前回までのあらすじ 喜美子は、妹たちと八郎を呼んだと言う。 目的は展示会の祝勝会だけではない。 研究所に出かけようとした武志にそう話しかける。 皆に協力してもらおうということだ。 しかし武志は拒否した。 狭い町で噂が広がるのが嫌だった。 入院までの同居もダメだと断わった。 普段通りの生活をしたいと言う。 喜美子は会には出席しろと言ったが、武志は電話すると言い残してでかけた。 最初、何が何でも武志を説き伏せようとした貴美子の心が揺らいだ。 喜美子は大崎に相談した。 大崎は、医師として絶対に揺らいだりはしないと言った。 喜美子もそのつもりだったことを思い出す。 そして、決意した。 当初の意志を貫き通すと。 武志が反対しても。 研究所では、誰もが発表を待ちわびていた。 そこへ発表者である掛井が入室した。 静まり返った室内に掛井の声が響きわたった。 全員、選外! 衝撃を抑え、掛井に検査入院を告げた武志。 掛井は落ちこむ武志に励ましの言葉をかけた。 「むしろ落選おめでとう」と。 時間がたっぷりある若者に向けた、心に響く言葉だった。 しかし武志は違った。 いや、違う可能性が高いというべきか。 「あかまつ」で武志は荒れた。 学も、幼なじみの芽ぐみも見たことがないバカ呑みだった。 真奈もあっけにとられた。 学は、やっとの思いで武志を部屋に運びいれた。 芽ぐみが、バカ呑みの理由を見つけた。 落選通知だった。 学も真奈もそれで得心がいった。 直子と百合子が訪ねてきた。 八郎は遅くなるという。 喜美子は、武志の部屋に電話をかけた。 出たのは学で、事情を説明した。 喜美子は、妹たちに向き直った。 そして固く口止めをした。 そのうえで、移植の検査を頼み込んだ。 妹たちは快諾した。 しかし、門まで上がったところで百合子が泣き崩れた。 直子が支えた。 いままで、喜美子が自分を支えてくれたように。 ・・・八郎がやっと到着した。 スカーレット第137話のネタバレあらすじ 八郎は、展示会で選外になったことに落胆した。 にぎやかなはずの茶の間にも、誰もいない。 そのうえ、喜美子が深刻な顔で話があると言う。 八郎は身構えた。 何かあるのか? 喜美子は、武志が真奈と付き合っている話をした。 結婚?早すぎるのではないか。 しかし、その話ではない。 言い出しづらい喜美子はカレーをよそった。 口にものを入れたら、逃げずに話を聞いてくれるだろう。 しかし、きっかけがつかめなかった。 ビールが入っても。 八郎が、武志のためにプレゼントを買ってきてくれた。 ジョージ富士川の本だ。 左側に爆発しそうな絵柄が描いてある。 一行詩も添えてある。 きっと、日記形式につづるのだろう。 右側のページは真っ白だ。 武志も喜ぶだろう。 いっぱい書きたいことがあるだろうから。 文字であるかどうかは別にして。 ウオーミングアップはもう済んだ。 あのときのことを、持ち出せばきっかけが生まれる。 そう、思惑どおり実演会の話をしてくれた。 いまだ! 喜美子は謝罪から入った。 そして、武志の病気の話を始めた。 度胸を決めて座り直した。 八郎は逃げようとするだろう。 逃がさない! 口止めされていることを聞いた八郎は、予想通り聞きたくないと言った。 機先を制して、いきなり武志の余命を言った。 八郎が話をそらそうとする。 信じられないというふりをする。 しかし、喜美子はこの手の嘘をつかない。 八郎は信じたくないのだ。 聞きたくないのだ。 しかしそうはいかない。 八郎にも、可能性はあるのだ。 移植の。 喜美子は眼光するどく、聞いてくれと言った。 固い決意を秘めたときの表情だ。 八郎に病院からの説明書を手渡した。 深くお辞儀しながら、検査を受けてくれと頼んだ。 いっぽう、武志は自室のベッドに横たわっている。 まだ、酔いがまわっている。 しかし、真奈とふたりきりだ。 武志は、さりげなく門限のことを聞いた。 真奈は芽ぐみのところへ泊ることになっていると答えた。 それなら大丈夫だろうと、武志は思った。 真奈は、ふたりきりになる状況を受け入れてくれたのだから。 武志は、男と女の関係を求めた。 しかしすぐに否定し、芽ぐみのところまで送ろうと立ち上がった。 だが、よろけて真奈もろともベッドに倒れ込んだ。 一瞬、チャンスだと思った。 真奈は腕の中にいる。 しかし、自制心のほうが勝った。 こんな形で、真奈の心に残って欲しくない。 真奈は、起き上がった。 そして検査入院のことを言う。 所長から聞いたと言う。 相変らず、あの男はうわさ好きだ。 真奈は、激励して出て行ってしまった。 武志は複雑な思いで見送った。 しかし、また戻ってきた。 もしかして・・・ しかし、忘れ物だった。 真奈は忘れ物が多い。 武志は自嘲した。 いくら酔っていたとはいえ・・・ 入院した武志は、不思議そうに絵本を見ていた。 富士川の本だ。 いったい、抽象画を見て何を書けというのだろうか。 八郎が持ってきたという。 喜美子は、さらに菓子を積み上げた。 武志はあきれた。 本当に、大好きなのだなと思った。 武志のことを。 武志も同じだったが。 すると、いつもの看護師、山ノ根が呼びに来た。 検査のためだ。 山ノ根は、喜美子を見ても大騒ぎをしなくなった。 武志と入れ替わりに同房の患者さんが戻ってきた。 武志がひとりで大崎に会いにきたときの親子だったが、喜美子は知らない。 点滴しながら自分のベッドへ母親が寝かしつける。 喜美子は、菓子をおすそ分けした。 よろこんでくれた。 ・・・何よりだった。 喜美子も、八郎も検査を受けた。 適合してくれと祈りながら。 治療の副作用は劇的だった。 入院も長引いた。 寂しい。 大好きな貴美子がそばにいてくれたが。 八郎は、大崎を訪ねた。 大崎は、八郎の事情を良く知っているのだろう。 病状は話せないと言った。 そう言ったが、大崎なりの精一杯の励ましを言った。 武志のもういっぽうの支えでもあるためだ。 大崎は自分の家族の話をした。 医者の家系だという。 八郎も同じだ。 医者同士の競い合い、陶芸家同士の競い合い。 病気になったとしても、その関係は変わらない。 切磋琢磨(せっさたくま)して、大事な瞬間を感じとらせてあげることが重要だと話した。 たとえ、つらい戦いであっても・・・ 大崎の気もちは、「伝わった」。 病室で、武志は深野の絵から目をそらした。 雨音が聴こえたからだ。 窓から外を眺めた。 この雨はいつか止む。 ・・・武志は貴美子に本を渡した。 富士川の本に、何かを書きこんで。 そして、前に言った言葉を取り消した。 「言ってもいい」と。 「みんなに会いたい」と。 スカーレット第137話の感想 ・・・切ない。 切なすぎます。 もしも、という考えがどうしてもわきあがってしまいます。 学たちも罪作りですね。 いくら、病気のことを知らないとしても・・・ やっぱり喜美子も真奈を気に入ってたのですね。 私は、また「もしも」と考えてしまいます。 ダメですよね。 真奈も若いのですから。 ようやく武志も、みんなと会いたいという気持ちに、口外しても良いという気持ちになってくれました。 貴美子の負担も少し軽くなるでしょう。 ・・・同じ病室の患者は何の病気なのでしょうか? まさか、先へ先へと行くのではないでしょうね。 だとすれば、見守る武志も哀しすぎます。 そんなことがありませんように・・・.
次のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『スカーレット』 2020年3月9日 〜 3月14日放送 あらすじ 武志に病名を告げることを迷う喜美子 昭和59年1月。 医師の大崎から、武志の病気が命に関わるものであることを告げられた喜美子は悩んでいました。 武志にそのことを告げるべきかどうか迷っていたのです。 一方、たこ焼きパーティーをするために真奈を自室に呼んだ武志は体調が悪化。 武志は自分の体調不良の正体を知るために大崎のもとに足を運びます。 同じころ、喜美子は自分の口から武志に真実を告げる気持ちを固めました。 そして、意を決して武志が住んでいるアパートに足を運ぶと、武志に真実を告げました。 武志が病名を聞かされる 喜美子は武志にすべてを打ち明けました。 武志の病気は命に関わるほどのものであること。 しかし、武志を死なせはしない。 出来る限りの手は尽くすと。 武志は大きなショックを受けながらも気丈に振る舞っていました。 そして、陶芸で次の目標を見つけ、未来への希望を捨てようとはしませんでした。 そして一週間後には、武志は入院して治療に専念することになりました。 しかし、武志は自分の病気のことが他人に知られることをいやがりました。 ドナー検査 武志が応募した次世代展の結果が発表される日。 喜美子は家族を集めて食事会を開き、武志の病気のことを知らせるつもりでした。 しかし武志はそれを拒みました。 とりわけ、自分の病名が八郎に知られたくないと武志は望んでいました。 しかし喜美子は意を決して八郎にだけは武志の病気のことを打ち明けました。 入院中の武志が絵本に書いたメッセージを読んで、喜美子は武志の気持ちを察しました。 そして喜美子は、大崎に励まされる中、ドナー検査を受ける決意を固めるのでした。 Sponsored Link 予習レビュー 未来への希望でいっぱいだった武志くん 亜鉛結晶による陶芸というライフワークを見つけた武志くんはまた、この頃には窯業研究所の事務員・真奈ちゃんと付き合い始めているのでしょうか。 未来への希望でいっぱいの武志くん。 その一方で喜美子ちゃんは、武志くんの未来への不安で胸が押しつぶされそうです。 喜美子ちゃんはついに意を決して、武志くん本人に告げることにしました。 武志くんの病気が命にかかわるようなものであることを。 ついに武志くん本人も、自分自身の現実を知ることに。 このような状況におちいる直前に、喜美子ちゃんと八郎くんの関係が修復され、家族の再生がはじまっていたことは救いでした。 しかし、せっかく家族が再生への道を歩みはじめたというのに、家族の再生をもっとも願っていた武志くんが重い病気になるなんて。 人生は皮肉です。 骨髄バンクのフラグ? 喜美子ちゃんは今週の後半でドナー検査を受けるようです。 でもきっと、不適合との結果が出るような気がします。 あくまでも憶測ですが。 そして、これもまた憶測なのですが、喜美子ちゃんが不適合との結果を知らされ、そこから骨髄バンクの活動がスタートする。 そんな展開になるような気がしています。 今週を経て『スカーレット』は残り二週間しかありません。 最後の二週間で、武志くんの病気という『スカーレット』始まって以来の最大の危機は、どのように回収されるのでしょうか。 これまで淡々と進んできた物語が、クライマックスを目前にして急に流れが早くなってきました。 昔、お昼のメロドラマとか、胃がんとかも本人には告知はせず、家族だけが知っていて、みんな「胃潰瘍」で乗り切ろうとしていたのを思い出しました。 ドラマでは一人っ子でしたし、私も骨髄のために次の子を産むというのを海外であったと知ったとき、まだ学生でしたが、考え込んでしまいました。 若くて可能なら、母親としてその選択肢も窮地にあったら考えてしまうのもわかります。 でも、その後、救えたらその弟妹は可愛がられますが、そうでなければどうなるか、たとえ愛情があっても、よく自分が生まれるまえに、上の子を亡くした、同じ名前をつけられたとか聞くと、背負わすのはと思いますね。 朝ドラで身内が後半で病死はいくつかあるけれど、宮崎あおいのは、本人が亡くなりましたね。 丹善人様、「私の中の他人」早速調べてみます。 骨髄移植がらみとなると、まず思いつくのは「半落ち」ですね。 骨髄以外だと、かなり昔のドラマですが、「ラスト・ホープ」というメディカル・ドラマの主役だった相葉雅紀さん演ずる町の開業医さんは、高橋一生さん演ずるお兄さんのドナー・ベイビーだった、ではなかったかと。 「ひとつ屋根の下」では酒井法子が安達祐実演ずる異父妹から腎臓をもらうの、もらわないのと。 映画「優駿」もあったな。 昔のドラマは骨髄より腎臓のほうがポピュラーでした。 で、究極は何といっても「私を離さないで」。 映画とテレビは見ていませんが、カズオ・イシグロの原作を読みました。 あれは凄かったです。 病名を八郎さんにだけは告げる旨、安堵しました。 こういう時、家族の間で隠し事があったり、言葉は悪いですが、お互いを騙しあう状態は絶対良くないことです。 ですが、当時は「治らない病は告げてはならない」がお約束でした。 白血病について、この空気が変わったのは渡辺謙の発病が大きかった気がします。 カナダで映画「天と地」(なお、渡辺は降板)の撮影中に向こうで診断、治療が始まったんで、病状の説明とか、患者へのアプローチが日本とまったく違っていたからです。 当時の日本だと、医師も最初は「まずまず患者さんを言いくるめられそうなまことしやかな病名と病状」というフィクションを創作(?)する。 ところが同室の患者さんに「自分は白血病なんです」と自己紹介されて、「かわいそうだな」と思っていたら、翌日から自分も同じ薬を投与され、同じ副作用に苦しむ。 直ぐにばれるんですよ。 もしくは一向に快方に向かう気配がなく、医者を質問攻めにする。 この状況、医師も実は結構しんどいんです。 「だから、その痛むところに腫瘤があるんだよ!」とか、言ってはいけないが言わずにいられない悪態を、よくぶちまけられました。 (24週以降参照) やさぐれた気分がピークに達する真夜中の「悪態付きまくり大会」の電話があった日の翌朝は、マジで最悪の気分でした。 こうなると、もう武志君は死んでしまうしかないでしょうね。 むしろ、その方が本作のクオリティをアップさせると思いますし、特に女性には、かえって好印象になるのでは。 もともと朝ドラは「生老病死」を描くものなんでしょうけど、本作の場合、特にそれをつぶさに描くことで、視聴者に寄り添うものになっているように思えます。 多分武志君の死までは結構引っ張るでしょう。 「マッサン」の場合、エリーさんの死は最終回直前でしたが、本作ではもっと前?ともかく、それで「あの子は心の中にいるし、そばには八郎さんもいるし、他にも仲間たちがいる」と気づいて、ようやく立ち直って前を向いて進むことを決意、という感じの、いわば「明るすぎず暗すぎない」終わり方になるような気がしますが、いかがでしょう?(あんまりネタバレになりすぎるのは心苦しいのですが。 ) 誤解のないようお伝えしておきますが、「将来ドナーとなる子供をつくる」というのは、ほとんど無謀と言える行為です。 まず、生まれたお子さんのHLA(簡単に言うと白血球の血液型。 骨髄だけでなくあらゆる移植の成否はこれの適合にかかっている)がマッチしなくてはいけない。 兄弟姉妹でマッチする確率は25%。 HLAがマッチしていても、生まれたばかりの赤ちゃんが骨髄を提供できるわけがなく、提供可能な年齢に達するまで、患者であるお兄さん、お姉さんが何とか無事に生き延びなければならない。 出産するお母さんの身体的、精神的負担。 穴窯のための借金どころではない、もはや捨て鉢にならないと実行できない行為です。 ご両親の主張はただ一つでした。 「わずかでも希望があるなら親として、娘の命を救うためなら出来ることは何でもやる。 他に娘を助ける方法があるなら、教えてほしい。 」 そういえば「病名の告知」も家族の意向に任されていた時代でした。 だけど、病状が深刻であればあるほど、治療が進むにつれて、患者本人は否応なく知らされる。 というか、忖度を強いられる。 誰も打ち明けず、また患者本人が忖度できなければ、家族も医師たちも嘘をつき続けざるを得ない。 今では考えられないほど残酷な習慣でした。 当時の骨髄移植の成功例のほとんどは「ドナー検査で完全一致する兄弟姉妹が見つかった」でした。 一人っ子の武志君はこの点でも不利です。 喜美ちゃんは「夫婦ノートの通り、子供が二人だったら」と苦悩するかもしれません。 娘さんが白血病を発症し、理想的なドナーが見つからない。 そこで彼女のご両親はとても重大な決断をした、という実話があります。 それは、 「子供をもう一人もうける」でした。 ドナーを待ち望む関係者を取り巻く環境は、壮絶、凄絶なものでした。 (生まれたお子さんは検査で適合が確認されたと記憶しておりますが、その後移植ができたのか、移植がうまくいったのか、については確認しておりません。
次のもくじ• お正月を迎えました。 川原家には八郎をはじめ、武志、信作&百合子家族らが集まり、にぎやかに過ごしていました。 喜美子は、武志の病気について、本人にはもちろん、八郎にも話していませんでした。 知っているのは喜美子のみです…。 喜美子はいつもどおり明るく振る舞うものの、ふと一人になると、途端に一気に不安が押し寄せて来ます。 来春には窯業研究所を出る予定の武志は、その後陶芸家となる勉強を続けたいと言います。 先輩でもある喜美子と八郎は、それぞれ武志にアドバイスをしたりして過ごします。 武志は、工房に飾られていたフカ先生から届いた年賀はがきの絵に見入っていました…。 フカ先生の絵に惹かれるとは…。 ハチさんに似てるんですね 武志の体調はますます悪化 ある日、かわはら工房に住田がいました。 喜美子は今年一年の計画を検討し、武志のことも気になるため、今年は穴窯での作品作りは行わない事を告げます。 その話を、ちょうどやって来ていた照子が耳にしてしまいます。 一方、去年から続けている陶芸教室には陽子たちが集まっていました。 そんな中、自分の体調が悪くなっている事を気にした武志は、自ら家庭医学書を購入して調べます。 ある日、武志の家でたこ焼きパーティーを開こうとしたのですが、その準備中にまたしても身体に異変が生じます。 その日は真奈も来る予定だったのですが、武志はやむなく追い返してしまうことに…。 武志本人も、自分の身体の異変に不安を押し殺していたのですが、とうとう医師の大崎先生に相談しようと決意します。 闘う覚悟を決めた喜美子 ある日、武志の部屋にやって来た喜美子は、家庭医学書があるのを見つけてしまいます。 しかも、白血病のページに付箋が貼られてあり、武志が自身の病気について、白血病であることに気付いていることを知ってしまうのです。 喜美子は平静を装い、気丈に振る舞うのですが、と同時に、切ない気持ちがこみ上げてきます。 今後の人生を陶芸に懸けようとしている武志。 そんな愛おしい息子を前に、喜美子は母親として真摯に向き合う覚悟を固めるのです。 武志は喜美子が自分の病気を知っていることに気付いていました…。 武志に余命を聞かれた喜美子は、武志とともに、病魔と戦う気持ちがこみ上げてきます。 そして武志の入院が一週間後に迫ったある日。 病気のことを何も知らない八郎がやって来たのでした。 確かに、みんなからそういう目で見られるのは嫌ですよね… 困った喜美子は医師の大崎先生に電話し、相談します。 一方、窯業研究所では、武志は病気で検査入院をすることを掛井先生に報告します。 そんな武志を、掛井はいつものように励ましてくれるのでした…。 そして、食事会の時間がやって来ました。 しかし、そこに武志は姿を現さなかったのです…。 一体どこへ…。 武志の病名を知り、動揺する八郎 喜美子は集まったみんなに、武志の病名を明かします。 と同時に、ドナー検査のお願いをするのでした。 そして遅れてやって来た八郎にも武志が白血病だったことを告げると、八郎は強い衝撃を受け、動揺を隠せません…。 一方その頃。 武志は大輔や学たちと飲み会をやっていました。 自分の病気に自暴自棄になった武志は、いつになく酔っ払ってしまい、気がつけば真奈と二人きりに…。 一方、自棄になった武志は友人らとの飲み会で酔っ払い、残った真奈と二人きりに。 こうして、武志の入院生活が始まりました。 武志に付き添った喜美子は、そこでドナー検査を受けます。 果たして結果は…。 八郎も武志には内緒で同じ病院を訪れ、大崎先生と面会していました。 武志の容態が急変!? 入院生活を余儀なくされた武志を、喜美子は献身的に支えます。 八郎も、名古屋の会社を辞めて武志のそばで暮らしたいというのですが、喜美子はそれを止めます。 喜美子は八郎と居合わせた信作に対し、武志のある思いを伝えます。 そんな中、武志は大崎先生と相談し、まもなく退院して、通院治療に切り替えることにしました。 武志の病室には、照子の家族を始め、友人たちが続々と押しかけて武志を励ます。 しかし突然。 武志の容態が急変するのです…!! 朝ドラ・スカーレット【23週】の感想「なんとか助かって!」 朝ドラ・スカーレットの23週のネタバレ&あらすじはいかがだったでしょうか? いよいよラスト3週を残すのみとなりました。 武志は白血病で、余命数年という状況です。 喜美子は穴窯を中止し、武志と共に病魔と闘う決意をしましたね。 白血病を治すには、武志に合うドナーを見つけるしかありません。 私はその辺については全く知識が無いのですが、もうとにかく頑張って欲しいと祈る他ありません…。 ドナーが見つかるといいのですが…。 史実では息子さんは亡くなってしまうのですが、スカーレットではどう描かれるのでしょうか…。 出来れば武志くんの死は見たくない…。 どうしてもそう思ってしまいます。 残り3週でどう描かれるのか…。 スカーレットの脚本・演出に期待したいと思います。 以上で、NHKの朝ドラ『スカーレット』23週のネタバレ&あらすじと感想を終わります。
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