年賀状を元日に確実に配達してもらえる期間 例年、年賀状が引受開始されるのは12月15日です。 「年賀状を元日に配達してもらいたい」という場合には、12月15日から25日の間に出す必要があります。 12月25日までに投函した年賀状は元日に配達されますが、地域によって集荷の時間は異なるため、必ず最終の集荷時刻に間に合うようにしましょう。 12月26日以降に投函した年賀状は元日に間に合わない可能性が出てきますので、なるべく早めに準備を進めるようにしたいものです。 また、受付期間が始まる前に投函してしまうと一般の郵便物と同様に扱われてしまうため、早ければ投函した翌日には相手に届いてしまいます。 必ず、12月15日以降に投函するようにしてください。 喪中のときの対処法 近親者に不幸があった際には、「喪中はがき」を出すことになります。 喪中はがきは年賀欠礼状とも呼ばれ、喪中のために年賀状を控えることをお知らせする挨拶状です。 二親等以内が亡くなった場合は喪中と考えるのが一般的で、年賀状を書き始める前の時期である11月から12月初旬までに送るのがマナーとされています。 一方で年内に急な不幸があり、喪中はがきを出す時期に間に合わなかった、あるいは忙しくて12月初旬までに送りそびれてしまったという方は、年明けの松の内を過ぎた1月8日以降に、寒中見舞いを出してお知らせするようにしましょう。 喪に服す期間は、亡くなってから約1年間(13カ月の場合もあります)です。 亡くなった日がその年の前半でも後半でも、翌年の年始は喪中に当たるため、喪中はがきを送るのが礼儀です。 年賀状の準備の流れ 続いて、「年賀状を出すまでの大まかな流れ」について、順を追って説明していきます。 文章の基本的な組み立て方 年賀状に書く文章は、主に「賀詞・挨拶」「前文」「本文」「結びの言葉」の4つの要素で構成されます。 「賀詞・挨拶」は、冒頭に書くお祝いの言葉で「謹賀新年」「恭賀新年」「賀正」「寿」といった例が代表的です。 「賀正」「寿」といった語は略語に当たり、上司や先輩など目上の方に対して使うことは好ましくないため、「謹賀新年」のような4文字以上の語を使用するのが好ましいとされています。 続いて、前文では「旧年中は大変お世話になりました」といった感謝やお礼などを記した上で、本文では近況や今年の抱負などに触れます。 結びの言葉は「ご自愛ください」「ご活躍を祈念します」など、相手の健康や幸せを祈り、締めくくりましょう。 「今年もよろしくお願いいたします」といった文も、結びにはよく用いられます。 言葉の使い方のルール 年賀状の文面において、ありがちな間違いや、避けた方が良い言葉があるのをご存知でしょうか? まずは「元旦」という言葉について。 元旦は、「1月1日の朝」を指すため、「1月1日 元旦」といった表記は誤りです。 また、「新年あけましておめでとうございます」は、「新年」と「あけまして」が重複した意味になるため、間違いです。 「あけましておめでとうございます」もしくは、「新年おめでとうございます」といった正しい表現を使うようにしましょう。 重ね言葉だけでなく、忌み語についても押さえておいた方が良いでしょう。 年賀状は新年を祝うことが目的です。 「失」「去」「絶」「死」「別」といった語は縁起が悪いため、避けるようにしてください。 「去年」ではなく、「旧年」と書くようにしましょう。 宛名の書き方 最後に、意外と知られていない「宛名の書き方」について、覚えておきたい知識をご説明します。 宛名について詳しく述べる前に、年賀はがきの表裏について確認しておきましょう。 本記事をご覧のみなさんは、年賀はがきのどちらが表でどちらが裏なのか、ご存知でしょうか? 年賀状に限らず、はがきは宛名を書く面が表、文章やイラストを載せる面が裏になります。 さて、いざ表面に宛名を書こうとする時に迷ってしまうのは、縦書きと横書きのどちらが良いのかということ。 日本語は本来、縦書きが正式なため、目上の方や親類、取引先への年賀状は表面と裏面、いずれも縦書きの方がよりフォーマルで正しい書き方になります。 縦書きの場合、数字は算用数字ではなく、漢数字が一般的であることも注意点です。 親しい間柄の相手に出す年賀状は、横書きでも問題ありません。 相手の宛名には、必ず敬称を付けるようにしましょう。 個人には「様」、会社名や部署名には「御中」を用います。 役職名を記載する場合には、様を付ける必要はありません。 「〇〇〇 社長様」「〇〇〇 本部長様」は間違いになりますので、気を付けてください。 仕事に関連した相手や、目上の方に送る年賀状の場合、都道府県を省いたり、「株式会社」を「(株)」と略して書いたりすることは避けた方が良いでしょう。 裏面に自分の住所と氏名を記載する場合は、表面に書く必要はありません。 年賀状を送る上ではいろいろなルールがあります。 こうした決まりの数々は、全て私たち日本人が長い歴史の中で培ってきた、相手に対する「気遣い」が元になっています。 この書き方でOKかな?と迷った時には、本記事を参考にしつつ、あなたがその年賀状を貰ったらどう思うかを感じてみてください。
次の理想は元日、できれば三が日のうちに届くように出したいですね。 なお、寒中見舞いには年賀はがきは使えません。 郵便局での年賀はがきの受付は12月15日から。 12月14日より前に差し出された年賀はがきは、通常の配達日数で年内に届いてしまいます。 また、一般はがきや私製はがきを年賀状として使うときも「年賀」の朱書きを入れるのを忘れると年内に届いてしまうので注意が必要です。 ・年賀状を元日に配達してもらうには? 郵便局では、2019年12月25日(水)までに差し出された年賀はがきは元日に届けてくれます。 また、26日以降28日までに差し出された年賀はがきもできるだけ元日に届けるよう取り組んでくれます。 ただ、この時期の郵便局はとても忙しいので、確実に元日に届けるには25日までに出しておくと安心です。 なお、ポストに投函する際は、通常の郵便物の投入口ではなく、年賀はがき専用投入口に投函を。 万が一投入口を間違えても、郵便局でも仕分けの際に普通の郵便物の中に年賀状が混入していないかチェックしてくれていますが、より早く確実に届けてもらえるよう、確認してから投函するようにしたいですね。 ・元旦に届けるための年賀状準備スケジュール 年末は何かとあわただしいので早めの準備がポイント。 住所録の整理などは11月中を目安に済ませ、年賀状印刷は12月上旬までに注文すると、時間の余裕もあり、印刷では早期注文割引を受けられることもあってお得。 その後、手書きのメッセージを添えるなどして、12月25日までに郵便局へ持っていくか、ポストへ投函します。 手書きのメッセージに使ってはいけない言葉 印刷された年賀はがきでも、必ず手書きで一言添えるのがよいと思います。 上記の【例文1】のような紋切型はなんとなく形式的な印象もありますが、手書きで一言添えると印象は大きく変わります。 最近はあらかじめ挨拶文が印刷されたデザインの年賀はがきも多いので、手書きのメッセージを添える際は、印刷されている文章と意味が重複しないよう注意。 「本年も何卒よろしくお願いいたします」と印刷されているのに、「今年もよろしく!」と書き添えても、あまり意味がありませんね。 年賀状は家族で回し見ることも多いので、添えるメッセージは内容には配慮し、新年らしい楽しく明るい話題が適しています。 お互いのことをよく知っている仲でも、「相変わらず景気は厳しいですが…」「昨年は体調を崩しまして…」など暗い話題は避け、新年にふさわしい華やかな文章を送りたいですね。 なお、年賀状には使わないほうがよい言葉や表現には以下のものがあります。
次のSponsored Link 年賀状はいつまで出せる?返信はいつまでに出すのが正解? 年賀状はいつまで出せるかと言うと、結論は、 いつまででも出せるが正解です。 ポストに入れるだけですから、出すだけであればいつまででも出せますよね。 では、送っていない人から年賀状が届いたときはどうでしょう。 返信はいつまでに出すのが、失礼にあたらないのでしょうか。 年賀状を出していない人に返信する場合は、いつまでに出すのが失礼にならないか、紹介していきます。 年賀状を送っていない人から届いた場合は、もちろん即座に返信するのがいいと思いますが、なかなかすぐに返信できない場合もあると思います。 その場合、結論を言うと、 年賀状の返信は1月7日までであれば問題ありません。 1月7日つまりは、松の内までであれば、失礼にはあたりません。 1月7日に届くように、返信を心がけましょう。 ちなみに、年賀状の基本ですが、年賀状を元日に確実に届けたい場合は、12月15日から25日までの間に郵便ポストに投函をしましょう。 そうすれば、宛名間違いや郵便局員の誤配がない限り、元旦には届きます。 また、12月25日を過ぎてしまった場合は、12月28日までに郵便ポストに投函すれば、もしかしたら、元旦に間に合うかもしれません。 もちろん間に合わない場合もあるので、できる限り25日までに送るのがいいですね。 最近では、若い年代を中心に、お互いメールやLINEで済ます人も多いようですが、年賀状を頂いたら、メールではなくハガキで返信するのがマナーです。 もしも年賀はがきがない場合や、近くのコンビニや郵便局でも売っていない場合は、通常のハガキでも問題はありません。 その場合は、赤字で「年賀」と、宛名面(切手の下)に書くのがマナーです。 また、1月7日までに、どうしても返信が間に合わない場合は、「寒中見舞い」として、1月7日以降に返信します。 寒中見舞いも遅すぎては失礼になりますので、2月3日の節分までには届くように送りましょう。 以上が、年賀状の返信マナーになります。 それでは最後に、 年賀状の返信用の例文を2つ紹介します。 新春のお慶びを申し上げます。 ご丁寧な年賀状をありがとうございました。 新年のご挨拶が遅れてしまったこと、誠に申し訳ございません。 旧年中はいろいろとお世話になりありがとうございました。 まだまだ寒い日が続きます。 どうかご自愛下さい。 今年も宜しくお願い申し上げます。 まとめ 年賀状はいつまで出せるのか、返信はいつまでに出すのが失礼ではないか、もう大丈夫ですね。 返信は松の内、つまり1月7日までに届くようにするのがマナーです。 送っていなかった人から年賀状が届いた場合は、1月7日に間に合うよう、すぐに返信をするようにしましょう。 年賀はがきがない場合は、通常はがきでも大丈夫です。 その際、切手の下に赤字で「年賀」と書くようにしてください。 文面はに悩んだときは、上記の例文を参考にしてみてくださいね。
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