虫刺されの腫れ方で大きい時や広がる時の原因は?翌日腫れる時も! 夏になって虫刺されの被害にあいやすくなるのは、露出部分が増えることもありますが、多くの虫が高温多湿の環境を好み、増殖しやすくなるからだと言われています。 そして、虫刺されと言うと蚊のイメージが強い方が多いと思いますが、実はダニやノミ、ブヨやアブなど様々な虫による虫刺されの可能性があるのはご存知でしょうか? その中でも、虫刺されの腫れ方が特に大きく、すごく膨らんで広がる場合には、ブヨによる虫刺されの可能性が高いそうです。 ブヨは、全長3mm前後の小さな虫でコバエのような姿をしているので、ハエと見間違える人が多いですが、ハエと違って集団で襲いかかってくることが多いようです。 そして、蚊と違って「咬みちぎる」という表現に近く、まず麻酔薬成分を先に注入するので、咬みつかれた瞬間も痛みを感じることがないそうです。 そして、ブヨは咬んだ際に皮膚の中にアレルゲン成分を含む酵素毒を残して去っていくのですが、即効性がないため、痛みや痒みの症状は時間が経ってから現れるそうです。 このように、虫刺されによるアレルギー反応は刺されてすぐに現れる「即時型」と、時間が経ってから現れる「遅延型」の2種類に分かれ、ブヨは後者に属します。 それから、症状が現れるのは早くて数時間後からで、遅い場合だと翌日になってからの場合もあるそうです。 また、ブヨに咬まれた痕の特徴は、小さな出血点が残り、血がにじんでいたり、内出血していることも多く、症状がひどい場合は、小さな斑点状だった腫れが2~3倍に膨れ、広がったり盛り上がることもあるそうです。 さらに、この腫れ具合の悪化とともに、体液がにじみ出して水ぶくれがたくさんできたり、頭痛や発熱などの症状が現れる方も多いそうなので、つらいですよね。 スポンサーリンク 虫刺されで大きく腫れた時や広がった時はどう対処すればいい? こうして、ブヨによる虫刺されで大きく腫れた時には、どう対処したら良いのでしょうか? まず、咬まれた直後に小さな出血点を確認した場合は、キレイに洗って清潔にした手の爪で傷口を挟んで、酵素毒を搾り出すと良いでしょう。 そして、清潔なタオルを良く濡らして、優しく丁寧に刺された部位を拭いてから、冷やすのではなく、温めると良いので、40度以上のシャワーをかけるか、外出先であれば温かい缶コーヒーなどを押し当てると、かゆみが引いていきます。 また、もしも咬まれてから数時間が経ち、既に腫れが生じている場合には、皮膚の中で酵素毒が蔓延しているため、ステロイド系の外用薬を塗るのが良いでしょう。 このとき、市販のステロイド系外用薬の中では、「ムヒアルファEX」が様々な虫に対応しており、痒み止めへの即効性があるのでオススメです。 【Amazon. jp アソシエイト】 (関連記事:) ちなみに、薬を塗ってもまた痒くなって手でかいてしまうと、とびひ状態になることがあるので、特に子供の場合は、薬を塗った上からバンドエイドを貼るか、ガーゼをかぶせてテープで固定し、保護すると良いでしょう。 こうして対処すると、ほとんどの場合は症状が和らいでいきますが、ブヨに複数箇所咬まれると生命の危機にかかわる事態へと発展することも多いです。 そのため、BBQやキャンプなどでひどい被害にあった場合には、自己治療で済ませずに、できるだけ早く医療機関を受診するようにしてください。 スポンサーリンク どの虫に刺されたのか分からない!症状で見分けよう! このように、虫の種類によっては危険な状態になることもあるので、怖いですよね。 そこで、簡単にですが虫の種類によって現れる症状や腫れ方について紹介するので、いざという時は見分けられるようにしておきましょう。 ・蚊 刺された直後から激しいかゆみがあり、赤く腫れて水ぶくれができることもある。 (関連記事:) ・イエダニ かゆみが強く、赤くてしこりのあるブツブツができて、数日から10日程度腫れが続く。 (関連記事:) ・ノミ 犬や猫などのペットを飼っている家庭に多く、大豆大からサクランボ大の水ぶくれができることがあり、激しい痒みに襲われる。 (関連記事:) ・毛虫、毒蛾 毒のある毛が刺さると、かゆみの強いじんましんのような腫れや、赤いブツブツができる。 また、毛虫に触れた直後に不用意にかくと、毒針毛がさらに刺さって体の他の部位にも広がることがある。 (関連記事:) (関連記事:) ・アブ 刺された時には激痛があり、その後強い痒みが現れてから、赤く腫れ上がって熱を持つ。 (関連記事:) ・ハネカクシ アリのような形をしていますが、潰して体液に触れるとピリピリし、線状に赤くなり、腫れ、小さな水ぶくれがたくさんできる。 (関連記事:) このように、山だけでなく家の庭やベランダでも遭遇することのある虫は複数種類存在し、どれも不用意に触れたり、かいたりすると、悪化することが多いようです。 そのため、虫を見つけた時や、覚えのない痒みや痛みが生じた時には、触れたりかき壊したりせずに、皮膚の症状を確かめてから、適切な対処をするようにしましょうね。 まとめ いかがでしたでしょうか? 今回は、虫刺されの腫れ方で大きい時や広がる時の対処法や、翌日腫れる時についても詳しくお伝えしました。 まず、虫刺されの腫れ方で大きい時や広がる時はブヨが原因で、咬んだ時にアレルゲン成分を含む酵素毒とともに麻酔薬成分を注入するため、アレルギー反応が現れるまで半日以上かかることもあるのでしたね。 こうした遅延型アレルギーに属するブヨは、咬まれた痕の特徴に、小さな出血点が現れ2~3倍に腫れて、広がったり膨れて、発熱や頭痛が出ることもあるのでした。 そのため、咬まれた直後に気づいた場合は爪で毒素を押しだし拭き取ってから温めると良く、腫れた痕に気づいたのなら、ステロイド外用薬を塗ると良いとのことでした。 ブヨを含めて、様々な虫による虫刺されがあり、不用意に触れたりかき壊すと悪化するため慎重に見分けるようにし、適切な処置を行っても悪化するようなら、早めに医療機関を受診するようにしましょう! スポンサーリンク カテゴリー•
次のContents• 虫刺されで腫れや痛みが! 暑い季節になると、 虫刺されに悩まされることがあります。 なかでも、「蚊」に刺されることは、 日常生活で比較的よくあることで、誰にでも経験があると思います。 同じ虫刺されでも、『 ブヨ』に刺された場合は、 蚊の場合と違って、 腫れや痛み・出血をともないます。 さらに厄介なのが、ブヨには「 毒」があるので、 病院で診療を受けるまでの、応急処置も大切になります。 しかし、 場合に応じた 「適切な対処」をしないと、逆効果になってしまったり、 場合によって、悪化する原因となってしまうことも考えられます。 では、 「どんな場合、どういった対処をすればよいのか!?」 それぞれの場合についての対処法を、 手順を追って、詳しく見ていきましょう! ブヨに刺された時の対処法! 「 ブヨに刺された時の対処法」を検索してみると、 患部を冷やして、応急処置する! という方法を、よく目にすると思います。 しかし、それとは逆に、 温める必要がある!という対処も目にします。 どういうこと... !? どちらの対処をするべきなのかは、 状況や症状によって、違ってくるからです。 虫に刺された時、いつ気がついたのか!?• 刺された瞬間すぐに気づく• 刺されてから時間が経って気づく この2つの状況で、どちらなのか! ですので、今の状況が 「 ブヨに刺された直後」なのか、 「 刺されてある程度時間の経っている」のかでは、 対処法が違ってくるのです。 それでは、 この「 温める」場合と「 冷やす」場合、 それぞれ、さらに詳しい対処の方法をみていきましょう。 ブヨに刺された直後の対処法 ブヨに刺された場合、 皮膚を噛みちぎるので、チクッと痛みを感じる場合があり、 噛まれた瞬間に、気づく時があります。 つまり、 噛まれた傷跡があり出血しているが、かゆみは無い! 「ポイズンリムーバー」は、 登山やキャンプなど、アウトドアでは必需品のアイテムで、 いろいろなメーカーから、商品が販売されています。 ところが、アウトドアに精通した方や、 過去に刺されて、苦い経験をした方などを除けば、 むしろ、 持っていない場合が大半だと思います。 ですので、この様なアイテムがない場合は、 指や爪で「ギュッ!」と摘んで、毒を出す必要があります。 この時、 「 血液中の毒素も一緒に出す」ことが目的ですので、 血がでるほど、かなり強く摘んでも大丈夫です。 こうすることによって、 大きな腫れやかゆみ、感染などの症状が軽減されます。 間違っても、 「口から直接吸う」行為はしないで下さい。 もし、口の中に傷などある場合、感染を引き起こす恐れがあります。 刺された場所を「温める」! ブヨの唾液に含まれているタンパク質は、 上述の様に、 約43~45度以上の熱で毒素成分が分解します。 ですので、火傷しない程度の熱湯や、 シャワーをかけ続けることで、かゆみが治まり、 さらに、数日続けることで腫れも引き、完治していきます。 ブヨに刺さた場合、毒素が違うため、 蚊に刺された時の「薬」は効きません! 毒性が強く長引く恐れもありますので、 応急処置を済ませたら、早めに皮膚科に行き、 病院で処方してもらった、適切な「薬」を使用してください。 また、かゆみが出てきたら、 「冷やして薬を塗る!」を、こまめに繰り返してください。 虫刺され(ブヨに刺された場合)の対処法「まとめ」 どうでしたか? ブヨに刺されてしまったら、どうすればいいのか!•
次のブヨってどんな虫?刺されたときの特徴は? ブヨという虫の特徴は、• コバエに似たかたちの3ミリ~5ミリほどの小さい虫で、毒をもっている。 渓流や草むら、キャンプ場などの自然の多い場所に生息している。 気温の高い日中よりも、朝晩の比較的涼しい時間帯に活動的になる。 などが挙げられます。 ブヨに刺された時は、チクッと痛みを感じることもありますが、それほどの痛みではなく気付かない人も多いんです。 しかし 刺されて数時間~半日すると、激しいかゆみと痛みを感じ始めます。 そして次第に刺された口だけでなく、その周辺まで 広範囲に赤みと腫れが出現します。 これほど酷く症状がでる理由は、ブヨは蚊の唾液腺物質よりも強い毒素を持っており、この唾液腺物質によるアレルギー症状が起こるためです。 アレルギー症状なので症状の現れ方は人それぞれですが、きつい人だと水ぶくれになることもあります。 ブヨに刺されたときの正しい対処法 ブヨに刺されたと気づいたときは、まず応急処置を行いましょう。 これをするかしないかで、そのあとの症状が随分変わります。 ブヨの毒は熱に弱い性質なので、温めることで毒をある程度分解することができます。 傷口が広いのでそこから化膿したり、とびひになることがあるためです。 一般的な痒み止めなどの薬では効果がないので注意しましょう。 知らないうちにブヨに刺され、気付いたときにはパンパンに腫れていたというときは、すでに数時間たってしまっていることになります。 その場合は、炎症もすすんで熱を持っていることが多いので、温めるのではく冷やすようにしましょう。 ブヨに刺されたとき、市販薬は効くの? ブヨには抗ヒスタミン成分配合のステロイド系の塗り薬が効くとされています。 ドラッグストアで市販されている一般的な痒み止めは、炎症のきついうちはほとんど効果がありません。 病院で処方される場合は、ステロイド系の外用薬を出されます。 ドラッグストアで扱われていることもありますが、病院で処方されるものより効果が弱い場合が多いです。 また、自分でどれを選べばいいかわからないという時は、迷わず病院を受診しましょう。 まとめ ブヨに刺された時はその場でできる限りの応急処置をすることで、その後の悪化を防ぐことができます。 ただの虫刺されだと思って放置することは決しておすすめできません。 傷口部分が化膿してしまったり、とびひになると完治にとても時間がかかります。 そしてもう一つ大切なのは、夏のレジャーに出掛けるときには 虫に刺されないようにしっかりと対策をしておくということです。
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