シャカの像 インドで紀元前5~6世紀頃に 釈迦 シャカ (ゴーダマ=シッダールタ)という人物が、それまでの身分制度(カースト)を批判し、及び、バラモンの教えを批判した。 釈迦 シャカ は苦しみとその原因について説き、正しい道をおこなって心の迷いを捨て、 悟 さと りをひらくことで、身分によらず救われると唱えた。 このようにして、 仏教 ぶっきょう が出来た。 その後、仏教は、国家にも保護される。 仏教は、その後、東南アジアにも広がり、さらに中国や朝鮮半島、日本にも伝わる。 釈迦 シャカ 生年については紀元前の463年頃、560年頃、565年頃、624年頃などの説がある。 ルンビニー(現在のネパール)に、王族のシャカ族の王子として生まれる。 29歳の時から修行を始め、地位を捨てる。 80歳で亡くなる。 『キリストの 磔刑 たっけい 』。 アンドレア・マンテーニャ画。 後世の1456年ごろから1459年ごろの作。 ルーブル美術館に収蔵。 中央の十字架にイエスが、左右に強盗がつけられている。 強盗たちはいづれもイエスをののしったが、イエスから見て右の強盗は、くいあらためて信仰を告白し、すくわれたという。 磔刑 たっけい とは、ローマ帝国の死刑のやり方の一つで、はりつけのこと。 オリエントの パレスチナ地方ではユダヤ教が信じられていた。 紀元前のころ、ローマ帝国にパレスチナは支配された。 西暦1年より少し前ごろに、パレスチナの地に、 イエスという人物が現れた。 (西暦とは、かつてイエスの生年と考えられた年を西暦1年とした、キリスト教の暦である) 当時、極端に細かいおきてや形式を重んじて信仰や愛を軽んずるユダヤ教の宗派が人々を苦しめていたが、イエスはこれを批判し、人々に分かりやすいたとえで罪のゆるしと救いを説いた。 愛あふれる父である神を愛し、兄弟や仲間、隣人を愛し、敵をも愛すること、真の平和と幸福、神の国、世の終わり、さばきについて教え、本当のおきてを示し、多くの人々が信じて弟子となっていった。 イエスはキリストと信じられるようになったが、(「キリスト」とは、ユダヤ教の「メシヤ」からきたことばで、 救世主 きゅうせいしゅ をさす)イエスに偽善をあばかれた宗派やローマ帝国は、かれらを迫害した。 イエスは、大きな 十字架 じゅうじか にはりつけにされて、ローマ帝国に処刑されたという。 しかし、イエスの弟子たちはのちにクリスチャン(キリスト 者 しゃ )とよばれるようになり、やがてかれらの信仰は キリスト教として今日までに世界でもっとも多くの人々に広まることになる。 ユダヤ教はユダヤ人のための民族宗教であって、ユダヤ民族とそれ以外の民族には格差があり、人は平等ではなかったが、イエスの弟子たちは、ユダヤ人も、ユダヤ人からみた異邦人も、みなキリストを信じて救われたという。 そうしてキリスト教は、ローマ帝国の領内で広まっていった。 4世紀になると、ローマ帝国が方針をあらため、キリスト教を国教として保護する。 1世紀ごろから弟子たちは、イエスやその教えに関する文書・手紙類( 新約聖書 しんやくせいしょ )を書き写し、ユダヤ教の聖書( 旧約聖書 きゅうやくせいしょ )ととともに信仰のみちびきとしていた。 こんにち、その日本語訳はからも読むことができる。 なお、「新約」「旧約」の「約」というのは、神との 契約 けいやく 、 約束 やくそく という意味で、 翻訳 ほんやく の「訳」とは別の字である。 また、『旧約聖書』の「旧約」というのはキリスト教徒から見たいいかたである。 ユダヤ教徒は、『新約聖書』を経典とは認めていない。 ユダヤ教の経典はもともと、日本語で『旧約聖書』と呼ぶものだけであり、ユダヤ人たちは旧も新もなく単に『タナッハ』と呼ぶ。 キリスト教は、ユダヤ教を完成させたものであるといい、ユダヤ教と似ている部分もある。 ユダヤ教は聖書にある唯一の神ヤハウェ(かつてはヱホバと呼ばれた)を信じる一神教であり、キリスト教は同じく聖書の神を 三位一体 さんみいったい と信じる一神教である。 のちの時代にできるイスラム教も、ユダヤ教やキリスト教を参考にしている。 パレスチナの エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、いづれにとっても聖地である。 イスラム教 [ ] メッカのカーバ神殿。 イスラム教の聖地とされている。 神殿の中央には、写真のように四角い黒石がある。 イスラム教徒は、このカーバ神殿に向かって礼拝をする。 (サウジアラビア) 7世紀の始めごろ、アラビア半島では、商業がさかんであり、商人が力を持っていた。 アラビア半島の都市 メッカでは、商業が発達していた。 7世紀はじめごろに、メッカの地に、商人の家に生まれた ムハンマドが現れ、40歳の頃にムハンマドは神の掲示を受けたとして、40歳の頃からメッカの地で、イスラム教を唱えた。 イスラムの教えでは、神は唯一 アッラーのみであるとしており、 偶像崇拝 ぐうぞうすうはい を禁止した。 このため、イスラム教では、神の像は無い。 また、神の前に、人々は平等であると説いた。 イスラム教の経典は『 コーラン』と言う。 ムハンマドの教えは、迫害された。 ムハンマドは、迫害を逃れるため、メディナに移住した。 ムハンマドは、教えを広めるため、軍を組織した。 そして、ムハンマドは軍事力でメッカを奪い返した。 その後、ムハンマドと弟子たちの征服活動によって、アラビア半島の諸国は統一されていき、イスラム教はアラビア半島と北アフリカなどの周辺の地に広まっていった。 コーランは、生活を厳しく律しており、豚肉を食べることの禁止や、飲酒の禁止、1日5回の礼拝や、断食や巡礼など、日常生活の多くの決まり事を記している。 「イスラーム」という語は、自身の重要な所有物を他者の手に引き渡すという意味を持つ aslama アスラマ という動詞の名詞形であり、ムハンマド以前のジャーヒリーヤ時代には宗教的な意味合いのない人と人との取引関係を示す言葉として用いられていた。 ムハンマドはこのイスラームという語を、唯一神であるアッラーに対して己の全てを引き渡して絶対的に服従するという姿勢に当てはめて用い、そのように己の全てを神に委ねた状態にある人をムスリムと呼んだ。 現代のエルサレムとパレスチナ問題 [ ] エルサレムの「岩のドーム」。 イスラム教の聖地になっている。 中東の パレスチナという地方にある エルサレム という場所に、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地がある。 現代(西暦2014に記述。 )の話になるが、 このエルサレムと周辺の地域で、第二次大戦後にイスラエルが建国を強行した。 このことにより、以前にこれらの地に住んでいたパレスチナ人たちが住む場所をうしない、パレスチナ人が難民になった。 パレスチナ人はイスラム教の多い民族であり、イスラエル人はユダヤ教の民族である。 このことが、アラブ諸国のあいだで、イスラエルに対しての反発の理由の一つになっている。 イスラエルがユダヤ教の国なので、アラブ諸国ではユダヤ教への反発が強い。 また、アメリカ合衆国がイスラエルと同盟を結んでおり、アメリカはキリスト教の多い国なので、そのようなこともあり、アラブ諸国ではキリスト教への反発につながっている。 このようなパレスチナ周辺の政治問題を パレスチナ問題と言う。 ヒンドゥー教は、現代ではカースト制などで批判があるが、このカースト制はバラモン教が手本になっている。 ヒンドゥー教よりも昔の時代に(現代人の言う方では)「バラモン教」という宗教があり、このバラモン教でカーストの教えがあった。 仏教がインドで出来たこともあってか、仏教の伝説上の仏(ほとけ)の多くは、じつはヒンドゥー教の神が由来であったりする場合も多い。 ところで、たぶんアナタは「ヒンドゥーとインドの発音が似てる」と思うだろうが、その通りで、ヒンドゥーとはペルシャ語で「インド人」という意味である。
次のクリスマスの祝い方は国によってさまざまな特色がありますが、 日本でのクリスマスというのはかなり諸外国と異なるみたいです。 1552年に周防国山口(現在の山口県山口市)で、 カトリック教会の宣教師であるコスメ・デ・トーレスという人が、 日本人信徒を招いて降誕祭のミサを行ったのが、 日本で最初のクリスマスとされていて、 明治時代からお菓子会社がクリスマス商戦を開始したことから普及し始めました。 最近では完全に恋人同士がいちゃいちゃしたりして盛り上がるような イベントと化しているみたいです、ハロウィンも誤解されていますね。 スポンサーリンク しかしクリスマスといえば、キリスト教の行事です。 イエス・キリストの生誕祭というのがその由来ですが、 キリスト教にも様々な宗派があります。 代表的なのがプロテスタントとカトリックの二大宗派、 次いでロシアや東方に多い東方正教会です。 これらの宗派ごとにやはりクリスマスの位置づけや祝い方も異なってきます。 どういった違いがあるのかわかりやすく解説していきます。 1.三大宗派について簡単に解説 キリスト教は世界での信者数が20億人を超えていて、 全ての宗教の中で最も多くなっています。 そんな世界最大の宗教ではありますが、人口が多い分 同じ宗教内でも意見が分かれて独自の宗派を結成しています。 代表的なのが人口約12億人のカトリックと約4億人規模のプロテスタントで、 次いで多いのが東方正教教会で人口は約2億人です。 それぞれの宗派の成立時期や主に信仰している国を挙げます。 キリスト教各宗派の分布図 ・ カトリック キリスト教最大の宗派でその人口は12億人、 ローマ教皇を中心とした最も歴史の長い宗派で、 その総本山はローマの中のバチカン市国にあります。 信仰する国々はヨーロッパではフランス・イタリア・スペインなどの ラテン諸国で、その植民地となっていたメキシコ、ブラジルなどの 南アメリカに特に多いです。 アジアではポルトガルの植民地だったフィリピンにも多いです。 現在ではヨーロッパではドイツとイギリス、フィンランドなどの北欧、 さらにアメリカ、カナダ、オーストラリアで広まっている宗派です。 ・ 東方正方教会 東ローマ帝国が栄えた時代に発生した宗派です。 現在信仰している国の多くが東ヨーロッパ、そしてロシアです。 人口も少ないですが、その信仰内容は従来の宗派とも違っていて、 ローマ教皇や聖母マリアを認めなかったり、 イエス・キリストのことをハリストスと呼んだりとかなり変わっています。 また十字架の形も普通のキリスト教と異なっていて、 下の画像のようになります。 下にある斜めになった線はハリストスの足台を示しているそうです。 スポンサーリンク 2.各宗派によるクリスマスの過ごし方 宗派が異なれば当然クリスマスの祝い方も違ってきます、 それぞれの特徴を説明します。 ・ カトリックのクリスマス クリスマスとは、神が人間を生み出したことを感謝し 子なるイエスの誕生を祝う行事という位置づけです。 多くの信者がクリスマス・イブにはミサに参加し、祈りを捧げます。 そしてクリスマスの期間も日本では24日と25日くらいしか祝いませんが、 12月25日は旧暦のユリウス暦では1月7日に当たるまで、 原則としてその日までクリスマスの装飾を飾っています。 つまり年末年始はクリスマス1色に染まるわけですね。 ・ プロテスタントのクリスマス 聖書のみの信仰になってますが、それでもクリスマスは祝います。 ただしサンタの存在については賛否両論があります。 それ以外はほぼカトリックと同じみたいです。 アメリカでのクリスマスの過ごし方を知りたい方は以下の 映画をご覧ください。 ドナルド・トランプ氏もカメオ出演した有名映画です。 ・ 東方正方教会のクリスマス ユリウス歴などを使用しているロシア正教会では クリスマスは12月25日ではなく、1月7日になってます。 正方教会の国ではクリスマスイブは1月6日で クリスマスは1月7日で子供たちはクリスマスに プレゼントをもらいます。 日本では正月終わりで七草がゆを食べている時期です。 以上キリスト教の三大宗派のクリスマスの過ごし方について解説しました。 敬虔なクリスチャンにとってはクリスマスとは基本的に 祝うもので、礼拝堂でミサをして聖歌を合唱したりもするようです。 ただしプロテスタントの多いアメリカやイギリスなどの大衆は 日本と同様恋人たちで祝ったり、家族同士で祝ったりなどは普通のようです。 カトリックや東方教会の人達とは少し雰囲気が違ったものになると思います。
次のこのブログの読者であればよくご存じの通り、会にはたくさんの派閥を主張する団体が存在します。 今回は、その派閥について、この際分類して、危険度のランク付けを行って見ようと思います。 LP(リトル・ペブル)、などは異端だからではない、という人がいますが、新を拠り所としている宗教はすべてです。 異端というのは、ある一方からみた主観的評価であって、それによってがそうで無くなる、というわけではありません。 ざっくり言えば、は全部人類の異端です。 では危険度の高いものから順にご紹介しましょう。 危険度A: 摂理、KGK、など学校に入り込む系統 東大、京大など、高偏差値の大学に入り込んで学生を囲い込むカルト団体。 彼らが偏差値の高い学校に入り込む理由は、学生が将来高収入を得る社会人になる蓋然性が高いからです。 決して彼らの頭脳に惹かれてではありません。 宗教的な意味合いも全くありません。 金が欲しいだけです。 いわば、什一の青田刈りをしようとしているわけです。 しかし、こんなあからさまな詐欺に引っかかるバカがいるということは、偏差値と言うものは、大して参考にならないようですね。 危険度B: バプテスト、 どちらも死後硬直レベルの頭の悪さです。 考えるまでもなくわかることです。 洗礼が人間に必要なものであるなら、生まれたての赤ん坊にも必要なはずです。 なんだかんだ理屈をつけて幼児洗礼を否定するのは、もっぱら他教派にダメージを与えたいだけの理由です。 アワ踊りを踊りながらアワを吹いてアワアワ言えてナンボの狂人だらけの教会も大問題です。 屁理屈屋(バプテスト)と迷信家()。 とても明晰な人間のすることとは言えません。 危険度C: の教会 大きく括れば、危険度AとBは危険度Cに含まれるでしょう。 これら、什一を行う教会は、宗教団体というよりも集金機関です。 死後の恐怖をネタに金を強請りとっているに過ぎないのです。 どちらかと言うと、言われるままに払うほうがバカです。 によれば、• のいずれかに所属していれば、と見分けられるとのこと。 危険度D: 単立の教会 系列が全く無い単立の教会、あっても国内にしかない教会、海外にあっても全部で10程度の教会はダメです。 牧師がどんなバカなことを言おうが、全員言われるがままです。 そもそも、牧師なんて神学校を出ててもいい加減なものです。 それを、なんの勉強もしてない詐欺師が、今日から牧師ですよ、といえば牧師で、言うこと聞かなきゃ地獄行きですよ、と脅されて性的陵辱されるわけでしょ。 「超教派」と謳っている教会も同じ。 危険度E:全能神教会、 、、 これらの教会は、教義が正統派の教義から離れているからというだけの理由で異端に分類されているのでは無いようです。 教会やは単性論で教義的には非正統ですが、軽蔑されるほどでは無いように思います。 これらの教会が軽蔑されているのは、社会性が欠如しているからでしょう。 違法行為、裁判沙汰、情報操作など、碌でもないことばかりを連想します。 中国で発生した「全能神教会」は、宣教活動において、殺人を行ったのだそうです。 より 2014年5月28日、省招遠市のナルドの店内で、全能神のメンバー、張ら6人による女性撲殺事件が起こった(2014年招遠カルト殺人事件)。 張は勧誘のために店内で電話番号を聞いて回っていたが、女性が断ったためとのインタビューに答えている。 危険度F: 教会 歴史の長い伝統教会の中では最も危険です。 これらはおそらく氷山の一角でしかないでしょう。 上に貼った写真のリトル・ペブル、ピオ10世会などといったカルトを排出する土壌である、という問題など。 危険度G: 伝統的な(長老派、改革派、メソジスト、ルーテルなど) もはや存在意義を失いつつあり、説教を聞いていても、他教派の悪口ばかり言っている。 正直なところ、教育という観点からは害毒でしかなくなってしまっている。 また、などは長老派出身者が新興している場合が多い。 危険度H: 無教派 でもでもない、という意味ではなく、に所属する教会で、旧教派を持たない教会、という意味。 すべてがそうでは無いかもしれないが、まるでのようなものである場合が多い。 ある教会の説教では、大阪のあいりん地区の状況の報告を事務報告のようにだらだら喋り続けていた。 浮浪者の援助をしたいなら地方公務員試験の勉強をするべき。 危険度I: これも決して足を踏み入れるべきではありません。 世界的とはいえ、日本では少数派であって、しかも建物が古い場合が多い。 つまり、信徒一人あたりの、補修などの負担額がとても多くなるわけです。 什一どころではないといいます。 席上は前に置かれた覆いの無い盆に、一人ひとり現金を生のまま置く、という方式で、一万円置く信徒も珍しくないとか。 また、特筆すべきこととして、前府主教(日本の代表者)が、晩年癌を患ったが、頑なに治療を拒んで自室に施錠して引きこもり、最後まで出ずに死を迎えた、ということです。 これはある意味であり、団体の長の行動としてはどうなのでしょうか、善き手本といえるでしょうか。 団体全体の倫理観が透けて見えます。 危険度J: 比較的穏健と言えそうですが、残念ながら、。 担当主教の対応にも問題があったようです。 危険度K: ユニテリアン まだしもマトモだと言えるでしょうが、残念ながら日本にはありません。 わかりやすく例えれば、緩やかな尊崇のような感じです。 は、当初この宗教団体のミッションスクールになる予定でしたが、頓挫した、という経緯があったようです。 日本にはは無い方が良いから、結局根付かなかったのだということなのでしょうね。 だって穏健に見えますが、むりやり外国に根付かせようとして頑張ったらカルトになるかもしれません。 うまく行かなければどうにかして金を引っ張らないと生きていけないでしょう。 利用しようとして妙な教義を捏造して数少ない信者を脅迫するネタにするかもわかりません。 つまりそういうことなんですよ。 christian-unabridged-dict.
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