スケボーのトラックには多くの種類があり、選び方もまた複雑です。 そこで適切な選び方を分かり易く、詳しく解説します。 トラックはアクスル、ハンガー、キングピン、ブッシュなど、さまざまな部品で構成されています。 これらの部品は全てスケートボードのパフォーマンスに影響を与えます。 トラックの種類とサイズは、安定性に大きく影響し、何ができるか、できないかが決まります。 適切なトラックを選んで確りとメンテナンスをすることは、ウィールとデッキが接触し、トリックやターンの最中に急に止まってしまい危険な「ウィールバイト」を避けるために重要です。 また、トラックは簡単な調整でターンやトリックの感覚を変えることが出来ます。 ターン性能を上げるために柔らかいブッシュを選んだり、あまり曲がらないようにするために硬いブッシュを選ぶ事もできます。 自分が求めるスケートの好みに合わせたセッティングが出来る奥が深いパーツです。 トラックのパーツ トラックは、右の図の様にいくつかのパーツで構成されています。 アクスル アクスルは、ハンガーの中を通っていて、ウィールを装着する長い軸です。 ハンガー ハンガーはトラックの大部分を占める金属部分です。 キングピン キングピンは、ブッシュの中にを通し、トラックの各パーツを支えている大きなボルトです。 最近では中空のキングピン(およびアクスル)が、軽量かつ強度・耐久性も問題ない為、使用される事が増えている。 ブッシュ ブッシュはスムーズにターンできる様に、キングピンの周りに取り付けられたウレタン素材で出来たリング状の物です。 ベースプレート トラックとデッキを繋ぐためのビスを通す穴が開いているパーツです。 もし1990年代以前のヴィンテージデッキに乗っている場合、現在のトラックは殆ど取り付けることが出来ません。 今とはデッキの穴の位置が違うためです。 INDEPENDENTの159と、169はヴィンテージデッキに対応できる様に6つ穴が開いています。 トラックのサイズの選び方 トラックのサイズはアクスル幅、またはハンガー幅によってミリ単位やインチ単位などで表示されています。 ハンガーとアクスルの幅によって、左右のウィールとの距離が決まります。 トラックの幅はターン性能に影響し、広ければ安定し、狭ければ小回りが利きます。 好みのスタイルに合わせると良いでしょう。 最も一般的なセッティングは、トラックのアクスル幅がデッキとほぼ同じ幅にすることです。 日本で最も支持率の高い3つのトラックブランドのサイズ対応は各ページでご確認ください。 一般に、LOW、MID、HIGHの3種類に分別されます。 MIDは標準的ですが、スケートスタイルに応じて高さを選ぶことが出来ます。 LOW:小さなウィールのために設計されており、フリップトリックなどに適しています。 また、デッキの先端と路面との距離が短くなるため、キック時のデッキの反応が速くなります。 LOW用には50-53mmサイズのウィールがお勧めです。 MID:このサイズはパークやストリートに適しています。 デッキの先端と路面との距離が長くなるため、キック時のデッキの反応が遅くなりますがその分、デッキの立ち上がりが強くなります。 53-56mmのウィールサイズをお勧めします。 HIGH:大きなウィールをセッティングする想定で造られています。 深いカービングや、街をクルージングするのに最適です。 ロングボードやクルーザーにセッティングすると良いでしょう。 56mm以上のウィールサイズをお勧めします。 いかがでしたでしょうか?基本的なトラックの違いは上記の通りですが、他にも前後のウィールの距離がトラックによって変わったりと、各メーカーによって特徴が違います。 2016年にはこれまで無かったサスペンションを備えた革新的なトラック、アベニュートラックが発売され話題となりました。
次の・ INDEPENDENT ・ THUNDER ・ VENTURE これら3つのブランドのトラックは、デッキの片側に荷重をかけたときにしっかりと 反応してくれます。 スケートブランドのトラックは、体重をかけるとしっかり 反応します。 値段が数千円のコンプリートデッキについてくるトラックなどは、しっかり作られてなかったりするので、 動きがスムーズでなかったりします。 トラックは、 必ずスケボー ブランドのトラックを買うようにしましょう。 トラックのサイズ 次に、トラックのサイズについて説明します。 トラックには サイズがあり、各ブランドで サイズ表記が違ってきます。 各メーカーのトラックサイズ一覧表 各メーカーのトラックのサイズ一覧表です。 5〜7. 75のデッキ 7. 75〜8. 25のデッキ INDEPENDENT 129 139 THUNDER 145 147 VENTURE 5. 0 5. 2 * 7. 75、8. 25の場合はお好みで選んでください 自分のデッキに合った トラックの サイ ズを選びましょう。 Stage11は、ノーマルモデル Forged Hollowは、Stage11を軽くしたモデル Titaniumは、Forged Hollowを軽くしたモデル 軽いモデルになるほど、 値段が 高くなります。 トラックの軽量化 軽いモデルほど、値段が高くなっているのは、わかったと思います。 次は、どのように軽量化されているのか紹介します。 下の写真は、 INDEPENDENTの Forged Hollowです。 このForged Hollowは、下の写真の部分が 軽量化されています。 主に、写真の部分が 空洞になって軽量化されているために、値段が高くなります。 この写真のモデルは、Forged Hollowですが、これより高いTitaniumもあります。 1番高いTitaniumは、 チタンの素材が使われることにより、さらに軽く、値段も高くなります これが トラックの軽量化です。 基本的に軽さの仕方や値段の関係は、 THUNDER、 VENTUREのブランドでも同様です。 トラックの重さ一覧表 3つのブランドのトラックの 重さを簡単にまとめたので参考にしてください。 ここで、、、VENTUREとTHUNDERの両方のトラックにある、 「LIGHTS」 「HOLLOW LIGHTS」 のモデルの違いを簡単に説明します。 まず、「HOLLOW LIGHTS」は、さきほどの写真で説明した、 キングピン、シャフトの両方が軽量化されているタイプのトラックです。 一方、「LIGHTS」は、 キングピンの軽量化のみ。 サイドのシャフトは軽量化されていないタイプです。 INDEPENDENT、THUNDER、VENTUREのトラックで、 「HOLLOW」 と名前がついているのが、キングピンとシャフトの 両方が軽量化されているトラックになります。 軽くて、値段が高いトラックが1番良い商品なの? ここまでで、初めてスケボーのトラックを買う方は、 「値段が高くて、軽いトラックが、1番良い商品なんだ。。。 」 と、思うと思います。 しかし、、、、 値段が高くて軽いトラック = 1番良い商品 というわけでもないんです。。。 理由を説明します。 トラックの重さの好みは、人それぞれ。 トラックの重さに関しては、人それぞれ 好みがあります。 軽いからフリップしやすいという意見もあれば、、、 オーリーの時に、ある程度の 重みもほしいという人もいます。 軽いからいいというわけでもないんです。 なので、初めてトラックを買うという人は、自分の お財布と相談するのがいいと思います。 ・値段が高いトラックは軽量化されている ・軽さの好みは人それぞれ ・値段が1番高いトラックが1番良い商品ということでもない トラックの高さ HiとLow 次に、トラックの高さについて解説します。 トラックの高さには Hiと Lowと2種類のサイズがあります。 HiかLowどちらがいいかというのは、これも 好みになります。 HiとLowのメリット・デメリット HiとLowの メリット・デメリットをまとめました。 HIのメリット• 高さが出しやすい HIのデメ リット• Lowより力が必要 Lowのメリッ ト• 弱い力でも弾ける• 反応が速い Lowデメリ ット• Hiより高さが出しにくい 高さは慣れという要素も大きい HIとLowのメリット・デメリットありますが、 慣れによる部分も大きいです。 なぜなら、トラックは 頻繁に買い替えるものではないからです。 デッキほど頻繁には買い替えません。 使っていると徐々に慣れてきます。 HIを使っている人の方が多い印象 「HIとLowどっち使ってる?」 と聞くと、 「HIのトラックを使っている」と答える人の方が多い印象です。 ・HIとLowの違いは数ミリ ・それぞれのメリット・デメリットがある ・慣れの要素も大きい スケボー初心者におすすめのトラックの選び方 次は、初心者におすすめの選び方を紹介します。 現在、何も持ってない状態で、これからスケボー1式そろえるのなら、まず気に入ったデザインのデッキを選びましょう。 その後で、自分の選んだ デッキに合うサイズのトラックを選びましょう!! この時、先ほど紹介した表を参考にしてください。 5〜7. 75のデッキ 7. 75〜8. 25のデッキ INDEPENDENT 129 139 THUNDER 145 147 VENTURE 5. 0 5. 2 この表を見て、自分のデッキに合うサイズのトラックを選びましょう。
次のスケートボードデッキの選び方【基本知識】 スケートボード(スケボー)は、 デッキ、トラック、ウィール、ベアリングの4つのパーツから成り立っています。 スケボーのデッキの解説 スケボーの板は、デッキという名称で、このデッキは様々なブランドがあり、形、サイズがあります。 値段が高いほどハイスペックなデッキになります。 じゃあ 様々なブランドがありサイズや形の中から自分にあったデッキを選ぶポイントを紹介します。 デッキのサイズを選ぶポイント スケボーのデッキのサイズ(幅)には、通常7. 5〜8. 25インチまであります。 サイズを選ぶポイントとして、 7. 5~7. 625インチは一般的に幅が細くて軽い、板を回転させるトリックに適していていると言われてます。 逆に安定度は幅が狭い分、太めのデッキと比べると劣ります。 では太めの デッキ8〜8. 25インチは安定感があるのでスピードのあるスケーティングに適しています。 逆に太くて重いく回転させるトリックには適していないというのが一般的な知識です。 これを踏まえて自分がやりたいスタイルに合わせてデッキを選ぶのがいいと思います。 それにプラスで足のサイズによってデッキのサイズを選ぶのもポイントの一つです。 私は始めは7. 8インチでしたが足のサイズが28cmで、少し安定感が物足りなく感じていたので今は8インチのデッキを使っています。 少し重量感は増しましたが安定感がグッと上がりました。 スケボー初心者でやりたいスタイルも決まってないという場合は、幅広く使える7. 625〜8インチを選べばまずは問題ないです。 どのサイズのスケートボードデッキでスケートボードをしますか? デッキにはさまざまな幅があります。 スケートボードの初心者の場合は、長さやホイールベースではなく、幅に応じてデッキを選択してください。 必要な幅は、サイズ、スケートスタイル、個人的な好みによって異なります。 一般的なガイドラインを次に示します。 5インチから8インチ - ストリートでスケートボードをしたり、より技術的なトリックを行う大人のライダー向けの標準ボード 8. 0インチから8. 25インチ - スケートパーク、プール、ランプなどのセクション向け 8. 25インチ以上 - クルージング、オールドスクール向け スケートボードデッキの購入は「」がおすすめです。 デッキの形を選ぶポイント スケボーのデッキのもう一つの要素形、これにはキックとコンケーブがあります。 これは各メーカーによって様々です。 ぶっちゃ始めはキック・コンケーブが中くらいのものを選ぶのがいいです。 キックというのはデッキのノーズ・テールの反り返りのキツさです。 キックが強いと、オーリーなどの時に影響があり、キックが弱いものより弾く時力がいるけど、すりあげやすく、高さがあります。 コンケーブとはデッキ中央の凹みの部分で、これも凹みが強いものをコンケーブがキツイと言います。 コンケーブが強い方がデッキに乗った時の安定感があります、食いつきがいいのでスタンスを変えにくいです。 コンケーブが弱い方が回転系のトリックもやりやすいと言われています。 スケボーのトラックの選び方 デッキとウィールを繋ぐためのギアをトラックと言い、 トラックにはHiとLowの高さと幅のサイズがあります。 トラックのサイズを選ぶポイント トラックにはHiとLowの2種類があります。 Hiの方が高さがあり、 オーリーをする時には弾く時の力が高さがある分力が要りますが高さが出やすく、すりあげやすいです。 逆にLowは安定感があり、 オーリーの時には弾く力が少なくてもやりやすいですが、Hiより高さが出にくいと言われてます。 トラックにはHiとLowの高さ以外に幅のサイズがあります。 幅はデッキのインチに合わせて選びます。 トラックのハイとロー高さで選ぶポイント スケボーの重要なパーツ(ギア)の一つトラックにはHi(ハイ)とLow(ロー)という2種類の高さがあります。 トラック選びの際に迷う高さについて詳しくは以下の記事で紹介しています。 スケボー ウィールの選び方 ウィールと言って車輪(タイヤ)のことです。 ウィールにはソフトとハードの2種類があります。 ウィールの硬さを選ぶポイント ウィールは、 数値で硬さを表記されています。 ウィールの固さは、95〜101で、数値が下がるごとに柔らかくなります。 滑る路面により適している固さがあり、基本的にはハードウィールは、パークや路面の良い所に向いており、固定されるのでトリックがやりやすいです。 反面、路面の悪い場所では、ガタガタして滑りにくかったり滑れない場合があります。 柔らかいウィール(ソフトウィール)は路面の悪いところでも、滑りやすいです。 しかしツルツルしているのでトリックがやりにくくなります。 なので、自分が滑る路面でウィールを選択するのが最適です。 少し荒めのアスファルト、 ストリートで滑る方は、95〜97の柔らかめのウィール、路面の良いところか パークで滑ることが多いという方は、100を選ぶのが最適かなと思います。 どっちでも滑るという方は平均的な98〜99を選ぶとまず間違いないです。 ウィールのブランド別 選び方 ウィールの2大ブランド SPITFIRE(スピットファイヤー)とBONES(ボーンズ)の紹介をします。 基本的にはこのブランドのどちらかを選べば良いかと思います。 SPITFIRE スピットファイヤー ウレタンのフォーミュラーフォーは、 減りにくい・パンクしにくい抜群の耐久性と優れたポップ感にスムーズなスライドと速さを実現したスペシャルブレンドウィールです。 スケボーサイズの選び方 まとめ スケボー初心者の方や、これからスケボーを始めようと思う方にスケボー選びの参考になれば幸いです。 ここに 書いた記事はあくまでも一般的に言われている意見で、実際には自分で様々なメーカーやサイズなど使ってみてください。 自分で使ってみると言われていることと反対の方が使いやすいとかって普通にあります。 あくまでも参考にということです。 スケボーは色々なギアを使って自身にあったカスタムを見つけていくのも楽しみの一つです。 ひとまず迷ったら一般的なところを攻めてみて、 様々なメーカーやサイズを使って試してみて、自分にあったスタイルを見つけていくのが面白いし、スケボーが続くか分からない とりあえずスケボーをやってみたいって場合はコンプリートセットもおすすめです。
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