2019年に人気が出るバンドランキングTop20（おすすめ邦ロック）
2018年度おすすめガールズバンド7選【決定版】 2018年夏。 毎週のように全国各地でロックフェスが開催され、ロックバンドは今も大人気だ。 そうしたなかで、女性メンバーからなるガールズバンドの存在感が増してきているように思える。 振り返れば、1980年代にが登場してガールズバンドブームを起こして以降、日本の音楽シーンには定期的に有力なガールズバンドが一気に台頭し、それらのバンドが音楽の潮流を変えていったという経緯があった。 2000年代中盤〜後半にはやが第二次ガールズバンドブームを起こし、その影響で、、、、などが次々とデビューして音楽シーンに風穴を開けた。 2018年のいま、「ブーム」と名付けるには安易すぎるかもしれないが、ポップ・ミュージックの文脈においてもキープレーヤーになりそうなガールズバンドが続々と台頭してきている。 というわけで、2018年のおすすめガールズバンドを厳選して7組、紹介します。 the peggies（ザ・ペギーズ） （Vo. ）、（Ba. ）、（Dr. ）による3ピースバンド、 the peggies（ ザ・ペギーズ）。 圧倒的なポップセンスとメロディの良さ、北澤ゆうほのチャーミングな歌声と詩的な歌詞に特徴があるが、3人が奏でる音は分厚くて力強いロックンロール。 そのキュートなビジュアルからはかなりギャップがある。 2009年に中高の同級生だった3人で結成。 2017年にシングル『』でメジャーデビュー。 近年はブリットポップをベースとした力強いロックサウンドで新たな境地を開拓中。 ガールズバンドのイメージを変えるかもしれないオルタナティブな存在。 （the peggies『サマラブ超特急』MV） the peggies yonige（ヨニゲ） ご存知、2018年ガールズバンド大本命の yonige（ヨニゲ）。 （Vo. ）、（Ba. ）の2人によるバンド。 大阪寝屋川出身。 牛丸ありさはオーストラリアと日本のハーフで、の元ベーシストであるラリー・ヴァン・クリートの姪。 （マイヘアイズバッド）などを輩出した、現在もっとも勢いのあるインディーズレーベル『』出身でもある。 シンプルでソリッドな音、ポップなメロディ、牛丸ありさの少し乾いた歌声、そして生々しく本質的な言葉で綴られた鋭い歌詞などに特徴がある。 特に歌詞には、前述したMy Hair is Badやとの近さが随所に見られる。 2018年3月に幕張メッセで開催された『』では、出演者第三者発表で yonigeが発表されてチケットの売り上げが一気に伸びたというが、SNS上では「クリープハイプが出てMy Hair is Badが出てyonigeが出るんなら行くしかない！」という意見が飛び交っていたという。 （『』） インディーズ時代の2015年に発表した『』のMVがYouTubeで話題となり、2018年8月現在で600万回以上再生されている。 2017年9月にアルバム『girls like gilrs』でメジャーデビュー。 auのCM『』シリーズの2018年新年バージョン『笑おう』を担当したことも話題になった。 （yonige『さよならプリスナー』MV） yonige Hump Back（ハンプバック） （はやし・ももこ Vo. ）、（Ba. ）、美咲（みさき Dr. ）からなる大阪出身の3ピースバンド、 Hump Back（ハンプバック）。 幾度のメンバーチェンジを繰り返し、林萌々子のソロユニット期間を経て、2016年より現在の体制になった。 yonigeを輩出した『THE NINTH APOLLO』に所属。 圧倒的なメロディの良さ、そのメロディにぴったりハマる自然な（しかし感情を揺さぶる）歌詞。 林萌々子の歌声は良い意味で変な癖がなく、あらゆる意味でちょうど良い。 幅広い層から支持されそうだ。 オーソドックスなロックサウンドに聴こえるが実は変則的な楽曲構成、力強さと切なさが同居した曲調。 大ブレイクの匂いがぷんぷんする。 2018年1月放送の『』にて「コレはバズるぞ2018」で8位にランクインし、この夏は『』にも出演。 yonigeと Hump Backは対をなして、これからのガールズバンドの潮流をつくっていくだろう。 （Hump Back『拝啓、少年よ』MV） Hump Back The Wisely Brothers（ワイズリーブラザーズ） （まだて・はるこ Vo. ）、（わたなべ・あかね Dr. ）、和久利泉（わくり・いずみ Ba. ）からなるスリーピースバンド、 The Wisely Brothers（ワイズリーブラザーズ）。 高校一年時の同じクラス・同じ班のメンバーで結成。 2014年に下北沢のライブハウスを中心に活動開始。 2018年にアルバム『YAK』でメジャーデビュー。 バンド名はがもとになっている。 ポップで耳馴染みの良いロックから、ローファイ、シューゲイザー、ポストロック、インディーポップ、オルタナティブと、実は音楽性の幅がかなり広い。 直近の作品はGREAT3の片寄明人がプロデュースしている。 真館晴子の透明感あるボーカル、次第に多彩になっていくコーラスワークにも注目。 昨今のガールズロックバンド界隈において異質な存在。 （The Wisely Brothers『メイプルカナダ』MV） The Wisely Brothers リーガルリリー （Vo. ）、（Dr. ）、（うみ Ba. ）からなる東京出身3ピースガールズバンド、 リーガルリリー。 2018年8月現在、全員20歳。 2014年に結成。 ポップなメロディとたかはしほのかの浮遊感ある歌声がドリーミーな印象を与えるが、グランジ、ポストロック、プログレ的な楽曲展開も魅力。 通常とは異なるフォーマットで楽曲が構成されているため、他に似ているバンドを探すのが難しい。 様々なジャンルが複合的に合わさったスタイルを得意とする。 かねてよりロックファンのあいだでは人気があったが、リーガルリリーの名前を一般の音楽ファンに知らしめたのは、2017年1月8日に放送されたテレビ朝日『』。 同番組の「売れっ子プロデューサーが本気で選んだ2016年ベスト10」に、がリーガルリリー『リッケンバッカー』を4位に選んだことがきっかけ。 放送後の反響は凄まじく、YouTubeでの再生回数は300万回を超える（2018年8月現在）。 たかはしほのかはコーラスとして『』にも参加しており、tetoの疾走感とざらついたサウンドに天使のような歌声を添えている。 それはまるで、とによる『』のようだ。 あの名曲の「わたしはまぼろしなの」というフレーズを思い出した人も多いのでは。 （リーガルリリー『リッケンバッカー』MV） リーガルリリー Lucie, Too（ルーシートゥー） （Vo. ）、（Ba. ）、（Dr. ）からなる宇都宮出身のスリーピースガールズバンド、 Lucie, Too（ルーシートゥー）。 本格的に活動を始めたのは2016年末ということで活動歴はまだ浅い。 しかしポップなサウンドとストレートに女心を描いた歌詞などが注目され、下北沢を中心としたバンド界隈で急速に支持を集めている。 ちなみに、ドラムのシバハラナホはの元メンバーであり、ベースのかなこはのサポートを務めたこともある。 楽興はシンプルなものが多い。 ポップだがあがりすぎない、爽やかで衒いのないまっすぐなサウンドが特徴。 ファッションもオーガニックで、気負いのようなものが一切感じられない。 代表曲『Lucky』の潔さに注目。 「今日から私あなたについて行くわ」という前時代的な歌詞なのに、嫌らしさがまったくない。 男の一歩後ろを歩く「昭和の女の子」の感覚を平成生まれの女の子が持っていることは、1周回って興味深い。 そして1分半という短さと、未練のない終わり方。 むしろ男らしい。 （Lucie, Too『Lucky』MV） Lucie, Too FINLANDS（フィンランズ） （しおいり・ふゆこ Vo. ）と（Ba. ）からなるロックバンド、 FINLANDS（フィンランズ）。 に影響を受けたとされる生々しく官能的で攻撃的な歌詞、骨太なサウンド、そして声。 塩入冬湖の掠れをふくんだ高い歌声には粘り気があり、一度聴いたら忘れることができない。 彼女は一度声を潰したことがあり、数ヶ月間の歌えない期間を経たら、この声になったのだという。 2012年に結成、2013年1stミニアルバム『悲しい食事』リリース、2016年1stフルアルバム『PAPER』リリース。 ライブでは季節にかかわらず厚着なのもポイント。 なども評価している注目バンド。 2018年8月11日のフジテレビ『』に出演しトレンド入りするなど、勢いを増している。 なお、塩入冬湖はソロでの活動も行なっており、そちらもかなりおすすめ。 たとえば『』など。 ソロは FINLANDSよりもややセンチメンタルでノスタルジックか。 （FINLANDS『ウィークエンド』MV） FINLANDS ほかにも、コーチェラに出演したや、みなさんご存知のニュー・エキサイト・オンナバンドをはじめ有力ガールズバンドは多く、男女混合も含めるとさらにその数は膨大なものに……。 バンドが非常に豊かな2018年です。
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