時空超え、よみがえる往時の人々 石井あつこさん 「廃道を歩く」 石井あつこさん=篠田英美撮影 「隧道(ずいどう)LOVEなわたし」「どんな人が通ったのだろうかと想像するとうきうき」。 果てはループを描いて峠に通じる廃道が「いじらしい」とまで。 本書には廃道歩きの軽快な楽しさや愛があふれているが、その境地に至るには、大変な困難をかいくぐらなければいけない。 藪(やぶ)の中に分け入ったり、崖を登ったりするのは序の口だ。 コウモリが乱舞する真っ暗な隧道では足元はコウモリのふんとたまった水でぬかるみ、しばらくとれない臭いがつくらしい。 クマに出合ったことも。 まさに「死を覚悟」する危険である。 問題は物理的なことにとどまらない。 恋人から「危険だからやめてほしい」と言われて、恋人より廃道を選んだというのだ。 どうしてそこまでのめりこむのか。 何が魅力なのか。 著者が興味を寄せる廃道は、明治以降に馬車や車のために建設され、その後、新道の建設や自然災害などで使われなくなり、うち捨てられた道だ。 きっかけは社会人になって間もないころ、ドライブ先を探していて、たまたま見つけた廃道サイトと秋田県の生保内(おぼない)手押し軌道の隧道の記事だった。 無性に気になりすぐに東京から車で10時間かけて訪れ、ひっそりとたたずむ遺構のとりこになってしまった。 「村や家族のために命がけで隧道を作った人、道ばたの石仏に無事を祈りながら通った人。 人々の様子を想像しながら廃道を歩くと、廃道の物語の映画を見るようです」 その物語は、国土地理院で古い地形図を購入して新旧見比べ、古書店や地方自治体で歴史書などを読み込んで浮かび上がってくる。 とことん一次資料に当たらないと気が済まず、百貨店で働いたお給料は、本と地形図とガソリンに消えていくという。 休日はもちろん廃道のためにある。 「明治の廃道が朽ちる前に歩ける最後の世代かもしれない。 全力でやりたい」と全国を走り回って十数年になる。 廃道巡りは静かなブームで、著者と行くバスツアーが開催されるとすぐに満席になる。 うれしい半面「案内板や手すりが設置された所もあって、往時の情緒が失われるのは残念」と最近気になっている。 (文・久田貴志子 写真・篠田英美)=朝日新聞2018年12月1日掲載.
次の来歴 高校生時代にを受け、に所属。 、『』の主人公・宮沢雪野役 で声優デビュー。 、主演を務めたアニメ『』の主題歌『Be My Angel』でCDデビュー。 9月、からへと移籍。 2月『』に出演、移籍後初主演となる。 また、サポーターズコミュニティーサイトにて、サポーターズクラブ「Rainy Lady Palace」を2006年に開設した。 9月から所属していた81プロデュースを6月末をもって退所。 、とのを発表した が、にしたことを自身のにて発表した。 人物 1979年、3人姉妹の末っ子として生まれる。 父親が50歳の時に生まれ17歳と14歳離れた姉がおり、「母親が3人いる感じ」だったという。 、、、、クラブと常に習い事をし、榎本が公式プロフィールで趣味特技としているは小学校1年生の頃から続けている。 ととしても有名 [ ]。 オリジナルの挨拶に「ぱっきゅんわ」がある。 これはラジオ番組『ヴェクトライダーズRadio Someday』でパーソナリティをともに務めていたのオリジナル挨拶「がっつんは」を元にしている。 本人から直筆サイン入りの返事が来る企画を、サポーターズクラブ「Rainy Lady Palace」主導で行っている(往復はがきフェア)。 このサインは1枚1枚榎本の手書きである。 返事の到着時期は2006年が2月、2007年が3月であった。 そのためサイン以外のイラストが、それぞれ、となっていた。 好きで、のファンを公言しており、TwitterではELF SUPER JUNIORのファンの総称 と交流もしている。 好きなカップリングは。 交友関係 自身と同時期にデビューしたとは親友であり、2004年には合同自主企画「聖マリオン学院」を行ったりコラボレーションアルバム『HONEY』をリリースするなどしている。 また、を加えて3人でイベントを開催したこともある。 『』で共演したとも度々親交を深めており、サポーターズクラブ「Rainy Lady Palace」のブログに登場したり、また逆も少なくない。 お揃いの服などもよく買っており、その親密ぶりは本人のツイッターなどにおいても再三、語られており、結婚してからも榎本とその夫の石井、樹元とその夫のや子供たちと家族ぐるみの付き合いをしている。 また同番組の主題歌歌手である、とも交流を持ち、この付き合いは後に「」というライブイベントへと発展することとなった。 仕事に対する姿勢 アイムに8年間在籍していた榎本が2005年9月から81プロデュースに移籍。 本人の公式サイト上(「」)では「何年もかかって決めたこと」と明確には書かれていなかったが、著書『ユメノユクエ』によると「当初はアイドル事務所をやろうと思ってアイムを始めたわけではなかった。 (当時はまだ出来たばかりの事務所だったので)新しい事務所を業界の中に浸透させるのが大変だった。 アイドル的なことが雑誌などで取り上げられたおかげで、アイムという事務所を世間に覚えてもらえてアイム祭というイベントも出来た。 この先活動を続けていく上でアイドルというのは寿命があるなともちろん思っているし、私は役者になりたくて声優の世界に入ってきたのでこの先のことを考えて移籍する」と語った。 上記の理由より、歌手として活動していることには長らくの葛藤があったようで、そのことに対してデビュー当初より「自分の知らない自分が独り歩きをしている」ように感じ恐怖していたという。 しかし、五條とうちやえとの出会いによって歌に対しての認識が改まり「私は、私に歌える歌を歌おう。 声優として歌を歌おう」という心持ちを得た とする。 声優の中でも演技者としての誇りを人一倍に抱いており、同時に関連専門職に対しても尊敬の念を欠かさない人物であるが、それ故に、それら職業の「専門性」にも一家言を抱いており、いまだに自らを「未熟」と称する厳しさを持つ。 そのため2013年6月16日にが行った声優の専門職性を疑問視するツイートに対して反論のツイートを放ちにとりなされて軽い騒ぎとなった。 独立以後はネットメディアを中心としたアナウンスに仕事の軸足を移して活動している。 出演 太字はメインキャラクター。 テレビアニメ 1998年• ( 宮沢雪野) 1999年• ( 雪村愛音)• (コトコ)• (ムギコ・バビィ) 2000年• (オペレーター、スカーレット)• (藍原ナンナ)• (美朋)• (2000年 - 2002年、 小西綾、ミドレ川、マリ山)• (ミキ、) 2001年• ( 鈴原みさき)• ( 中沢早苗)• (秋葉恵)• (妖精リーフ〈初代〉)• ( 青山ユウキ )• (葛城梓)• (奈瀬明日美)• (ミミ) 2002年• (紫苑)• ( リンナ・キャラット)• (A-20)• (杉野ゆう子) 2003年• (A子)• ( リンナ・キャラット)• (クルミ)• (カロス) 2004年• (田淵エミ)• (辻野友美)• (望月笙子)• (ケロッとマーチエネルギー〈巨大女〉)• (麻耶アキホ)• ( 北華音子)• () 2006年• (遠野畑子)• (大神ミカ)• (浅川瀬奈)• (ナツメ・イザヨイ)• (2006年 - 2018年、若い頃のお登勢〈寺田綾乃〉)- 3シリーズ• (エメラルド)• (Bセット)• ( コイン)• (竹内文香 )• (ネプトゥーン)• (仲村夕海) 2007年• (ローダ)• (2007年 - 2008年、宮沢有紀寧)- 2シリーズ• (ミミ)• (2007年 - 2008年、ラブさん)- 2シリーズ 2008年• ( トリエラ)• (遠藤マキ)• (バニッサ)• (高園寺絵梨花)• (アリス)• (月蔭樹生)• (星花月菜)• (ナナコ)• (ヒナタ)• (2008年 - 2010年、陣内アリス)- 2シリーズ 2009年• ( しずる)• ( キアラ・フィリーナ)• (姫乃華恋)• (黄泉) 2010年• (美香)• (副島栞) 2011年• (2011年 - 2020年、 先導エミ )- 10シリーズ 2012年• (敵〈幹部〉) 2013年• (2013年 - 2016年、先導エミ 、CEOアマテラス、バトルシスター ここあ、大鍋の魔女 ローリエ、オーロラスター コーラル)- 2シリーズ• ( サリー)• ( サリー) 2014年• (担任)• (キュアイーグレット) 2015年• (ベリー) 2016年• (ラッピー、サヤカ 、プリン) 劇場アニメ 2002年• ( サビ・スアド ) 2006年• (陣内アリス)• (先導エミ)• (サッちゃん ) 2018年• ( 牧村美樹)• (サビーネ・フォン・リッテンハイム)• (2000年 - 2001年、 くるみ)- 2シリーズ• ( ) 2001年• (我々守みつき) 2002年• (2002年 - 2004年、秋葉恵)- 2シリーズ 2003年• ( 厳島美晴)• (ミストラル) 2004年• ( 水野遙)• (乱奈)• ( 花祭果凛) 2005年• (シオレッタ) 2007年• (アイナ) 2008年• (アイナ) 2017年• (2008年、カヨ)• (2013年 )• (2014年、三ノ宮椿 )• マスター・オブ・トルク(2014年、 御影真希奈 ) ゲーム 1998年• ( 藤乃梓) - 版 1999年• (ヴィオレ)• (セーラ・ルーリア) 2000年• (エピリ、ワルビー) 2001年• ( 鈴原みさき)• ( 美咲彩) - 家庭用版• ( 紫央崎夏芽)• ( エビアン)• ( ステラ・アステール ) 2002年• Vol. 1 - 4(2002年 - 2003年、ミストラル) - 4作品• シリーズ(マイ・キサラギ、ユイ・キサラギ)• (シャロン・エステル) 2003年• ( デルマ)• ( ソフィア・エスティード、アミーナ・レッフェルド)• (ビュティ、スズ、田楽マン、デスマスク)• ( リアナ) 2004年• (デルマ)• スターオーシャン Till till End of Time ディレクターズカット( ソフィア・エスティード、アミーナ・レッフェルド)• (那須乃美沙紀)• ( 花祭果凛) 2005年• ( エイナ)• ( アリス)• ( ミスト) 2006年• (辻野友美)• ( 浅川瀬奈)• (ディータ)• ( 宮沢有紀寧)• (那須乃美沙紀)• Vol. 1 - 3(2006年 - 2007年、アイナ) - 3作品• ( 花祭果凛)• ( ナツメ・イザヨイ)• (チャイム)(2008で公開されたトレーラーのみ。 ) 2008年• (ミエリ)• (ティアナ)• (神代ヤヨイ) 2009年• ( ナツメ・イザヨイ) 2010年• ( 二階堂優芽)• (ミストラル、アイナ、Bセット) 2012年• (ノワル・ドラール、アトッサ) 2013年• カードファイト!! ヴァンガード ライド トゥ ビクトリー!! (先導エミ)• (バルサザー=アクイラ ) 2014年• (フォークリフト 、タンクローリー、インパクトクラッシャー 、高圧洗浄機)• カードファイト!! ヴァンガード ロック オン ビクトリー!! (先導エミ)• (桜木美鈴 )• (フリーザー片倉)• 2015年• (ナミィ ) 2016年• (ミストラル、キラリ) 2017年• (ソフィア・エスティード)• Last Recode(アイナ)• (ミスト) 2018年• (お登勢〈若い頃〉)• LINE リトルナイツ(サリー) 2019年• カードファイト!! ヴァンガード エクス(先導エミ)• ゴシックは魔法乙女〜さっさと契約しなさい! (クマリ)• アクエリアンエイジ ゲームブック企画会議〜メインヒロインの座を狙え! 〜( 二階堂優芽)• (2003年、 御城紫信)• (2004年)• 7周年記念ドラマCD 後編(2006年、東海林光)• シリーズ(2006年 - 2012年、 イオン・ルッカフォート)• 1 - 3• ミュージアム・バルへようこそ• 漫画19巻限定版特別付録ドラマCD、20巻記念ミニドラマCD• 第3巻第1話(2007年、宮沢有紀寧)• アクエリアンエイジ10thアニバーサリードラマCD(2009年、 東海林光)• (2009年、丹生美森)• ドラマCD(2009年、 永原羊)• オリジナルドラマCD Prologue End〜どんなに離れてたって傍にいるから〜(2010年、 海藤那月)• アクエリアンエイジ 望刻の塔 スペシャルボックス同梱ドラマCD(2010年、 二階堂優芽) コンテンツ• プレイングドラマ『』(2007年、 永原羊) 吹き替え 映画• (2002年、ブレードシスターズ・妹〈〉)• (2006年、ケルシー・ニールセン〈〉)• (2007年、ケルシー・ニールセン〈オレーシャ・ルーリン〉)• (2009年、ケルシー・ニールセン〈オレーシャ・ルーリン〉) アニメ• (2009年、ミセス・マンフェイス) ボイスオーバー• 世界ふれあい街歩き• (2017年、)• インテリが知らない世界のおバカ疑問(、2017年8月26日)• 世界100か国の生活あるあるインタビュー 百聞!ザ・ワールド(2017年10月28日、)• 世界を救え! サムライバスターズ〜最恐生物一斉討伐SP! 〜(2017年12月24日、)• (2017年、日本テレビ)• 緊急!公開大捜索'18秋 ナレーション• 『』(ナレーター、2015年8月8日 - )• 2017年2月11日には対局者として出演。 1990年代• エチュード学園7つのタマゴたち(1998年、『』内)• 榎本温子 明日のダイアリー(1998年、文化放送『超機動放送アニゲマスター』内)• ヴェクトライダーズRadio Someday(1998年 - 1999年、文化放送)• (1999年 - 2000年、)• (1999年 - 2003年・2017年11月特番、文化放送ほか)• (1999年 - 2003年、) 2000年代• (2002年、文化放送)• (2003年 - 2004年、文化放送ほか)• (2004年 - 2013年、)• (2005年、音泉)• (2006年 - 2007年、文化放送)• (2006年 - 2007年、文化放送・音泉)• (2007年、文化放送・音泉)• (2008年 - 2012年、)• (2009年 - 2011年、文化放送『』内)• (2009年 - 2011年、) 2010年代• (2016年 、) ラジオドラマ• (2009年、 桜姫)• VOMIC (2010年、 桜姫) Web番組• (、固定ゲスト) テレビドラマ• (1999年、ツェドゥアの妖精) Vシネマ• 温泉タマゴ〜湯けむり奇談〜(2004年、 由那) 舞台• (青山劇場、2014年12月4日 - 7日)- ニコ生PSO2放送局メンバー・榎本温子 役• 萬腹企画「恋愛疾患特殊医療機 a-Xブラスター」(シアターグリーン BOX in BOX THEATER、2018年1月11日 - 14日)- 白鷺・シャルルマーニュ 役• 萬腹企画「V-e ヴォイス・エレメント」(上野ストアハウス、2019年9月4日 - 9月8日) その他• SMILE! HELLO! SMILE! HELLO! 」 『ギャラクシーエンジェルII』関連曲 2009年 1月7日 触れるならそっと ナツメ・イザヨイ( 榎本温子) 「触れるならそっと」 テレビゲーム『』第7章RAヒロインエンディング 2012年 10月24日 先導エミ( 榎本温子) 「笑顔にエール」 テレビアニメ『』関連曲 2016年 6月23日 マスター・オブ・トルク オリジナル サウンドトラック 榎本温子 「輪廻のペリヘリオン」 「Let's go for a ride! 」 Webアニメ『』挿入歌 その他参加楽曲 発売日 商品名 歌 楽曲 備考 1999年3月26日 Setsu・Getsu・Ka 榎本温子、、山本麻里安 「Passion De Love」 「恋,してます。 」 「Style」 「ありのまま Be My Love」 「Seek! 」 「Setsu・Getsu・Ka」 テレビアニメ『』関連曲 榎本温子 「夢の中へ(Yukino Version)」 「Love Is A Many-Splendored Thing」 「あなたがいてよかった」 2000年2月10日 A・G・A・S 「dream power-翼なき者たちへ-」 イメージソング 2004年3月20日 USO800 、、 榎本温子、、、 「BALSE」 「」 2015年9月3日 We're ARKS! 」 オンラインゲーム『』ライブイベントソング その他 書籍• 榎本温子photo book「22〜unreal〜」• ユメノユクエ(声優デビュー10周年記念本)(発行:、発売:) 脚注 注釈• goo人名事典. 2020年1月4日閲覧。 声優グランプリweb. 2019年11月8日閲覧。 2017年9月17日時点のよりアーカイブ。 2019年11月8日閲覧。 2020年1月4日閲覧。 『』第21巻、、1999年3月29日、 85頁。 榎本温子 2013年8月4日. 2013年12月28日閲覧。 『ユメノユクエ』「アイム祭り」の章(59-60ページ)より• 2013年6月17日. 2013年12月28日閲覧。 メディア芸術データベース. 文化庁. 2017年3月16日閲覧。 メディア芸術データベース. 2016年11月29日閲覧。 2020年4月1日閲覧。 古林美明, 編纂. 「ピンナップ(ミニヴァン)」『』2013年5月号、、2013年3月26日、 6-8頁。 2015年10月31日閲覧。 メディア芸術データベース. 2016年8月5日閲覧。 「サイボーグ009VSデビルマン」公式サイト. 2015年8月21日閲覧。 マイナビニュース 2018年6月17日. 2018年6月18日閲覧。 アニメ!アニメ!. 2013年10月12日閲覧。 2014年9月10日閲覧。 Master of Torque(マスター・オブ・トルク)-バイク ヤマハ発動機株式会社. 2016年10月24日閲覧。 『2013年6月号』、、2013年5月。 DMMオンラインゲーム. 2014年9月4日閲覧。 2014年9月3日閲覧。 QuinRose. 2013年12月2日閲覧。 不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ 公式サイト. 2015年7月7日閲覧。 2019年7月14日閲覧。 前週の2016年7月27日にプロトタイプ版として、を放送。 外部リンク• (2016年9月14日 - ).
次の人のために造られながら、やがて使われなくなり放棄された道ー廃道 はいどう を 探索する世界初のドキュメンタリー映画 「 The Obroaders~オブローダー廃道 冒険家~」 の初日舞台挨拶が行われました。 登壇者は本編の主人公であり、出演者の廃道探索家の2名 平沼義之さん、石井あつこさん、そして本編を完成させた大西 悟監督によるトークショーの模様をお届けです。 『The Obroaders』舞台挨拶詳細 日 時:11月22日(土) 21:00~21:15 場 所:テアトル新宿 登壇ゲスト: 平沼義之さん(出演者/オブローダー/WEBサイト「山さ行がねが」主宰) 石井あつこさん(出演者/オブローダー) 大西悟監督(「THE OBROADERS 監督) MC:それではご挨拶お願いします。 平沼さん:このような場所に立てる日が来るとは廃道を歩いていて全く思ってもいませんでした。 まさか新宿につながっているとは。 実は昨日9年間連れ添った相棒と別れました。 これがそのシフトノブですね。 廃道に行くとお気にいつも一緒だったシフトのちゃんです。 そんな悲しみも乗り越え、みなさんに盛り上げていただく機会をいただいて、感謝しております。 石井さん:ほんとうに廃道を歩いて早9年。 好きで好きで歩いてきて、藪を抜けた先が舞台の上だなんて!本当に思いもしませんでした。 こんな女優ライトみたいなのに照らされ、写真を撮られる日がまさか来るなんて。 一生にこれ以上日の目が当たるのはないのではないかと。 今日は皆さんと一緒に廃道映画を観たいと思っています。 大西監督:廃道を始めて2年。 あちこち連れてかれ苛められ。 そして気が付けば舞台に立っている。 本当に縁て面白いなと思います。 今日は3連休の初日にもかかわらず、映画館までお越しいただきましてありがとうございます。 MC:ついに映画になりました。 平沼さん:凄いことですよ。 それ以外ないですよ。 だって、最後に観た映画がタイタニックですから。 (爆笑)私たちも観るの楽しみにしています。 こんな大きなスクリーンで廃道見られませんよ。 石井さん:廃道が映画化されたっていうのが。。。 下世話な話ですけど。 日活さんさまさまだなと。 そして日活の担当の方が営業がうまいので、ここ新宿テアトルをGETしてきてくれました。 大西監督:ええ凄いことです。 僕映像の仕事してるんで。 ここ邦画の聖地と言われてますからね。 本当に凄いことですよ。 石井さん:動画になることもそうですけど。 映画になると思ってないで歩いてますから。。 いろいろ見苦しい点もあるかと思います。 MC:そもそも廃道のDVDはなぜ作ることに? 大西監督:数年前に僕らは軍艦島のDVD撮っていたんですが、大西さんから廃道のDVDどうすかって言われて。 始めたんですが。 今回の映画に関しては日活さんに沢山企画持って行ったんですが、全部だめで。。 廃道はって言ったらOKで。 そして、ここまで来ました。 MC:平沼さん、石井さんは今回スクリーンデビューですが。 平沼さん:どれくらい私の顔がおっきく映るのか。 怖いです。 トリさんの女の子座りの詳細が見えます。 石井さん:あーこんな日が来るなんて。 平沼さん:トリさんは晴れ舞台のときはいつもお着物ですが。 今日はいつになく極彩色で。 気合入ってますね。 大西監督:美しいです。 石井さん:ありがとうございます。 極彩色よりは美しいと言ってほしいです。 もう一生来ないのではないかと思えるほどの晴れ舞台なので。 気合を入れなければと。 大好きな大正12年に竣工した下山水道と同じ大正末期に作られたお着物です。 何を言っているかわからない方は、『廃道クエスト』AMAZONで注文してください! 平沼さん:因みにジュンク堂池袋本店にも置いています。 MC:監督は映画にすることに関して何かお考えはあったのでしょうか? 大西監督:映画として考えてなくて、廃道好きの為のコンテンツとして、興味ある方がより楽しくなる作りになればいいなと思って作りました。 少人数で撮ってますのでスケール感はないですが。 思いだけはこめています。 MC:次のステップは。 平沼さん:次はアニメ・CGですかね。 石井さん:リアクション難しいですね。 大西監督:映像作家が何でもできるわけではないです。 予算も。 評判が評判を呼んで。 夢だけならパート2とか、海外とか。 考えてもいいかもしれませんね。 石井さん:夢の話ですけど。 こんどあるならば、映画だと意識して撮られたいです。 大西監督:そうですね。 スタッフ増やしたり。 機材を上げたり。 できる限りやってみたいですね。 MC:それでは最後に。 平沼さん:ありがとうございます。 私、3分の1くらいしか見てません。 皆さんと一緒に大きなスクリーンで感動をあじわおうと思っています。 すすり泣きが聞こえてくるかもしれません。 みなさん一緒に楽しんでください。 石井さん:来ていただいているだけで感無量です。 それからアイドルではないですし、ジャンヌダルクも最後火あぶりだし。。。 うまいあだ名を募集中です。 大西監督:この作品90分の大部分手持ちカメラです。 前の方の方、多分酔うと思います。 その時は瞼を閉じるか我慢してください。 それでは楽しい時間を始めましょう。 その足跡を「廃道本」(実業之日本社 )や「廃道をゆく」シリーズ(イカロス出版)といった本の執筆により、廃道カルチャーのカリスマとして、たびたびメディアにも登場するオブローディング(廃道探検)の第一任者。 石井あつこ(トリ) 普段は和裁や着付けを特技とする会社員だが、休日となると愛する廃道を求めて、アクロバティックに野山に突撃する女性オブローダー。 NHK(BS)の「熱中 スタジアム」など、メディアにとりあげられるだけでなく、旅行会社の企画した 廃道のツアーのガイドや、お台場のイベントスペースTOKYO CULTURE CULTUREで大好評の「廃道ナイト」などでオブローディングの魅力を語る廃道界のアイドル。 大西悟監督(オープロジェクト) 制作クリエイティブ集団オープロジェクトの映像部門担当。 クリエイティブデザインや音楽制作そしてナビゲーターとして活躍するオープロジェクトの黒沢永紀、フィールドレコーダーとしてサウンドデザインを手掛ける同じくオープロジェクトの山内悟と共に、これまで軍艦島や産業廃墟DVDを作り 出してきた。 本作は彼の劇場初監督作品。 代表作廃墟賛歌 DVDシリーズ「軍艦島FOREST OF RUINS」 「軍艦島オデッセイ」、「鉄道廃道浪漫 風の声、時の声」「廃道クエスト」、「廃道ビヨンド 」、「廃道レガシイ」他 作品情報 かつてそこに、道があった。 そして建物が建ち、人が住み、集落が生まれ、人の息吹があった。 時に命がけで道を造ることで、家族や愛する人を支えた。 男たち そして女たちは、その道を行きかい一生を生きた。 時が経ち、その道から人の 足音は消えていった。 人々は次なる道へ歩みはじめ、かつての道は自然へと帰って いった。 そして、現在、この道に立つ二人の人物がいる。 彼らは、そこに確かに あった何かを求めて、今日もまた失われた道を突き進む。 オブローダー(OBROA DER)とは、そうしたかつて存在した道を探し求めて歩き、記録にとどめていく人々のことを言う。 関連記事:.
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