奈良林直 次亜塩素酸。 次亜塩素酸水溶液の新型コロナウイルスへの有効性と空間噴霧の安全性についての科学者による記者会見について 国際評論家小野寺光一

今日の産経ニュースほか(2020年6月6日分)(追記あり)

奈良林直 次亜塩素酸

新型コロナウイルスの消毒剤が逼迫している状況のなかで、経済産業省の委託を受けた製品評価技術基盤機構(NITE)は5月29日、アルコール消毒剤の代替となる複数の界面活性剤や次亜塩素酸水の試験結果を公表した。 次亜塩素酸水については、国立感染症研究所のpH5. 0のサンプル液では、有効塩素濃度49ppm、噴霧後1分で99. このことから、中間結果として、現状の進捗状況についてまとめたファクトシートにより、各社の製品の製法やpHの範囲にばらつきがあることや世界保健機関(WHO)や米国疾病予防管理センター(CDC)が消毒剤の噴霧を禁止していることを引用して「噴霧することは控えるように」という記載内容になっている。 拙速と言わざるを得ない。 社会福祉施設等で実施する消毒方法等をまとめたものであり、次亜塩素酸水を用いた市販の製品等の安全性等に言及するものではない」と明記されている。 この公表内容については、NHKやいくつかのマスコミが「次亜塩素酸水、現時点では有効性は確認されずと NITEが公表。 NITEでは噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして控えるよう呼びかけています」と誤って報道した。 このため5月30、31日の週末には混乱が拡大し、6月1日の月曜日には、日本テレビが各地で広がる大きな混乱ぶりを伝えた。 報道は次亜塩素酸水の殺菌効果について、長年、研究されている三重大学の福崎智司教授の著書から継ぎ接ぎ引用をしているが、超音波加湿器に依って生じる微細液滴径や、除菌効果(固体表面に付着したウイルス)の減少などについて効果があるとした第7章は引用していない。 同章76ページには、人体に影響ないと明記されている。 この箇所こそファクトシートに記載すべき内容であり、福崎先生は「有識者の皆様が次亜塩素酸水の十分な知見をお持ちではない」とのご意見である。 また、鳥獣感染症研究で鳥インフルエンザのウイルスを特定したことで世界的に有名な北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの試験結果でも、NITEの中間報告とほぼ同じ条件下で次亜塩素酸水(pH5. 5、40ppm)により新型コロナウイルスが30秒で不活化されたとされており、世界保健機関(WHO)に16年間の勤務経験もある北大の玉城英彦名誉教授が報道発表されている。 次亜塩素酸濃度(FAC)が薄いとすれば、有機物の分解に次亜塩素酸水が使われてしまうからであって、石鹸で手をあらってから、仕上げに次亜塩素酸水を使えば、殺菌力は担保される。 アルコールや次亜塩素酸ナトリウムに比べ、次亜塩素酸水には手荒れや皮膚への影響が無というメリットがある。 用法や注意事項を明記すれば問題はない。 事故データバンクに記載された2件、すなわち「次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は危険だ」としている方の主張に賛同して、「目が腫れた」とか「職場で噴霧していて呼吸困難になった」とする書き込みがあるが、危険だと主張している人が厚労省に陳情に行って危険だと伝えたら、担当官が「次亜塩素酸水を使わないように通達を出すから心配するな」と言われたと自慢げにSNSに書いていた。 その後、本人の主張は誤りだとSNSで糾弾され、本人も間違いを認めている。 十分な精査もなしにデータバンクを引用して次亜塩素酸水を危険だとファクトシートに書き、マスコミに公表して混乱を招くことは、公正な行政を行う上で問題である。 人体への影響についても特に問題になっていないのであるから、社会での使用実績に基づいて判断すべきだ。 また、畜産分野では、産業レベルで畜舎の噴霧に使われている。 毒性に敏感な鶏も含め、牛や豚への影響も無い。 人畜無害である。 1枚のファクトシートで、次亜塩素酸水を使っている自治体や病院、一般家庭などへ無用な混乱を招いている。 使用中止となった場合、畜産業で鳥獣感染症を発生させるような経済損失や院内感染を増大させる結果になりかねない。 なによりも空間噴霧の効果については、病院での実績データがある。 院内感染は、壁面や床などのウイルスが手の指や口、目に触れたときに起こるのであるから、空間噴霧はもっと積極的に行うべきだ。 特に夏場は、冷房で熱中症を防ぐか、あるいはウイルス対策で換気を増やすかの選択になる。 冷房してもウイルスの殺菌ができるシステムが必要になる。 米国では沿岸警備隊の消毒マニュアルに、5月4日付けで消毒剤として次亜塩素酸水が追加された。 またノーベル賞受賞者の山中伸弥京大教授が、ご自身の新型コロナウイルス対策のHPのなかで、次亜塩素酸水を生成する粉末(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム)が消毒に有効であると述べておられる。 6月末まで継続されるNITEでの試験結果に期待したい。 加藤勝信厚労相も次亜塩素酸水の利用に前向きと聞く。

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新型コロナに有効な「次亜塩素酸水」三重大・福崎教授らがシンポジウム(TOKYO HEADLINE WEB)

奈良林直 次亜塩素酸

「今週の直言」や「ろんだん」で、次亜塩素酸水の利用を繰り返し提案しているが、国の積極的な利用がなかなか進展しない。 「予防保全」の観点から感染の予防に力を入れる方が遙かに効果的であり、「事後保全」として発症した患者を医療により治療するのは大変で、医療従事者に大きな負担がかかることは明白である。 医学おける予防保全は、ワクチンを開発することであるが、これには少なくとも1年以上の歳月と膨大な開発コストがかかる。 「神奈川県大和市では、新型コロナウイルスの感染予防においてアルコール消毒液の代替になるとして、次亜塩素酸水の生成装置を購入し次亜塩素酸水を大量に製造して、市民に無料配布を始めた。 アルコール消毒液の品不足解消が当面見込めないなかで、政府として次亜塩素酸水を手指の消毒に活用することの有効性や安全性を科学的に評価し、何らかの指針や技術的助言を、自治体や医療、介護、福祉の現場や動物病院等に対して早急に示すべきではないか」 質問主意書は4月6日に内閣に送られたが、政府は10日の閣議で、「現時点では手指の消毒に活用することについての有効性が確認されていない」とする答弁書を決定した。 極めて残念である。 「ご指摘いただいた有効性を早急に確認し、コロナウイルス感染撲滅に全力を尽くす」というのがまともな閣議決定のはずだ。 筆者は、この閣議決定のまずさこそ、国民の8割が政府の対応が遅いと感じている典型例だと思う。 しかし、流体力学の専門家の立場からすれば、飛沫の大きさは目に見える約1ミリメートル程度の大きさだけではなく、その千分の一のマイクロメートルのサイズで広範に飛散することは常識であり、NHKも番組でマイクロ飛沫の存在をレーザで可視化して注意喚起していた。 新型コロナウイルスのサイズは、さらにその十分の一の約100ナノメートルであるから、密閉空間での咳やくしゃみでは、少なくとも数千個のウイルスを含むミクロ爆弾が漂うことになるのだ。 この大きさだとマスクも通過するので、吸い込めば直接感染し、室内のあらゆる物の表面に付着する。 椅子の手すりも、衣類も、スマホの表面も付着する。 それを触った手で口や鼻、目を触れば接触感染する。 密接接客するお店に行けば、マスクをしていても接触感染し、ウイルスが付着した手でパンをちぎって食べればウイルスは簡単に体内に入る。 多数の感染者がいればその人数に比例して確率は高くなる。 これが「3密感染」の原因なのだ。 SNSでは内科医が、「一面、ペンキ塗り立ての状態」と警告している。 椅子に座れば、衣類と手にはウイルスのペンキが付着するということだ。 廊下も待合室も診察室も、そして休憩室も。 病院の院内感染も、そう考えればよく分る。 フェイスマスク、ガウン、次亜塩素酸水消毒が三種の神器として必要だ。 次亜塩素酸水は、白血球の一種である好中球がウイルスや細菌を殺す。 しかし人体には、ほとんど悪影響を与えず、次亜塩素酸ナトリウムのように手洗い後に入念に洗い落とす必要がない。 スプレーで吹き付ければ手指の殺菌になるし、歯科医院では口腔の消毒に使える。 超音波加湿器に入れて噴霧すれば部屋いっぱいに広がり、ウイルスの付着した衣類、家具、カーテン、床などに沈着して除菌し、匂いの元を分解する。 次亜塩素酸水については、たくさんの研究論文やウイルスの殺菌データがある。 筆者が次亜塩素酸水の活用を提案し続けているのは、このためで、予防保全(ウイルスの消毒や除菌に)にも、事後保全(病院の治療の際の院内感染の防止)にも役立つからだ。 政府がもたもたしているうちに、自治体や民間が自衛のために感染対策を先行させています」などといった報告がメールで届いている。 ネットでも、「次亜塩素酸水」や「微弱酸性電解水」の活用例が多数紹介されている。 また、「日本電解水協会」の会員企業からは、筆者の講演や著作活動の全てでウイルス殺菌データなどを使用できる許諾をいただいた。 「pH(ペーハー)6. 5で、15秒で完全殺菌」の証拠写真もある。 遅まきながら4月15日、経済産業省が文献調査などの調査結果を踏まえて有識者による検討委員会を開催すると発表した。 新型コロナウイルスに有効な可能性がある消毒方法として、「界面活性剤(台所用洗剤等)」や「第4級アンモニウム塩」とともに「次亜塩素酸水」を選定。 今後、これらの消毒方法について、製品評価技術基盤機構において有効性の評価を実施するという。 検討委員会の意見を聞きながら、代替ウイルスや実際の新型コロナウイルスを用いた実証試験等を行う。 同省は「市販の消毒液が品薄な場合はこれらの品目でも代用可能で、検証試験の結果判明前に使用しても問題ない」と太鼓判を押している。 全国の自治体や民間の草の根活動が経産省のお墨付きに結び付いた。 早速、コンビニの店内で噴霧中の 写真(北九州市小倉北区のセブンイレブン)が筆者のもとに届いた。 次亜塩素酸水を無料で配布しているコンビニや、焼き肉店では「次亜塩素酸水スプレーボトル付きハラミ丼」などというメニューも登場した。 福井県の歯科医院でも次亜塩素酸水の活用で院内感染を防いでいるという。 他人を思いやる力強い「利他の知恵」が日本を救う。

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次亜塩素酸 加湿器

奈良林直 次亜塩素酸

標記につきまして、NITEの中間発表に端を発した一部誤報から広がった次亜塩素酸水の有効性と空間噴霧の安全性について誤った風評が広がっています。 この風評による混乱でこれからの感染防止と新しい社会生活での有効な除菌液の活用が阻害されて国民・児童に感染が広がることに危機感を持った科学者が研究成果とアピールを発表。 次亜塩素酸水溶液の活用の普及に取り組む、学者、メーカー、ユーザー等有志による「次亜塩素酸水溶液普及促進会議」がアピールと公開質問状を発表します。 NITEのファクトシートに研究の一部を掲載された三重大学福﨑教授は次亜塩素酸水の有効性と安全性の研究成果を解説し、北海道大学名誉教授で6月1日にNITEと同条件下の試験で次亜塩素酸水は新型コロナウイルスの不活化に有効だったという試験結果を発表した玉城先生は沖縄からテレビ出席していただく予定です。 東京工業大学の奈良林特任教授からは空間噴霧の現状と海外事例などの紹介をします。 明日(6月11日)11時から開催する記者会見につきましてホームページに掲載したところ、大変多くの方々からの反響があり、ぜひ傍聴参加したいとの連絡が寄せられています。 明日は100名以上収容可能な大会場を用意しておりますが、3密を避けて少しでも広い面積を用意するため取材記者様には事前に登録いただき、傍聴者の人数を制限するか別室傍聴、全国インターネット配信にしたいと思います。 恐縮ですが、明日ご取材いただける記者の方は下記の本会議ホームページの問い合わせフォームから取材予約を登録いただくようお願いいたします。 次亜塩素酸水の製造者、販売者、ユーザーをはじめ文化人やメディアの方々からも昨日1日で100件を超えるたくさんの人たちから本会議への賛同と激励、今回の誤報による影響と怒りと抗議の意見が集まっています。 ホームページに寄せられた意見の一覧(一部)を掲載しておりますので全国の生の声をご覧になりご取材ください。 当日は次亜塩素酸水の安全性と有効性を解説してくれる登壇の先生方以外にも全国からおいでの当事者(被害者)の方々が会場インタビューに応えてくれますが、会見時間が限られておりますので開場時間を10時に繰り上げます。 会場の様子や個別のインタビューは11時までにお済ませになるようお願いいたします。 なお、会見の関係者は本日10日午後より東京にて情報交換会を行っておりますので個別の事前取材をご希望される方はご連絡ください。 6月11日記者会見の一般の方の傍聴は受付を終了しました。 当日、会場入口にて非接触型検温器にて検温を実施させていただきます。 体温が37. スマートフォンなどからご覧になられる方は、事前に願います。 PCからご覧になられる方はこのページにて閲覧が可能となっております。 ライブ配信した動画を許可なく2次利用・2次配信などされないようにお願いいたします。 会見に至った経緯とアピールの概要は当ページをご覧ください。 [お問合せ: 次亜塩素酸水普及促進会議代表 越智文雄 ] 次亜塩素酸水溶液 普及促進会議 関連記事• お得意先様におかれましては、... 大人の都合上、SNSではメーカー名は掲載できておりませんが、弊社取り扱いメーカーのプーキートレーディング株式会社の商品とエビデンス実績の事です。 《そこに信念はあるか》私達、株式会社ひなたは、施設様の衛生管理を通して関わる全ての皆様の健康と安全な暮らしに貢献させて頂いている自負があります。 【次亜塩素酸水は、新型コロナウイルス(だけでなく、細菌やウイルスに対しても)感染防止に非常に有効な除菌水です。 省エネ環境事業の柱、大好評のLEDレンタル事業ですが 4月より新プラン決定! 詳細は追ってUPします!...

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