ウインドサーフィンは初心者 Q:飯島さんは実在した人物ですが演じる上でいかがでしたか? 大沢:普通の芝居とは違う恐怖感がありましたね。 病気と戦ってきた彼の精神力を本当に理解できるのだろうかとか……特にテレビ局が製作した、飯島さんのドキュメンタリーがあるのですが、それを観てからさらに考えましたね。 物語も悲しい話というだけではなく、楽しく明るい側面もあります。 何より……実際にあった話ですしね。 伊東:わたしは、早く寛子(飯島さんの妻)さんになりたいと思いました。 わたしは、結婚もしていないし、子どももいないので、そういったものを背負いながら、夫を失う気持ちというのが理解できるかどうかが不安でした。 寛子さんとは、お会いしてお話ししたこともありますが、うれしかったのは、お手紙をいただいたことです。 そのおかげでわたしは、少しだけ寛子さんに近付くことができたと思います。 Q:大沢さん、ウインドサーフィンは初心者だったとか……とてもそうは見えませんでしたが特訓をしたのですか? 大沢:そうですね。 まったくの初心者でした。 特訓ではないですが国内とサイパンでコーチを受けました。 実際に撮影に入るとウインドサーフィンの操作をするだけでなく、カメラの位置なども意識しないといけないので、そこに気を遣いました。 ハワイ流ウエディングドレス Q:伊東さんは、ウインドサーフィンの経験がありますか? 伊東:あります。 学生のころにもしました。 ウインドサーフィンは風を体で感じると気持ちよくて、楽しい気持ちになりますよね。 Q:伊東さんが今日、着ていらっしゃるドレスは、シンプルでとてもかわいらしいですね。 伊東:このウエディングドレスは、ハワイアン・テイストなんです。 アロハシャツの布地と一緒の素材でできているらしく、風通しがよくて、軽いし、とても気に入っています。 ミラクルな毎日が続く Q:ハワイでの撮影はいかがでしょうか。 大沢:撮影では、毎回ミラクルが起きています。 毎日それを肌で感じています。 普通、演技をするときは、だいたい作品のイメージがあって、そこに持っていこうとするのですが、今回は何が起こるか分かりませんね。 僕らも何かに試されているような気がするんですよ。 飯島さんが、そばで見ていてくれているような気もします。 Q:ミラクルが起きているんですか? 大沢:東京での撮影でもそうだったんですが、無風のときに、風が吹けばいいのに……と思うとすっと風が吹いたり、虹が出たり……、ハワイでは、もともと虹はよく出るんですが。 海、空……自然のすべてが撮影と一体化しているような感じです。 なので、スタッフも皆とてもいい状態です。 それがまた、ミラクルなことを生んだりしているのだと思います。 過去にあまりない現場ですね。 すごく楽しいです。 Q:伊東さん、「人を看取る(みとる)」ということは、とても悲しいことですよね。 伊東:看取る(みとる)というところだけを抜き出すと、とても悲しいですね。 でも、今回の役もそうですが、悲しいだけではなく、その人と過ごす時間の中には、すごくうれしいことがあったり、温かい気持ちになれたり、充実した気持ちにさせてもらったりと、悲しいという1点に集中するのではなく、いろいろな面があると思うんです。 『Life 天国で君に逢えたら』にかかわった人々 飯島の妻、飯島寛子のコメント 大沢さんは、わたしがドキドキするくらいすごく飯島に似ているんです。 まゆげ、鼻、声の調子まで似ています……というかどんどん似てきています。 特に声は、うちの子どもたちに「おみやげがあるんだ」と言ったときに、本人かと思うほど似ていて、ドキッとしました。 伊東さんに関しては、本当に申し訳ないと……あんなにきれいな方が、わたしを演じてくださるなんて、本当にごめんなさいと思いました。 主人が亡くなって、子どもたちを抱えて、これからも生きていかねばなりませんが、大変だと考えているヒマはありませんでした。 こんなわたしですから、わたしの回りの方は大変だったんでしょうね。 ウインドサーフィン指導担当の岩崎真さんのコメント この映画を撮り始めてから、常にミラクルなことばかりが起きます。 ウインドサーフィンの大会などが開催されても、日時、場所、天候、風などすべてのコンディションがその日に合わせて完ぺきにそろうわけではありません。 しかし、今回の撮影では、それが毎回不思議なくらい見事にそろいます。 大沢さんは、ウインドサーフィンに関しては初心者でしたが、飲み込みがよく、すばらしく上達が早いんです。 こちらが教えたことに対して、自分で考えながらプラスアルファを加えてくる……なかなかできることではありません。 それにとても頭がいい方だと思いました。 それから僕は、飯島さんもよく知っているんですが、特に最近、大沢さんは飯島さんに似てきました。 横顔とかびっくりするほど似ているんです。 新城毅彦監督のコメント 実際にあった話ですが、物語のドラマチックさは作り込まなければいけない。 でも、うそは描けないというのは難しい点でもありました。 当事者……つまり、ご家族は確実にこの映画を観るわけですから、ご家族の納得がいかない映画を作るわけにはいかないと思いました。 この映画では、一人の人間の命が失われます。 でも観ていて出てくる涙は、悲しくて落ちる涙には、したくないです。 気持ちがいい、後味のいい涙になることを願っています。 取材の当日に撮ったシーンは、飯島夏樹さんの実際の結婚式でも行われたというウインドサーフィンに夏樹と寛子が2人で乗って、海の上を走るという難しいシーン。 大沢たかおと伊東美咲は、補助があるでもなく、ボードにそのまま乗り込み、沖へ繰り出す。 初心者だったとは思えない大沢の見事なライディングだったが、カメラは沖からしかとらえられないため、テストも含め、何テイクやり直したか数えきれないほどだ。 伊東美咲のウエディングドレスは水を吸って重くなり、大沢は風とカメラの位置を計算しながら、2人乗りのウインドサーフィンを何度も沖へ出さなければならない。 炎天下の中、数時間も続く撮影に、笑顔で演技をし続ける2人に、第一線で活躍し続けている役者魂の神髄を見た気がした。 『Life 天国で君に逢えたら』は8月25日より全国東宝系にて公開。 最新インタビュー.
次のLife 天国で君に逢えたら 恋するドラマ Life 天国で君に逢えたら 2007年8月25日公開 最期の瞬間(とき)まで、 パパはいつも微笑んでいた。 原作:飯島夏樹「天国で君に逢えたら」「ガンに生かされて」 脚本:斉藤ひろし、吉田智子 監督:新城毅彦 音楽:吉俣良 主題歌:桑田佳祐「風の詩を聞かせて」 出演:大沢たかお 伊東美咲 真矢みき 袴田吉彦 川島海荷 石丸謙二郎 哀川翔 ほか 2005年に亡くなった日本人で唯一、8年間ワールドカップに出場し続けた世界的プロウインドサーファーの飯島夏樹。 数々の世界大会で活躍し、多くの入賞経験を持っていた彼が、肝細胞ガンと診断されたのは、プロとして活躍している真っ只中だった2002年5月のこと。 飯島夏樹が生前大好きで、作品から勇気と感動を得たという桑田佳祐が、主題歌「風の詩を聴かせて」を手がけている。 1991年、プロウィンドサーファーの飯島夏樹は、ワールドカップに出るため、妻の寛子と世界各国を転戦していた。 家賃も払えず、公園に寝泊りするような、ドサ周りの日々だったが、献身的な妻寛子の支えで、オーストラリア大会で夏樹は見事優勝。 晴れて結婚式を挙げ、4人の子宝にも恵まれた。 それからも夏樹は世界中のレースに出場し、連勝を続けた。 ある時、体の異変を感じた夏樹は、精密検査を受けた。 検査の結果、肝細胞ガンであることがわかった…。 またな」と言っているような亡くなり方なので、先に行く方も残された方もちゃんと気持ちを残して、悲しいけど希望が見える映画でしたね。 機会があれば見ようかと思っていたけど、結構早くに機会到来でしたね。 地上波テレビ放送なので ネタバレで書きます。 ドキュメンタリーをたまたま何度か見たことがありました。 飯島夏樹さん…なんだか印象的な名前でした。 原作は闘病記ではなく、小説ってことになるようですが…映画を見ての感想はきっとフィクションではなく、事実を映画化しているんだなってすごく感じますね。 大沢さんは素晴らしいんです。 ただ問題だと思っていた伊東美咲はやっぱり伊東美咲だね〜!ビジュアル的にはバッチリなんだろうけどー母親には見えないし、小麦色も違和感だし、とにかく演技が…。 感情を込める芝居は向きませんね。 プロウインドサーファーで世界を転々としていて、相手の夢のために頑張るっていうことも人生なんですよね。 サーフィンの結婚式は素敵でしたね。 普通の人間には絶対出来ないし、思いもつかないかな。 でも夏樹が倒れ、肝細胞がんと診断。 日本で検査することになり、ハワイだと保険が効かないんだ…それはそうだよね。 二度の大手術と入退院を繰り返したが、「持ってあと3ヵ月です」はあっけなく訪れましたね…若いから進行も早いですよね。 抗がん剤がなくなる=もう打つ手がない。 家に帰った夏樹は荒れたり、閉じこもるようになり、大人だからこそ受け止めきれないんですよねーまだ若い。 藤堂が白血病で亡くなってしまうなんてね…だからお見舞いも来れなかったんだ。 皮肉にもプロウィンドサーファーの二人は病に侵されるなんて…。 小夏がサーフィンの練習をしてて、「死なないで。 パパ、死なないで」はグッときましたね…がんという現実が分かっていたから素直になれなくて、サーフィンをすることで励まそうとしたんだね。 「今度の冬は越せない」と告げると「冬のない場所へ帰ろう」と、延命治療を拒否してハワイへ。 ホームページや手紙で励まされ、勇気付け、ここから親筆を始めたんですね。 夏樹の誕生日にサーフィンを勧め、さすがでしたね!最初の試合よりもめちゃめちゃかっこ良かったですね! 子どもたちを送って行き、寛子が帰ってくると手紙を残して、亡くなっていましたね。 みんな笑顔で送り出し、病気になって一人じゃないって気づいたって、そしてまた天国でプロポーズすると…こんなにも愛して愛されて、なんだかいなくなったんじゃなくて本当にしばしの別れのようですね。 最後は二人の出会い…お互い一目惚れだなんて運命ですよね。 そして桑田さんの声が最高に盛り上げていましたね。
次の天国で君に逢えたら Tears in Heaven 著者 発行日 発行元 言語 形態 ページ数 190 公式サイト コード () [ ] 『 天国で君に逢えたら』(てんごくできみにあえたら)は、プロウィンドサーファーによる。 により刊行された。 のため38歳で死去した著者による初小説作品である。 発売後3か月で14刷22万部を記録し、2006年12月20日には文庫化され、から発売された。 2005年7月29日、本作の続編となる『 神様がくれた涙』も刊行され 、2009年4月時点で2作は単行本・文庫あわせて累計45万部を超えるヒット作となった。 2007年に映画化され、2009年にテレビドラマ化された。 この作品記事はが望まれています。 ください。 登場人物 [ ] 野々上 純一。 年齢は30歳位。 2児の父。 国立がんセンター中央病院に精神科として勤務。 病院19階にて、手紙代筆屋「heaven」を営む。 10年前位まではでとして、「ピクニックス」で勤務していた。 は「一日一生、世のため、人のため」。 21歳の時、のにて、夏子と出会う。 その後、夏子の父、大三に猛烈な反対を受け、になる決意をした後、夏子とをする。 持病にを持つ。 また、で単身赴任をしていた頃に、、を患っていた。 野々上 夏子 純一の妻。 2児の母。 東京、出身。 純一の良き相談相手。 の子供、清海、晴海の名付け親。 穏やかで親切。 杉本医師 純一の琉球大学医学部時代の先輩。 大学時代はのオリンピック強化選手。 原田医師 精神科の部長医師。 やや強引な性格。 に憧れており、日本のキューブラーを目指している。 源三 夏子の祖父。 での仲買会社を営む。 息子、大三とは違い、夏子だけでなく、純一にとても親切。 会話に少しが混じる。 映画 [ ] Life 天国で君に逢えたら 監督 脚本 出演者 音楽 主題歌 『』 撮影 斉藤幸一 編集 深沢佳文 製作会社 「Life 天国で君に逢えたら」 製作委員会 配給 公開 上映時間 118分 製作国 言語 興行収入 17億円 『 Life 天国で君に逢えたら』(ライフ てんごくできみにあえたら)のタイトルで『天国で君に逢えたら』『ガンに生かされて』を原作に映画化。 配給会社は。 実話を基にしたドキュメンタリー的フィクションとして製作された。 主演の役に、その妻役でが初共演。 は同年5年ぶりのソロ活動を再開した、のが務めた。 ハワイでも現地時間のに、のサンセット・オン・ザビーチでプレミア試写会が行われ、約6500人が集まり、主演の大沢たかおも顔を見せた。 あらすじ(映画) [ ] 共通の趣味であるをきっかけに知り合った夏樹と寛子。 互いに一目惚れで恋におちた2人は、交際を発展させ、やがて結婚する。 プロのウィンドサーファーとして活躍する夏樹は、4人の子供に恵まれながら、ウインドサーフィンのため世界中を回る生活を送っていた。 しかしそんな夏樹は或る日、肝臓の類上皮種(血管の一型)と診断され、幸せな生活に大きな転機が訪れる。 30代という若さでガンと向き合うことになり、好きなウインドサーフィンが出来なくなるかもしれないと絶望する夏樹を中心として、後に芽生える家族の強い絆や夏樹のガンとの戦いを描く。 キャスト(映画) [ ]• 飯島夏樹 - :プロウインドサーファー• 飯島寛子 - :夏樹の妻• 飯島小夏 - :夏樹の長女• 藤堂完 - :夏樹の師匠。 元プロウインドサーファー• 藤堂玲子 - :完の妻• 篠田 - :夏樹の友人のプロウインドサーファー。 かつて夏樹と共に転戦していた。 武藤医師 - :東海医科大学の。 夏樹の癌手術の執刀医。 スタッフ(映画) [ ]• 監督 -• 原作 - 『天国で君に逢えたら』『ガンに生かされて』(刊)• 脚本 - 、• 音楽 -• 撮影-• 美術 - 金勝浩一• 編集 - 深沢佳文• 音楽プロデューサー - 、• 録音 - 井家眞紀夫• 照明 - 関輝久• VE - 平金聡一郎• VFXスーパーバイザー -• 助監督 - 、• ウインドサーフィン監修・指導 -• ハワイロケコーディネイト - U International Corporation• プロデューサー - 、下田淳行• 企画・プロデュース -• エグゼクティブプロデューサー -• アソシエイトプロデューサー - 、• 製作者 - 島谷能成、、、久安学、原裕二郎、井上良次、沢井和則、、後藤尚雄、喜多埜裕明• 製作委員会メンバー - 、、、、、、、、、• 製作プロダクション - 東宝 映像制作部、 テレビドラマ [ ] 21:00 - 23:04に系列にて「50周年記念スペシャルドラマ」と銘打って放映された。 『天国で君に逢えたら』とその続編である『神様がくれた涙』の2作を原作とする。 主演はで、彼が主人公と同年代になるまで待たれての制作となった。 二宮は劇中で双子の父親である精神科医を演じているが、医師役も父親役も本作が初めてである。 視聴率9. あらすじ(テレビドラマ) [ ] この作品記事はが望まれています。 ください。 キャスト(テレビドラマ) [ ]• 野々上純一(精神科医):()• 野々上夏子(純一の妻):• 野々上清海(純一の娘):• 野々上晴海(純一の娘):• 清水春夫(患者・板前):()• 清水仁美(春夫の妻):• 小林恭子(患者・主婦):• 小林英樹(恭子の夫・エリートサラリーマン):• 飯塚シュージ(膵臓がん患者・サーフショップ経営) :• 飯塚リサ(シュージの妻):• 高梨愛(カウンセリングルームのアルバイト・患者):• 原田幸彦(南房総ガン治療センター事務長):• 四宮達也(南房総ガン治療センター外科医):• 和田みずほ(カウンセリングルームの看護師・純一のアシスタント):• 愛に励まされる子どもの患者:• 、、、、、 スタッフ(テレビドラマ) [ ]• 原作:飯島夏樹『天国で君に逢えたら』『神様がくれた涙』• 脚本:• 演出:• 音楽:• オープニング:「最後のラブレター」• エンディング:「」• 美術協力:• 編集・MA:、• カースタント:スーパードライバーズ• スタジオ:• 制作協力:• ロケ協力:、マリアナ政府観光局(ロケ)ほか• プロデュース:、渡辺良介 ラフ・アット• 企画協力:、新潮社• 制作著作:TBS 脚注 [ ] 注釈 [ ]• 『天国で君に遭えたら』特設サイト. 2008年9月20日時点のよりアーカイブ。 2015年8月29日閲覧。 湘南経済新聞. 2006年12月15日. 2015年8月29日閲覧。 2015年8月29日閲覧。 2009年4月11日. の2009年4月12日時点におけるアーカイブ。 2015年8月29日閲覧。 2008年1月. 2015年8月29日閲覧。 湘南経済新聞. 2007年8月8日. 2015年8月29日閲覧。 2007年8月18日時点のよりアーカイブ。 2015年8月29日閲覧。 2009年7月27日. 2015年8月29日閲覧。 2009年4月11日. の2009年4月12日時点におけるアーカイブ。 2015年8月29日閲覧。 外部リンク [ ]• - 2008年9月20日時点の• - 2008年8月26日時点のアーカイブ• - (2019年11月1日アーカイブ分)• テレビドラマ• この項目は、 に関連した です。 などしてくださる(/)。 この項目は、に関連した です。 この項目は、に関連した です。
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