c SHUEISHA Inc. All rights reserved. 時は大正、日本。 炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。 さらに唯一生き残った妹の禰豆子は鬼に変貌してしまった。 人と鬼が織りなす哀しき兄弟の物語が、今、始まる--! 出典: 漫画『鬼滅の刃』前回180話のおさらいまとめ 少女はまもなく隊士たちの第一陣が到着することを伝える。 それを聞いた輝利哉は「無惨のところへ行かせるな!柱がくるまで絶対待機だ!」と叫んだ。 一方、無惨のいる場所へ到着した第一陣。 肉塊となった無惨に攻撃を仕掛けようとするが、待機命令が出ていることに気づく。 だが遅かった。 肉塊の中から無惨が飛び出し、次々と隊士たちを殺していった。 「柱の到着を待て!回復のための食料にされる。 聞こえている者!」と叫ぶ輝利哉。 それにこたえたのは無惨。 「全員死んだぞ」 そして伝令役の烏を殺害した。 「千年以上生きていると、喰い物がうまいという感覚もなくなってくるが、餓(かつ)えていた今の食事は実に美味だった」 「私のためにわざわざ食糧を運んできたこと、褒めてやろう産屋敷」 「私の夫と子供をかえせ」 「ならばすぐさま死んで己が殺した身内の元へいくがいい」 そしてグシャ、と珠世の頭を潰してしまった。 >> 漫画『鬼滅の刃』181話のネタバレ 産屋敷輝利哉は絶望していた。 間に合わなかった。 自分が采配をしくじったせいで大勢の人が虐殺される、と。 茫然としていた輝利哉に少女が頬を強くひっぱたいた。 そして「しっかりなさいませお館様!早く次の御指示を!戦いはまだ終わっていません!」と叫んだ。 それを聞いた輝利哉は気を取り直し、的確に指示を出していった。 そして二人の少女、かなたとくいなに感謝を述べた。 烏は柱たちに無惨が復活したことを伝えた。 そして無惨の元に集結せよ、と。 甘露寺と伊黒は上弦の肆にまだてこずっていた。 伊黒は早く現状を打破しないといけないと考えていた。 上弦の肆はべん、べん、べん、と琵琶を鳴らし続けた。 そして、義勇と炭治郎の前に無惨があらわれた。 炭治郎はフウ、フウ、フウと息を荒げながら過去を思い返していた。 家族を殺されたこと。 禰豆子を鬼にされたこと。 死んでいった仲間たちのこと。 ミシミシミシ、と音がするほど強く刀を握りしめて怒っていた。 「炭治郎、落ち着け。 落ち着け」と義勇は言った。 「しつこい」と無惨は話し出した。 「お前たちは本当にしつこい。 飽き飽きする。 心底うんざりした。 口を開けば親の仇、子の仇、兄弟の仇とバカの一つ覚え。 お前たちは生き残ったのだからそれで充分だろう」と続けた。 さらに「身内が殺されたからなんだというのか。 自分は幸運だったと思い、元の生活を続ければ済むこと」 「お前なにを言ってるんだ?」と炭治郎は愕然としながら返した。 「私に殺されるのは大災にあったのと同じだと思え。 何も難しく考える必要はない。 雨が風が山の噴火が、大地の揺れが、どれだけ人を殺そうとも天変地異に復習しようという者はいない」 さらに「死んだ人間が生き返ることはないのだ。 いつまでもそんなことにこだわっていないで、日銭を稼いで静かに暮せばいいだろう。 ほとんどの人間がそうしている。 なぜお前たちはそうしない?」 「理由はひとつ、鬼狩りは異常者の集まりだからだ。 異常者の相手は疲れた。 いい加減終わりにしたいのは私のほうだ」と。 「無惨、お前は存在してはいけない生き物だ」炭治郎は強い強い怒りが自分の中にさらにあふれてくるのを感じていた。 181話はここまで。 次回も非常に楽しみです。
次のスポンサーリンク ついに無惨復活!! 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 一方無惨が間もなく復活することを察知した産屋敷輝利哉。 一般隊士たちが無惨のところへ到着しそうだという報告を聞くと一瞬の沈黙ののち待機命令を出すよう叫びました。 しかし隊士たちにその命令が伝わる前に第一陣が到着してしまいます。 ついに見つけた無惨!! 柱はまだ誰も到着していません。 どうやって斬ろうか、はっきり指示を出せる者もなく口々に倒す方法を叫んでいたとき、隊士の一人がようやく輝利哉からの待機命令の指示を聞き周囲に伝えます。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 が、待機している場合ではない、柱が来るまでに少しでも何か役に立たなければ・・・と一人が言いかけたそのとき。 肉塊から無惨が飛び出してきてそこにいた隊士たちを襲いました。 隊士は少なくとも15~16人はいたように見えます。 それが逃げる間もなく一瞬で襲われてしまいました・・・! ついに肉塊から現れた無惨。 その体は以前と比べて変化しています。 頭髪は白または銀色で、顔だけ見ると端正な顔立ちの人間です。 が、手足には鋭い牙を持った口がいくつも作られていて、そのどこからも人を喰うことができるようです。 スポンサーリンク 輝利哉の焦り 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 輝利哉は鴉を通じて柱が到着するまで待機するよう叫びますが、返事をする隊士はいませんでした。 全滅です。 ただ一人残った無惨が、最後に飛んでいた鴉の頸を斬り殺してしまいました。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 珠世の毒を分解するためにエネルギーを使った無惨は、隊士たちを喰うことで回復をはかり、そして輝利哉に向けて、わざわざ食糧を運んできたことを褒めてやろうと笑います。 跡継ぎとなった者は実に優秀であるという、恐ろしい皮肉とともに。 無惨を倒すために向かった隊士たちは、逆に無惨の回復の糧となってしまいました。 間もなく到着しそうな第二陣を下がらせるよう叫ぶ輝利哉、しかしそれも間に合わず。 力の差はあきらかです。 スポンサーリンク 珠世の死 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 珠世はどうなったのでしょうか? 無惨は右手に、頭だけになった珠世をつかんでいました。 珠世はこの時点でかろうじて生きています。 お前は今日必ず地獄に堕ちる・・・と、怒りの表情で言いますが無惨は意に介さず。 今まで何百もの人間に言われてきた言葉だがそれが叶うことは決してなかったと笑います。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 珠世は涙を流して夫と子供をかえせと言いますが、ならばすぐ死んでしまえと、次の瞬間頭を握りつぶしてしまいました。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 珠世の死とともに愈史郎にも変化が起こったようです。 他の隊士と行動を共にしていましたが、いきなり倒れてしまいます。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 その表情は苦痛にゆがみ、苦しそうにも、悔しそうにも見えます。 愈史郎は無惨ではなく唯一珠世によって鬼になった者。 珠世が死ぬと愈史郎も死んでしまうのでしょうか? それとも、珠世の死を察知して激情を抑えることができなくなってしまっているのでしょうか・・・ 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 無惨は無限城を飛び回り、隊士を次々に殺していきます。 輝利哉は、義勇はまだかと叫びますが、どうやら無惨は義勇たちとは反対方向に向かっている模様。 子供たちが次々に殺される・・ 無惨は回復し珠世さんの命も無駄になってしまう、と輝利哉は必死で考えますが為す術がありません。 無惨は微笑みながら言います。 「誰も彼も役にはたたなかった 鬼狩りは今夜潰す 私がこれから皆殺しにする」 次回へ続きます。 スポンサーリンク 『鬼滅の刃』ネタバレ 180-181 話のまとめ 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 ついに無惨が復活してしまいました!! 珠世の薬は結局効かなかったのでしょうか? 童磨のときのようにせめて時間差で効いてくれば良いのですが・・・ 肉塊でいる間にすべて分解されてしまったのでしょうか。 今回の様子だけでは無惨の強さがどの程度なのか計りかねますが、やはり上弦の鬼よりもさらに数段格上なのでしょう。 それにしても自分に数百年仕えてきた上弦の鬼が死んだことに何の感情もわかず、むしろ役に立たなかったと切り捨てるあたり冷酷極まりないです。 一般隊士では歯が立たないため次に出会う柱との戦いが本格的となりそうですが、誰が出会っても簡単に勝てそうになく恐ろしいです。 輝利哉もわずか八歳ながらこれまで立派に隊を指揮していましたが、無惨が復活してしまった今、焦りを隠せません。 産屋敷家を引き継いで最初の試練がこれでは、あまりに過酷な運命・・・ 柱頼みといっても、肝心の柱もかなり戦力が削がれています。 これまでの戦いで柱はしのぶ、無一郎が死亡、実弥は重傷。 鬼殺隊は無惨によって壊滅させられてしまうのでしょうか? 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」180話より引用 また、ヒノカミ神楽は全部で十三の型があるにもかかわらず、炭治郎は十二しか受け継いでいなかったことも判明しました。 残りの一つの型はなぜ受け継がれていないのでしょうか? この、受け継がれていない型というのが今後の無惨討伐の鍵になってきそうな気がします。 そして人間に戻る薬を服用し、その薬と戦っている禰豆子。 そろそろ禰豆子の覚醒もかかわってきそうな気もしますが、どうなるのでしょう。 鬼殺隊の勝利は信じていますが、ここからどうやって勝ちにいくのか、想像もつきません。 何とかこれ以上犠牲が出ないよう、祈るばかりです・・・!!.
次の2019年10月28日(月)週刊少年ジャンプ48号 発売 180話のネタバレ カラスの伝令により、無一郎と玄弥の死亡を知らされ、涙する炭治郎。 うつむきながらも義勇の後ろで走り続け、最後まで戦い抜き無惨を倒すことを誓い、必死に己を奮い立たせようとしていた。 千寿郎からの手紙によると、ヒノカミ神楽は十三の型があるという。 しかし、炭治郎は十二の型までしか知らない。 そんな自分は不完全な「受け継ぐことができなかった者」だったのだと、炭治郎は自覚するのだった。 輝利哉は、無惨が珠世を取り込み復活することを察し、柱が到着するまで待機命令を出す。 ところが、それは間に合わず、既に第一陣として多くの隊士たちが無惨の元にたどり着いていた。 肉の繭から飛び出した無惨は、あっという間に隊士を皆殺しにしてしまう。 腕や脚に生えたいくつもの口で、隊士たちの捕食を楽しむのだった。 さらに、珠世の頭部を掴み、「鬼を人間に戻す薬」は効かなかったと言う。 「夫と子供をかえせ」と涙ながらに訴える珠世の頭部を、無惨はいとも簡単に握り潰すのだった。 珠世が殺されたことで、離れているはずの愈史郎は怒りのためか苦しみのためか、突然倒れ込んで興奮状態に陥ってしまう。 次々に隊士が殺されていき、無惨が回復することに焦る輝利哉。 一方の無惨は、単独で鬼狩りを皆殺しにすることを宣言し、余裕の笑みを浮かべた。 「鬼滅の刃」180話の感想(ネタバレ含む) 「鬼滅の刃」180話を読んだ感想(ネタバレ含む)1 無惨が復活し、珠世までもが殺されてしまいましたが、珠世の薬が全く効かなかったということはないでしょう。 しのぶの毒が童磨に効いたことが打倒の決定打となったように、後から何らかの形で一矢報いることができるのではないかと考えられます。 そのもう一つのカギとなるのは、炭治郎のヒノカミ神楽「十三の型」なのではないでしょうか。 しかし、無惨の復活した力はあまりにも強力で、まだ多数の隊士たちが殺されてしまうことになりそうです。 その中にはきっと、何人かの柱も含まれていることでしょう。 玄弥と無一郎の死亡も確定してしまい、これほどに鬼殺隊の死者が出るとは思いもよりませんでしたが、まだ犠牲者は増え続けるものだとみられます。 漫画「鬼滅の刃」180話を無料で読む方法 「鬼滅の刃」180話が掲載されている「週刊少年ジャンプ」を完全無料で読む方法は漫画の読み放題のサービスを含めありません。 ですが「鬼滅の刃」の電子版コミック単行本を完全無料で読む方法は存在します。
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