挨拶 十二月十三日は、祇園の芸妓さん舞妓さんが芸事のお師匠さんのところへ挨拶に行きます。 昔は室町や西陣の商家でも、「事多しご繁盛で何よりです」という意味で、「おことうさんどす」と挨拶したものです。 そしてお正月になれば、三ヶ日にお雑煮を食べる際、「お祝いやす」(いただきます)と言います。 普段の食事時でも供する側は、「ごゆっくりおあがりやす」、「おあがりやしとォくれやす」「めしあがっとォくれやす」と言い、そして食後「ごっつォさん」と言葉をかけられたら、供した側は「よろしィおあがり」、「よろしぃおあがりやす」と言います。 こういう挨拶ことばも、季節の行事やしきたりが一般家庭から消えていくのと同じように、だんだん聞かなくなりました。 『NHK21世紀に残したいふるさと日本のことば』で、京ことばは次の十個です。 おおきに 2. おいでやすおこしやす 3. お早ようお帰りやす 4. よろしゅうおあがりやす 5. ほっこり 6. かんにんえ 7. はばかりさん 8. おきばりやす 9. おたの申します 10. はんなり 民俗学者の梅棹忠雄 うめさおただお)さんが、世界三大美しい言葉は「フランス語、北京語、京ことば」だと言われています。 これは三つの言葉のイントネーションが似ているからではないかと思われます。 何につけても、京都人としては誇らしく、嬉しいですね。 さて、この連載も今回で最後になりました。 一年間つたない文章にお付き合いくださいまして、おおきにありがとうございました。 ほなごめんやしとォくれやす。 Copyright C 2009-2014 kyo-kotoba no kai All rights reserved.
次のQ 今週、婚活サイトで出会った方と2回目の食事をした後、ご馳走になったのでお礼のメールを送ったところ、 「あなたにとって私が心ときめく相手ではないことが分かりました。 やはりこの人だと思える相手と付き合った方がいいと思います。 」 と返信が来ました。 正直図星ではあったのですが(まだ2 回しか会ってない状況でこんなことを言われて、ペースも違うんだなと感じました)、このメールに返信するとしたら何と返信すればよいのでしょうか? 「その通りです。 」 と返信するのも冷酷な気がしますが、 だからと言って そんなことないですよ~と否定することもできないですし、 返信に困っています。 返信しなくても問題なければ もうこのままにしておこうとも思うのですが、 ご意見聞かせてください。 「他人」 がそんなことを言うのは変です。 食事を終えた人が 「ごちそうさま」 と言うのは、他人に対してではないですから。 食事を作ってくれた人がいて、その人に向かって 「ごちそうさまでした」 というのは自然です。 自分で食事を作って自分で食べた場合に、誰に言うともなく 「ごちそうさま」 というのも、好感の持てる食事の作法だと感じられます。 けれど、いっしょに食事をしていたわけでもない人が 「お粗末さまでした」 というのは変です。 食事を作って提供してあげて、食べさせていただいた者が 「ごちそうさまでした」 とこちらに礼をしたのに対して、こちらが 「お粗末さまでした」 という場合ならあるかもしれませんけれども ・・・ Q 3歳の女の子の母です。 大阪在住です。 大阪周辺にお住まいのママに質問なのですが、食事の後、子供に「ごちそうさま」と言われたら何と答えてますか? 私の場合、「はい、良く食べたね~」「はい、美味しかった?」みたいな感じで答えてます。 しかし義母からは、そんな返し方はない、ちゃんと「よろしゅうおあがり」って言いなさいと言われます。 大阪弁(関西弁?)らしいですね。 女の子なんだし、今からそういう言い方を覚えさせないと、と。 義母は大阪生まれの大阪育ちの70代。 確かにいつも「よろしゅうおあがり」と言います。 私は地方出身なので、そういう言葉に馴染みがなく、口にすると違和感ありありで正直鳥肌立ちます(笑) 義母からは言いなさいと言われますが、ママ友の家に遊びに行ってもそんな言葉言ってる人は今のところ聞いたことありません。 今子育て中の世代のママはそんなこと言わないんじゃないの~?と疑ってますが、実際どうなんでしょう? 大阪周辺在住で、現在子育て中のママさん。 「ごちそうさま」と言われたら「よろしゅうおあがり」って言いますか? 言わない人は、何て答えてますか? 3歳の女の子の母です。 大阪在住です。 大阪周辺にお住まいのママに質問なのですが、食事の後、子供に「ごちそうさま」と言われたら何と答えてますか? 私の場合、「はい、良く食べたね~」「はい、美味しかった?」みたいな感じで答えてます。 しかし義母からは、そんな返し方はない、ちゃんと「よろしゅうおあがり」って言いなさいと言われます。 大阪弁(関西弁?)らしいですね。 女の子なんだし、今からそういう言い方を覚えさせないと、と。 義母は大阪生まれの大阪育ちの70代。 確かにいつも「よろしゅうお... A ベストアンサー 食卓で食事を終えて箸を置き、「ご馳走様でした」という。 これは無事食事を終え、命をつなぐことができたことへの感謝を口に出したものです。 だから、一人で食事をした場合でも、「ご馳走様でした」ということはあります。 自宅で、家族で食事をしていた場合は、その食事を用意(調理など)した人と、その食事を用意するために必要だったお金を稼いできた人に対する感謝も含みます。 飲食店で、食事を終えて店を出るときに、「緒馳走様(でした)」と、料理人(姿が見えていれば)や店員に声をかけることもあります。 合理的に考えると、自分はお金を払っている客だからそんなことを言う必要はない、ということになりますが、料理を作り、もてなしをしてくれたことに対して、自分は満足しましたよ、ありがとう、という気持ちを言葉に出します。 もちろん、料理がおいしくなかったり、店員の態度が悪かったりしたら、そんなことは言いません。 職場で上司が、「今日は私がご馳走する(=支払いをする)から、一緒に食事に行こう。 」と誘ってきたら、「ご馳走になります。 」と答えます。 これは、「一緒に行きます。 支払いはお任せします。 」という意味です。 食事を終えて、会計を済ませた(その上司が支払った)後で、「ご馳走になりました。 」とお礼をいいます。 上司や伯父など、目上の人の家に招かれて食事をしたとき、食卓では「ご馳走様でした。 」といいます。 ホスト・ホステスに対して、感謝の意もありますが、自分は食事を終えました、と伝える意味合いが強いと思います。 食卓上を片付けて、デザートを出すとか、お茶を出すとかしてもいいですよ、ということになります。 その家を辞するときに「今日は、ご馳走になりました。 」といいます。 ここで改めてもてなしに対して感謝の意を示すのです。 食事を終えて食卓で、「ご馳走になりました。 」ということもありますが、「それでは(=食事は終えたので)、これで帰ります。 」というようなニュアンスが漂ってしまうような気がします。 食事をした場所(食堂)から他の部屋に移動するならそれでもいいでしょう。 」と答えます。 そうではない、自分で支払った食事や、家人に内緒の相手との食事だったら、ただ「(外で)済ませてきました。 」と答えます。 翌日、その上司にあったら、「昨日(昨夜)は、ご馳走様でした。 」と再度、礼をいいます。 ここで「昨日は、ご馳走になりました。 」というのも間違いではありませんが、私は違和感があります。 明確にどのように誤りなのかは指摘できないのですが、「ご馳走様でした。 」のほうが自然だと感じます。 自分と相手との関係によってではなく、場面や時によって使い分けられていると思います。 ほとんどの場合は、「ご馳走様でした。 」でよいと思います。 「ご馳走になりました。 」でなければならないのは、上記の例のように、相手にではなく相手以外の第三者に答える場合だけであると思います。 他の例では、「ご馳走になりました」を「ご馳走様でした」に置き換えても違和感はありません。 強いて言えば、「ご馳走様でした」は食事の終了、「ご馳走になりました」は食事を含めたもてなし全体の完了を意味するように思います。 訪問先を辞去するときに、「ご馳走になりました」といえば、「私は帰ります。 」の意を含むし、食事会を終えて店を出て、上司に「ご馳走になりました」といえば、「ここで一旦解散。 」の意を含んで、帰宅する人あり、別の店に行く人あり、ということになります。 「ご馳走様でした」はそれだけで充分に丁寧な表現だと思います。 食卓で食事を終えて箸を置き、「ご馳走様でした」という。 これは無事食事を終え、命をつなぐことができたことへの感謝を口に出したものです。 だから、一人で食事をした場合でも、「ご馳走様でした」ということはあります。 自宅で、家族で食事をしていた場合は、その食事を用意(調理など)した人と、その食事を用意するために必要だったお金を稼いできた人に対する感謝も含みます。 飲食店で、食事を終えて店を出るときに、「緒馳走様(でした)」と、料理人(姿が見えていれば)や店員に声をかけることもあり... A ベストアンサー あなたとそのお友達の新密度、亡くなられた方がだれであるか、死因は・・・によってまちまちだと思います。 したがいまして、非常に注意が必要です。 私の場合はむしろそのことにふれないか、あるいはこちらからメールを出すことをひかえると思います。 どうしても、お友達のことが気になるとか、どうしても別件で連絡しなければならないことがあるのであれば、下の方の書き方でよいと思います。 または、用件のあとに一行たらずの文章で、「なにかあったら連絡してくださいね」とでも書き添えておけば、相手にあなたの心づかいが伝わると思いますよ。 直接的なおくやみの言葉は使いなれないと違和感があるものです。 私も経験がありますよ。
次の3歳の女の子の母です。 大阪在住です。 大阪周辺にお住まいのママに質問なのですが、食事の後、子供に「ごちそうさま」と言われたら何と答えてますか? 私の場合、「はい、良く食べたね~」「はい、美味しかった?」みたいな感じで答えてます。 しかし義母からは、そんな返し方はない、ちゃんと「よろしゅうおあがり」って言いなさいと言われます。 大阪弁(関西弁?)らしいですね。 女の子なんだし、今からそういう言い方を覚えさせないと、と。 義母は大阪生まれの大阪育ちの70代。 確かにいつも「よろしゅうおあがり」と言います。 私は地方出身なので、そういう言葉に馴染みがなく、口にすると違和感ありありで正直鳥肌立ちます(笑) 義母からは言いなさいと言われますが、ママ友の家に遊びに行ってもそんな言葉言ってる人は今のところ聞いたことありません。 今子育て中の世代のママはそんなこと言わないんじゃないの~?と疑ってますが、実際どうなんでしょう? 大阪周辺在住で、現在子育て中のママさん。 「ごちそうさま」と言われたら「よろしゅうおあがり」って言いますか? 言わない人は、何て答えてますか? こんにちは。 こってこての京都人です。 ただし、3歳の息子がいる料理好きのパパですが。 「よろしゅうおあがり」は朝ドラ「てっぱん」でもおばあちゃんが使ってますね。 私は高齢者福祉施設で働いていますので、対象が明治・大正・昭和初期生まれの片が大半です。 お年寄りが「ご馳走さまでした」っていわれると「よろしゅうおあがりやす」って言う事があります。 あとは「おそまつさんどした」って言葉を使う方もいらっしゃいます。 うちの子どもには「美味しかった?」って聞いちゃいますけど。 「よろしゅうおあがり」と「おそまつさん」って、どっちかが京都弁で、どっちかが大阪弁なんですかね。 自分を下げる京都弁が「おそまつさん」で、自分を全面に出す大阪弁が「よろしゅうおあがり」なんでしょうか? 勝手な想像を加えてしてしまいました。 許してくださいませ。 笑 京都です。 ときどき使いますが、「よろしゅうおあがり」よりも「ようおあがり」の方が多いです。 音便がきくので、じっさいは「ようぉぁがり」みたいになります。 でもほとんど使わないですね。 現在70代以上の方は日常的に使うような気がします。 京都生まれ、東京育ちの母(ほぼ標準語)は使いませんが、隣に住んでいた京都生まれ、京都育ちの祖母(京都弁)には子供の頃から言われていました。 だから自然に自分も使っています。 うちはあまり「ごちそうさま」に対して返事をしませんでした。 考えてみると、母は自分に対して「ごちそうさま」という言葉が向けられているとは思っていないのかな。 手を合わせて食卓に向かって一礼するという作法なので。 祖母は「充分にお腹いっぱい食べたかい?」というココロで使っていたような気がします。 私も「ようおあがり」って言わない時は、特に返事をしません。 昔から関西に居られる方は「よろしゅうおあがり」を使われるかもしれません。 これ実は省略形なんです。 本当は「よろしゅうおあがり やしとくれやす」ですが、それを省略して「おあがり」の語尾をやや上げる事で疑問文とし、意味としては「充分にめしあがっていただきましたか?」なたは単に「足りましたか?」の意味となります。 ただし全ての関西人が使用している訳ではありません。 あくまでも方言ですので、地方出身のお嫁さんに方言を強要するのは如何なものでしょうか。 ちなみに関東では「ごちそうさまでした」に対して「お粗末さまでした」と答える方も多いです。 関西でもお住まいの地域柄もあると思いますが、これだけ人の出入りが多くなってくれば、生粋の関西弁を使える方も少ないでしょう。 まあ、無難な対応としては義母さんの前では「よろしゅうおあがり」を使って、居られないところでは普通に「はーい!」とか「おかわりは良いの~?」で良いと思いますよ。
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