便秘の主な原因は以下の3点です。 ・食物繊維が不足していて便のかさが少ない• ・水分が不足していてカチコチになっている• ・腸内環境が悪化していて蠕動運動が鈍い 便秘の原因は人によって異なり、多くの場合複数の原因が重なって起きています。 そのため、運動やストレス解消など有効な改善方法も人それぞれ。 食べ物も便秘の症状によって選ぶことで、効果的に便秘対策をすることができるのです。 では、どのような症状がある方にどのような食べ物が合っているのでしょうか? 便を柔らかくする 「水分」 便を柔らかくし、排便を促す 「良質の油分」 ・便がカチコチ ・便が固くて出しづらい ・寒いと水を控えてしまう ・便がカチコチ ・便が固くて出しづらい 便をするりと出し、腸内環境を整える 「水溶性食物繊維」 便のカサを増し、腸を刺激する 「不溶性食物繊維」 ・便がカチコチ ・便が固くて出しづらい ・肉類中心の食事 ・便意を感じづらい ・肉類中心の食事 ・出してもスッキリしない 腸の働きをよくする 「善玉菌」「オリゴ糖」 腸の働きをよくする 「温め食材」 心と身体をゆるめる 「リラックス食材」 ・おならが臭い ・ウンチの色が濃い ・お肉や脂肪が好き ・下痢と便秘を繰り返す ・ウサギのフンのようなコロコロ便 ・食後、お腹が痛む 例えば、便がカチカチで動かないような場合に不溶性食物繊維を摂ると、逆に便が大きく固くなって出づらくなってしまうというようなことも。 症状をみきわめ、適切な食べ物タイプを選ぶようにしましょう。 便秘を解消する食べ物&摂り方アドバイス 自分の便秘タイプに必要なものは分かりましたか? 便秘解消のためにお伝えしたい食事のポイントは、大きく分けて3つ。 間食せずに3食しっかり食べること• 野菜を肉の3倍食べること• 腸内の善玉菌を増やすものを食べること 意外とシンプルだと思いませんか? この章では具体的な便秘解消にぴったりな食べ物と摂り方についてご紹介していきます。 頑固な便秘には、「これさえ食べたらすぐ治る」というような誰にでも即効性のある食べ物はありません。 基本は地道に食生活を改善してゆくのが便秘改善への近道です。 そうはいっても即効性のある食べ物が知りたい!という方にご紹介したいのが、比較的「効く」という声の多い 「梅流し」。 大根と梅干を煮た汁を作り、胃が空っぽになった状態で汁と具とを大量に食べるという食養生の方法です。 梅干しには腸の働きを活発にする働きがあり、また悪玉菌を抑える作用ももっています。 大根に含まれる食物繊維と一緒に摂ることで、腸内を掃除する効果があるそうです。 頻繁に行うと腸壁を荒らしてしまうというほど効果の大きな「梅流し」、しつこい便秘にお悩みの方は一度試してみてもいいかもしれません。 コンビニで買える便秘対策メニュー 忙しくて食事に気を遣えない!という方は、コンビニで手軽に手に入る便秘対策メニューを。 「時間がなくて食べられなかった」というのが最も便秘によくありません。 忙しくてもしっかり時間を決めて食事をとれるよう意識しましょう!• ・おにぎり(レジスタントスターチを含む)• ・納豆巻き(レジスタントスターチ、食物繊維、納豆菌を含む)• ・全粒シリアルバー(水溶性・不溶性食物繊維が豊富)• ・ドライプルーン(水溶性食物繊維が豊富)• ・焼き芋(水溶性・不溶性食物繊維が豊富)• ・寒天ゼリー(水溶性食物繊維が豊富)• ・ヨーグルト(乳酸菌が豊富) 便秘解消におすすめ! 食べ物レシピ 便秘解消に効果の高い食材で、手軽に作れるメニューを集めました。 ここまで便秘解消に効く食材などをご紹介してきましたが、ドラッグストアなどでは市販の便秘薬もたくさん販売されています。 その中で注意したいのが、いわゆる「下剤」にあたる薬です。 腸に強い刺激を与えて排泄させるタイプの薬は、使い続けることで下剤に頼らないと排泄できない下剤依存症になりやすいといわれています。 効果は大きいため、医師の指導の下で期間を決めて使用するのであれば問題ありませんが、個人での乱用はおすすめできません。 もしも、食事の改善にプラスしてサプリメントなどで補いたいということであれば、安心して摂ることができる、乳酸菌とビタミンCをおすすめします。 乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、ビタミンCは腸のぜん動運動を活性化させます。 どちらも、子どもや妊娠中の方でも摂ることができ、副作用などもありません。 乳酸菌は「生きて腸まで届く」というものと「死菌」タイプとがありますが、どちらも効果はあまり変わらないといわれていますので、飲みやすいものを選びましょう。 食物繊維の摂りすぎは便秘によくないって本当? 食物繊維の中でも、不溶性食物繊維の摂りすぎは便を出にくくすることがあるといわれています。 特に固い便に困っている方は摂りすぎないよう注意してください。 便秘のときに食べ物をとるタイミングについて教えてください。 3食決まった時間に規則正しく食べることが大切です。 間食はしないようにしましょう。 乳酸菌サプリメントが効かなかったことがあるのですが。 腸内に住んでいる腸内細菌やその構成はひとりひとり異なり、お腹にマッチする乳酸菌の種類も異なります。 過去に乳酸菌サプリメントが効かなかった場合でも、別の乳酸菌に変えたら効いたということもよくありますので、色々と試してみましょう。 外食するときに注意することは? 野菜が不足しないように副菜や納豆、漬物などがついた定食を選ぶのが理想的です。 また、飲酒については飲みすぎると自律神経のバランスを崩すことにつながるため、ほどほどにしましょう。 便秘対策として下剤を使うのはどうしていけないのですか? 大腸を刺激するタイプの下剤には依存性があり、徐々に量を増やさないと効かなくなります。 そのため、下剤に頼らずに腸の力をアップさせることが大切です。 便秘改善のためにしてはいけないことはありますか。 腸の活動が最も活発になるのは、午前0時過ぎだそうです。 仕事などで夜遅くなってしまう方でも、午前0時までには眠るようにするのが理想的。 就寝前には夜食を食べたり、スマホを眺めたりせずにゆったりと過ごしてください。 2016年フリーランスとして活動を開始。 レシピ開発や栄養指導、料理教室、食に関するコラムの執筆などを行っている。 また「食を見直すならまずは毎日使う調味料から」をコンセプトに地元愛知県三河のみりんや味噌などの伝統的な調味料の素晴らしさを伝えるセミナーなども開催。 食や栄養に関すること全般ですが特に ・調味料について(みりん、味噌や醤油などの製法やどんなものを選ぶと良いかなど) ・体に優しいスイーツの選び方、作り方 ・ダイエットレシピの考案 ・時短レシピの考案を得意としています。
次の子供の便秘はなかなか大変です。 便秘になると元気がなくなるし、食欲も落ちたりします。 悪化すると便洩れをすることもあります。 「便秘の解消にはきちんとした食生活と生活リズムが大切」だと言われますが、子供相手にそれができれば苦労はしません。 子供に便秘になってもらいたい親なんていません、だから大変なのです。 私の子供も日常の食生活が崩れると「うんちがでな~い!」とトイレで苦戦する羽目になります。 ただ、当然個人差はあります。 ヒトの体は複雑なもので、やはり便秘体質というものはあるようです。 私の上の子は食生活にウンチの量や質が左右されやすいですが、下の子は何を食べようが食べまいが安定したウンチを作り出します・・・。 便秘知らずで元気! 今回は子供の便秘を治すための10のポイント・食べ物を紹介します。 親が簡単に準備できて、子供からの反応もいいものを集めました。 まずはウンチのうんちくから見てみましょう。 割と早く大腸に入っていきますが、大腸に入ったあとは速度がグンと落ちます。 文献によっては1時間あたり5センチ移動するというものもあります。 バクテリアの活動は主に炭水化物・食物繊維の種類や量に影響されます。 多くの人が経験から認識しているかと思いますが、果物・野菜・雑穀類を豊富に含んだ食事をし、よく体を動かし、水分をしっかり摂取すると、腸内移動時間が早くなり、カサも増えて大きくて軟らかいウンチができます。 もし、ウンチがコロコロしていたり、表面がボコボコしていたり、量が少ないものは便秘・便秘気味のウンチです。 ウンチの表面はなめらかスムーズで、大きさは皮をむいた小さなバナナくらいが目安・目標です(年齢と食べる量によっては皮をむいて、少しだけ細い大きいバナナくらい)。 もしウンチがコロコロ、表面がボコボコ、量が少なければ、水分・食物繊維不足の可能性があります。 色は黄土色~茶褐色くらいが健康的だと考えられています。 便秘の後のウンチは濃い茶色になったりします。 子供のウンチを見ていると、食べ物とウンチの興味深い関係が見えてくるはずです。 よいウンチを作るポイントの復習!• 果物・野菜・雑穀類など食物繊維が多いものを食べて、ウンチのカサを増やす• 十分な水分。 ウンチのメイン材料です• 元気に遊んで走って腸を刺激することも大切 子供のウンチの質を改善する10の食べ物 手作り納豆。 納豆はアメリカでは高い・・・。 朝は納豆ご飯にしてみる 小さい頃から納豆を与えれば、納豆好きになる子はとても多いようです。 納豆1パック(50g)には約3g程度の食物繊維が含まれます。 また納豆菌は腸内の健康にもつながります。 (1)の押麦入りご飯に混ぜれば、かなりの食物繊維アップが望めます。 混ぜるだけなので、簡単らくちん。 枝豆を常備する 枝豆というと、ビールのおつまみというイメージがありますが、食物繊維をはじめ、多くの優れた栄養素を含む食べ物です。 手のひら一杯分ほど(重さ約50g、可食部約25g)の枝豆には1. 2g程度の食物繊維が含まれます。 子供にも大人にも人気がある枝豆を活用しましょう。 冷凍製品も大変便利です。 食事の一品としてもおすすめですが、午前や午後の子供の間食にもどうぞ。 バナナとヨーグルト 4. ヨーグルトと果物を試す 子供が大好きな組み合わせ。 バナナ1本には約1gの食物繊維が含まれます。 ヨーグルトの整腸効果と一緒に。 甘さが足りなければ1歳以上の子供であれば蜂蜜を。 もちろんバナナの代わりに、なし、りんご、マンゴーなどもオーケーです。 乳児ボツリヌス症の危険があります。 プルーンを食べさせる プルーンには食物繊維も含まれていますが、食物繊維以外の物質が便秘改善に役立つといわれています。 日常的に使うのは子供には強いかもしれません。 何でも毎日同じ物は食べるのはベストではない・・・という観点からも、必要に応じて試してみましょう。 人参と大根のピクルス 6. 人参は生を試してみる 人参もまた食物繊維が多い食べ物です。 人参が苦手な子供が多いようですが最近気付いた事があります。 火が通った軟らかい人参は苦手でも、シャキシャキしている人参は好きな子が多いのでないかということです。 例えば、生の人参を細く棒状に切ってマヨネーズやクリーミーなドレッシングで食べたり、ピクルスや酢物にしたり、細く切って大根サラダにして胡麻ドレッシングなどを掛けると、よく食べてくれる子供も多いようです。 もちろん、人参が好きな子は生でも調理済みでもオーケーです!人参スティック4本で食物繊維は1g程度です。 きなこ大さじ1で食物繊維は1. 1g 雑穀パンに塗るとさらに食物繊維アップ。 十分な水分を取らせる 水や麦茶など、砂糖やカロリーのない水分を摂取して満足できる習慣はとても大切です。 もしジュースやソーダなどの甘いものを飲む癖がついている子供の場合は薄めるなど工夫しましょう。 水や麦茶をどうしても飲みたがらない子の場合、水分・便秘対策にはジュースの代わりに果物を試してみて下さい。 さつまいもご飯・さつまいも団子を試す.
次の便秘になりやすい食べ物とは? 便秘に 悪いような 食べ物を食べないように注意しておかないと ダメですよ! 後で大変な目に合う場合があります。 便秘になりやすいという方は、普段から食べ過ぎないように注意しておくといいかもしれません。 また、便秘に良いと言われる野菜も注意するポイントを知っておいてください。 食べて便秘に苦しむか、食べずに便秘にならないか? あなたは、どちらを選びますか。 腸に負担をかける食べ物 果物で消化が早いものであれば、20分~30分程度、野菜類では30分~1時間程度、ご飯やパン、うどんなどの炭水化物は2~3時間で消化されます。 これに対して、肉は消化に時間がかかり、肉の タンパク質の部分で3~4時間を必要とします。 しかも肉に脂肪分が多い場合は、脂肪が消化されるのに 12時間もかかります。 消化する間、胃腸はずっと消化液を出しっぱなしになります。 そうなると、胃腸が荒れたり、胃もたれの原因になります。 このように、肉類は野菜類に比べて消化時間が長いので、その分、 腸に負担をかけるので腸の働きを低下させ便秘になりやすくしてしまいます。 食事が肉類に偏っていると、いつも腸に大きな負担をかけてしまい便秘になるのです。 肉類を食べる場合は野菜もしっかり摂って腸の負担を和らげるようにすることです。 特に脂肪分が多い肉類は避けましょう。 ちなみに食べ物消化時間は、こちら ・果物 20分~30分 ・野菜 30分~1時間 ・炭水化物 2~3時間 ・肉類(タンパク質) 2~3時間 ・肉類(脂肪分) 12時間 特に 脂肪分が12時間とずば抜けて、長くかかります。 便秘をひどくする食べ物 食べ過ぎると便秘になると言われている食材は意外と多くあります。 普段から食べ過ぎないようにすることはもちろんですが、便秘になったら特に気を付けると良いです。 【 タンニンを含むもの】 タンニンを多く含む物には ・渋柿 ・お茶 ・コーヒー ・ワイン など があります。 渋柿には『 タンニン』という成分が含まれており、 便を固くする効果があるため、下痢止めに使われています。 これは、下痢や軟便にお困りの方にとっては有効ですが、便秘の人にとっては、反対に便秘をひどくするため、注意が必要です。 また、タンニンは、腸粘膜に特殊な膜を作るという作用があり、 腸のぜん動運動(うんちを腸から肛門まで運ぶ動き)を低下させるので、スムーズにウンチが肛門へと運ばれて行かないので便秘にさせてしまいます。 渋柿と同様にお茶、コーヒー、ワインなどに含まれていますので、飲み過ぎてタンニンを摂り過ぎることのないようにしましょう。 何事も、ほどほどにすることです。 【 冷たいもの】 冷たい食べ物・飲み物というとアイスや冷えたジュース、ビールなどがありますが、その他にも 食べることでカラダを冷やす食べ物(食材)があります。 食べることで身体を冷やすものには、野菜類(トマト、レタス、キャベツ、きゅうり、ナスなど)、果物(梨、スイカ、柿、バナナ、オレンジ、りんごなど)、その他では、こんにゃく、昆布、豆腐、そば などがあります。 冷たい食べ物も、食べることでカラダを冷やすものも両方とも体温をさげることになり、その結果、内臓が冷えると、血液が十分に胃や腸に行き届かなくなり、腸の働きが低下します。 そうなると、腸のぜん動運動も低下することから、うんちをスムーズに肛門まで運ぶ動きが鈍って、便秘になったり、免疫力が低下(風邪をひきやすい)したりします。 【 刺激物】 便秘の原因にも色々ありますが、痙攣(けいれん)性便秘と言って心理的・精神的ストレスにより、副交感神経が過度に興奮するため大腸が緊張しすぎて、うんちが腸の中を行ったり戻ったりすることで、 ウンチがうまく運ばれずに便秘になる場合があります。 この けいれん性便秘の場合には、腸のぜん動運動が活発に動きすぎるために起こっているので、刺激物を食べることによって、さらに腸を刺激すると、症状を悪化させることになります。 刺激物である炭酸飲料、アルコール、香辛料や酸味の効いた食事などは、けいれん性の便秘の時は、食べるのは控える必要があります。 けいれん性便秘の特徴としては、コロコロとした球のような小粒のかたいウンチが出る場合なのですが、刺激物は絶対に避けましょう。 【 甘いもの】 ケーキや砂糖菓子、スナック菓子などの甘いものは、糖質をたくさん含んでいて、食べ過ぎることで便秘になりやすくなります。 便秘にすでになっている場合は、便秘をさらにひどくするので注意しましょう。 甘いもの(糖分)は悪玉菌の好物です。 悪玉菌は、糖分を栄養分(エサ)としてどんどん増殖していきます。 その勢いに善玉菌は追いやられて、腸内は悪玉菌でいっぱいになります。 悪玉菌は、腸内で有害物質を発生させ腸を麻痺させてしまうので、腸の働きが低下します。 腸の働きが鈍ると、うんちを腸から肛門へ運ぶ 腸のぜん動運動も弱くなり、ウンチがうまく排出できなくて便秘の症状になります。 そうなると腸内の有害物質も体外へ排出出来なくなり、腸が吸収することで、血液に混ざって全身に運ばれます。 臓器の機能が低下したり、肺を通って口から出たり、肌から出たりして口臭や体臭となったりするのです。 また、糖分を摂りすぎると『糖反射』という現象が起きて、腸の働きを低下させます。 これも、排便機能を低下させるので、便秘になりやすくしてしまうのです。 便秘の時には、甘いものを摂り過ぎないようにしましょう。 不溶性食物繊維を多く摂り過ぎると便秘に 便秘には、が効果があると言われますが、食物繊維の中でも 不溶性食物繊維をたくさん摂り過ぎることは、逆に便秘になりやすくなるので注意が必要です。 葉もの野菜や豆類は、水溶性食物繊維に比べ、不溶性食物繊維の量が多いため、便を固くしてしまうことで、便秘になりやすくしていることになるのです。 不溶性食物繊維は、水分を吸収するため、うんちに水分を与えてやわらかくするように思えますが、実際は、ウンチの中に大量に不溶性食物繊維が含まれると、ウンチ自体の水分も奪ってウンチを固くしてしまうことになるんです。 食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を1:2のバランスで摂るようにするのがベストです。 便秘になったら注意すべき食べ物をまとめてみました。 早く楽になりたいからといって、 便秘薬(下剤)にすぐに頼るのは、やめられなくなるので危険です。 ご注意を・・・。 ちなみに便秘に良い食事は、こちら.
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