生や浅漬けの白菜に、黒い点、シミ状のものがついていて、たまに、これは何ですかという問い合わせをいただきます。 これは病原菌などによる症状ではなく、よく問い合わせがあるようなカビや虫ではありません。 白菜自体がもつ生理反応によるもので、「生理障害」といわれております。 種々の栽培環境を原因とするストレスに白菜の細胞が対応し、ポリフェノール類の蓄積による細胞壁の変色が、黒い外観として顕れたものです。 安全性に関していえば、ゴマ症の反応は、専門の方々に聞いたところ、ブドウの色素や、紅茶の生成と同様の過程であり、通常問題はないとのことですが、商品の見た目など、美観に関しては人気がありません。 主な原因として(再現性が得られないケースもあるのですが)、肥料成分である窒素の過剰、高温や低温、収穫時期が遅れたことによる過結球、畑に密度高く植えられた場合、銅を含む殺菌剤の多用などが報告されております。 また、収穫後の、低温での長期保存でも、ゴマ症が増加することもあります。 さらに、品種によっても、ゴマ症の頻度に大きな差があります。 野菜を見ていての実感は、やはり窒素の影響が大きな原因ではないのかなーと思います。 堆肥などで土づくりを続けた畑は地力がついており、気温の上昇とともに活発になった微生物の分解によって、窒素が供給されるようになります。 この分を見落として肥料を多く入れてしまうと、ゴマ症が多発するように思います。 契約農家さんへは、施肥量の適正化など勉強会、植える株と株の間を広げて畑の密度を減らすなどの実践、また社員による巡回を強化してゴマ症が多い畑からの出荷を停止するなど、回避の努力を続けております。 04年度夏は他産地のものと比較して、ゴマ症が少なかったと取引先より評価を頂きました。 今後も努力を続けて行きたいと思います。 <より引用>.
次の白菜の黒い点々って何? 白菜の黒い点々に頭を悩ましているのは、あなただけではありません。 プロの僕でも、一般家庭でも悩みは一緒です。 僕は少し集合体恐怖症(ブツブツが苦手…)気味なので、見ていてゾクゾクしてしまいます…。 なにもないのに黒い点々はでてきませんから、気持ち悪いですよね。 黒い点々正体は「ポリフェノール」だった 結論から言っちゃうと、下の画像のみたいに白菜に出る黒い点々は、白菜のポリフェノールが表面に浮き出たものなんです。 この黒いブツブツ現象は、青果・飲食業界では「 ゴマ症」とも言われていて、正直よく見ます。 その名の通り、見た感じ黒ゴマみたいで、覚えやすいネーミングですよね。 ゴマ症と言っても病気ではない ただゴマ症があるからといって、病気の白菜だと決めつけて捨てちゃうのはもったいない。 正確にはゴマ症は、「 生理障害」の一種です。 肥料の与えすぎ、収穫時期の遅れ、保存状態(温度)など、たくさんの原因が重なって起こってしまう現象なんです。 つまり超簡単にいうと、 白菜にストレスがかかると現れるのが、あの黒いぶつぶつな点々なんです。 [chat]ちなみにゴマ症は白菜以外にも、キャベツなんかでもよく起こるよ。 見ての通り、黒い点がいくつも出ていますね。 これはまず間違いなくゴマ症だ…。 では、この白菜どうしたでしょう?? 答えは… 賄いで食べましたッ!! そうです。 例えゴマ症の症状が出ていようと、 食べれるんです。 しっかり美味しくいただきました。 食べても安全ですよ。 家庭ではあまり気にしなくていい ということで、 味や健康に関しては食べても特に問題ないです。 食べれるんです! ただ見た目の黒い点々は、煮ようが焼こうが、 残念ながら消える事はありません。 なので、お客さんを招くような食事や、大事なイベントでのお料理で使用するのであれば、使わない方が無難です。 僕的には、家庭で食べる際はそこまで神経質になる必要はないと思います。 ちなみに我が家や、お店の賄いでは、気にせず普通にみんな食べますよ。 [chat]お料理の見た目も求められる飲食店では、ゴマ症の白菜は嫌煙されます。 賄いに回される事が多いです。 ・白菜の黒いぶつぶつ現象は、ゴマ症という。 ・ゴマ症の原因は、栽培環境(肥料)、収穫時期の遅れ、保存方法(温度)などが考えられる。 ・ゴマ症の白菜は食べられる。 味は問題なし、見た目はキモい。 白菜の黒い点々は、確かに僕も気持ち悪いと思います。 ただ味は特に問題ないので、あまり神経質になり過ぎない方が良いですよ。 店頭で売られてる際は、.
次のContents• 白菜の黒い斑点は食べても大丈夫? 白菜によく見かける黒い斑点の点々はなんか見た目がちょっと 虫がついているようにも見えてあまりきもちのいいものではありません。 食べて大丈夫なのかなって思ってしまいますね。 結論を先にいうと 白菜の黒の斑点の点々のようなものは 食べても大丈夫です。 あの斑点は何なのかというと 簡潔にいうと ポリフェノールによる色素反応現象です。 ですので 虫食いでもなく、病気でもありません。 見た目はちょっと悪いかもしれませんが、それだけなのことです。 黒の斑点の部分を捨てていた人もおられるかもしれませんが捨てないでも食べれます。 また、 赤ちゃんや乳幼児などにあげる場合ですが、このようなこともありますので気を付けてください。 「ゴマ症」を発症している 白菜は窒素量が多い ということから、 硝酸態窒素の過剰摂取がいわれることもあります。 硝酸態窒素は、 大量に摂取すると血中のヘモグロビンと結びついて、 肝障害や生殖機能の障害といった健康被害を招くとも言われています。 これも諸説あり、確定したものではないです。 これに関しては、 白菜に含まれる硝酸態窒素は水溶性のため、茹でてしまえば問題はありません。 ですので、 茹でた汁は捨ててしまうということです。 これで、 赤ちゃんや乳幼児でも安心して食べれます。 お鍋に入れて汁ごと食すといった場合は少し黒の斑点部分をとって食べるということもいいですね。 白菜の黒い点々はゴマ症 白菜の黒の点々の部分は基本食べても大丈夫なのはわかったのですが、この黒の点々の部分は何なのでしょうか? どうしてできるのか少し詳しく説明します。 白菜の黒の斑点は「ゴマ症」といった症状です。 そのことからハクサイのゴマ症と呼ばれています。 「ゴマ症」というと何かの病気のように思われますが、これは悪い菌がつくといったような 病気ではありません。 そして、 虫の害でも黒くなったのでも、農薬が付着しているわけでもありません。 ですのでこの黒の点々、斑点は人畜無害ですので食べても大丈夫なのですね。 ソバカスは病気ではありませんよね。 ソバカスはメラニンという色素の皮膚への沈着によって起こります。 それは、皮膚にある 色素細胞であるメラノサイトの中に含まれる 酵素のチロシナーゼが活性酸素によって 酸化を繰り返してメラニンを生成されるということです。 このメラニン色素が黒色になり、表皮の紫外線が届かないようにブロックするのです。 ソバカスと違って白菜のゴマ症の黒の斑点はポリフェノールです。 黒の色素のもとになるものですが、抗酸化作用があり、健康にもよいとされいるものです。 ポリフェノールとは植物特有の成分です。 苦味になります。 ですのでソバカスのメラニンとは少し違いますね。 そして、 「ゴマ症」は、外側よりも内側の葉に多く見られるのも特徴です。 白菜の白い部分に多く見られる黒の斑点は白菜の内側にいけばいくほど多くなるような気がするのはこのためです。 肥料は、三大栄養素と言われるチッソ・リンサン・カリウムが主なものになります。 肥料の量は今までの試験データを元に土地や品種に合わせて決められていきます。 でもその年によっての 天候(雨が降るか降らないかや気温の高低)でも 白菜が肥料を分解し吸収される量は違ってきます。 もし白菜が吸収したチッソが多くなって、白菜の細胞内の濃度が高くなると、 内外の濃度を同じにするため水を吸収することによって調整していきます。 水を吸収する量が多くなると 細胞内の顆粒(プラスチド等)が肥大していきます。 その肥大がストレスになり、 周辺の細胞壁に ポリフェノールオキシダーゼの活性を誘導し、細胞壁が褐色に変化することになります。 そうしたことによって ポリフェノールの蓄積した褐変物質が人の肉眼にはゴマ状の黒色斑点に見えるのです。 では、白菜に黒の斑点がでないようにするにはどうしたらいいのでしょうか? 斑点の原因は、天候がよめなかったこと(高温と低温)、収穫時期がおくれた事による過結球等や肥料の与え過ぎにより チッソの過剰です。 そういったことから、ゴマ症(黒の斑点)の発生を防ぐためには、 チッソ肥料が効き過ぎないようにすることが有効になります。 具体的には、 早めの収穫をする 強い品種を選ぶ、 株間を広げる といったことですね。 しかし、他の病気への問題や品質収量の問題、天候の問題もあり 完全には取り除けないのですね。 白菜が痛みだす大体の目安は、 白菜丸ごとでおいている場合は 3~4週間 カットされている白菜は、傷みやすくなりますので 冷蔵庫で1週間程度です。 傷み具合の判断は、 見た目に腐っていないか 異臭がしないかの確認 で大丈夫です。 栄養素の低下や旨みの低下を考えると 早めに食べるにこしたことはないのですが、 異臭がしたり、 カビなどが生えたりしていない限りは 黄色い部分などを取り除けば食べても大丈夫です。 もちろん カットした切り口は黒くなりますので使う際に取り除きましょう。 古くなるだけでなく腐った白菜は 茶色に変色し、腐った汁が出てきますのですぐわかります。 そして白菜が腐るというのは大抵は、 室温でビニール袋にいれたまま放置していた場合 になります。 冷蔵庫に入れておくと切り口が黒く変色してきますが、切り落とせば残りの白菜は大丈夫な場合がほとんどです。 白菜は大きく冷蔵庫に入れにくいのですが、少し長期間置いておきたい場合は、 必ず冷蔵庫に入れるようにしましょう。 白菜はそのように保存するとめったに腐ることのない野菜です。 ま と め 白菜(ハクサイ)の白いところや葉の部分にある黒い点々、買った時からあること多いです。 そんな白菜の黒い斑点は食べても大丈夫なのかや黒の点々はゴマ症といったもので何故できるのか、できないようにするためにはなどを考えてみました。 また、白菜の痛みや古くなり食べれなくなる目安などをお伝えしました。 白菜の黒の点々の斑点は食べても基本大丈夫ことがわかりました。 白菜は冷蔵庫に入れているなどすると簡単に腐ってしまうことも少ないお野菜です。
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