骨盤を矯正し、代謝をアップして痩せるという、骨盤矯正ダイエットが人気になっています。 矯正のためのグッズや、体操・ストレッチなども紹介されていて、実践している人もいると思います。 しかし、紹介される効果はほとんどが間違っていて、骨盤矯正の正しい効果はほとんど知られていません。 骨盤矯正の効果を勘違いして、ストレッチや体操を行っても、全く痩せずに終わってしまいます。 努力したのに体が変わらないことがないように、骨盤矯正の本当の効果と、誰でも痩せられる正しいダイエット方法を紹介します! この記事は、科学的な知見とトレーナーや医師への指導経験も持つ、Plez(プレズ)のコンサルタントが作成しました。 (ダイエットの結果には個人差があります) 目次• 骨盤矯正のダイエット効果 骨盤矯正は、ダイエットや美容・健康に色々な効果があると言われています。 一番よく言われるのが、「骨盤を矯正することで、血行が良くなって、代謝がアップする」というものです。 他にも、骨盤を矯正することで、脚・お尻周りに脂肪が付きにくくなったり、むくみが取れたりすると言われます。 しかし、下半身・全身問わず、 脂肪がついてしまうのは、骨盤の歪みが原因ではありません。 そして、脂肪を落とすのに効果的な方法も、骨盤矯正ではありません。 間違った方法を実践しても、体は期待通りには変わりません。 効果を勘違いして、努力がムダになってしまわないように、骨盤矯正の7つの誤解の真相を解明します。 誤解1:骨盤矯正で代謝がアップする 骨盤矯正でよく言われる効果が、「骨盤を矯正すると、血流が良くなって、代謝がアップする」というものです。 ダイエットの本質は、摂取カロリー<消費カロリーにすることです。 摂取カロリー<消費カロリーにすると、不足したエネルギーを体脂肪から使って、痩せていきます。 ダイエットでいう代謝とは消費カロリーのことなので、代謝が上がれば、ダイエットに効果があります。 ただ、問題は、 骨盤を矯正しても代謝は上がらないことです。 「骨盤矯正で代謝アップ!」というのは良く目にしますが、「具体的にいくらアップするか」というのは全く紹介されません。 骨盤矯正をしても、特に代謝が上がらないからです。 骨盤矯正と代謝アップ効果 人の体は、脳や心肺の活動・体温の生成・体を動かすなどで、カロリーを消費しています。 カロリーを消費するのは、それらの活動によって、エネルギーが必要になる時です。 逆に言うと、 必要がなければ、カロリーは消費されません。 仮に骨盤矯正で血行が良くなったとしても、活動が増えてエネルギーが必要にならなければ、代謝は上がらないのです。 代謝を上げる方法は1つ 代謝を上げる方法は、現実的には1つだけです。 それは、 体を動かすことです。 これ以外の方法で代謝を上げようとしても、ほとんどの場合、ムダな努力になってしまいます。 ショウガやとうがらしで代謝アップ、半身浴で体を温めて代謝アップ、水を飲んで老廃物を排出して代謝アップなど、全てありもしない効果です。 筋肉を付けて基礎代謝をアップというのもよく言われますが、筋肉をやっと1kgつけて、1日に10~30kcal程度しか上がりません。 根拠論文: 長期的に太りづらい体を作るには効果的ですが、これで痩せるというのは現実的ではありません。 同じように、 骨盤を矯正して代謝をアップというのも間違った情報なのです。 「骨盤を矯正して、足腰が絶好調になって、歩く距離が自然と増えた!」なんてことがない限り、ダイエットに効果はないのです。 血行が良くなったり、姿勢が良くなっても、ほとんど代謝は上がりません。 代謝を上げるには、運動などで体を動かす量を増やしましょう。 参考記事: 誤解2:脚が太くなるのは骨盤の歪みが原因 代謝以外にも、「骨盤が歪んでいると、血行が悪くなって、脂肪が付きやすくなる」と言われます。 そして、矯正によって痩せやすい体質になると言われます。 しかし、これも代謝アップと同様、過剰に謳ったありもしない効果です。 骨盤矯正と、脂肪のつきやすさは関係ありません。 脂肪が付くのは、摂取カロリー<消費カロリーになった時です。 個人差もほとんどなく、骨盤を矯正して変わるものではありません。 そして、誤解1で紹介したように、消費カロリーも上がりません。 つまり、骨盤は摂取カロリーにも消費カロリーにも影響しないので、ダイエットに関係ないのです。 また、 骨盤と、下半身の脂肪のつきやすさも関係ありません。 脂肪は、全身まんべんなく付いていきます。 ホルモンによって、男性はお腹周りと内臓に、女性はお尻とあり周りに脂肪が付きやすい傾向はあります。 このような性別差や個人差は多少ありますが、基本的には、脂肪は全身まんべんなく付き、まんべんなく落ちていきます。 上半身がガリガリで、お尻・脚だけ太っている人はいませんよね? 太るのは、摂取カロリー>消費カロリーになることが原因です。 そして、 摂取カロリー<消費カロリーにすると、体質に関係なく、誰でも痩せることが出来ます。 参考記事: 誤解3:産後に太るのは骨盤が原因 女性の場合、「産後は骨盤が開いて、脂肪が落ちづらくなる」と言われることがあります。 誤解1・2で紹介したように、脂肪が落ちない原因は骨盤にはなく、矯正してもダイエット効果はありません。 妊娠中は体脂肪が増える傾向にあるというだけで、骨盤とダイエットは関係ありません。 誤解4:骨盤矯正がむくみの解消・デトックスに効果的 骨盤を矯正すると、脚のむくみやデトックスに効果があるとも言われます。 脚、特にふくらはぎは、むくみやすい部位です。 むくみは、疾患でなければ、筋肉を長時間動かさないことによって、一時的に水分がたまっている状態です。 歩くなどで少し筋肉を動かせば、むくみはすぐに解消します。 そして、 毒素や老廃物をデトックスというのは、エセ科学です。 ダイエット・美容・健康でいう、老廃物や毒素を排出というものは、根拠がありません。 体脂肪が付く原因は、老廃物ではなく、摂取カロリー>消費カロリーになることです。 摂取カロリー<消費カロリーの状態を作れば、デトックスなど関係なく、痩せることが出来ます。 参考記事: 誤解5:ぽっこりお腹の解消に骨盤矯正が効果的 お腹がぽっこり出てしまうのは、骨盤の歪みが原因と言われることがあります。 お腹が出る原因はいろいろ紹介されますが、 9割方は、体脂肪が原因です。 特に男性の場合、内臓脂肪とお腹周りの皮下脂肪が付きやすい傾向があります。 そして、ほとんどの場合、お腹をひっこめるのに有効なのは、 ダイエットで体脂肪を落とすことです。 体脂肪以外だと、腹筋が内側からの圧力に負けたり、内臓が下がって、お腹がぽっこり出ることもあります。 これは、 お腹の筋力が弱いことが原因です。 解決のために有効なのは、 お腹の筋力を高めること、つまり、筋トレです。 骨盤矯正をしても、腹筋が強くなるわけではありません。 ぽっこりお腹を解決するには、ほとんどの場合はダイエットが効果的で、筋力が弱いことが原因であれば筋トレが効果的です。 参考記事: 誤解6:骨盤はダイエットのために矯正する 骨盤矯正ダイエットは色々な記事で紹介されていますが、これまでに解説したように、ダイエットに効果はありません。 骨盤矯正が必要なのは、腰痛が起きるなど、体に不調がある場合です。 ダイエットのために、骨盤矯正ベルトやタオル枕などの器具、ストレッチや体操などを取り入れる必要はありません。 太ってしまう原因は骨盤ではないので、原因に対応しない方法を実践しても、体は変わりません。 骨盤の矯正は、ダイエットではなく、体の不調がある場合に行いましょう。 その場合は、整体など、専門的な治療を受けることがオススメです。 誤解7:骨盤矯正は痩せるから紹介される ダイエットに効果がないのもかかわらず、ほぼすべての関連記事で、骨盤矯正はダイエットに効果的と言われています。 これには、2つ理由があります。 1つは、 記事を盛り上げるためです。 効果をきちんと調べることもなく、ポジティブな情報を詰め込んで、記事を盛り上げたり印象を良くすることが目的です。 その記事を読んだ時は、「こんなラクな方法で痩せるんだ!」と嬉しくなるかもしれません。 また、実践している最中は、やっている感があって楽しいかもしれません。 しかし、効果を期待して努力を続けても、結局は痩せずに終わってしまいます。 もう1つの理由は、 商品やサービスを売るためです。 矯正ベルトやバランスボール、骨盤を矯正して痩せると謳うストレッチ・ヨガなどのサービスを売るために、間違った情報が流されます。 骨盤矯正がダイエットに効果的と言われるのは、痩せるからではありません。 商業的な理由なのです。 Plez(プレズ)では、クライアントさんに骨盤矯正を推奨したことは1度もありませんし、骨盤を矯正しなくてもダイエットに成功されています。 骨盤矯正に限らず、ラクをして痩せたいという気持ちにつけ込んだ情報は、たくさんあります。 努力をせずに痩せようとすると、間違った方法や、何の効果もないサプリ・ダイエット食品などにダマされてしまいます。 痩せるためには、努力が必要です。 そして、 正しい方向に努力をすれば、最小限の努力で、体はどんどん変わっていきます。 毎日何時間も運動をしないといけない訳ではありません。 次に、確実にダイエットに成功できるように、正しい効果的なダイエット方法を紹介します。 骨盤矯正なしの効果的なダイエット方法 これまで紹介したように、痩せるために最も大事なことは、摂取カロリー<消費カロリーの状態を作ることです。 そのための方法は、2つです。 そして、効果的にダイエットをする方法は、 食事のカロリーを抑えることです。 食事のカロリーを抑えて、摂取カロリー<消費カロリーの状態を作れば、体脂肪はどんどん落ちて痩せていきます。 ダイエットで運動をしない? 誤解1で紹介したように、消費カロリーを上げるには、体を動かすことが必要です。 ただ、消費カロリーを増やすことが、ダイエットに必要という訳ではありません。 消費カロリーを上げなくても、日常生活でカロリーを消費しています。 そのため、食事のカロリーを抑えれば、摂取カロリー<消費カロリーの状態を作れます。 そして、 運動はかなり効果が低いので、食事の管理で痩せることが効果的です。 体重が50kgの人が体脂肪を1kg落とす場合、ランニングで150km、ウォーキングだと300kmぐらい必要になってしまいます。 これでは、努力をしてもなかなか体が変わらず、モチベーションも下がって、途中で止めてしまいます。 食事なら、もっと効率的にカロリーを抑えることが出来ます。 参考記事: 食事で痩せるのが効果的なダイエット Plez(プレズ)のダイエット方法では、運動ではなく、食事で脂肪を落とします。 それは、 運動でカロリーを消費するより、食事のカロリーを抑える方が、はるかに効率的だからです。 ウォーキング2時間分の消費カロリーと、カフェラテ1杯をコーヒーに変えるカロリーが、同じぐらいです。 食事のカロリーを抑えるには、時間も労力も必要ありません。 そして、食事をしっかり管理すれば、1週間~10日で体の変化が分かり、1ヶ月で周りの人に気づいてもらえるぐらい痩せられます。 正しい知識を持って、効果の高いダイエット方法を実践すれば、誰でも確実に痩せることが出来るのです。 参考記事: 骨盤矯正のダイエット効果まとめ いかがでしたでしょうか? 一般的に正しいと思われている情報が、実は完全に間違っているということが、ダイエットではよくあります。 正しい知識があれば、お金だけ減って体脂肪が減らない、ということもなくなります。 ダイエットで必要な努力は、骨盤を矯正することではありません。 食事を管理することです。 しっかり食事を管理すれば、体質に関係なく、誰でも痩せることが出来ます。
次の骨盤ベルトダイエットのやり方と口コミ! 近年、いくら食事制限をしても、運動を頑張ってもなかなか痩せられない原因の一つとして、 骨盤の歪みが挙げられることが多くなってきました。 特に出産経験のある女性は、骨盤が開いてしまいそこに脂肪がついているため代謝が悪くなったり、下半身が太くなりやすいという話、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 そのため、骨盤を元に戻したり、引き締めるエクササイズ方法がとても人気となっています。 その中でも、手軽に骨盤矯正ができるとして注目されているのが 骨盤ベルトです。 その骨盤ベルトを用いた骨盤ベルトダイエットは、毎日、家事、育児、仕事と忙しい女性にとって、つけているだけでダイエット効果が期待できると話題になっています。 でも、骨盤に巻いているだけで痩せられるとか・・本当なのでしょうか。 そこで今回は骨盤ベルトダイエットについて調べてみました。 骨盤ベルトダイエットの やり方や 効果、気になる 口コミなどをご紹介したいと思います。 骨盤ベルトって何? 骨盤ベルトとは、 妊娠や出産を始め、体重の急激な増加や、悪い姿勢などを続けたことで歪んでしまった骨盤の位置を、元の正しい位置へと戻すために装着するベルトのことを言います。 骨盤は男女ともにあり、肩甲骨とともに体を支える大きな基盤となったり、内臓を守る役割など、様々な働きをしているものですが、女性の場合生理がくるたびにこの骨盤が開いたり閉じたりすることから、男性に比べて骨盤に歪みが生じやすいと言われています。 骨盤に歪みがあると、そこに脂肪がつきやすくなるだけではなく、血行不良が起こって代謝が下がる、内臓の温度が下がって冷えやむくみが起こりやすくなるなど、肥満の原因になると言われています。 このため、骨盤の位置を正しくすることは、代謝を上げ、痩せやすい体を作るためにはとても重要であると言われています。 骨盤ベルトダイエットとは?金スマでも話題に! 骨盤ベルトダイエットとは、 歪んでしまったり開いてしまった骨盤を元に戻し、引き締めるダイエット方法になります。 いわゆる骨盤矯正と呼ばれるものですが、骨盤矯正にはエクササイズや体操などがあり、どれもそのために体を動かす必要がありました。 しかし、毎日、エクササイズに時間がとれる方であれば問題はないと言えますが、忙しく過ごしている場合はダイエットを行う時間の余裕がないということもありますよね。 そのような中で骨盤ベルトダイエットは文字通り、骨盤ベルトを装着するだけなのでどなたでも気軽に行えるという大きな利点があります。 骨盤ベルトダイエットの効果 骨盤ベルトによって骨盤の位置が矯正され、正しい位置になると、次のような効果が期待できると言われています。 骨盤ベルトダイエットのやり方 骨盤ベルトダイエットのやり方はとても簡単。 骨盤にベルトを巻いたら、後はいつも通り過ごせばよいだけです。 主婦の方なら掃除機を掛けたり、食器を洗ったりと、家事の最中にベルトを巻いておくことで、効率よく時間を使うことができます。 働いている女性の場合、骨盤ベルトを会社に巻いて出勤するのにちょっと躊躇があるかも知れませんが、帰宅後に数10分程度巻くだけでも効果がありますし、中には寝ている時に巻いてOKの骨盤ベルトもありますので、目的に会わせて選んでみるのがよいでしょう。 骨盤ベルトダイエットのポイントや注意点 骨盤ベルトは、ただやみくもに巻いても効果がありません。 しっかりと骨盤の位置を矯正するように正しい方法で巻く必要があります。 また、ダイエット効果を高めようときつく巻き過ぎてしまうと、思わぬ弊害が現れることも。 骨盤の中には内臓がおさまっているため、強すぎる力で絞め付けてしまうと、返って血流が悪くなってしまい冷えやむくみ、腹痛などを引き起こしてしまう可能性があります。 そのため、骨盤ベルトを使用する時は、使い方をよく読んで、正しい方法で使うようにして下さい。 骨盤ベルトダイエットの口コミ ・整体などで矯正してもらっても、その時だけ治った気がして、またすぐに元通りになってしまうことが常でした。 日頃の生活習慣が影響しているのだということはわかりますが、なかなか治すことができなかった時、骨盤ベルトを知り毎日付けていたらお腹は凹み、姿勢がよくなったのを感じます。 ・骨盤ベルトをつけたらエクササイズをしていたら、すぐにウエストが引き締まり、こぶしが入るほどゆるゆるに。 これは効果あると思います! ・正直、ベルトを巻くだけでダイエット効果はなんて・・と疑っていましたが、ウエストのサイズが5㎝もダウンしました。 ・産後に骨盤ベルトを巻いて過ごしていたら、妊娠する前よりもお尻が小さくなって太もものサイズがダウンしました。 ベルトで腰が固定されるため姿勢もよくなりました。 ・産後一年経っても戻らなかったぽっこりお腹が、骨盤ベルトで凹みました。 オマケに体重も5kg減。 本当に効果があると思います。 ダイエットにおすすめの骨盤ベルト 骨盤ベルトは様々なメーカーから数多く販売されているため、どれを選んでいいのか少し迷ってしまう場合も。 そのような時は、ぜひこちらを参考にして骨盤ベルトを選んでみて下さい。 骨盤ウォーカーベルト 日本助産師会とワコール人間科学件研究所の共同開発によって誕生した骨盤ベルトです。 妊娠中の腰の負担を減らすのはもちろんですが、出産後も骨盤の弛みをサポートし、長期間使える安心の骨盤ベルトとなっています。 参考URL: 骨盤ベルトダイエットは効果があるの?そのやり方とポイント!のまとめ 骨盤ベルトは正しい装着方法で使用すると、多くの方が何らかの効果を感じているようです。 体重が減らなかったとしても、お腹が凹む、姿勢がよくなる、肩こりが治ったなど、「やってみて損はない」と言う意見をとても多く見つけることができます。 ベルトを巻いて過ごすだけで、理想のスタイルが手に入るならぜひやってみたいと思った方が多いのではないでしょうか。 これまで様々なダイエットを行っても効果がなかったという方は、骨盤の歪みに目を向けて、骨盤ベルトダイエットにチャレンジしてみましょう。
次の産後や妊娠中に必需品の 骨盤ベルト。 骨盤リフォームグッズには骨盤ベルト・リフォームガードル・ウェストニッパー・サポーターなどがあります。 その中でも今回は、妊娠中~産後まで長く使えるとママたちに人気の骨盤ベルトを紹介します。 正しく効果的に使うための巻き方や固定させる位置も紹介しますのでぜひ参考にしてください。 骨盤ベルトはなぜ必要!? 妊娠すると「リラキシン」というホルモンの影響で、出産をスムーズにするために骨盤を支えているじん帯が緩みます。 出産すると広がった骨盤は自然と元に戻りますが、産後数ヶ月(1~3ヶ月程度)はこの「リラキシン」が影響しているため、骨盤がゆるんでいる状態が続き、悪い姿勢の影響を受けやすくなります。 足を組む、片足に重心をかける、いつも同じ側の肩に荷物を持つなどの行為は、骨盤のゆがみに影響してくるので気を付けましょう。 特に横座りや割り座をする女性が多いですが、これらの座り方は骨盤をゆがませ左右の脚の長さに差が出る原因となるので注意しましょう。 妊娠~出産によってゆがんだ骨盤をそのままにしておくと、代表的な症状として、腰痛、尿漏れ、下半身太り、反り腰や猫背などを引き起こす可能性があります。 さらに、骨盤のゆがみはその骨の周辺にある筋肉や神経、血管が圧迫され血流やリンパの流れが悪くなることで、冷え性、新陳代謝の低下、頭痛、婦人科疾患などの体の不調に繋がることがあります。 骨盤のゆがみによる様々なトラブルを招かないよう、骨盤ベルトでケアすることをおすすめします。 骨盤ベルトの効果とは?ダイエットにも有効? 母体の回復や、引き締まったボディラインを取り戻すのをサポートしてくれる「骨盤リフォームインナー」。 ゆるんだ骨盤を支え、腰を安定してくれます。 骨盤ケアは昼間はもちろん、睡眠時も骨盤ベルトでサポートするのがおすすめです。 また、骨盤ベルトには早産や逆子防止にも効果があると言われており、妊娠中から使用できるものが多いです。 さらに、骨盤ベルトの効果には産後の体形戻しやダイエットの側面もあります。 広がった骨盤を戻しゆがみを正すことで、おしり・太もも・腰回りの下半身を引き締めてくれます。 骨盤矯正には、消化や代謝をよくする効果もあるため、間接的にダイエットにも繋がります。 正しく骨盤矯正することで、妊娠前よりもメリハリのある体形に戻すことができるかもしれません。 骨盤ベルトはいつからいつまで使う? 骨盤ベルトっていつからいつまで使えば良いの?と疑問を持っているママも少なくないはず。 もちろん骨盤ベルトはいつでも使ってOKですが、実は骨盤ケアにはより効果的な時期があります。 出産と同時に赤ちゃんと羊水、胎盤などの分の約4kg前後の体重が減ると、その後ママの体は自然にゆっくりと元の状態に戻っていきます。 骨盤も赤ちゃんの通り道を作るために開いた状態から、産後1~3ヶ月ほどかけて元に戻ろうとするので、この時期を見逃さないようにしましょう。 産後すぐ~3ヶ月頃までのやわらかい時期に、骨盤が正しい位置に戻るのをサポートすると効果的です。 骨盤ベルトの使用はこの時期を目安にしてみてください。 加えて、1ヶ月健診を終えたら、様子をみながら骨盤体操や整体に行くなど、他の骨盤ケアも取り入れると効果的です。 骨盤ベルトを付ける位置は?骨の位置を把握しておこう 骨盤ベルトを使用するにあたり、ポイントになる「骨」があります。 その骨の位置をおさえておくと骨盤ベルトの装着位置がもっと分かりやすくなるので、ぜひ知っておきましょう。 恥骨結合 まずは恥骨結合を見つけます。 へそ上に指を置きそのまままっすぐ下におろしていきます。 股の上あたりにある硬い骨が恥骨結合になります。 大転子 大転子は、恥骨結合からそのまま横に移動させた所にある、出っ張った太ももの外側にある脚のつけ根にある骨がそうです。 足踏みをしたときに、丸い出っ張りが動くのが特徴です。 骨盤ベルトの巻き方ポイント 出産直後は足のつけ根を引き締めるのが決め手。 出産のために開いた骨盤を元に戻すカギを握るのが、「大転子」と「恥骨結合」を骨盤ベルトで環状に抑えるのがポイントです。 お腹に巻くというよりは、お尻に巻くというイメージです。 骨盤の上に巻いてしまうと、骨盤の開きを拡大してしまう可能性があるので注意してください。 骨盤ベルトは正しい巻き方をしないとまったく効果がないので、説明書をよく読んでから使用しましょう。 心配であれば、助産師や整骨院・整体院でプロに教えてもらうのがおすすめです。 骨盤ベルトの選び方 骨盤ベルトを選ぶ際に一番悩むのがサイズ。 サイズを選ぶ際は、妊娠している現時点でのヒップサイズをメジャーでしっかり測るのがポイントです。 ウェストではなく、あくまでも骨盤周りのサイズなので、普段着ている洋服のサイズと同じではありません。 普段の洋服サイズはSサイズでも、骨盤ベルトはLLサイズという人もいます。 骨盤矯正のために着圧力を高めようと、小さめを選ぶのはNGです。 迷ったときは大きめサイズにしておくことをおすすめします。 メジャーでサイズを測るときはなるべく素肌に近い、薄着の状態が正確に測れておすすめ。 また、骨盤ベルトのメーカーによって測り方が違う場合があるので、購入前に確認するようにしましょう。 産後おすすめの人気骨盤ベルト10選 産前&産後に使えるタイプや、産後から長く使えるタイプなど、人気の骨盤ベルトをご紹介します。 実際に使った先輩ママたちの口コミもあわせて、骨盤ベルト選びの参考にしてみてください! 1.ワコール 産前&産後骨盤ベルト 出典:www. rakuten. jp たくさんの出産に立ち会ってきた「(公社)日本助産師会」と多くのマタニティ女性の体形や感覚、生理的な変化を研究する「ワコール人間科学研究所」が手掛けたベルト。 産前~産後の体型の変化にあわせて骨盤まわりをサポートしてくれます。 ヒップをはさむY字構造で、つける位置が分かりやすくズレにくいと人気の商品。 凹凸の少ない仕様で肌あたりがやさしく、通気性の良いウレタン素材がムレにくく快適な付け心地に。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ つける位置が分かりやすく、ムレにくいです。 付けている時間が長いからこそ、肌あたりが優しいのがうれしい。 産婦人科ですすめられていた骨盤ベルトでした。 病院より安く購入でき、満足です。 2.犬印本舗 産前産後なが~く使えるマタニティベルト 出典:www. amazon. jp マタニティウェアの老舗ブランドである「犬印本舗」。 妊娠中の骨盤を安定させるために作られた骨盤ベルトです。 妊娠中は、骨盤を支えることによって恥骨痛や、おなかの重さによるバランスの変化に伴う腰痛を緩和。 犬印本舗ならではの特許「クロス構造」でサイズ調整も簡単です。 座ったときに脚の付け根にくい込みにくい「カーブ設計」が優しくフィットしてくれます。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ 着脱がしやすく、調整も自分次第で簡単に変えられところがいいです。 妊娠5ヶ月から使い始めましたが、マジックテープの幅が広くて調整がきくので、お腹が出てきても長期間使い続けることが出来ます。 骨盤がしっかり固定されるので、姿勢が良くなった気もします。 このまま産後も使用していきます! 妊娠後期の今は恥骨痛が始まり寝ても歩いても痛く、今はこのベルトが欠かせません。 トイレの際の着け外しが少し面倒ですが、使用したときの使い心地のよさが勝っています。 難点はベルト自体が厚めなので、ズボンを履くともたつきます。 3.トコちゃんベルト2 出典:www. amazon. jp 産前産後のケアはもちろん、老若男女問わず幅広い世代から支持をえている骨盤ベルト。 産院ですすめられることが多い商品で信頼も厚いです。 妊婦から広まり、雑誌などのメディアにも取り上げられた人気商品。 日々のゆがんだ骨盤を整えることで、体幹も鍛えられ、バランスの良い身体づくりをサポートしてくれます。 ダイエット目的としても人気です。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際につかった人の口コミ 骨盤をしっかり支えてくれて重宝しています。 身長169cm細身で妊娠5ヶ月ですが、Lサイズを購入して今使っています。 簡単に調整ができるので、臨月でも大丈夫そうです。 妊娠後期になり、骨盤が緩んできた感覚があり何をしても痛くて日々悶えていました。 そこで、産院ですすめられたこのトコちゃんベルト2を巻いてみると、腰の痛みを感じることが少なくなりました! 4.ピジョン 助産師推奨 骨盤ベルト 出典:www. amazon. jp 産後すぐから緩んだ骨盤対策に使用できる骨盤ベルト。 ダブルベルトでしっかり引き締めてくれます。 ズレにくいカーブ設計で、装着方法も、後ろから前に回して止めるだけと簡単。 腰部はメッシュ素材を採用。 細めのベルトなので骨盤をピンポイントで締められます。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ 産後の骨盤を引き締めるのに購入しました。 巻き方も簡単だし、ズレにくいので買って良かったと思います。 この骨盤ベルトは産院でつけていた簡易的なものと似ていて、シンプルで使いやすいです。 マジックテープで二重に止められるので微調整もできるで便利。 お手洗いに行くときも簡単に着脱できるのもとても楽です。 5.ATSUGI(アツギ) 骨盤メイク 骨盤ベルト付 ショーツ 出典:www. amazon. jp ショーツに骨盤ベルトが付いたデイリー使いにうれしい商品。 履くだけで下腹がをスッキリして、姿勢もシャキッとします。 フリーカット仕様で、アウターに響かないのがポイント。 花柄レース部分も華やかで1つは持っておきたいですね。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使用した人の口コミ 生地もしっかりしていて伸縮性もあるので履きやすいです。 産後の骨盤対策として購入しました。 お尻やモモの肉付きが良いので履けるか心配でしたが、伸びて透けず、厚めなので気に入っています。 レースも良く普段下着として1枚履きしています。 6.dacco(ダッコ) 産後用骨盤ベルト キュッとベルト 出典:www. amazon. jp 身体にフィットする素地が、産後の緩んだ骨盤をキュッと支えます。 ふち取りテープなどを極力使用せず、凹凸が少ないので使用感も心地よいのが特徴。 キュッと引っ張りワンタッチテープで止められるので、簡単に装着できます。 下腹部にあたる部分が一段低い形で、座ってもズレあがりにくい仕様です。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ 出産後は骨盤が緩くなっているので、締めてちゃんと体型をもどそうと思い購入しました。 強度があるもの、ズレにくさ、服を上から着ても着ぶくれしないものを基準に選びました。 私は下半身にボリュームあり、サイズがあるものだと選びにくかったので、フリーサイズは使いやすくて便利でした! 産後の骨盤矯正のために購入しました。 看護婦さんに筋力が落ちているので骨盤ベルトを早めに購入するよう進められて、様々な商品と悩んだ末フリーサイズということと、入院中の産婦人科のケア用品一式がdaccoだったでこれに決めました。 7.総レース 骨盤ベルト 出典:www. amazon. jp 上下の着圧ベルトで骨盤を正しくサポートしてくれます。 総レースの骨盤ベルトはランジェリー感覚で使え、レースならではの優しい肌触りでムレにくい使用感。 ラインがアウターにひびきにくいのも魅力です。 装着は調整可能な3列のカギホックで、体型の変化にも合わせられます。 太めのベルトだから安定感があり安心。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ 出産の後無理をしていたせいか腰痛、恥骨痛がひどく病院で骨盤をおさえるようベルトをすると良いと言われました。 ベルトがズレないように幅広タイプを探していて、こちらは後ろ側が2本に分かれているので幅が調整でき、ズレることなく使えています。 ヒップ90でML悩みましたが私はMで正解でした。 産後の腰痛と恥骨痛に悩まされ、普段使用できるように購入しました。 着用していて楽です。 着用していると痛みが幾分か楽に思います!お尻の大きい私でも、S~Mで大丈夫でした!毎日着用したいと思います。 8.ローズマダム 骨盤ベルト 出典:www. rakuten. jp 伸縮性の強いポリエステル素材で、優しい付け心地。 産後ボディのシェイプアップをサポートしてくれます。 ムレを予防してくれる通気口が快適性をアップ。 骨盤の位置に直に巻くことにより、ダイレクトに骨盤に働きかけます。 「装着時のズレが気になる」というママ達の声に応えてさらにベルトの幅や強度を改良。 赤ちゃんのお世話で動きまわる忙しいママもズレを気にせず使えます。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ 産後のリフォームに購入しました。 トコちゃんベルトの洗い替え用です。 骨盤をしっかり締めてサポートしてくれます。 位置も合わせやすく巻き方も簡単で助かっています。 使いやすく毎日愛用しています。 やはり太いタイプより細い帯タイプのほうが私には向いています。 出産のあと骨盤のゆがみから腰痛になりましたが、骨盤ベルトをしてからは痛みが和らいだと思います。 9.コナミスポーツクラブ 産前産後骨盤ベルト パワフルギアF 出典:www. amazon. jp 産前産後の開いた骨盤ケアに。 はがれを防ぐ面ファスナーや、ズレ防止加工、メッシュ生地を採用して付け心地の快適性をアップ。 滑車の原理でしっかり固定ができ、軽い力でギュっと締まって装着が簡単。 装着後の微調整もラクラクです。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ 妊娠初期ですが、腰痛がひどく悩まされていたので購入してみました。 ベルトを巻くことにより、骨盤を意識するので姿勢の改善にもなっている気がします。 圧迫感もなく、快適に家事がこなせます。 妊婦さんの腰と恥骨を支えてサポートしてくれるので、赤ちゃんの重みが軽く感じられます。 ベルトの巻き方も簡単で助かっています。 10.山田式 骨盤ストロングベルト 出典:www. amazon. jp 腰痛治療でおなじみの山田仁医師監修の骨盤ベルトです。 ストレッチ性に優れた弾性繊維を使用していて、補助ベルトが強力にサポートしてくれます。 メッシュタイプでムレにくい仕様。 口コミでは繰り返す腰の痛みに悩んでいる人からも高評価な骨盤ベルトです。 調整しやすく女性でもらくらく装着できます。 詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。 実際に使った人の口コミ 出産後の骨盤矯正に用に購入しました。 他のものと迷ったけれど、これにしてよかったです!ダブルベルトでより腰への締め付けがあり、最近ぎっくり腰をやってしまったのですが、これを付けていると楽!洋服の下に付けていると少しもたつくので、自宅みでの使用だけど着け外しがしやすく気に入っています。 以前産後に使用していた骨盤ベルトの使い心地が合わなかったので、今回はこちらを購入してみました。 洋服の中につけるには厚すぎますが、しっかり腰を固定できます。 伸縮性もあるので強く固定している割には座っても不快感がないです。
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