらいだったでしょうか? 以下補足情報です: ・17日に親知らずを一本抜歯しました、先生も驚くほどの大きさで、歯茎の穴は、深さ2センチくらいに見えました。 ・19日、消毒にいったところ、順調に回復しているとのこと。 現在穴の深さは1.5センチくらいに見えます。 ・私の年齢は、30代前半です (内容がアンケート的要素があるかもしれませんが、デンタルケアの専門家の方々・抜歯経験者の方々のご回答いただければと思いここに投稿させていただきました、どうぞよろしくお願いいたします。 ) A ベストアンサー 私も30代前半のものです。 右の上下を4月中旬に抜きました。 上は1ヶ月ほどでまったく気にならなくなりました。 下は切開して骨を削ったせいもあるのかもしれませんが、2ヶ月たった今でもまだまだ穴が大きく開いていてものが詰まります。 左も先月中旬に続けて抜歯したものの、右同様に 上はすでにきにならないですが、 下はずっぽりと穴があいています。 知人は1年以上たつのに、まだ穴があいていると言っていました。 かなり個人差があるのかもしれないですね。 早くふさがるといいですね。 私も早くふさがることばかり考えてます。 よければ参考URLを見てみてください。 私もこれに質問してここを教えてもらい勉強になりました。 kkdental. htm.
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