親知らずとは 大人の奥歯で一番後ろに生えている歯になります。 通常10代から20代にこの歯が生えてくるので『親が知らないうちに生える』ということで一般的に「親知らず」と言われるようになりました。 ただ、正しくは奥歯は左右上下3本づつが正しいのですが、 まれにこの親知らずが生えてこない人もいます。 そして、わたしも4本とも生えてきていませんでした。 でもこれは隠れていただけで、レントゲンを撮ると親知らずがしっかり写っていました。 そして、この話は、右下奥歯の親知らずが横向きに生えてきた時の話です。 親知らずを抜くことに! 右の奥歯がなんだか痛くなって鏡をのぞくとなんだか一番おくの歯茎からグレーのような何がが見えた。 (歯茎からちらっと見えるのでグレーに見えました) 育児も、介護もあるししばらくの間放置。 父の介護が大変になって世話するのが厳しくなったので介護申請の見直しをしてもらったところ介護5になっていたので、ショートステイをお願いするようになりました。 それによって少し手が空いたので下の子当時2才がいましたが、 トイレも行けるようになっていたので母に少しお願いをして(母は難病なので子供の世話もできない)歯医者に行ってききました。 どうも親知らずが横向きに生えてきたらしい。 レントゲンを撮ると4本ともあるらしくしかも全部横向きなんだとか。 けれども歯が出てきて他の歯に悪さをしているのは右奥歯の親知らずだけだったので この1本を抜歯することになりました。 ただ、横向きで特殊なので口腔外科に紹介状を書いてもらいそこで抜くことになりました。 抜くのは1本。 2本以上になれば全身麻酔で一気にぬいて1泊の入院をするとのこと。 この際他の歯も抜いてもらった方が楽なんじゃないかと思いましたが、 このまま何も起こらずそのまま。 ということもあるというので、やはり1本だけ抜いてもらうことにしました。 親知らずを抜くときのリスク 抜くときの注意としては抜歯をするところの近くに神経が通っているので 万が一そこを傷つけてしまう場合があるということ。 実は近所の人が、親知らずを抜いたことによって神経を傷つけられて大変になっているということを聞いたばかりで、しかも同じ病院で抜歯をするもんだからドキドキしていました。 ただ、こういったリスクがあるということも説明を受けましたし、サインをしないと抜歯もできないので、リスクがあるうえで抜歯に臨まなければなりません。 抜歯後 穴がふさがらない!! 親知らずが横向きだということで、歯をいくつかに砕いてから抜く方法になりました。 抜いた後、激痛で食事がとれなくなったので、これは痩せれる!!と いい方向へ考えました。 痛みは半端ないです。 痛み止めを飲んだりと対処はしてもそれ以上にもうもだえるほどの痛みでした。 秋または冬くらいで、なんの予定もイベントもない時にしないと大変です。 その後。 痛みが引いた後 歯を抜いたところにポケットができて そこに食べかすが詰まる詰まる…。 それが気持ち悪くて食事を摂るのも嫌になるくらい。 …でも、食べますけどね? 歯医者さん曰く1,2か月後にこの歯茎のポケットが埋まってくるというので それまで我慢していました。 ですが、いつまでたってもこの親知らずの抜歯後穴がふさがりません。 こんなに穴に食べかすがつまるくらいなら歯周病になってしまいそうだから 親知らずを抜かなきゃよかった!!と強く後悔しました。 毎食後、口をすすぐたび、たくさんの食べかすがでてくるんです。 ごはんつぶ2つとか平気で入るくらいの穴なので、それはもうイライラします。 すすいだだけでうまく取れない場合もあります。 ただ、歯に食べかすが詰まるのとは違い穴に入り込んでしまうので 取ることが厳しい。 歯茎のポケットが元に戻った期間 この状態がだいたい、あれ?知らないうちに埋まってる!!と思ったのが 約10ヶ月以降です。 3ヶ月で埋まりませんでした。 それまでかなり嫌な気分が続きました。 年齢が年齢なので(アラフォー)治りが悪かったのかもしれませんが、 こういったこともあります。 ただ、不安になっているふさがらない!!と思っている方!! 親知らずの抜歯後の穴がいつか必ずふさがりますので安心してください。 kokodayokounotori.
次のお世話になります。 3ヶ月ほど前に、右上、右下、左下のしました。 をお願いしたで、 「食べかすが詰まっても強くうがいをしないように」 と指示され、 「つまようじやを使って食べかすを取り除く事もしないように」 と言われたため、どうしていいかわからず……食べかすが詰まったまま放置し、3ヶ月が経過しました。 食べかすの詰まりが気になったまま放置し、今では穴が塞がってしまったため、「塞がったの中に食べかすが詰まっていて、腐敗するんじゃないか」と心配です。 抜歯後から今日まで、がキツくなった気もします。 質問なのですが、 1、抜歯後はうがいや歯ブラシなどで食べかすを取り除くのが正しかったのではないでしょうか? 2、食べかすが詰まったまま、抜歯跡が塞がってしまうことはあるのでしょうか? 又そのような場合はどのような検査、治療方法があるでしょうか? 神経質かもしれませんが、気になって仕方がありません。 どうかご回答をお願い致します。 坂野千明さん、こんにちは >後はうがいやなどで食べかすを取り除くのが正しかったのではないでしょうか? 抜歯後にうがいをしたり歯ブラシで刺激することにより「」という状態になります。 一度ドライソケットになると痛みが長引き、治るまでも一か月以上かかる場合もあります。 それを避けるためには抜歯直後のうがいや刺激を与えることに注意する必要があります。 >食べかすが詰まったまま、抜歯跡が塞がってしまうことはあるのでしょうか?又そのような場合はどのような検査、治療方法があるでしょうか? まず考えられません。 抜歯した後というのは最初に下から肉が盛り上げっていくように治っていきます。 最初に上の穴の部分がふさがって食渣が残るということはまず考えられません。 もし、残ったとしても自然に排出されることがほとんどです。 万が一残っていたとしたら腫れや痛みなど何かしら症状が出るはずです。 特に自覚症状がなければ問題なく治ってきていると考えられます。 参考になれば幸いです。
次の腺の箇所で分割し、一部分抜歯します。 すると、残った部分が自然に移動し、安全に抜歯できる位置まで移動してから抜歯する方法です。 現在、分割した残りの部分を放置しても問題ないという論文が多数を占めていますので、そのままにする方が主流になっております。 親知らずの治療期間の目安 親知らずは抜歯してから1週間前後腫れることがあります。 また、分割抜歯をした場合、縫合することがありますので一週間後にもう一度来院しなくてはいけないケースもあります。 抜いた箇所は半年くらいかけてゆっくり埋まります。 抜いたばかりの頃は穴に食べかすなどが入り不快症状が出やすいです。 よくある質問で、「抜いた穴の内部に残った食べかすがそのままになって歯茎にくるまれることはないか心配」ということを聞きますが、それはあり得ませんのでご安心ください。 抜いた穴は穴の底から盛り上がっていく感じで治癒しますので、体にそのままということはありえません。 親知らずの抜歯のリスク 下歯槽神経麻痺 下の親知らずは下歯槽神経という太い神経に近接していることが多いため、症例によっては神経を損傷してしまうことがあります。 下歯槽神経は下唇のあたりの知覚が麻痺してしまいます。 運動をつかさどる神経ではないため、動かなくなるということはないです。 麻痺は時間とともに治癒するケースと神経を完全に切断してしまったケースでは一生戻らないこともあります。 ドライソケット 抜歯をした後、通常は血液がたまり瘡蓋のような状態になります。 しかし、血の味が気になりゆすいでしまって瘡蓋が出来ないと骨が露出してしまうことがあります。 ドライソケットは非常に痛く腫れないという特徴があります。 長引く場合、麻酔し再度歯肉から出血させる場合があります。 上顎洞穿孔 上の顎の中には上顎洞という空洞があります。 その中と親知らずの根の先がつながっているケースがあり、その場合、抜歯後に鼻出血がある場合があります。 なるべく鼻をかまないようにしてもらい様子を見ます。 出血 抜歯した後に出血してしまうことがあります。 その場合はガーゼなどを噛んで頂いて止血します。 親知らずの移植 親知らずの移植とは 親知らずは抜歯が推奨されることが多いです。 しかし、稀に親知らずが役に立つことがあります。 親知らず以外の奥歯で抜歯が必要な症例では、親知らずをその欠損箇所に移植することが可能なケースがあります。 移植と聞くとドナーから特定の臓器を頂くイメージが強いですが、歯の移植に関しては本人の親知らずを移植することが多いです。 歯の移植は新しい治療ではなく、大昔からあったと言われています。 有名な話でナポレオンが部下の歯を移植したとことも知られています。 また、現代では歯の移植は本人の使わない歯を失った箇所に移植する方法しか行われていません。 他人の歯を移植することも昔はあったようですが、梅毒の蔓延から廃れたようです。 ここでは歯の移植についてお話します。 歯・親知らずの移植の手順と注意点 移植が必要な部位をレシピエントサイド、移植に使われる歯をドナー歯と呼んでいます。 まずはドナーとレシピエントがマッチするかをCTで撮影し、調べます。 この段階で、ドナーとレシピエントがあまりにも形が違いすぎたり、ドナーが大きすぎて歯槽骨に入らなそうな場合は諦める必要があります。 また、レシピエント側が大きく、ドナー側が小さすぎて 血液を隙間に貯められないような症例は先にレシピエント 側の歯を抜いて、歯肉の治癒を待ってから移植することが 必要とされます。 インプラントで言うところの待時埋入に似ています。 移植にはこのような術前の判断が必要ですので、CTが必須と言っても過言ではないと思われます。 移植の治療期間 親知らずの移植を行った後、3週間後に根管治療を行います。 (患者さんが若く、根が出来ていないケースでは行いません)移植に際し抜歯した時から歯の神経は死んでしまい、つながることは無いからです。 根管治療が終わった後は、骨が再生するのに3カ月以上かかりますが揺れが無くなった段階でかたどりをしてから被せてしまいます。 よって、治癒機関は人それぞれ異なります。 移植の注意事項 移植はインプラントと異なり、生着しないことがあります。 原因は移植した部位に血液が溜まらないことが挙げられます。 血液をためる為には移植後は舌で触ったり揺らしたりしないこと、ゆすぎ過ぎないことが挙げられます。 移植の実際 ほうじょう歯科医院新日本橋で行った親知らずの移植症例 実際にほうじょう歯科医院新日本橋で行った親知らずの移植症例を用いて手順をご紹介します。 36歳女性で全身疾患、既往歴など特になで、ご来院時に左下の奥歯から膿が出るとの主訴でした。 結果的に右下の埋まっている親知らずをこの左下の奥歯を抜歯した箇所に移植することとなりました。 理想的には左上7番を圧下し補綴するほうが望ましいですが、患者さんと相談した上で、このまま補綴を行うことになりました。 親知らずの抜歯にCTは必要か 全ての症例に必要なわけではありませんがCTが有効な症例があります。 親知らずが神経管に近接している場合 レントゲン上で下歯槽神経に触れている場合でも、CT上で実際に計測すると距離がある場合があります。 上顎洞に入り込んでいる 根の先が上顎洞に入っている症例で、CTで確認することがあります。 レントゲンでは問題ないように見えてもCTで見ると危険な場合があり、その場合は抜歯を断念することがあります。 根の形が3Dで把握できる 簡単に抜歯できそうな症例でも実際にはなかなか抜歯出来ない症例があります。 CTで確認すると根の形態が複雑で、症例によっては釣り針のような形をしていることがあります。
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