実は、私の母親も、事故にあったっとき、命に別状は見られなかったのですが、一応、血液型を検査したことがありました。 そのときに発覚したのですが、以前はO型だと自負していた母、しかし結果はモザイクだといわれました。 息子である私は、B型で兄もB型だったのですが、母親は、A型または、O型のモザイクだったのでA型の可能性は低いと思っていました。 しかし、母親の姉も、同様にOだと思っていた血液型がAだったらしく、WEBサイトで色々調べていたら、Amと呼ばれる非常に現れづらいタイプの型だという事に、納得しました。 母親方の祖母がrh-O型だったので、どうやら、母親方の祖父にこのタイプの遺伝があったようです。 私の母親の姉妹は4人全員がRH-だったので、非常に少ない血液型らしいので怪我には要注意と言われていたようです。 お母様がO型と言われた昔が何年前か分かりませんが、考えられる可能性を少々。 まず、ABO式血液型の判定は「オモテ試験(血球側)」と「ウラ試験(血清側)」の二種類の結果を総合して判定します。 ご存じと思いますが、赤血球膜状にはABO式血液型抗原が存在し、また血清中には異なるABO式血液型抗原に対する抗体が存在します。 この抗体は規則性抗体とよばれ、多々ある血液型システムの中で、このように大部分のヒト血清中に規則的にこういった抗体が存在するのはABO式血液型だけといってもいいでしょう。 これを利用することにより、二種類の検査で同一の結果が出た場合、血液型を判定できるわけです。 そして、これが一致しないケースがいわゆる「亜型」というものです。 そこで、昔お母様がO型と判定されたのが、オモテ試験(しかも、抗Hレクチンではなく抗AB抗体を用いたか、あるいは抗A抗体、抗B抗体のみを使用した場合)だけの実施結果だったとします。 しかし実際はA型ということになると、亜型であると仮定した場合、考えられるのはAm型があります。 ただし、術者が事務的・技術的ミスをおかしていた場合は、単なる判定間違いということになりますが。 また、ある特定の疾患で血液型が一見変化したようになる場合があります。 たとえば、白血病やホジキン病では赤血球膜上のA、B抗原が減少しますし、直腸ガンではB抗原を獲得します。 しかし、この場合は、オモテ試験の検査時に対応する抗体に反応する血球としない血球が存在するために、部分的に凝集したような現象(部分凝集)が見られますが、ウラ試験では通常の結果を示すために結果が一致せず、判定保留とされます。 この部分凝集は、血液型キメラ(二卵性以上の多胎妊娠で生まれた場合、一人のヒトが血液型の異なる二種類の血球を持つ場合。 胎生期の絨毛膜血管が互いに吻合を起こし、一方の造血組織が他方の血流中に入り、そのまま体内で引き続き造血機能を営むために起こる現象)、血液型モザイク(キメラと同様の現象が、体細胞の一部に起こった突然変異によって普通の人に起こる現象。 これは家族的に出現することがある)、その他不適合輸血等でも見られます。 しかし、オモテ試験・ウラ試験を正しく実施することにより、余程の術者のミスがない限り、誤判定は起こりません。 輸血検査に関する本をご覧になれば、詳細な亜型の判定表等は必ず載っています。
次の私たち人間は両親から血液型のを受けつぎ、基本的には一生変わることがありません。 しかし、どうやら血液型が変わってしまうという話があるようです。 血液型が途中から変わったら人の体はどうなってしまうのでしょう。 いったいどうしてそんなことが起きるのか、調べてみました。 新生児の血液型はあやふや? 血液型は、赤ちゃんが生まれたとき、親に知らされることがあります。 ここで親は我が子が何型かを知るわけですが、実はこのとき知らされる型は、不正確なものなのです。 ヒトの血液型は、それぞれ赤血球の表面に抗原をどう持つかで決まります。 A型の人はA型抗原、B型の人はB型抗原、O型はどちらも持たず、AB型はどちらも持ちます。 またそれぞれ、抗体というものを持ち、AはBへの抗体があり、BはAへの抗体、OはABどちらの抗体も持ち、ABはどちらも持ちません。 新生児には血漿内抗A型抗体、抗B型抗体がまだしっかりと作られていないため、検査しても反応が弱く、別の型として見られてしまう可能性があるというのです。 この抗体が作られ、はっきりと血液型がわかるようになるのは4歳からと言われています。 また、このとき血球と反応させて血液型を調べる「オモテ試験」と血清(血液細胞以外の液体部分)と反応させる「ウラ試験」というものがあり、乳幼児のうちにするのは「オモテ試験」のみのため、血液型を判断する材料が少なく、間違って判定されてしまう場合があるのだそうです。 こうした事実を踏まえ、今では新生児は血液型の検査をしないと決めているところが多いそうです。 本当に途中で変わる希有な例 非常にまれなケースですが、判定のあやふやさではなく、はっきりした型がわかっているにもかかわらず、血液型そのものが変わってしまうケースというものも存在します。 それは、骨髄移植を受けた人に起こりえます。 骨髄移植とは、骨髄提供者から採取した髄液を患者に移植する治療方法です。 白血病や免疫不全症など、命にかかわる病気であり、また抗がん剤などの化学療法が使えない人に有効とされます。 骨髄液の中には、「造血幹細胞」というものが入っています。 これは、血球成分を作る働きを持ち、血を作ります。 そして移植の際には、「型が合う」ことが条件となってくるのですが、ここでの型は、血液型のことではなく、白血球(HLA)の型のことなのです。 これが合えば、血液型は違っていても問題ないのです。 ドナーから提供された骨髄液により、血球成分が作られるようになると、患者の血液型は、ドナーと同じものになります。 つまり、まったく別の血液型になってしまうということなのですね。 本当の血液型を知らないリスクはあるのか 自分が認識している血液型が違うのなら、いざというときに危ないのでは?と思われる方もいるかもしれません。 結論から言うと、わからなくても問題はありません。 輸血が必要なときには、ABO型以外にも、RH型、その他さまざまな要素が適合するかどうかを調べる必要がありますし、血液型がわからずに献血に行ったとしても、そこで調べることになります。 知っておいても良いかもしれませんが、知らなくても何ら問題はないということですね。 ほとんどは思い違いだが、変わることは「ある」 以上のことから、血液型が変わったという経験のある人は、多くの場合、赤ちゃんのときに検査した結果が間違っていたということになります。 もし、正確な血液型を知りたいのであれば、改めて検査してみることをおすすめします。
次の実は血液型は、あなたが「得意な/苦手な」食べ物を知るための大きなヒントなのです。 食の得意・不得意を知ることで自分がどのような食材をより効率的に摂取することができるかがわかります。 そこで今回は、血液型と食との意外な関係を見ていきましょう。 と言っても、味の好き嫌いの話ではありません。 いかに効率よく食材を消化し、食材の栄養を吸収し、体に循環させてパワーに変換できるか、という意味です。 例えば、2人の人がバナナを同じ量だけ食べたとしても、バナナが胃の中で消化されるまでにかかる時間や、バナナに含まれているビタミンや糖質、カリウムなどの栄養素の吸収率は、2人とも違うでしょう。 つまり、ある食材を食べることで、より効率的に消化・吸収できる食材を「得意な食材」、消化・吸収に時間とエネルギーが必要な食材を「苦手な食材」というのです。 苦手な食材を食べれば、消化・吸収に時間のエネルギーが必要で、食事によって疲労が溜まってしまいます。 その疲労が、朝、目が覚めたときになんとなく体がだるかったり、あるいは仕事に集中できなかったり、子どもなら授業に集中できず居眠りしてしまったりする、といったことにつながります。 反対に得意な食べ物を食べれば、朝すっきりと目覚めて、勉強や仕事にも集中し、いいパフォーマンスを発揮できるかもしれません。 血液型で得意/苦手な食べ物の傾向を知る では、自分は何の食材が得意で、何の食材が苦手なのか? それを知るための大きなヒントになるのが「血液型」です。 血液型は、主に赤血球の型で区別されています。 血液型の区別がいつ生まれたのかは諸説ありますが、 型がもっとも古く、次に 型、最後に 型と 型が生まれたとする説が有力です。 各血液型が生まれた時代によって、食事で何を食べていたのかという傾向が異なります。 その傾向により、得意/不得意な食材が生まれ、子孫である私たちに引き継がれているのです。 ただし、現代人はA 型とB型の両親のもとに生まれたA型の子がB型に近い 性質を持つなど、多種多様な血族が混ざり合っています。 そのため、単に「A型は〇〇が苦手」と言い切ることはできず、あくまで傾向という程度です。 実際に食材を食べてみて、自分の得意な食べ物/苦手な食べ物を把握していくのが良いでしょう。 また、仮に苦手な食材を食べたとしても、発作したり高熱が出たりするなどの激しい反応はほとんどありません。 日常生活への影響はさほど大きくないはずです。 しかし、スポーツ選手は一般人よりも運動量が多く、そのぶんだけ基礎代謝も高まり、必要なエネルギーも多くなります。 そうなると、ここで述べたような些細な疲労や倦怠感を感じやすくなるのです。 自分が何を食べたときに調子が良いのか、悪いのか、把握しておくとよいでしょう。 全文は からご覧ください。 長年、血液栄養の研究に携わり、 現在はプロアスリートの食事を支え続けるフードトレーナー みとまりの初の著書! 著者プロフィール 三戸真理子 みと・まりこ 福岡県出身。 学生時代よりスポーツ医学を学ぶ。 2008年よりドイツ、アメリカなどでパーソナル栄養学の現場修行、 および血液栄養の研究に携わる。 2014年、フードトレーナーとして独立。 小学生の娘をもつ。 プロフェッショナルのパフォーマンス向上に繋がる食事の提案を得意とし、栄養分析、エネルギー分析なども行いながら、 日本初の、遺伝子や血液タイプに合わせた食事の提案も行う。 ポジティブで、パフォーマンス良く、健康であり続けるための食事を、予防医学の観点からアプローチしサポートしている。 プロサッカー選手 Jリーグ所属 やオリンピック競技者、女優、モデル、経営者の方々へ、ライフスタイルに合わせたパーソナライズされた食生活を提案。 その他、スポーツ関連企業のコンサルティング、お弁当やお菓子の商品開発のサポート及び監修も行う。 ジュニアサッカー応援宣言 『ジュニアサッカーを応援しよう!』は、ジュニアサッカー(少年サッカー)に関わる方の情報サイトです。 弊サイトに記載されている、コラム、ニュース、写真、その他情報は、株式会社カンゼンが報道目的で取材、編集しているものです。 ニュースサイトやブログなどのWEBメディア、雑誌、書籍、フリーペーパーなどへ、弊社著作権コンテンツ(記事・画像)の無断での一部引用・全文引用・流用・複写・転載について固く禁じます。 無断掲載にあたっては、個人・法人問わず弊社規定の掲載費用をお支払い頂くことに同意したものとします。 All Rights Reserved.
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