アンセム バンド。 アンセムとは

邦楽おすすめバンド 新作特集 2016

アンセム バンド

解説 北海道は北見市出身、リーダーの柴田直人は進学と共に札幌市の高校へ入学。 学生時代は影響を受けたブリティッシュ系のハードサウンドを中心に、ウィッシュボーンアッシュやプログレ系のバンドのコピーなど、特定のバンドに籍を置くのではない一匹狼的なスタンスで活動。 音楽で生計を立てる為に上京、日大芸術学部に進学する。 学生時代にトリオバンド『BLACK HOLE』を結成。 東京三多摩地区を中心に活動、音楽性はプログレハード路線だった。 ロックバンドのコンテストA-ROCKにて全国2位(優勝はスターダストレビュー)、続いてミュージック・ステディ誌のコンテストで決勝大会まで進むも、テクノポップ全盛の時代にプログレハード路線のブラックホールは業界関係者の目には止まらずデビューにきっかけを掴む事が出来なかった。 2度の落選を受け柴田を除くバンドメンバーは自信を失くしバンドは解散、リーダー不在の活動だったらしく円満なものだったらしい。 ちなみにブラックホールのシンガー兼ギターだったRIOは1981年に東京X-RAYを結成、ベースには後にSTILL ALIVEでメジャーデビューする横山 壮五(ALIVEというバンドで森川之雄と一緒に活動していた)。 ギターには志村Punky広司らが在籍。 志村が脱退後には、イケメンギタリストの松川RUN敏也が参加。 その松川はBLIZARD結成へと流れる。 ちなみに松川は1985年にRUN名義でソロアルバムをリリース。 そのうち Without You はBlack Holeのカヴァー、Get the Free 、Ball and Chain 、Crisisの3曲は東京 X-Ray時代のカヴァーでRIO氏が関わっています。 余談ですがこのアルバムで謎の覆面ヴォーカルMr. Crazy Tigerとして参加するのは現B'zの稲葉浩志です。 BLACK HOLE Vo. G RIO B. 柴田直人 Ds. 荻野光雄 第二期 Vo. G RIO B. 柴田直人 Ds. 寺本コージ(第四期東京X-RAYに加入) BLACK HOLE解散後、同郷の友人、当時は十二単のギタリストだった小柳彰史が、まだ高校生だった大内MAD貴雅を柴田と引き合わせることでバンド結成へと至る。 当時の柴田の心境は、遊び程度の感覚で本気ではなかったといわれる。 その為に結成当時のANTHEMはリーダーがギターの小柳だった。 その小柳が雑誌の募集で見つけたのが初代ヴォーカルの前田TONY敏仁。 最初のライブで6曲披露、すでにオリジナルの楽曲を2曲用意、そのうちの一つは『Rock 'n' Roll Stars』の原型だった。 へヴィメタルのムーブメントも後押しとなり関東では確固たる地位を固めたANTHEM。 その活動が認められジョージ吾妻率いる5Xの前座に抜擢。 約2ヵ月間のリハーサルを経てライブに挑むも、全く観客にウケなかった。 西高東低ともいうべきなのか、西から上京してきた44マグナムやEARTHSHAKERのようなバンドと違い、明らかに準備不足というか、バンドとしての決意が足りなかったと強く認識することになる。 当然ライブにも呼ばれない状況が続く、このあたりから、バンドとしての在り方を確認、イニシアチブを小柳から柴田へと移行、音楽性も時流に合わせたパワーメタル色を強める事になる。 音楽性の相違は深まった小柳は脱退と共に、ANTHEM名義の使用で残りの3人と揉めたがバンドは存続することで落ち着いた。 その後、小柳はサブリナのギタリストへと流れる。 第1期ANTHEM Vo. 前田敏仁 G. 小柳彰史 B. 柴田直人 Ds. 大内貴雅 シルヴァー・ブレイズ、アンサーのギタリストとして活躍していた、そのルックスと派手なタッピングプレイから和製エディと呼ばれた福田洋也。 アンサー時代に柴田直人に一緒にやろうと声を掛けた程、蜜月の関係もあった二人。 当時の福田にとってANTHEMの音楽性はへヴィすぎるという気持ちはあったが、将来を見据えて合流。 第二期アンセムがスタートする。 第2期ANTHEM Vo. 前田敏仁 G. 福田洋也 B. 柴田直人 Ds. 大内貴雅 メンバーも揃い、以前にも増して精力的な活動を開始したアンセム、その甲斐あって念願のメジャーデビューの権利を獲得。 歓喜の中、多忙と過度のプレッシャーに心身をすり減らした前田は脱退を決意。 一説には前田のパフォーマンスに不満があったとも言われているし、柴田の鬼っぷりに前田がついて行けずに失踪に近い状態での脱退だったとも言われている。 真偽は不明。 この件の話はあやふやなものが多い。 前田脱退を受け、急遽後任シンガー募集のオーディションを行う。 3カ月もの期間で100人を超えたといわれる中で、その座を射止めたのは大学生だった坂本英三。 柴田が求める人材はハイトーン系のシャウティングスタイルではない、声にパワーのある、既存の概念をぶち壊すような人材だった。 まだまだ甘いが坂本には、その可能性があり後任として採用。 加入後わずか3カ月で1stアルバムのレコーディングへと向かう事となる。 このオーディションにはアンセム都市伝説として語り継がれるエピソードがあります。 それは沼津のグラハム・ボネットと呼ばれた逸材。 森川之雄がこの時期にオーディションを受けている。 その歌唱力に関係者は彼で決まりと思っていたが、デビューが決まっていた彼らにとっては、森川の容姿に問題があった。 髪型がパンチパーマだったと言われているが、あそこまでチリチリではなく、所謂パーマスタイルのリーゼントヘヤーのヤンキースタイルだったが為に、落とされたと言われている。 かつてはこの説を柴田直人は否定していたが、今は概ね認めているとされている。 第3期ANTHEM Vo. 坂本英三 G. 福田洋也 B. 柴田直人 Ds. 大内貴雅 アマチュア時代から世話になっていたジョージ吾妻の協力もあり、パワーメタル戒厳令と銘打った1st『ANTHEM』を1985年にリリース。 その音楽に対する高潔な姿勢は軟弱になり下がったシーンへ喝を入れ、不満を抱いていた多くのファンには痛快極まりない姿に映り、共感する多くのフォロワーを生み出すこととなった。 なお、このアルバムは日本以外でもアメリカ、イギリス、オランダなど6カ国でリリースされる。 ライブではお馴染みの新曲が2曲と、1stから3曲を英詩ヴァージョンでリメイクしたミニアルバムを間髪入れずにリリース。 過密スケジュールをこなすツアーの合間に曲作りを行いながら、1986年の4月に2nd『TIGHTROPE』をリリース。 エンジニアにケン・ケーシーを迎えるも満足は音は得られず、その作業は修羅場そのものだと語り継がれる。 その怒気を孕んだ姿勢と意思疎通の難しさにケンは意気消沈、バンドも改めて周りのサポートの重要性とミュージシャンとしての在り方を考え直し事に、その後の活動へと大きな転換期になったともいえる事件だった。 メンバーの不満とはよそに、『TIGHTROPE』は国内外で高い評価を受ける事に、特にアメリカのFMラジオ局にて週間チャートにランクイン、楽曲の完成度は勿論だが、成長したメンバーシップが身を結んだ形に、特筆するべきは1stで酷評を受けた坂本の、地獄のツアーで鍛えられたパフォーマンスは、口うるさいファンを抑え込む程の力強さを身につける事に成功。 ある意味、ANTHEMというバンドの歴史は今作から始まったと言えるでしょう。 それほど強烈な出来栄えを誇っていました。 実子の出産など、公私に多忙を極めた柴田直人の、穴を埋めるように福田がソングライティング力を披露することにもなり、その影響がバラエティ豊かな作風へと押し上げているのも見逃せない1枚です。 自らを売り込むべく超絶ハードツアーを敢行する事でも有名だったアンセム、その全身全霊を掛けて挑むLIVEバンドとしての凄みは後年になっての続くのですが、1986年日本大学理工学部の学園祭にて、アマチュアな学生主催の管理不足が引き金となり、会場が酸欠状態に陥り40人以上が倒れ、半数が病院に担ぎ込まれるという事件に見舞われた程です。 精力的なツアーが功を奏したのか認知度も高まり、レコードの売り上げにも手応えを掴んだバンドは、いよいよ念願の海外での活動を視野に入れる事に、当時THIN LIZZYやANVILのプロデュース業に携わった。 クリス・タンガリーディスを迎え初期の名盤と誉れ高い評価を受ける『BOUND TO BREAK』をリリース。 国内ツアーを行ったと、念願のアメリカでのLIVEを敢行。 オープニングにポール・ギルバートのRACER Xなどを迎え名門COUNTRY CLUBで行われる。 LOUDNESSが海外に戦略を果たし、次なるバンドはこいつ等だと現地のメディアやミュージシャンも注目の中でのLIVEだったと言われる。 その後、渋谷公会堂など大きな会場を埋める程の人気を誇るも、今回のツアーを収録した初のLIVEアルバム『THE SHOW CARRIES ON! 』をリリースする前に、坂本英三が脱退するという事件が勃発。 デビューしてから快進撃を続けていたバンドだけに、驚きのニュースとして広くメタルシーンに届けられました。 後年完全版と言われるLIVE映像がリリースされましたが、貴重なシーンとしてあげられるのが、落雷よって電源が飛び、福田洋也のソロが一番いいところで聞こえなくなるというアクシデントに見舞われるシーンでしたが、他にも某雑誌の現副編集長:大野奈鷹美さんが回す、貴重なリハーサルやオフショットも収録されているので、興味のある方は是非とも見て欲しいですね。 当時の熱気をそのままに、夢多き若者のガムシャラな姿に胸が焦がれます。 そして、その作品には伊藤正則、柴田直人、坂本英三の三人による、当時を振り返る回顧録インタビューも収録。 そこで坂本英三の脱退劇の真相が語られています。 当時のアナウンスは、坂本英三が今作のツアーにおける活動で燃え尽きたと言われていましたが、実はレコーディング前に脱退を決め、今回のレコーディングとツアーが坂本英三のミュージシャン人生を掛けた最後がパフォーマンスと決めていたとの趣旨の発言が飛び出したりと驚きの裏話に、悲喜こもごも軽妙洒脱なトーク劇に身を乗り出さずにはいられないでしょう。 アンセム脱退後は、眼鏡屋の店員などを経て、タクシードライバーの傍ら、ミュージシャン家業に着手。 彼の名がメジャーシーンで再び囁かれるようになったのは、坂本のサービス精神からくる、ノリの良さと本気度から、このプロジェクトを遂行するのには、彼しかないと言わしめるアニメタルまで待たされる事となった。 第4期ANTHEM Vo. 森川之雄 G. 福田洋也 B. 柴田直人 Ds. 大内貴雅 1988年の初頭、かねてから噂のあった実力派シンガー、森川之雄の正式加入がアナウンスされる。 オーディションには落ちたが常に柴田の頭の中に強烈にインプットされていた存在であり、大規模なオーディションの裏側で森川で行こうという既成事実が存在していたと後年語られる事となった。 当の森川も最初のオーディションに落ちた後も精力的なバンド活動を行い、自分が良いと思うものはジャンル不問で取り込み、歌い手としての幅を広げていたと言われており、タフでワイルドだがメロディを追って歌えるというスタイルを研磨し続けていた。 森川加入と同時に、バンドは活動の基盤となるマネージメントの強化を図る、デビューからサポートしてくれたマリオネット・ミュージックを離れ、自ら立ち上げたMUSIC OFFICE ARMSに移籍、いよいよ本格的な海外戦略を念頭に活動がスタートする事となった。 森川加入から一年、今までのタイトなスケジュールのレコーディングや創作活動とは違い、森川加入第一弾アルバム『GYPSY WAYS』は柴田直人も熟考したアイデアを持ち込みレコーディングに挑む事に、前作同様プロデューサーにクリスを迎え、盤石の態勢でレコーディングが行われる。 森川にとっては初のレコーディングとなるが、その柴田直人の厳しいサジェスチョンに、心も折れ、夜な夜なホテルの一室にて悔しさのあまり、枕を濡らす日々だったと言われる。 また柴田にとっては森川と歌詞の共作があり、酒を飲みながら愛だの恋だの甘酸っぱいトークに心を弾ませたとのエピソードトークもありました。 最新作『GYPSY WAYS』は、充実のソングライティングが功を奏し、それまでのパワーメタル路線をより深く掘り下げたスタイルへと進化。 ブリティッシュスタイルのロックへの憧憬とリスペクト精神を今まで以上に高め、ブラックサバスにも負けないへヴィなミドルナンバーから福田洋也のメロディセンスを遺憾なく発揮した名曲『GYPSY WAYS』のソロなどは、その最たる例であろう。 外部リンク "ANTHEM" を 1. , 2. , 3. , 3. , 4. , 5. , 6. , 7. , 8. , 9. , 10. コメント・評価 Selected Comments 1. 元々ジャパメタは好きなんですが、その中でもANTHEMは別格ですね。 日本語の歌詞に、独特の音楽をいつまでもやり続けてるところが最高です! 大抵のバンドって、どこかで音楽性チェンジしちゃうので・・・・。 ヴォーカルの英三さんと森川さんは、自分的には甲乙つけ難いです。 どちらにも味があると思うので・・・曲は森川さん時代の方が好みですね。 もちろん、英三さん時代が嫌いってわけじゃないですよ? 8月21日にもシングル出したようですし、自分も早く購入しようと思ってます。 秋にはアルバムも出るとか。 SEVEN HILLSに負けない作品を作って欲しいと思います。 この時期に彼らのあんなヘヴィな音を、しかも日本人で出していたことは、本当に評価に値する。 海外を意識した音楽が基本で、海外でもLOUDNESSについで有名なバンドである。 バンド・テーマ曲である「WILD ANTHEM」は私のお気に入りである。 Xはここでも人気ありますが、VOLCANO、聖飢魔II、筋肉少女帯あたりは まだまだ聴かず嫌いしてる人が多いと思います。 ANTHEM程「男気」が感じられるバンドってなかなかいないですよね。 MANOWARレベルいってるでしょ それ言ったら柴田さん怒りそうだけど 15. でも、なんかちょっと違うんだよなぁ、期待してるモノと。 やっぱ心のどこかで、BOUND TO BREAK2を期待してるのかなぁ。 だったら、お前はずっとBOUND TO BREAK聴いてろや、って言われそうですが・・・ 20. 今年はアンセム漬けになりそうですね。 アンセムに装飾は無用!! アンセムは侍だよ。 これだけ気骨のあるバンドはたぶん出てこないね。 今まで、メンバーが変わったり、抜けたメンバーが戻ってきたり、曲に賛否両論あったりといろいろあったけど、それがアンセムの歴史。 あの頃のような曲を・・とか言っても、それは無理。 いつまでも同じ場所にとどまるわけないんだから。 メンバーについても同じ。 いろいろあって今あるのがアンセムでしょ。 ファンが愛してあげないとね。 アンセムは、もはや、俺の魂。 アンセムというバンドがある時代に生きてて良かった。 これからも信念を貫いていくと確信している。 ジャパメタの伝説として、いや現役として、いつまでも活動してほしい!!!! いつの間に・・・・ 私も「Heavy rocks」好きです。 ホント、いつの間にコレが登録されてるのか? ボクは灰野敬二と一緒にやってる盤をよく聴くかな。 あとブルーのジャケのぬるーいヤツ。 高速バスの最前列で、夕方の山道を走りながらこれを聞いていましたが、 ものすごく気持ちよかったです。 国宝だよ。 これほどどのアルバム買っても失望しないバンドないよ。 それを何年続けてきたか・・・柴田さんの精神力にも脱帽だし、それに応えて来た歴代メンバー、アンタら凄いよ! 読みごたえのあるインタビュー、詳細なディスコグラフィーとアンセムの20年を凝縮したような感じです。 付録DVDも85分あり付録と呼ぶのが恥ずかしいぐらいの充実ぶり。 特に92年のラストライブ・03年の夏の陣の映像は熱い! それを見ていて燃え上がる俺がいました。 アンセムが好きなら買って損はしない一冊です。 ANTHEM来いってずっと願ってたかいあったかな・・・? 他にどんなバンドが来てもANTHEMが来る日に行くことに決めました。 Recent 20 Comments 70. 私だけじゃなかったのですね。 わかりました。 コメント、ありがとうございました。 Onslaught 2. Legal Killing 3. Road To Nowhere 4. Evil Touch 5. Hunting Time 7. Blinded Pain 9. Blood Sky Crying 10. Soldiers 他意はないので、気を悪くされた方がいたらごめんなさい ニヤニヤしつつ、ANTHEMの偉大さを再確認していただければ嬉しいです 73. 残念なことにおいしいリズムパターンやおかずはあまり聞きません。 彼の加入でバンドアンサンブルは恐ろしいほどドライヴィングに変貌したと思う。 MAD時代の猛り狂ったバンドの音とは違ってどっしりとした重戦車のような趣。 ブライアン・ティッシーは凄いけど、持ってるミュージシャンシップが違う。 ともかく3・28のクラブチッタ1DAYライヴが楽しみ。 リハーサルを伝えるメンバーのブログをみるとまぁ凄いことになりそうだ 74. 2011-05-02 16:16:17 ニューアルバム「HERALDIC DEVICE」が7月6日に発売! 柴田のコメントによると今回は今までと路線の違う意欲作だそう。 問題作になりませんように・・・。 かなりキャッチーです。 いつからANTHEMはシンセ入れたり、メロパワやるようになったんだ(笑) 77. 名無し 2011-11-21 22:27:02 ANTHEM WAYSに収録されてるほうのBound To Break Remix の2:20あたりから、左からノイズが入ってる気がするのですが、皆さんは聞こえますか? リミックスされてない原盤ではそのようなことはなかったと思いますが。 2012-12-20 21:20:42 昔、筋肉少女帯の大槻ケンヂさんと XのHIDEさんの対談で、 「何故、日本のHM界は 体育会系なんだ?」と言う事を 話したそうです。 それはアンセムのリーダー、 柴田直人さんからですかね? 79. 2013-02-15 21:03:02 まさかの柴田さんの「胃ガン発覚!」 常に高みを目指して前進している アンセムのリーダーが…。 名無し 2013-10-29 02:53:21 さかもとえいぞうさんの声が好きで聞き始めたけど最初はそうでもなかったけど 聞けば聞くほどギターやベース、ドラムもどれもかっこいいことがわかって 今じゃジャパメタの中で一番好きなバンド 81. 名無し 2014-02-15 11:25:45 坂本英三脱退で森川之雄復帰を世界で一番喜んでいるのは広瀬和生。 2014-03-02 20:19:49 まさか森川が復帰するとは。 歌手としては英三よりも好きだが、新作の出来はいかに。 やはりリーダーは森川のほうがよかったのか。 シンガーとして一番いい時期に、くだらん活動でお茶を濁してたのが勿体なさ過ぎる。 いくらでも誤魔化せるCDの音源ですら、あの迫力がもう出せないのだから。 昔のアンセム時代を10とすると今は6ぐらいか。 それでも並のシンガーよりは全然聞けるけどね。 英三も森川も同じぐらい好きなので、ライヴには勿論行きますよ。 29日にはYESの追加公演も有ったので、正直、どっちに行こうか迷ったのですが。 やっぱ森川はいいね~。 森川だからこそGYPSY WAYSとか聞けるし。 森川アンセムのライヴを観るのは、そのGYPSY WAYSツアーの時以来だから、二十数年ぶり(笑)なんだよな。 そりゃ、森川も歳を取るし、自分も、おっさんになるわけだ(笑)。 今のアンセムのメンツのライヴは素晴らしいね、演奏もタイトだし、森川の声も思ったより出てたよ。 2015-04-26 15:15:35 本日、出掛ける用事があり、 「さて、何を聴きながら行こうか?」 と、迷った時に、久々にANTHEMを 選んで聴きました。 私は、グラハム・ボネットを ボーカルにしてくれたお蔭で、 ANTHEMを聴くようになりました。 坂本さんはアニメタルで、 森川さんは虹伝説で知っていました。 リーダーの柴田さんが目指すものは、 ファンが求めているものよりも 遥かな高みかもしれませんが、 私は応援しています。 2015-11-09 13:12:53 ANTHEM30周年公演は熱かった。 渋い選曲にいつもと違ったヴァージョンと趣向を凝らした演出と20周年や25周年の同窓会的なお祭り騒ぎとは違う現存するメンバーで最大のおもてなしをするという姿勢も良かった。 今回は他に福岡と広島を見に行くのだが円熟味を増しつつも獣性を帯びた歌声は健在の森川(でも10年前にみたかったよ)マッドや本間とも違うパワフルなドラムで新たなる風を送る田丸の存在感の大きさ、ヒロヤの美味しいフレーズを残しつつもトリッキーな自らの色を鮮明に残すミスをしない男、清水のギター。 Mrアンセム柴田リーダーは言うに及ばず、ミュージシャンとして実に地に足の付いた圧巻のパフォーマンスだった。 昔の思い出がありどうしても、森川はこんなもんじゃないとか思うのだが、それは野暮な話。 少なくともLIVEにおける安定感のある演奏を体感させてもらえる事に金額以上の満足感を得れました。 どんだけ森川好きなんだよ?って話なんだけど、本当に森川、大好きだ。 今やってるLive Circus Tourも、サーカスって名付けてるだけあって、珍しい、普段やらない曲が 聴けたりして、あぁ、やっぱライヴ来て良かったぁ、と、大満足なわけだが。 そりゃ、昔の森川のほうが、もっと凄かったのは承知の上で、今のパフォーマンスにも満足してます。 あんだけ全力のライヴ見せられると、そりゃあこっちも全力で応援する気になりますよ。 2018-12-18 15:30:27 本格的な海外進出を果たす事が決まった国産メタルの勇者アンセム。 既に全編英詩による撮り直しのベスト盤がリリースされる事がアナウンスされているのだが、そこから『BLACK EMPIRE』が先行で配信されている。 個人的には坂本英三の危なっかしいギリギリの歌唱スタイル、あの悲壮感溢れる歌い回しが染みついている為、森川の堂々とした歌い方は英詩以上に違和感があったりするのだが、流石の歌いっぷりでブラックエンパイア感を演出している。 海外を見渡しても森川のような歌唱スタイルのシンガーはいない、今もってDEEP PURPLEのトリビュート盤で歌う森川は、本当に凄かった。 残された時間を考えればタイムリミットがギリだったと思っている。 彼らの活動が後世に残るようなインパクトを与えて欲しいね。 かつてのアンセムは柴田直人のバンドだった。 それはライブを見に行くと、常に不安な要素が強く。 大内はド 89. 1部は『HUNTING TIME』完全再現!やはり素晴らしい曲ばかりですよね。 2部は坂本と森川の Vo対決!タイプの違う二人の共演は、彼らの歴史をよく知るFANにとっては感慨深いものが あったでしょうね。 ツインヴォーカルにツインドラム!正に圧巻のライブでした! クリス・タンガリーディスに捧げる、ってのがまた泣けます・・・。

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ANTHEMの2つのボイス!「坂本英三」と「森川之雄」

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【ANTHEM TIGHTROPE(アンセム タイトロープ)】は1986年に発表されたアンセムの2枚目にあたるアルバムです。 アルバムリリースと同時期に刊行されたバンドスコア『TIGHTROPE』は、マリオネット・ミュージック・パブリッシャーが発行し、ドレミ楽譜出版社から販売されていました。 ラウドネスと時を同じくして脳みそがとけるくらい昼夜聴きまくっていたジャパメタバンドがアンセムです。 ギタリスト福田洋也氏のスピーディーでトリッキーなプレイに魅了されるとともに、ボーカル坂本英三氏のなんとも熱く切ないハイトーンが、やりきれない思春期の葛藤をなだめてくれました。 とにかく捨てるところが一切ない、噛めば噛むほど味がでるタイトロープの収録曲!一曲目の『VICTIM IN YOUR EYES』でいきなり昇天し、『NIGHT AFTER NIGHT』で泣き、『TIGHTROPE DANCER』で踊り、最後は『BLACK EYED TOUGH』でヘッドバンキングしてぶっ倒れる。 こうやって溜まった体じゅうのウミを吐き出しました。 (笑) いわずもがなメンバー皆若いですね~。 アンセムも幾多のメンバーチェンジを繰り返し、現在この中でのこっているのはボーカルの坂本英三氏とリーダーでベースの柴田直人氏の二人。 このバンドスコアには、アルバム未収録曲(2005年発売のリマスターには収録)の、『READY TO RIDE』『SHED』も譜面がボーナスで掲載されています。 結局のところミニアルバム【READY TO RIDE】を買わせる布石だったのか!(笑) アンセムの中で一番好きな曲がこの『ナイト・アフター・ナイト』。 歌詞もメロディーも哀愁に溢れていてたまりません。 指が擦り切れるくらいギターを弾いてコピーしました。 この曲と対照的だったのが『タイトロープ・ダンサー』。 暗く沈んだところから一気にヒートアップできる曲で、これもTABみながらコピーしまくりましたね~。 私の激レアバンドスコアに認定です。 nursemen.

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邦楽おすすめバンド 新作特集 2016

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ANTHEM アンセムについて 今では中々想像し難いことですが、80年代、日本ではバンドムーブメントが起こり、数多くのバンドが誕生しました。 表の世界ではアイドルが人気を博し、裏の世界ではバンド全盛、こんなイメージでしょうか。 ジャパンロックの土台が作られたと言っても過言ではない時代。 アンセムは、ベーシストの柴田直人を中心に1981年に結成。 1985年にメジャーデビューを果たします。 長い下積みですね~。 1992年に一度解散。 2001年に再結成され、現在も活動しています。 度重なるメンバーチェンジ バンド結成から1992年の解散まで、アンセムのメンバーは激しく入れ替わってます。 リズム隊は同じなんですが、バンドカラーを決めるボーカルが3人、ギターも3人在籍していました 笑。 それ故バンドとして成熟しきれなかった、というのが正直なところです。 ただ、2001年に再結成されて後、10年以上は同一メンバーで活動し、多くの良曲を生み出してくれました。 再結成後のアンセムは、他の再結成組と比較しても、 最もカッコイイと自信を持って言っちゃいます。 音楽性 デビュー当初は「パワーメタル」という触れ込みだったと記憶してます。 そのサウンドはハードでヘヴィ。 「バラードなにそれ?」状態で、私の知る限り、バラード調の楽曲は再結成後の1曲しかありません。 彼らの姿勢は一貫してヘヴィメタル、ではありますが、個人的にはそれだけに当てはめるのは勿体ない気がします。 ボーカルメロディがしっかりしていて、 歌モノとしてのクオリティが凄く高い。 坂本英三と森川之雄の両氏も、メタルボーカリストという枠に収まり切らない、幅広い歌唱力を持った「ロックボーカリスト」とするのが個人的にはしっくりきます。 2人のボーカリスト 1985年デビュー時、ボーカルは坂本英三氏。 彼が脱退した後、新ボーカリストとして加入したのが森川之雄氏。 ファンの間では坂本派と森川派に別れる程、両名とも支持されていました。 Van Halenのデイヴィッド・リー・ロスとサミー・ヘイガーに近い印象です。 あなたはどっちが好きなのよ?的な。 ちなみに私はデイヴィッド・リー・ロス派かな。 2001年に再結成した時のボーカルは坂本氏。 そして、現在は森川氏がボーカルです。 歴史が繰り返されとります!当時は、坂本氏が離れる寂しさと、森川氏の声が聴けるワクワク感が同居してましたね。 とどのつまりどっちも好きなのよね。 坂本英三の魅力 デビュー時の印象は、声の線が細く、余裕のない歌い方。 正直ビビッとはきませんでした。 なので彼を聴くというより、アンセムの中で好きな曲のみを聴く、という感じでしたね。 しかし、アニメタルやタクシードライバー 笑 といったキャリアを積み重ね、彼はついに晩成の時を迎えます。 再結成後のアンセムで聴かれる彼の歌声は、 純粋にカッコイイんです。 その声には 独特の艶があり、ハイトーンも非常に滑らかに聴かせてくれます。 そして シャウトが素晴らしい!それはもうお手本のようなシャウト。 エッジーなディストーションシャウトは聴いててホント気持ちイイです。 更にトーク力にも定評があり、会場を盛り上げるのもお手の物。 1964年生まれの54歳 執筆時 とは思えぬ若々しさと、パワフルな歌声。 今後も楽しみなボーカリストの一人です。 森川之雄の魅力 1987年、坂本氏に代わりアンセムのボーカリストに。 その後1992年にアンセムを脱退するまで同バンドにて活動。 解散前のアンセムを支えた森川氏のボーカル力は、坂本氏を上回るものであったと個人的には思います。 彼の歌唱力はアンセム加入時に 既に完成されていて、ハードな音楽にマッチした声質だけでも、各楽曲のクオリティを一段階引き上げていると言ってもいいでしょう。 その声は 芯があり太く、粘りもあります。 彼の声質から生まれる伸びやかなハイトーンは耳触りが良く、坂本氏に負けず劣らず様々なシャウトを操れます。 解散前のアンセムなら、私は完全に森川之雄派。 単純にイイ楽曲も多くありましたし。 2014年に再びアンセムに復帰し、変わらぬパワフルな歌声を聴かせてくれています。 これからが楽しみな反面、彼が脱退する時は、アンセムの2度目の解散の時となる気がします。 頑張ってくれ~! この曲を聴くべし! 坂本氏はアニメタル、森川氏はトリビュート作品等々、様々な活動を行っているのですが、今回はアンセムに絞ってオススメ曲をピックアップしています。 彼らのアルバムの傾向として、1曲目にキラーチューン、一番自信のある楽曲を持ってきている事が多いです。 全てがそうとは言い切れませんが、勢いがありカッコイイ曲ばかり! 分かりやすくするために、解散前までを「前期」、再結成後を「後期」としています。 そのド頭一発目に収録されている曲。 自らのバンド名をタイトルに入れていることからも、この曲に対する意気込みが分かります。 ライブでも終盤に演奏されることが多かった彼らの代表曲です。 ただ、この作品における坂本氏のボーカルは正直軽く、高域も厳しい。 Vow Wow、Loudnessを先に聴いていたので、当時は特別何も感じませんでした。 実際は未完の大器だったんですけどね 笑。 「 Lay Down」等、曲自体のクオリティが高いものが数曲あるだけに、実にオシイです。 ギターは福田洋也氏が担当。 初期アンセムのギターと言えば私の中では彼が随一。 アンセムの持つパワーを存分に解放した良作です。 坂本氏のボーカルも高域に余裕を感じられ、切れ味鋭いシャウトもイイ感じ。 1曲目の「 Victim In Your Eyes」はパワーとスピードを兼ね備えていて、テンションアップ間違いなしのアンセムメタル。 2バスが気持ち良すぎ! 「 Night After Night」はベストにもよく収録されることの多い代表曲。 アンセムらしく、メロディが丁寧に構成されていて、思わず歌いたくなってしまいます。 ボーカルにはコーラスかフェイザーか、エフェクトが少しかかってる感じで、個人的には邪魔 笑。 続く「 Death To Death」は3連の曲。 これバックが好きなんですよね~。 特に柴田氏のよく動いてくれるベースラインがお気に入り。 ボーカルは音数が少なくシンプルなので、坂本氏の若さ溢れる伸びやかな声を聴けます。 「 Tightrope Dancer」も彼らの代表曲。 これも「 Night After Night」のように歌メロがしっかりしていて聴きやすいとは思いますが、坂本氏が結構キツそうです。 でも、バックはやっぱカッコイイ! アンセム2作目にして、 名盤認定してもよい作品です。 曲もミックスもマスターも、全体的にまとまり過ぎていて面白みに欠けるというか、アンセムらしさが失われているように思えます。 海外を視野に入れ始めたんでしょうか。 「 Show Must Go On! 」や「 Head Strong」という楽曲を聴くとそう感じます。 どちらもいい曲ではあるんですが・・・。 それでも、タイトルチューンであり1曲目に収録されている「 Bound To Break」は間違いなく 名曲です。 私がアンセムを知った曲でもあります。 歌メロがしっかりして、日本語でも十分カッコイイことを見せ付けてくれてます。 坂本氏の声も太さが増し、この曲における歌唱は彼の魅力を存分に味わえるものとなっております。 ギターも、リフ、ソロ共に印象的で、福田洋也氏の能力の高さを伺えます。 ただ作品全体を通して見ると、ボーカルが「坂本英三」でなくてもいいようなメロディラインに感じます。 彼の個性が爆発するのは、やはり再結成後ですね。 まず一聴して「森川之雄」というボーカリストの実力に驚かされる事間違いなし。 図太いハイトーン、安定したピッチ、当時の柴田氏が生み出していたメロディにも見事にマッチしたボーカルです。 おすすめはこれまた1曲目のタイトルナンバー「 Gypsy Ways」。 これまでのアンセムにはなかったタイプの楽曲で、森川氏の歌声と相まって物凄い安定感があります。 そしてギターソロがいいんですよね~。 耳に残りやすいナイスなギターメロディです。 小言を言わせて頂くと、全体的にはメリハリに欠ける印象で、単調と感じる部分もあります。 メタラーもハードロッカーも絶対これは避けてはダメ、と断言しておこうか。 もうアンセムといえば、当時はコレばっか聴きまくってました。 てか今でも聴く。 中でも好きな2曲をオススメとしてチョイスしましたが、全体的にクオリティの高い楽曲ばかり。 収録数は8曲と少ないですが、内容があるので気になりません。 「 The Juggler」はアンセムで1、2を争う程好きな曲。 アップテンポでパワーがあり、歌メロ構成も抜群。 福田氏のギターはこの曲でも唸りまくっており、森川氏のシャウトも炸裂しています。 非の打ちどころのない、アンセムメタルサウンド。 2曲目の「 Hunting Time」における世界観は、アンセムが新たなステージへ上ったことを感じさせてくれます。 ボーカルの音域も幅広く、低域からハイトーンシャウトまで森川氏が巧みに歌い上げています。 そして何度も言っちゃいますが、福田氏のギターが堪らない! 他にも「 Evil Touch」「 Jail Break」といった超攻撃的ナンバー、森川氏のボーカル能力をたっぷりと堪能できるミディアムナンバー「 Tears For The Lovers」など、良曲目白押し。 前作「Hunting Time」に次いでよく聴いていた作品です。 特に1曲目にクレジットされている「 Shadow Walk」が 最高すぎる!アンセムを知らない人に私がオススメするとすれば、絶対この曲。 純粋な歌モノとして十分イケます。 曲調はミディアムロックで、シンプルながら8ビートで刻まれるギターリフが印象的。 ボーカルメロディも秀逸で、それを歌い上げる森川氏の存在が、この楽曲をブラッシュアップしています。 スピード感溢れる「 Do You Understand」では、初めてではないでしょうか?明確なベースソロがあります。 ギターとのユニゾンプレイなど、柴田ファンは必聴。 ボーカルは相変わらずの安定感でメロディも安心のアンセムクオリティ。 本作のギターは清水昭男氏で、バンド再結成後もギターは彼が担当しています。 おすすめは1曲目の「 Venom Strike」。 アンセムらしい勢いのある曲。 新ギタリストの清水氏をフィーチャーするかの様に、長めのソロなのも特徴。 全体的にミックスの問題か、凄くハイ上がりなボーカル音源になってます。 リバーブも少し深いというか、バックとの馴染みがよろしくないですね。 バランスが悪い。 楽曲群も、淡々と流れていく印象で、個人的には消化不良気味。 ここから再結成後の楽曲紹介です。 正直最初は「 ギター福田洋也じゃね~じゃん!」と失礼にも思ってしまいました。 今では清水昭男というギタリストの虜です。 彼は猛烈な速弾きプレイヤーではありませんが、メロディセンスは抜群。 数多くの痺れるフレーズをここから生み出してくれたのであります。 柴田氏と共にラウドネスでプレイしていた本間氏も強力なドラマー。 どう見ても素晴らしいメンバーだと言えます。 再結成後の作品の特徴として、 インスト曲が必ず1曲入っているのも楽器奏者には嬉しい限り。 良作です! 1曲目の「 Grieve Of Heart」を聴いた時の感想は、素直にカッコイイ。 まず坂本氏のボーカルが半端なく良いです。 解散前は森川派だったので、坂本英三どうかなぁ?と疑ってました。 アニメタルは聴いてましたが、本格的なバンドではどうなるか未知数でしたね。 「 Grieve Of Heart」はメタルというよりハードロックの領域。 メロディが秀逸で坂本氏の魅力が詰まってます。 歌唱力間違いなく上がってます。 伸びやかな高音域の美しい坂本ボイスをご堪能あれ。 「 XTC」はテンポの速いヘヴィチューン。 この曲は声を歪ませてパワフルに歌っています。 そして何よりギターソロ前のシャウトが超絶。 これぞ シャウトのお手本。 世のロックボーカリストよ、学べ 笑。 「 Running Blood」はイントロから好き。 ギターは非常にシンプルなんですが、コード進行とサウンドが私好み。 歌に入れば坂本氏が引っ張ってくれますから、バックがシンプルでも安心して聴けます。 この曲の個人的ハイライトはギターソロ。 サビの歌メロを踏襲した後半のフレーズが大好き。 「 The Innocent Man」はミディアムロック調。 バックは音を詰め込み過ぎず、ボーカルが引き立っており、坂本氏の歌を堪能することが出来ます。 ホント 上手いです! アンセム、やってくれました。 今後も期待せずにはいられない良曲が沢山収録されており、これは中々オススメの作品です。 やっぱアンセムってメロディがイイよね。 「 The Voices」はスピードあるメタルナンバーですが、引くところは引いて出るところは出る、というメリハリあるバックアレンジに工夫が感じられます。 ボーカルも同じで、ただ平坦に歌っているのではなく、強弱をつけたり声の出し方に変化をつけて表現しています。 坂本氏の表現力の高さもよく分かる楽曲で、喉を絞めて低音成分を強く出しているところもあれば、軽めに歌っている箇所もあり、更には高域の発声もいくつか使い分けています。 よく聴けば分かる、ボーカル必聴の曲です。 というのもピックアップしている曲は、後のベスト盤 2007 に入ってるものばかりなんですよねぇ~。 まぁ当たり前っちゃあそうなるんでご勘弁を。 「 Onslaught」はこの作品の1曲目。 こういうの作っとけばもうド安定、というアンセムメタルナンバー。 メロディが良くスピード感のある楽曲です。 清水氏の攻撃的なギターソロが気持ちイイです。 「 Eternal Warrior」もヘヴィなバックにしっかりしたボーカルが乗っている、アンセムらしい曲。 この曲のギターソロにおいても清水氏の粒のそろったプレイが心地よく、彼のレベルの高さが分かります。 「 Life Goes On」は3連で純粋に良い曲。 特にサビメロディが良く、坂本氏の突き抜けるようなハイトーンが素晴らしいです。 クリーンに発声していて、とても美しく煌びやかなトーンを聴けます。 確かに全編を通して素晴らしい楽曲ばかり。 それはやはりボーカルの力量が大きいですね。 坂本氏の歌唱力は衰えるどころかますます磨きがかかり、再結成組の中では断トツのパフォーマンスを披露しています。 1曲目の「 Immortal Bind」はアレンジもメロディも完成度の高い楽曲で、アンセムだけが生み出すことの出来る音だと思います。 全員素晴らしいですよ、ホント。 本間氏のドラミングも、柴田氏のベースも気持ちよく動いており、高い技術の中にも余裕を感じられます。 貫禄ですね。 「 The Beginning」はノルも良し、歌うも良し、聴くも良し!それ程速い曲ではありませんが、心地よいテンポ感です。 歌が本当にしっかりしているので、楽曲バランスが凄く良い。 この曲も柴田氏のベースラインが結構動いていて、ボーカルは楽しいだろうなぁ 笑。 「 Echoes In The Dark」はかなり好きな曲です。 タイトル通りAメロはダークでミステリアスな印象のメロディですが、サビにあたる次の展開で一気にオープンになります。 ここのメロディが最高にイイです。 1曲目の「 Black Empire」は完全メタルサウンドでありながら、サビが非常にメロディアス。 これぞアンセム、といったタイトルチューンに相応しい楽曲。 シンセを用い、ボーカルメロディに彩りを加えています。 「 Heat Of The Night」は2曲目。 「 Black Empire」に続くこの疾走感、ヨダレが出ます。 更に続いて3曲目「 You」。 サビというサビが無いようなメロディ構成。 Bメロ ブリッジ部 のように感じるメロディがこの曲ではサビに当たるかと思います。 何とも言い難いんですが、そこが凄くいいんですよねぇ~ 笑。 そして「 Walk Through The Night」。 あえてこの曲を選んでみました。 アンセム 唯一のバラード調の曲ではないでしょうか。 坂本氏の歌い方は極クリーンボイス。 清水氏のバッキングも軽いクランチで、ソロも速弾きをせずメロディ重視。 個人的にはこういうのもっとあってもいいとは思うのですが、メタル好きが望んでいるのかは疑問 笑。 選曲にかなり悩みました。 勢いある曲はもちろん、タメを活かしたロックナンバーや、キャッチーなサビが印象的な曲など、他にも盛り沢山です。 どんなに素晴らしい音でも、工夫なく同じ事を同じ表現で演り続けられると、必ず飽きがきます。 アンセムの武器の一つがメロディで、メタルバンドという枠で見ると圧倒的に秀逸です。 そのメロディを活かすも殺すもボーカリスト次第。 坂本英三という男、やっぱグレイトです! 1曲目の「 The Sign」はメロディという武器がいかんなく発揮されています。 「 Go! 」はギターイントロから熱いです。 畳みかけるメロディ部分を聴くと、森川氏が歌っても面白そうかな、なんて思ったりしました。 終盤の坂本氏のハイトーンは、彼が最も得意とする音で伸ばしていて、気持ち良すぎだ。 「 Wayfaring Man」は曲中で表情をガラッと変える曲。 序盤はがっつりメタルワールドなんですが、サビ以降は非常に世界観のある素晴らしいメロディが展開されます。 楽曲の絞めに向かって上げていき、ラストのボーカルに痺れます。 シンセを使用したり、コーラスを被せたりするのを嫌う、生粋のメタルファンもいるかも知れませんが、私は全然大歓迎! 「 Unbroken Sign」は正にそういった工夫がなされたアンセムらしいメロディアスな曲。 音数少な目なボーカルメロディが印象的です。 「 On And On」も上物で厚みを加えつつ、最後まで疾走感を損なわないメタルナンバー。 特にサビがお気に入り。 「 Get Away」は前作「Wayfaring Man」と似た構成。 前半と後半で違う、こういうギャップが大好物。 「 Dance Alone」もスピーディでメロディアスな、アンセムメタルが炸裂。 ヘヴィなサウンドでありながら、コーラスを被せたサビが際立ってます。 坂本氏の声だからこそ、というのもあるでしょうね。 この作品もかなりの良作。 ってかここまで全部好きかも。 配信シングル。 CDで欲しい方は映画サウンドトラックにも収録されております。 変態仮面、懐かしいですね。 ジャンプで掲載されていて、ギャグ漫画でありながら、意外と感動出来る回もあった記憶があります。 なんにせよ挑戦的な作品。 その「 Blast」なんですが、曲としての完成度が高く、 名曲と言えます。 イントロのギターフレーズだけでも伝わる程。 歌メロに入ると確信さえ生まれます。 こう来てこう来たら間違いないだろ、的な。 坂本氏の歌唱と、メロディが見事にハマっている感じがします。 さらに歌詞もバッチリなんですよね。 歌い手と楽曲、そして歌詞と全てが見事に融合したロックナンバーです。 ドラムの本間大嗣氏が、膝の状態が芳しくなく、後に脱退せざるを得なくなります。 この楽曲も、当時サポートを務めていた田丸勇氏が担当している模様。 再結成後のアンセムは誰が欠けても嫌だったのですが、今回ばかりはしょうがないですね。 本間さんのドラム本当に好きでしたから、凄く残念。 今はただ復調されることを願っています。 そして、坂本氏も旅立ちの時が・・・悲しい。 まぁ、本人たちも多くのファンも、森川氏じゃないと納得できないとこが、何となくある気がします 笑。 ドラムも田丸勇氏が正式加入。 その実、違うバンドになった感はあります。 今作の森川氏は、相変わらずの図太い声とパワーある歌唱は健在、なんですが、高域成分は明らかに落ちてますね。 ハイトーンは出せてますが、年齢による衰えは確かに感じます。 坂本氏が特異とも言えますが。 それでも1曲目の「 Shine On」はド安定ナンバーです。 ウン、かっこいい!この曲の個人的ハイライトはギターソロですね。 清水氏のメロディセンスが詰め込まれた素晴らしいフレーズを聴けます。 「 Destroy The Boredom」は2分チョイの短い曲。 森川氏にマッチした畳みかけるメロディで一気に攻めています。 引っ張り上げて高音を出す技術的高さは流石ですが、シャウトがちょっと軽いです。 そこから続くドラマティックなサビがイイですね。 伸びのあるハイトーン、シャウトも複数操っています。 単発で聴くと良い曲ばかりなんですが、全体を通して聴くと変化に乏しいというか、サラッと流れてしまう印象を持ちました。 ともあれ、パワーに溢れ、かなり仕上げてきた作品だとは感じます。 あんま良くないです。 まずミックスバランスおかしい。 ボーカル、特にドラムに常に付きまとうコンプ感。 前作と比べても対極の迫力。 これだけパコパコさせてどうしたいの? 笑。 そういう音作りなのか、ベースがボワついてますね。 ギターも引っ込みすぎな気がします。 まぁ素人の意見なんで、言いたい事言ってやります。 1曲目の「 Artery Song」は公式PVもあり、この作品の代表曲といった位置付けでしょう。 歌モノとして構成もしっかりしています。 どこか哀愁感漂うサビメロと、それにマッチした歌詞が非常に印象的で耳に残ります。 作品全体を通して、森川氏にしてはキーが低く、色々勘ぐってしまいます。 シャウトは所々で聴かれるのですが、実音ハイトーンは厳しくなっていくのか、う~ん、頑張ってもらいたい! 今作は個人的にはヒットしませんでした。 次作に期待! おすすめのベスト盤 ULTIMATE BEST OF NEXUS YEARS 2012 こちらは解散前までのベスト盤。 2枚組で33曲収録とボリューム満点。 年代順に選曲されており、代表的なものは網羅しています。 アンセム入門にオススメできます。 さぁ、ここから入って深みにハマろう 笑。 CORE~BEST OF ANTHEM 2007 再結成後のベスト盤。 17曲収録。 2007年作なので「Immortal Bind」までのベスト。 これは私も所有しているのですが、かなりいいですよ。 今回私がピックアップしたものとほとんど同じ曲ばかり。 アンセムのみならず、メタルに少し興味があるライトユーザーや、初心者にもオススメ。 聴きやすいですよ。 終わりに 今回は2人のボーカリスト「坂本英三」と「森川之雄」に焦点を当て、アンセムというバンドと共にご紹介しました。 この一週間、アンセム漬けで過ごし、私自身彼らの新たな魅力を再発見することも出来ました。 互いに異なる個性を持っている1流ボーカリストですが、個人的好みでは解散前は森川之雄派、解散後は坂本英三派ですかね。 特に坂本氏が近年、これ程のパフォーマンスを披露してくれるなどとは夢にも思いませんでした。 非常に澄みきったその声を保ち続ける、否、作り上げた秘訣はなんざんしょ!やっぱタクシードライバーか 笑。 彼に対し敢えて不満を言わせて頂くと、ラ行で舌を巻いちゃう癖がある所。 耳に付きやすいので、気になっちゃうと拾ってしまうんですよねぇ~。 彼がボーカルをとった「Hunting Time」は我が生涯の名盤です。 近年では徐々に衰えが見えつつも、年齢からは考えられないパワフルな歌唱はまだまだ健在。 これからのアンセムにおいて、彼がどういった表現を見せてくれるのか、しっかり追い続けたいと思います。 それでは、大変長くなってしまいました いつも通り。 ここらでお開きと致します。 最後までご覧頂き、感謝です!•

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