「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ! お米のいろいろ 前回、 ) を御紹介しましたが、私はいままで玄米を ほとんど食べたことがありませんでした。 玄米は栄養価が高く体にいい、ということは よく聞きますので、何度か挑戦はしてみたのですが 食感が苦手で、長く続かなかったからです。 ところが酵素玄米を知って、玄米の イメージがまったく変わりました。 白米のように、というよりは白米以上に美味しく 頂けるようになって、嬉しいかぎりですが そもそもお米は白米以外にも色々ありますよね。 それぞれどのような違いがあるのでしょう。 籾殻は昔は枕の中に入れて使われたりもしました。 そして玄米を精米したものが「白米」となるわけ ですが、精米をどの程度するかによって 「三分づき米」、「五分づき米」、「七分づき米」、 「胚芽米」と呼び分けられています。 それを絵で表したものが下の図ですが ベージュや黄土色で、お米のまわりを 覆っているものが糠(ぬか)です。 糠は、糠みそ漬けに使われている ものですのでお馴染みですね。 * 玄米から白米、栄養価の変化 この糠を全てとってしまったものが「胚芽米」で その上胚芽もとってしまい、いわば芯(?)だけ になったものが「白米」というわけです。 このように改めて図で見てみますと 白米というのは、精製といいますか残滓と いいますか……、という感じがよくわかります。 栄養価を見てみますと、なお違いが歴然です。 熱量とたんぱく質はさほど違わないものの カリウム、リン、ビタミンB1、食物繊維は精米 するほどみるみる減っているのがわかりますね。 こちらは古代米といわれる「黒米」 * 玄米 五分づき 7分づき 胚芽米 白米 _________________________ 熱量 * 165kcal 167kcal 168kcal 167kcal 168kcal _________________________ タンパク質 * 2. 8g 2. 7g 2. 6g 2. 7g 2. 5g _________________________ カリウム * 95mg 43mg 35mg 51mg 29mg _________________________ リン * 130mg 53mg 44mg 68mg 34mg _________________________ ビタミンB1 * 0. 16mg 0. 08mg 0. 06mg 0. 08mg 0. 4g 0. 8g 0. 5g 0. 8g 0. 3g _________________________ * (「五訂日本食品標準成分表」) 発芽玄米に含まれるギャバ(GABA) 「発芽玄米」は玄米をほんの少し (0,5〜1ミリ)発芽させたものです。 わずかに発芽しただけで玄米のデメリットの 硬さが和らぐ上に、栄養面での効果も期待できる というスグレモノに変身するのです。 少しだけ発芽した玄米 (写真/「Wikipedia」) いくつもの栄養価において、発芽玄米は高い 数値を示していますが、特に注目されているのは 「GABA(ギャバ)」と呼ばれるもの。 正式には「ガンマーアミノ酪酸」 というアミノ酸の一種です。 ですが、たんぱく質を形作っている18種類の アミノ酸とは違い哺乳動物の脳や脊髄にあるもので 神経伝達物質として脳内の血流を活発にしたり 酵素供給量を増やしたり、また脳細胞の代謝機能を 高める働きもします。 酵素玄米(発酵玄米、寝かせ玄米) このような重要な役目を負っている ギャバですので、不足すると大変です。 体調不良や病気を引き起こしますが イライラなどもギャバ不足だそう。 ギャバは寝ている時に生成されますので 睡眠不足はギャバ不足ですね。 以前は、ギャバは食物からとっても脳にはいかない といわれていたようですが、そうではないことが 最近の研究でわかってきたといいます。 発芽玄米の作り方 既に発芽している状態の発芽玄米なるものも 市販されているようですが、かなり割高な上、 塩分や保存のための薬品が使われているので ここは一つおうちで作りましょう。 とはいっても実は私は試したことがなく、教えて もらっただけなのですが、作るのは簡単で 夏ならば半日から1日、冬は2日から3日間、玄米を 水つけておくだけで出来上がるのだそうです。 ただ発芽玄米は、炊きあがった後もそのまま 保温しておくと、翌日はかなり臭いがきつく なるようですので、その点は注意して下さいね。 酵素玄米(発酵玄米、寝かせ玄米) 発芽玄米を酵素玄米に使うと? 前回の酵素玄米を作る時に、玄米のかわりに 発芽玄米を使うとよいという人もいれば、 発芽玄米は酵素玄米には向かないという方もいます。 よいという人は「柔らかくなる」といい、 よくないと主張する人は「玄米が発芽のために 栄養を使ってしまう」からと説明されています。 どちらが正しいのかはよくわかりませんが 私は後者の方が納得できるような気がして 酵素玄米には発芽玄米を使用していません。 検索 Search カテゴリー• アーカイブ• 最近の投稿• 人気の投稿とページ• 最近のコメント• に チップママ より• に より• に チップママ より• に より• に チップママ より.
次の玄米より良いぶつき米 写真は、精米していない玄米のままのお米です。 そもそも玄米とは籾殻の「もみ」を取り除いただけのお米です。 その状態だと、周りには米ぬかの「糠」がついています。 ぶつき米とは? 米糠の割合 対して、ぶつき米というのは、 ぬかと米粒の一部の栄養価の高い胚芽部分を少量ずつ残したお米のことです。 玄米、は全量残ったもの、3分つきは、3割しかぬかを取り除いていないもの、5分つきは5割、7分つきは7割ということになって、白い米、白米は10分ということになります。 上は、家庭用精米機を使って家でついた、5分づき米の写真です。 精米機を買って、家庭でぶつき米を作るのも、よりお米がおいしくいただけるのでおすすめです。 ・白米と同じく炊飯器で炊ける ・玄米ほど固くなく消化が良い ・量が少なくて満足できるようになる ・おかずも自然とローカロリーに ひとつずつ書いていきます。 ぶつき米だと白米と同じに炊ける ぶつき米のよいところは、何といっても白米と同じ水加減、同じ時間で、白米を炊くときと同じようにできるということです。 玄米だとすると、玄米コースのある炊飯器か、圧力鍋でないと炊けませんし、かなりポロポロして固い米ということになります。 ぶつき米は玄米ほど固くなく柔らか 玄米はぼそぼそ、ぽろぽろして、健康に宵とは言ってもおいしくはありません。 また、消化が悪いので胃弱の人にはおすすめできません。 上の5ぶつきだと、夫は白米と何も変わらないと言って食べています。 私は、最初に食べた時は、ぶつき米でもお腹いっぱいになってしまいました。 今は慣れたので普通に食べられます。 ぶつき米だと量は少なめになる 玄米もそうですが、ぶつき米だと、量は若干少なめでも満足できるようになります。 それと、油っぽいものがあまり食べたくなくなります。 魚とか、鶏とか淡白なものがおいしく感じ、揚げ物はなぜかあまり食べたくない感じになりますね。 なぜかわかりませんが、米ぬかの方に油分が含まれているからかもしれません。 もちろん、油っぽいというような感じは全然ありません。 メニューが自然と玄米に合うものに さらには、ぶつき米にしてから、白いパンや白米、うどん、油ものがあまり食べたくなくなり、和食中心に。 食卓にのるものが健康的にもなり、また、料理が良い意味でシンプルになって、簡単になり、調理時間をかけないでもよくなったので、私はむしろそれも喜んでいます。 夫は5キロ減量 そして、ダイエットを始めて1か月しないうちに、5キロの減量に成功して、夫本人はとても喜んでいます。 毎日体重計に乗るのが楽しみな様子。 私はというと元々痩せているので、減量の必要はないのですが、1キロくらい減りました。 身が締まった感じかな。。。 ぶつき米はとにかくおすすめですね。
次の3分づきの玄米とは? 3分づきの玄米に興味は持ったけれど、「一体どんな特徴を持った食品なの?」と思われてはいませんか? この疑問に対してわかりやすく言うと、3分づきの玄米とは、精米率について表す言葉です。 3分づきのものは、玄米のヌカ層を3割削ったものとなり、一般的には「3分づき米」と呼ばれることが多くなるようです。 そして玄米には、玄米、3分づき米、白米として食べるものの間にも、分づき米の種類として5分づき米、7分づき米があります。 玄米を精米する中で、まだ5分しか精米されていない状態のことを、5分づき米と言い、7分の場合は7分づき米となります。 この違いとは、数が小さいほどに精米率は低くなり、炊飯器で炊いた時にも、玄米に近い状態になっています。 そして精米率が高くなるほど、見た目の色も風味も白米に近づきます。 つまりは3分づき米とは、玄米の栄養と白米の食べやすさのいいとこどりをした、お米になると言えるのではないでしょうか。 栄養価UPのための浸水時間や水加減はどうなる? 玄米は栄養がたっぷり含まれていますが、白米に比べて歯ごたえがあり、そのまま炊くと消化にもよくない特徴があります。 そのため玄米は、お米の甘みを増して栄養価をUPさせ食べやすくするため、玄米にしっかりと水を含ませるように、浸水させることをすすめられています。 その場合には、12時間以上の浸水時間を用意することが望ましくなります。 ところで、3分づきの玄米の場合には、その浸水時間をどれくらいとるのがベストなのかが気になりませんか? こちらについて調べてみると、玄米よりも3分づきの玄米の方が、浸水時間は短くてよいこととなります。 その場合の浸水時間は8~10時間程度でよいでしょう。 また水加減については、3分づきの玄米を1として、1.7倍の水で炊けばふっくらとおいしいごはんが炊けます。 そして5分づき、7分づきのものと、精米率が上がり白米に近づくほどに、浸水時間もさらに短くなり、水加減も少なくなっていきます。 玄米と3分づき米に含まれる栄養素の違いは? 玄米には精米をすることで奪われてしまう、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。 では、3分づきの玄米の場合は、栄養価はどうなっているのかが気にならないでしょうか。 まず3分づき米は、玄米からヌカ層を削りとることになります。 ヌカの部分には腸内環境を整える食物繊維や、乳酸の代謝を助けるビタミンB1が含まれるため、量は約半分に減少します。 それでも元々40種類という栄養素が豊富に含まれている玄米です。 国のある資料によると、食物繊維は白米の2倍以上、ビタミンB1で4倍以上は、3分づき米であっても栄養はきちんと保っているようです。 そしてミネラルでは、骨や歯の発育に必要なマグネシウムは、白米に比べると3倍、血液の成分になる鉄も2倍の量が残っています。 ビタミンB群のナイアシンは8倍、葉酸で白米の2倍以上は栄養は残っています。 このように3分づき米は、玄米よりも減少しますが、栄養はまだ豊富に保てています。 そのためよく噛んで食べることで、消化も良くなり、体内に栄養はしっかりと吸収されるでしょう。 3分づきの玄米のカロリーを知りたい 3分づきの玄米は白米に精米する際に、ビタミンB1などの豊富な栄養素の一部が、削り取られてしまうことが分かりました。 そうなるとカロリーに関しても、玄米と違う部分が出てくるのかが気にならないでしょうか。 国のある資料によると、玄米のカロリーは100gの玄米では165kcalになり、半づき米と呼ばれる5分づきの玄米の場合は100gが167kcalです。 具体的な3分づきの玄米のカロリーについては資料が見当たらないのですが、約165kcalと考えられます。 お茶碗1杯に中盛で150~160gなので、食事の時に出てくる3分づきの玄米のカロリーは、お茶碗1杯で約250~265kcalということになります。 また、精米されたお米のカロリーはというと、100gあたりが168kcalとなっていて、3分づきの玄米よりも少しカロリーは高めのようです。 そして白米よりも3分づきの玄米の方が、食事の時によく噛んで食べる必要があります。 もしもカロリーのことを第一に考えるならば、満腹感を得て間食をしないためにも、白米よりは玄米を選びたいものです。 健康の敵の発芽毒は3分づきの玄米にも残っている? 栄養が豊富で、身体にいいと言われる玄米ですが、実は身体に悪い要素も持ち合わせています。 それが玄米に含まれる発芽毒であるアブシジン酸ですが、3分づきの玄米にも含まれているのかが気になります。 そもそもアブシジン酸は、玄米の薄皮のヌカの部分に含まれる、植物の発芽を調整する役割を持つ、植物ホルモンの一種です。 3分づきの玄米は、玄米のヌカの部分を3割削ったものではありますが、炊くと玄米の香りや色合いは残っています。 そこからもわかるように、まだヌカを少し削っただけの状態なので、アブシジン酸の影響も残ります。 この影響をなくすためには、玄米ならば浸水をさせることで、アブシジン酸の毒は無毒化されることになります。 そして3分づきの玄米の料理法としても、そのようにすすめていることもあるようです。 ただし浸水時に、精米時に傷ついた部分から水が入り、それが元となりアブシジン酸が増えてしまう可能性も残されています。 そのため、精米するならば7分づきのような、7割以上ヌカを削った米を選び食べる方が、健康を気にする上ではおすすめできます。 栄養面で気になる低GI食品には3分づきの玄米もあてはまる? 健康のためには食べたほうがいいとおすすめされる低GI食品には、栄養豊富な玄米も含まれることをご存知でしょうか。 そもそも低GI食品とは、炭水化物を含む食品の、血糖値の上がり方がゆるやかであるものを指す呼び名です。 血糖値が上がりやすい食品を食べ続けると、内臓脂肪型肥満になり、すい臓に負担がかかり、生活習慣病にもなりやすいようです。 一方で低GI食品を好んで食べた場合は、血糖値の上昇が起こりにくく、すい臓への負担も減らせて、中性脂肪や糖尿病のリスクまで減らせることが期待できます。 そこで3分づきの玄米は、低GI食品と呼べるのかを調べてみました。 すると、ある資料によると玄米の場合は55、また5分づきの玄米でも58という数値も確認できました。 一般的に低GI食品とは、GIの値が55以下のものを指すようです。 そのため3分づきの玄米は、55を超える可能性が高いため、低GI食品とは言い切れません。 ただし玄米は歯ごたえがあり、含まれる炭水化物が体内での消化や吸収が遅い面が、血糖値の上がりにくい理由になります。 3分づきの玄米の場合、玄米の特徴が強い食品のため、GI値は低いと考えられるのではないでしょうか。 3分づきの玄米の栄養価は白米よりも玄米に近い 3分づきの玄米は、見た目や香りも白米よりは玄米に近く、カロリーも玄米とほぼ同じであることが分かりました。 そして栄養も玄米より含有量は減りますが、白米よりも高い栄養価があるようです。 また、含まれる発芽毒については、浸水をすることで無毒化できるかに疑問が残るため、健康のために3分づき米を食べるなら、玄米の方がおすすめです。
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