後ハッピーマニア 1話の感想 なんで最初は続編に否定的だったかと言うと、いきなり1ページ目から 僕と・・・離婚して下さい だったから。 ただただ、単純にショック。 。oO なかなか漫画読んでて、45歳の女主人公って見ないな・・・ などと、いろんなことを考えながらページをめくって、新婚一ヶ月目の回想シーンへ。 ここへきたら、ショックは無くなり、徐々に「続編おもしろい!あってよかった!」に変わりました。 新婚一ヶ月目のタカハシ、きもちわるい!!! 新婚夫婦のよくある1ページのはずなのに、なぜこうも気持ちわるいのか!?!?こんなシーンを見てたら、最初の『離婚』へのショックが無くなりました。 高橋は何も悪くないのに 苦しい というシゲタの気持ちもわかる。 スタートは離婚を切り出される所からだけど、15年分の結婚生活の物語と、そこからどうして『離婚』に至るのか(シゲタは離婚を切り出されると思ってないから、高橋だけにどうしてその変化があったのか)がこれから読めるのなら、すごく面白い作品ですし単純に読むのが楽しみです。 余談 後ハッピーマニア特集の安野モヨコ先生インタビュー記事に、私も同じ様に思っている事が書かれていました。 今は何かひとつ主張すると、それに対する反対意見がすぐに返ってきますから……それによって自覚せざるを得ない状況があるというか。 それがあまり続くと、個性的で飛び抜けた変な人がいなくなる気がして。 それはつまらないなと思いますね。 引用元: 反対意見に叩かれて自分の意見を失くしてしまったり、自分の意見より『良い人の意見』を言ってる人が増えた気がしますし、私自身もそう変わりました。 これにより良かった点もあるだろうけど、世の中がつまらなくなった感はありますし、生きづらさを感じる人も増えた気がします。 じゃあ、どうしたら良いのか?という解決策は思いつかないけど、考えていきたい問題ではありますね。 終わりに この作品、タイトルの読み方は『ご・ハッピーマニア』で良いのかな?『のち・ハッピーマニア』?? 公式HPのURLは『go-happymania』だから前者かなぁ・・・。 まだ単行本化されてなくて、コミックシーモアで1話ずつバラ売りしてました。
次のハッピー・マニアのあらすじ紹介 イイ仲になった男子たちと別れたり、 事故に遭ったり失業したりと、 何かとついていないシゲタ。 そこで心機一転、今年は仕事に生きると 気合いを入れ直してみたものの、 全財産の入った財布を落としてしまい しかも同室のフクちゃんは結婚するため 部屋や仕事についても考えることに。 何とか職にはありつけそうですが、 とにかくお金も彼氏もいない苦境です。 そんな中シゲタは街中で、 友達に囲まれいつになく颯爽とした タカハシを発見。 彼の知られざる素顔に驚きますが、 そこでシゲタは倒れてしまいます。 ハッピー・マニアのネタバレと今後の展開は? シゲタ カヨコは「普通」の女性ですが、 強烈な恋愛体質の持ち主。 書店員という比較的地味な仕事ながら、 お客さんに日々ときめいています。 しかもとても外見が良く、積極的なので 気が付くと男性とイイ仲になることも。 しかし、超積極的なシゲタになびくのは 大体が肉食系の男性であり、とにかく すぐにシたいという欲求の持ち主なので 結局「幸せ」や「恋人」が欲しい シゲタさんには合いません。 書店にはタカハシという シゲタに惚れた若者もいますが 冴えない彼にはシゲタは冷たいです。 ある日、シゲタが勤めている書店に 眼鏡の女の子が入ってきました。 その女の子には彼氏がいて、 その彼はシゲタの一目惚れ相手でした。 元々容姿がドストライクで、 しかも好意がある相手ですので、 会ってからはトントン拍子。 デートなどの段取りも踏まずに 「男女の仲」になってしまいました。 しかし、それがバレてしまって シゲタは後輩に詰め寄られることに。 しかも慌てて逃げたところで 車に跳ねられてしまい、 全治数ヶ月の重傷を負ってしまいます。 サイト内で【 ハッピー・マニア】を検索! ハッピー・マニアの読んでみた感想・評価 とにかくパワフルでピュアな作品ですね。 シゲタさんは一見、とてもアダルトで しかも出来る女性ですが、 一目惚れをためらわず恋に 一挙に発展してしまう真っ直ぐさと 恋愛感情のためなら課せられた仕事を 完全に後回しにするタイプでもあります。 これは社会人としてはマズいですが、 見方を変えれば、 全てのエネルギーを恋に集中させる 少女の頃の気持ちを維持できている ということでもあります。 だから、色々と厄介な女性だなと 頭ではおもいつつも気が付くと シゲタさんにエールを送っていたり、 浮気性な彼氏たちにムカついたり 不思議とシゲタさんに落ち着いては 欲しくなかったりしたのかも。 有り得ないぐらいパワフルな女性の 有り得ないぐらい強烈な恋愛話だけに 現実だったらいいのに、とか、 もっと恋愛に熱中していれば良かったとか 色々なことを思ってしまいましたね。 もう発表されてから随分経つ作品ですが 古さをまったく感じさせないのはさすが。 携帯がまだあまり普及していなかったり IT化が進んでいなかったりの部分も 言われなければ気付かないレベルです。 ハッピー・マニアはこんな方におすすめな作品!必見 幸せというのは人それぞれですが、 その中でも恋人が欲しいというのは 代表的な欲求だと思います。 しかし相手がいることですので当然、 そう簡単にはいきません。 かと言って妥協しては面白くなく、 妙に打算を絡めても純粋ではない。 では、どんな相手だったらいいのか? 本作のシゲタさんは二十代半ば。 結婚して子供がいても自然な年齢ですが いまだに理想の相手を探しています。 それも収入性や職業などは置いておいて 外見で一目惚れしてしまうという 徹底した恋愛体質です。 状況的に「大人の恋」でもいい感じですが 彼女は徹底してピュアな立ち位置です。 だから体の関係があっても 自分なんかをスキにならない、 それでいて浮気はしないという 「王子様」を求めてやみません。 その複雑さが他の作品にはない部分で、 超肉食体質のシゲタさんに 恋愛経験が希薄な方でも 共感するところではないでしょうか。 とてもバイタリティに溢れており、 普通の暮らしの中でも恋愛が いかに重大なものかが分かる、 そういった意味では 日常漫画の良さもありますね。
次の2017年の七夕。 驚くような再会がありました。 それの続編とあらば、読まないわけにはいきません。 ふだん漫画雑誌を買うことはあまりないのですが、どうしても手に取ってじっくり読みたかったので書店を駆けずり回ってきました。 近所に1冊だけ残っていたのをゲット!• 16年ぶりの続編!! 見開き巻頭カラーどーん! すみません、あまりにも綺麗だったのでこのページだけ撮りました。 大きく描かれているのはカヨコとフクちゃん、そしてタカハシ! あ、今気づいたけどカヨコはハッピーマニアの最後にタカハシと結婚した(はず)だから重田ではなく高橋カヨコなんですかね? 今の今まで気づかなかった…。 それにしてもこのカヨコの表情、おそろしいほどの気迫ですね。 ピンチに目を見開いているような、現実を見つめようとしているような。 でも思い返してみれば16年前のカヨコもこんな風に いつもガンつけてるような必死な表情でした。 フクちゃんはあれですね…変わってないように見えます…そしてタカハシ…なんだろうこのポカンとした無慈悲にも思える明るい表情は…。 ネタバレなしの感想 スポンサーリンク カヨコとフクちゃんは喧嘩して5年間会っていなかったという設定でしたが、 二人のやりとりはいつも通りで懐かしくなりました。 カヨコがボケつつ、フクちゃんは激しく突っ込みつつも意図せずボケたり、それをカヨコが心の中で突っ込んだり。 年齢を重ねてもそんな風に話せる友達がいるって素敵です。 カヨコがフクちゃんのところに来た理由は素敵じゃなかったですけども。 カヨコとフクちゃんそれぞれの状況や、お互いの老け具合(!)の描写に、16年の重みを感じます…。 驚いたのが、てっきり「読み切り」かと思って読んでいたら 途中で終わってしまったことです! to be continuedって書いてあるし! 続くんかい! それはそれで嬉しいけど、驚いたよ! 作者の安野モヨコさんがTwitterでも続きがあることを明言していらっしゃいました。 こんにちは、モヨコです。 「後ハッピーマニア」なんと続きます! 読み切りじゃなくてすみません。 しかし、来月からまた鼻下長の続きを描いて単行本だしてからです。 だから来年くらいになります。 オッケー待ちます! 「後ハッピーマニア」第1話の詳しいネタバレ感想 ここからは、ネタバレありの感想ですので十分にお気をつけください。 5年ぶりに再会するカヨコとフクちゃん 冒頭は、45歳のカヨコがフクちゃんの前に姿を現す場面から始まります。 しかし、フクちゃんは無視。 シカトです。 無言でカヨコにスマホを向けて写真を撮るフクちゃん。 バツが悪そうなカヨコは、 「フクちゃん… あたし…心霊現象とかじゃないよ」 となだめますが、フクちゃんはかなり怒っている様子。 どうやら、カヨコとフクちゃんが会うのは5年ぶりで、その間カヨコは全くの音信不通だったようです。 フクちゃんは 「あたし達 絶交してたよね?」 「5年も音信不通でよく顔出せるね」 とカヨコを突っぱねますが、カヨコは「あたかも住民であるかのような顔」をしてスッとフマンションのエントランスを通過。 カヨコとフクちゃんの女子コントのやりとり、「ハッピーマニア」を愛読してた人にはかなり懐かしいものがあるんじゃないでしょうか。 さすが美の女神フクちゃん。 そしてカヨコの向こう見ずで正直すぎる言動。 そんな状態でカヨコがなぜフクちゃんのもとに来たかというと、 「本当にどこにも行くとこがない!」 とのことで、泣きはらしてシワシワになった(これもフクちゃんにツッコまれてた)目で親友のところに来たんですね。 45歳のカヨコに何が? カヨコが泣きはらした理由。 それは、 タカハシに好きな人ができたこと。 「好きな人ができたから 別れてくれって———… 言われた!! 」 見開きページで衝撃の告白。 ですが、フクちゃんは眉毛ひとつ動かしません。 「もう絶対無理なやつじゃん」 「だってタカハシ絶対 浮気しなかったでしょ」 「本気じゃん?」 とまくしたてるフクちゃん。 それを聞いたカヨコは床に倒れこむほど納得します。 絶対に… 「浮気しない男」の代価 「浮気」じゃなくてすぐ「本気」 そうだったそうだった。 タカハシってそんなヤツでしたよ。 だからこそあの頃のタカハシは婚約中だったにもかかわらず、本気になってカヨコを追ってきたんですよね。 フクちゃんの近況は? 一方、フクちゃんはヒデキと別居中でした。 息子のヨウジとヒデキは、58歳の美魔女のところにいるようです。 うっ…これもなかなか衝撃。 フクちゃんの仕事はとても順調で、会社の年商は1億。 15歳年下の彼氏もいるようです。 さすがフクちゃん。 あっぱれフクちゃん。 浮気が本気になったタカハシこのやろ 現在のタカハシが描かれたシーンもありました。 とある女性のアパート。 そのドアを、タカハシがガチャガチャやって開けようとしています。 なんだか乱暴ですね…タカハシこわい。 45歳はとてもいってなさそうな、30歳くらいの女性(眼鏡黒髪)は 「私は…奥さんいる人をどうこうとか ましてや恋愛なんて絶対… 人様の結婚生活を壊すなんて絶対イヤなんです」 とドア越しに拒否。 でも、頬は染まっているしタカハシのことを好きそうな感じではあります。 そしてタカハシは 「わかってます でも 妻とは…ちゃんと別れます」 と、 ものすごいキメ顔で断言。 いやいや、なにキリッとしちゃってんだよー! しかもカヨコの老け具合と比べると、タカハシがいい具合に年を重ねてるっぽい。 これは年下の女性ともワンチャンありますね…。 うーむ、カヨコ不利かも…。 カヨコはどうする タカハシの性格を考えると無理なのかもしれない、そう思ったカヨコでしたが、フクちゃんが放った 「いいの? そんなあっさり渡しちゃって あんた嫁なんだから戦いなよ」 という言葉にハッとなります。 さすがフクちゃん…(二回目)。 カヨコが言ってほしがっている言葉をすぐには与えないけど、根底では友達として寄り添ってくれる。 友情に泣けます。 そしてカヨコは 私はこれから私の現実に立ち向かわなければならない そしてそれは かなりやばい と、カッと目を見開くのです。 現実を直視するその視線。 それこそがカヨコだ。 がんばれカヨコ。 フクちゃんがいれば百人力だ。 っていうか…… っていうかさ…… タカハシなにやってんのー! なにちょっと若い女の子に入れあげてんのー! しかもマジ惚れっぽいし。 あーあ。 でもね、タカハシって前からこんなでしたよ。 シゲカヨのことを好いて追っかけてきたときもこうでしたよ。 だから、納得もできるんですよね。 人は根本的には変わらないものなんだなーって、思いますよね…。 その部分に関しては、 絶対に浮気しない男の代価 とも描かれていました。 浮気はしないかわりにいつも本気になっちゃうやつ。 それにしてもタカハシはカヨコにベタ惚れで結婚したのに、もしやタカハシもカヨコと同じで「自分を好きにならないような相手が好き」というループ恋愛体質だったのかな…。 時は残酷。 変わらなさ加減でいえばシゲカヨも、とくに職にもつかずにプラプラしているという部分では同じ。 でも、浮気に関しては「ギリギリまでは何度かあるけどやってない!」らしいから驚きです。 「はー、恋したい」が口癖だったシゲカヨからは想像もつかないほど一途だったんだねー。 そんな感じでタカハシに別れを切り出されて、フクちゃんのところに駆け込んだカヨコ。 この図式も以前と同じです。 ある意味安心…してはいけないんでしょうけど。 フクちゃんのほうもわりと複雑です。 事業では成功して年収1億(!)の女になったけど旦那(ヒデキ)と息子は愛人の美魔女のところに入り浸り。 フクちゃんはたまに若い男と遊びながらほぼ一人暮らし…という、 カヨコが転がり込むにはうってつけの状況ですね! 読み終えた心境 完結した作品の続編って、100パーセント楽しいうれしいという感想だけではないということがわかりました。 なんというか、 苦しい。 正直に言うと、再びもがいているカヨコを見て苦しくなりました。 「ハッピーマニア」は何度も読み返している大好きな漫画のひとつです。 それは、最後にちゃんと完結している(まだカヨコの冒険は続くというかたちの終わり方であっても)のを知っているから、安心して何度もカヨコの恋路を「もー、ほんとになにやってんの」とフクちゃんのような気持ちで、またある時はカヨコ本人のような暴走特急なテンションで読めるのです。 今回の「後(ご)ハッピーマニア」では人物もリアルの年月と同じだけ歳を重ねさせていたこともあり、カヨコたちが より身近に、リアルに感じられました。 続きは1年後くらいということで苦しさは続きますが、またカヨコの生きざまをある時点まで見届けたいなと思います。 2018年10月追記: この記事を書いてから1年以上が過ぎましたが、七夕にさらなる続編はなく… もうひとつの世界線に行っちゃったシゲカヨ達、一体どうなっちゃったんでせうね… 2019年8月追記: ついに! 2019年9月6日発売の「フィールヤング」から「後ハッピーマニア」の連載が決定したようです。 次の展開が楽しみですね。 『ハッピー・マニア』完結から18年… 恋の暴走機関車シゲカヨが帰ってきます〜〜! 9月6日発売のフィールヤングにて『 』連載スタート。
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