モデル紹介 ここではカエルの楽園に登場する国やキャラのモデルを推察します。 ナパージュの国 ツチガエルが暮らす豊かで平和の国。 三戒という戒律があり、三戒を守っている限りナパージュで争いは起きないと信じられている。 また謝りソングという奇妙な歌も存在するが何をして誰に誤っているのかは忘れられている。 過去にウシガエルに対して残虐な行為をしたという歴史が引き継がれている。 最後まで三戒を守りウシガエルと友好関係を築こうとするがあえなく侵略される。 大きくて凶暴なウシガエルが暮らしている。 ナパージュの侵略を目論んでいるがスチームボートがいるため手が出せない。 しかしツチガエルとスチームボートが仲たがいしたとみるや一気に侵略しツチガエルを食用や奴隷にする。 モデル予想:中国 エンエンの国 ナパージュの国の近くにあるヌマガエルの国。 ツチガエルと非常によく似ているがツチガエルのことを敵視している。 何代にもわたりナパージュの国に暮らしているヌマガエルもいるがナパージュの国を嫌っている。 ツチガエルは本当は残虐であると言いふらしている。 モデル予想:韓国(エンエンと恨みを言う?) スチームボート ナパージュの国の東を第二の住みかとする巨大なワシ。 三戒を作った張本人。 ツチガエルから住みかを提供された代わりにウシガエルの侵略からナパージュの国を守っている。 しかし最近は外敵が増えてきており有事の際はツチガエルにも一緒に戦うように要請する。 カエルと争うな。 争うための力を持つな」というもの。 元はスチームボートが作ったもので「スチームボート様を信じろ。 スチームボート様と争うな。 争うための力を持つな」だった。 なおウシガエルに侵略された後は「ウシガエル様を信じろ。 ウシガエル様と争うな。 争うための力を持つな」に変更された。 モデル予想:憲法9条 ソクラテス ダルマガエルに追われ遙か遠くの国からナパージュに来たアマガエル。 ナパージュの国に起こった出来事を第三者として立ち会う。 本当にこれでいいのかを常に考えている。 ロベルト ソクラテスとともに旅をするアマガエル。 ソクラテスと同じくナパージュの国に起こった出来事を第三者の視点から立ち会うが、ソクラテスとは違いナパージュの国に三戒に心酔する。 ハンドレット ナパージュの国に住むツチガエルで常に悪態をついている。 みんなから嫌われているがナパージュの国が好き。 三戒の力を信じていない。 ツチガエル。 話し合いが通用しないウシガエルの侵略に対して三戒を放棄し力で対抗すべきと主張する。 ナパージュの民は元来残虐であるから三戒を放棄してはならないと言う。 民からの信頼は厚い。 周囲には知られていないが実はヌマガエルの子孫。 ナパージュの国が三戒を放棄するとかつてヌマガエルたちが奪った土地を奪い返される恐れがあるため三戒の放棄に断固反対する。 モデル予想:野党 ローラ ナパージュの国に住む。 メスのツチガエル。 権力者の言うことを信じ、三戒を守っていればずっと平和に暮らせると信じている。 そして子供は産みたくないと考えている。 ウシガエルの侵略後はもてあそばれて殺されたが、それでも死ぬ間際に三戒を信じていれば大丈夫と言う。 ハンニバル・ワグルラ・ゴヤスレイの三兄弟 ナパージュの国のツチガエル。 通常のツチガエルより大きく強い。 ナパージュの国に何かあった時のために常に鍛えている。 ウシガエルも恐れる存在。 しかし三戒に違反する恐れがあるとして自分たちが守るべきナパージュの民に処刑されてしまう。 モデル予想:自衛隊 プランタン ナパージュの国に住むツチガエル。 「語り屋」。 ツチガエルは過去にウシガエルに非道な行為をしたので彼らが「もういい」というまで謝らなければならないと主張する。 しかしウシガエルはそれを待っていましたとばかりにナパージュの国を侵略します。 全ての武力を放棄したナパージュの国にウシガエルに対抗する術は何もなくほとんどのツチガエルが食用にされるのでした。 ちょっとぞっとするお話。 文章は読みやすく子供でも読めると思います。 三戒(憲法9条)の力を盲目的に信じると中国に侵略される、話し合うことは素晴らしいけど、話し合いが通じない相手も世の中にはいる。 そういう相手には力で対抗しないといけないということを作者の百田さんは伝えたいのだと思います。 ちょっとツチガエル達がおバカに書かれ過ぎている気もしますが、そうしないとずる賢いとウシガエルに侵略されるという最悪の結末に繋がらないので仕方ないでしょう。 現代を生きる日本人なら一度は読んでみることをおススメします。 追記|カエルの楽園2020 期間限定で今回のコロナウイルス騒動をカエルの国で例えたカエルの楽園2020が「小説家になろう」で公表されています。 百田尚樹さんが自粛期間中に何ができるかと考えた際に自分が出来ることは小説を書くことだと考えて、公表してくださったものです。 無料で読めるので未読の人はぜひこちらも読んでみてください。 一応読む時間がないという方のために簡単な内容を紹介します。 前作カエルの楽園のラストではナパージュの国は三戒を遵守し戦うことを放棄したためウシガエルに国を乗っ取られて滅んでしまいました。 アマガエルのソクラテスとロベルトは楽園でなくなったナパージュの国を立ち去ることにしますが、夜だったため泉のほとりで一晩を明かします。 そうすると不思議なことに二人のアマガエルはパラレルワールドにワープしてしまいます。 そこではまだツチガエルは滅んでおらず、ローラも含めてツチガエルは生きています。 そのパラレルワールドではウシガエルたちの間に謎の病気が流行しており、ナパージュの国のツチガエルがどのように対策するのかを読者は第三者であるソクラテスとロベルトの視点から見ることができます。 ・プロメテウス 優柔不断で決断が遅い。 病気の流行を防ぐためにナパージュの国のツチガエルたちに長期間の移動制限を強いたためほとんどのツチガエルは弱って死んでしまった。 ・ツーステップ ウシガエルから大量のハエをもらっていると噂のある元老。 プロメテウスに色々と意見が出来る立場。 ・エコノミン データをもとに合理的にものを考えるツチガエル。 ハエ(経済)の評論家。 ウシガエルたちがナパージュの国に入ってくることを規制してもタイミングの違いで結局は病気は入ってくるのだから意味はないと主張。 それよりもウシガエルが来ないことによりナパージュの国がハエがもらえなくなることの方が問題だと考えている。 ・ガルディアン プロメテウスが1年前に開催したチェリー広場でのお祭りで勝手にハエを配ったことを糾弾し続けている。 ・イエストール メスガエルの顔を美しく整える技を持つカエル。 病気が流行しているウシガエルの国のカエルをナパージュの国に入れないことを当初から主張している。 ・ハンドレッド 病気がウシガエルの国で流行しているのを聞いてからナパージュの国にウシガエルを入れることを断固として反対した。 病気がナパージュの国に流行した後は、病気にかかっても死ぬカエルが少ないにも関わらずプロメテウスがツチガエルの移動を制限し続けることに怒っていた。 以上です。 続編の方もぜひ読んでみてください。 <次のオススメ記事>.
次ので、あなたは今後どうすればいいというアイデアはありますか? — 百田尚樹 hyakutanaoki 炎上覚悟で言う。 日本を素晴らしいと思い、観光に来てくれる外国人は嬉しいが、国や民間が「観光客誘致」を優先順位の高い目的とするのは、どこか違うんではないかと思う。 ましてそれを頼りに生きていく日本人が増えていくのは何かおかしい気がする。 中にはそれなしでは生きられない日本人もいる。 — 百田尚樹 hyakutanaoki これもさらに炎上の燃料投下だが… その国が観光に力を入れ出した途端、国力が落ちていくような気がする。 イタリアやギリシャがそうであるように。 また発展途上国で、観光に力を入れている国は、それ以外の発展を放棄した気がする。 — 百田尚樹 hyakutanaoki はいはい。 — 百田尚樹 hyakutanaoki 人口減少を食い止める政策を放棄して、移民を入れたらいいじゃんという愚かな政策が今の結果なのだが…… このリアルディールとか名乗っているバカには想像もできないんだろうな。 — 百田尚樹 hyakutanaoki 高須院長にエールを送られたら、やらなしゃあないか。 売れ残ったら、10部だけ高須院長に買ってもらおう😅 — 百田尚樹 hyakutanaoki は、はい… — 百田尚樹 hyakutanaoki なんでどこの馬の骨ともわからん奴と議論せなあかんねん。 お前、自分を何様やと思ってんねん。 — 百田尚樹 hyakutanaoki 動画が大量になってきたので3つに分けました。 外国人の日本訪問動画です。 健康について日々思う事を。 絶望的に掃除が苦手な男が掃除を勉強します。 一人暮らしの料理の助けに。 学習のお手伝いに。 お暇なら覗いてみてくださいね.
次の本書は、『カエルの楽園』の続編である。 続編とは言っても、主人公の記憶と登場人物はそのままの別次元、パラレルワールドが舞台と言った方が正しいと思われる。 前作と同じような「中国脅威論」は相変わらずだが、今回は新型コロナウイルスをテーマにしており、より時節に応じた、タイムリーな作品にはなっている。 本作には3つのエンディングが用意されている。 ローラも含めて。 新たな経済対策と対中政策を呼び掛けているが、小説なら全編小説で押し通してほしかった。 ウシガエルと関係を断つ。 この辺りは作者の理想が如実に表れている。 ハンドレッドは実は作者だった。 な、なんだってー! 全部読んでみたが、前作よりも物語・寓話としての質が全体的に下がっているような気がする。 正直な所、エンディングも手抜きが目立っていたし、最後のオチも全然笑えなかった。 これくらいの小説なら素人の自分でも書けそうな気すらしてしまう。 また、新しい登場人物のエコノミンのモデルは、作者の元お仲間だった某氏だろうが、こんな作品で揶揄するより、本人の目の前で言えば良いのに。 作品に私怨を持ち込むのは、見ていてあまり気持ちの良いものではない。 某氏には1度謝罪させているのに、それでも揶揄するのには、作者の意地の悪さを感じてしまう。 どちらかと言えば、作者よりも某氏の意見の方が正しかったような気がする。 (日本においては、だが)それはともかく、作者には、プロの作家としての矜持を持っていただきたい。 本著(以下「2020」と記す)の原著である「カエルの楽園」(以下、「楽」と記す)は、「 三戒」と呼ばれる戒律と、「謝りソング」という奇妙な歌で守られる学園に二匹のアマガエル (浮浪のソクラテス、ロベルト)がナパージュの国(=日本)にたどり着くところから物語が 始まる。 その楽園に凶暴なウシガエルの魔の手が迫るというストーリーであるが、「まさかそ のウシガエルの王様(=中共の中国の習近平主席)を国賓で自ら招き入れるとは・・『驚愕の 内容です』」「カエルの楽園が地獄と化す日(飛鳥新書)43頁」というのが、本著を初出する 強い動機である。 「2020」では「楽」に比べて「ハンドレット」の発言の比重が圧巻の勢いで会話の中に刷り 込まれています。 前回の設定で不都合な箇所もあるため「パラレルワールド」という舞台とし、 真打ちのキャラも登場します。 単に国賓で迎えることを「断固、阻止!」だけでなく、「南の 崖」(=尖閣、沖縄)を意識するインテリジェンス、コロナ恐慌下のプロメテウス(=安部首 相)の対応を説いています。 ここでは、「真打ちのキャラ」、「楽」から踏襲する「キャラ」、その他、諸々を以下に記し ます。 読み進める上での便宜に使って頂ければ幸いです。 (なお、「ハエ」の定義付けは、場面によって伸縮するが、「正規性」はある。 本著一貫する ならば「アメ」《=「ムチ」の対義語》ぐらいのニュアンスでよいかと思っている。 「知らんがな!」の発言ですぐバレる。 「争いも起こっていないのに、あのスチームボ ード(=米国)が恐れおののいているのです。 この病気はある意味『痛快な存在』かも知れな い」など、ナパージュの国の「オタマジャクシ」(=「要請」に基づいて「自粛」に真摯に向 き合う日本国民)を小バカにする発言をする記者を抱える。 代表4局ぐらいを想定。 総じ て「ハエ」に弱い者が多い。 「マイク」に引っぱりダコの医療崩壊を煽った「上 昌広」氏などが想定される。 総じて「人命」よりも「経済」を重視する財界、経団連に忖 度する者が多い。 「ハエ」については、「インバンドの観光客」がもたらす「粗食」(寡少な 恵沢)の意味で使われる。 「ディ-ア-ル」(Dr) の一人であり、「ハンドレット=(百田氏)」と旧知。 「デイブレイク」が強く推すポスト「安部」候補である「石破 茂」氏。 「水月会」を基盤とする。 岸田文雄政調会長中心の「宏池会」。 安倍首相とは理念、 政策的にも正反対で、「デイブレイク」の子分のような連中。 加藤勝信党総務会長。 プロメテウス(=安部首相) のファン。 竹下亘前総務会長率いる経世会に属し「安倍一族」の立ち位置。 若い元老。 自民青山・安藤氏の団体を想定。 「私たちは2月から緊急事態宣言を求めてき ました。 遅きに失したといえ、宣言に向けた動きに歓迎します」などと書き込みをツイッターで してきたと言うが、実際には、3月5日には「現状は緊急事態宣言の要件を満たす状況でなく、緊 急事態宣言をださなくてもいいように押さえ込むことが政府の責任である」とツイートしていた ことが発覚する。 嘘がバレて、ネットで袋叩きに合っていたことが記憶に新しい。 本著でも支持 基盤から「冷たい視線」が送られ、「手のひら」を返したように「賛成、賛成」と、その趣旨で 記載されている。 「時間が余ればコロナ対策も」の発言で知られる。 本著でも「もし時間があれば、ウシガエルの国で流行っているという病気についても質問します。 」と、その趣旨で記載されている。 東京都知事。 「都民」ファーストでなく「小池」 ファーストが露呈。 東京アラートが見られないことを残念がるのか。 カイロ大学主席とは思えな い情報収集能力。 卒業証書!?。 「虫」が使われてないとよいが。 姉妹都市である中国の広東省と海南省にマ スク100万枚の寄贈を決定した兵庫県の「井戸知事」を想定している。 「会議中に居眠りをする」とか「脈絡のない話をする」など「老 害」となっている。 80歳の幹事長。 「ウシガエル」から「虫」を頂いている噂が絶えない。 ギリシアは「エンエンの国」と同 様に半島国家であるため、安住の地となり得ない。 「楽」では六〇匹を連れ立づが、途中外敵に 襲われ最終的には「ロベルト」との二人旅となる。 「ソクラテス」は親中派に感化されにくいが、 「ロベルト」は親中派に感化されやすい。 「2020」では、「ハンドレット」のよき対話相手とし て第三者としての立ち位置にいる。 北朝鮮と韓国を指す。 「カエ ルと争うな」は、「交戦権」、「争うための力を持つな」とは「自衛隊」といったところで、憲 法9条を意識して作り込まれている。 「カエルを信じろ」は、主権の所在であり、マッカーサー 主権から、「ウシガエル様を信じろ」(習近平主権)へ変遷している。 本著では、「三戒」の破 棄を主要命題としており、戒厳令が発令できるような緊急条項の必要性が意識されている。 国会質疑で国民の血税を削る話題の一つ。 消費税増 税にあたり「リーマンショック級の事態が起きない限り(停止条件)、法律で定められたとおり 十月から引き上げる予定だ」と菅官房長官は会見で述べていた。 であれば、「リーマンショック 級の事態が起きたならば(解除条件)、消費税を下げるべきだ」というのが「筋が良い」という ものなのに。 習近平と何ら変わらない「メンツ」なのか、国民を死地に追い込む政策。 財務省、 経産省に忖度する「上から目線」の「ポチ」連中の発言が目立つ。 『永遠の0』で感動して以来、百田氏の本はよく読んできた。 本書はその百田氏が新型コロナにあわせて書いた最新作である。 結論から言うと、すごく面白かった。 コロナに関する最近の日本国内や中国、欧米の事情が、カエルの世界に例えられ、よく描写されている。 クオリティーも、短期間で書かれたとはとても思えないくらい高いと感じた。 あとネーミングも良い。 読んでて、各人のことを連想できる上手いネーミングだなと思った。 (特にデイブレイクという名前は、名前の通りデイをブレイクしようとしてる、しょうもないいつものあの連中だなとクスっとした笑) 個人的に特に印象に残り、気に入っているのは、170ページの「ほっといてももうすぐ死ぬ年寄りのカエルのために、若いカエルが皆、腹を減らしてどうするんだ」というハンドレッドのセリフである。 こういうことを率直に言ってくれるのは、本当に素晴らしいことだと思う。 著者は60代半ばであるが、自己利益を顧みずシルバー民主主義を憂いている。 未来の日本のことを真摯に考えてくれている姿勢が伝わってきて、とても気に入ったセリフである。 そもそも百田氏は、よく叩かれるような頑迷な極右なのだろうか? 著書を読むとそんな頑迷な極右ではなく、現実を見て冷静かつシビアに考えるタイプであることがわかる(ゆえに理想論ばかり唱え、社会全体で見たら合理的な政策にわけのわからない理由で反対する人たちは彼のことを支持しないのだろう。 ) 個人的には、頭が柔らかく、日本という国家の存続と繁栄を願う、後輩思いの人物なのだろうという印象を持っている。 ちなみに、私自身は百田氏の意見に賛成する部分が多いのだが、唯一意見が違う点は、131ページの「ウシガエルを虐殺したのは父」という部分。 個人的には、「日本軍は中国人を虐殺してない」という趣旨の主張はしないほうが、日本にとってメリットが大きいと思う。 なぜなら、日本軍が、非戦闘員の中国人までを戦争で殺したのは事実だからである。 戦闘員たる中国兵を殺すのは戦時下ではやむを得ないが、非戦闘員への一方的な攻撃は(どの国も戦時下では行ってしまうとはいえ)言葉の定義上は虐殺行為と言われても仕方ない。 ゆえに「日本軍は中国で虐殺してない」という趣旨の主張は、「いや、日本軍は中国で非戦闘員を殺したわけで、それは虐殺をしたということでは?」と、わりと説得力の強い反論をされてしまいかねない。 なので個人的には、「日本軍は中国人を虐殺してない」という主張は、日本側の論理の弱点を突かれるので言わないほうがいいと思っている。 中国側の「われわれは被害者だ」という主張を裏付け、彼らの主張に塩を送る形になってしまう。 なお、いうまでもなく、「日本軍は中国人を虐殺した」ということも、こちら側の非を認めるので戦略上言う必要は一切ない。 中国の全体主義的な国家体制は非常に危険なものであり、最大限に警戒し、対策する必要がある。 日本側にとっての最適解は、「日本軍は中国人を虐殺してない」とも「日本軍は中国人を虐殺した」とも、過去のことは日本サイドからは一切なにも言わず、スルーすることではないか。 現状で多くの人を虐げているのは中国共産党なのであり、現在に視点をフォーカスさせるのが日本の国家戦略上はベストだと思う。 中国側の主張に塩を送るようなことをするのは控えたほうがいい。 とはいえ、本書の内容で、私が百田氏の意見と違う点はこのくらいであり、ほかの部分は私自身の認識や考え方とかなり近く、読んでてとても共感することが多かった。 ふと思ったのだが、彼の作品がよく売れ、広く支持される本質的な理由は、彼が机上の理想論を無視し、現実に即したリアリズムに則った言動をしているからなのではないか。 それゆえに、大多数の現実的な人が彼のことを支持するのだろうし、それが数字になって表れているのだと思う。 少し長くなったが、本書は今の日本を鋭く描いた、とても良い本だと思った。 おすすめです。 『カエルの楽園』は、平和主義に徹したカエルの楽園が凶悪なウシガエルの国に侵 略され虐殺されるという寓話である。 この物語がならず者国家に囲まれた日本の現 状を風刺したものであることは論を俟たない。 この書は単なる寓話ではなく、わが 国はこのままだと地獄に落ちると警鐘を鳴らす預言書である。 本書の初版が出版さ れた2016年には、中国の軍艦が尖閣沖の接続水域に侵入を始めた。 2020年は中国 がまき散らした新型コロナウィルスによって 世界中の死者はすでに 40万人を超え た。 このような非常事態になっても中国はわが国の領海侵犯を繰り返し尖閣の実効 支配を着々と進めている。 中国は大虐殺を繰り返してきた国である。 人民共和国が現在ウィグルやチベットで 行ってい!る民族浄化の残虐を知れば、中国に支配されることがどんなに恐ろしい か誰にもわかるはずだ。 それなのにわが国のマスコミ主流派は中国の非道には目を つむり、中国の都合のいいことしか伝えない。 わが国の政界、財界、言論界、教育 界はパンダハガーだらけ。 オオカミとイヌの識別すらできない。 わが国はまさに「カ エルの楽園」なのだが、この楽園はいつ地獄と化してもおかしくない危ない楽園な のだ。 本書は新型コロナウィルス後カエルの楽園がどうなるのか、三つのシナリオが付け 加えられた。 わが国は今正念場に立たされている。 ウシガエル対策を間違えれば地 獄が待っている。 しかしきちんと対応すれば、未来は捨てたものではない。
次の