キングダムネタバレ 638 確定。 キングダム638話ネタバレ確定!王翦、食糧を水路の逆から運ぶ!天才かよ!? | 8ラボ(はちらぼ)

キングダムネタバレ最新話638話『王翦が昌平君へ行った頼み事とは?!』

キングダムネタバレ 638 確定

Contents• キングダムネタバレ639話最新話確定速報!実際の内容は? 2020年4月16日発売の週刊ヤングジャンプのネタバレ情報が入り次第追記します! 皆さんも今後の展開がどうなるか予想しながら発売を心待ちにしていてください! 【予想・考察】キングダムネタバレ639話最新話確定速報 鄴の攻略が失敗に終わったと確信した舜水樹(しゅんすいじゅ)でしたが、まだ別の手があったことを舜水樹では見抜けませんでしたね。 李牧でもすぐには見つからなかった手でしたので、他の武将では気づくことは無理だったかもしれません。 それだけ予想外の手を打った王翦がすごかったかぁ。 これで秦国兵たちは十分に食いつなぎ生きながらえることができるでしょう! 李朴の設計でできた鄴は王翦でも「攻め落とせね」というほどの城でしたが、兵糧攻めが終わった今となっては趙国軍が奪還するのはもはや不可能といえるでしょう。 趙国側としてはもう一度兵糧攻めをするにしても・斉・列尾・秦国側の水路・橑陽のすべての守りを長時間固めておくことはできません。 なぜならそれをしてしまったら燕や楚からの攻撃を受けてしまい結果として趙は滅ぼされてしまうからです。 この状況から李朴の敗北は確定したととってもいいでしょう! 李朴の胸騒ぎ 胸騒ぎがしている李牧ですが、秦からの水軍以外に何か手があるのかな?しかしこの大事な場面で趙王からの使者が来て、邯鄲に帰れとは。 空気の読めない趙王だなぁ。 こればっかりは李朴に運がなかったと言わざるを得ません。 この先李朴は王の命によって処刑されてしまうでしょう。 史実でも書かれていますが李朴は最後まで王に泣かされた将軍として有名です。 先にも書きましたが趙国に仕えてしまった李朴は本当に運が悪かったのでしょう… 趙国は鄴を取り返せる? 少し話が戻りますが兵糧を得た鄴の中にいる秦国軍を倒し鄴を奪還できるのか?という点ですが、まず不可能でしょう。 正直ここからの趙に勝ち目はありません。 斉国からの支援があると分かった時点で兵が足りないうえに王都を守る兵も少ない中さらに斉国を警戒し、今秦国へ行っている警戒も緩めずに戦うというのは無謀かつ国を滅ぼしかねないです。 また今回の戦いで趙は強い武将を失っています。 明らかに弱体化してしまった趙をほかの国が狙わない、そんな都合のいいことはありません。 隙あらば趙を滅ぼしにかかるでしょう。 趙の鄴の奪還はほぼ不可能となったいま、兵糧攻めが成立しなくなった時点で王翦ですら「難攻不落の城」といった、鄴を落とすという戦いになります。 秦国軍としてはこもりながら敵軍を削るだけで勝利をつかめるシチュエーションです。 長期戦になれば他国が趙を攻めるきっかけを作れることになるわけですが、これに関しては秦も同じ状況に置かれているといえるでしょう。 ただ鄴を落とした今、秦は以前よりもスピードを重視する必要がなくなりました! 鄴を手中に収めたことで 趙の王都・邯鄲の喉元に秦が迫るという展開になったからです! 李朴がいればここから何を切り捨てるべきか判断し最小限の損失で動くところですが、趙の頼みの綱の李朴も王命によって連れていかれてしまいました。 この先、李朴は王命によって処刑されてしまうこともあり得るでしょう。 李朴の処遇 李朴が王命によって処刑されてしまうのだとすれば、他国は黙っていないでしょう。 王翦も言っていた通り李朴がいるかどうかで国の先行きが決まります。 王翦は李朴だけが趙の重しであると言っていました。 史実にもある通り現趙国王の次の王が 李朴を更迭し、その後すぐに邯鄲は陥落して趙は滅亡します。 しかし現状、趙国王には好かれていない李朴ですが、いま・朱海平原での敗北・鄴での敗北によって処刑されたらどうなってしまうのでしょうか。 しかし史実では李朴は死にません。 ということは誰かが今の李朴の罪をぬぐうほどの責任をとり李朴を救うのかもしれません。 一体この先の展開どうなってしまうでしょうか。 秦国軍はここからどうする? 秦の水軍のほぼ全軍を使ったために、趙の水軍も全軍が東の秦に向けて引っ張り出されました。 この状況を作り出した上で斉から食糧を購入する。 ある意味では秦の水軍のほぼ全てをおとりにしての作戦でもあり、負けたら本当に壊滅的な打撃を受けるところでしたね。 ヒヤヒヤものの勝利だな。 趙国の喉元に迫る秦国がさらにここから趙を攻めるとして邯鄲をすぐに攻めるのでしょうか? 史実では桓騎が鄴の東にある平陽を攻略しています。 さらにそのまま北上し宜安・武城を攻略します。 ですが今は趙国軍は各地に残っており単純に趙国王を倒せば滅亡するわけではないでしょう。 この先も王翦が何をしてくれるか予想はできませんが、選択肢としては• すぐに邯鄲に向かい趙を滅ぼす• 周りを平定し戦力を整えてから邯鄲を滅ぼす このどちらかだといえるでしょう。 個人的にはこのまま勢いに乗って邯鄲まで攻め崩してくれたらかなり面白い展開になるのではないかなと思っているのですが、そんなことしたらどんだけの損害が秦国にあるかわかりませんからね(笑) 先に書いた・李朴の処遇によっては趙の滅亡までの道のりが早くなるのかもしれませんね。 スポンサーリンク キングダムネタバレ639話最新話確定速報!前回638話を簡単に振り返る 斉王・王建の久しぶりの登場でしたね。 大きな利益が出る取引であれば乗ってくるのは間違いないところ。 斉の水軍にも被害が出ないように秦の水軍のほぼ全軍を出陣させたのだと思いますが、これから色んな場面で斉の動きがポイントになってくるかもしれませんね。 場面は出陣前の昌平君と王翦の会話から始まります。 王翦は「鄴を落としたとしても兵站を断たれおそらく鄴は飢える 」と予想していました。 その場合はどうするのか昌平君と話しています 場面は変わり橑陽。 鄴をとったと同時に食糧難に陥ってると知らせが入ります。 すぐに食料を運ぼうと提案する壁ですが楊端和に無理だと一蹴。 楊端和は陸から運ぶのは無理だと考え水路しかないと壁に伝えます。 ですが頼みの綱である水路は瞬水樹率いる趙軍によって完全にふさがれていました。 完全に食料の入手経路を断たれた鄴。 中にいる秦国軍の兵士たちもこのまま死ぬと死期を悟ります。 同時刻・邯鄲に連行されている李朴は「見落としていた…一つ…ひとつだけっ!!」といい馬車を戻すように言いますが無理だといわれます。 そのころ鄴では南側の門が空き何やら騒がしくなっていました。 尾平たちのそばの門も空き的集荷と思う兵士たち、すぐさま槍を持って応戦しようとします。 がそこにきたのは 敵襲ではなく馬車に積まれた大量の兵糧でした!! いったいどこから?と考える趙軍。 場面は再び冒頭の昌平君と王翦の会話に戻ります。 二人も兵糧を運ぶのは水路しかないと予想。 李朴もそう考えることは目に見えていました。 ならば『逆』運べばいい王翦はそう言います。 兵糧を運んできたのは秦国軍ではなくなんと斉国軍でした! 最後は斉国王が出てきます。 「秦が倍の額で食料を買うというのだから売らぬ手はない。 売ったからには届けねばのォ。 指定の場所に」 といいは終了しました。 キングダムネタバレ639話最新話確定速報!キングダムファンの予想・考察・感想 あんまり中国史って詳しくないからキングダムなんかもほほーっ! きたー!逆の斎からかよー!なんて読んでるけど三國志とか趣味レベルな人はこれハイハイ斎から水路っしょとかネタバレしてるもんなの?? — くぅー ストハウ kuronekoqxu 続いてはを読んだキングダムファンの感想や639話の予測などを、Twitterや掲示板の書き込みから見ていきたいと思います。 既に出陣の際、昌平君に斉王とのネゴシエートを依頼し李牧も無警戒だった斉側からの黄河廻航で鄴への兵糧搬入に成功やもんな。 いや〜自称武神の龐煖さんが信に討たれて以降、ストーリーがサクサク進展して実に良いw — fantasistacafe fantasistacafe 今週のキングダムも、先週に引き続き伏線回収が半端ない。 ここでその同盟が効いてくるのか、、。 天才すぎる。 鄴攻め編、長すぎるけど、煽ってきちんと伏線回収するレベルが段違い。 思いつかなかったわ〜。 あの盟約がこんなところで役に立つとは。 兵糧問題の解決、王翦の作戦にしびれましたね。 李朴の処遇も気になるところです。 またまた639話最新話の確定速報がでてき次第情報を追記していきますので見逃さないようにしっかりチェックしてください! 以上【キングダムネタバレ639話最新話確定速報!】でした! 最後に、.

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キングダム638話ネタバレ確定!王翦、食糧を水路の逆から運ぶ!天才かよ!? | 8ラボ(はちらぼ)

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キングダム638話ネタバレ最新話考察 SPOIL KINGDOM 637. 王翦の頼み事とは? 前回の637話では、昌平君が出撃する前に王翦から託された頼み事をふり返る描写がありました。 そのため、638話では兵糧争いを切り抜けるための策が明かされる可能性があります。 以前王翦は昌平君に頼みごとをしている描写がありましたが、これはまさに兵糧問題を解決するための策だったのではないでしょうか? ではそんな王翦の策とは一体どのようなものなのでしょうか? 列尾や黄河からの運搬が不可能であることを考えると、残すのは閼与だけになりそうです。 ですので、王翦は山脈を超えて閼与に向かうように頼んだ可能性は高いです。 昌平君の部隊で山脈を超えられる部隊としては「豹司牙(ひょうしが)黒騎兵」がいますので、この方法を行うことは可能だと思われます。 李牧は処刑される? 王からの命令で邯鄲へ召集されることになった李牧ですが、このあとは一体どうなってしまうのでしょうか? 李牧は以前、悼襄王にある言葉を受けていました。 「鄴を失ったらお前を切り刻む」 このような残酷な言葉を李牧は投げかけられていました。 さらに李牧だけではなく、一党ごと皆殺しするような発言すらしていたという、極めて非道な宣言すらされていました。 趙にとって、鄴はそれだけ重要な場所であったというわけですが、ご存知の通り鄴はすでに崩落してしまっています。 兵糧問題に直面している王翦軍との兵糧争いに勝利して、鄴を取り戻そうとした李牧ですが、時すでに遅しで邯鄲へ召集されてしまっています。 このあと邯鄲に着いた李牧は一体どうなってしまうのでしょうか? 死刑になる可能性は十分考えられますし、死刑にはならなかったとしても、まず無事ではすまないのではないでしょうか? 論功行賞の昇進の行方は? 「朱海平原の戦い」~「鄴の攻略戦」を終えたのちに行われる論功行賞では、今回の李信の事を考えると、将軍への昇進はほぼ確定ではないでしょうか。 何しろ、李信は趙峩龍と龐煖の首を討ち取りましたからね。 また、副長である羌瘣も昇進の可能性は高いですが、そうなると羌瘣も五千将となるため、「飛信隊は一万五千人隊になる」ということになります。 千人将の岳雷などは兵士としての経歴や実績はあるでしょうし、岳雷も三千人将には昇進してもおかしくないと思います。 ただこのキングダムの世界観では、千人将あたりはちらほらいますが、二千人~三千人への昇進はかなり厳しいため、難しいかもしれません。 しかし、それでも今回の李信の功は王賁や王翦よりも大きく、評価されるべきものだと思いますがどうなのでしょうか? 楊端和や桓騎も功は大きいでしょうから、第一功はやはり難しいのでしょうか? おそらくですが、李信は政から直に労われる第三位に食い込むのが妥当ではないかと考えています。 キングダム638話のツイッターの予想・感想 SPOIL KINGDOM 637. 来週が楽しみ。 — 幻人 genjin7 キングダム638話ネタバレ最新話確定速報 SPOIL CHAPITRE 637 KINGDOM Imaginez bihei il meurt de faim? ここからネタバレを含みますので注意してください。 王翦はすでに予測をしていた 鄴へと出陣する前に昌平君へ頼みごとをしていた王翦。 実は、王翦は鄴が崩落した時から兵糧が足りなくなることに気づいていたのです。 昌平君と二人っきりになってこれからの策を王翦は伝えます。 その策は昌平君以外の者には知らせませんでしたが、そこまで極秘にする必要があるほど今回の作戦は重要なものだったのです。 この予想は見事に的中し、昌平君が驚きの表情を見せたのも、王翦がこの先の展開をしっかりと当てることが出来たことによるものでした。 遼陽に鄴の現状が知らされる そして、遼陽にも「現在鄴では兵糧が不足しており、秦国が餓死寸前である」という知らせが伝わります。 何とか兵糧を届けたいところですが、遼陽は李牧の策によって包囲されており、兵糧を届けるのは極めて困難です。 手段としては秦国の補給部隊を頼るしかありませんが、水路を使わなければいけないことは誰もが考え付くため、李牧は水軍を用意するのは容易に想像できます。 楊端和は何ともできないこの状況を悔やみ、壁を一蹴していました。 驚く介億と油断する舜水樹 一方、列尾にいた介億は黄河が目視できる場所で待機していました。 雲が晴れていて水軍の様子がしっかりと目視できる中、そこにはたくさんの矢によって無惨な姿になった秦国の水軍が映されていました。 介億は驚きの表情でそれを見つめ、同じく舜水樹もその光景を見つめて勝利を確信します。 舜水樹は「王翦は鄴を制覇できずに失敗した」と思い込んでいるようです。 あと一歩遅かった李牧の気づき 李牧は馬車に揺られている最中にも、策を考えることを辞められずにいました。 水路を利用する方法は誰もが考え付く手段ですが、果たして王翦がそのような手段を用いるのか? そして考えた末に、李牧は王翦の真の狙いに気づきますがあと一歩遅かったです。 当然馬車を止める願いも、カイネたちへ伝令を届ける願いも届くことはなく、馬車はそのまま趙国へと歩みを進めるのでした。 ついに斉国から兵糧が補給される 一方、鄴ではついに門が開かれ、大量の兵糧が届けられました。 兵士たちは歓喜の声を上げ、カイネたちはどうやって兵糧を運んだのか見当がつかずに焦っていました。 王翦の真の狙いは「斉国から兵糧を届けること」でした。 水路を利用すると相手に読まれることを確信した王翦は、「逆にある斉国側の水路が無防備になるだろう」と逆手を取ったのです。 斉国に助けられる形にはなりましたが、秦国は通常の二倍の値段で兵糧を購入したため、斉国は大義名分ができました。 そのため、これは協力ではなく単なる商売という形になりますので、王翦は本当に頭の切れる人物であることがわかります。 これで兵糧不足は解消され、「完全に鄴は崩落した」という形になったのでした。 キングダム638話ネタバレ最新話確定速報まとめ キングダム本誌では、黄河からの兵糧運搬が防がれ、これからどうするのかという不安が募った回となっていました。 そしてキングダム本誌638話で、ついに王翦の真の狙いが明らかとなりました。 反対にある斉国側の水路に目を付けたり、兵糧を二倍の値段で購入するなど、至る所にも抜け目のない王翦はとてもかっこよかったですね。 兵糧が届けられたことで完全勝利を果たした秦国軍。 果たしてこれからの展開はどうなっていくのでしょうか? 638話の内容がわかり次第確定速報としてお届けしていきますので、ご確認ください。 以上「【キングダムネタバレ638話最新話確定速報】王翦が昌平君に託した頼み事と李牧は処刑される?」と題しお届けしました。

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キングダムネタバレ最新637話確定【食料が列尾を超える】

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スポンサーリンク 混乱し始めた鄴 原泰久『キングダム』633話より引用 趙の巨大都市、鄴 ぎょう。 高い外壁で見えませんが、なにやら城内は騒がしい様子。 眺めていた摩論 まろん は、不敵に微笑んで言いました。 「さわがしーですね もしや中で暴動でも?」 摩論の言葉に「ククク」と笑う桓騎。 お隣では、部下がキレイに整列。 号令のもと、声を合わせて大きな声で城へ呼びかけます。 「桓騎軍は一般人を殺さぬ 城を明け渡せ 桓騎軍は一般人を殺さぬ」 同じ言葉を何度も繰り返します。 桓騎軍は、城内に食糧がないことを分かっています。 鄴城内の人々を惑わすための呼びかけといえるでしょう。 原泰久『キングダム』633話より引用 桓騎軍の思惑通り、城内は暴動が起こる寸前でした。 城門の前に多くの人々が集まっています。 鄴は王翦の作戦により、侵入した部下達が食糧庫を全て燃やしました。 やはり、残された食糧だけでは足りなかったのでしょう。 人々は空腹のあまり、城の外へ出ようと試みていたのです。 しかし、それは城内の兵士が許しません。 李牧が到着する前に民を解放したら、桓騎軍の思うツボです。 兵士は城門前に並び、人々をたしなめていました。 思いとは裏腹に、城門前で飛び交う怒号。 もう何日も食糧が支給されていません。 人々の苛立ちは爆発寸前でした。 我慢しきれない人々が束となって、城門へと押し寄せます。 槍を向けて押し返す兵士。 「下がれ」と言っても、一歩も退く気配がありません。 押されて叫ぶ女性。 どうしていいか分からず泣く子供たち。 桓騎と一緒に鄴を見ていたオギコが突然、指を差して言いました。 「あっ、お頭 あれ見て」 城内から立ち上がる煙。 ついに暴動が始まり、火事が起こったようです。 何かを察して、ヒゲを触りながら桓騎に声をかける摩論。 桓騎はニッと笑って言ったのです。 「ああ、いよいよだな」 原泰久『キングダム』633話より引用 スポンサーリンク 思わぬ急報 桓騎は、摩論へゼノウ一家を呼んでくるように指示。 「そうします」と言いながら、摩論は他の者を連れてくる気のようです。 このまま鄴陥落になるかと思いきや、一人の部下が急いで駆け寄ってきました。 「お頭、大変だー 李牧軍が南下して ここへ向かって来るそうだー」 驚く摩論。 すぐに地図を広げて状況を確認します。 部下の話では、北で見張っていた尾喜 びき 一家から早馬が来たそうです。 尾喜一家の目撃情報では、間違いなく李牧軍が南下しているとのこと。 部下は地図を指差し、早ければ半日で鄴に到着する勢いだと報告します。 摩論は悔しそうに、地図を広げた机を叩きました。 朱海平原の様子は、まだ桓騎軍へ報告されていません。 勝敗が分からない状況です。 李牧軍が鄴を目指していることから、摩論は王翦軍が負けたと予想したのです。 焦る摩論に対して、桓騎はいたって冷静。 「落ち着け」と摩論に呼びかけます。 しかし、摩論からすれば落ち着いていられる状況ではありません。 鄴の中には軍勢がいるのです。 原泰久『キングダム』633話より引用 李牧軍が到着すれば、桓騎軍は李牧軍と鄴の軍に挟まれてしまいます。 これでは鄴の包囲どころではありません。 摩論は勝てないと判断したのでしょう。 李牧が到着する前に、自分だけも逃げると断言しました。 ところが、危機感を持つ摩論に対して、桓騎は一切焦りません。 腕を組んで「落ち着け」と言うばかり。 なぜ、この状況で落ち着いてられるのでしょうか? すると、再び部下が急いで駆け寄ってきました。 どうやら尾喜一家から続報が届いたようです。 部下は馬を走らせながら叫びます。 「李牧軍の後ろからっ 王翦軍も追って・・・ もの凄い勢いで南下して来ていると」 原泰久『キングダム』633話より引用 驚く摩論。 桓騎からすれば、想定内だったということでしょう。 表情一つ変えず、黙って報告を聞いていたのです。 スポンサーリンク 精鋭隊の選抜 王翦将軍を筆頭に、李牧を追うことになった秦軍。 作戦の全貌は、1日前に秦軍全体に説明されていました。 王翦の代わりに、田里弥が中心となって説明。 隣には倉央が立っています。 秦軍全員が一カ所に集まって説明を聞いていました。 驚きの作戦に、信は声を上げます。 「軍を縮小して 李牧軍を追う!?」 原泰久『キングダム』633話より引用 なんと、李牧相手に数を減らして挑もうと言うのです。 それも連れて行く人数は十分の二。 全体の2割だけを連れて行くというものでした。 信は納得できません。 そこで、田里弥が軍を縮小する二つの理由を説明し始めます。 一つ目は速さ。 朱海平原の戦いは、十五日にも及ぶ厳しい戦いでした。 ケガした者も多く、負傷者を引き連れて行けば、どうしても進むスピードが遅くなってしまいます。 李牧に追いつけなかったら意味がありません。 だからこそ、最も動ける者を選んで李牧を追うと決めたのです。 二つ目は兵糧です。 想定外の長期戦となったため、今は全ての兵士に食べさせるほどの食糧がありません。 残りの食糧は全て選抜隊に与えて、体力と気力を回復。 このまま李牧軍を追撃しようと考えていました。 朱海平原の戦いで力を使い果たし、疲労困憊の兵士も多いはず。 しかし、選抜隊はさらにここから戦い続けなければいけません。 過酷な戦いといえるでしょう。 説明を聞きながら、うんざりする尾平。 できるならもう戦いたくないのが正直な気持ちです。 信が気になるのは、精鋭隊の選び方。 田里弥は答えました。 「主体はこの田里弥と倉央の兵団からなる」 隣に立っている倉央が話を続けます。 「俺らは両翼と違って まだ一戦しかしてないからな」 倉央の言う通り、秦右翼・秦左翼に比べて、中央軍にいた二人はあまり戦っていません。 体力が残っているため、妥当と言える判断でしょう。 ところが、信は納得できません! 「ふざけんな 何でお前らだけ いいとこ取りしよーとしてんだ 俺ら飛信隊も行くぞっ」 原泰久『キングダム』633話より引用 生き返ったばかりとは思えない発言。 行きたくない尾平たちは、信の余計な発言にがっかりです。 スポンサーリンク 気になる残軍の行方 生意気な口の利き方に腹を立てる田里弥。 倉央は「話は最後まで聞けよ」と、信をなだめます。 朱海平原の戦いは、両翼の活躍があってこその勝利でした。 王翦もそれは十分理解しているでしょう。 とくに飛信隊は、李牧軍と直接対決したようなもの。 ある意味、飛信隊の方が肌感覚で李牧軍を理解していると言えます。 今回の追撃では、その力と経験値は必要です。 倉央は言いました。 「だから、お前達も選りすぐれ 追撃隊に入る精鋭達を」 原泰久『キングダム』633話より引用 両翼の中心となっていたのは、楽華隊・飛信隊・玉鳳隊の三つです。 この中から、李牧を追う精鋭隊が選ばれます。 信は当然行くとして、王賁は一度心臓が止まりかけていたくらいです。 精鋭隊に入るのは厳しいと思ったのでしょう。 信は王賁へ声をかけます。 「お前は残った方がいいだろ 全然、精鋭じゃねェ」 信の言い方に腹を立てる番陽。 どうやら王賁も精鋭隊に入るようです。 黙って話を聞いていた蒙恬。 気になるのは、精鋭隊よりも残される者達のことです。 食糧は全て精鋭隊に渡すと言っていました。 置き去りにされる八割の者達は、このあとどうすればいいのでしょうか? 蒙恬がぶつけた疑問に、田里弥は睨みつけて答えます。 そもそも秦軍がいるこの土地は趙国の領土です。 戦いを続ける以上、秦軍にとって過酷でない状況はありえません。 問題は至極単純。 趙軍は全軍退却したため、この地で秦軍を襲う敵はいません。 危険なのは、王都・邯鄲 かんたん にある王都軍です。 しかし、今のところ王都軍が動く気配はありません。 襲ってくる趙軍もいない。 王都軍も動かない。 残る問題は「食糧だけ」と言えるでしょう。 ただ、八割も兵士が残るのに、食糧がないのは死活問題です。 そこは何とかしながら、ゆっくり南下して陥落した鄴に入城しようと考えていました。 要するに、食糧なしで鄴を目指すわけです。 残された者達にとっても厳しい状況なのは間違いありません。 ところが、田里弥は断言します。 「安心しろ いずれ秦の領土となる地だ 考えなしの愚行はおかさぬ」 原泰久『キングダム』633話より引用 田里弥は問題ないと言いたいのでしょう。 残軍を率いるのは田里弥です。 倉央と糸凌は戦い専門なので、精鋭隊に入ります。 蒙恬は少し黙ったあと念押ししました。 「分かりました 私の楽華隊もほとんど残る どうか宜しくお願いします」 仲間の大半をよく知らない上司に預けるわけです。 蒙恬が心配するのも当然ですよね。 スポンサーリンク 動き出す精鋭隊 馬に乗ろうとする信。 すると、後ろから渕が話しかけてきました。 「信殿 気をつけて行って下さい」 後ろには崇原もいます。 渕と崇原は残るようです。 信だけが向かう時は、渕はいつも信に声をかけていました。 いつも通りの会話、いつも通りの別れ。 だからこそ、渕は確信していたのです。 「だからきっと 今回もうまく行きます!」 渕だけでなく、たくさんの仲間が信へ駆け寄っていました。 信も仲間を安心させようと笑顔で応えます。 最後に、信は羌瘣が生きているかを確認。 羌瘣はまだ立ち上がることもできない状態です。 横になったまま「いってらっしゃい」と手を振っていました。 さすがに羌瘣も残るようですね。 信が仲間に別れを告げていると、前に現れたのは王翦将軍。 はるか彼方を見つめたまま、呼びかけてきました。 「準備は出来たか 行くぞ、鄴へ」 原泰久『キングダム』633話より引用 精鋭隊の中心となるのは、もちろん王翦将軍。 ほかにも王翦軍からは倉央と糸凌。 両翼からは信、蒙恬、王賁が精鋭隊に選ばれていました。 王翦軍の目的は鄴を奪い取ること。 鄴を秦軍の拠点にできれば、趙国の領土を奪うための大きな一手になるでしょう。 王翦軍の号令のもと、精鋭隊は鄴を目指して走り出したのです。 スポンサーリンク 『キングダム』ネタバレ 633-634 話のまとめ 今回は、暴動が起き始めた鄴の様子と、王翦軍の次なる一手が明らかにされましたね。 原泰久『キングダム』633話より引用 李牧は逃がしてしまいましたが、鄴に向かっていることは分かっています。 すぐに再戦となるのは明らかでしょう。 鄴では桓騎軍も待っていますからね。 王翦率いる精鋭隊が合流すれば、鄴の陥落は可能ではないでしょうか。 ただ、心配なのは邯鄲の王都軍です。 今は動いていないようですが、攻撃してこない保証などありません。 原泰久『キングダム』633話より引用 食糧もなく、隊長もいない残軍に王都軍が攻めてきたら、田里弥は一体どのように対応する気なのでしょうか。 朱海平原の勝利後も厳しい戦いが続く秦軍。 このまま鄴を奪い取ることができるのか!? それとも、李牧軍によって阻まれてしまうのか!? 次回の展開がとても楽しみです!.

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