主に寒冷地に住む水鳥から採取される「ダウン 羽毛 」や「フェザー 羽根 」 布団の詰めものに使われる「ダウン」や「フェザー」といった素材は、主に寒冷地に住む水鳥から採取されます。 軸 芯 がなく、広げるとタンポポの綿毛のようにふわふわとしていることから 「ダウンボール」と呼ばれます。 ダウンならではの弾力や暖かさといった性質は、このダウンボールがたっぷりの空気を含むから。 水分の吸湿性・放湿性に優れている点も特長で、これらの性質が、軽く暖かで快適な羽毛布団を作り出します。 一般的にはダウンボールが大きい方が良質なダウンとされています。 軸がある分、 弾力性や復元性に優れ、形がくずれにくいのが特長。 フェザーには2種類あり、水鳥のおなかの部分に生えている小さな羽根 6. 5cm未満 を「スモールフェザー」、翼の部分のやや大きな羽根 6. 5cm以上 を「フェザー」と呼びます。 水鳥1羽から採れるダウンの量はフェザーに比べて少なく希少なため、 ダウンの混合率が高いほど羽毛布団は高価になります。 「羽毛布団」と「羽根布団」の違いについて 羽毛を採取する水鳥「グース がちょう 」と「ダック あひる 」 羽毛を採取する水鳥の種類は、主にグース がちょう とダック あひる の2種類。 体の大きさ=ダウンボールの大きさでいうと、 ダックよりもグースの方が体が大きく、ふわふわで大きなダウンボールが採れる傾向にあります。 同じダウンでも、一つひとつが大きい方が、より多く空気を含んで保温性にも優れる=軽くて暖かい布団を作ることができることから、ダックよりもグースの方がより上質、高品質な羽毛が採れると言われています。 グースダウンを使用した羽毛布団の方が、高価格になる傾向にあります。 そのため、比例してダウンボールのサイズも小さくなります。 ダックダウンの方が比較的安価になり、入手しやすい傾向に。 水鳥の産地は寒い場所が良いとされている? 羽毛としての品質は、寒冷地に生息する水鳥から採れるものの方が良質になると言われています。 気象条件がより厳しい地域にいる水鳥の方が、寒さから身を守る体温調節の性能が優れている=良いダウンを持っている、ということからです。 ダウンの生産地の有名どころではポーランド、ハンガリー、フランス、ドイツなどヨーロッパの寒い地域や、ロシア、カナダなど。 ただし、たとえ同じ国で生産された羽毛であっても、産地や飼育方法、また採取からダウンへの処理工程などで品質は異なります。 どこの産地であれば良い、とは一概に言い切れません。 近年ではファストファッションの流行もあり、中国、台湾など比較的安価で質も良いアジア産のダウンも増えています。 「マザーグース」と「マザーダック」 野生の鴨から生み出す「アイダーダックダウン」 北極圏に近いアイスランドなどに生息するアイダーダック。 最高級ダウンとしても名高い「アイダーダックダウン」を生み出す野生の鴨です。 この鳥は保護鳥なので、飼育して羽毛を採取することはありません。 ではどうやって羽毛を採るのか? アイダーダックは、母鳥が自分のダウンを巣に敷き詰めて卵やヒナを寒さから守る習性があります。 やがて卵がかえって巣が目的を終えた頃、 残った羽毛を人の手で丁寧に集め、精製されたものが「アイダーダックダウン」です。 アイダーダックの羽毛の特長は、ダウンどうしがよく絡みあうこと。 絡んだダウンの間にしっかりと空気層をつくるため、 とても高い保温性があります。 また、質が高いだけでなく、採取できる量も限られているため希少価値も相当なもの。 最高級品と呼ばれ「マザーグース」や「マザーダック」から比べてお値段がグッと高くなるのも納得です。 違いを知って、こだわりの羽毛布団を選ぼう.
次のこんにちは!半ざむ向ヶ丘遊園店の横山です。 そんな身近な羽毛掛け布団ですが、何であんなに軽くて暖かいのでしようか? その秘密は、ずばり 「ダウン」です! 「何を今更!(笑)」 と鼻で笑っているそこのあなた! ・・・・・って言ってみたかっただけです。 ごめんなさい。 ホントに。。 では!気を取り直して、「ダウン」について改めてご説明させて頂きます。 まず、水鳥の羽には 「ダウン」と 「フェザー」があります。 ダウンはタンポポの綿毛のような形をした羽毛で、「フェザー」はというと、皆さんが思い浮かべる、あの、ザ・羽根!的なやつです。 もちろん暖かいのは「ダウン」です。 フェザーはあまり暖かくはありません。 ダウン50%未満のものを「羽根ふとん」と言い、 ダウン50%以上のものを「羽毛ふとん」と言います。 つまり、基本的には羽毛ふとんにフェザーは使わないんです。 ですが、羽毛掛け布団の横に付いている品質表示を見てみると、「ダウン~%、フェザー~%」と表示されているかと思います。 「フェザー使ってんじゃん!」 「このウソつき!!」 なんて言葉も聞こえてきますが・・・ 実はこの「フェザー」は厳密にいうと「スモールフェザー」という、性質の異なる羽なのです! ドヤッ 2つのフェザーの違いを簡単に説明しますと 「フェザー」はカサ増しでわざと入れるもの 「スモールフェザー」はどうしても入ってしまうもの …です。 ただし、スモールフェザーにも暖かさはないので注意してください。 羽根ふとんにはフェザーを多く入れなくてはいけないので、重いですし、ダウンが全然入っていないので保温力も低いという訳です。 次回は掛け布団の選び方をご説明します! 最後にまとめると フェザーの羽毛掛け布団:保温性に劣り、重量は重め ダウンの羽毛掛け布団:保温性に優れ、重量は軽め ということになります。 フェザーとダウンの違いは、掛け布団選びの前段です。 前置きだけで大分長くなってしまいましたので今回はここまでという事で・・・ 次回はいよいよ 「羽毛掛けふとん」の選び方をご紹介します。 ただ闇雲に引き延ばしているんじゃないので、次回を楽しみにお待ち頂けたらと思います。
次の主に寒冷地に住む水鳥から採取される「ダウン 羽毛 」や「フェザー 羽根 」 布団の詰めものに使われる「ダウン」や「フェザー」といった素材は、主に寒冷地に住む水鳥から採取されます。 軸 芯 がなく、広げるとタンポポの綿毛のようにふわふわとしていることから 「ダウンボール」と呼ばれます。 ダウンならではの弾力や暖かさといった性質は、このダウンボールがたっぷりの空気を含むから。 水分の吸湿性・放湿性に優れている点も特長で、これらの性質が、軽く暖かで快適な羽毛布団を作り出します。 一般的にはダウンボールが大きい方が良質なダウンとされています。 軸がある分、 弾力性や復元性に優れ、形がくずれにくいのが特長。 フェザーには2種類あり、水鳥のおなかの部分に生えている小さな羽根 6. 5cm未満 を「スモールフェザー」、翼の部分のやや大きな羽根 6. 5cm以上 を「フェザー」と呼びます。 水鳥1羽から採れるダウンの量はフェザーに比べて少なく希少なため、 ダウンの混合率が高いほど羽毛布団は高価になります。 「羽毛布団」と「羽根布団」の違いについて 羽毛を採取する水鳥「グース がちょう 」と「ダック あひる 」 羽毛を採取する水鳥の種類は、主にグース がちょう とダック あひる の2種類。 体の大きさ=ダウンボールの大きさでいうと、 ダックよりもグースの方が体が大きく、ふわふわで大きなダウンボールが採れる傾向にあります。 同じダウンでも、一つひとつが大きい方が、より多く空気を含んで保温性にも優れる=軽くて暖かい布団を作ることができることから、ダックよりもグースの方がより上質、高品質な羽毛が採れると言われています。 グースダウンを使用した羽毛布団の方が、高価格になる傾向にあります。 そのため、比例してダウンボールのサイズも小さくなります。 ダックダウンの方が比較的安価になり、入手しやすい傾向に。 水鳥の産地は寒い場所が良いとされている? 羽毛としての品質は、寒冷地に生息する水鳥から採れるものの方が良質になると言われています。 気象条件がより厳しい地域にいる水鳥の方が、寒さから身を守る体温調節の性能が優れている=良いダウンを持っている、ということからです。 ダウンの生産地の有名どころではポーランド、ハンガリー、フランス、ドイツなどヨーロッパの寒い地域や、ロシア、カナダなど。 ただし、たとえ同じ国で生産された羽毛であっても、産地や飼育方法、また採取からダウンへの処理工程などで品質は異なります。 どこの産地であれば良い、とは一概に言い切れません。 近年ではファストファッションの流行もあり、中国、台湾など比較的安価で質も良いアジア産のダウンも増えています。 「マザーグース」と「マザーダック」 野生の鴨から生み出す「アイダーダックダウン」 北極圏に近いアイスランドなどに生息するアイダーダック。 最高級ダウンとしても名高い「アイダーダックダウン」を生み出す野生の鴨です。 この鳥は保護鳥なので、飼育して羽毛を採取することはありません。 ではどうやって羽毛を採るのか? アイダーダックは、母鳥が自分のダウンを巣に敷き詰めて卵やヒナを寒さから守る習性があります。 やがて卵がかえって巣が目的を終えた頃、 残った羽毛を人の手で丁寧に集め、精製されたものが「アイダーダックダウン」です。 アイダーダックの羽毛の特長は、ダウンどうしがよく絡みあうこと。 絡んだダウンの間にしっかりと空気層をつくるため、 とても高い保温性があります。 また、質が高いだけでなく、採取できる量も限られているため希少価値も相当なもの。 最高級品と呼ばれ「マザーグース」や「マザーダック」から比べてお値段がグッと高くなるのも納得です。 違いを知って、こだわりの羽毛布団を選ぼう.
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