経歴 [ ] 普通科 を経て、国文科を卒業 後の 昭和55年 に、教諭としてへ赴任。 にへ転任した。 教師時代から、仕事と家庭を両立させながら、唯一の趣味として独学でを嗜んでいた。 昭和63年 には、教職を辞したうえで、 俳人に転身。 に師事しながら 、自宅のある松山を拠点に、俳句を本格的に手掛け始めた。 (9年)には、俳句集団「いつき組」 よく誤解されるが、俳句結社ではない を結成するとともに、「組長」へ就任。 全国の小中学高校生を対象としたカリキュラムの一環として、「句会ライブ」という俳句教室を開催している。 このサイトは、同年に開催された第2回企業ウェブ・グランプリにて、最優秀賞であるベストグランプリを受賞した。 (平成25年)からは、『』(制作・全国ネットの)内の企画「才能査定ランキング」で、俳句部門の査定を担当。 事前に提示した1枚の写真を基に、著名人のゲストが作成した俳句を、容赦のない毒舌で評価・添削する姿が人気を博している。 (平成26年)には俳人としての活動の窓口として「株式会社夏井&カンパニー」を設立。 取締役に就任(代表取締役は夫の加根光夫)。 (平成27年)には、「俳都松山宣言」を全国に発信する俳都松山大使に就任。 後100年の俳句の現在から、さらに俳句の未来に向かった活動を展開すべく、「100年俳句計画」を提唱している。 (平成30年)には、「『プレバト!! 』へのレギュラー出演によって全国的な俳句ブームを牽引した」との理由で、第44回(2017年度)のを個人・グループ部門で受賞。 からは、「伊月庵(いげつあん)」という句会場を、松山市の近くに開いている。 2018年には、『』(・)に、ゲスト審査員の1人として出演した。 俳人が『』の審査員に起用される事例は、 (:昭和47年)の以来46年振りである。 俳人としての作風・活動 [ ] 中学校の国語教諭時代に懇親会の幹事を任された際に、自作の句を書いた紙を会場のテーブルへ置くことによって、出席者の座席を決めていた。 そのことがきっかけで購入したに掲載のに感銘を受けたことから、作句へ真剣に取り組むようになったという。 俳人としての活動に専念してからは、「感じたままを表現する」という自由な句作をモットーに掲げる一方で、季語と五七五の定型を守る「有季定型」に則った句作も重視している。 前述した「句会ライブ」の開催や、で収録する『プレバト!! 』への出演以外にも、「俳句の種まき活動」と称して精力的に活動。 吟行会、故郷・()でのイベント「トレッキング・ザ・空海」、松山市で毎年開催されるへ参画しているほか、松山市による「松山市俳句ポスト365」 の選者、地元紙ので「集まれ俳句キッズ」というコーナーを担当している。 さらに、月刊俳句マガジン「いつき組」を発行。 携帯電話のiモードサイトで毎日更新される「」に携わるなど、活躍の場を広げている。 2015年(平成27年)にのが発表したCDブック「俳句ソングス 横尾嘉信 編」には、夏井が詠んだ句にクリエイティブディレクターの横尾がメロディーを付けた楽曲「密会」を収録。 夏井自身も、作詞者として名を連ねている。 また、同年に開館した(の)では、「生き物たちの一番面白い特徴や特性を知るための謎かけ」として「生きもの五七五」(水槽などで飼育する生物の特徴や性格を俳句で表現した種名版)の監修を担当。 同館がオープン1周年を迎えた(平成28年)には、予約抽選制の「句会ライブ」を館内で開いたり 、俳句の選者として月に1回出演している『』()に初代館長・小畑洋をゲストに招いたり している。 自宅のある松山市を中心に活動している関係で、東京での仕事(『プレバト!! 』の収録など)がある場合には、松山との間をで往復。 夏井自身は、同番組への出演を「『俳句の種まき運動』の一環」とみなしながら も、「(俳句への)注目度が急に高まったのは、『プレバト!! 』以外の何ものでもない。 (俳句に対する)敷居やハードルを、でガーッと(一気に崩された感じがする)」と語っている。 『プレバト!! 』で査定を担当する「俳句の才能査定ランキング」では、おおむね厳しい口調で俳句の添削・評価ポイントを発表するため、番組内のナレーションや番組表の紹介文では夏井を「毒舌先生」と称することが多い。 夏井によれば、「下手な俳句が目の前に出てくると、(推理小説における)のように、『作者は何を言いたくてこの句を詠んだのか』と推理しなくてはならない。 逆に、良い俳句に出会うと、(自分の)血がきれいになったような気になる」という。 なお、(平成26年)には、同企画から派生した書籍として『超辛口先生の赤ペン俳句教室』をから刊行。 翌2015年(平成27年)11月末までの1年間で累計発売部数が5万部を突破するなど、俳句関連の書籍では異例のになった。 なお、『プレバト!! 』では、作者名を伏せた状態で俳句を査定。 査定後のスタジオ収録で作者名が明かされると、俳句の表現に慣れていない作者が表現したかったことを確認したうえで、添削を通じて確認内容に沿った表現を提案している。 その一方で、自作の俳句を披露する際には、あえて自分で解説せずに鑑賞者の解釈に委ねている。 ちなみに、『プレバト!! 』の「俳句の才能査定ランキング」では、メンバーの・・・・が作った兼題作品を定期的に査定。 横尾と千賀の作品を、とりわけ高く評価している。 その縁で、Kis-My-Ft2が()にリリースしたアルバム『』では、通常盤に収録される「王国の蝶」(横尾と千賀によるユニット曲)の作詞を手掛けた。 人物・家族 [ ] 生家では、からを開設。 夏井の幼少期まで局長を務めていた祖父は、近隣の家庭で子どもが生まれるたびに、子どもへの命名を託されるほどの名士であった。 夏井自身も、俳号の「いつき」の由来である本名の「伊月」を、祖父から付けられた。 ちなみに、宇和島東高校へは、生家からバスで片道2時間ほどかけて通っていたという。 学生時代はの選手で、現在のに相当するポジションに就いていた。 中学校の教師時代にも、地元の教員チームに参加している。 ちなみに、教師時代には、教え子やバレーボール仲間から「に似ている」と言われたという。 中学校の教師だった25歳の時に、教師仲間の男性と結婚。 教師の仕事に愛着を持ちながら、結婚後に1男1女の2人の子どもを授かった。 しかし、30歳の頃にが他界。 その影響で体調を崩したを、松山市内にある夫の実家でする必要に迫られたことから、やむなく教職を辞した。 退職の際には、当時の教え子に対して、「これから俳人になる」と約束したという。 さらに、俳人としての活動を始めてから10年後(40歳の時)に、実母がを発症。 俳人としての活動だけで生計を立てることがままならない状況で、姑と実母の介護に疲弊したことから、「2人の実子を引き取る」という条件で離婚を余儀なくされた。 ちなみに、俳号の苗字に用いている「夏井」とは、離婚した夫の姓でもある。 離婚後は、「(俳句と関連のない案件や、俳句の広報につながらない案件を除いて)依頼された仕事はすべて引き受ける」というスタンスで、俳人としての活動に没頭。 「俳人になる」という前述の約束を守るべく、あえて教職へ復帰せず、「次の仕事につなげたい」との一心で話術を磨いた。 句会などの活動を通じて知り合った縁から、家庭にトラブルを抱える複数の児童を、保護者の了承を得たうえで「御幸(みゆき)ハウス」と称して自宅に無償で住まわせたこともある。 なお、住まわせた女児の1人は、後に夏井の実の息子と結婚している。 また、俳人仲間と共同でを設立。 現在の夫である加根は、夏井より8歳年上で、かつての関西支社に勤務。 CMプロデューサーとして、「マロニーちゃん」(が出演するのテレビCMシリーズ)などを手掛けていた。 夏井が46歳だった(平成15年)に、上で配信する番組への出演を夏井へ依頼。 出演自体は諸般の事情で実現しなかったが、かねてから趣味で俳句を詠んできた こともあって、夏井との交際を始めた。 その後は、関西支社のある大阪から松山を訪れるたびに、夏井の自宅で実子などの面倒を見ていたという。 夏井自身は生活苦などを理由に再婚を渋っていたが、49歳だった(平成18年)に、「(自分は50代の後半で)歳を取っているけど、結婚しましょう」という加根からのプロポーズをきっかけに再婚。 加根は、後に博報堂を定年で退職すると、松山市内で夏井との同居を始めた。 現在は、の立場で、映像プロデューサーとしての活動を継続。 その一方で、夏井の仕事先にマネジャーとして同行するなど、公私にわたって夏井を支えている。 妹はのと結婚している。 2017年度(平成29年度)から、帝塚山学院大学リベラル・アーツ学部の客員教授として教職に復帰。 就任後は、俳人として活動するかたわら、俳句の集中講義を担当している。 を着るのは『プレバト!! 』の収録や関連イベントへ出演する場合のみで、他の番組(『』など)には洋装で出演している。 夏井によれば、「『プレバト』の和装はのようなもので、普段はしか着ない」という。 受賞歴 [ ]• (平成6年) - 第8回受賞• (平成12年) - 第5回受賞• (平成17年) - 四国ふれあい文化賞受賞• それ行けミーハー吟行隊(1999年4月 創風社出版)• 伊月集(1999年9月 ) - 第1句集• 子供たちはいかにして俳句と出会ったか(2000年10月 創風社出版)• 森になった街 写真と俳句でつづる別子銅山(2002年3月 新居浜市観光協会)• 続 絶滅寸前季語辞典(2003年10月 東京堂出版)• うみいづ 俳句と写真でつづる内海村(2004年1月 内海村)• 夏井いつきのスパイシーママ(2005年8月 愛媛新聞社)• 100年俳句計画(2007年8月 そうえん社)• 伊月集 梟(2006年9月 マルコボ.コム) - 第2句集• 子規365日(2008年8月 )• 折々のギャ句辞典(2010年12月 創風社出版)• 絶滅危急季語辞典(2011年8月 ちくま文庫)• 超辛口先生の赤ペン俳句教室(2014年12月 )• 伊月集 龍(2015年6月 朝日出版社)• 夏井いつきの美しき、季節と日本語(2015年10月 )• 夏井いつきの超カンタン! 俳句塾(2016年7月 )• 2017年版 夏井いつきの365日季語手帖(2017年1月 マルコボ. コム)• 2択で学ぶ赤ペン俳句教室(2017年10月 ヨシモトブックス)• 寝る前に読む一句、二句。 2018年版 夏井いつきの365日季語手帖(2017年12月 株式会社レゾンクリエイト)• 夏井いつきの「雪」の歳時記(2017年12月 世界文化社)• 夏井いつきの「花」の歳時記(2018年3月 世界文化社)• 夏井いつきの「時鳥」の歳時記(2018年6月 世界文化社)• まいにち作ろう!夏井いつきのいちばんやさしい俳句日めくり(2018年8月 )• 夏井いつきの「月」の歳時記(2018年9月 世界文化社)• NHK俳句 夏井いつきの季語道場(2018年9月 )• 夏井いつきのおウチde俳句(2018年11月 朝日出版社)• 夏井いつきの俳句ことはじめ 俳句をはじめる前に聞きたい40のこと(2019年1月 )• 2019年版 夏井いつきの365日季語手帖(2019年1月 株式会社レゾンクリエイト)• 2020年版 夏井いつきの365日季語手帖(2019年12月 株式会社レゾンクリエイト)• 夏井いつきの日々是「肯」日(2020年5月 ) 作詞 [ ]• &()「王国の蝶」(アルバム『』収録) メディア出演 [ ] テレビ番組 [ ]• () - 1999年度に「俳句道場」、2006年度に「天てれミッション」へ出演。 (・系列全国ネット) - 「俳句の才能査定ランキング」査定員• (、火曜日コーナー「ムービー俳句」)• (2016年度・2017年度選者、第3週担当)• (2016年11月26日、毎日放送)- ゲスト• (2018年6月28日、)- 9時台ゲスト• (2018年7月15日、) - 主宰• (2018年8月19日・26日、NHK Eテレ)• (2018年9月18日、NHK総合) - 「17音に人生をかけて」というテーマで、13時台にゲストで出演。 (2018年12月24日、NHK総合) - 松山市立余土中学校や「伊月庵」でインタビューを収録した関係で、同市出身の(収録時点ではNHK松山放送局アナウンサー)がインタビュアーとして同行。 (2018年12月31日、NHK総合) - ゲスト審査員• 夏井いつきのよみ旅! 「俳句から ある人生が見えてくる」(2019年8月15日、NHK Eテレ)• 夏井いつき 俳句の種をまく(2019年12月30日、NHK Eテレ)ナレーション: ラジオ番組 [ ]• (、2001年7月 - )パーソナリティ• (、2017年5月17日)トークコーナー「これが流行最前線だ のなんでも番付」ゲスト テレビCM [ ]• 「ケシミン」(2018年11月 - ) - 「」俳句部門の審査員を務める関係で、同キャンペーンの告知CMにのみ登場。 小林製薬がスポンサーに名を連ねていた2018年11月の『プレバト!! 』では、「俳句の才能査定ランキング」の合間に放送されていた。 関連項目 [ ]• 脚注 [ ]• 夏井いつき『絶滅危急季語辞典』(ちくま文庫)「ローマ字の日」の項目参照• 瀬戸内・松山写真俳句コンテスト 2020年2月26日閲覧• 俳句甲子園• 愛媛新聞ONLINE 2015年5月15日 2020年2月26日閲覧• 公益文化法人 放送文化基金 2020年2月26日閲覧• 外部リンク [ ]• - チャンネル• (公式ブログ)• (旧公式ブログ)• 選者コメントが「本日の一句」と共に日々更新される。 「一句鑑賞」で夏井いつきの句と鑑賞文、夏井いつきによる他の人の句と鑑賞文が配信されている。
次の経歴 [ ] 普通科 を経て、国文科を卒業 後の 昭和55年 に、教諭としてへ赴任。 にへ転任した。 教師時代から、仕事と家庭を両立させながら、唯一の趣味として独学でを嗜んでいた。 昭和63年 には、教職を辞したうえで、 俳人に転身。 に師事しながら 、自宅のある松山を拠点に、俳句を本格的に手掛け始めた。 (9年)には、俳句集団「いつき組」 よく誤解されるが、俳句結社ではない を結成するとともに、「組長」へ就任。 全国の小中学高校生を対象としたカリキュラムの一環として、「句会ライブ」という俳句教室を開催している。 このサイトは、同年に開催された第2回企業ウェブ・グランプリにて、最優秀賞であるベストグランプリを受賞した。 (平成25年)からは、『』(制作・全国ネットの)内の企画「才能査定ランキング」で、俳句部門の査定を担当。 事前に提示した1枚の写真を基に、著名人のゲストが作成した俳句を、容赦のない毒舌で評価・添削する姿が人気を博している。 (平成26年)には俳人としての活動の窓口として「株式会社夏井&カンパニー」を設立。 取締役に就任(代表取締役は夫の加根光夫)。 (平成27年)には、「俳都松山宣言」を全国に発信する俳都松山大使に就任。 後100年の俳句の現在から、さらに俳句の未来に向かった活動を展開すべく、「100年俳句計画」を提唱している。 (平成30年)には、「『プレバト!! 』へのレギュラー出演によって全国的な俳句ブームを牽引した」との理由で、第44回(2017年度)のを個人・グループ部門で受賞。 からは、「伊月庵(いげつあん)」という句会場を、松山市の近くに開いている。 2018年には、『』(・)に、ゲスト審査員の1人として出演した。 俳人が『』の審査員に起用される事例は、 (:昭和47年)の以来46年振りである。 俳人としての作風・活動 [ ] 中学校の国語教諭時代に懇親会の幹事を任された際に、自作の句を書いた紙を会場のテーブルへ置くことによって、出席者の座席を決めていた。 そのことがきっかけで購入したに掲載のに感銘を受けたことから、作句へ真剣に取り組むようになったという。 俳人としての活動に専念してからは、「感じたままを表現する」という自由な句作をモットーに掲げる一方で、季語と五七五の定型を守る「有季定型」に則った句作も重視している。 前述した「句会ライブ」の開催や、で収録する『プレバト!! 』への出演以外にも、「俳句の種まき活動」と称して精力的に活動。 吟行会、故郷・()でのイベント「トレッキング・ザ・空海」、松山市で毎年開催されるへ参画しているほか、松山市による「松山市俳句ポスト365」 の選者、地元紙ので「集まれ俳句キッズ」というコーナーを担当している。 さらに、月刊俳句マガジン「いつき組」を発行。 携帯電話のiモードサイトで毎日更新される「」に携わるなど、活躍の場を広げている。 2015年(平成27年)にのが発表したCDブック「俳句ソングス 横尾嘉信 編」には、夏井が詠んだ句にクリエイティブディレクターの横尾がメロディーを付けた楽曲「密会」を収録。 夏井自身も、作詞者として名を連ねている。 また、同年に開館した(の)では、「生き物たちの一番面白い特徴や特性を知るための謎かけ」として「生きもの五七五」(水槽などで飼育する生物の特徴や性格を俳句で表現した種名版)の監修を担当。 同館がオープン1周年を迎えた(平成28年)には、予約抽選制の「句会ライブ」を館内で開いたり 、俳句の選者として月に1回出演している『』()に初代館長・小畑洋をゲストに招いたり している。 自宅のある松山市を中心に活動している関係で、東京での仕事(『プレバト!! 』の収録など)がある場合には、松山との間をで往復。 夏井自身は、同番組への出演を「『俳句の種まき運動』の一環」とみなしながら も、「(俳句への)注目度が急に高まったのは、『プレバト!! 』以外の何ものでもない。 (俳句に対する)敷居やハードルを、でガーッと(一気に崩された感じがする)」と語っている。 『プレバト!! 』で査定を担当する「俳句の才能査定ランキング」では、おおむね厳しい口調で俳句の添削・評価ポイントを発表するため、番組内のナレーションや番組表の紹介文では夏井を「毒舌先生」と称することが多い。 夏井によれば、「下手な俳句が目の前に出てくると、(推理小説における)のように、『作者は何を言いたくてこの句を詠んだのか』と推理しなくてはならない。 逆に、良い俳句に出会うと、(自分の)血がきれいになったような気になる」という。 なお、(平成26年)には、同企画から派生した書籍として『超辛口先生の赤ペン俳句教室』をから刊行。 翌2015年(平成27年)11月末までの1年間で累計発売部数が5万部を突破するなど、俳句関連の書籍では異例のになった。 なお、『プレバト!! 』では、作者名を伏せた状態で俳句を査定。 査定後のスタジオ収録で作者名が明かされると、俳句の表現に慣れていない作者が表現したかったことを確認したうえで、添削を通じて確認内容に沿った表現を提案している。 その一方で、自作の俳句を披露する際には、あえて自分で解説せずに鑑賞者の解釈に委ねている。 ちなみに、『プレバト!! 』の「俳句の才能査定ランキング」では、メンバーの・・・・が作った兼題作品を定期的に査定。 横尾と千賀の作品を、とりわけ高く評価している。 その縁で、Kis-My-Ft2が()にリリースしたアルバム『』では、通常盤に収録される「王国の蝶」(横尾と千賀によるユニット曲)の作詞を手掛けた。 人物・家族 [ ] 生家では、からを開設。 夏井の幼少期まで局長を務めていた祖父は、近隣の家庭で子どもが生まれるたびに、子どもへの命名を託されるほどの名士であった。 夏井自身も、俳号の「いつき」の由来である本名の「伊月」を、祖父から付けられた。 ちなみに、宇和島東高校へは、生家からバスで片道2時間ほどかけて通っていたという。 学生時代はの選手で、現在のに相当するポジションに就いていた。 中学校の教師時代にも、地元の教員チームに参加している。 ちなみに、教師時代には、教え子やバレーボール仲間から「に似ている」と言われたという。 中学校の教師だった25歳の時に、教師仲間の男性と結婚。 教師の仕事に愛着を持ちながら、結婚後に1男1女の2人の子どもを授かった。 しかし、30歳の頃にが他界。 その影響で体調を崩したを、松山市内にある夫の実家でする必要に迫られたことから、やむなく教職を辞した。 退職の際には、当時の教え子に対して、「これから俳人になる」と約束したという。 さらに、俳人としての活動を始めてから10年後(40歳の時)に、実母がを発症。 俳人としての活動だけで生計を立てることがままならない状況で、姑と実母の介護に疲弊したことから、「2人の実子を引き取る」という条件で離婚を余儀なくされた。 ちなみに、俳号の苗字に用いている「夏井」とは、離婚した夫の姓でもある。 離婚後は、「(俳句と関連のない案件や、俳句の広報につながらない案件を除いて)依頼された仕事はすべて引き受ける」というスタンスで、俳人としての活動に没頭。 「俳人になる」という前述の約束を守るべく、あえて教職へ復帰せず、「次の仕事につなげたい」との一心で話術を磨いた。 句会などの活動を通じて知り合った縁から、家庭にトラブルを抱える複数の児童を、保護者の了承を得たうえで「御幸(みゆき)ハウス」と称して自宅に無償で住まわせたこともある。 なお、住まわせた女児の1人は、後に夏井の実の息子と結婚している。 また、俳人仲間と共同でを設立。 現在の夫である加根は、夏井より8歳年上で、かつての関西支社に勤務。 CMプロデューサーとして、「マロニーちゃん」(が出演するのテレビCMシリーズ)などを手掛けていた。 夏井が46歳だった(平成15年)に、上で配信する番組への出演を夏井へ依頼。 出演自体は諸般の事情で実現しなかったが、かねてから趣味で俳句を詠んできた こともあって、夏井との交際を始めた。 その後は、関西支社のある大阪から松山を訪れるたびに、夏井の自宅で実子などの面倒を見ていたという。 夏井自身は生活苦などを理由に再婚を渋っていたが、49歳だった(平成18年)に、「(自分は50代の後半で)歳を取っているけど、結婚しましょう」という加根からのプロポーズをきっかけに再婚。 加根は、後に博報堂を定年で退職すると、松山市内で夏井との同居を始めた。 現在は、の立場で、映像プロデューサーとしての活動を継続。 その一方で、夏井の仕事先にマネジャーとして同行するなど、公私にわたって夏井を支えている。 妹はのと結婚している。 2017年度(平成29年度)から、帝塚山学院大学リベラル・アーツ学部の客員教授として教職に復帰。 就任後は、俳人として活動するかたわら、俳句の集中講義を担当している。 を着るのは『プレバト!! 』の収録や関連イベントへ出演する場合のみで、他の番組(『』など)には洋装で出演している。 夏井によれば、「『プレバト』の和装はのようなもので、普段はしか着ない」という。 受賞歴 [ ]• (平成6年) - 第8回受賞• (平成12年) - 第5回受賞• (平成17年) - 四国ふれあい文化賞受賞• それ行けミーハー吟行隊(1999年4月 創風社出版)• 伊月集(1999年9月 ) - 第1句集• 子供たちはいかにして俳句と出会ったか(2000年10月 創風社出版)• 森になった街 写真と俳句でつづる別子銅山(2002年3月 新居浜市観光協会)• 続 絶滅寸前季語辞典(2003年10月 東京堂出版)• うみいづ 俳句と写真でつづる内海村(2004年1月 内海村)• 夏井いつきのスパイシーママ(2005年8月 愛媛新聞社)• 100年俳句計画(2007年8月 そうえん社)• 伊月集 梟(2006年9月 マルコボ.コム) - 第2句集• 子規365日(2008年8月 )• 折々のギャ句辞典(2010年12月 創風社出版)• 絶滅危急季語辞典(2011年8月 ちくま文庫)• 超辛口先生の赤ペン俳句教室(2014年12月 )• 伊月集 龍(2015年6月 朝日出版社)• 夏井いつきの美しき、季節と日本語(2015年10月 )• 夏井いつきの超カンタン! 俳句塾(2016年7月 )• 2017年版 夏井いつきの365日季語手帖(2017年1月 マルコボ. コム)• 2択で学ぶ赤ペン俳句教室(2017年10月 ヨシモトブックス)• 寝る前に読む一句、二句。 2018年版 夏井いつきの365日季語手帖(2017年12月 株式会社レゾンクリエイト)• 夏井いつきの「雪」の歳時記(2017年12月 世界文化社)• 夏井いつきの「花」の歳時記(2018年3月 世界文化社)• 夏井いつきの「時鳥」の歳時記(2018年6月 世界文化社)• まいにち作ろう!夏井いつきのいちばんやさしい俳句日めくり(2018年8月 )• 夏井いつきの「月」の歳時記(2018年9月 世界文化社)• NHK俳句 夏井いつきの季語道場(2018年9月 )• 夏井いつきのおウチde俳句(2018年11月 朝日出版社)• 夏井いつきの俳句ことはじめ 俳句をはじめる前に聞きたい40のこと(2019年1月 )• 2019年版 夏井いつきの365日季語手帖(2019年1月 株式会社レゾンクリエイト)• 2020年版 夏井いつきの365日季語手帖(2019年12月 株式会社レゾンクリエイト)• 夏井いつきの日々是「肯」日(2020年5月 ) 作詞 [ ]• &()「王国の蝶」(アルバム『』収録) メディア出演 [ ] テレビ番組 [ ]• () - 1999年度に「俳句道場」、2006年度に「天てれミッション」へ出演。 (・系列全国ネット) - 「俳句の才能査定ランキング」査定員• (、火曜日コーナー「ムービー俳句」)• (2016年度・2017年度選者、第3週担当)• (2016年11月26日、毎日放送)- ゲスト• (2018年6月28日、)- 9時台ゲスト• (2018年7月15日、) - 主宰• (2018年8月19日・26日、NHK Eテレ)• (2018年9月18日、NHK総合) - 「17音に人生をかけて」というテーマで、13時台にゲストで出演。 (2018年12月24日、NHK総合) - 松山市立余土中学校や「伊月庵」でインタビューを収録した関係で、同市出身の(収録時点ではNHK松山放送局アナウンサー)がインタビュアーとして同行。 (2018年12月31日、NHK総合) - ゲスト審査員• 夏井いつきのよみ旅! 「俳句から ある人生が見えてくる」(2019年8月15日、NHK Eテレ)• 夏井いつき 俳句の種をまく(2019年12月30日、NHK Eテレ)ナレーション: ラジオ番組 [ ]• (、2001年7月 - )パーソナリティ• (、2017年5月17日)トークコーナー「これが流行最前線だ のなんでも番付」ゲスト テレビCM [ ]• 「ケシミン」(2018年11月 - ) - 「」俳句部門の審査員を務める関係で、同キャンペーンの告知CMにのみ登場。 小林製薬がスポンサーに名を連ねていた2018年11月の『プレバト!! 』では、「俳句の才能査定ランキング」の合間に放送されていた。 関連項目 [ ]• 脚注 [ ]• 夏井いつき『絶滅危急季語辞典』(ちくま文庫)「ローマ字の日」の項目参照• 瀬戸内・松山写真俳句コンテスト 2020年2月26日閲覧• 俳句甲子園• 愛媛新聞ONLINE 2015年5月15日 2020年2月26日閲覧• 公益文化法人 放送文化基金 2020年2月26日閲覧• 外部リンク [ ]• - チャンネル• (公式ブログ)• (旧公式ブログ)• 選者コメントが「本日の一句」と共に日々更新される。 「一句鑑賞」で夏井いつきの句と鑑賞文、夏井いつきによる他の人の句と鑑賞文が配信されている。
次のこういう自由な詠み方をしている作品って、一気に上級者な感じがしますよね…(笑)。 私も、国語の授業なんかで俳句を書いたりする機会があって、詠むのは割と好きだったんです。 字余りや字足らずの雰囲気をつかむのが楽しくて、「リズムが良ければいいかな~」と思っていたんですが、学校で習う俳句は語数がぴったりじゃないとあまり良く思われなかったりしました^^; 「ちゃんと5・7・5ぴったりで作らないと! 」と言われることが多かったので、俳句は語数通りに…という意識が強くなったんですよね。 初心者があえて字余りや字足らずで詠むのを難しく感じる理由ってこういうところにもあったんじゃないかなーと思った次第です(笑)。 …話を戻します。 上記の4作品について、いくつか見ていきます。 「仏法僧廊下の濡れている理由」 「仏法僧」は「ブッポウソウ」と読み、これは鳥の名前です。 分けるとすれば、「仏法僧」と「廊下が濡れている理由」になるのでしょうか。 廊下の濡れ具合にもよりますが(笑)、例えば私の場合は、仏法僧が濡れた足で廊下を歩きまわったとかいう情景が浮かびますね。 ただ、あえて仏法僧という漢字表記にしているところも、もしかしたら何か意図があるのかもしれませんよね。 「僧」という感じを導き出しているところを考慮すれば、僧侶をイメージしている可能性もありますね。 「惜春のサンドバックに預ける背」 「惜春」というのは「過ぎ行く青春を惜しむこと」という意味があるそうです。 その点を踏まえた線でこの句を見てみると、主人公は若い人であるような感じがしますね。 ボクシングか何かを練習している若者がサンドバックにゆったり背を預けている様子が浮かびます。 練習終わりなのかな~、もしかしたら学生最後の大会で負けてしまったとかかな~、とまあ色々想像できますね^^ ここまで詠んでみて感じるのは、夏井先生の作品は、多くの文字数を使わないことで逆に広がりを持たせているのかな、ということですね。 詠み手が自由に情景を想像できる点が、俳句の面白さを存分に引き出していて、さすがだなあと思いますね^^ 自身は「感じたままを表現する」ということをモットーにしているらしく、感じたことをぴったりの言葉で表現できる技術がすごいなと感じました。 夏井いつきの実力や受賞経験は? 夏井先生の受賞暦としては、 1994年に第8回俳壇賞受賞、 2000年に第5回中新田俳句大賞受賞、 2005年にNHK四国ふれあい文化賞受賞、 2018年に個人の部で第44回放送文化基金賞を受賞されています。 たくさんの賞を受賞されていますが…そもそも、俳句の中でのすごい賞がどれなのかわからないですから、判別のしようがありませんよね^^; ということで、俳句界で最も有名な賞を調べてみたところ、 Sponsored Link まとめ~夏井いつきの作品や代表作、実力や受賞暦について いかがでしたでしょうか? ここまで色々と俳句を見てきましたが、なんだか久しぶりに俳句を詠みたい気分になってきましたね(笑)。 私が俳句を詠むのが好きだった理由の1つには、「心のゆとりが生まれる」という点もあります。 季語をどれにしようか迷って、情景を思い浮かべながらぴったりの表現を探す…という一連の作業が、なんだか心が落ち着くんですよね~(笑)。 俳句を詠むという習慣を人生に取り入れると、豊かな気分になれそうな気がします^^ そして、どうせ詠むんだったら夏井先生のようなかっこいい俳句を詠みたいですよね(笑)。 「ちょっと俳句に興味が出てきたな。 」「おしゃれな俳句を読んでみたいな。
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