[広告] 同館では2013(平成25)年から、「妖怪」をテーマにした特別展を開催。 所蔵する古い道具類を「つくも神」に見立て、ほうきやザルが空中を飛んだり跳ねたり、躍動感ある展示に仕上げている。 今回、これまで特別展として開催していた内容を常設展とし、デフォルメされた百鬼夜行の絵巻物と楽器、家財道具、調理用品などを共に並べる。 民俗部門で、展示企画を手掛けた坂本京子さんは「新型コロナの影響で、世の中全体が思い雰囲気になってしまった。 ユーモラスな妖怪の展示でクスッと笑って少しでも気持ちが晴れやかになってもらえたら」と笑顔を見せる。 「妖怪もかわいらしくデフォルメした。 百鬼夜行は、打ち捨てられた道具が深夜に徘徊(はいかい)し、人間に何かするわけでもなく朝になったら道具に戻る、ユーモアのある存在。 小さなお子さんにも楽しんでいただけたら」と話す。 今回、疫病退散として全国各地でモチーフとなっている妖怪アマビエにも着目。 水戸市内在住の編みぐるみ作家の阿部由美さんに制作を依頼。 「疫病退散」と「アマビエパンチ!」の2種類のぬり絵の配布と「アマビエ」の編みぐるみ展示も行う。 坂本さんは「妖怪パワーで、新型コロナウイルスを強烈パンチで吹き飛ばしてほしい。 『気は心』というもの。 展示を見て、笑って楽しんでもらうことで気持ちも晴れやかになってもらえたら」とほほ笑む。 「新型コロナの収束を祈りながら、博物館の新たな常設展の展示をお楽しみいただけたら」とも。 開館時間は9時30分~16時45分。 月曜休館。 常設展・企画展は入場無料。
次の新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、江戸時代に流行し、疫病退散に御利益があると信じられた妖怪「アマビエ」が人気だ。 ツイッターなどに自作のイラストを投稿する動きが広がっており、研究者は「江戸時代の人の心理とあまり変わらない」と分析する。 妖怪に詳しい福井県文書館の長野栄俊主任司書などによると、アマビエは長い髪を持ち、うろこを身にまとったような愛くるしい姿をしている。 肥後(熊本県)の海から姿を現し、「この先6年は豊作が続く。 疫病が流行した際は、私の姿を描き、人々に見せよ」と語ったとの言い伝えがある。 長野司書は「当時は疫病からのお守りになるとして、似たようなエピソードを持つ妖怪が何度も描かれた」と指摘。 凶作や疫病流行の際などに木版で刷られ、売られることも多かったという。 神戸市東灘区在住のイラストレーター、サタケシュンスケさん(38)は10日、「閉塞(へいそく)感が漂う中、人の気持ちが少しでも安らげば」との思いを込め、アマビエのイラストをツイッターに投稿した。 新型ウイルスの影響で幼稚園が休みになった子どもの世話に追われ、自宅での仕事に影響が出ているといい、「騒動が少しでも早く収まってほしい」と話した。 疫病退散の御利益があるとされる江戸時代の妖怪「アマビエ」の刷り物(京都大附属図書館所蔵) ツイッターに投稿された妖怪「アマビエ」のイラスト(サタケシュンスケさん提供) [Copyright The Jiji Press, Ltd.
次の[広告] 同館では2013(平成25)年から、「妖怪」をテーマにした特別展を開催。 所蔵する古い道具類を「つくも神」に見立て、ほうきやザルが空中を飛んだり跳ねたり、躍動感ある展示に仕上げている。 今回、これまで特別展として開催していた内容を常設展とし、デフォルメされた百鬼夜行の絵巻物と楽器、家財道具、調理用品などを共に並べる。 民俗部門で、展示企画を手掛けた坂本京子さんは「新型コロナの影響で、世の中全体が思い雰囲気になってしまった。 ユーモラスな妖怪の展示でクスッと笑って少しでも気持ちが晴れやかになってもらえたら」と笑顔を見せる。 「妖怪もかわいらしくデフォルメした。 百鬼夜行は、打ち捨てられた道具が深夜に徘徊(はいかい)し、人間に何かするわけでもなく朝になったら道具に戻る、ユーモアのある存在。 小さなお子さんにも楽しんでいただけたら」と話す。 今回、疫病退散として全国各地でモチーフとなっている妖怪アマビエにも着目。 水戸市内在住の編みぐるみ作家の阿部由美さんに制作を依頼。 「疫病退散」と「アマビエパンチ!」の2種類のぬり絵の配布と「アマビエ」の編みぐるみ展示も行う。 坂本さんは「妖怪パワーで、新型コロナウイルスを強烈パンチで吹き飛ばしてほしい。 『気は心』というもの。 展示を見て、笑って楽しんでもらうことで気持ちも晴れやかになってもらえたら」とほほ笑む。 「新型コロナの収束を祈りながら、博物館の新たな常設展の展示をお楽しみいただけたら」とも。 開館時間は9時30分~16時45分。 月曜休館。 常設展・企画展は入場無料。
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