おせち料理や祝い膳など、おめでたい料理にかかせない食材「かまぼこ」。 紅白の鮮やかな色合いは目にするだけで楽しい気分になりますよね。 紅は「慶び」や「魔除け」を、白は「清浄さ」や「神聖さ」を表しているとされており、切り口の半円形は日の出のように見えることから、新年の門出を連想させるおめでたい食材として、好んでおせち料理に使われてきました。 紅白のかまぼこを切り分けて交互に並べるだけでも華やかですが、なんとなくいつも代わり映えしないとお悩みの主婦の方、今年は「飾り切り」にチャレンジしてみませんか? 繊細な日本料理の技術のひとつである飾り切りは難しいと敬遠されがちですが、実際にやってみると意外と簡単! おせち料理が一気に華やぐことまちがいなしです。 初心者でも作りやすい、飾り切りを 7 つ選んでみました。 かまぼこの飾り切りの作り方 まずは「松葉」に挑戦! 切り方にちょっとだけ手を加えた、初級編の飾り切りからチャレンジしてみましょう。 年神様が宿るとされる「松」はお正月を代表する縁起物です。 かまぼこを 1cm 幅に切る。 左右互い違いに切り込みを入れる。 切った部分を逆方向にねじり、交差させて止める。 かわいい「うさぎ」を作ってみよう こちらも比較的簡単な「うさぎ」。 うさぎの耳をイメージしたひねりがポイントです。 かまぼこを 1cm 幅に切る。 切った山に切り込みを入れる。 切り込みに切った山の先端をくぐらせる。 くぐらせた先端をかまぼこに添わせ、かたちを整える。 縁起物「結びかまぼこ」でおせちに華やぎを! 「縁を結ぶ」という意味合いから、「結ぶ」をかたどった食材は縁起物としておせち料理の定番になっています。 かまぼこでも簡単に作ることができますよ。 かまぼこを 1cm 幅に切る。 左右互い違いと中央に切り込みを入れる。 山の部分の切り込みを上から、下の部分の切り込みを下から中央の切り込みに通す。 慣れてきたら中級編「松」にチャレンジ! 初級編の松葉から華やかさが一段と増す中級編の「松」は、丁寧に仕上げるのがコツ。 薄く切って松の繊細さを表現するため、かまぼこが切れないように注意しましょう。 かまぼこを 5mm 幅に切る。 3mm の幅に切り込みを入れる。 切り込みを入れた部分に爪楊枝を使って丁寧に折り込んでいく。 松から「鶴」にアレンジ 松を作ることができたら、「鶴」にアレンジしてみましょう。 切り込みをすべて折り込むとまるでいまにも羽ばたきそうな鶴に! 1. かまぼこを 5mm 幅に切る。 タテ・ヨコ、それぞれに 3mm 幅の切り込みを入れる。 爪楊枝を使って丁寧に折り込んでいく。 お重に花を添える「蝶」 ごちそうという名の「花」に誘われて、蝶が舞い降りてきたような飾りかまぼこ。 かまぼこを半分に切ったちょう切りで作るので、お重の小さなアクセントになりますよ。 かまぼこを 6mm 幅に切る。 いちょう切りにして切った面に 3mm 幅、側面の上下にそれぞれ切り込みを入れる。 いちょう切りにして切った面に 3mm 幅の切り込みを広げ、扇型に開いてくぐらす。 おめでたい気持ちを表す「祝」 華やかさが特徴の「祝」という飾り切り。 紅と白を並べてお祝い気分を盛り上げてみてはいかが? 1. かまぼこを 9mm 幅に切る。 3mm 幅に切り込みを入れ、横に 2 つ切り込みを入れる 3. 切り込みに 1 枚ずつ通す。 ちょっとした工夫で美しくお重を彩ることができるかまぼこの飾り切り。 繊細な日本食ならではの食文化を、お正月のおせち料理のアレンジで表現してみませんか? また、かまぼこはふだんのお弁当の彩りにも活躍します。 かまぼこのピンクと白はキュウリの緑や卵の黄色との相性も抜群です。 薄くスライスしたかまぼこをクルクル巻くとお花ができます。 中心に卵、花の周りにキュウリを添えればお弁当が一気に華やぎます! あまったかまぼこの活用法! お節料理に入れてあまったかまぼこ。 一度開封したものは、賞味期限に関わらず早めに使い切りたいですよね? そのまま食べてもいいのですが、ちょっと味付けを変えると飽きることなく食べつくせるでしょう。 簡単に作れるかまぼこを使ったレシピを 2 つご紹介します。 どちらも火を使わないのでお子さんと一緒に作ってもいいですね! 切るところまでやっておけば、あとは混ぜたり挟んだりするだけなので、小さなお子様も安全です。 かまぼことキュウリの中華風サラダ 1 、かまぼことキュウリを細切りに。 2 、調味料を合わせてドレッシングを作ります。 2 、お好みのものを挟めば完成! (大葉、梅肉、マヨネーズ、チーズ、たらこなどお好みのもの) 文&写真:ねこ りょうこ スタイル提案の記事を中心に執筆。 モットーは『食べることは生きること』。 今日もおいしい食材を求め、日本全国を取材活動中。
次のみなさんは 「かまぼこ」といえばどんなイメージがありますか?うどんやおべんとう…とても身近な食べ物です。 ピンクに白でおべんとうの彩りには大活躍!なのでうちもすごい確率でおべんとうに入れています。 このかまぼこ。 実は切り方で存在感がものすごく変わるんです!!かまぼこの切り方にはいくつか種類があり、かわいいものもたくさん!ぜひ覚えてお弁当に入れてみませんか?さらにお正月にも 「かまぼこの飾り切り」はぴったりです! 今はキャラ弁などが流行りですが、かまぼこの飾り切りをマスターすれば人気アップ間違いなし。 5センチの厚さに切ります。 かわいいー!思わず声に出しちゃいそうです。 食べるのがもったいない! いつものかまぼこが、ほんの一手間でこんなに変わるんです!作ってみたくなりますよね?バラやうさぎはお子さまのおべんとうなどに。 手綱はお正月やお客様用に…使えそうですね!! ぜひ、チャレンジしてワンランクアップの華やかなおべんとう。 作ってみてくださいね。 ・・・・・・・ この3つがまとめて紹介されている動画がありますので、こちらも参考にしてくださいね。 たったこれだけなんですね・・。 特別な道具も何もいりません!これで美しく美味しくいただけます。 板からきれいにはずせたら、おべんとうやおせちをワンランクアップさせるために飾り切りをしてみましょう。 かまぼこには美味しくいただける 厚みがあるということを知ってましたか?さて、何ミリに切るのがいいと思いますか?! かまぼこが最高に美味しい厚さとは? かまぼこの切り方で厚みはみなさんはどうしていますか? 私は子供達が取り合いをするので、なるべくつっこまれない程度に薄く多く切ろうと頑張ってました。 ・・が、かまぼこには美味しい厚みがあるのです! それは… 「12ミリ」かまぼこ界では常識?! 12ミリがかまぼこを美味しく食べる絶妙の厚さということです。 ちょっと厚めのような気がしますが、材料である魚本来の味や弾力を味わうにはこの厚さがベストなんだそうです。 飾り切りをしないなら、特にこの厚みを意識してかまぼこを切って見てくださいね。 まとめ かまぼこの切り方の種類には色々ありますが、中でもかわいいくて簡単なものを紹介してきました! できそうなものばかりだったと思いませんか?これを知ってからというもの、お弁当にかまぼこをよく入れるようになりました。 そしてかまぼこの板の外し方や美味しい厚みも意識していれば簡単にできるもの。 これからのかまぼこライフ、最高のものになりそうですね!.
次のまず、かまぼこだけを味わっていただく時には、12ミリと厚めに切ることをおすすめしています。 お魚本来の弾力や味わいをしっかりとかみしめていただけると思います。 和え物や炒め物、てんぷらなど、ほかの食材といっしょに合わせてお召し上がりの場合は、 かまぼこならではの食感を楽しんでいただきつつ、他の食材との絶妙なハーモニーを生み出す厚さ、形に切ってお使いください。 例えばかまぼこを3ミリ程度に薄くスライスしベーコンの代わりに炒め物に使ったり、 5ミリ幅に短冊切りにしてほうれん草などの和えものに加えたり、15ミリ角に切って食感を楽しむサラダにしたり・・・。 また、切り方に工夫をこらした飾り切りも重宝しますので、下記の飾り切り一覧をご覧下さい。 次に熱加減が重要です。 かまぼこはお魚のタンパク質がぎゅっとつまった食べ物です。 タンパク質は熱によって変成しやすく、かまぼこに熱をかけるとプリッとした弾力がなくなり、コリコリとした固い食感に変わってしまいます。 冷やしたままか、熱をかける場合でも表面を強火でさっと炙って香ばしさをつける程度にとどめて、中に火が通りすぎないように短時間で加熱してください。 もし、揚げ物や炒め物、煮物などに使う場合は、タンパク質の変性を防ぐためにでんぷんが少し入った商品をおすすめしています。 この場合でも長時間揚げたり煮込みすぎたりしないように、調理の最後にさっと温めるだけがポイントです。 かまぼこの飾り切りは、見た目にも美しく食卓を華やかに彩ります。 手軽なおつまみから、おせちやお祝い料理作りに役立つから。
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