いい 子 に 育てる と 犯罪 者 に なり ます。 岡本茂樹 『いい子に育てると犯罪者になります』

『反省』させると犯罪者になりますよ(その2)

いい 子 に 育てる と 犯罪 者 に なり ます

私は今これを書いてる時点で妊娠中期です。 自分の子供の幸せを願わない親はほとんどいないと思います(虐待する親は論外です)。 もちろん私も自分の子供の幸せを1番に考えますし、これからどんな子に育ってほしいか?をよく考えます。 特に私はいわゆる アダルトチルドレンなので、 自分が味わってきた数々の生きづらさ・孤独感・無力感を自分の子供には感じて欲しくない想いが強いです。 絶対に連鎖させたくない! 今まで児童心理学の本などを読んできましたが、故・岡本茂樹先生著の『いい子に育てると犯罪者になります』は、絶対に読んでおいたほうがいいと思うほどバイブル的な一冊だと感じました。 これから子育てが始まるプレママ・プレパパには、子供が幸せを感じられる子になるように絶対読んでほしいです。 スポンサーリンク もくじ• いい子だったらいいんじゃないの? いい子に育てば何も問題ないんじゃないの?犯罪者になるわけないじゃん? と、タイトルを見てそう思う方もいるでしょう。 でも、岡本先生のおっしゃる 「いい子」とは 「親にとって都合のいい子」であって、天真爛漫に子供らしくワガママを言ったり甘えたりする「いい子」ではありません。 親の顔色を伺って、親の期待に応えようと必至で、自分の欲求は抑え込んで、精神的・肉体的な虐待があっても耐えて・・・そんな 「いい子」のことをこの本では言っています。 私も母親がヒステリーで、自分の欲求を素直に言葉にすれば 100倍のヒステリーで返される環境だったので、自分のしたいこと・して欲しいことは 言ってはいけないこととなっていました。 そうやって自分の欲を抑え込んでいたら、いつしか自分のしたいことや気持ちがわからなくなってしまい、人にも心を開くことができず、孤独感にさいなまれながら 「何で私、生きてなきゃいけないんだろう・・・?」とぐるぐる考えるようになりました。 岡本先生はこういった 「いい子」は、まわりの人に危害を加える外に向くか、自分自身を傷つける内に向くか、いずれにしても、やがて耐え切れなくなり爆発するとおっしゃっています。 爆発が外に向いてしまった 「いい子」が犯罪に向かってしまうんですね。 犯罪とまで至らなくても、まわりの人に危害を加えてしまう可能性が高いです。 私は内に向かいました。 幸い、自傷までは行きませんでしたが、自分のことを酷い言葉で攻撃して自分イジメをし、自尊心をボロボロにしていました。 「死にたい・・・」ともずっと思っていました。 (でも自傷・自殺に至らなかったのはきっと半分祖母に育てられたおかげでしょう。 ) どの家庭にも多かれ少なかれ親子関係のいざこざはあると思いますが、犯罪を起こしてしまった人はやはり幼少期にそういった「いい子」であったことがほとんどだそうです。 きっと、自殺してしまう子や子供を虐待してしまう親も、自分の親に「いい子」を強いられて、自分の気持ちを押し殺してきたのではないでしょうか。 そういった子にもこの本は読んでほしいと思いました。 あなたは悪くないんだよ、って。 幼少期の子育てで知っておきたいこと じゃあ、どうすればそんな「いい子」に育てないようにできるのか?って思いますよね。 それは、この本の第5章、第6章に書いてあります。 詳しくは実際に本を読んで欲しいですが、まずはやっぱり自分自身が幼少期に何があって、どんなことが辛かったのか向き合う必要があるということです。 色々な心理学の本を読んだりワークショップに参加してきてもそうだったのですが、やっぱりこれをしておかないと負の連鎖は断ち切ることができません。 親からされてきたことを無意識でやってしまうから。 「私もきっと無意識で子供心を傷つけてしまうだろう」と自覚があったので、ひたすら自分に向き合って、以前よりはだいぶマシになりました。 まだ不安なところはありますが・・・。 でも、自覚しているからこそやってしまっても後でフォローできるだろうし、改善もしていけると思ってます。 第5章で自分に向き合うこと、第6章で幼少期の子育てについて書かれているので、ここを読むだけでもとても勉強になりますよ! 子供を犯罪者にしないために、虐待する親にならないためにも是非一読を。

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aws-cid.boxhill.edu.au:カスタマーレビュー: いい子に育てると犯罪者になります (新潮新書)

いい 子 に 育てる と 犯罪 者 に なり ます

私は今これを書いてる時点で妊娠中期です。 自分の子供の幸せを願わない親はほとんどいないと思います(虐待する親は論外です)。 もちろん私も自分の子供の幸せを1番に考えますし、これからどんな子に育ってほしいか?をよく考えます。 特に私はいわゆる アダルトチルドレンなので、 自分が味わってきた数々の生きづらさ・孤独感・無力感を自分の子供には感じて欲しくない想いが強いです。 絶対に連鎖させたくない! 今まで児童心理学の本などを読んできましたが、故・岡本茂樹先生著の『いい子に育てると犯罪者になります』は、絶対に読んでおいたほうがいいと思うほどバイブル的な一冊だと感じました。 これから子育てが始まるプレママ・プレパパには、子供が幸せを感じられる子になるように絶対読んでほしいです。 スポンサーリンク もくじ• いい子だったらいいんじゃないの? いい子に育てば何も問題ないんじゃないの?犯罪者になるわけないじゃん? と、タイトルを見てそう思う方もいるでしょう。 でも、岡本先生のおっしゃる 「いい子」とは 「親にとって都合のいい子」であって、天真爛漫に子供らしくワガママを言ったり甘えたりする「いい子」ではありません。 親の顔色を伺って、親の期待に応えようと必至で、自分の欲求は抑え込んで、精神的・肉体的な虐待があっても耐えて・・・そんな 「いい子」のことをこの本では言っています。 私も母親がヒステリーで、自分の欲求を素直に言葉にすれば 100倍のヒステリーで返される環境だったので、自分のしたいこと・して欲しいことは 言ってはいけないこととなっていました。 そうやって自分の欲を抑え込んでいたら、いつしか自分のしたいことや気持ちがわからなくなってしまい、人にも心を開くことができず、孤独感にさいなまれながら 「何で私、生きてなきゃいけないんだろう・・・?」とぐるぐる考えるようになりました。 岡本先生はこういった 「いい子」は、まわりの人に危害を加える外に向くか、自分自身を傷つける内に向くか、いずれにしても、やがて耐え切れなくなり爆発するとおっしゃっています。 爆発が外に向いてしまった 「いい子」が犯罪に向かってしまうんですね。 犯罪とまで至らなくても、まわりの人に危害を加えてしまう可能性が高いです。 私は内に向かいました。 幸い、自傷までは行きませんでしたが、自分のことを酷い言葉で攻撃して自分イジメをし、自尊心をボロボロにしていました。 「死にたい・・・」ともずっと思っていました。 (でも自傷・自殺に至らなかったのはきっと半分祖母に育てられたおかげでしょう。 ) どの家庭にも多かれ少なかれ親子関係のいざこざはあると思いますが、犯罪を起こしてしまった人はやはり幼少期にそういった「いい子」であったことがほとんどだそうです。 きっと、自殺してしまう子や子供を虐待してしまう親も、自分の親に「いい子」を強いられて、自分の気持ちを押し殺してきたのではないでしょうか。 そういった子にもこの本は読んでほしいと思いました。 あなたは悪くないんだよ、って。 幼少期の子育てで知っておきたいこと じゃあ、どうすればそんな「いい子」に育てないようにできるのか?って思いますよね。 それは、この本の第5章、第6章に書いてあります。 詳しくは実際に本を読んで欲しいですが、まずはやっぱり自分自身が幼少期に何があって、どんなことが辛かったのか向き合う必要があるということです。 色々な心理学の本を読んだりワークショップに参加してきてもそうだったのですが、やっぱりこれをしておかないと負の連鎖は断ち切ることができません。 親からされてきたことを無意識でやってしまうから。 「私もきっと無意識で子供心を傷つけてしまうだろう」と自覚があったので、ひたすら自分に向き合って、以前よりはだいぶマシになりました。 まだ不安なところはありますが・・・。 でも、自覚しているからこそやってしまっても後でフォローできるだろうし、改善もしていけると思ってます。 第5章で自分に向き合うこと、第6章で幼少期の子育てについて書かれているので、ここを読むだけでもとても勉強になりますよ! 子供を犯罪者にしないために、虐待する親にならないためにも是非一読を。

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岡本茂樹 『いい子に育てると犯罪者になります』

いい 子 に 育てる と 犯罪 者 に なり ます

【内容情報】(出版社より) 「明るさ」と「素直さ」の背後にあるものを見よ。 「いい子」は危ない。 自分の感情を表に出さず、親の期待する役割を演じ続け、無理を重ねているからだーー。 矯正教育の知見で「子育ての常識」をひっくり返す。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 意外なことに、刑務所への出入りを繰り返す累犯受刑者には「いい子」だった者が多い。 自分の感情を素直に出さず、幼少期から無理を重ね、親の期待する役割を演じることに耐えられなくなった時、積もり積もった否定的感情が「犯罪」という形で爆発するのだ。 健全な子育ては、「いい子」を強いるのではなく「ありのままの姿」を認めることから始まるー。 矯正教育の知見で「子育ての常識」をひっくり返す。 【目次】(「BOOK」データベースより) 第1章 明るく笑う「いい子」がなぜ罪を犯すのか/第2章 少年院に入ると、さらに悪くなる/第3章 受刑者の心の奥底にある幼少期の問題/第4章 「つらい過去」に蓋をしてはいけない/第5章 子どもの前に、親が自分自身を受け入れる/第6章 幼少期の子育てで知っておきたいこと 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 岡本茂樹(オカモトシゲキ) 1958(昭和33)年兵庫県生まれ。 元立命館大学産業社会学部教授。 臨床教育学博士。 大学での研究・教育活動の傍ら、刑務所での受刑者の更生支援にも携わる。 2015年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです).

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