[目次]• ブヨの生息地とその生態とは ブヨはハエの仲間ですが、ハエよりも小さく体長2~5㎜程度です。 ハエともっとも違う点は、吸血昆虫であることです。 ブヨは全国各地に生息しています。 しかし、幼虫は渓流で生活しているため、ブヨの被害は山奥のキャンプ場でよく発生します。 逆に川が流れていない住宅地では、ほとんど見られません。 ブヨは一年中いますが、季節としては春や夏などが多く、日中の気温の高いときよりも朝夕の涼しい時間帯に活発に動き回ります。 そして吸血するのは、蚊と同じようにメスだけです。 ブヨは、蚊のように「針」で刺して吸血するわけではありません。 よく「ブヨに刺された」と表現しますが、実際は皮膚をかみ切って吸血します。 そのためブヨに刺された跡を見ると、軽い出血や点状の出血があります。 人の血を吸っている時間は1~2分程度ですが、チクッとした痛みを感じる場合もあれば、全く感じない場合もあります。 ブヨに刺されたときの症状 体質にもよりますが、蚊の場合と違ってブヨに刺さてもすぐにかゆみが襲ってくるということは少ないようです。 多くの場合、刺されて半日から1日くらい経って、激しいかゆみや痛みの症状が出ます。 これは、ブヨの唾液腺物質に対するアレルギー反応です。 蚊の唾液腺物質よりも毒素が強いため、症状も強く出ることも多く、ときには水ぶくれになることもあります。 さらに、ブヨに対するアレルギー反応が強い場合、リンパ系の炎症を起こしたり、最悪の場合「アナフィラキシーショック」を起こして呼吸困難に陥るケースもあります。 ブヨに刺されたら、どう対処すればいい ブヨに刺されたことに気がついたら、まずは応急処置をしましょう。 最初にやることは、傷口から毒を吸い出すことです。 この処置は、時間が経過してしまったものに関してはあまり効果が期待できませんが、刺された直後に行うことで毒の浸透を抑えることができ症状も緩和できます。 注意したいのは、決して口で吸い出してはいけないということです。 口の中に傷があった場合、そこから体内に毒が入り込んでしまう危険性があります。 一番いいのが毒抜き専用のポイズンリムーバーを携帯しておくことです。 また、外用薬としてステロイド系の薬をなるべく早く塗ることもおすすめです。 ブヨによる激しいかゆみを鎮静化させて、掻き崩しを予防するのにも役立ちます。 ブヨの場合、「刺し傷」ではなく「噛み傷」になります。 少し傷が深いという特徴もあるので、蚊に刺された時以上に慎重になって、消毒は念入りに行うといいでしょう。 子供などは、ついつい掻きむしってしまうので、薬を塗った後、絆創膏などを貼ってカバーしておくのもいいでしょう。 病院を受診したほうがいい場合 たかが虫刺されと侮っていると、大変なことになりかねません。 たとえば、ブヨに刺された部分を激しく掻いたり、長期間掻き続けることで、炎症が慢性的になる「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」になってしまうこともあります。 こうなると病院で治療を行っても、なかなかすぐには治りません。 ブヨは蚊に比べると激しいかゆみが続きます。 市販の虫刺され薬など効果がない場合や、かゆみや腫れがひどい場合には病院を早めに受診しましょう。 病院では、強めのステロイド薬や抗ヒスタミン薬、内服薬などを処方して症状を緩和してくれます。 ブヨに刺されないために ブヨ対策は「刺されない」ことです。 そのためには、キャンプや登山の時には、肌の露出をできるだけ避けるようにしましょう。 長袖長ズボンはもちろんのこと、手袋も使ったほうがいいでしょう。 とくにブヨは足元を刺すことが多いので、厚手の靴下を履いたりズボンと靴の間にすき間を作らないような工夫が必要です。 また、ブヨ対策として市販の「蚊用虫よけスプレー」などは、あまり効果がありません。 ブヨ専用のものか、薬局で購入できるハッカ油を薄めたものをスプレーすると効果が期待できます。 楽しいはずだったキャンプなのに、ブヨに刺されて夜も眠れなかったといったことがないように、万全の準備を整えていきましょう。 また、単なる「虫刺され」だと思って放置したり、きちんと対処しておかないと、悪化してしまうこともあります。 その場合は早めの病院での治療をおすすめします。
次のスポンサードリンク ブヨに刺されたら?リンデロンっていう薬がいいの? そもそもブヨってなに?と思う人も多いでしょう。 ブヨは市街地や住宅地といった場所にはあまりいないのですが、山林や川など水があるような場所にいることが多いですね。 夏になると川辺でバーベキューをしたり森林浴などをすることがあると思いますが、こういう時に刺されることが多いので十分注意するようにしてください。 【ブヨに刺された時は】 ブヨに刺されると 痛みがあるので割とすぐに気が付きます。 痛みが出た部分から出血がある場合はすぐに患部を吸って毒を吸い出します。 毒とはいっても死ぬようなものではないので安心してくださいね。 ブヨに刺されるとブヨの唾液が付いてしまいます。 この唾液に かゆみなどを引き起こす成分が含まれているため吸い出す必要があるんです。 最近では毒を吸い出すことができるアイテムなども売られているのでそれを買っておくのもいいかと思います。 しっかり吸い出すことができたら水で綺麗に洗い流して氷や保冷材などを使って冷やします。 水はできれば流水の方が良いですね。 冷やしたら最後に抗ヒスタミンという成分が入ったかゆみ止めを塗って放置です。 間違っても掻いたりしないようにしてくださいね。 一度掻いてしまうとかゆみが気になってしまいますし治るのが遅くなることがあります。 【ブヨに刺された時に効果的なリンデロン】 ブヨに刺された時に効果的な薬の一つがリンデロンという薬です。 この薬は 強めのステロイドが使われている薬でかゆみだけではなく、ブヨに刺された時に現れる腫れにも効果があります。 ただ、リンデロンは市販ではなく皮膚科などの 病院で処方される薬なので必要な時は必ず病院へ行くようにしてくださいね。 ただ、使い方によってはかゆみ、痛みといったものがさらに強くなることもあるので使う時は十分注意しなければなりません。 ブヨに刺されたら冷やすのが一番? ブヨに刺されてしまった時は上でも書いたように刺されてしまった時は 冷やすのが一番です。 刺された部分を良く流水で洗い流し、氷などできちんと冷やしてからかゆみ止めを塗るようにすると腫れもそこまで酷くはならないですし早くかゆみ止めを塗ることでかゆみを抑えることもできるようになります。 刺された時にすぐ気が付くことができれば効果も期待できますが、家に帰っていてから刺されていることに気が付いた場合は冷やしたりしてもあまり効果は期待できないでしょう。 間違った処置の仕方をすると腫れやかゆみがより酷いものになってしまいます。 ですので、刺された直後ならまず毒を吸い出してそれから水で洗い流し、氷や保冷剤で患部をよく冷やしてからかゆみ止めを塗るという方法をよく覚えておくようにしてください。 スポンサードリンク ブヨによる腫れを治療する方法は? ブヨに刺されてしまうと患部から少しだけ出血があったりします。 ブヨは刺すのではなく皮膚を噛みちぎるため血が出てしまうのです。 その後強い腫れや痒みといった症状に襲われることになるのですが、人によってはその腫れがかなり酷くなってしまうことがあります。 薬も塗らず放置していると 辛いかゆみがなかなか治まらなかったり腫れが長引くこともあるので、心配であれば皮膚科に行ってみると良いですよ。 治療方法は塗り薬が一般的ですね。 市販のかゆみ止めでも効果がありますが、ブヨに刺されてしまった場合は病院に行った方が安心です。 ブヨの場合は刺されると強いかゆみの他に痛み、腫れ、 水ぶくれといった症状が出る場合があります。 そのまま放置しているとそれが原因でなにが別の病気を引き起こしてしまう恐れもありますので病院へ行ってステロイドの塗り薬などを処方してもらいましょう。 症状によっては塗り薬ではなく抗ヒスタミン剤などが含まれている内服薬を処方されることもあります。 たかが虫刺されと思っているかもしれませんが、それが後々大変なことになったりする場合もあるので念のために病院へ行くようにしてくださいね。 カテゴリー• 112• よく読まれている記事• 最近の投稿• アーカイブ•
次のnaver. あなたも山や川へ出かけましたよね。 すっごく小さいので、刺された瞬間はあまり感じません。 でもこの時、刺したのではなく皮膚を切り裂いて、血を舐められ、ついでに毒素まで入れちゃうという、厄介な虫です。 初めに気づいたときはぽつんとした虫刺されのような状態でも、みるみる腫れてきて、 尋常ではないかゆみにも襲われますよね。 蚊に刺された時とは、明らかに違います。 あまりにも腫れがひどく、どれくらいの期間我慢しなければいけないのか、と思う人も多いと思います。 実はこの腫れは治るまでにはとても個人差が有り、 1週間くらいで引いてくる人もいれば、1か月もひかない人もいます。 場合によっては、しこりのようになって数ヶ月も残る人もいます。 尋常ではなないかゆみを鎮めるには? ブヨが傷を作って血を舐めた時に、かわりに入れる毒は結構強力です。 刺された直後は、この毒を分解するために42度以上シャワーなどで温めると有効と言われています。 ですが、すでに晴れて尋常じゃないかゆみがある場合は、冷やしたほうが良いです。 今これを見ている時点で時間が経っていても、 まず冷やしてみてください。 市販の虫刺されの薬では、なかなかかゆみは治まりません。 でも市販のかゆみ止めでなんとかしたい場合は、 薬局で薬剤師さんにブヨに効くものを聞いてから購入するほうが良いでしょう。 具体的には、ステロイドが入ったものがおすすめです。 ドラッグストアで買えるものでは、 ・タクトプラスクリーム(佐藤製薬) ・ムヒアルファEX(池田模範堂) これらが良いですよ。 腫れをできるだけ早くひかせるには? 腫れに対しても冷やすのは有効ですが、その程度ではなかなかひかないので、可能なら リバガーゼ湿布を 使ってみてください。 リバガーゼ湿布は、腫れを伴う虫刺されの殺菌・消毒等に効果的です。 ウェットタイプの湿布で、乾いたら取り替えます。 黄色い色をしていて、服に付くと取れないので、使うときは注意してください。 まずはステロイド入りのかゆみ止めでかゆみを抑え、リバガーゼ湿布で幹部を覆う。 これが一番おすすめの対処法です。 皮膚科の診察は受けたほうが良いか? ブヨに刺された患部の腫れが余りにもひどいとか、かなり小さいお子さんの場合は、皮膚科を受診しましょう。 ブヨの毒素にはアレルゲンがあり、体質によってはじんましんや発熱が起こることもあります。 このアレルギー反応が強いと、アナフィラキシーショックという重篤なアレルギー症状が出ます。 刺されてすぐか、数時間のうちに出ることが多いので、その間は注意してみたおいたほうが良いでしょう。 少しでも不安だったら、病院へ行ったほうが賢明です。 スポンサードリンク 今後ブヨに刺されないために一番必要なこと 予防策は何といっても、ブヨに刺されないように肌を覆うことです。 山や川へ行く時は、長袖長ズボンは鉄則! ただし、服も平気で噛みちぎってきますので、あまり肌にぴたっとしているものは避けてください。 虫よけも持っていると安心ですが、ブヨに効くものを選んでください。 スキンガードはブヨにも効果があります。 また、ハッカ油も一時的ならとても効果があります。 服から出ている皮膚につけると、ハッカ油が聞いている間は寄ってきません。 薬局で手に入りますが、瓶のタイプだと使い勝手が悪いので、 こうしたスプレータイプを購入するのがおすすめです。 今後もアウトドアを楽しむ予定がある人は、 ・服でなるべく肌を覆う ・ブヨに効く虫除けスプレーを持つ ・可能ならハッカ油も携帯する など気をつけてみてください。 持っていると安心なグッズ アウトドアが好きで今後もブヨに遭遇する機会があるなら、 ポイズンリムーバー というグッズを手に入れてみてはいかがでしょうか? その名のとおり、毒を吸出してくれます。 ネットじゃなくても、薬局やアウトドアのお店で販売されていますので、見てみてください。 「ブヨに刺された!」と思ったら、ポイズンリムーバーで毒をすぐに吸い出すと、その後の経過が違ってきますよ! 蜂やムカでに刺された時にも使えますね。 ないときはギュッとつまんで物理的に絞り出すと効果的です。 また、刺されたらすぐに消毒、流水で洗い流すのも忘れないでくださいね。 うちの娘のブヨ体験談 私の娘が小学生の時ブヨに噛まれたときは、腕でしたがおよそ10センチくらいの楕円形に赤く腫れていました。 その盛り上がり方は硬いものにぶつけて少しコブみたいになったのかな?という感じでしたよ。 病院での処置も、包帯ぐるぐる巻きって感じです。 多分掻き壊してしまわないように保護の目的もあったのだと思います。 うちの娘は2週間くらいは腫れていました。 2週間たっても完全には消えませんでしたが、徐々に、徐々になくなっていった感じです。 やはり刺された時の処置やその時の体調、体質によっても変わってくると思いますが、蚊に刺された時よりはるかに時間がかかるのは確かですね。 まとめ 以上が、ブヨに刺された時の腫れが引くまでの期間、そしてやっておきたい対処法でした。 蚊に刺されたのとは全然違うので、初めて経験したときは焦ると思います。 でも、ちゃんと治りますので、上記のことを参考に治療してみてください。 早く腫れが引いて、良くなりますように。
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