アルカリ ホスファターゼ。 ホスファターゼ

低ホスファターゼ症(指定難病172)

アルカリ ホスファターゼ

今日は、ALPの正常値、年代別の平均値、人間ドッグ学会のALPの基準範囲をご覧頂き、ALPの概要と考えられる病気、そしてALPの数値を下げる方法をまとめておきます。 実はALPの数値が正常値を超えるのは、肝臓だけではなく、胆汁や胆管、骨や胎盤などに異常が出た場合も正常値を超えるのです。 スポンサーリンク 【ALP】肝機能の正常値・年代別の平均値 スマホの方は横にしてご覧下さい。 【ALP アルカリホスファターゼ 】肝機能まとめ ALP(アルカリホスファターゼ)の概要、考えられる病気、ALPを下げる方法をまとめます。 ALPが正常値を超えるのは、重篤な肝臓病、胆汁うっ滞、珍しいところでは、妊娠末期の胎盤、成長期の子供や高齢者の骨の異常で、ALPが正常値を超えるケースがあります。 治療が上手くいけば、ALPも正常値へ近づいていくはずです。 もしもALPだけ高い場合は、骨の異常や胎盤内の環境を疑います。 スポンサーリンク 骨の異常の場合は、助骨骨折、骨粗しょう症、骨癌など、胎盤環境の場合は、妊娠によるエストロゲン(女性ホルモン)の多量分泌などが原因でALPが正常値を超える事があります。 骨の異常はその治療に専念して改善すれば、ALPの数値も正常値へ近づいていきます。 また、エストロゲンによるALP上昇は、一過性のものなので特に心配はありませんが、まれに胎盤を構成する絨毛に出来る癌(絨毛癌(じゅうもうがん))などでALPが正常値を超えるケースもあります。 骨の異常の場合、骨がもろくなる高齢者に多いという事になりますが、成長期の子供にも骨の病気はよく見られれますので、ALPが正常値を超える子供も散見されています。 骨の病気の治療に成功すれば、ALPも下がります。 骨の病気は時間がかかることが多いですが、粘り強く治療して行きましょう。

次の

ALP(アルカリフォスファターゼ)

アルカリ ホスファターゼ

アルカリフォスファターゼ ALP が基準値から外れている場合 アルカリフォスファターゼ ALP は先ほど述べたようにいろんな組織に存在する酵素ですが、 血液中に現れるのは、肝臓、胆道、骨、胎盤、小腸に由来するものです。 ときに、悪性腫瘍がALPを大量に産生することもあります。 アルカリフォスファターゼ ALP が基準値よりも高い アルカリフォスファターゼ (ALP) 考えられる疾患 黄疸あり 黄疸なし 軽度上昇 (基準上限の2倍まで) 急性肝炎 ウイルス 、薬剤性肝障害 肝細胞障害型 慢性肝炎、肝硬変、甲状腺機能亢進症、骨折、原発性肝癌、慢性腎不全 中等度上昇 (基準上限の2~4倍) アルコール性肝炎、薬剤性肝障害 胆汁うっ滞型 副甲状腺機能亢進症、くる病、成長期、妊娠、原発性肝癌 高度上昇 (基準上限の4倍以上) 閉塞性黄疸 結石、腫瘍 、胆道感染症、先天性胆道疾患 限局性肝病変 転移性肝癌、肉芽腫、腫瘍 、ページェット病、転移性骨腫瘍、骨肉腫、ALP産生腫瘍 泌尿生殖器癌、肺癌、肝癌 肝・胆道系酵素のアルカリフォスファターゼ ALP が高値のときに考えられる原因として、おもに肝臓疾患、胆道疾患、骨疾患が考えられます。 ただし、ALP(アルカリフォスファターゼ)のみで疾患を特定することはせず、他の血液検査項目や画像検査なども併せて評価します。 逆にこららの数値が基準値内が正常であれば、骨疾患が疑われます。 しかし、ALP(アルカリフォスファターゼ)が高値だからといって必ずしも何らかの病気になっているわけではなく、小児期の骨形成期では成人の2~3倍、妊娠後期では胎盤性ALPの出現によって2~3倍、O型とB型の人は、前日に高脂肪食を食べた翌日に採血するとALPが高くなります。 アルカリフォスファターゼ ALP のアイソザイム 型 由来 高値を示す疾患 ALP1 肝臓 閉塞性黄疸(胆管癌、膵頭部癌、総胆管結石など)、肝細胞障害 ALP2 肝臓、毛細胆管 胆道疾患、肝疾患 ALP3 骨 骨疾患、骨代謝異常、副甲状腺機能亢進症、成長期 ALP4 胎盤、癌 悪性腫瘍、妊娠後期 ALP5 小腸 肝硬変、慢性肝炎、小腸疾患、慢性腎不全、血液型B型、O型の分泌型の人の食後 ALP6 免疫グロブリン結合型 潰瘍性大腸炎の活動期、関節リウマチ アルカリフォスファターゼ ALP は、つくられる臓器によって分子構造の異なるアイソザイムが存在します。 アイソザイム:同じ作用をもっていますが、酵素を構成するタンパク質の構造が異なる酵素のこと アルカリフォスファターゼ ALP のアイソザイムには6種類(ALP1~ALP6)があり、それぞれに由来する組織が異なっています。 アルカリフォスファターゼ ALP が高値でもなかなか原因を特定できない場合は、どのアイソザイムが高値かで、考えられる原因となる臓器・疾患を推測することができます。 アルカリフォスファターゼ ALP が基準値よりも低い 臨床的に、アルカリフォスファターゼ ALP が低値で問題になることは稀です。 異常に低い数値でなければ、多少下回ったとしても健康に支障が出ることはありません。 ちなみに、アルカリフォスファターゼ ALP が低値になる原因には、甲状腺機能低下症、亜鉛欠乏症、マグネシウム欠乏、低栄養状態などがあります。 というわけで今回は以上です。 <注意事項> 本ブログに掲載されている情報の正確性については万全を期しておりますが、掲載された情報に基づく判断については利用者の責任のもとに行うこととし、本ブログの管理人は一切責任を負わないものとします。 本ブログは、予告なしに内容が変わる(変更・削除等)ことがあります。

次の

ALP(アルカリフォスファターゼ)が高い・低い場合

アルカリ ホスファターゼ

今日は、ALPの正常値、年代別の平均値、人間ドッグ学会のALPの基準範囲をご覧頂き、ALPの概要と考えられる病気、そしてALPの数値を下げる方法をまとめておきます。 実はALPの数値が正常値を超えるのは、肝臓だけではなく、胆汁や胆管、骨や胎盤などに異常が出た場合も正常値を超えるのです。 スポンサーリンク 【ALP】肝機能の正常値・年代別の平均値 スマホの方は横にしてご覧下さい。 【ALP アルカリホスファターゼ 】肝機能まとめ ALP(アルカリホスファターゼ)の概要、考えられる病気、ALPを下げる方法をまとめます。 ALPが正常値を超えるのは、重篤な肝臓病、胆汁うっ滞、珍しいところでは、妊娠末期の胎盤、成長期の子供や高齢者の骨の異常で、ALPが正常値を超えるケースがあります。 治療が上手くいけば、ALPも正常値へ近づいていくはずです。 もしもALPだけ高い場合は、骨の異常や胎盤内の環境を疑います。 スポンサーリンク 骨の異常の場合は、助骨骨折、骨粗しょう症、骨癌など、胎盤環境の場合は、妊娠によるエストロゲン(女性ホルモン)の多量分泌などが原因でALPが正常値を超える事があります。 骨の異常はその治療に専念して改善すれば、ALPの数値も正常値へ近づいていきます。 また、エストロゲンによるALP上昇は、一過性のものなので特に心配はありませんが、まれに胎盤を構成する絨毛に出来る癌(絨毛癌(じゅうもうがん))などでALPが正常値を超えるケースもあります。 骨の異常の場合、骨がもろくなる高齢者に多いという事になりますが、成長期の子供にも骨の病気はよく見られれますので、ALPが正常値を超える子供も散見されています。 骨の病気の治療に成功すれば、ALPも下がります。 骨の病気は時間がかかることが多いですが、粘り強く治療して行きましょう。

次の