2020年06月01日 UUUM株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:鎌田 和樹、以下、UUUM)は、任天堂株式会社(以下、任天堂)の著作物の取り扱いに関して、従前より包括的許諾を受けておりますが、このたび、業務提携先である吉本興業株式会社(以下、吉本興業)に所属するタレントのYouTubeチャンネルを含め許諾を受けることにつき、任天堂と合意いたしましたので、お知らせいたします。 本日、任天堂より 「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」(注)の更新が発表され、個人投稿者に加え、別途契約が締結された法人に所属する投稿者についても、同ガイドラインを遵守することにより、任天堂のゲーム著作物を利用したコンテンツ投稿を行うことが可能という旨、明示されることとなりました。 なお、当社は、吉本タレントのチャンネルに関しても、UUUM専属クリエイター同様、ゲーム著作物に関するコンプライアンス研修や、コンテンツチェック等、管理体制の整備を早急に進めてまいります。 UUUMは、「ゲーム実況」動画はコンテンツとして楽しめるだけでなく、ゲームの遊び方や楽しさを広く伝える上で重要な役割を担っていると考えております。 今後もゲーム企業との関係を強化し、クリエイターとともに健全な「ゲーム実況」動画を創出していくことで、ゲーム市場の発展に貢献していきたいと考えております。 UUUM株式会社 コーポレートサイト UUUM クリエイターサイト 引用: この内容を簡単に言うと、「YouTubeで任天堂のゲーム配信やってるけど、個人はいいけど、法人などの団体には、著作物を勝手に利用してるのは認めないからね!」と、言うことです。 おそらく、これはUUUM側が自主的にではなく、任天堂が以前から圧力と言うか、注意喚起をUUUMなどのYouTubeを運営する会社にしていたのではないかと考えられます。 そして、UUUMは、吉本興業と提携したことも大きく関わっていると思われます。 それは、宮迫事件です。 反社会的勢力と会合を持っていたとして、世間を賑わせたあの出来事です。 あれから、「コンプライアンス」「法令遵守」を徹底すると世間に発表したので、UUUMと提携した吉本興業が、「そういえば、YouTubeに流してる任天堂のゲームって大丈夫なの?」って、言う指摘が入って、UUUM側が気づいたのかもしれません。 結果的に、任天堂からも著作物に関して同日、「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を更新した旨の発表がありました。 任天堂は当社が創造するゲームやキャラクター、世界観に対して、お客様が真摯に情熱をもって向かい合っていただけることに感謝し、その体験が広く共有されることを応援したいと考えております。 任天堂は、個人であるお客様が、任天堂が著作権を有するゲームからキャプチャーした映像およびスクリーンショット(以下「任天堂のゲーム著作物」といいます)を利用した動画や静止画等を、適切な動画や静止画の共有サイトに投稿(実況を含む)することおよび別途指定するシステムにより収益化することに対して、著作権侵害を主張いたしません。 ただし、その投稿に際しては、このガイドラインに従っていただく必要があります。 あらかじめご了承ください。 個人であるお客様は、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等を、営利を目的としない場合に限り、投稿することができます。 ただし、別途指定するシステムによるときは、投稿を収益化することができます。 お客様は、正式な発売日またはサービス開始日を迎えた任天堂のゲーム著作物を、投稿に利用することができます。 正式な発売日またはサービス開始日を迎えていないものに関しては、任天堂が公式に公開した任天堂のゲーム著作物のみを投稿に利用することができます。 投稿に任天堂以外の第三者が有する知的財産権が利用されている場合、このガイドラインとは別に、その知的財産権の権利者から許諾を得る必要があります。 任天堂は、Nintendo Switchのキャプチャーボタン等の機能を利用する場合を除いて、お客様ご自身の創作性やコメントが含まれた動画や静止画が投稿されることを期待しております。 お客様の創作性やコメントが含まれない投稿や任天堂のゲーム著作物のコピーに過ぎない投稿はご遠慮ください。 お客様が事実に反して、任天堂や任天堂の関係者から、協賛や提携を受けているようなことを示唆したり、誤信させたりしないでください。 任天堂は、違法または不適切な投稿や公序良俗に反する投稿、このガイドラインに従わない投稿に対して、法的措置を講じる権利を保持しています。 ご了承ください。 (中略) Q9. 法人が、任天堂のゲーム著作物を使った投稿をすることは、このガイドラインの対象ですか。 このガイドラインは、個人であるお客様による任天堂のゲーム著作物の投稿を対象としています。 法人等の団体による投稿や、投稿者が所属する団体の業務として行う投稿は、このガイドラインの対象ではありません。 ただし、別途契約が締結された以下の法人に所属する投稿者は、所属する団体の業務として行う投稿であっても、個人であるお客様と同様に、このガイドラインに従って、任天堂のゲーム著作物を利用した投稿を行うことができます。 UUUM株式会社(吉本興業所属を含む)• 株式会社ソニー・ミュージックマーケティング• 株式会社東京産業新聞社(ガジェット通信)• いちから株式会社 引用: そして、この中にVtuber業界では、大手と言われている「ホロライブ」を有する「カバー株式会社」は含まれていませんでした。 当初、カバー側は当初はVtuberは個人のため、該当しないと言う認識をしていました。 しかし、同じVtuber業界では大手の「にじさんじ」を有ゆる「いちから株式会社」は、任天堂と別途契約を締結した法人として発表されたので、さらにファンや関係者を困惑させる事態となってしまいました。 ホロライブは任天堂と戦うのか? 2020年6月1日から4日後の2020年6月5日に、ホロライブのカバー株式会社から、任天堂の著作物利用について、正式に発表がありました。 結果的には「無許諾」だったと言うことを認め、任天堂とも今後の対応について協議ができ、「収益化をOFF」にするだけで、動画は非公開にしなくていいと言う認識で合意に至ったと説明しています。 しかし、別途契約は締結はできなかったのですね。 おそらく、締結には法律が絡むことなので、時間がかかることなので、今後はおそらく、別途UUUMや、いちからと同様に法人として、別途契約を結ぶことになると思います。 もし今回、ホロライブのカバー株式会社が任天堂と争ったところで、負けは決まっていました。 そこで、任天堂が勝訴した数々の裁判の例をご紹介します。 ドンキーコング裁判 1981年に任天堂が発売した「ドンキーコング」が、パクリだと言う因縁をつけられて裁判になりました。 因縁をつけて来たのは、映画「キングコング」を制作したユニバーサルでした。 1982年に、ユニバーサルからロイヤリティを求められて訴訟を起こされました。 ちなみに、「キングコング」は、1933年からアメリカで作られ始めた特撮映画でした。 アメリカの大手映画会社から訴えらてビビった任天堂は、争わずにユニバーサルに、ロイヤリティを払うつもりでした。 しかし、任天堂のアメリカの子会社のハワード・リンカーン弁護士が、「ドンキーコングとキングコングは違う動物だ」と反論し、争うことになりました。 結果、「キングコング」の著作権の保護期間は切れており、任天堂が勝訴し、「任天堂法務部最強伝説」が始まりました。 3DS裸眼立体視特許裁判 この裁判の発端は、2003年にまで遡ります。 まず、訴訟の相手となるのは、2002年に退職するまで30年間ソニーに在籍していた富田誠次郎氏です。 退職後、「トミタ・テクノロジーズ」という会社を作って、裸眼立体視技術についての特許を取得しています。 富田氏は、2003年に任天堂関係者と会い、当時特許出願中だった「3Dメガネを必要としない裸眼立体視」技術のデモンストレーションを行いました。 これに参加していた任天堂社員7人のうち4人が、その後、ニンテンドー3DSの開発に関わり、ニンテンドー3DSに「3Dメガネを必要としない裸眼立体視」が勝手に使われたと主張しました。 2003年、富田氏は、任天堂本社で裸眼立体視の仕組みを提供したところ、許可なくニンテンドー3DSに採用されたとして賠償金を請求しました。 2014年、ニューヨークの1審では任天堂側に対して賠償金29億円支払いを命じました。 しかし、2014年12月に任天堂側が控訴しました。 さらに、差し戻し審となった2016年4月の判決で、特許侵害がなかったものとして任天堂側が逆転勝訴しました。 やっぱり、任天堂法務部は最強という噂が広まります。 マリカー裁判 公道カート(ゴーカート)を提供する会社が「マリカー」という名前で会社名にし、商標登録もしていました。 さらに、問題になったのは、任天堂のキャラクターのコスチュームとセットで外国人旅行者に貸し出し、マリオカートと同じようにゴーカートのサービスを提供していました。 「マリカー」は、マリオカートの総称であるため、任天堂は2016年9月、特許庁に対して商標取り消しを求めました。 しかし、2017年1月に任天堂の異議申し立てが棄却されました。 納得いかない任天堂は、2017年2月に、不正競争防止法違反および著作権法違反として訴訟を起こしました。 結果、2018年9月に任天堂が勝訴し、マリカー側に1千万円の支払いが命じられました。 しかし、マリカー側(現:MARIモビリティ開発社に改称)は、2018年9月28日に知財高裁に控訴しました。 2020年1月29日、知的財産高等裁判所は、任天堂の訴えを認め、MARIモビリティ開発に対し5000万円の支払いを命じました。 やはり、任天堂法務部は最強でした。 ホロライブ任天堂問題まとめ! ホロライブを運営するカバー株式会社は、任天堂の著作物を無承諾で利用していたことを認めました。 その後、YouTubeの広告配信をOFFにすることで、動画の削除はしなくていいと任天堂と合意が取れ、一段落が付きました。 もし、カバー株式会社が任天堂と争っても、任天堂法務部は最強なので、負けは確定していたことでしょう。 とりあえず、大事にならなくて良かったです。 カバー株式会社は、任天堂法務部とまでとは言いませんが、もう少し法律に詳しい方のバックアップが必要かもしれませんね。
次のTwitterにも似たようなこと書いたんですが、もうちょっと踏み込んで書いてみようと思いました。 問題の経緯については様々な記事考察や憶測が出ておりますので、そちらを参考にして頂ければと思います。 あくまで私見です。 ホロライブ所属ライバーの問題当事者意識の有無について 問題噴出前後、並びに所属元であるカバー株式会社の声明発表後、各ライバーはTwitterや配信で様々な見解、行動を示してきました。 一部では被害者ヅラしてる、当事者意識が無いと言われ、またそれに対しそんな事はない、ライバーは悪くないと全肯定信者が反論し、また他箱(主ににじさんじ)へのアンチ行為や対立煽り、権利者(この場合任天堂)へのヘイトツイート、界隈全体のオワコン説などアビ・インフェルノ・ジゴクの様相を呈してきました。 まぁこの辺の受け取り方は個人の感覚なので(感じるだけなら)自由だと思うのですが、ライバー毎の対応や足並みがズレており、上記の問題に拍車をかけている気がします。 個人的な見解ですが、とりあえず ライバー全員、問題への関与の有無を問わず「形式的な謝罪」を最初に行いそれから個人の所感(お気持ち)表明、活動再開なり休止なりすればよかったと思います。 「ライバーは悪くないので謝罪の必要はない」「所属元が謝罪したので問題ない」といった意見が散見されますが、ここにおける謝罪は 一種のパフォーマンスだと考えています。 Twitterでも同じ例を出しましたが、これは我々がテレビでたまに見る 「ワイドショーや報道番組で誤報道・偏向報道があり問題とされたときに、司会者の芸能人が謝罪する」というのに似ている感覚だと思います。 これは メディアに出ている芸能人が、番組の顔として、果ては所属事務所の顔として謝罪する行為であると捉えていますが、今回のホロライブの問題でもこれは重要で、やるのとやらないのでは初動の印象に差が出たんじゃないかなーと感じております。 初動対応の差、所謂お気持ち表明について 企業所属のライバーとして(企業所属でなくとも重視しなければいけないが)、問題発生時の対応は非常に重要です。 炎上時というのは得てして一挙一動が消火剤にもガソリンにもなりえると考えております。 一部のメンバーを抜粋すると、例えば今回の問題に対しだんまりを決め込み平常運転を行うメンバーがいます。 これを先程のワイドショー司会のくだりで例えると、 誤報・偏向報道の謝罪が番組サイトに貼られたけど、翌日の放送では何事も無かったかのように司会を行う。 本人が誤報に肯定的なコメントをしいていたにも関わらず。 (この場合の肯定的なコメントとは、無許可の収益配信にあたります) といったところでしょうか。 一見すると様子見と取れますが、 問題を知っている視聴者からの印象は悪く「こいつは誤報を助長していたのに謝罪も何もコメントしない」と捉えられてしまいます、これは悪手。 また「企業しっかりしろ!情けない!一緒に協力するから頑張ろ!(意訳)」的なことを言っている人もいますが、これも微妙。 これだけだと正に 当事者意識の欠如を指摘されます、 「自分はしっかりしてたんか」と過去の放送を観ていた勢に突っ込まれかねません。 冒頭に謝罪文でものっければちょっとは違ったんでしょうが、残念ですね。 (その後疑惑の対象になっているシャニマスを収益有でやらなければなお良かった) (名前出しちゃうけど) 癒月ちょこ氏に関してはスケープゴートにされた感が否めないですね。 いかにも叩いてくださいといわんばかりのツイートでしたが、どうなんでしょう。 (もしこれをマジで思ってツイートしたならかなり凄いと思います) また、一部メンバーが「旅に出る」的なツイートと共に活動自粛を行ったようですが、これはまずいと感じます。 これに関し、活動自粛の理由が明確に出されていないことは非常に大きい。 「今回の件を受けまして活動自粛させて頂きます、申し訳ございません」のようなツイートだったらまだしも、 逃げたと捉えられてもおかしくありません。 活動自粛自体は対応として間違っていない、むしろアリだと考えますが、その過程の印象がこれでは…、逃げたというかツイート内容も相まって 「ふざけているのか?」と思われてしまうかもしれませんね。 その他にも、 「会社には感謝してます、会社は頑張ってます」的ツイートとか、「 足並みそろえよう」とだけ極短ツイートする人とか、 問題発覚後にゲーム音楽を生配信で演奏しようとした方もいらっしゃったようですが、被害者ぶるとまではいかずとも、一様にふわふわしているというか、 やはり当事者意識が足りないというのは的を射ていると感じます。 まーたワイドショー司会者の例えなんですが、司会者が 「制作側が、これは正しい情報だって言ってたから報道しただけだし…」とか、 「制作会社やテレビ局しっかりしろよ!」といったスタンスをとっていようなもので。 「いやいやあなたも関係者ですよね?」「あなたこの報道に肯定的なコメントしてましたよね?」って言われるのは当然かと。 このような対応をしようものなら、 ゴシップ大好きな輩、Twitter野次馬、アンチといった勢力に付け込まれるのは自明の理です。 ハッシュタグをつけられ、不名誉なトレンド入りを果たす可能性も大です。 (一時期流行ってた抗議しますハッシュタグ文化はやばかったですね…) 1回の謝罪文がその後の印象を変える 上記のように、個人個人で様々なツイート、お気持ち表明、行動が行われており、結果として事務所・会社だけでなくライバー個人にも批判が行われているのが現状です。 ではどうすれば良かったのか、炎上回避の方法はあるのか?と思いますが、正直、 完全に炎上せず、傷を負わずに乗り切ることは不可能であると考えます。 では、どうすればいいのか。 結局、 傷を最小限に抑えて活動を続けるのが正解なのではないかなぁ、と。 髪の毛燃やされたけど頭皮は無事、みたいな…。 その為の一手が、初動の対応であり形式的な謝罪であると考えます。 一例として、さくらみこ氏のツイートがあります。 反省すべきことは改善して 今後もとまらないホロライブを みこも一人のホロライブメンバーとして 今まで以上に自覚をもって頑張っていこうと思います🌸 リスナーのみんなは、誰かを攻撃せず 見守ってくれるとすごく嬉しいです。 今後ともよろしくお願いします! にぇ🐱 >RT— さくらみこ🌸Sakura Miko sakuramiko35 これにより 「さくらみこは他のメンバーとは違う」と印象付けることに成功していると感じます。 反省といった文を頭に持ってくる事により、自分がマイナスだと宣言した上で火消し、沈静化を図ろうとしていますね。 また、最初にRTでカバー株式会社の謝罪文掲載ツイを出すことにより、この問題に対してのコメントと印象付けています。 明確にこの問題を意識している、これはまずいと思っているとアピールできており、個人的にですが好感を持てます。 これが功を奏してか、このツイートを行った結果、Twitter批判民に「 さくらみこ以外は当事者意識に欠けている」とまで言わしめています。 (まぁちょっとノリが軽いと言われちゃいそうですが、他より大いにマシ) 他にも、ホロスターズマネージャーの大道シノヴ氏のツイートがこちら ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ございません。 昨夜、ページが落ちてしまってご覧できなかった方もいらっしゃると思いますので、改めて御一読頂けますと幸いでございます。 — シノヴ ホロスターズマネージャー daidoushinove これでいいんだよこれで、と言えるようなテンプレツイートですね。 粛々とした謝罪文、問題元の引用、1回このツイートを挟むだけでだいぶ違ったのに、 シノヴ氏ができて何故会社全体で出来なかったのか…と悔やまれますね。 特にシノヴ氏は本来裏方ですので、裏方同士で連携とって演者に周知徹底できなかったのか…と。 また、シノヴ氏がマネージャーを務めるホロスターズメンバーも、似たようなツイートを投稿しているメンバーがいるので、 ホロスタとホロライブの対応の差が、ホロライブメンバーの意識問題に拍車をかけているように感じます。 メンバー個人個人の権利に対する意識改革が必要 私も仕事でアニメ・ゲーム作品といったコンテンツを、権利者・版権元からお借りして仕事をしているのですが、業務上で最も重要なことの一つは 「版権元は絶対存在」です。 今回の任天堂のガイドラインもそうですが、 版権元がいかなる規制や対応を行おうとも利用させて頂いている以上は「それが絶対」なのです。 BtoBで行っているなら尚更で、 所属している個人個人がその認識を徹底して大事にしなければならないと考えています。 そして、その認識があるのであれば、自分が行った事が版権元に対し後ろ暗い事だと認識していれば、形だけでも「謝罪」とう体は取れたのではないかと。 今回のように暗に「会社がOK出したから…」みたいな雰囲気を出し、「他人事だと思ってる」などといった批判は回避できたと断言できます。 この辺は、やはり会社の責任といいますか、コンプライアンス研修とかしっかりやってるの?と突っ込まざるを得ないです。 権利関係はややこしく、下手をすれば会社としての事業を失いかねないので、その事業に携わっている以上、ライバー一人ひとりが今回の事態の重大さを認識する必要があるでしょう。 ニコ生で個人でゲーム実況をしている時とは違う、企業の事業としてやっている、自分は企業に在籍する者で、メディア露出するアイドルだという認識を。 おわりに ここからは今回の問題に対する、個人の感想です。 今回の件で一番可哀そうなのは、いちからだと思うんですよ。 正直どの箱のライバーも、過去の配信を突っつけば規約違反、権利侵害と捉えられるアーカイブはあると思います。 (現にホロはマリオカート等の収益ありアーカイブを非公開にしている模様) そんな中、一時期から問題を感じたのか、スパチャ切ったり該当企業のゲーム配信停止して、権利取れるよう任天堂に働きかけたいちから。 競合相手には違反収益配信で利益がっぽり持ってかれ、自社の人気ライバーは配信停止を嘆き一度引退、ライセンス取ったらホロライブとの対立煽りに利用され、ホロ信者からは叩かれ粗探しをされ…。 まぁそんな地獄ですが、いちからが行動を起こしたことにより、一部のファンがにじやホロに苦言を呈したり、疑惑を投げかけたのは良い事だと感じます。 「許可とって無いわけないじゃん」といったライバーや信者がいるようで、なんでも杞憂おじさんとか馬鹿にされていたようですが、 彼らのような杞憂おじさんは界隈の白血球だと思っております。 ドロドロに濁り切ったVTuber界隈という体の中で、自浄作用を促す、悪いウィルスを狩ろうとする白血球。 彼らが苦言を呈す・叩く動機は、Vが好きだから、不安だから、燃やしたいからと、色々あると思いますが、少なくとも 彼らの意識が視聴者の間に広がり、今回の問題を浮き彫りにしたのではないでしょうか。 信者になる、アンチになるといった感情の向け方は個人個人の自由であると考えますが、 彼らのような存在が界隈をいい方向に引っ張って行くのではないかと感じます。 まぁ結果としてホロライブ全体の認識はガバガバだったと露見したわけですが、わかって良かったじゃんと。 そっからの変化を期待するもよし、ほかの箱に離れるもよし、V界隈から離れるもよし…。 今回の件は、企業・ライバー・視聴者それぞれが問題を認識し、急速に巨大化したV界隈、ホロライブをクリーンに削ぎ落していくいい機会ではないでしょうか。 例え大好きでも、信者と呼べるような入れ込みようでも、ダメなものはダメ、悪いことは悪いと認識し、しっかり指摘してあげることは、企業やライバーにとって必ずプラスになるはずです。 長くなりましたが、以上です。 あっ、全肯定信者にだけはなるなよ!絶対だぞ!!.
次のホロライブが「漫画村イブ」と呼ばれている問題について ホロライブが炎上している問題で、 ユーザーや一部の人から「漫画村イブ」と呼ばれています。 厳密に言えば漫画村は関係なく「漫画村のような収益を得ているから」呼ばれているだけですが、違法行為があったこと自体は変わりません。 どのような問題が発生していたのかを見ていきましょう。 ホロライブで2020年6月に起こった問題について [任天堂HP]「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を更新しました。 任天堂の著作物を利用した動画や音楽、静止画を、ネットワークサービスへ投稿される際は必ずご一読ください。 — 任天堂株式会社 Nintendo ホロライブが炎上しはじめたのは2020年の6月からで、 この前(6月1日)に任天堂がネットワークサービスの著作権について告知を出していたのが理由です。 この時にどうぶつの森等の任天堂ゲームが一部の会社宛てに収益化に対応したことが認知されていましたが、問題は「ホロライブがこの告知が出る前から任天堂のゲームを収益化していたこと」です。 Vライバーたちは配信するたびにリスナーからの投げ銭のような「スパチャ」をオンにするかオフにするかを決めることができますが、任天堂のゲームのスパチャをオンにしてゲーム実況をしていました。 任天堂が出した告知の中には 「カバー(ホロライブの運営会社)は収益化の許可を出した」とは書かれていなかったのが、炎上の引き金です。 権利問題が浮上してホロライブ所属ライバーの不祥事が発覚 炎上内容だけ見れば、配信を行ったライバーよりも 「配信許可を出した運営」に責任があるものと考えられていますが、ライバーもライバーで権利関係にルーズな一面を見せていました。 ゲームの著作権を違反していることが原因で炎上しましたが、他にも問題発言が多く、「著作権侵害くらいどうってことない」との考えを持っていたことが発覚しています。 問題となっているライバーについても見ていきましょう。 「戌神ころね」さん 現状のホロライブVライバーの中で一番権利問題がルーズだと考えられているのが、「戌神ころね」さんです。 アニメ・特撮の映像の無断使用があったのも問題ですが、 その後に「著作権に引っかかったら消されるだけ」等と割り切った考えをしていることが炎上の理由になっています。 また、ウルトラマン関連の動画で「ウールトラマン」とタイトルや紹介文に記載して、ウルトラマンと検索に引っかからずユーザーから内容がわかるようにタイトルを工夫していることも、著作権対策がせこいと言われていました。 「夏色まつり」さん 夏色まつりさんが配信で「シャニマス」というバンダイのアイドルゲーをプレイしていた際、 スパチャがOKかどうかわからず、リスナーに「スパチャOK?」と聞いていたのも炎上しています。 著作権問題に詳しくなかっただけの可能性はありますが、リスナーにスパチャOKかどうかを聞く姿勢に不信感を持たれた可能性が高いです。 一部ライバーが「あつまれどうぶつの森」の収益解禁を述べていた 「星街すいせい」さんと「天音かなた」さんが任天堂が著作権の告知を出す以前から 「あつまれどうぶつの森が収益対応になった」とリスナーに伝えていた問題も炎上しています。 これは、任天堂が出した収益化許可の告知にホロライブの運営会社の名前がなく矛盾していたせいで炎上しましたが、ホロライブ側が間違えてライバーに伝えた可能性等も考えられています。 一部ライバーが「関係ない」かのようにライブ配信をしたのも炎上 ホロライブ運営が著作権問題で炎上して謝罪を行った後、 一部のホロライブ所属Vライバーが「自分たちは関係ない」とのスタンスの如くライブ配信で炎上をネタに笑いあっていた問題も炎上しています。 主に「自分達にも関係があるのに何様だ」という理由で炎上していましたが、危機感はないのか等の部分でも困惑されていました。 白上イブキさん• 夏色まつりさん• 夕刻ロベルさん(男性ライバー)• 律可さん(男性ライバー) また、この配信はスパチャがオンにされていて、なおかつ飲酒していたのも問題視されています。 ピンハネと同じだから「漫画村イブ」と皮肉を言われている 著作権問題に違反があったということは、「他の企業のコンテンツを使って違法に収益を出した」ことになります。 過去に漫画村が問題となりましたが、漫画村も他の作者が書いた漫画をサイトに載せて収益を得ていたので、 漫画村と全く同じではないかと思われ、「漫画村イブ(まんがむライブ)」と皮肉を言われています。 他にも様々な皮肉がユーザーの間で浸透していました。 漫画村イブ• 漫画村配信会社• 銭ゲバライブ• 銭ゲバ泥棒集団• 電子盗賊• ボロライブ 漫画村は皮肉に使われているだけで関連はない ホロライブが漫画村イブと呼ばれているので、 漫画村と何か関連があるのではないかと疑われていましたが、漫画村とは関係はないと考えてください。 違法漫画をアップロードしたわけでもなく、ライバーが購入した漫画をライブ配信中に横流しにしたわけでもありません。 あくまでも漫画村と同じく違法に収益を上げていたから無理やり関連づけさせられただけです。 大炎上しているけど登録者等は増えている ホロライブだけでなく所属Vライバー全体が炎上して、一部の人からは確かに叩かれています。 しかし、 Vライバー全体を見てもYouTubeのチャンネル登録者は増えていて、投稿されている動画の再生数も増えていました。 彼女たちの動画も面白いものが多く、元から人気があったのでチャンネル登録者数がどんどん増えていくのは自然なことですが、炎上を重く考えている人からは「サクラがいる」等と言われています。 一番著作権問題で炎上していた戌神ころねさんに関しては、1日あたりに3000人から5000人も増えていました。 漫画村イブ問題でできた名言まとめ 今回のホロライブ炎上問題で、一部の所属ライバーが発言していた問題発言等が名言(迷言)としてインターネットで記録が残されていました。 これらの名言も時間が経てば消えるかもしれませんが、ホロライブ炎上問題を詳しく知りたい場合は知っておいても損はありません。 「冒険」 戌神ころねさんの発言から名言としてされていますが、「冒険しようよ!」等と使われます。 ここで言う冒険とは、「著作権を恐れずにとにかくやってみよう!」といった意味を持っています。 「ウールトラマン」 同じく戌神ころねさんから来た名言ですが、動画タイトルを検索でひっかからないように「ウルトラマン」を「ウールトラマン」と記載したことから生まれました。 ウルトラマンに関する著作権対策だと思われています。 水を得た魚 水を得た魚のように 最近知った知識をばらまいて すぐそれ違反とかいう人いるけど 浅はかな知識で言葉は放っちゃいけないと思うのよね。 ダメなことを本当にすると思う? その何気ない発言が 風評被害を産むことを学んで欲しい。 (癒月ちょこさんのツイート引用) 癒月ちょこさんが上記と全く同じツイートを投稿していたことから生まれた名言です。 上記ツイートは消されていますが、この中の「水を得た魚」という意味が間違っていたことから面白がられてネタにされています。 水を得た魚とは「自分たちの得意な環境で活き活きする様子」を表すのですが、今回の場合はホロライブが不利になっているので厳密に言うと間違った意味で使われています。 ちなみにここで使われる正しいであろうことわざは、大したことをしていないのに他者を攻撃する際に使われる「鬼の首を取ったよう」です。
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