正規の航空運賃を調べてみたら驚くほど高くて、ツアーや格安航空券との差に驚いた、という経験はありませんか?実はツアーや格安航空券ではなく、航空会社から航空券を直接購入しても、予約の時期によってはリーズナブルなお値段で購入できることがあります。 時期や路線によっては割引率がさらに大きくなり、LCCと比較しても遜色ないほどの価格になることも。 このように航空券の予約・購入タイミングが早ければ早いほど、大きな割引を受けられる「早期予約割引」、略して「早割(はやわり)」はとってもお得な制度。 誰でも利用できるのですが、割引の種類が多く、制度が複雑でわかりにくいという声も聞こえてきます。 早割を利用するときのポイントをしっかり抑えてお得な空の旅を実現しましょう! 日本の主な各航空会社の早割をしらべてみました まずは日本の主な航空会社の早割制度を見てみましょう。 2019年2月現在、ほとんどの航空会社で早期予約割引を実施しています。 注意したいのは価格の切り替えのタイミング。 航空会社により異なりますので、利用したい航空会社がある場合は、価格切り替えのタイミングをしっかり押さえておきましょう。 JAL 得便割引 搭乗日の21日前まで 先得割引タイプA 搭乗日の28日前まで 先得割引タイプB 搭乗日の45日前まで スーパー先得 搭乗日の55日前まで ウルトラ先得 搭乗日の75日前まで ANA スーパーバリュー21 搭乗日の21日前まで スーパーバリュー28 搭乗日の28日前まで スーパーバリュー45 搭乗日の45日前まで スーパーバリュー55 搭乗日の55日前まで スーパーバリュー75 搭乗日の75日前まで スターフライヤー そら旅21 搭乗日の21日前まで そら旅28 搭乗日の28日前まで そら旅45 搭乗日の45日前まで そら旅60 搭乗日の60日前まで そら旅80 搭乗日の80日前まで スカイマーク いま得 搭乗日の3日前まで エアドゥ AIR DOスペシャル21 搭乗日の21日前まで AIR DOスペシャル28 搭乗日の28日前まで AIR DOスペシャル45 搭乗日の45日前まで AIR DOスペシャル55 搭乗日の55日前まで AIR DOスペシャル75 搭乗日の75日前まで ソラシドエア バーゲン28 搭乗日の28日前まで バーゲン35 搭乗日の35日前まで バーゲン60 搭乗日の60日前まで バーゲン75 搭乗日の75日前まで フジドリームエアライン 45割 搭乗日の45日前まで IBEX IBEX3 搭乗日の3日前まで IBEX WEB7 搭乗日の7日前までWEB予約限定 IBEX28 搭乗日の28日前まで IBEX45 搭乗日の45日前まで 航空会社ごとに様々な早割があります。 航空運賃を抑えるためには、自分にあったプランを選べるよう、十分なリサーチ時間を取ることも大切です。 28日前、21日前で割引率が大きく変わる 早ければ早いほどお得とわかっていても、75日(約3ヶ月)前に航空機を確約してしまうのは心配なもの。 後で詳しくお伝えしますが、早割で購入したチケットは予約の変更ができません。 予約を変更する際は一度予約を取り消し、払い戻し手続きをして、航空運賃の30-60%のキャンセル料を支払わなくてはなりません。 そう思うと、予定が確実になってから航空券を抑えたいですよね。 そこで覚えておいてほしいのが、早割の割引率が変わるタイミングです。 多くの場合、搭乗の28日前、21日前で割引率が大きく変わります。 一例としてANAの羽田空港-札幌千歳空港便を見てみましょう 早割の例:ANA羽田空港-札幌千歳空港(片道) 普通運賃 38,260円 バリュー1 搭乗日の前日まで 36,460円 バリュー3 搭乗日の3日前まで 35,960円 スーパーバリュー21 搭乗日の21日前まで 22,760円 スーパーバリュー28 搭乗日の28日前まで 15,360円 スーパーバリュー45 搭乗日の45日前まで 15,060円 スーパーバリュー55 搭乗日の55日前まで 14,560円 スーパーバリュー75 搭乗日の75日前まで 13,060円 搭乗日の75日前と28日前の価格差は2,300円ですが、 28日前と21日前では7,400円、普通運賃と比べると28日前までは22,900円、21日前までの予約でも15,500円も安く設定されています。 しかし、搭乗日20日前を過ぎると一気に3万円台に値上がりします。 全ての航空会社に当てはまるわけではありませんが、このように航空運賃は約1ヶ月前(28日前)、3週間前(21日前)で、割引率が大きく変わることが多いです。 このことを頭に入れておくだけでも早割を有効に活用できるようになりますよ。 航空券の予約の際にはぜひ思い出してください。 早割を利用するときの注意点 とてもお得な早割ですが、ご利用の際に注意すべきポイントもいくつかあります。 座席数には限りがある 週末など、多くの利用者が見込める場合は、早割の座席数が少なく設定されます。 そのため、たとえ75日前でも早々に座席が予約で埋まってしまうことも。 ゴールデンウィークや夏休みのハイシーズンには早割自体が設定されないこともあります。 予約変更ができない 早割で予約をしたときは、予約の変更ができません。 出発日当日、空席がある場合でも便の変更はできませんのでご注意ください。 キャンセル料が高い、予約取り消し手数料が発生する 予約を取り消す場合、一定のキャンセル料が発生します。 キャンセルのタイミング、チケットの種類によって異なりますが、早割のキャンセル料は概ね運賃の30〜60%となっています。 また大抵の場合、予約の取り消し自体にも手数料が発生しますので、早割は予定が確定してからのご利用をお勧めします。 航空会社では空席を抑えつつ利益が減りすぎないよう、バランスをとりながらチケットを販売しています。 その原則をおさえて、リーズナブルに航空券を手に入れましょう。 航空運賃を抑えることでホテルのグレードをあげるなど、旅のオプションを増やすことができますよ。 支払い期限、キャンセル料金を確認して早割を活用しよう 航空運賃はその時々によって変わる上、航空会社ごとに割引運賃の制度が異なります。 旅行プランにあったチケットを見つけるために、価格だけでなく支払い期限やキャンセル料なども確認してみてください。 リサーチ時間をしっかり取れば、納得できる価格の航空券がきっと見つかります。 早割を活用して、旅を楽しんでくださいね!.
次の「スーパーバリュー」を利用する ANAの航空券は早く買えば買うほど割引運賃で安く買うことができます。 国内線の場合、最安値が「 スーパーバリュー75」で、75日前までの予約です。 次いで、「 スーパーバリュー55」(55日前)、「 スーパーバリュー45」(45日前まで)、「 スーパーバリュー28」(28日前まで)「 スーパーバリュー21」となります。 これらの割引運賃はキャンセル時の払戻手数料が高いというデメリットがありますが、そのぶん価格も安いですので、先の日程が決まっていて変更される可能性が少ないなら「スーパーバリュー」を利用するとよいでしょう。 「バリュー」を利用する 急な旅行や、ギリギリまで日程が固まらない場合などは、「 バリュー」を使いましょう。 3日前までの予約で使える「 バリュー3」と、路線によっては前日までの予約で利用できる「 バリュー1」の設定があります。 ANAの割引運賃は、路線によって割引率が大きく異なります。 他社との競争の激しい路線ほど、価格も安く、前日予約も可能と使いやすくなっています。 広告 「いっしょにマイル割引」を利用する ANAのマイレージ会員で、マイルが10,000マイル以上貯まっているなら、「 いっしょにマイル割引」はとてもお得です。 会員本人は1万マイル程度で国内線各路線の往復を予約でき、同行者は同じ便を往復20,000円〜30,000円で予約できます。 予約できる座席に限りがありますし、前日までの予約が必要などの制限もありますが、マイルを活用できるうえに同行者の割引率が高くお得です。 同行者は1〜3名です(会員本人を含めて2〜4人)。 スマートU25を利用する 満12歳以上25歳以下の人が利用できる運賃が「スマートU25」です。 ANAマイレージクラブ会員限定です。 出発当日のみ予約可能です。 スマートシニア空割を利用する 満65歳以上の人が利用できる運賃が「スマートシニア空割」です。 ANAマイレージクラブ会員限定です。 各路線が約10,000円〜20,000円で利用できます。 出発日当日のみ予約可能です。
次のANAの航空券は予約時に安い運賃ほどキャンセル時のキャンセル料金が高くなります。 一方、キャンセル料金が発生しない運賃或いはキャンセル料金が安く済む運賃は予約時に高い運賃が必要です。 そのため、多くの人はキャンセル料が高くても安く購入出来る、割引率の高いチケットを購入しています。 そのため困るのが急な予定の変更によるキャンセル時。 そこで、この記事ではANAの航空券のキャンセル料金を出来るだけ安く抑え、少しでも多くの金額を払い戻せるように、払い戻す時のポイントを紹介しています。 キャンセル料金が発生するタイミング ANAの航空券を予約した後、予約をキャンセルしたいと思った場合、「購入前(支払い前)」にキャンセルするか、「購入後(支払い後)」にキャンセルするかでキャンセル料金が大きく違ってきます。 購入前 ANAのウェブサイトや予約受付センター(電話)、空港カウンターでチケットを予約した場合、航空券の運賃を支払う前であればキャンセル料金は発生しません。 もちろん通常運賃(ANA FLEXや小児運賃)だけではなく、早割運賃といったバーゲンセール価格の運賃も同様に購入前であればキャンセル料は無料です。 購入後 ANAの航空券でキャンセル料金が発生するのは、チケット代を支払った後からです。 クレジットカードやインターネットバンキング、銀行振込、コンビニ払い等で支払った後は基本的にキャンセル料金が発生します。 運賃支払い後のキャンセル料金の内訳 キャンセル料金=払戻手数料+取消手数料 全日空(ANA)の航空券を払い戻す場合、払い戻し時期や運賃タイプによって違いはありますが、基本的にキャンセル料金が必要です。 そして、キャンセル料金の内訳は「払戻手数料」と「取消手数料」の2つの手数料です。 払戻手数料 ANAのチケット払い戻し時に必要なキャンセル料の一つが「払戻手数料」です。 払戻手数料は変更可能運賃(ANAフレックス、小児運賃、プレミアム運賃等)を含む全ての運賃で発生するキャンセル料です。 1名につき1区間430円で往復チケットの場合は2区間で計860円の払戻手数料が発生します。 通常、普通運賃である「ANAフレックス」や「小児運賃」では出発前の払い戻し時に取消手数料は不要ですが、払戻手数料だけ必要です。 取消手数料 ANAチケットを払い戻しする際に一番高くつくのが「取消手数料」です。 キャンセル料を少しでも安く抑えるためには、この取消手数料を出来るだけ安く抑えることが大事です。 取消手数料(キャンセル料)が発生する航空券の種類 ANAの運賃タイプによって、チケット代金を支払った後に取消手数料(キャンセル料)が発生するものと発生しないものがあります。 取消手数料(キャンセル料)がかかる運賃 ANA SUPER VALUE PREMIUM 28、ANA SUPER VALUE 75、ANA SUPER VALUE 55、ANA SUPER VALUE 45、ANA SUPER VALUE 28、ANA SUPER VALUE21、ANA SUPER VALUE SALE、ANA SUPER VALUE EARLY、ANA VALUE PREMIUM 3、ANA VALUE 1、ANA VALUE 3、ANA VALUE TRANSIT、ANA VALUE TRANSIT 7、ANA VALUE TRANSIT 28、スマートシニア空割、スマートU25 「ANAスーパーバリュー(旧旅割)」と「ANAバリュー(旧特割)」、「ANAスーパーバリューセール(旧旅割X)」、「バリュートランジット」、「スーマートシニア空割」、「スマートU25」といった運賃は支払後から取消手数料がかかります。 プレミアム運賃、プレミアム身体障がい者割引運賃、プレミアム株主優待割引運賃、プレミアムビジネスきっぷ、ANA FLEX、ビジネスきっぷ、身体障がい者運賃、株主優待割引運賃、アイきっぷ、介護割引、プレミアム小児運賃、プレミアム小児株主優待割引運賃、小児運賃、小児株主優待割引運賃 多くの人が利用する早割や直前割引の運賃は支払い後から取消手数料が発生しますが、「ANAフレックス(旧片道運賃)」や「小児運賃」、「ビジネスきっぷ」、「プレミアム運賃」といったチケットは支払い後も取消手数料は発生しません。 出発直前までキャンセル並びに予約便の変更が可能です。 こちらの運賃は航空券代は高いものの、直前まで予約変更やキャンセルが可能なので、会社の経費で飛行機を利用出来るサラリーマンの出張用として良く利用されているものです。 出張利用で多いのがこの運賃タイプ。 この運賃タイプならキャンセル時にキャンセル料金(取消手数料)はかかりません。 「ANAフレックス」や「少児運賃」、「プレミアム運賃」といった運賃は出発時刻前の払い戻しに際し取消手数料はかかりません。 早割の「ANAスーパーバリュー」と直前割の「ANAバリュー」はもちろんのこと、普通運賃の「ANAフレックス」とファーストクラスのチケット「プレミアム運賃」でも出発時刻を過ぎると取消手数料が発生します。 無駄なキャンセル料金を支払わないためにも、キャンセルはどの運賃タイプでも必ず「出発時刻前」までには最低でも済ませておくことが大切です。 また、出発後にキャンセル出来る期限は、「搭乗予定日翌日から30日目」までです。 キャンセル料を少しでも安く抑えるためには、「44日前ではなく45日前に!」、「27日前ではなく28日前に!」、「13日前ではなく14日前に!」取消手続き(キャンセル手続き)をすることが重要です。 「55日前」までであれば取消手数料は無料です。 購入済み航空券のキャンセル方法と返金の流れ キャンセル手続きの方法 ANA航空券をキャンセルする方法は主に3通り。 ウェブサイトでキャンセルする方法とコールセンターへ電話を入れてキャンセルする方法と直接空港カウンターへ行ってキャンセルする方法の3通りです。 返金の流れ クレジットカードか現金かANASKYコインか、それぞれによってキャンセル手続きをしてから返金を受けるまでに差があります。 また、これらの返金は、支払った全額の返金ではなく、支払った金額から「払戻手数料」と「取消手数料」が差し引かれた金額です。 ただし、返金には時間がかかり目安として1~2カ月程度かかります。 予約・案内センター(電話)の場合は払戻手続き後7日以内を目安に振り込まれます。 また、空港カウンターでの払い戻しの場合はその場で現金で返金されます。 キャンセル料金が発生しない特例ケース 「悪天候(台風や大雪等)」や「会社都合(機材故障等)」によって予約便が遅延・欠航した場合はキャンセル時に通常発生する払戻手数料と取消手数料無しにキャンセル(払い戻し)が可能です。 また、それらのケースを除く自己都合のキャンセルの場合は通常、払戻手数料と取消手数料がかかるのが基本です。 しかし、「自身の病気」や「身内の不幸」があった際には特例として払戻手数料と取消手数料無しにキャンセル(払い戻し)が可能です。 もちろん、その際は「医師の診断書等」、旅行に行けなくなった理由を示す証拠物が必要となるので、それらをとっておく必要があります。 これら以外でも特例として認められるケースもあるので、もし何らかのやむを得ない理由で旅行へ行くことが出来なくなった場合は「」へ相談してみると良いでしょう。 最後に ANAで予約した航空券をキャンセルする際、キャンセル料を出来るだけ安く抑え、出来るだけ多くの金額を払い戻すためには早いタイミングでキャンセルすることが大切です。 特に「55日前・45日前・28日前・14日前・出発時刻」のタイミングでキャンセル料が大きく変動するので、このタイミングが来る前にウェブサイトやコールセンター等でキャンセル手続き(払い戻し手続き)を済ませておくようにしましょう。 また、これからANAの航空券を予約しようと思っている人は、急な予定変更で無駄なキャンセル料がかからないためにも、「ANAフレックス」や「ビジネスきっぷ」、「小児運賃」といった購入後も出発時刻前までキャンセル料がかからないものを選ぶか、「ANAバリュー」といったキャンセル料が安いチケットを選ぶことも検討してみると良いです。
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