ふくらはぎ 蕁 麻疹。 麻疹

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ふくらはぎ 蕁 麻疹

肝臓の5つの機能 代謝 食べ物から得たタンパク質、糖質、資質を体に必要な物質に分解・合成・貯蔵する 解毒 体内にできたアンモニアなどの老廃物、体の外から入る有害物質、アルコール、薬の成分を分解、排出 胆汁の分泌 脂肪の消化に不可欠な胆汁を十二指腸に分泌する 鉄分・ビタミン類の貯蔵 古くなった赤血球やホルモンを分解、赤血球に必要な鉄分を貯蔵したり、ビタミン類を貯蔵する 細菌の排除 血液中の細菌を肝臓にある免疫細胞が排除 肝臓には肝動脈から1日当たり2000リットルを超える血液が流れ込み、代謝と解毒処理などをしたうえで肝静脈から再び体に血液が戻され、胆汁の分泌も行われます。 それでは肝機能が低下する肝臓病にはどのようなものがあるかをご紹介します。 肝炎 肝炎には、肝臓の炎症が半年程度で完治する急性肝炎、そして半年以上炎症が続く慢性肝炎の2種類に分けることができます。 さらに急性肝炎が急激に悪化すると起こる劇症肝炎は死亡率8割程度になる病気です。 潜伏期間 2~6週間 感染後の症状 高熱、吐き気、食欲不振や倦怠感、皮膚の黄疸、白目、濃い尿が出る 完治までの期間 A型肝炎ウイルスの抗体ができると4週間ほどで症状は改善します。 ただ、B型肝炎ウイルスに感染したからといって、必ず肝炎が発症するとは限らず、またB型肝炎ウイルスワクチン接種を受ければウイルス感染することはありません。 潜伏期間 1か月~半年 感染後の症状 高熱、吐き気、食欲不振や倦怠感、皮膚の黄疸、白目、濃い尿が出る 完治までの期間 型肝炎ウイルスは1度かかるとウイルスを体から追い出すことはできないものの、患者の9割はウイルスの増殖を抑える治療を行うことで症状を抑えることができます。 ただ1割は慢性肝炎を起こすとされています。 ただ、B型肝炎ウイルスに感染したからといって、必ず肝炎が発症するとは限らず、またB型肝炎ウイルスワクチン接種を受ければウイルス感染することはありません。 潜伏期間 1か月~2か月 感染後の症状 高熱、吐き気、食欲不振や倦怠感、皮膚の黄疸、白目、濃い尿が出る 完治までの期間 C型肝炎ウイルスは1度かかるとウイルスを体から追い出すことはできないものの、患者の3割はウイルスの増殖を抑える治療を行うことで症状を抑えることができます。 ただ7割は10年ほどの症状休止期間を経て慢性肝炎に、さらに慢性肝炎の4割は10年以内に肝硬変にと、症状が悪化していきます。 肝炎以外にも生活習慣の乱れやアルコール摂取のし過ぎで起こる病気もあります。 非アルコール性脂肪性肝炎 糖尿病患者、生活習慣の乱れで肥満の人に見られる肝障害で、肝機能が低下します。 放置するとまれに肝硬変に進む可能性があります。 アルコール性肝障害 アルコール摂取のし過ぎで起こる肝障害で、『肝臓の病気=アルコールの飲みすぎ』とイメージされる所以は、日本人の300万人がアルコール性肝障害だからです。 肝機能が低下し、そのまま放置すると肝硬変に進む可能性があります。 脂肪肝 肥満、アルコール摂取のし過ぎで肝細胞の3割以上に中性脂肪が蓄積された状態で、肝機能が著しく低下します。 放置するとまれに肝硬変に進む可能性があります。 薬剤性肝障害 新たに薬を飲み始めてから1か月以内に起こる肝機能障害で、発熱や皮膚のかゆみ、黄疸の症状が出ます。 肝炎や肝障害で肝機能が長い時間をかけて悪化すると、さらに恐ろしい病気になります。 肝硬変 慢性肝炎が進行すると肝臓自体が肝細胞が無くなることで小さくなり、肝機能が著しく低下して、高熱、吐き気、食欲不振や倦怠感、皮膚の黄疸、白目、濃い尿が出るが出ます。 肝がん 肝がんはB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスで起こる原発性肝がん、他の臓器などからの転移で起こる転移性肝がんに分けられます。 休息をとっても疲労感が抜けない、常に倦怠感、お酒の飲める量が減ってきた、食欲不振、肌や髪の調子が悪くなってきた、湿疹やかゆみができやすくなった等、 明らかに体調の変化を感じる場合は、非アルコール性脂肪性肝炎、アルコール性肝障害、脂肪肝で肝機能が下がっている可能性があります。 2 肝臓病の自覚症状と他覚症状と蕁麻疹の関係 肝臓病が原因となって起こる症状には、自覚症状と他覚症状で判断することができ、蕁麻疹は他覚症状の1つとして類似する症状とともに見られます。 肝臓病の自覚症状• 倦怠感• 熱がある 微熱、高熱• 食欲不振• 酒が弱くなり余り飲めなくなった• 息切れがする• 体に湿疹やかゆみがある 他覚症状• 手のひらが赤くなる• 濃い色の尿が出る• 白い色の便が出る• 白目が黄色い• みぞおちが腫れる• 少しの傷で血が出る• 肩・胸・背中にかけて斑点ができる• 男性なのに乳房が大きくなる 「肝臓病になると蕁麻疹が出る」と言われるのは、肝臓機能低下で血中のビリルビン値が高くなり、肝臓の自覚症状である湿疹やかゆみが症状が現れることで、これをアレルギー性蕁麻疹、慢性蕁麻疹などと同じだと勘違いしているからです。 そして他覚症状の1つである、胸、肩から背中にかけてできる肝硬変が進行するとできる血管腫の斑点も蕁麻疹と勘違いされることがあります。 血管腫とは,血管にできる腫瘍のことで、皮膚の下であればどこにでも生じるものです。 自覚症状、他覚症状のいずれも、相当肝臓に支障が起きていない限り現れない症状ですので、気になる症状があれば迷わず病院で診察を受けるようにしましょう。 3 食べ過ぎない事! そうすると、食べ物から摂取する栄養の処理に追われる肝臓に大きな負担がかかるため、そもそも食べ過ぎは厳禁です! そこで、毎度の食事で腹八分目を守るためにできることをご紹介します。 ちょっとした工夫で食べ過ぎ予防! 食事のポイント 一日三食、きちんと食べる 朝食を抜いたり、昼食を軽いもので済ませると、その反動でたくさん食べてしまいます。 汁物を毎食事に取り入れる 汁物は満腹感を与えてくれます。 食事の始めに飲むのがおススメです。 食べる分量だけを器に盛る 大皿で取り分ける形にすると、好きなだけ取ってしまいますよね。。。 よく噛んで時間をかけて食べる 20分以上の時間をかけて食べると満腹中枢が働きます。 不溶性食物繊維を取り入れる 水分を吸収してお腹の中で膨らむため、満腹感を得やすいです。 こんにゃく、イモ類、キノコ類を積極的に食べましょう。 腹八分目を心がけて肝臓への負担を減らしてみましょう! 飲むなら肝臓を労ろう! 飲酒のルール 空腹では飲まない 空腹状態では通常の1. 5倍~2倍のスピードでアルコールを吸収して、肝臓の負担が大きくなります。 飲酒量を減らし、休肝日を作る 適量より少し量を減らし、今まで毎日飲んでいたなら、週に2日は休肝日を設けるなどして、アルコールの全体量を減らす努力をしましょう。 仕事でどうしても飲み会などを避けられない場合には、最初乾杯だけビールを飲み、あとはソフトドリンクだけにするなど、肝臓を労わるようにしましょう。 お酒と同量かそれ以上の水を飲む 血中のアルコール濃度が急激に上がらないようにします。 高タンパク低脂肪なおつまみを食べる タンパク質は肝臓がアルコールを分解する際に必要です。 枝豆、豆腐、チーズ、卵焼きなどのおつまみを必ず食べましょう。 お酒を飲む前に肝臓を労わるサプリメントを摂取する 二日酔い解消のためにウコンやしじみ、亜鉛などが入ったサプリメントを常用する方もいるかもしれませんが、お酒を飲み始める直前に飲むのも効果的です。 また、お酒を飲んだ後に、蕁麻疹が必ずといっていいほど表れる場合は、肝臓病の症状ではなく、アルコールアレルギーによる湿疹の可能性もあります。 5 肝臓にとても良い! ゴマを効果的に摂取する方法 老化や病気の原因になる活性酸素の8割が肝臓で発生するのをご存知ですか? 有害物質 添加物、農薬ほか多数 が過剰に体内に入ると、肝臓が処理しきれなくなり、それが原因で蕁麻疹のような湿疹やかゆみが症状として現れることがあります。 そこでイチオシなのが、私たちの身近な食材の一つであるゴマを食べることです。 ゴマにはゴマリグナンという強力な抗酸化成分が含まれています。 その特徴としては、ゴマリグナンが肝臓にたどり着いてはじめて力を発揮するため、肝臓を元気にしてくれるのです! 他にも抗酸化作用のある食品は数多くありますが、これらは体内に入るとすぐに使われるため、肝臓に到達する時点では、ほとんど効力がないのが事実です。 ゴマ効果を最大限にするために、以下のようにして摂取することをおススメします。 ゴマの効果を最大限に! 摂取する時のポイント ゴマを炒ってから擦る ゴマは外皮が非常に固いため、生の状態では消化せずに素通りします。 また炒ることで、抗酸化力がなんと12倍にもアップ! 1日大さじ1~2杯を目安に摂取 ゴマを毎日の食事に取り入れましょう。 大きく分けて、黒ごま、白ごま、金ゴマの3種類のゴマがありますが、最も抗酸化力の高いものは黒ごまですが、成分においては大差もないため、好みで選ぶと良いでしょう。 さらに ゴマに含まれているセサミンには、肝臓のアルコール分解・解毒機能を高める作用もあるため、 アルコールを飲む前にセサミンサプリメントを服用すると悪酔いや二日酔い防止に効果がありますよ! 6 アロマオイルの力を借りる! デトックスを助ける精油 肝臓には、体内の老廃物や有害物質を外へ出す大事な働きがある一方、肝臓が疲れきっていると、蕁麻疹のような湿疹やかゆみが症状として現れることがあります。 そこで、数あるアロマエッセンシャル 精油 の中には、解毒を助けたり、肝機能を高める効果が期待できるものもありますので、活用してみるのも一つの方法です! デトックスと肝機能アップ! お薦めの精油5選• ジュニパーベリー• ローズマリー• レモン• グレープフルーツ• ゼラニウム 最も手軽な使い方は、お風呂に精油を2~3滴入れるアロマバス!浴室内の湯気で鼻から吸引、肌からじわりと浸透します。 お風呂で身体が温まり、アロマによる癒し効果で肝臓だけではなく、精神的なストレスの軽減にも良いので、ぜひアロマを活用してみましょう! 7 肝臓機能を高める3つのツボ 肝臓が疲れているときには、アルコールの摂取を控え、食生活の改善と身体をできる限り休めることが大切ですが、補助的な方法としてお薦めしたいのがツボ刺激です! 肝機能を高めるツボはたくさんありますが、その中でも代表的な3つツボをご紹介します! 曲泉 曲泉は肝臓の働きを助けてくれるツボで、肝機能が低下しているときに押すと痛みがあるのが特徴です。 ツボの位置 膝をしっかりと曲げるとできる内側のシワの最先端部分にある凹み ツボの押し方 親指の腹で、ゆっくり押しては緩めてを繰り返します。 食後すぐや疲労感の強いときを除き、毎日朝と夜の2回、リラックスしているときにツボ刺激を実践してみてくださいね! さて、 『蕁麻疹の原因の一つ? 肝臓機能を正常化する7つのステップはいかがでしたか? 肝臓はとてもタフで働き者なのですが、負担をかけるような食生活や無茶な生活が続くことで、気づかないうちに機能が低下してしまいます。 そうなると蕁麻疹のような湿疹やかゆみが症状として現れることがあります。 肝臓は健康と美容の維持のために大切な臓器ですので、いつも気にかけて労わるようにしていきましょう! 今回ご紹介した内容に関連する記事として• も併せてご覧ください。 記事カテゴリー• 135•

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蕁麻疹の体質改善法4選

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2 どうしてかゆくなるの? 私たちにとって「痛み」や「かゆみ」は大切な皮膚感覚です。 かゆみは、痛みとよく比較され、両者とも神経を伝わって感じることから、かつては「痛みの神経が感じる弱い痛みがかゆみである」と考えられていました。 私たちは経験的に「痛み」は皮膚だけでなく体の内部でも感じることを知っていますが、「かゆみ」は体内の臓器では感じません。 「胃が痛い」ということはあっても、「胃がかゆい」ということはないことから、痛みとかゆみを脳に伝える神経はそれぞれ別々の神経であるという説が提唱されました。 今では、この説は正しく、痛みとかゆみは異なる神経によって脳に伝えられること、かゆみを伝える神経は「C-線維」とよばれる細く、伝導速度(情報を伝える速度)が遅い神経であることが明らかになりました。 最近の研究では、伝導速度の速い神経であるA-線維の一部もかゆみの伝達に関わることが明らかにされています。 一端、かゆみが生じると私たちはかゆい場所を引っ掻きます。 掻くと最初は気持ちが良いですが、その後は痛みが生じるために掻くことを止めますが、同時にかゆみも鎮まります。 それでは、なぜ、引っ掻くとかゆみが鎮まるのでしょうか。 最近の研究から、皮膚から脳へ感覚情報を伝える中継地点の脊髄のなかで、痛みの神経回路はかゆみを伝える神経回路を抑制することが明らかにされました。 すなわち、かゆいところを引っ掻くと痛みの神経回路が活動し、それがかゆみの神経回路の活動を鎮めるわけです。 後述するように、アトピー性皮膚炎の患者さんでは「掻いても掻いてもかゆい」と訴える場合があります。 近年、この原因の一つに、前述した「痛みによる鎮痒の仕組みの異常」が関係しているのではないかと推察されています。 3 どうして掻くといけないの? かゆいところを掻くと一時的に「気持ちいい」と感じます。 しかし、掻き過ぎると、皮膚を傷つけたり、湿疹などの皮膚のトラブルが悪化したりするだけでなく、わずかな刺激にも反応してかゆみが起こりやすくなる「かゆみの悪循環」を発症します。 かゆみを感じると、ついつい掻いてしまいます。 掻くと気持ちが良いし、ひりひりするまで掻いてしまえば、しつこいかゆみから一時的に逃れることができます。 しかし、強く掻くと皮膚のバリア機能、すなわち外からの異物に対する防御機能が低下してしまいます。 また、体の中から水分が外に逃げてしまい、皮膚から水分が失われることで乾燥肌になります。 バリア機能の弱まった皮膚からは、アレルギー反応を引き起こすアレルゲンなどが体内に入りやすくなり、衣服のこすれなどのちょっとした刺激によってもかゆみ神経を刺激することでますますかゆくなります。 また、かゆいところを掻くと皮膚に存在する細胞から炎症を促すさまざまな物質やかゆみの神経にはたらく物質が放出されて、結果的に皮膚炎がさらに悪化し、かゆみも強くなります。 いったん掻き始めると、そのまわりの皮膚もかゆくなったりします。 すると、もともとかゆかった場所よりも広い範囲を掻いてしまい、皮膚のダメージは広がり、皮膚炎はどんどん悪化します。 例えば、アトピー性皮膚炎の患者さんのしつこいかゆみは、この「かゆみの悪循環」が原因であると考えられています。 オピオイドによるかゆみ かゆみの原因は皮膚局所にある場合が多いですが、最近ではこれとはまったく異なる原因で起こるかゆみがあることがわかってきました。 それがオピオイドによって生じるかゆみです。 強力な鎮痛薬として使用されるモルヒネは、痛みを鎮める作用と同時に、かゆみを起こす作用があることが知られていました。 私たちの体内では、モルヒネと同じ働きをするオピオイドとしてベータエンドルフィンという物質が作られていますが、この物質が増えると強いかゆみが起こります。 体内には、ベータエンドルフィンとは逆に、かゆみを抑えるオピオイドとしてダイノルフィンという物質があります。 ベータエンドルフィンとダイノルフィンはそのバランス(割合)によってかゆみを強めたり弱めたりすると考えられています。 例えば、強いかゆみに悩まされている透析患者さんでは、血液中のベータエンドルフィンの量がダイノルフィンの量に比べて多いことがわかっています。 この2つの物質のバランスの異常が、透析患者さんのかゆみの原因の一つであると考えられています。 こうしたかゆみを和らげるために、体内のダイノルフィンの割合を増やせば良いのではないかという発想で長い間研究が行われてきました。 現在では、その努力が実り、ダイノルフィンと良く似た働きをする内服薬が透析患者さんのかゆみ治療薬として使われています。 また、最近の研究ではこの内服薬は原発性胆汁性肝硬変の強いかゆみにも効果があることがわかってきました。 5 なかなか治らないかゆみとは? なかなか治らないかゆみを理解するためには、かゆみを引き起こす物質として有名なヒスタミンについて知ることが大切です。 皮膚のなかにはヒスタミンを作る細胞が存在しており、その代表が肥満細胞(ひまんさいぼう)です。 皮膚に存在する肥満細胞が刺激されると、ヒスタミンを分泌します。 分泌されたヒスタミンは、血管にはたらきかけ、皮膚が赤くはれます。 また、ヒスタミンが神経にはたらくと強いかゆみを起こします。 これが蕁麻疹(じんましん)で、蕁麻疹のかゆみはヒスタミンが神経にはたらきかけることで生じることから、かゆみの第一選択薬である抗ヒスタミン薬によってかゆみが鎮まります。 また、皮膚の表皮ケラチノサイトもヒスタミンを作り、分泌することもわかっています。 イラクサなどの植物のとげにヒスタミンなどが含まれている場合もあり、そのとげが皮膚に刺さることによってもかゆみを感じます。 ヒスタミンを分泌させる刺激とは? 接触アレルギー 肌に何かが接触するとそれが刺激となってかゆくなることがあります。 「かぶれ」ともいいます。 植物アレルギー:ウルシ、タンポポ、イチョウなど• 金属アレルギー:アクセサリー、虫歯や矯正の金属など• 化粧品:口紅、染毛剤、日焼け止め、アロマオイルなど• 薬:湿布、ばんそうこう、目薬、防腐剤、消毒薬など• その他:ゴム手袋、歯みがき粉、シャンプー、洗剤など 食物アレルギー 食べると蕁麻疹を起こしやすい食品があります。 青魚、エビ、カニ、そば、ナッツ類、卵、肉、乳製品、アルコール類などです。 虫刺され 虫に噛まれたり刺されたりすると、赤く腫れてかゆみを感じます。 毒の成分にヒスタミンなどが含まれていてかゆみや炎症を起こします。 蜂、ムカデ、蚊、アブ、毛虫、ガなどです。 温度変化 冷えていた体が急に温まったり、その逆の温度変化が起こると、広い範囲でかゆみを感じることがあります。 お風呂やスポーツ、暖房器具などが原因になります。 ストレス 勉強や仕事などで生じる強いストレスによってかゆみを強めることがあります。 しかし、抗ヒスタミン薬を内服しても効果が無く、なかなかかゆみが鎮まらない場合や、何度も繰り返し、かゆみが生じる場合には、ヒスタミン以外の原因によってかゆみが起きていることが考えられます。 最近の研究では、ヒスタミン以外のいろいろな物質によってかゆみが引き起こされていることがわかっており、例えば、セロトニン、タンパク質分解酵素、脂質、サイトカインなどがあります。 肥満細胞はヒスタミンだけでなく、その他のかゆみ物質も分泌することがわかっています。 これらのヒスタミン以外のかゆみ物質は肥満細胞だけでなく、免疫細胞や表皮ケラチノサイトなどでも作られ、分泌されます。 前述したように、乾燥肌になるとかゆみのC-線維が体の表面近くまで伸びています。 この神経が外界の刺激である衣服のこすれなどの刺激を受けることでもかゆみが起こりますが、このようにして生じたかゆみにヒスタミンは関与していないため、抗ヒスタミン薬が効きません。 抗ヒスタミン薬を使ってもかゆみが改善しない場合には、アトピー性皮膚炎や内臓疾患などを疑って、早めに受診することが大切です。 こうした病気に伴うかゆみは、前述したようにヒスタミン以外の原因でかゆみが起きているために、抗ヒスタミン薬が効きにくいと考えられます。 特に注意したいのは、内臓疾患によるかゆみです。 単なるかゆみと思って放置していると、病気そのものが悪化する可能性があります。 かゆみをともなう内臓疾患として、糖尿病、腎不全、肝硬変の一種(原発性胆汁性肝硬変)、内臓がんなどがあります。 内臓疾患によるかゆみは、抗ヒスタミン薬でかゆみが改善しないことに加えて、肌には目立つ異常はなくても夜も眠れないようなかゆみがしつこく起こり、乾燥肌の特徴がみられる場合があります。 なかでも、透析患者さんや原発性胆汁性肝硬変患者さんのかゆみには、前述した脳内モルヒネともいわれるベータエンドルフィンが関与することが分かっています。 なかなか治らないかゆみが起こったときには病院に行き、検査を受けると良いでしょう。

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体が温まったときなどある時間にだけ、決まった場所ではなく体のあちこちに出るような赤いボツボツはじんましんです。 赤いボツボツというのは、多くは虫刺されのような少し盛り上がった赤い丘疹(きゅうしん)ですが、かゆいのでかくとそれがつながって線状、帯状になったり、地図状に広がったりします。 そして、数時間以内に、多くは1時間くらいでいったん消えるのが普通です。 このような症状が数回出て、1ヵ月以内に治る場合は急性じんましん、発症してから1ヵ月以上続く場合は慢性じんましんといいます。 原因は、急性じんましんでは魚介類や卵など食物のアレルギーが多いとされていますが、実はそれだけではなく、風邪のような感染症によることが子どもの場合はとても多いのです。 また、風邪のために飲んだ薬が原因という可能性もあります。 また、風邪をひいていなくても、どこかへ出かけたり、環境が変わったり、疲れがたまっていたり、精神的ストレスによって生じる場合もあります。 何か検査をすれば原因がすぐわかるというわけではなく、最近風邪をひかなかったかとか、何かいつもと違うものを食べたかとか、疲れがたまっていないかなどといろいろな要因について詳しく問診することによって、たぶん原因はこれらしいと推量するものです。 しかし、慢性じんましんでは原因がわからないことが多く、免疫の異常で起こるものもあります。 じんましんを起こす原因の中には、温熱にさらされたときにのみ出る温熱じんましん、寒冷にさらされたときにのみ出る寒冷じんましんなどもあります。 温熱じんましんは、熱いお湯に体の一部をつけてみるだけで、全身にじんましんが出ることで診断します。 温熱じんましんでは、けいれんや脱力など全身症状を伴う場合もあります。 子どもではめったに見られませんが、大人で高温環境で働く場合や、熱いお湯や熱風にさらされる場合などに見られることがあります。 治療は原因と思われることをできるなら取り除き、つまり風邪なら早く治して体調を元通りに戻し、抗ヒスタミン薬を内服します。 皮膚科、または小児科でご相談してみてください。

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