浅野いにお 背景。 文楽編・仮名手本忠臣蔵|文化デジタルライブラリー

文楽編・仮名手本忠臣蔵|文化デジタルライブラリー

浅野いにお 背景

[PR] 2020年2月発行開始したCGWORLDのフリーペーパー表紙グラフィックの背景の駄菓子屋は、漫画家の浅野いにお氏がUnreal Engine 4(以下、UE4)を用いて制作したもの。 外観と内観含め数百点に及ぶアセットを用いて構築されている。 マウスコンピューター「 DAIV」を愛機とする浅野いにお氏に、デジタルクリエーションの道具としてのPC選びについて語ってもらった。 CGWORLD Entry vol. 24 特集:はじめよう、3DCG! 価格:無料(フリーペーパー) 判型:A4ワイド 発行日:2020年2月28日(電子版)、3月4日(ペーパー版) URL:• 浅野いにお氏とCGWORLDがタイアップしたオリジナルTシャツ企画の第1弾。 浅野いにお氏がCGWORLD Entry24号に寄稿した漫画エッセイ『僕とCGと諸事情』の一コマを用いたオリジナルTシャツです。 背景の駄菓子屋の3DCGは外観だけでなく、内観までしっかりつくり込まれていますね!今回どのような経緯でこの技法を選ばれたのでしょうか? 浅野いにお氏(以下、浅野):今回、CGWORLDさんから発注された表紙ということで、3DCGを使ったものという条件は前提としてあったんですが、そもそも去年くらいから、人物はアナログだけど背景はCGにして、Photoshopの処理だけでイラストとして完成させるということをやっていたんですね。 それで今回もそういった手法で、かつ自前で作った3DCGの背景を主役にしたイラストでやってみようと。 うちの事務所のCGスタッフに去年から少しずつつくってもらってたんです。 「駄菓子屋っていいよね」ってくらいのざっくりした注文でしたけど(笑)。 駄菓子屋のモデルはのべ日数でいうと6日くらいで完成しました。 浅野いにお氏 C:噂の彼がつくってくれたんですね(笑)。 では、漫画やイラストの背景に3DCGを使用することのメリットについてお聞かせいただけますか。 浅野:3DCGを使い始める前は、実際の場所までロケハンに行って、使えそうな構図で写真に撮ってストックしておいて、それを背景に使うということをしてたんです。 ただ、実際の景色だと邪魔な建物を動かしたり、人間の目線以上の位置にカメラを置くことはできないですけど、CGだとそういうことも調整できますから。 それに連載漫画って完成までの日程がタイトなので、資料や素材に関しては諦めるしかないこともあるんです。 そこを3DCGにすると、もう少し自由度が上がるというところがメリットですね。 C:確かに、ロケハンして写真を撮るという資料集めには時間的にも内容的にも限界がありそうです。 3DCGを使うことでそのデメリットがなくなるというわけですね。 しかし、PCはペンや紙といった一般的な漫画の道具に比べるとやはり高価です。 特に3DCGを扱えるくらいのスペックのものとなると、ある程度の投資が必要となりますが、それだけのメリットはあるとお考えですか? 浅野:漫画家って、仕事にかかる経費といえば、画材費とアシスタントの人件費がほとんどなんです。 ただ、漫画という表現は漫画家本人が判断しなきゃならないことが多いので、20~30人の大所帯にはならないんですよ。 作家ひとりに対して一定数以上にアシスタントを増やしても、上がる生産性には上限があるので、作品の質や表現の幅の向上を考えるのであれば、人件費よりもツールに投資するという考え方のほうが良いと思います。 特にうちはアシスタントが少ないので、そのリソースをPCに回して、人が少ない分をPCが補ってくれるというかたちですね。 C:なるほど、投資に見合うメリットは十分あるというわけですね。 それでは、そんな作画ツールとしてのPCのスペックはどれくらいのものが必要なのでしょうか。 現在、先生が使用されているPCのスペックをお聞かせください。 浅野:現在使っているPCの構成は、CPUはインテル Core i9シリーズのプロセッサ、GPUはNVIDIA GeForce RTX 2080、メモリは64GBです。 単純なモデリング用途だけでいえばここまで高スペックな構成である必要はありません。 ただ、自分の場合、カメラに映るかどうかわからないものも含めて、シーンに必要なアセットをとにかくどんどんつくった後で、UE4上でロケハンを行うようなイメージでスクリーンキャプチャを取りながらアングルハントをしています。 点数を増やしていけばいくほど、露骨にビューが重くなるので、GPUは高スペックなものを選ぶようにしています。 DAIV Z9 series• 建物外観部、屋外アセットは約40点程度。 一方、屋内のアセット数は数百アセットにも及ぶ。 こちらは商品は表示/非表示を簡単に切り替えられるようにレベル分けされている。 浅野:また、漫画で使う画像サイズというのは4K画質よりも大きく、横6,000、縦8,000ピクセルくらいのデータになります。 カラーだとまだいいんですが、白黒だと縮小したときにエッジのギザギザが目立ってしまうので、できるだけ解像度は維持したい。 そうなると1枚あたりのデータサイズがかなり大きくなるので、本体のメモリも64GBは欲しいです。 それから、今はシステム用もデータ保存用も両方のストレージにSSDを使っています。 アンリアルのシーンを開くときなど、SSDだと体感的に速くなったと感じます。 C:先生は現在使われているものが3台目だというくらい、マウスコンピューターの「DAIV」を長く愛用されているとのことですが、「DAIV」を選ばれた理由はどういったところにあるのでしょうか? 浅野:一番の決め手になったのはデザインの良さですね。 あとは他のメーカーと比較したときの割安さですね。 もっとガチガチのワークステーションにしてもよかったんですけど、倍くらいの値段になっちゃうので、まずは『DAIV』で試してみようと考えました。 やっぱり継続して買うかもしれないということを考えると、値段の安さは見てしまいますね。 それで実際に使ってみて問題がなかったので、PC台数を増やしていく時にも『DAIV』で継続しているという感じですね。 筐体にキャスターが付いているのも地味に助かります。 あと、サポートが凄く感じが良かったんです。 百回くらい「安心してください」と言われました 笑 C:そういえば、そのPCを使って最近YouTubeの配信も始められたとのことですが。 浅野:YouTubeで何かをしたかったというより、映像編集がやりたかったんですよ。 Adobeのサブスクリプション全部入りの中にAfter EffectsやPremiereが入ってたんですけど使わずに持て余していて。 映像編集がやりたいけどアウトプットの場所がなかったんですが、それがYouTubeに動画を出すということで、色々とつながったんです。 こんなに簡単に配信できるんだと感動しましたね。 配信ができたという時点で8割方満足しています(笑) C:浅野先生は漫画に3DCGを取り入れるだけでなく、動画配信など色んな新しい表現に挑戦されていますが、そういう活動にもPCが活かされているというわけですね。 浅野:もともと漫画の道具というもの自体が、印刷を前提に編み出されたものなんですよ。 紙質の悪いところに印刷するための技法としてスクリーントーンが使われたりだとか。 でも、今だと発表の場も電子書籍やWebや色々あって、解像度が高くても低くてもいいし、CGのカラーをそのまま出してもいいし、昔ながらの漫画の道具に固執する理由もあまりなくなってきています。 表現的な新しさって物語性だけじゃなく、「作り方」が新しいというだけでも価値があると思うので、積極的に取り入れていってもいいんじゃないでしょうか。 漫画はアナログ然とした文化なので、3DCGの手法なども取り入れる人はまだ少ないですが、自分は実例として積極的にやっていこうと思います。 C:浅野先生が次はどんな新しい表現を見せてくださるのか、これからも期待させてください。 今回はお話いただきありがとうございました。 株式会社マウスコンピューター TEL(法人):03-6739-3808(平日:9~18時、土日祝:9~20時) TEL(個人):03-6833-1010(9時~20時).

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簡単に印影背景を透明化できる「印鑑透過」で電子印鑑を作成しよう

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動画を切り貼りしたり、字幕(キャプション)を入れたり、音を重ねたりするのに最適な無料ソフトを発見しました。 Shotcutです。 Windows, mac, Linuxのそれぞれに対応しています。 インストールはから行ってください。 せっかくのよいソフトなのに、日本語で解説しているサイトが少なく、慣れるまでに時間がかかりました。 これから使い始める人の時間を節約するために、基本的な使い方を共有します。 ここで場面ごとの動画を加工します。 もしこの3画面構成になっていなければ、メニューアイコンの「プレイリスト」や「タイムライン」をクリックしてください。 2.動画の切り貼り 下のようなを編集して 下のような短縮版を作ってみましょう。 Shotcutの「ファイルを開く」で、NHKクリエイトからダウンロードした元ファイルを開きます。 するとプレビュー画面で自動的に再生が始まるので、一時停止ボタンで止めます。 この元動画は3つの場面から構成されているので、新年の3秒前から2秒前を第一部分、2秒前から1秒前を第二部分、1秒前から新年を第三部分から取るようにします。 シークバーの先端と終端をマウスでドラッグ操作して、欲しい部分だけが青くなるようにしてから、プレビュー画面をドラッグで作業机であるプレイリストに送りましょう。 後で微調整できるので多めに切り取るとよいです。 同様に第二部分と第三部分をプレイリストに切り出します。 次に、プレイリストにある動画をタイムラインに送ります。 プレイリストにある動画をダブルクリックしてプレビュー画面に表示させてから、+記号をクリックして現在のトラックに付加します。 これを3つの動画それぞれに対して行えば、3つの動画をつなげることができます。 タイムラインの白い縦線をドラッグして先頭にまで持っていってプレビュー画面の再生ボタンを押せば、3つの動画が連続して再生されるはずです。 最後に微調整をしましょう。 私の場合は第二部分が長すぎたので調整します。 プレビューで再生させながら第二部分の欲しいところまで再生させて一時停止します。 そこで横長の長方形のマークをクリックしてプレイヘッドで分割します。 すると下図のように第二部分が2つに分割されたので、いらないほうを右クリックして削除します。 要はいらない部分をプレイヘッドの分割で区切ってあげて削除するということです。 最後にメニューアイコンのExportを押して作業机にエクスポート画面を出し、YouTubeを選んでファイルをExportをクリックすれば出来上がりです。 長い動画だとここで時間がかかります。 複数のファイルから切り貼りする場合も、「ファイルを開く」からファイルを開いて必要な部分をプレイリストに送ることを繰り返せば同じようにできます。 3.字幕(キャプション)をつける このように字幕(キャプション)をつけるのが目標です。 を利用しました。 プレビュー画面のシークバーの先端と終端を調整して必要な箇所を選択し、プレイリストに追加するところまでは先ほどと同じです。 それからメニューアイコンの「フィルター」を押し、プラス記号をクリックして、ディスプレイマークの中からテキストを選びます。 デフォルトでは画面下部にtimecodeが表示されると思いますが、その代わりに表示したいテキストを入力し(日本語入力ができないようならメモ帳等に入力した文字をコピーペーストすればうまくいきます)、色を適当に変え、枠と位置を調整します。 さらに字幕を追加してみましょう。 今度はバックグラウンドの色も指定しました。 先ほどと同じようにプラス記号でタイムラインに追加して、エクスポートをすれば完成です。 4.音入れ 次は音を入れてみましょう。 無音の動画に音をつけることもできますし、最初から音声が入っている動画に音を重ねることもできます。 上の作業で作った2つの動画をプレイリストに入れ、タイムラインでつなげます(今はわかりやすいように一つずつ作業していますが、本来は元動画からの編集を一挙に行ってエクスポートは1回だけするほうがよいです)。 タイムラインの三本線をクリックしてオーディオトラック追加を行うと、タイムラインの下のほうにA1が追加されるはずです。 を使わせてもらいます。 これをダウンロードして、「ファイルを開く」から開いてプレイリストに追加します。 先ほど追加したA1をクリックして選んだ状態でプラス記号を押すと音楽が追加されます。 音楽のほうを動画の長さに合わせて10秒くらいだけに縮めてプレイリストに追加してからA1に加えたほうが見やすいと思います。 音楽も動画と同様に、横長の長方形でプレイヘッドで分割して削除をすれば微調整できます。 これでいつものようにエクスポートすれば出来上がりです。 元々動画に音声があるところに重ねたくなければその部分のA1の音楽を削除すればよいですし、元々の動画の音声を消したければ、先ほどの字幕と同じようにフィルタからミュートを選べばよいです。 5.応用編 例えばこのようなものが作れます。 これに字幕を載せればオープニング画面のようなものが作れます。 タイムラインを使いこなすことができればやりたいことができます。 オープニング画面を2つ作り、後半には字幕を増やして、そこの切り替わり目での音がなるようにしました。 音は何重にも重ねることができます。 いかがだったでしょうか。 3Dテキストとかフェードアウトとか凝りだすときりがありませんが、一通りのことはこれでできるはずです。 それでは楽しい動画ライフをお送りください。

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『愛していると言ってくれ』再放送で読み解く、時代背景とドラマの深い関係性

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す、すげえ……(浅野いにお先生のペン入れ作業を見ながら) どうも! 筆者ともです。 前回、漫画家志望の方は漫勉がすごくタメになりますよっていうブログを書いたのですが、今回はたのしみにしていた浅野いにお先生の回を視聴しましたので感想を書いていきたいと思います。 仕事場がかっこいい! Macとか2台あるし! 浦沢先生が浅野先生の仕事場を訪ねられて会話をしていたのですが、そこの仕事場がすごく自分好みの環境でした。 Macとかあるし、秘密基地感があります。 本や雑誌、資料なども雑多に積んであっておしゃれです。 どこかのだれかさんは幼稚園を卒園したときに買ってもらった学習机とアマゾンで買った バランスボールを椅子にして作業しているというのに……。 その環境の差に愕然としました。 浅野いにお流背景の描き方 浅野先生の緻密な背景をどうやって描いているのかとても興味があり、今回、その工程を見ることができてうれしかったです。 ここまで丸裸にして公開してもいいのでしょうか。 工程の順序としては• デジタルカメラで風景写真を撮る• 背景に使いたい写真を選択し、線画に描こうする。 このとき実写と漫画の境界線、もしくは漫画よりのほどよい線画にする。 2の線画をプリントアウトして、直接ペンでなぞったり汚したりして書き込みをくわえる。 3をスキャンしてパソコンで仕上げをする。 自家製のペンのあみかけのトーンを貼ることにより手書きよりも手書き感がでる。 というようなものだったかと思います。 ただ、注意しなければいけないのはキャラと背景がしっかりと違和感なくとけこむこと。 そして、遊びというか、先生方は隙をつくって(手書きで緻密に描き込む等)読者の方を漫画の世界に入りやすくすることも大事だといっていたように思います。 さっそく参考にしている方が! 「漫勉」でやっていた、いにお先生のような背景作業を真似てみた…手描きをすることにより重質な表現が演出できる。 まだ書き込み途中だけど、この表現をもっと練習してみよう — 椎名 海雄 mio airvalentain 私も練習してこれくらい描けるようがんばります! 髪の毛の緻密さ。 細かい作業は苦ではない! 上記リンク先が漫勉の公式サイトで浅野いにお先生のページです。 「漫画家のペン先」のコーナーの一番左の動画をご覧頂けるとわかるのですが、描き込み方がハンパないです。 髪の毛はペンの太さをかえて描いていくので、すごく奥行きがでています。 あとトレース台というんでしょうか。 あれ私も欲しいです。

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