結愛ちゃん虐待死事件が起こった当時、船戸雄大は無職でした。 それに対し当時、船戸優里はキャバクラで働いていたとの噂があります。 また、船戸優里はシングルマザーだったため生活保護にも頼っていました。 就職先を見つけていなかったことから、船戸優里を働かせながら船戸雄大は無職のまま住み着こうと考えていた可能性もあります。 船戸雄大はもともと冷凍食品会社で働いていました。 そこでは主任にまで上り詰めるほど優秀だったといいます。 しかし、結愛ちゃんが虐待されていると児童相談所の目に付けられてしまった為、職を見つける前に目黒区に引っ越して船戸雄大は無職になってしまいました。 そのため結婚相手に船戸優里を選んだのは、お金目当てだったという可能性もあります。 上記で記載したように暴行を加えられていたことが原因で死亡したわけではありません。 普段から食事を十分に与えられていなかったため、衰弱していたようです。 食事を与えなかった理由は、モデル体型にしたかったと話していたと言います。 しかし5歳児の女の子に食事制限は不要で、事件当時の結愛ちゃんの体重は12キロほどしかありませんでした。 過酷な食事制限は徐々に拍車がかかっていき、1日1食しか与えられないこともありました。 結愛ちゃんが死亡する数日前には、ご飯を食べることすらできないと本人の口から話していました。 結愛ちゃんは衰弱しきっていて、もうすでに食事を飲み込むことができなかったのです。 その際結愛ちゃんは、妻の船戸優里に声を振り絞って助けを求めていました。
次の島田彩夏アナも涙 … 船戸結愛(ゆあ)ちゃん、虐待されても「ママゆるして」目黒虐待女児死亡事件で船戸雄大被告、船戸優里容疑者逮捕 2018年3月虐待を受けた女児が死亡した事件で、警視庁は6月6日父親の船戸雄大被告(33)と母親の優里容疑者(25)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。 直接の死因は暴行ではありませんが、衰弱した状態で、死亡したとみられます。 また女児のノートには両親への謝罪文が書かれていた。 6日16時50分から放送された『プライムニュース イブニング(フジテレビ系)』でもこの報道を扱い、また島田彩夏アナウンサーは女児の手紙全文を読み上げてました。 手紙を読み終えた際に涙がこみ上げてきて島田アナウンサーは泣き出してしまい「すいません」と一言謝る場面もありました。 小さなこどもがどんな気持ちで書いたのだろう…ととても辛い文面で、放送後のtwitterにも共感や励ましの声が目立ちました。 この事件について、手紙の内容についてまとめました。 原因を探り、事件の背景や状況を知ることで、何ができることがなかったか考え、このような事件がなくなることを願いたいと思います。 スポンサーリンク 東京都目黒区で3月に船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)が父親から殴られた後に死亡した事件で、警視庁捜査1課は6日、父親で無職の雄大被告(33)=傷害罪で起訴=と母親の優里容疑者(25)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。 結愛ちゃんは、しつけと称して暴力を振るわれ、ほとんど食事を与えられなかった。 また、「きょうよりかあしたはできるようにするから ゆるしてください」などと長文の「反省文」を書かされていたという。 逮捕容疑は1月下旬ごろから、自宅で十分な食事を与えずに栄養失調状態にさせ、病院にも連れて行かず、3月2日に肺炎による敗血症で死亡させたとしている。 いずれも容疑を認めているという。 同課によると、両容疑者は、朝はスープ1杯、昼と夜はおわんに少しのご飯とみそ汁といった食事しか与えなかった。 結愛ちゃんの死亡時の体重は、5歳児平均の約20キロに対し、12キロだったという。 一家は4人暮らしで、優里容疑者の連れ子の結愛ちゃんのほかに、両容疑者の実子の長男(1)がいた。 結愛ちゃんは3月2日に息をしていない状態で病院に搬送され、死亡が確認。 2月下旬に結愛ちゃんを殴ったとして、雄大容疑者が傷害容疑で逮捕された。 結愛ちゃんは、1月まで住んでいた香川県善通寺市でも虐待を受け、児童相談所に2度保護されていた。 情報を引き継いだ品川児相は2月に訪問したが、結愛ちゃんに会えなかった。 保育園や幼稚園には通っていなかったという。 毎日新聞 事件の時間軸でのまとめ 2016年9月 長男誕生した頃から虐待が始まる 2016年12月、17年3月 結愛ちゃんは当時暮らしていた香川県善通寺市で長時間屋外に放置され、偶然通りかかった警官が発見し、児相に一時保護された。 この時、船戸雄大容疑者は「しつけの一環で手をあげた」と述べた。 この時、県警も船戸容疑者を二度、傷害容疑で書類送検(不起訴)していた。 17年7月 自宅に戻る。 18年1月末 一家は目黒区に転居(先に転居した船戸雄大容疑者の元へ妻子が転居)、この時、2年前から虐待を把握していた香川県の児童相談所と、転居先を管轄する品川児相の間で虐待情報も引き継がれたが、品川児相は「虐待のリスクは高くない」と判断。 結愛ちゃんの安否を確認せず、転居から死亡までの約40日間、結愛ちゃんの姿を一度も確認していなかった。 後からわかった情報によると、この時両親は結愛ちゃんの食事を制限し、朝食はスープ1杯、昼食は米を茶わん3分の1、夜は茶わん半分程度しか与えていなかったという。 18年3月2日 結愛ちゃんが死亡。 死因は、低栄養状態や免疫力低下で引き起こされた肺炎による敗血症だった。 参考元 東洋経済 原因はもちろん、虐待する両親にありますが、一方で虐待の事実を軽視した行政にも責任があるとして、両児相は現在、合同で対応の検証を進めているそうです。 父親から毎日午前4時に起きて平仮名の練習をするように言われていたといい、警視庁は結愛ちゃんが薄暗い部屋で繰り返し文字を書いていたとみている。 」 「結愛ちゃんは免疫に関わる臓器が萎縮し、重さが同年代の約5分の1だったことが、捜査関係者への取材でわかった。 虐待を受け続けた子どもにみられる傾向で、警視庁は、日常的に暴行を受けていた結愛ちゃんが自力で動けないほど衰弱していたとみている。 捜査関係者らによると、3月2日夕、自宅の布団の上で仰向けで倒れていた結愛ちゃんは、父親の船戸雄大容疑者(33)の119番通報で救急搬送された。 その際、あばら骨が浮き出るほどやせており、おむつを着けていたという。 結愛ちゃんは同日死亡し、雄大容疑者は2月末ごろに風呂場で結愛ちゃんの顔を殴ったなどとする傷害罪で起訴された。 結愛ちゃんはこの暴行後はほぼ寝たきり状態で、嘔吐(おうと)を繰り返していたという。 雄大容疑者は当時の調べに「勉強するように言ったら『はい』と言ったのに、部屋を見たら寝ていたので暴行した」などと話していたという。 結愛ちゃんの遺体を司法解剖した結果、免疫に関わる「胸腺」の重さは同年代平均の5分の1程度だった。 杏林大医学部の佐藤喜宣名誉教授(法医学)によると、長期間、継続的に虐待を受けた子どもにみられる傾向だという。 声を振り絞って母親に伝えていたという。 今月6日に保護責任者遺棄致死容疑で 逮捕された父親の船戸雄大被告(33)(結愛ちゃんへの傷害罪で起訴)は警視庁の調べに対し、 黙秘を続けている。 「もうご飯を食べられない」。 捜査関係者によると、結愛ちゃんは3月2日に死亡する数日前、 食事を与えようとした母親の優里容疑者(25)(保護責任者遺棄致死容疑で逮捕)に弱々しく話したという。 結愛ちゃんの死因は低栄養などで引き起こされた肺炎による敗血症。 あばら骨が浮き出るほどやせ、 体重は5歳児の平均を約7キロ下回る12・2キロだった。 yahooニュース 『たった5歳の子が声を振り絞って、食べられないって・・・なんで その時点で病院に連れていかないの?なんで そこまで弱ってる子を殴るの?船戸雄大にも優里にもやったこと以上の厳罰を望みます。 母親は結愛ちゃんの亡骸を見て、何とも思わなかったの?子供を殴られたら体を張って守るかやった奴に倍返しでしょう?もう・・・本当に言葉が無い。 許せない。 絶対に』 『うちは裕福ではないけど、引き取ってあげたかった。 同じように思われる方、どれくらいいるのだろう。 こんなに他人の子を想ったことはない。 あなたのこと、絶対忘れないからね。 天国でいっぱい遊んでね』 yahoo ネットでの声 新たな情報も悲しい内容ばかりです…改めて、このような事実を知ることで、ゆあちゃんのことを忘れてはいけないと思います。 船戸雄大容疑者と船戸優里容疑者について 名前 船戸雄大(ふなとゆうだい) 生年月日 1985年 年齢 33歳 出身地 不明(嫁の出身地が香川県善通寺市(実家で逮捕されJR岡山駅から新幹線で東京に移送された) 住所 東京都目黒区東が丘 出身高校 不明(学歴不明) 結婚 2016年に船戸優里容疑者と結婚 仕事 香川県三豊市の冷凍食品会社(2016年4月に入社) 5歳の女の子 を虐待して衰弱死させたグズ親。 このグズ2人が一番悪い。 しかし、このグズを育てた親や兄弟、身内も悪い。 必ず手を差し伸べる事の出来た大人が他にも近くに居たはず。 そうゆうヤツ等も同罪。 この先お前達の生涯の人生、幸せがあるなんて思うな。 悪いけど母親が糞。 ゴミ以下男に好かれたいが為に、お腹痛めた自分の子供何故守ってやらなかった。 お前が守ってさえやれば、こんな可愛い子が殺人されずに済んだ。 ひとりの人生終わらせといて幸せがあると思うな。 — あやぺす yapesu 船戸雄大容疑者の生い立ちについては情報があまりありません。 何か分かれば追記したいと思います。 生い立ちや生活の中で何か原因となるものもあったかもしれませんし、自身も虐待を受けていた可能性もあるのかもしれません。 例えば、子供の頃、虐待を受けて育った場合、いくつかの障害が残るの可能性もあります。 愛着障害 衝動的・過敏行動的・反抗的・破壊的な行動がみられ、情愛・表現能力・自尊心・相手に対する尊敬心・責任感などが欠如 小動物を殺めてしまう 子どもが、自分の受けた虐待行為を、自分よりも小さな「犠牲者」に対して行動的に再現する 参考元:子供の気持ち 現段階でわかっているのは、 2016年4月 嫁と結婚。 嫁の実家近くの香川県三豊市の冷凍食品会社に入社。 2016年9月 長男誕生 2016年12月、17年3月 在職中ではあるが、結愛ちゃんは当時暮らしていた香川県善通寺市で長時間屋外に放置され、偶然通りかかった警官が発見し、児相に一時保護されました。 この時、船戸雄大容疑者は「しつけの一環で手をあげた」と述べた。 この時、県警によって、二度、傷害容疑で書類送検(不起訴)となりました。 名前 船戸優里(ふなとゆり) 住所 東京都目黒区 年齢 25歳 職業 無職 容疑 保護責任者遺棄致死 供述 一部否認 同じ死に方しろ。 人殺し 船戸優里 宮谷優里 船戸雄大 — 優心 xjyxU24Ok9XmfcB 3月に父親が逮捕されたことに続き、母の優里容疑者も逮捕された今回の事件。 しつけのつもりでやったと供述しているようですが、子供よりもしつけが必要な大人、親がいるという現状を突き付けられたものです。 事件当初は父親が手動で暴力を奮ったりしていたと報じられていましたが、母親の優里容疑者も食事を満足に与えずに、暴行にも関与していたとみられます。 船戸優里容疑者のFacebookによると、旧姓が「宮谷優里」で、ツイッターにアップしていた長女結愛ちゃんが無邪気な笑顔でカメラに向うコラージュ画像やプリクラで撮影した顔画像が映っています。 報道でも写真が流れています。 また、先に逮捕された船戸雄大は亡くなった結愛ちゃんの義理の父親と報じられているため、船戸優里は未婚の母親だったか、前夫と離婚していたということになります。 優里容疑者は、逮捕前の取り調べで、自分の連れ子の結愛ちゃんに対する虐待について、「自分の立場が危うくなるのを恐れ、夫に従い見て見ぬふりをした」と話していた。 yahoo ニュース と述べており、長男の誕生(2人の実子)から、船戸雄大容疑者による結愛ちゃんへの虐待は始まったというが、それまで船戸優里容疑者は、「母親は結愛のことを大事にしていたし、結愛も母親が大好きやった」(結愛ちゃんの曽祖父の証言)という過去も明らかになっています。 優里容疑者の実家近所の人は「『報道しているのは全く全部が本当ではないので。 全部真に受けないでください』と言ってた」、「とにかく亡くなった子はかわいそう。 何かを訴えたかったと思う」と話した 船戸優里容疑者の最初の結婚の離婚理由については、明かされていませんが、実父の両親(=結愛ちゃんの祖父母)は、「どっちが悪いかわからんが、(孫夫婦は)3年前に離婚したんや。 でも母親は結愛のことを大事にしていたし、結愛も母親が大好きやった。 この子に結愛を預ければ大丈夫と思っていたのに……。 離婚で犠牲になるのは子どもや。 2度とうちの敷居はまたぐなって怒鳴ってから、最近はめっきり孫は寄りつかんのです」 「結愛の母親が再婚して、実の子どもができたら、やっぱり連れ子やから大切にしてもらえんのじゃないかと心配しとった。 まさか本当に犠牲になるなんて……」と、悔しがった。 引用元 週刊女性 2018 年 3 月 27 日号 実は、船戸優里容疑者の前夫となる人物(結愛ちゃんの実父)は、幼いころ両親が離婚したため、この祖父母が引き取って親代わりとして育てたという経緯がある。 つまり、結愛ちゃんにとって、曽祖父母に当たるが、まるで孫のように可愛がり、曽祖父の携帯電話の待ち受け画面は、サングラスをかけておどけている結愛ちゃんがいた。 参考元 週刊女性 2018 年 3 月 27 日号 島田 彩夏アナウンサーのプロフィール 島田 彩夏 しまだ あやか 誕生日5月12日 出身地愛知県豊橋市 出身大学上智大学 血液型AB型 入社年1998年 担当番組プライムニュース イブニング(月~金)魔女に言われたい夜~正直過ぎる品定め~ 趣味犬全般、お酒、ラーメン、器、アンティーク 好きなもの旅、映画、本、鮨、お酒、犬(フレブルとトイプー)、アジア映画に再び目覚めてます(レスリー・チャン…好きだわァ) 苦手なもの火事、理数系のもの、ゴキブリなど 特技(自慢できること)・資格などダイビング(レスキューダイバー)英検準一級、バイク免許 短所(ここは直したいなど)腰のヘルニア、肩こり、ずぼら お休みのすごし方本を読んだり、映画を観たり、ゆっくり飲んだり旅行に行ったり…してみたいけど。 過去にはひとりバックパック旅行。 もう無理ですね。 現実には子供たちと過ごして家のことやってたら1日が終わっちゃいますー。 私のモットー「受け入れる」 アナウンサーになっていなかったら…?旅行関係の仕事がしてみたかったです。 2009年、島田彩夏アナが35歳の時に車&バイクのフリーマガジン「ahead」を出版する会社の社長、近藤正純ロバートさん(44)と結婚していて旦那さんとの間に、 2014年10月27日に第一子、その後、2016年2月23日の午前6時に都内の病院で第二子となる男児を出産されています。 島田彩夏アナは「長男出産が40歳、次男を41歳で授かると言う幸運に恵まれて、家族でとても喜んでいます。 男の子の年子なので、家族力を合わせてがんばります」とコメントされています。 妊娠された時には、サンケイスポーツの取材に対し、 「自分の中で、人類の何億もの進化の過程をものすごいスピードでたどっている、小さく偉大なひとつの生命に畏れを感じつつ、これからともに歩んでいくその子を優しく抱きしめてあげる日を夫婦で心待ちにしています」というとても素敵なコメントをされています。 命の奇跡や尊さを強く感じながら、お子さん達も育てていらっしゃると思います。 このような体験からも今回の事件はとてもお辛く感じたと思います。 島田 彩夏アナウンサーが結愛ちゃんの虐待されても「ママゆるして」に涙… 「しっかりするから、もうおねがい ゆるして」 東京都目黒区で3月に船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が父親から殴られた後に死亡した事件。 警視庁捜査1課によると、結愛ちゃんは毎日早朝、1人で起きてひらがなの書き取りをするよう言われていた。 鉛筆で記された書き取り用の大学ノートには、「反省文」のような内容もあり、死亡する10日ほど前の2月20日ごろまで続いていた。 6月6日 毎日新聞 『プライムニュース イブニング(フジテレビ系)』でもこの報道を扱い、また島田彩夏アナウンサーは女児の手紙全文を読み上げてました。 番組内では、虐待死した子供のメモを目にすることはこれまであまりなかったのでは?との島田彩夏アナの質問に、警視庁記者クラブの金子記者が、 『虐待事件捜査では、家族内の当事者にしか知りえない状況を立証する難しさ。 いわゆる「密室感」があります。 今回警視庁が明らかにしたメモは、結愛ちゃんが事件直前どんな劣悪な環境にいたか、そしてどんなに切迫した状況だったかを、亡くなった結愛ちゃん自身の言葉で示す状況証拠です。 警視庁は両親による悪質な犯行を裏付けるうえで重要な証拠と判断し、結愛ちゃん自身が記したメモの公開に踏み切ったと言えます』 と答えていました。 島田彩夏アナ 『愛を結ぶと書いて結愛(5)ちゃん。 5歳といえば小学校に上がる前の幼さです。 そんな5歳の結愛ちゃんが生前にノートに手書きでつづっていたという「ママへのメッセージ」は本当にあまりに悲しく、あまりに辛いものでした。 スポンサーリンク 児童虐待の専門家のコメント 元警察庁で児童虐待の現状に詳しい弁護士の後藤啓二さんが、どうすれば私たちがこうした悲しい事件を一つでもなくすことができるのかについて話していました。 手書きのメモについて 『これは本当に切ないわけなんですけど、恐らく些細なこととか、何も悪いことをしていないのに、いちゃもんと言いますか、叱られて、殴られたり、叩かれたり、あるいはご飯を食べさせてもらえなかったり、そういう目にあってたんじゃないかと思うんですね。 それでこういうものを書かざるを得なくなって、本当に怖かっただろうなと思います』 父親が逮捕されてから母親が逮捕されるまで3カ月かかった理由 『密室の中での犯行を立証する上で必要な時間だったと言えます。 警視庁は発覚当初からこの事件が単に義理の父親が子どもを殴って死なせてしまったものと矮小化せず、一定期間の中で恒常的に行われた虐待の末に起きたものとみて、一緒に住んでいた母親の関与を調べてきました。 その後の3カ月に及ぶ捜査で夫婦2人が、長い期間、食事も与えず結愛ちゃんを衰弱させた上、病院に連れて行かず放置したことなども明らかになりました。 その結果、むごたらしい虐待の実態に即して、今回、保護責任者遺棄致死容疑での立件につなげたと言えます』 何度もSOSが出ていたのに…救えなかった結愛ちゃんの命 結愛ちゃん一家は今年1月に東京・目黒区に引っ越してきました。 以下それまでの経緯となります。 2016年12月 香川県の自宅前で結愛ちゃんが唇から出血した状態で放置され、児童相談所が一時保護 2017年2月 一時保護を解除され自宅に戻る 2017年3月 再び放置され、児童相談所が2度目の一時保護 2017年4月 幼稚園を退園 2017年7月 一時保護を再び解除 2017年8月 結愛ちゃんが「パパにけられた」ということで病院が市に通報 2018年1月 東京へ転居。 香川の児童相談所から東京の児童相談所にそれまでの経緯や情報は全て伝えていた 2018年2月9日 東京の児童相談所職員が自宅訪問したが、結愛ちゃんに会わせてもらえず 2018年2月20日 小学校の入学説明のため関係職員が自宅訪問したが、結愛ちゃんに会わせてもらえず ここまでSOSが出されていて、児童相談所も関わっていたにも関わらず、 2018年2月下旬 父親が結愛ちゃんの顔面殴るなどの暴行 2018年3月2日 搬送先の病院で結愛ちゃん死亡。 享年5歳 と事件は起こってしまいました。 児童相談所の対応に問題はなかったのか 『完全に救えたはずの命ですよね。 東京の児童相談所が自分で案件を抱え込まずに、家庭訪問して会えなかったのであれば警察に連絡をして、警察が家庭訪問すれば絶対子供の安否は確認できたはずです。 その時傷があったり、ガリガリに痩せていたということであれば、その場で警察官が緊急に保護できたはずなんです。 それをみすみす児童相談所が警察にも連絡せず、結果的に虐待死に至らしめたという事件だと思います』 『これは普通の人が考えても、面会拒否は危険な兆候だと思うのは当然ですよね。 それを児童相談所はそのままにしてしまったと、ここがまずあり得ない対応です。 警察に連絡さえすれば、警察が保護できたはずなんですね。 なんの問題もない。 絶対できるはず』 児童相談所はなぜ警察になぜ電話をしなかったか? 『これは他機関の関与を嫌うという縦割りの体質が非常に強くて、危険な兆候があっても警察に連絡しないというのは、特に東京都の児童相談所は顕著ですね』 『高知県、愛知県、茨城県では、児童相談所と警察は全件情報共有していまして、連携して活動しています。 ですからそのような県では必ず警察が行って、警察が子供を確認する、危ないと思ったらすぐ保護すると。 非常に連携とれて子供が守られている所もあるんです。 東京は残念ながらそういう状況にないということです』 『実は東京都は毎年毎年同じような事件を起こしていて、私どもは3年前にも要望書を出して全件情報共有をお願いしているんです。 それでも拒否されているんですね。 今回も要望書を小池都知事に出して、都議会の議長宛にも出しているんですけれど、まだ何も言ってきていないという。 こういう状況でも他機関の関与を嫌う(東京都の)閉鎖的な体質が顕著ですね』 『児童相談所の児童相談所なりの理由、例えば予算の問題、人員の問題、受け入れ施設の問題、そういったさまざまな問題はもう無いですね。 正直言いまして、私どもがお願いしているのは警察と連携して情報共有してくれというだけですから、何の支障もないですよね。 どちらかと言えば警察がやってくれることになるんで、児童相談所はむしろ楽になると言うか、拒否する理由は何もないですよね。 ですから高知県、愛知県、茨城県ではそれはそうだと言ってやってくれているんです』 『何年も前に法律で、要保護児童対策地域協議会を設置しなさいとなって、東京都にも適用されており、主に市町村に設置されている機関なんですけど、やはり警察が参加していない地域も多いですし、参加しても情報共有はしていないことも多いです。 市町村によっては資料をわざと持ち帰らせないようにしている所もあって、じゃあ何のために協議会を開いているのか分からないような』 抱え込む児童相談所側の理屈は…『私も10都道府県くらいの児童相談所と話しているんですけれども、要するに児童虐待と言うのは児童相談所が解決するものだと。 他機関が関わるのは、私は耳を疑ったんですけれど「児童相談所のメンツが立たない」とかですね、あるいはそもそも「児童相談所が解決すると法律にもそうなっていて、逆に情報提供なんかする義務は無いはずだ」とか言うんですけれど。 私はもう本質は役人の「今までのやり方を変えたくない」とか「他機関と一緒にやるのは面倒くさい」という不作為のなせるワザだと思います』 回りの大人たちができること 『やはり虐待に気づいたら通報するということなんですけれども、今回の事件でも近所の方は何度も通報しているんですよね。 それを全く活かせない児童相談所、ここに最大の責任があると思うんですね。 住民の通報を児童相談所が抱え込むことによって死蔵されている、活かされていない。 要するに児童虐待は一つの機関だけで対応できるほど甘いものではない。 それを肝心の児童相談所自身が感じていない。 私は周囲の方は今回非常に良く反応していただいたのではないかと思うんですけど。 私はもう法律で情報共有を義務付けない限りは「法律で義務付けられていないのに、そんなことはやれませんよ」「そんな余計なことだ」「面倒くさい」ということでやらないんだと思うんですね。 これが正に高知と愛知と茨城を除く全国の状況だと思う』 警察は「民事不介入」ということもあって、なかなかズカズカと入り込めないというか令状もないですし、それはどこまでできるのか…『それは確かに拒否されればできないです。 ただ普通の人は児童相談所には拒否しても、警察が来たらもうしょうがないと思いますよね。 ズカズカとか全くそんなことやる必要はないんです。 「ちょっと子供さん見せてくれますか」と警察が言うだけで大部分の人は見せますし、それで見せなければ児童相談所が一時保護するとか措置をすればいいことだと思います』 都道府県ごとの話をされていますが、国全体の法整備が必要ということにはならないのか… 『私ども法改正の要望はしているんですが、これは厚生労働省が拒否していまして、本当は法律で全件びしっと情報共有するとしてもらえば解決するんですけれど、国も拒否していると、東京都も拒否していると。 こういう状況ですね』 プライムニュース イブニング 6 月 6 日放送より ネット上の声 『まだ子供より自分だったんだな。 じゃあ産むなよ。 辛かっただろうな…心が痛い。 ご冥福をお祈りします』 『これは同じ目にあわせて欲しい』 『児童相談所は何をしていた?』 『ゆあちゃんの手紙は涙なしでは読めませんでした。 5才の子供が書く内容ではないよ 辛かったね、怖かったね。 とんでもない親だ、極刑でお願いします』 『この両親を監禁して、同じ目に遭わせてやれば良い。 最後の時、きっと同じ様に「おねがいゆるしてください」と思うだろう。 そこまでしないと、この両親は自分のやった事の重大さが理解出来ないと思う。 』 『5歳の子が親に対して許してくださいと言わなきゃならなかった気持ちを考えると泣けてくる。 』 『初めに保護してれば命を落とさずに済んだのに…連れ子再婚はこういうことが本当に多い。 再婚するならそこをきちんと見極めないと犠牲になるのはいつも子供。 育てられないなら鬱陶しい存在なら施設に入れてあげてた方がそんな生活より何倍も幸せだったと思う。 ご冥福をお祈りします。 』 『実家が近所にあり、両親も虐待には全く気が付かなかったそうです。 ノートの記事を読んであまりに不憫なので昨日マンション前で手を合わせてきました。 次産まれ変わったら良き両親に恵まれますように合掌』 『せっかく覚えた字をこんなことのために使わないといけないなんて。 かわいそすぎる。 子どもに対する犯罪は罪を重くした方がいいと思う』 『同じ女として、子供を生んだのなら、どんなことがあっても女としてではなく、どうして母親として生きられなかったのかなって思う。 簡単に子供に会わせたり、家に連れ込んだり、結婚したりしないで欲しい。 結愛ちゃんに男が暴力を振るった時点で、考えるべきだったのでは?母親だったら逃げるなり、それが出来なければ通報するなり出来たはず。 私だったら男に殺意が芽生えるかも。 男との関係は結愛ちゃんを虐待することで成り立ってたんだろうね。 』 『とあるベテランアナウンサーが、女の子の書き残したメモを読み上げて涙を堪える場面があった誰だってそう思う残酷すぎる』 『他人の子供ですらこんな事出来ない。 一歳の息子は親からご飯もらって可愛がられていたのかな。 それを見ていたからその眼差しを自分にも向けてほしくて頑張ってたんだろうな。 ほんと可哀想になる。 家の中で冷や水かけられたり暴力されたり沢山泣いてただろうね。 泣いてお腹すいてもご飯ももらえず一日がどんなに長くてつらかったんだろう。 自分には想像を絶する体験をしていた結愛ちゃんを抱き締めてあげたかったな。 躾る側の人間が躾られてないのに他人様を躾ようなんて発想がそもそもおかしい。 父親も母親もこれが躾でないことくらいわかってやってるに決まってる。 より厳しい処罰を。 一歳の息子はこの後どんな人生を歩んでいくんだろうか。 思いたいです。 でももう結愛ちゃんが戻ることはありません。 夫が怖かったのか、頼る人間がいなかったのか、自分も育児に疲れ精神的に病んでいたのか、分かりませんが、やはり子供を一番守れるのは親だと思います。 自分1人で守れないのなら、辛いのなら行政や警察に助けを求める事も子供を守る手段になるはずです。 そういった所に声を上げることを思いつく教育も必要であると感じます。 5歳の子に早朝からひらがなを書かせることにも驚きましたが、ひらがなを書けたとしても、本当なら、上手に書けなかったり、書くのが楽しかったり、何を書いても親に褒められたり…そんな状況だと思います。 なのに、このような文章を書くためのひらがななんて悲しすぎます…。 島田彩夏アナも 『虐待死はわかっているだけで年間に100人近くともいわれています。 周囲で、もしも虐待かなと気になったらすべての人が躊躇せずに通報または相談をしてほしいと思います。 全ての子供が明るく楽しく生きること、それをサポートすることが大人の義務だと思います』 と話されていました。 結愛ちゃんの場合、複数の人がきちんと通報もしていたのに、救いきれなかったのが本当に悔やまれます。 未来ある子どもが子どもらしく生きられなかったこの事件を忘れないように、少しでも社会に貢献できるよう生きたいと思います。
次のそのため検察官は「今回の争点は、被告人にいかなる刑を科すべきか。 つまりは量刑をどうすべきか」と語りかけ、次のように時系列に内容を整理した。 優里被告と夫の雄大被告は、2016年4月に、香川県で結婚。 この時、雄大被告は被告人の連れ子である結愛ちゃんとも養子縁組した。 当時、香川県で暮らしていた一家。 同年9月、二人の間には結愛ちゃんの弟が生まれた。 この頃から、雄大被告の結愛ちゃんに対する暴行が始まった。 この年の12月26日には、雄大被告の暴行をきっかけとして、結愛ちゃんは香川県の児童相談所に一時保護される。 年末年始を挟み、翌年の2017年2月1日、一時保護が解除される。 しかし3月19日、結愛ちゃんは再度一時保護される。 7月30日、再び一時保護が解除されて家に戻った。 この解除に伴い「児童福祉司指導措置」という行政処分が付された。 「継続して児童やその保護者、家庭環境の支援が必要」と判断した場合に付けられるものだ。 この頃、東京への引っ越しの話が持ち上がり、12月に雄大被告が単独で上京。 2018年1月4日、香川県で結愛ちゃんと優里被告が病院へ通院した最後の日になった。 この時、身長は105. 2cm、体重は16. 66kgだった。 そして児童福祉指導措置が解除された。 児相からも病院からも転居先を聞かれたが、優里被告は知っていたにもかかわらず告げることはなかった。 1月23日、家族全員が東京に転居する。 移動中の電車内では、優里被告が子どもたちの写真を撮影した。 これが結愛ちゃんの最後の画像だった。 39日後の3月2日、結愛ちゃんは死亡する。 この間、東京に来てから結愛ちゃんは自宅からほぼ外出できなかった。 結愛ちゃんは、アパートの6畳間の部屋で過ごしていたという。 一方で、結愛ちゃん以外の家族は日常的に外出し、浅草などに観光に出ることもあった。 結愛ちゃんは達成困難な課題を与えられ、できないとベランダに立たせる、水シャワーを浴びせるなどの折檻を受けていた。 食事は当初、優里被告が汁物や野菜を与えていたが、その後は優里被告か雄大被告が1日あたり汁物1~2杯程度を与えるにとどまった。 2月8日ごろから、結愛ちゃんは日常的に勉強時間や体重を計測し、ノートなどに記載していた。 これは2月27日まで続いていた。 中旬は体重が14㎏台、下旬には13㎏台に下がっていった。 食事の記載は2月19日までだった。 2月9日、品川の児童相談所が家庭訪問に来る。 しかし応対をした優里被告は、結愛ちゃんを児相職員に会わせようとせず、関与を断った。 泣き声が響く法廷、結愛ちゃんの死亡時の状況を聞きながら混乱状態に 検察側の陳述は後半に入り、結愛ちゃんが殴られ衰弱していく様子を語り始める。 優里被告は過換気症候群のように浅く息を吐きながら、小刻みに震え出したように見えた。 検察官は続ける。 2月下旬ごろには、雄大被告が結愛ちゃんの顔面を殴打し、顔が腫れ上がることがあった。 2月27日ごろから、結愛ちゃんは嘔吐を繰り返すようになる。 ただ、顔のケガなどから虐待の発覚を恐れて通報はしなかった。 その結果、容体が悪化。 3月2日、雄大被告が119番通報をする。 消防隊や救急隊がアパートに臨場し、救急病院に搬送したが、搬送先の病院で死亡が確認された。 「ヒック…ヒック……ハッハッ…ヒィヒィ」という音が法廷にこだました。 優里被告は泣くのをこらえるように唇を噛んだり口を開いたりして、黒いハンカチで顔をぬぐう。 「5歳11カ月の生涯でした」 検察官が、そう結ぶと、優里被告はハンカチを口に押し付けながら「グゥゥ」とうなるように声を絞り、せき込み始めた。 「死亡時、被害者の体には新旧多数の傷が存在し、被害者の身長は108cm、体重は12. 2㎏になっていました」 優里被告は声を抑えられなくなり、机に伏して鼻をすすりながら、声をあげて泣いていた。 検察官は、「いかなる刑を科すべきか」について4つの重視すべきポイントを説明し始める。 第1に、犯行対応の悪質性。 優里被告や雄大被告による一連の虐待行為の内容などだ。 第2に、優里被告の役割の重大性。 虐待行為への関与や程度についてが考慮される。 第3に、責任・非難の程度。 この2、3は主張が弁護側と検察側で対立している。 そして第4に、結果の重大性。 「5歳の被害者が死亡し、その生命が失われたという結果についても考えてもらいたい」 優里被告はイスの背もたれに寄りかかり、反るようにして顔をあげた。 だんだんひきつけの程度が激しくなり、今度は頭を机の上に下げるようにして泣き崩れた。 弁護人が背中をさする。 「大丈夫?」と声を掛ける。 優里被告は声にならない音を出しながら答えようとした。 検察官は、今後の証拠調べの予定を説明する段階に入った。 裁判長が検察官の言葉を止め、優里被告の様子を弁護人に確かめる。 「ちょっと過呼吸状態です。 しびれるんです。 手も冷たいし、しびれているし、もうちょっとで休廷ですからね。 大丈夫?」と弁護人が優里被告を見る。 裁判長は「どうするかな…」とこぼし様子をうかがう。 頷く優里被告に弁護人が「彼女、頑張ると思います」と代弁した。 その回答に裁判長が「伝わっているので」と検察官に説明。 検察官は「続けていいですか。 では証拠調べの順序を伝えます」と続けた。 証拠調べでは雄大被告の供述調書、児童相談所の証言も 証拠調べでは、被告人らの行為によって、被害者が亡くなった時にどのような状態だったかを立証する。 9月3日は、現場に最初に臨場した消防隊の隊長、そして小児救急の専門家が呼ばれた。 4日には、品川児相の担当者を呼ぶ予定だ。 この日は、結愛ちゃんが生前に書き残したノートの内容や、被告人らのLINEのやり取りなどが語られる。 5、6日には、香川県の児相担当者、そして香川県で通院していた病院の担当医が法廷で証言するほか、雄大被告の供述調書などが出され、優里被告への質問も予定されているという。 「被告人が犯した罪に見合った適切な刑罰を決めていただきたいと思います」 検察官はそう述べて、冒頭陳述を終了した。 () 5歳児を追い込んだ虐待の背景は。 公判で語られた事件の内容を詳報します 2018年の優里被告の逮捕時、自宅アパートからは結愛ちゃんが書いたとみられるノートが見つかった。 「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」と切実に訴えるその内容に、事件は大きく、注目を集めた。 そうした世論は、行政が虐待事案を見直すきっかけにもなり、体罰禁止や、転居をともなう児童相談所の連携強化などの法改正が進められた。 この事件の背景にある妻と夫のいびつな力関係、SOSを受けとりながらも結愛ちゃんの虐待死を止められなかった周囲の状況を、公判の詳報を通して伝えます。 この記事には虐待とDV(ドメスティックバイオレンス)についての記載があります。 子どもの虐待事件には、配偶者へのDVが潜んでいるケースが多数報告されています。 DVは殴る蹴るの暴力のことだけではなく、生活費を与えない経済的DVや、相手を支配しようとする精神的DVなど様々です。 もしこうした苦しみや違和感を覚えている場合は、すぐに医療機関や相談機関へアクセスしてください。 DVや虐待の。
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