動画の概要 2020年6月25日 木 の相場短信です。 NYダウが-710ドルの下落、ナスダックも10000ポイント割れと、米市場は軟調でした。 これを受け、日経平均も下落しており、相場のムードが悪くなっています。 このまま、相場はさらなる下落に向かうのでしょうか? 不安定な為替はどうなるのでしょうか? 具体的に、どんなトレードをすればいいのでしょうか? 投資のポイント、注意すべきことなど、ラジオヤジが解説しています。 ナスダックの誤りです。 申し訳ありません。 そのほか、動画の内容についてお気づきの点があれば、コメントいただければ幸いです。 今日は、買いのタイミングを教えてくれるテクニカル指標ストキャスティクスを使って、ネットフリックスなど強い銘柄の買いタイミングを考えてみる。 投資の際は、ご自身でよく考え、ご自身の判断のもと、自己責任で投資してください。 【相場短信】ラジオヤジの相場解説。 NYダウが-710ドルの下落、ナスも10000ポイント割れと軟調だった米市場を受け、日経平均も下落している。 相場はさらなる下落に向かうのか?不安定な為替はどうなる? カテゴリ• ニュース• エンタメ• スポーツ• アニメ・漫画• どうぶつ• ラーニング• ゲーム• グルメ• ガールズ• ギャンブル・宝くじ• リンク• 100i. netとは YouTuberの登録者数ランキングです。 net All rights reserved. Design:.
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次の今回は玉鬘 たまかずら を取り上げます。 めくるめく恋の世界へどうぞ! 母は怪死! 置き去りにされた姫 石田さん: 今夜のヒロインは「玉鬘」。 プロフィールをご紹介いたしましょう。 玉鬘は亡き夕顔の娘であります。 夕顔が急死した、あの恐ろしい別荘での事件を世間に隠すため、夕顔の死は知らされず、また付き添いの女房・右近もそのまま源氏の屋敷に仕えます。 母・夕顔の行方も分からないまま、玉鬘は4歳のときに乳母 めのと 一家とともに筑紫・大宰府にくだります。 やがて美しい娘に成長した玉鬘には求婚する者が絶えず、それを逃れるように京に向かいました。 そして偶然、長谷寺で右近と再会します。 源氏は、夕顔の忘れ形見である玉鬘を養女として迎え入れることを決意します。 小島さん: また新しいヒロインが登場してまいりました。 少しご説明しますけれども、源氏物語の前半のほうにずっと戻っていただいて、「雨夜の品定め」という、梅雨の夜に男たちが女性談義をするという場面がございます。 そこで若き日の頭中将 とうのちゅうじょう が「実は子どもまでもうけたのに、何かよく分からないうちに行方をくらましてしまった異常に内気な女がいて、忘れ難いんだ」って、話す場面があったんですね。 そのときの母と子が夕顔と玉鬘です。 今、石田さんが丁寧に紹介してくださいましたけれども、例の夕顔が光さんとの恋の絶頂で、古い別荘で怪死、変死というのですか、もののけに取りつかれたような感じで急死してしまう。 これは世間にバレてはいけないというので。 石田さん: 光源氏が隠すというわけですね。 小島さん: そうです。 腹心の惟光 これみつ が知り合いの尼さんに頼んで東山に葬って、世間には知らされないままで、夕顔に付き添っていた侍女の右近という人も源氏が連れて、二条院でお仕えするという成り行きになっちゃったんですよ。 そうすると、かわいそうな娘の姫様の玉鬘は置き去りです。 お母さんはどうしたのか、右近はどこへ行ったのかって分かんないまま、乳母のご一家といったんは大宰府に行くのですけれども、やはり美しいですから、成長するにつれていっぱい求婚者が現れちゃう。 地方の豪族たちですね。 「どうしようか…」ってなるんですけども、元はこの玉鬘という人は、大変身分も高い血筋の方。 頭中将、このときには内大臣というすごい位の人がお父さんですから、やはりそれにふさわしいご縁に恵まれたほうが良いと言うので、再び京へ向かってきて、たまたま長谷寺で右近と再会する。 右近のほうは置き去りにしてきたお姫様がいたわしくして、心配でたまらなくて、いわゆる初瀬参りというのですか、長谷寺にしばしば通ってはお参りをしていたんです。 石田さん: こういうところが源氏物語はうまいなぁと思うんですよ。 つまり、心配をして「あの人にまた会えないだろうか」「あの子と会えないだろうか」と、よく長谷寺のほうに参っていたわけなんですよね。 小島さん: そうなんです。 で、門前町の宿で偶然、再会して。 すごい話ですね 笑。 石田さん: いや、もう鳥肌が立ちます。 いわゆる偶然というのが少ないんですよ。 もう本当にその…必然と言いますか、ここにずっとお参りをして、神様にお願いをするわけじゃないですか、「もう1度会わせてください」と。 それが功を奏したか、会うわけですよね。 小島さん: 石田さんはたくさんのドラマにご出演なさったと思いますけど、やっぱり良いドラマっていうのは偶然が上手ですよね。 石田さん: そうなんです! 上手なんですよ。 もともと、この源氏物語も当然物語なんですけど、偶然が非常に上手で、わざとらしくないんですね。 「え! こんなわけないじゃん!」なんていうことはない。 本当にいつも鳥肌が立つ。 ミエミエ?! 源氏の下心 小島さん: その右近から「もしかしたら、お母さんの夕顔よりもっと美しいかもしれない」なんて、この玉鬘の消息を聞いた光源氏さん。 これはどうでしょう? こういうお話を聞いたら、石田さん。 石田さん: それほどかわいくなかったらどうだったんだ、というようなところでもありますし、そこが光源氏らしいというか。 小島さん: らしいですね、すぐさま自分の養女にして引き取って、六条院で「大事に庇護 ひご しよう」と決意をするんですが。 石田さん: ミエミエではないんですけれども、打算っていうのは何かあるんでしょうね、男として。 小島さん: そうですね。 やっぱり夕顔をあんな亡くし方をしたので、そういう供養の気持ちもあるのかしら…と一瞬思うんですけど、よく読んでいくと、実父の内大臣には知らせないで、自分だけ養父としてこの美しい玉鬘を庇護して、恐らく周りの男たちが騒ぐだろうから、「それを見て楽しもう」なんてことをつぶやいているんですよね 笑。 石田さん: ちょっと、趣味の悪いことおっしゃって。 小島さん: 源氏も、ちょっと老いたというかね。 光源氏、35歳、玉鬘、21歳のときです。 玉鬘は六条院のいろんな方の面倒を見てくださる心の広い花散里のところに預けられる。 花散里がいろいろお世話を細やかにしてくださるということになるのですが、物語としては、ここから「玉鬘十帖 じゅうじょう 」と言われて、玉鬘をヒロインとしながら六条院の美しい四季の移り変わり、あるいはまた六条院での時宜にかなったさまざまな行事ですとか、人間模様などが描かれていく。 大変美しいんですけども、ところが、源氏はこれまでと違って、ちょっと美しくないのですね。 石田さん: 老いのせいでしょうか? 小島さん: かなあ、と思いますけれども。 石田さん: 太政大臣になられているわけですよね。 最高の地位だけれども、実際にはすることがないようなんですけど。 小島さん: そうなんです。 言わば名誉職で、もうお金もあるし地位もあるし、そして、数々の女性も知って来ていますよね。 男性というのはいくつになっても若い女性がお好きなんでしょうかしら。 石田さん: ある程度そういう部分はありますね。 逆に年老いてくると、そういう部分が出てきちゃうのかな。 心に脂肪と言いますか、余分な何かギラッとしたものが出てくるんじゃないかなと思いますね。 小島さん: そんなことを自覚される瞬間ってあります? 石田さん: われわれもありますよ。 年とともに自分の子孫を残すチャンスというか、時間が限られてきているってことをやっぱり男が本能的に察知して、とか…。 僕は個人的にはもう十分ですけど 笑。 気持ちというか本能的に自分の遺伝子を残したいという、そういう気持ちにはなっていくような気もします、周りを見ていても。 小島さん: そういう枯れていく方よりも、そうじゃない方のほうがやっぱりいつまでも色っぽいというのはあるんでしょうね。 というようなことで光源氏さんはどうしてるかというと、この玉鬘の部屋に通うわ、通うわ。 そして、表向きは養父というか父親代わりというお顔をなさりながら、ちょっと怪しい振る舞いをしたり、「やや、何?」っていうようなことをほのめかしたりとか、玉鬘のほうは戸惑っているんですね。 「何だろう、この人? 親切なおじさんかと思ったら、えっ、まさかラブの下心が…」みたいな、そんなところで。 この玉鬘という人は歌などを見ても非常に素直で、はつらつとした健やかな心を持った人ですね。 ですから、そうこうしながらも、なんとか良い関係を築きたいということで行くんですが、いよいよこんな歌の贈答がございます。 小島さん: 返歌をいたします。 小島さん: うまいですね、玉鬘も。 とても素直に歌を返しながら、ちょっと拒否まではいかないんですけれども、かわしています。 賢い人だなと思いますが、どうですか、この贈答。 石田さん: う~ん、そもそもですけれども、だいぶ源氏のほうは気が入って、そういうことを見せてきますよね。 そのなかに、例えばですけど、大宰府で暮らしてた玉鬘の教養を試すみたいな部分とかもあるのかな? という感じなんですけど、見事に返している感じがするんですね。 小島さん: そうなんですね。 源氏にとっては、美しいことは美しいんだけども、「じゃあ教養のほうはどうだろう? たしなみのほうはどうだろう?」なんていうことを、やっぱりこの人は最高の女性が好きですから、歌を詠みかけたり、いろんなことで試したりするんですね。 ところが、玉鬘は本当に賢くて、そして健やかで素直。 足りないものは足りないなりに、そのときの自分の身の丈に合った自然さで歌を返す。 そしてちっとも卑下するところもなく、素直に源氏の言うことも聞いて、そして、やがて倭琴 わごん っていうんですけども、六弦の日本のお琴ですね、それを源氏が一生懸命教えてあげる。 「ちょっと困ったおじさん」化する源氏 小島さん: お2人の心はちょっとずつ近づいてくるんですが、玉鬘のほうは自分の父親は内大臣だってことを知っていますから、会いたいんですよね。 なんとかお父さんに自分の存在、「ここにいるよ」っていうことを知ってもらって、「お父さんに会いたい」っていう気持ちがあるんですけど、源氏のほうは「それは、なかなか嫌だな」っていうか 笑。 石田さん: そこにちょっとした下心というか、何か感じてしまうんですよね、男の変な部分ですよね。 小島さん: ちょっと感じてしまいますよね。 源氏の嫌な面というか、そんな面もチラチラ。 その辺が小説のうまいところなんですけど。 石田さん: 確かに元は親友だったかもしれないけど、現時点では仲が良いわけでもない。 でも普通は「見つけたよ!」と報告するところが、自分のテリトリーのなかに入れておきたいという感じですよね。 小島さん: それで困ったことに、源氏が本当のことを誰にも言わないでいますので、何と源氏の息子である夕霧は玉鬘を自分の姉だと思って、それなりに礼儀を尽くして接したりする。 逆に本当の弟である柏木という内大臣の息子さんがいらっしゃいますが、こっちのほうは弟だと分からないので、恋をして、恋文を送ったり、歌を贈ったりしちゃうんですね。 石田さん: 危ないですね。 小島さん: 罪作りですよね。 源氏はあろうことか、そういういろいろな男たちが玉鬘に出したお手紙とか歌なんかをチェックしたりして、いいんですか? こんなことをして。 石田さん: いやいやいやいや 笑。 自分の本当の娘でもだめでしょう。 小島さん: 今ならメールチェックとかね 笑。 石田さん: ただ単純に嫉妬しているっていうよりも、何か楽しんだりというか、ちょっとばかり悪趣味的な。 じいさんという年ではないんですけれど。 小島さん: まだ60代ぐらいですね、今の感覚で言うと。 石田さん: ほのめかしたり、いやらしい感じがいっぱい出てきて。 だけど、嫌われるのも嫌だし、世間体もあるし、「ちょっと困ったな……」みたいな。 小島さん: そうなんですね。 女房たちの手前もありますから、そんなに踏み込んだことはしないんですけれども、ちょっとそれらしいことを言ってみたり、教えている琴の横に何となく上着を脱いで、ちょっと横になってみたりとか。 何となく若い女性から見ると「このおじさん、ちょっと嫌だな……」という感じになってくるんですよ 笑。 石田さん: そこが、僕も実人生でもこういう年ですけれども、悲しいところですね。 小島さん: 石田さんはとても年の離れた女性を、今の奥様もそうですけど、「良いなぁ」なんて思われたときに、ご自分の年齢を意識されたりとか、何か若い者同士の恋愛とは違う心遣いというのをなさった記憶がありますか? 石田さん: そうですね…、くっついて「もう離れたくない」とか、そういうのとまた違った…。 小島さん: 分別? 石田さん: そうですね。 分別というか、そういう部分。 それから、人生観とか、いろんな世界とか歴史観とか、そういうものを普通に話したりしますよね。 20歳ぐらいのときの「そんな話よりもとにかく君に会いたい」とか、「好きだ、好きだ」とか、いわゆる一直線というか、味のないのとはまた違う。 今の世間もそうですけど、不倫か不倫じゃないかとか、そういう範疇 はんちゅう の分け方をよくしますよね、メディアなんかでも。 そうじゃなくて、若いときの恋愛とか大人の恋愛とか、そういう見方が出来ないのかなと僕なんかは思うんですけど。 結婚しているか、していないかだけで判断することじゃないと思うんですよ。 善悪とかね。 そういった意味で言うと、この時代ですから。 しかも、何でも手に入る源氏の目の前に、今までと違い年もかなり離れている、すごく小さいときから自分の好みの女にしていくっていう意味では、紫の上とかいたわけですから初めてではないんですけど、非常に戸惑っている感じ。 小島さん: いきなり現れましたからね。 石田さん: そうですよね。 だから、中年以上の男の哀しみみたいなのがにじみ出てきますよね。 小島さん: 読んでみると、源氏は何となく玉鬘が自分に対して「態度が硬いな」とか、「心を開ききっているわけではない」ってことを感じるんですけど、態度は硬いけれども、一緒にいると、「手がつぶつぶとふくよかでかわいい」とか、「肌のきめが細かい」とか、そういうことに気付いているんですね 笑。 石田さんもそうでしょうけど、光源氏さんなんていうのは、本当にモテてモテてきた人ですから、いくらある程度のご年齢になったといっても、「自分が相手にとって、そういう範疇ではない年齢なんじゃないだろうか?」とか、そういう省みる感じというのが全然ないんですよ。 そこがまた源氏のこれまでと違うマイナス面、人間的に良いなと私なんかは思うんですが 笑。 欠点はいっぱい出てきたほうが、人間的には愛すべき人だなっていう感じがするんですね。 さあ、この後、お2人はどうなるのでしょうか? どうなりたいですか? 石田さん: う~ん…。 源氏のほうとしては、アクションを起こしたらいけないと思いながらも、チョコチョコ出しているわけじゃないですか。 たぶん玉鬘にしてみたら、ほとんど頼る人がほかにいないし、そして、人間的にもどんどん信用してくれるみたいなところがあって、非常に微妙なところに行くんじゃないかなという感じがします。
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